JP4365656B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシンに関し、特に、遊技者が誤って最大賭け数未満の賭け数で遊技をスタートさせた場合、遊技のキャンセルなどを行なって遊技者に不利な遊技を回避することができるスロットマシンに関する。
遊技コインを使用して回胴リールを回胴・停止させ、回胴リールの停止図柄によって入賞を判定するスロットマシンは、基本的には、遊技コインをコイン投入口に投入し、スタートレバーを操作してゲームを開始し、ゲーム開始と同時に抽選を行ない、入賞役の種類、例えば大当たり、中当り、小当りと、外れを決定し、同時に3個の回胴リールが回転を開始し、遊技者が各回胴リールに対応したストップスイッチを操作することにより、各回胴リールが停止して停止図柄が確定する。
入賞ラインは、投入したコインの数またはベットスイッチにより設定する賭け数により、水平線1本、水平線3本、水平線・傾斜線5本と予め設定され、3個の回胴リールが停止した際、各入賞ライン上で予め設定された図柄(抽選で決まった入賞の図柄)が揃った場合、選定された大当たり、中当り、小当り(小役)の何れかに入賞したと判定され、抽選に外れの場合或は図柄が揃わなければ、コインは没収される。
そして、例えば、小当り(小役)入賞時には、そのゲームに限り図柄に応じて2〜10枚のコインが払い出され、中当り入賞の場合には、15枚のコインが払い出されると共に、レギュラーボーナスが与えられ、その後、最大で12回のゲームを繰り返すことができる。また、大当たり入賞時には、15枚のコインが払い出されると共に、ビッグボーナスが与えられ、最大で30回のゲームを繰り返すことができる。この種の従来のスロットマシンは、下記の特許文献1などで知られている。
ところで、ゲーム開始と同時に行なわれる入賞役の抽選は、通常、制御部内の乱数発生器で数値を順に発生させながら、スタート時点の数値を保持し、予めメモリに設けられた入賞確率テーブル内の大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり入賞領域の何れに、その数値が入っているかを判定することにより、入賞役の種類や外れが抽選される。
この際、抽選により大当りとなる入賞確率は、入賞ラインの数が5本の場合(投入したコイン数またはベットスイッチにより設定される賭け数が最大賭け数の3枚の場合)には、例えば1/300と高く設定され、入賞ラインの数が2本の場合(投入したコイン数またはベットスイッチにより設定される賭け数が2枚の場合)には、大当りの確率は、例えば1/600と低く設定され、入賞ラインの数が1本の場合(投入したコイン数またはベットスイッチにより設定される賭け数が1枚の場合)には、大当りの確率は、例えば1/1200と非常に低く設定される。
特開2003−111887公報
従来、一般的なスロットマシンでは、コインを4枚以上投入すると、クレジット貯留部に投入コインが貯留され、最大賭け数のベットスイッチがオンされている場合、遊技がスタートする毎に最大賭け数の3枚のコインが使用されていくが、クレジット貯留部の残りコイン数が2枚以下になった場合、自動的にコイン数2枚或いはコイン数1枚の設定となって遊技がスタートしてしまう。このため、多数のコインがあるにも拘らず、遊技者が知らずにまたは誤って或いは機械の不調により、賭け数がコイン1枚または2枚の状態で、遊技がスタートすることが多々あり、この場合には、大当りの当選確率は非常に低いものとなって、遊技者に不利益を与えるという問題があった。
このように、遊技者の勘違いや不注意或いはベットスイッチなどの機械の不調により、最良の大当り当選確率で遊技を行うことができない場合が多々発生し、遊技者に不利益を被らせ、遊技者のスロットマシンに対する興趣が低下する問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、遊技者の不注意や勘違いによる低い当選確率での遊技のスタートを防止し、それによって遊技者が被る不利益を回避することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のスロットマシンは、
