JP2008282337A - プラントデータ記録装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】冗長化構成のプラントデータ記録サーバの1台に故障が生じた場合にもデータの連続性を確保できること。
【解決手段】プラントからプロセス信号を取り込むプロセス信号入力部1と、プロセス信号入力部からのプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する信号入力処理部2A、2Bと、信号入力処理部からのプロセスデータ及び時刻データを記録処理する信号収集処理部3A、3Bと、信号収集処理部で処理されたデータを一時的に保存するデータ記録部4A、4Bと、信号入力処理部、信号収集処理部及びデータ記録部を備えてなる冗長化されたプラントデータ記録サーバ5A、5Bと、データ記録部のいずれか一方のデータが記録されるプラントデータ記録部6とを有するプラントデータ記録装置21において、信号入力処理部2A、2Bのそれぞれが、プロセス信号入力部1からのプロセスデータを同一のタイミングでサンプリング処理するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原子力発電所などのプラントにおけるプロセスデータ等のデータを記録するプラントデータ記録装置及びプラントデータ記録方法に関する。
従来の原子力発電所等のプラントにおけるプラントデータ記録装置100においては、図17に示すように、プラントの状態を示すプロセス信号をプロセス信号入力部101から信号入力処理部102が周期的に受け取って、プロセスデータをサンプリング処理し、このプロセスデータを信号収集処理部103がデータ記録部104に記録処理している。データ記録部104に記録されたデータは、収集された時刻と合わせて記録されており、表示装置や印刷装置、外部記録媒体等を通じて、任意の時点でのプロセスデータ値を確認することができる。このプロセスデータは、用途に応じて異なる周期で記録され、周期毎にグルーピングされてデータ記録部104に記録される。
また、データ記録部104に記録されるプロセスデータは、トレーサビリティを求められるため、データの欠落を極力回避することが望まれる。そのため、プラントデータ記録装置100を冗長化構成とすることがある。冗長化構成の場合、プラントデータ記録装置100毎にデータを収集し記録することになるが、マスタ優先または1系優先といった方法で、一方のプラントデータ記録装置100からのデータを、図示しないプラントデータ記録部に保存する。
なお、データ記録部104にプロセスデータとともに保存される収集時刻については、プラントデータ記録装置100に内臓のタイマーによる時刻の他、公知の時刻認証手段(例えば特許文献1参照)などの方法により取得して、プロセスデータと時刻を関連付けている。
ところで、原子力発電所等のプラントにおける記録データの利用に際しては、データが欠落することなく、連続して保存されることが望まれる。これは記録データがもともと、プラントデータをペンでロール紙といった専用紙に周期的にプロットするようなハード記録計で収集・記録してきたものであり、それを代替えする手段としてプラントデータ記録装置のような計算機によるデータ記録に置き換えられたことに由来する。そのため、記録データは連続して記録され、傾向監視を行えることが望まれる他、複数のプロセスデータについて、任意の時点における断面監視をすることが望まれる。
また、原子力発電所等のプラントにおいては、プラントにおけるプロセスデータを、制限値データベースの予め設定された制限値と比較し、プロセスデータが制限値を逸脱している場合に、プラント異常を示す警報が発せられ、警報データとして記録されるプラント監視システムが知られている(特許文献2参照)。
特開2004−259118号公報 特開2003−58249号公報
しかしながら、上述したプラントデータ記録装置100では、プロセスデータを収集し記録する周期に応じてグルーピングして記録しているため、異なるグループ間でのデータの比較が容易でなく、表示端末や外部記録媒体に出力した上でなければデータを比較できない点が課題であった。
また、警報データについては、プラント監視システム等のように、プラントデータ記録装置100とは異なる装置で処理され記録されており、プラントデータ記録装置100上で、警報データと当該警報データに関連するプロセスデータの変化傾向とを、警報発生時刻を中心に時系列に比較して、当該警報の発生要因や影響範囲等を把握することなどができない点が課題であった。
