JP5616007B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、複数の小役を同時に内部当選させることが可能なスロットマシンに関する。
従来、複数の小役を同時に内部当選させることが可能なスロットマシンが知られている(例えば特許文献1参照)。このようなスロットマシンでは、複数の小役が同時に内部当選したゲームでは、内部当選した複数の小役を同時に入賞させることが可能である。
特開2007−202646号公報
しかしながら、リールに描かれた図柄配列の関係により、実際には複数の小役を同時に入賞させることは難しく、何れか1つの小役しか入賞させることができない場合が多い。このようなゲームにおいては、せっかく同時に内部当選したにも関わらず全ての小役を入賞させることができないため、同時に複数の小役フラグが成立したと判断した遊技者に不満が生じていた。一方、複数の小役が同時に内部当選したゲームにおいて、取りこぼした小役をすべて補填するように構成すると、遊技者の緊張感が薄れて遊技の興趣が低下してしまうという弊害が懸念される。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の小役を同時に内部当選させることが可能な構成において、遊技者の不満を解消するとともに、興趣を高めることが可能なスロットマシンを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を予め定められた配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、ゲームの開始に応じて、少なくとも2種類以上の小役を含む複数の役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、前記停止操作手段による停止操作に応じて、前記内部当選役のフラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で前記図柄表示領域に引き込んで停止表示させる表示制御手段と、前記複数の図柄表示領域に停止表示された図柄の組合わせが入賞図柄である場合に入賞と判定する入賞判定手段と、前記入賞判定手段により入賞と判定された場合に、前記入賞図柄に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、を備え、前記内部抽選手段は、種類の異なる複数の小役を1回の抽選で同時に内部当選役として決定し、複数の小役フラグを成立させることが可能に構成されたスロットマシンにおいて、前記内部抽選手段が1回の抽選で同時に成立させた複数の小役フラグのうち、少なくとも何れか1つの小役フラグを持越抽選処理を実行することにより持越可能フラグとして選択する持越フラグ選択手段と、前記持越フラグ選択手段が選択した持越可能フラグに対応する小役が入賞しなかったときに、その持越可能フラグとして選択された小役フラグを次のゲームへ持越すとともに、前記持越フラグ選択手段が持越可能フラグとして選択しなかった小役フラグを消去する小役フラグ持越手段と、前記持越フラグ選択手段が選択した持越可能フラグに対応する小役の種類を、当該小役が内部当選役として決定されたゲームの開始に応じて技者を補助するための情報を報知するアシストタイムであることを示すATフラグがオンであると判定した時点、及び当該ATフラグがオフであると判定し、さらに報知抽選で当選したと判定した時点で、遊技者に報知することが可能な持越小役報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記持越小役報知手段は、前記持越可能フラグに対応する小役の種類を遊技者に報知するか否かを決定するための報知抽選を実行し、その報知抽選に当選した場合に限り前記小役の種類を遊技者に報知するところに特徴を有する。
請求項1に記載した発明によれば、遊技者は、複数の小役が同時に内部当選したと判断した場合は、まず非持越小役をそのゲームで入賞させ、次のゲームで持越小役を入賞させることができる。従って、同時に内部当選した小役の全てを複数ゲームにわたって入賞させることが可能となるので、遊技者に満足感を与えることができる。また、同時に成立した複数の小役フラグのうち何れの小役フラグが持越可能フラグとして選択されたかを判別することは原則としてできないため、遊技者は、自身の勘で何れの小役フラグが持越し可能であるかを当てることが必要となる。これにより、緊張感が維持されて興趣を高めることができる。