複数の図柄を外周部に付し回転駆動される複数の回胴リールと、
回転中の該回胴リールを任意の位置で停止させる停止手段と、
投入した遊技媒体の数またはベットスイッチによる賭け数により複数の入賞ラインを設定する賭け数設定手段と、
該回胴リールのスタート操作が行なわれたとき、入賞役の抽選を行い、該抽選により入賞役に当選した場合には入賞役の図柄を決定すると共に、該抽選で大入賞役に当選した場合には大入賞フラグをセットする抽選手段と、
該回胴リールのスタートをキャンセルするスタートキャンセル手段と、
を備え、該停止手段により入賞ライン上で停止した該回胴リールの停止図柄が該抽選により決定された図柄と一致したとき、遊技媒体を払い出すスロットマシンにおいて、
前記回胴リールのスタート操作が行なわれたとき、前記賭け数が最大か否かを判定し、前記賭け数が最大の場合、該回胴リールの回転がスタートし、
該賭け数が最大でない場合、大入賞フラグがセットされているか否かを判定し、該大入賞フラグがセットされている場合、該回胴リールの回転をスタートさせ、該大入賞フラグがセットされていない場合、該回胴リールのスタートを保留して該保留を遊技者に告知し、
該回胴リールのスタートが保留された状態で、前記スタートキャンセル手段によるスタートのキャンセルが行なわれたとき、今回の遊技を無効とし、
該回胴リールのスタートが保留された状態で、再度スタート操作が行なわれたとき、該回胴リールの回転がスタートし、
該回胴リールのスタート保留された状態で、再度スタート操作が行なわれず、且つ前記スタートキャンセル手段によるスタートのキャンセルが行なわれずに、所定時間が経過したとき、該回胴リールの回転がスタートすることを特徴とする。
さらに、請求項のように、上記抽選手段の抽選により大入賞役が当選し、大入賞役フラグがセットされている状態で、賭け数設定手段が最大賭け数未満の賭け数に設定されて、回胴リールのスタート操作が行なわれたとき、スタートの保留を行なわずに、そのまま回胴リールをスタートさせるように構成することができる。
上記請求項1の構成のスロットマシンによれば、遊技者は、遊技媒体となるコインを投入口に投入し或いはベットスイッチを操作して賭け数を設定し、スタートレバーを操作してゲームを開始する。このゲーム開始時、入賞役の抽選が行なわれ、賭け数が最大賭け数(例えば3枚)に設定されている場合は、回胴リールの回転がスタートする。
しかし、賭け数が最大賭け数未満(例えば1枚又は2枚)の場合には、スタート保留手段によって回胴リールのスタートが保留される。そして、遊技者がクレジット返却スイッチなどを操作して、遊技キャンセルの操作があった場合、今回の遊技はキャンセルされ、抽選結果は無効化される。したがって、遊技者の不注意により誤って或いはベットスイッチなどの不調により、遊技者にとって不利な最大賭け数未満の賭け数による抽選結果が無効化され、遊技者が入賞確率の低い抽選によりゲームを行なう不利益を回避することができる。
また、本発明によれば、スタート保留手段がスタートを保留した状態で、スタートをキャンセルするための操作手段を操作したとき、遊技のスタートがキャンセルされ、スタート保留手段がスタートを保留した状態で、回胴リールのスタート許容操作が行なわれたとき、又は所定時間が経過したときに、回胴リールの回転がスタートするので、遊技者が自分の意志で最大賭け数未満での遊技を行いたい場合、それを可能とすることができる。
また、本発明によれば、スタート保留手段が回胴リールのスタートを保留したとき、それを遊技者に告知するスタート保留告知手段を設けたので、遊技者には、賭け数が最大賭け数未満であることを確実に知らせることができ、また、賭け数を変更しての再遊技を促すことができる。