更に、冗長化構成のプラントデータ記録装置100では、1台故障時でも残る1台でデータをバックアップし記録し続けることが可能であるが、プラントデータ記録装置100毎にプロセスデータを収集処理しているため、プラントデータ記録装置100間の処理タイミングのずれ等によって、収集され記録されるプロセスデータ値が異なり、2台が正常な状態から1台に故障が発生してプラントデータ記録装置100が切り替わるような状態となったときに、記録されるデータの連続性が失われる点が課題であった。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、冗長化構成のプラントデータ記録サーバの1台に故障が生じた場合にもデータの連続性を確保できるプラントデータ記録装置及びプラントデータ記録方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るプラントデータ記録装置は、プラント各部に設置されたセンサや機器から温度や動作状態を表すプロセスデータを含むプロセス信号を取り込むプロセス信号入力部と、このプロセス信号入力部から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する信号入力処理部と、この信号入力処理部から受け取ったプロセスデータおよび時刻データを記録処理する信号収集処理部と、この信号収集処理部で処理されたデータを一時的に保存するデータ記録部とを有し、前記信号入力処理部、前記信号収集処理部及び前記データ記録部を備えてなるプラントデータ記録サーバが冗長化されて複数設けられ、これら複数のプラントデータ記録サーバにおける前記データ記録部のいずれか一方のデータがプラントデータ記録部に記録されるプラントデータ記録装置において、前記複数のプラントデータ記録サーバにおける前記信号入力処理部のそれぞれが、前記プロセス信号入力部からのプロセスデータを同一のタイミングでサンプリング処理するよう構成されたことを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るプラントデータ記録方法は、プロセス信号入力部から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する信号入力処理部と、この信号入力処理部から受け取ったプロセスデータおよび時刻データを記録処理する信号収集処理部と、この信号収集処理部で処理されたデータを一時的に保存するデータ記録部とを有する、冗長化された複数のプラントデータ記録サーバにおける前記信号入力処理部のそれぞれが、前記プロセス信号入力部からのプロセスデータを同一のタイミングでサンプリング処理することを特徴とするものである。
本発明のプラントデータ記録装置及び方法によれば、冗長化された複数のプラントデータ記録サーバの1台に故障(警報)が発生してサーバ切り替えの事態が生じた場合にも、各プラントデータ記録サーバの信号入力処理部から信号収集処理部へ送信され、データ記録部に記録されるデータが同一となっているので、データの連続性を確保できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1の実施の形態(図1、図2)
図1は、本発明に係るプラントデータ記録装置の第1の実施の形態を示す機能ブロック図である。この図1に示すプラントデータ記録装置21は、プラント各部に設置されたセンサや機器から温度や動作状態を示すプロセスデータを含むプロセス信号を取り込むプロセス信号入力部1と、このプロセス信号入力部1から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する信号入力処理部2A、2Bと、この信号入力処理部2A、2Bから受け取ったプロセスデータ、及びこのプロセスデータの収集時刻データを記録処理する信号収集処理部3A、3Bと、この信号収集処理部3A、3Bにて処理されたデータを一時的に保存するデータ記録部4A、4Bと、上記信号入力処理部2A、信号収集処理部3A及びデータ記録部4Aを備えてなるプラントデータ記録サーバ5Aと、上記信号入力処理部2B、信号収集処理部3B及びデータ記録部4Bを備えてなるプラントデータ記録サーバ5Bと、プラントデータ記録サーバ5Aのデータ記録部4Aまたはプラントデータ記録サーバ5Bのデータ記録部4Bのいずれか一方のデータを記録するプラントデータ記録部6とを有して構成される。
上述のプラントデータ記録サーバは冗長化されて複数台にて構成されている。これら複数台のプラントデータ記録サーバ(本実施の形態では、プラントデータ記録サーバ5Aとプラントデータ記録サーバ5B)は、プラントからのプロセス信号を同様に処理する装置であり、1台に故障が発生しても残る1台でデータ記録が可能な構成となっている。
プラントからのプロセスデータは信号入力処理部2A及び2Bでサンプリング処理されるが、処理のタイミングを合わせるために、信号入力処理部2Aから信号入力処理部2Bに対して同期信号が出力される。これにより、信号入力処理部2Aと2Bのそれぞれは同一のタイミングで、プロセス信号入力部1から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する。唯一のプロセス信号入力部1からのプロセスデータを同じタイミングでサンプリング処理するため、プラントデータ記録サーバ5A、5Bは異なるが、信号入力処理部2Aと2Bで処理したプロセスデータは同じ値となる。
また、信号入力処理部2A、2Bのそれぞれは、プロセス信号入力部1からの記録対象となる全てのプロセスデータを、1ms以上100ms未満程度の同一の周期、例えば同一の1msの周期で高速サンプリング処理する。信号入力処理部2Aで処理されたプロセスデータは信号収集処理部3A及び3Bへ送信され、信号入力処理部2Bで処理されたプロセスデータも信号収集処理部3A及び3Bへ送信される。