また、遊技者は、持越可能な小役を意図的に取りこぼすとともに、持越されない小役の入賞を狙うようになるので、遊技性を高めることができる。
請求項2に記載した発明によれば、報知抽選に当選した場合に限り、内部当選した小役
の種類を遊技者に報知するので、遊技者に緊張感や期待感を与えることができる。
以下、本発明の一実施形態によるスロットマシンについて、図面を参照しながら説明する。
図2は、スロットマシン1の正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール3(本発明でいう図柄変動表示手段)の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、図3に示すように、左リール3a、中リール3b及び右リール3cの円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。すなわち、表示窓2には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。表示窓2には、図2に示すように、合計5本(上段、中段、下段に対応した横方向の3本及び対角線配置された2本)の入賞ライン(図2では破線にて示す)が設けられていると共に、表示窓2の左方には有効化された入賞ラインを表示する有効ライン表示部4が設けられており、入賞図柄がいずれかの入賞ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。
表示窓2の上方には、ボーナス中のメダル(本発明でいう遊技媒体)の払出し進捗状態などの情報や各種の画像などを表示する液晶表示部5、液晶表示部5の表示を切り換える表示切替ボタン6及びスピーカ7が設けられている。表示窓2の下方には、クレジットメダルの投入を行うBETボタン8、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン9、メダルを投入するメダル投入口10が設けられており、これらの下方にはスタートレバー11(本発明でいうゲーム開始操作手段)、左ストップボタン12(本発明でいう停止操作手段)、中ストップボタン13(本発明でいう停止操作手段)及び右ストップボタン14(本発明でいう停止操作手段)が設けられている。表示窓2の右方には、メダルの払出枚数を表示する払出数表示部15及びメダルのクレジット枚数を表示するクレジット数表示部16が設けられている。また、スロットマシン1の正面最下部には受皿17が設けられ、スロットマシン1の正面最上部には装飾ランプ部18が設けられている。
スロットマシン1は、一連のゲーム開始操作、つまり、遊技者がメダルをメダル投入口10に投入した状態、またはBETボタン8を操作することによりクレジットメダルを投入した状態でスタートレバー11を操作すると、内部抽選を実行するとともに各リール3a〜3cを始動させる(回転動作を開始させる)。そして、スロットマシン1は、各リール3a〜3cを始動させた後、各ストップボタン12〜14の操作に応じて各リール3a〜3cを停止させて1ゲームを終了する。
このとき、スロットマシン1は、内部抽選の結果が当選であった場合には、内部抽選により当選した内部当選役に対応した内部当選フラグ(ビッグボーナス役フラグ、レギュラーボーナス役フラグ、小役フラグ及びリプレイ役フラグ)をオンし(成立させ)、その内部当選フラグに基づいて所謂すべり制御(引込制御)を含む停止制御(各リール3a〜3cを内部当選フラグの種類に応じた入賞図柄またはハズレ図柄で停止させる制御)を実行し、入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合には、入賞図柄に応じた枚数のメダルが遊技媒体付与手段によって受皿17に放出される。
引込制御は、各ストップボタン12〜14の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(本実施形態では最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。引込制御における図柄の引き込み優先順位は、リプレイ図柄>ボーナス図柄>小役図柄の順である。リプレイ役フラグは全ての内部当選フラグの中で最優先されるフラグであり、リプレイ役フラグが成立したゲームでは必ずリプレイ役のみが入賞する。内部当選フラグに対応する図柄が上記の引込範囲内に存在しないときはその図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、いわゆる取りこぼしとなる。