さらに、本発明によれば、抽選手段の抽選により大入賞役が当選し、大入賞役フラグがセットされている状態で、賭け数設定手段が最大賭け数未満の賭け数に設定されて、回胴リールのスタート操作が行なわれたとき、スタートの保留を行なわずに、そのまま回胴リールをスタートさせるので、大入賞役が当選した際には、遊技者は最少のコイン数で大入賞役の図柄を揃えるように、有利に遊技を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はスロットマシンの正面図を示し、図2はその制御系のブロック図を示している。スロットマシンの正面には開閉可能なパネルが設けられ、その中央部に位置する中パネル1内に、透明なリール窓2が設けられ、そのリール窓2内に3個の回胴リール3、4、5が各々のリールモータ3、4、5により回転駆動可能に並設される。各回胴リール3、4、5の外周には、例えば21個の図柄が順に付され、リール窓2上に設定された入賞ラインL(3本の水平線と2本の傾斜線)を移動する図柄及び停止した図柄を検出するための図柄検出器25、26、27が、各回胴リール3、4、5について配設される。
中パネル1下の操作パネル上には、遊技コインを投入するためのコイン投入口6が設けられ、投入されたコインを検出するコイン検出器16が設けられると共に、投入されたコインの数は、コイン計数器で計数され、クレジット表示部18に表示される。1ゲームに使用するコインの数は3枚以下であるから、4枚以上のコインを投入した場合には、クレジット表示部18に3枚を越えたコインの数が表示される。クレジット表示部18の下には、クレジットコインを返却するためのクレジット返却スイッチ19が設けられる。このクレジット返却スイッチ19は、遊技をキャンセルするためのスイッチとしても機能する。
また、ゲームを開始するためのスタートレバー(スイッチ)7が操作パネル上に設けられ、各回胴リール3、4、5を停止させるためのストップボタン(スイッチ)8、9、10が回胴リールに対応して設けられる。さらに、リール窓2の下側に、賭け数が最大賭け数未満の場合にそれを遊技者に告知するための告知表示部17が液晶ディスプレイなどを用いて配設されている。この告知表示部17は、賭け数(賭けコイン数)が1個又は2個の場合に遊技者にそれを知らせるもので、例えばアシストタイム移行時に、各回胴リールの停止図柄と停止順序を遊技者に告知する際などにも使用される。さらに、操作パネル上にはベットスイッチ11と最大ベットスイッチ12が設けられ、ベットスイッチ11はオン操作ごとに賭け数1個と2個を交互に設定し、最大ベットスイッチ12の操作によって最大賭け数つまり3個の賭けコイン数が設定される。ベットスイッチ11、12の操作によって指定した賭けコイン数は、中パネル1の左側に配設されたベットランプにより点灯表示される。
スロットマシンの主制御部20は、マイクロコンピュータユニットを主要部として構成され、CPU21はROM22に予め記憶されたプログラムデータに基づき後述のようなスロットマシンゲームを実行する。ROM22には、データテーブルとして入賞テーブル、入賞確率テーブルなどが設けられ、RAM23にはCPU21のワークエリアとなる一時記憶領域、内部当選した特定入賞役が特定小役の場合にその停止順序を記憶する記憶領域が設けられる。また、抽選のための乱数発生器28が主制御部20に接続される。乱数発生器28は、特定の範囲の自然数を順に繰り返し発生し、CPU21はスタートレバー7が操作された時点の数値をサンプリング回路により取り出して保持し、入賞役の抽選に使用する。
入賞確率テーブルには、賭け数(1〜3枚)に応じて、大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり(小役)入賞領域が設定され、その領域内に乱数発生器28が発生する数値が入賞の確率で配置され、スタート時に保持された数値が、何れの入賞領域に入るか否かを判定することにより、入賞の種類や外れが抽選される。
例えば、大当り入賞においては、投入したコイン数またはベットスイッチにより設定される賭け数が3枚の場合、当選確率が例えば1/300と高く設定され、投入したコイン数またはベットスイッチにより設定される賭け数が2枚の場合、当選確率は、例えば1/600と低く設定され、投入したコイン数またはベットスイッチにより設定される賭け数が1枚の場合、当選確率は、例えば1/1200と非常に低く設定される。
また、この入賞確率テーブルには、例えば1〜6段階の設定値に応じて入賞領域内の数値の数を変えた各々の入賞領域が設定され、遊技場側が予め設定する1〜6段階の設定値により、入賞の確率が選択可能である。