信号収集処理部3Aは、信号入力処理部2Aまたは2Bにて処理されたプロセスデータに収集処理時刻をデータとして付加し、一時的な保存先であるデータ記録部4Aに記録する。同様に、信号収集処理部3Bは、信号入力処理部2Aまたは2Bにて処理されたプロセスデータに収集処理時刻をデータとして付加し、一時的な保存先であるデータ記録部4Bに記録する。その際のデータの記録例を図2に示す。信号収集処理部3A、3Bのそれぞれは、信号入力処理部2A、2Bのうち正常ないずれか一方からの値を記録する。つまり、信号収集処理部3A、3Bのそれぞれは、信号入力処理部2Aと2Bの2台ともが正常な場合には、マスタ優先あるいは1系優先を採用して一方のみからデータを取り込み、1台のみが正常に動作している場合には、正常側の信号入力処理部2Aまたは2Bからのデータを選択して取り込む。
プラントデータ記録部6への記録は、プラントデータ記録サーバ5Aまたは5Bのいずれか1台のデータ記録部4Aまたは4Bから一定周期毎に記録される。プラントデータ記録サーバ5Aまたは5Bの2台が共に正常な場合には、あらかじめ設定されているマスタ優先あるいは1系優先のいずれかの方法で、一方のプラントデータ記録サーバ5Aまたは5Bからのデータを記録する。
例えばマスタ優先が設定され、プラントデータ記録サーバ5Bがマスタ側の場合には、プラントデータ記録サーバ5Bのデータ記録部4Bに一時保存されているプロセスデータ及び収集処理時刻が、一定周期毎にプラントデータ記録部6に記録される。また、1系優先が設定され、プラントデータ記録サーバ5Aの順序が先の場合には、プラントデータ記録サーバ5Aのデータ記録部4Aに一時保存されているプロセスデータ及び収集処理時刻が、一定周期毎にプラントデータ記録部6に記録される。
また、例えば、プラントデータ記録サーバ5Aが故障等で処理不可能となった場合には、記録対象がプラントデータ記録サーバ5Aからプラントデータ記録サーバ5Bに切り替わり、データ記録部4Bに一時保存されたデータがプラントデータ記録部6に記録される。
従って、本実施の形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)冗長化されたプラントデータ記録サーバ5A、5Bにおける各信号処理部2A、2Bのそれぞれが、プロセス信号入力部1から受け取ったプロセスデータを同一のタイミングでサンプリング処理するよう構成されたことから、これらの信号入力処理部2A及び2Bでサンプリング処理したプロセスデータの値が同一の値となる。従って、冗長化されたプラントデータ記録サーバ5A、5Bの1台に故障(警報)が発生してサーバ切り替えの事態が生じた場合にも、プラントデータ記録サーバ5Aの信号入力処理部2Aから信号収集処理部3Aへ送信され、データ記録部4Aにて記録されるデータと、プラントデータ記録サーバ5Bの信号入力処理部2Bから信号収集処理部3Bへ送信され、データ記録部4Bにて記録されるデータとが同一となっているので、データの連続性を確保できる。
(2)信号入力処理部2A及び2Bがプロセス信号入力部1からの全てのプロセスデータを同一の周期でサンプリング処理しているので、これらのプロセスデータをプラントデータ記録部6にグルーピングせずに記録し保存できる。このため、プラントデータ記録部に保存された全てのプロセスデータ間で、変化傾向を時系列に比較することができる。
(3)信号入力処理部2A、2Bのうち正常ないずれか一方で処理されたプロセスデータを信号収集処理部3A、3Bのそれぞれが取り込むことから、信号入力処理部2A、2Bのうちの一方に異常(故障)が発生しても、信号収集処理部3A及び3Bには影響を与えない。このため、信号入力処理部2A、2Bのいずれかに異常が生じても、プラントデータ記録部6への記録に際して冗長化構成のプラントデータ記録サーバ5A、5Bの切替を抑制することができる。この結果、プラントデータ記録サーバ5A、5Bの切替により発生する恐れがあるデータの欠損を回避でき、データの連続性を維持することができる。
[B]第2の実施の形態(図3)
図3は、本発明に係るプラントデータ記録装置の第2の実施の形態を示す機能ブロック図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施の形態のプラントデータ記録装置22が前記第1の実施の形態のプラントデータ記録装置21と異なる点は、プロセス信号入力部1が冗長化されて複数(プロセス信号入力部1A及び1B)設けられ、プラントデータ記録サーバ5A、5Bの各信号入力処理部2A、2Bのそれぞれが、上記プロセス信号入力部1A、1Bのうち正常ないずれか一方からプロセス信号を受け取って、プロセスデータをサンプリング処理するよう構成された点である。
つまり、前記第1の実施の形態におけるプラントデータ記録装置21では、プラントからのプロセス信号を信号入力処理部2A、2Bに送る唯一の手段であり、単一故障が発生するとデータ欠損に直結したプロセス信号入力部1を、当該プラントデータ記録装置22では、同等の処理を行うプロセス信号入力部1A及び1Bにて構成している。これらのプロセス信号入力部1A、1Bのそれぞれを介して、プラントからのプロセス信号を信号入力処理部2A及び2Bへ送信し、信号入力処理部2A、2Bのそれぞれは、1系優先またはマスト優先を用いて、プロセス信号入力部1Aまたは1Bの一方から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する。