スロットマシン1は、前扉が開放された状態で特定の従業員が後述する設定値操作部を操作することにより、上記したビッグボーナス及びレギュラーボーナスの当選確率を複数段階(例えば1〜6の6段階)で設定可能となっており、数値(設定値)が大きい程、ビッグボーナス及びレギュラーボーナスの当選確率が大きく設定される。ビッグボーナス及びレギュラーボーナス以外の小役及びリプレイ役の当選確率は、設定値による差がなく、全ての設定値に共通する当選確率が設定されている。なお、小役及びリプレイ役についてもビッグボーナス及びレギュラーボーナスと同様に、当選確率を複数段階で設定可能としても良い。
また、ビッグボーナス役フラグ及びレギュラーボーナス役フラグは、ビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役が入賞するまで何ゲームでも持越されるようになっている。また、何れか一方の内部当選フラグが成立している状態ではビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役を抽選の対象から除外するので、ビッグボーナス役フラグ及びレギュラーボーナス役フラグが2つ以上重複して成立することはない。一方、ビッグボーナス役フラグ又はレギュラーボーナス役フラグを持越している状態であっても小役及びリプレイ役の抽選は実行されるため、何れかのボーナス役フラグと小役及びリプレイ役の内部当選フラグとが重複して成立することはある。
入賞図柄としては、図4に示すように、ビッグボーナス図柄、レギュラーボーナス図柄、小役図柄及びリプレイ役図柄が設定されている。ビッグボーナス図柄としては、ビッグボーナス1(BIG1)図柄及びビッグボーナス2(BIG2)図柄の2種類が設定されており、レギュラーボーナス(REG)図柄としては、1種類が設定されている。ビッグボーナス1及びビッグボーナス2は、メダルの払出枚数が上限値として予め定められている465枚を超えた時点で終了する。また、レギュラーボーナスは、メダルの払出枚数が上限値として予め定められている250枚を超えた時点で終了する。ビッグボーナス状態及びレギュラーボーナス状態は、小役の内部当選確率を大幅に高める状態であるため、遊技者は短期間で大量のメダルを獲得することが可能である。
小役図柄としては、例えばメダルの払出枚数が14枚で固定されている14枚役図柄(サン図柄)、メダルの払出枚数が8枚で固定されている8枚役図柄(オレンジ図柄)及びメダルの払出枚数が7枚で固定されている7枚役図柄(チェリー単独図柄)の3種類が設定されている。これらの小役が入賞したときには、入賞した小役に対応する数のメダルが受皿17に払出される。また、リプレイ役図柄(R図柄)が入賞したときには、遊技者は、メダルを投入することなく再度ゲームを実施することが可能である。
なお、7枚役図柄は中リール3bおよび右リール3cの図柄全てが有効となっており、左リール3aが表示窓2にチェリー単独図柄を停止表示すれば、中リール3bおよび右リール3cの停止表示に関わらず7枚役の入賞となる。この場合、チェリー単独図柄が表示窓2の上段もしくは下段に停止表示されたときは2つの入賞ライン上で同時に7枚役が入賞したことになり、14枚のメダルが払出される。
図5は、設定値を「6」に設定したときの通常状態(非ボーナス状態)において使用する当選乱数テーブルを示している。ゲームを開始したときに実行される内部抽選では、10進数で0〜65535の範囲で発生する乱数の中から1つの乱数を抽出し、抽出した乱数、すなわち当選乱数を上記した当選乱数テーブルと照合して内部当選役が決定される。したがって、各入賞役の当選確率は当選乱数の数を全乱数の数(65536)で除した値となる。図5においては、この当選確率の逆数が確率分母として示されている。なお、当選乱数テーブルは、設定値(1〜6)毎及び遊技状態(通常状態、ビッグボーナス状態、レギュラーボーナス状態)毎に区別して設定されている。
図5に示した各入賞役のうち、7・14枚役は、7枚役及び14枚役が同時に内部当選する入賞役である。つまり、当選乱数が18407〜20590の範囲内にあるときは、内部当選役は7枚役及び14枚役の両方であり、7枚役及び14枚役の小役フラグが同時に成立する。そして、小役フラグが同時に成立したゲームにおいて、7枚役が入賞した場合には7枚(2つの入賞ライン上に入賞した場合は14枚)、14枚役が入賞した場合には14枚のメダルがそれぞれ払出される。このように、スロットマシン1は、14枚役(小役1)及び7枚役(小役2)が同時に内部当選し、複数の小役フラグが同時に成立することが可能に構成されている。