入賞テーブルには、投入された遊技コインの数(賭け数1〜3枚)に応じて、入賞時に揃える図柄の配列が記憶される。1枚のコインを投入し或いは賭け数を1枚とした場合は、リール窓の中央の入賞ラインで停止した図柄となり、例えば「7、7、7」が大当り、「BAR、BAR、BAR」が中当り、「スイカ、スイカ、スイカ」が小当り(小役)であり、「ベル、ベル、ベル」が特定小役である。2枚のコインを投入し或いは賭け数を2枚とした場合には、入賞ラインが中央の水平線の他にその上下の水平線も付加されるから、そこで停止した図柄も各入賞時に加えられ、3枚のコインを投入し或いは賭け数を3枚とした場合には、さらに、左右に傾斜した2本の傾斜線も入賞ラインに加えられる。CPU21は、ストップボタン8〜10が押されて回胴リール3〜5が停止した時、図柄検出器25〜27によって検出された停止図柄の配列と、この入賞テーブル内に記憶された各入賞の図柄配列との一致を判定し、入賞の種類や外れを決定する。
次に、上記構成のスロットマシンの動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。
図3に示すように、CPU21は、先ずステップ100で、コインが投入されたか否か或いはクレジットコインが消費されたか否かを判定し、コイン投入口6にコインが投入され、或いはベットスイッチ11,12の操作によって賭け数(1〜3枚)が設定され、クレジット貯留部に貯留されているコインがその賭け数だけ消費されたと判定した場合、次にステップ110に進む。ステップ110では、スタートレバー7が操作されたか否かを判定し、スタートレバー7がオン操作されたとき、次にステップ120に進み、乱数発生器28から乱数を取得し、その乱数に基づき入賞確率テーブルを参照して入賞役の内部抽選を行なう。
内部抽選にあたりCPU21は、乱数を発生する乱数発生器28からスタートレバー7の操作時点の数値を取り込み、その数値に基づき、入賞確率テーブルを参照して、その数値が、入賞確率テーブル内の大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり(小役)入賞領域の何れにあるか否かを判定し、入賞確率テーブル内にその数値がない場合、外れとする。例えばその数値が大当たり領域内にある場合、大当り入賞時における例えば「7、7、7」の図柄が決定され、それに応じた大入賞フラグがセットされる。
次に、ステップ130に進み、設定された賭け数が最大賭け数(3枚)か否かを判定する。ここで、コインの投入により或いはベットスイッチ11,12により設定された賭け数が、最大賭け数(3枚)の場合には、次にステップ190に進み、リールモータ13,14,15を駆動して回胴リール3,4,5の回転をスタートさせる。
一方、例えば遊技者が不注意により誤って賭け数を1枚又は2枚に設定し、或いはベットスイッチなどの不調により賭け数が1枚又は2枚に設定されていた場合、次に、ステップ140に進み、回胴リール3〜5のスタート動作を保留する。そして、ステップ150で、今回の賭け数が1枚又は2枚と最大賭け数未満であって、回胴リール3〜5のスタートが保留されている旨を、告知表示部17に表示する。
遊技者は、この告知表示部17の表示を見て、今回の賭け数が1枚又は2枚と最大賭け数未満であることを認識し、誤って最大賭け数未満の賭け数に設定していた場合には、クレジット返却スイッチ19を操作してこの回の遊技をキャンセルする。このとき、CPU21は、ステップ160からステップ170を経てステップ200に進み、今回の遊技を無効とし、前のステップ120で取得した乱数つまり今回の抽選結果は無効として、この処理を終える。そして、この場合には、遊技者は、再度コインをコイン投入口6に投入し或いは最大ベットスイッチ12を操作して最大賭け数に設定変更して、スタートレバーをオンすることにより、遊技を再開することになる。
一方、遊技者が、自らの意志により賭け数を1枚又は2枚として、敢えて最大賭け数未満で遊技を行う場合には、スタートが保留されてその保留が告知表示部17に告知された状態であっても、遊技者は回胴リールをスタートさせるべく、スタートレバー7が再度オン操作する。