これにより、プロセス信号入力部部1Aまたは1Bのいずれかで単一故障等の異常が発生した場合でも、正常なプロセス信号入力部1Aまたは1Bからプロセス信号を取り込むことで、データ欠損が生ずることなく、プラントデータ記録部6にプラントデータを記録することが可能となる。
プロセス信号入力部1A及び1Bの両方が正常な場合、信号入力処理部2A、2Bのそれぞれは、プロセス信号入力部1A及び1Bの両方からのプロセス信号を受け取り処理することもできるが、例えば1系優先を用いて、順序の早いプロセス信号入力部1Aからのプロセス信号を参照して入力処理を行う。信号入力処理部2A、2Bのそれぞれは、プロセス信号入力部1Aに異常が発生した際には当該プロセス信号入力部1Aを参照せず、プロセス信号入力部1Bからのプロセス信号を参照して入力処理を行い、信号収集処理部3A及び3Bに対してプロセスデータを送信する。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)の奏する。
(4)プロセス信号入力部がプロセス信号入力部1A及び1Bにて構成されて冗長化され、信号入力処理部2A、2Bのそれぞれが上記プロセス信号入力部1A、1Bのうちの正常ないずれか一方からのプロセス信号を受け取って、プロセスデータをサンプリング処理することから、プロセス信号入力部1Aまたは1Bに障害が発生した場合にも、信号入力処理部2A及び2B以降においてプロセスデータの記録処理に影響を与えることがない。このため、プロセス信号入力部1Aまたは1Bの障害に起因するデータの欠損を回避して、データをプラントデータ記録部6に記録することができ、データの連続性を維持できる。
[C]第3の実施の形態(図4、図5)
図4は、本発明に係るプラントデータ記録装置の第3の実施の形態を示す機能ブロック図である。この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施の形態のプラントデータ記録装置23が前記第1の実施の形態のプラントデータ記録装置21と異なる点は、プロセス信号入力部1が、プラントからのプロセス信号と警報信号とを共に入力するプロセス/警報信号入力部7に置き換えられた点である。
つまり、プラントデータ記録装置23は、前記プラントデータ記録装置21の構成に対し、プラントからのプロセス信号を信号入力処理部2A及び2Bへ送信するプロセス信号入力部1に代えて、プラントからのプロセス信号と警報信号を信号入力処理部2A及び2Bへ送信するプロセス/警報信号入力部7を設けたものである。警報信号は、プラントの運転・監視を行う盤面に設置された警報窓を介して、警報状態(プラント異常状態)を通知する信号であり、プラント制御装置等によって判断される信号である。
警報信号はプロセス信号とともに、プロセス/警報信号入力部7から信号入力処理部2A及び2Bへ送信される。この信号入力処理部2A、2Bのそれぞれでは、警報信号は、第1の実施の形態におけるプロセス信号と同様に、信号入力処理部2Aからの同期信号により信号入力処理部2A及び2Bにおいて同じタイミングで処理され、信号収集処理部3A及び3Bへ送信される。信号収集処理部3A、3Bのそれぞれにおいても、警報データは、第1の実施の形態におけるプロセスデータと同様に処理され、収集時刻とともに、信号収集処理部3Aからデータ記録部4Aに、信号収集処理部3Bからデータ記録部4Bにそれぞれ一時記録される。その際のデータの記録例を図5に示す。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(5)を奏する。
(5)プロセス/警報信号入力部7から信号入力処理部2A及び2Bへ、プラントからのプロセス信号と警報信号とが共に送信されることから、プラントの異常を示す警報データと、プラント状態を示すプロセスデータとのサンプリング及び収集のタイミングを一致させて収集し記録することができる。このため、警報データとプロセスデータの変化傾向を時系列に比較することができ、プラントに異常(警報)が発生した際のプロセスデータの変化傾向を把握して、警報の発生要因等を確認することができる。
[D]第4の実施の形態(図6〜図8)
図6は、本発明に係るプラントデータ記録装置の第4の実施の形態を示す機能ブロック図である。この第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施の形態のプラントデータ記録装置24が前記第1の実施の形態のプラントデータ記録装置21と異なる点は、冗長化されたプラントデータ記録サーバ5A、5Bのそれぞれが、警報判定処理部8A及び制限値テーブル9A、警報判定処理部8B及び制限値テーブル9Bを有する点である。
制限値テーブル9A、9Bには、プロセスデータの正常範囲を規定する制限値(例えば上限値と下限値)が設定されて格納されている。また、警報判定処理部8A、8Bは、信号入力処理部2A、2Bから受け取ったプロセスデータと制限値テーブル9A、9Bにて設定された制限値とを比較して、プロセスデータが正常な範囲にあるか否かを判断し、プロセスデータの警報判定結果を作成する。
信号入力処理部2A、2Bのそれぞれで処理されたプロセスデータは、第1の実施の形態のプラントデータ記録装置21と同様に、信号収集処理部3A及び3Bへ送信されるほか、信号入力処理部2Aから警報判定処理部8Aへ、信号入力処理部2Bから警報判定処理部8Bへそれぞれ送信される。