また、7・14枚役は、内部当選したゲームにおいて7枚役あるいは14枚役が入賞しなかったとき(取りこぼしたとき)に、取りこぼした小役を次のゲームに持越すことが可能な入賞役である。このとき、小役が持越可能となるか否かは、持越抽選によって選択される。
図6は、持越抽選で用いられる持越抽選乱数テーブルを示している。7・14枚役が内部当選(当選乱数の値が18407〜20590の範囲内)した場合において、当選乱数の値がさらに18407〜19456の範囲にある場合には7枚役に対応する小役フラグが持越可能フラグとなり、19457〜20506の範囲にある場合には14枚役に対応する小役フラグが持越可能フラグとなり、20507〜20590の範囲にある場合には7枚役及び14枚役の両方に対応する小役フラグが持越可能フラグとなる。このように、7枚役及び14枚役は、同時当選した場合、少なくとも何れか一方の小役フラグが持越可能フラグとして選択される。
また、7・14枚役が内部当選した場合、持越可能フラグに対応する小役すなわち持越当選した小役を遊技者に報知するかを決定する報知抽選が行われる。図7は、報知抽選で用いられる報知抽選乱数テーブルを示している。例えば、当選乱数の値が18407〜19456の範囲内にある場合には7枚役に対応する小役フラグが持越可能フラグとなるが、当選乱数の値がさらに18407〜18511の範囲内にある場合には報知を行い、当選乱数の値が18512〜19456の範囲内にある場合には報知を行わない、という報知抽選が行われ、遊技者に報知するかが決定される。また、14枚役についても同様に、当選乱数の値が19457〜19561の範囲内にある場合には報知を行い、当選乱数の値が19562〜20506の範囲内にある場合には報知を行わない、という報知抽選が行われる。さらに、7枚役及び14枚役の両方に対応する小役フラグが持越可能フラグとなった場合も、当選乱数の値が20507〜20515の範囲内にある場合には報知を行い、当選乱数の値が20516〜20590の範囲内にある場合には報知を行わない、という報知抽選が行われる。なお、上記した一例では約1/10の確率で報知を行う報知当選となるように報知抽選用乱数テーブルが設定されているが、報知当選の確率は、設定値(1〜6)毎及び遊技状態(通常状態、ビッグボーナス状態、レギュラーボーナス状態)毎に変更してもよい。
次に、スロットマシン1の電気的な構成について説明する。
図1は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロックとして示している。制御部19(本発明でいう内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、持越フラグ選択手段、小役フラグ持越手段、持越小役報知手段及び遊技媒体付与手段)は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、スタートレバー11、左ストップボタン12、中ストップボタン13、右ストップボタン14、表示切替ボタン6、BETボタン8及び精算ボタン9から各種の操作信号が入力される。
また、制御部19には、メダル投入口10に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部20から投入メダル検知信号が入力されると共に、設定値操作部21から当選確率などの各設定信号が入力される。設定値操作部21では、例えばDIPスイッチの切り替えなどによって設定値が変更される。さらに、制御部19は、液晶表示部5、有効ライン表示部4、払出数表示部15、クレジット数表示部16、装飾ランプ部18、各リール3a〜3cに対応する各リール用モータ22a〜22cを駆動するリール駆動部23、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知する各センサ24a〜24cからの検知信号に基づいて基準位置を検知する基準位置検知部25、スピーカ7を駆動する音声出力部26、及び受皿17にメダルを払出すメダル払出部27と接続している。