警報判定処理部8Aでは、信号入力処理部2Aから読み込んだプロセスデータの値と、制限値テーブル9Aに格納された制限値とを比較し、プロセスデータが正常な範囲内にあれば正常、当該範囲外にあれば異常と判定し、その結果をプロセスデータの警報判定結果として作成して、信号収集処理部3Aへ送信する。同様に、警報判定処理部8Bでは、信号入力処理部2Bから読み込んだプロセスデータの値と、制限値テーブル9Bに格納された制限値とを比較し、プロセスデータが正常な範囲内にあれば正常、当該範囲外にあれば異常と判定し、その結果をプロセスデータの警報判定結果として作成して、信号収集処理部3Bへ送信する。制限値テーブル9A及び9Bにて設定された制限値(上限値、下限値)の例を図7に示す。
信号収集処理部3Aは、信号入力処理部2A、2Bのいずれか一方からのプロセスデータと共に、警報判定処理部8Aからのプロセスデータの警報判定結果をデータ記録部4Aに一時記録する。同様に、信号収集処理部3Bは、信号入力処理部2A、2Bのいずれか一方からのプロセスデータと共に、警報判定処理部8Bからのプロセスデータの警報判定結果をデータ記録部4Bに一時記録する。その際のデータの記録例を図8に示す。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(6)を奏する。
(6)警報判定処理部8A、8Bのそれぞれが、同一のタイミングでサンプリング処理する信号入力処理部2A、2Bのそれぞれからのプロセスデータを用い、このプロセスデータが正常であるか否かを判断して、プロセスデータの警報判定結果を作成して信号収集処理部3A、3Bのそれぞれへ送信している。このため、信号収集処理部3A、3Bのそれぞれでは、プラント状態を示すプロセスデータと、プロセスデータが正常範囲内か否かを示すプロセスデータの警報判定結果とを、収集タイミングを一致させて収集し記録することができるため、プロセスデータとプロセスデータの警報判定結果を時系列に比較することができる。この結果、プロセスデータが警報状態(異常状態)となる際のプロセスデータの変化傾向を把握して、警報の発生要因等を確認することができる。
[E]第5の実施の形態(図9〜図11)
図9は、本発明に係るプラントデータ記録装置の第5の実施の形態を示す機能ブロック図である。この第5の実施の形態において、前記第1及び第3の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施の形態のプラントデータ記録装置25が、前記第3の実施の形態のプラントデータ記録装置23と異なる点は、警報データに関連性のあるプロセスデータの項目を関連パラメータとして警報データと共に予め保存する第1警報パラメータリスト11と、この第1警報パラメータリスト11に該当する警報データ及びプロセスデータをプラントデータ記録部6から読み込み、時系列に処理するデータ読込処理部10と、このデータ読込処理部10から送信される警報データ及びプロセスデータを出力する出力処理部12と、この出力処理部12での処理結果を出力する出力装置13とを有している点である。
上記警報関連パラメータリスト11は、任意の警報(警報データ)に関連のあるプロセスデータの項目を関連パラメータとしてリスト化したものであり、その記録例を図10に示す。データ読込処理部10は、任意の警報(警報データ)及び、その警報に関連するプロセスデータの項目(関連パラメータ)を第1警報関連パラメータリスト11から読み込み、該当する警報データ及びプロセスデータを、時系列を合わせた形でプラントデータ記録部6から取り込んで時系列処理し、出力処理部12へ送信する。その際のデータの例を図11に示す。
前記出力処理部12は、データ読込処理部10から受信した警報データとプロセスデータを、例えばLCD(liquid crystal display)等の表示装置の画面にトレンドグラフ表示して出力する。出力処理部12からの出力先である前記出力装置13は、前述のLCDやCRT(cathode ray tube)等の表示装置の他、プリンタ等の印字装置、外部USBメモリやフロッピー(登録商標)ディスク等の外部記録媒体への記録装置等である。また、出力方法としては前述のトレンドグラフ出力の他、リスト形式での一覧出力、csvテキスト形式での出力等がある。
なお、ある時点における警報データやプロセスデータの出力については、当該時点における各データを表示する断面監視表示のような公知の方法(例えば、特開平7−36648号公報の段落番号(0031)〜(0033)等参照)で処理される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第3の実施の形態の効果(1〜(3)及び(5)と同様な効果を奏するほか、次の効果(7)を奏する。
(7)警報データに関連性のあるプロセスデータの項目を関連パラメータとして警報データと共に予め保存する第1警報パラメータリスト11と、この第1警報パラメータリスト11に該当する警報データ及びプロセスデータをプラントデータ記録部6から読み込み、時系列処理するデータ読込処理部10とを有することから、警報データが変化した際に、関連性のありそうなプロセスデータを、警報データと共に時系列を合わせてトレンドグラフ表示等することができる。これにより、警報データと当該警報データに関連のあるプロセスデータとの変化傾向を時系列に比較して、警報が発生した前後のプラントの挙動を正確に把握することが可能となり、警報の発生要因や影響範囲を的確に把握することができる。