制御部19は、上記した各入力信号及びROMに記憶した制御プログラムに基づいて、液晶表示部5、有効ライン表示部4、払出数表示部15、クレジット数表示部16、装飾ランプ部18、リール駆動部23、音声出力部26、及びメダル払出部27の動作を制御すると共に、アウト信号(1メダルの投入毎または1クレジットメダルの投入毎に1パルス出力)、セーフ信号(1メダルの払出毎に1パルス出力)、ゲーム信号(1ゲーム開始毎に1パルス出力)、ビッグボーナス信号(ビッグボーナス期間中にレベル信号出力)及びレギュラーボーナス信号(レギュラーボーナス期間中にレベル信号出力)を生成し、図示しない信号出力端子から外部へ出力する。信号出力端子から出力される各信号は、遊技場内に設置される管理装置に入力され、各スロットマシンの稼動状況を管理するために利用される。
次に、上記構成のスロットマシン1の作用について説明する。
制御部19は、本発明に関連して、7・14枚役持越抽選処理、及び7・14枚役持越処理を実行している。遊技者がスロットマシン1にメダルを投入してからスタートレバー11を操作すると、制御部19は、内部抽選を実行するとともに各リール3a〜3cを始動する。この内部抽選では、制御部19は、0〜65535の範囲で発生する乱数のうちいずれか1つを抽出し、図5に示す当選乱数テーブルと照合することにより内部当選役を決定し、内部当選した役のフラグをオンする(成立させる)。
このとき、制御部19は、内部当選役が7・14枚役であった場合には、7・14枚役持越抽選処理を実行する。
図8は、制御部19による7・14枚役持越抽選処理を示すフローチャートである。制御部19は、7・14枚役が同時当選かを判定しており(A1)、同時当選していないと判定した場合は(A1:NO)、何もすることなくリターンする。一方、制御部19は、7・14枚役が同時当選した場合は(A1:YES)、内部抽選で抽出した当選乱数と図6に示す持越抽選乱数テーブルとを照合し(A2)、持越当選した小役の持越フラグをオンしてから(A3)、アシストタイム(以下、ATと称する)中であるか、つまりATフラグがオンであるかを判定する(A4)。ATとは、遊技者を補助(アシスト)するための情報を報知する状態であり、本実施形態では持越当選した小役の種類を遊技者に報知する状態をビッグボーナス(BIG)終了後の100ゲーム間において発生させるように構成されている。
制御部19は、ATフラグがオンの場合は(A4:YES)、持越小役を報知する(A7)。つまり、AT中は、持越小役を必ず報知する。ATフラグがオフの場合は(A4:NO)、当選乱数を図7に示す報知抽選乱数テーブルと照合し(A5)、当選乱数が報知当選の範囲内、例えば7枚役の場合には18407〜18511の範囲内にあるかに基づいて報知当選であるかを判定する(A6)。報知当選であると判定した場合は(A6:YES)、持越小役を報知する(A7)。一方、制御部19は、報知抽選でないと判定した場合は(A6:NO)、リターンする。つまり、制御部19は、AT中でない場合には、抽選により持越報知をするか否かを決定する。
図10は、持越報知時(AT中、或いは報知当選したとき)に液晶表示部5に表示される報知画面の例を示している。液晶表示部5は、7枚役及び14枚役に対応する図柄を表示することによりそれらの小役が同時に当選したことを報知するとともに、「HOLD」の文字を持越当選した小役に対応する図柄に重ねて表示することにより、何れの小役が持越当選したかを併せて報知する。
図10(A)は7枚役(チェリー図柄)が持越当選した状態を示し、同図(B)は14枚役(サン図柄)が持越当選した状態を示し、同図(C)は7枚役及び14枚役がともに持越当選した状態を示している。これにより、遊技者は、例えば図9(A)の状態の場合は、7枚役が持越小役(次のゲームで入賞を狙える小役)であることが報知されているため、今回のゲームでは14枚役の入賞を狙えばよいことが分かる。
なお、制御部19は、報知当選しなかった場合であっても図10(D)に示すように7枚役及び14枚役に対応する図柄を表示させてもよい。この場合、何れの小役が持越当選したかは報知されないものの、7・14枚役が当選したことは報知されるので、遊技者は、何れの小役が持越当選しているかを自身の勘により当てることになり、遊技性が向上する。
このように、持越当選した小役の種類が液晶表示部5に表示されることにより、遊技者は、まず非持越小役をそのゲームで入賞させ、次のゲームで持越小役を入賞させることができる。