[F]第6の実施の形態(図12〜図16)
図12は、本発明に係るプラントデータ記録装置の第6の実施の形態を示す機能ブロック図である。この第6の実施の形態において、前記第1、第3及び第5の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
本実施の形態のプラントデータ記録装置26が前記第5の実施の形態のプラントデータ記録装置25と異なる点は、プラントデータ記録サーバ5A、5Bのそれぞれに、第4の実施の形態のプラントデータ記録装置24と同様な、警報判定処理部8A及び制限値テーブル9A、警報判定処理部8B及び制限値テーブル9Bをそれぞれ備え、また、プラントデータ記録部6から時刻データ、警報データ及びプロセスデータの警報判定結果を読み込み、警報データに変化があった時点付近で警報判定結果が変化したプロセスデータの項目を抽出する警報項目抽出処理部14と、第1警報関連パラメータリスト11に代えて、警報項目抽出処理部14にて抽出された、警報データに関連あるプロセスデータの項目を関連パラメータとして、警報データと共に格納する第2警報関連パラメータリスト15とを有する点である。そして、このプラントデータ記録装置26では、データ読み込み処理部10は、上記第2警報項目パラメータリスト15に該当する警報データ及びプロセスデータをプラントデータ記録部6から読み込んで時系列処理する。
更に、このプラントデータ記録装置26は、警報項目抽出処理部14と第2警報関連パラメータリスト15との間に、警報項目抽出処理部14にて抽出されたプロセスデータの警報判定結果の順番に、当該プロセスデータの項目を並べて第2警報関連パラメータリストに書き込むデータソート部16を適宜有する。
前記警報項目処理部14は、プラントデータ記録部6から時刻データと共に、警報データ及びプロセスデータの警報判定結果を読み込み、図13に示すように、まず、警報データの状態が変化した時刻を確認する。図13の例では、10:12:03が警報データxの変化時刻となる。次に、警報項目処理部14は、その時刻付近でプロセスデータの警報判定結果が変化したプロセスデータの有無を調査し、図14に示すように、警報判定結果が変化したプロセスデータの項目があれば、このプロセスデータの項目を関連パラメータとして抽出する。図14の例では、プロセスデータ1/3/4/6は、警報データが変化した時刻付近でプロセスデータの警報判定結果が変化しているので、関連パラメータとして抽出される。
以上により、警報項目処理部14は、警報データxの関連パラメータがプロセスデータ1/3/4/6であると判定し、その内容を第2警報関連パラメータリスト15に書き込む。この第2警報関連パラメータ15の記録例を図15に示す。
データ読込処理部10は、第5の実施の形態のプラントデータ記録装置25と同様に、警報データおよび、この警報データに関連する関連パラメータ(プロセスデータの項目)を第2警報関連パラメータリスト15から読み込み、該当する警報データ及びプロセスデータを、時系列を合わせた形でプラントデータ記録部6から取り込んで時系列処理し、出力処理部12へ送信する。出力処理部12は、警報データxおよび関連するプロセスデータを出力装置13に、例えばトレンドグラフ表示等として出力させる。
また、データソート部16は、警報項目抽出処理部14にて抽出されたプロセスデータの警報判定結果の変化時刻を読み込み、変化時刻の順番に関連パラメータ(プロセスデータの項目)を並べて、第2警報関連パラメータリスト15に書き込む。図14の場合、プロセスデータの警報判定結果が変化した時刻順では、プロセスデータ1、プロセスデータ6、プロセスデータ3、プロセスデータ4の順序となるため、データソート部16は、第2関連パラメータリスト15に対して、図16に示すように、上述の順序でプロセスデータの項目を書き込む。
この場合、データ読込処理部10は、第2関連パラメータリスト15に該当する警報データ及びプロセスデータをプラントデータ記録部6から取り込んで時系列処理し、出力処理部12へ送信する。出力処理部12は、警報データxおよび関連するプロセスデータを出力装置13に、例えばトレンドグラフ表示等として出力させる。
上記データソート部16が存在する場合には、警報項目抽出処理部14にて抽出された、警報データに関連あるプロセスデータの項目及び当該警報データは、当該警報項目抽出処理部14によって第2関連パラメータリスト15に書き込まれず、データソート部16にて処理された後に、このデータソート部16により第2関連パラメータリスト15に書き込まれる。但し、警報項目抽出処理部14にて抽出された、警報データに関連のあるプロセスデータの項目は、警報項目抽出処理部14により第2関連パラメータリスト15に一旦書き込まれた後に、データソート部16によって変化時刻の順番に並び替えられてもよい。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第3の実施の形態の効果(1)〜(3)及び(5)と同様な効果を奏するほか、次の効果(8)及び(9)を奏する。