次に、制御部19は、遊技者が各ストップボタン12〜14を操作すると、各ストップボタン12〜14の操作に応じて各リール3a〜3cを引き込んで停止表示させ、入賞ライン上に停止した図柄の組合わせが入賞図柄と一致した場合には、その入賞図柄に対応する数のメダルを払出す。このとき、制御部19は、7・14枚役が内部当選したゲームにおいては、7枚役及び14枚役のうち引込図柄数が少ない方を優先的に引き込んで停止表示させる。
制御部19は、入賞した役に対応するメダルの払出しが終了したとき、すなわちゲームが終了した時に7・14枚役持越処理を実行する。
図9は、制御部19による7・14枚役持越処理を示すフローチャートである。制御部19は、7枚役又は14枚役を取りこぼしたかを判定しており(B1)、それらの取りこぼしがない場合(内部当選役が入賞した場合)は(B1:NO)、何もすることなくリターンする。一方、制御部19は、7枚役又は14枚役を取りこぼしたと判定すると(B1:YES)、取りこぼした小役の持越フラグがオンであるかを判定し(B2)、取りこぼした小役の持越フラグがオンでないとき(B2:NO)、すなわち当該小役が持越当選ではないときは、当該小役のフラグをオフする(B3)。これにより、取りこぼした小役は、持越されることがない。
これに対し、制御部19は、取りこぼした小役の持越フラグがオンであるときは(B2:YES)、当該小役の持越フラグをオフにし(B4)、リターンする。この場合、取りこぼした小役の持越フラグはオフにされるものの、小役フラグはオフにされないため、取りこぼした小役に対応する小役フラグは、次のゲームへ持越される。このため、遊技者は、取りこぼした持越小役の入賞を次のゲームで狙うことが可能となる。
以上に説明したように、本実施形態によれば、スロットマシン1は、7・14枚役が内部当選したゲームにおいて、少なくとも何れか一方の小役を持越可能とする持越抽選を行うように構成されているので、当該ゲームにおいて同時当選した全ての小役が入賞しなかった場合でも、遊技者は取りこぼした小役を次のゲームに限って入賞させることが可能となる。従って、同時に複数の小役フラグが成立したと判断した遊技者に不満が生じていた従来例のものと違って、遊技者の不満を解消することができるとともに、取りこぼした小役をすべて補填するような構成に比較して、遊技者の緊張感が薄れて遊技の興趣が低下してしまうという弊害を防止できる。
また、持越当選した小役を遊技者に報知するように構成したので、遊技者は、持越当選した小役を意図的に取りこぼすとともに、持越当選していない小役の入賞を狙うようになり、興趣を高めることができる。
また、報知抽選に当選した場合に限り持越当選した小役の種類を遊技者に報知するように構成したので、遊技者に緊張感や期待感を与えることができる。また、報知当選の確率を低く設定したので、同時当選した複数の小役のうち何れの小役が持越当選となったかが遊技者に報知される頻度が低くなる。従って、遊技者は、自身の勘で何れの小役フラグが持越し可能であるかを当てることが必要となり、遊技性を高めることができる。
さらに、AT中においては7枚役及び14枚役が同時当選したこと、及び持越当選した小役の種類を必ず報知するように構成したので、同時当選した小役のうち持越当選した小役を意図的に取りこぼすとともに、持越当選していない小役の入賞を狙うようになり、遊技性及び興趣を高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
持越小役のフラグを同時当選したゲームの次のゲームに限り持越すようにしたが、2ゲーム以上持越すようにしてもよい。
持越した小役が入賞したときに、持越小役であることを遊技者に報知する持越入賞報知手段を設けてもよい。これによって、通常の入賞と持越による入賞とを明確に区別することが可能となり、遊技者が持越しの恩恵を実感して満足感を高めることができる。
2つの小役を同時当選可能とし、何れか1つまたは両方の小役を持越可能としたが、3つ以上の小役を同時当選可能とし、何れか2つ以上の小役を持越可能としてもよい。
2つの小役が同時当選した場合に、持越小役と非持越小役の両方を入賞させた回数を持越成功回数として計数し、遊技者に対して報知してもよい。これによって、持越小役の入賞回数を明確に認識することが可能となり、遊技者の満足感を高めることができる。
BIG終了後の100ゲーム間をAT期間として設定したが、これに限られるものではなく、適宜AT期間を設定してもよい。例えば、通常状態において特定の図柄が停止表示されたことを契機としてATを所定期間発動するようにしてもよい。
2つ以上の小役が同時当選したゲームでは引込図柄数が少ない方を優先的に引き込むようにしたが、引込図柄数が多い方を優先してもよい。また、非持越小役を優先的に引き込むようにしてもよい。
持越抽選処理において、何れの小役も持ち越さない場合があってもよい。この場合、入賞の有無に関わらずそのゲームで小役フラグが全て消去される。
内部当選役を決定するための乱数を持越抽選及び報知抽選で兼用するようにしたが、それぞれの抽選に用いる乱数を専用で発生させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態におけるスロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図 スロットマシンの正面図 各リールの図柄配列を示す図 内部当選役を示す図 内部当選役を決定するための当選乱数テーブルを示す図 持越当選を決定するための持越抽選乱数テーブルを示す図 報知当選を決定するための報知抽選乱数テーブルを示す図 7・14枚役持越抽選処理を示すフローチャート 7・14枚役持越処理を示すフローチャート 報知当選したときの液晶表示部の画面表示を示す図
符号の説明
図面中、1はスロットマシン、3はリール(図柄変動表示手段)、11はスタートレバー(ゲーム開始操作手段)、12は左ストップボタン(停止操作手段)、13は中ストップボタン(停止操作手段)、14は右ストップボタン(停止操作手段)、19は制御部(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、持越フラグ選択手段、小役フラグ持越手段、持越小役報知手段、遊技媒体付与手段)である。

Claims (2)

  1. 遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を予め定められた配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    ゲームの開始に応じて、少なくとも2種類以上の小役を含む複数の役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段による停止操作に応じて、前記内部当選役のフラグに対応する図柄を予め規定された引込範囲内で前記図柄表示領域に引き込んで停止表示させる表示制御手段と、
    前記複数の図柄表示領域に停止表示された図柄の組合わせが入賞図柄である場合に入賞と判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞と判定された場合に、前記入賞図柄に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、を備え、
    前記内部抽選手段は、種類の異なる複数の小役を1回の抽選で同時に内部当選役として決定し、複数の小役フラグを成立させることが可能に構成されたスロットマシンにおいて、
    前記内部抽選手段が1回の抽選で同時に成立させた複数の小役フラグのうち、少なくとも何れか1つの小役フラグを持越抽選処理を実行することにより持越可能フラグとして選択する持越フラグ選択手段と、
    前記持越フラグ選択手段が選択した持越可能フラグに対応する小役が入賞しなかったときに、その持越可能フラグとして選択された小役フラグを次のゲームへ持越すとともに、前記持越フラグ選択手段が持越可能フラグとして選択しなかった小役フラグを消去する小役フラグ持越手段と、
    前記持越フラグ選択手段が選択した持越可能フラグに対応する小役の種類を、当該小役が内部当選役として決定されたゲームの開始に応じて、遊技者を補助するための情報を報知するアシストタイムであることを示すATフラグがオンであると判定した時点、及び当該ATフラグがオフであると判定し、さらに報知抽選で当選したと判定した時点で、遊技者に報知することが可能な持越小役報知手段と、
    を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記持越小役報知手段は、前記持越可能フラグに対応する小役の種類を遊技者に報知するか否かを決定するための報知抽選を実行し、その報知抽選に当選した場合に限り前記小役の種類を遊技者に報知することを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
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