(8)警報項目抽出処理部14が、警報データに変化があった時点付近で警報判定結果が変化したプロセスデータの項目を抽出することから、発生した警報(警報データ)に対して関連するプロセスデータの項目を、第1関連パラメータリスト11の如く、予め登録しておかなくても、警報データに関連するプロセスデータの項目を警報の発生の度毎に求め、警報データ及びプロセスデータを時系列を合わせてトレンドグラフ表示等することが可能となる。この結果、警報が発生した前後のプラントの挙動を把握することができると共に、警報の発生要因となる可能性のあるプロセスデータ及び、警報発生により影響を受けたプロセスデータを的確に把握することができる。
(9)データソート部16が、警報項目抽出処理部14にて抽出されたプロセスデータの関連判定結果の変化時間の順番に、当該プロセスデータの項目を並べて第2警報関連パラメータリスト15に書き込み、データ読み込み処理部10がこの第2警報関連パラメータリスト15に該当する警報データ及びプロセスデータをプラントデータ記録部6から読み込んで時系列処理し、出力処理部12を介して出力装置13に表示させている。このことから、例えば、警報のトリガーとなったプロセスデータの項目を素早く検索でき、且つこのプロセスデータの変動を確認できるので、警報の要因発生から警報の発生とその後の影響を把握することが容易となる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第2の実施の形態におけるプラントデータ記録装置22において、プロセス信号入力部1A、1Bに代えて、第3の実施の形態におけるプラントデータ記録装置23(図4)と同様な、プラントからのプロセス信号と警報信号を入力するプロセス/警報信号入力部7をそれぞれ備え、信号入力処理部2A及び2Bが、プロセス信号と警報信号とを同一のタイミングでサンプリングし、収集して記録するようにしてもよい。
また、同じく第2に実施の形態におけるプラントデータ記録装置22において、プロセスデータが正常な範囲にあるかを判断して、プロセスデータの警報判定結果を作成する警報判定処理部8A、8Bと、プロセスデータの正常範囲を規定する制限値が設定された制限値テーブル9A、9Bとを、第4の実施の形態におけるプラントデータ記録装置24(図6)と同様に備え、信号収集処理部3A、3Bがプロセスデータとともに、プロセスデータの警報判定結果を収集し記録するようにしてもよい。
本発明に係るプラントデータ記録装置の第1の実施の形態を示す機能ブロック図。 図1の信号収集処理部がデータ記録部に一時保存するプロセスデータと収集時刻の記録例を示す図表。 本発明に係るプラントデータ記録装置の第2の実施の形態を示す機能ブロック図。 本発明に係るプラントデータ記録装置の第3の実施の形態を示す機能ブロック図。 図4の信号収集処理部がデータ記録部に一時保存するプロセスデータと収集時刻との記録例を示す図表。 本発明に係るプラントデータ記録装置の第4の実施の形態を示す機能ブロック図。 図6の制限値テーブルに設定された制限値の一例を示す図表。 図6の信号収集処理部がデータ記録部に一時保存するプロセスデータ、警報判定結果及び収集時刻の記録例を示す図表。 本発明に係るプラントデータ記録装置の第5の実施の形態を示す機能ブロック図。 図9の第1警報関連パラメータリストの一例を示す図表。 図9のデータ読込処理部が出力処理部へ送信する時系列データを示す図表。 本発明に係るプラントデータ記録装置の第6の実施の形態を示す機能ブロック図。 図12の警報項目抽出処理部で警報データの変化した時刻を検出する一例を示す図表。 図12の警報項目抽出処理部で警報データの変化に対し関連して変化したプロセスデータを抽出する一例を示す図表。 図12の第2警報関連パラメータリストへの記録例を示す図表。 図12のデータソート部による第2警報関連パラメータリストへの記録例を示す図表。 従来のプラントデータ記録装置の一例を示す機能ブロック図。
符号の説明
1、1A、1B プロセス信号入力部
2A、2B 信号入力処理部
3A、3B 信号収集処理部
4A、4B データ記録部
5A、5B プラントデータ記録サーバ
6 プラントデータ記録部
7 プロセス/警報信号入力部
8A、8B 警報判定処理部
9A、9B 制限値テーブル
10 データ読込処理部
11 第1警報関連パラメータリスト
12 出力処理部
13 出力装置
14 警報項目抽出処理部
15 第2警報関連パラメータリスト
16 データソート部
21、22、23、24、25、26 プラントデータ記録装置

Claims (11)

  1. プラント各部に設置されたセンサや機器から温度や動作状態を表すプロセスデータを含むプロセス信号を取り込むプロセス信号入力部と、
    このプロセス信号入力部から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する信号入力処理部と、
    この信号入力処理部から受け取ったプロセスデータおよび時刻データを記録処理する信号収集処理部と、
    この信号収集処理部で処理されたデータを一時的に保存するデータ記録部とを有し、
    前記信号入力処理部、前記信号収集処理部及び前記データ記録部を備えてなるプラントデータ記録サーバが冗長化されて複数設けられ、
    これら複数のプラントデータ記録サーバにおける前記データ記録部のいずれか一方のデータがプラントデータ記録部に記録されるプラントデータ記録装置において、
    前記複数のプラントデータ記録サーバにおける前記信号入力処理部のそれぞれが、前記プロセス信号入力部からのプロセスデータを同一のタイミングでサンプリング処理するよう構成されたことを特徴とするプラントデータ記録装置。
  2. 前記冗長化された複数のプラントデータ記録サーバにおける信号入力処理部のそれぞれが、プロセス信号入力部からのプロセスデータを同一の周期でサンプリング処理するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラントデータ記録装置。
  3. 前記信号入力処理部のそれぞれがプロセスデータをサンプリング処理する周期が、1ms以上100ms未満の周期であることを特徴とする請求項2に記載のプラントデータ記録装置。
  4. 前記冗長化された複数のプラントデータ記録サーバにおける信号収集処理部のそれぞれは、上記複数のプラントデータ記録サーバにおける各信号入力処理部のうち正常ないずれか一方でサンプリング処理されたプロセスデータを取り込んで処理するよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラントデータ記録装置。
  5. 前記プロセス信号入力部が冗長化されて複数設けられ、
    複数のプラントデータ記録サーバにおける信号入力処理部のそれぞれは、上記複数のプロセス信号入力部のうち正常ないずれか一方からのプロセス信号を受け取ってプロセスデータをサンプリング処理するよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラントデータ記録装置。
  6. 前記プロセス信号入力部が、プラントからのプロセス信号と警報信号を共に入力するプロセス/警報信号入力部であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラントデータ記録装置。
  7. 前記冗長化された複数のプラントデータ記録サーバのそれぞれは、信号入力処理部から受け取ったプロセスデータと、制限値テーブルに格納されてプロセスデータの正常範囲を規定する制限値とを比較して、プロセスデータが正常な範囲にあるか否かを判断し、プロセスデータの警報判定結果を作成する警報判定処理部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のプラントデータ記録装置。
  8. 前記警報データに関連性のあるプロセスデータの項目を関連パラメータとして警報データと共に予め保存する第1警報関連パラメータリストと、
    この第1警報関連パラメータリストに該当する警報データ及びプロセスデータをプラントデータ記録部から読み込み、時系列処理するデータ読込処理部と、
    このデータ読込処理部からの警報データ及びプロセスデータを出力する出力処理部とを有することを請求項6に記載のプラントデータ記録装置。
  9. 前記冗長化された複数のプラントデータ記録サーバのそれぞれに、信号入力処理部から受け取ったプロセスデータと、制限値テーブルに格納されてプロセスデータの正常範囲を規定する制限値とを比較して、プロセスデータが正常な範囲にあるか否かを判断し、プロセスデータの警報判定結果を作成する警報判定処理部を備え、
    また、プラントデータ記録部から時刻データと共に警報データ及びプロセスデータの警報判定結果を読み込み、警報データに変化があった時点付近で警報判定結果が変化したプロセスデータの項目を抽出する警報項目抽出部と、
    第1警報関連パラメータリストに代えて、上記警報項目抽出部にて抽出された、警報データに関連のあるプロセスデータの項目を関連パラメータとして、警報データと共に格納する第2警報関連パラメータリストとを有し、
    データ読込処理部が、上記第2警報関連パラメータリストに該当する警報データ及びプロセスデータを前記プラントデータ記録部から読み込み、時系列処理することを特徴とする請求項8に記載のプラントデータ記録装置。
  10. 警報項目抽出部と第2警報関連パラメータリストとの間には、上記警報項目抽出部にて抽出されたプロセスデータの警報判定結果の変化時間の順番に当該プロセスデータの項目を並べて前記第2警報関連パラメータリストに書き込むデータソート部を備えたことを特徴とする請求項9に記載のプラントデータ記録装置。
  11. プロセス信号入力部から受け取ったプロセス信号からプロセスデータをサンプリング処理する信号入力処理部と、この信号入力処理部から受け取ったプロセスデータおよび時刻データを記録処理する信号収集処理部と、この信号収集処理部で処理されたデータを一時的に保存するデータ記録部とを有する、冗長化された複数のプラントデータ記録サーバにおける前記信号入力処理部のそれぞれが、前記プロセス信号入力部からのプロセスデータを同一のタイミングでサンプリング処理することを特徴とするプラントデータ記録方法。
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