このときには、ステップ160からステップ190に進み、CPU21は回胴リール3,4,5の回転をスタートさせ、遊技を開始する。また、遊技者がスタートレバー7をオン操作せず、また、キャンセル用のクレジット返却スイッチ19も操作せずに、所定時間(例えば5秒間)が経過した際には、ステップ160,170からステップ180に進み、その後、ステップ190に進んで、回胴リール3,4,5の回転がスタートし、遊技が開始される。
その後、遊技者のストップボタン8〜10の操作により、回胴リール3〜5が停止し、このときの回胴リール3〜5の停止図柄に応じて、大当り、中当り、小当り、若しくは外れの入賞判定が行われ、判定結果に応じて、コイン払出部29からコインが払い出される。
このように、賭け数が最大賭け数未満に設定されている場合、その旨を告知表示器17に表示して遊技者に告知し、遊技者がクレジット返却スイッチ19を操作して遊技をキャンセルした場合、その回の遊技が無効とされ、取得している乱数も無効とされるから、遊技者に不利となる賭け数が1枚又は2枚の場合の低い当選確率の抽選を回避し、勘違いや不注意などにより遊技者が被る不利益を防止することができる。
また、賭け数が最大賭け数未満であっても、遊技者の意思によりあえて最大賭け数未満で遊技を行う場合には、スタートレバー7の再操作により或いは所定時間の経過により、最大賭け数未満での遊技を可能としている。
図4は他の実施形態を示し、この例では、大入賞役が入賞して大入賞フラグがセットされている場合には、スタートの保留を行なわず、スタートレバー7の操作時、直ちに回胴リールの回転をスタートさせるようにしている。
すなわち、図4に示すように、CPU21は、先ずステップ200で、コインが投入されたか否か或いはクレジットコインが消費されたか否かを判定し、コイン投入口6にコインが投入され、或いはベットスイッチ11,12の操作によって賭け数(1〜3枚)が設定され、クレジット貯留部に貯留されているコインがその賭け数だけ消費されたと判定した場合、次にステップ210に進む。ステップ210では、スタートレバー7が操作されたか否かを判定し、スタートレバー7がオン操作されたとき、次にステップ220に進み、乱数発生器28から乱数を取得し、その乱数に基づき入賞確率テーブルを参照して入賞役の内部抽選を行なう。
内部抽選にあたりCPU21は、乱数を発生する乱数発生器28からスタートレバー7の操作時点の数値を取り込み、その数値に基づき、入賞確率テーブルを参照して、その数値が、入賞確率テーブル内の大当たり入賞領域、中当たり入賞領域、小当たり(小役)入賞領域の何れにあるか否かを判定し、入賞確率テーブル内にその数値がない場合、外れとする。例えばその数値が大当たり領域内にある場合、大当り入賞時における例えば「7、7、7」の図柄が決定され、それに応じた大入賞フラグがセットされる。
次に、ステップ230に進み、設定された賭け数が最大賭け数(3枚)か否かを判定する。ここで、コインの投入により或いはベットスイッチ11,12により設定された賭け数が、最大賭け数(3枚)の場合には、次にステップ290に進み、リールモータ13,14,15を駆動して回胴リール3,4,5の回転をスタートさせる。
一方、例えば遊技者が自分の意志により賭け数を最大賭け数未満に設定し、或いは不注意により誤って賭け数を1枚又は2枚に設定し、或いはベットスイッチなどの不調により賭け数が1枚又は2枚に設定されていた場合、次に、ステップ235に進み、大入賞フラグがセット状態か否かを判定する。ここで、上記のように、抽選結果が大当り入賞となって大入賞フラグがセットされている場合、ステップ235からステップ290に進み、スタートを保留することなく、直ちにリールモータ13,14,15を駆動して回胴リール3,4,5の回転をスタートさせる。これにより、大入賞役が当選しているボーナス時などには、最大賭け数未満の賭け数においても、そのまま回胴リールをスタートさせることにより、最少のコイン数で入賞役の図柄を揃えるように、遊技者は有利に遊技を行うことができる。
一方、ステップ235にて、大入賞フラグがリセット状態にある場合には、ステップ235からステップ240に進み、回胴リール3〜5のスタート動作を保留する。そして、ステップ250で、今回の賭け数が1枚又は2枚と最大賭け数未満であって、回胴リール3〜5のスタートが保留されている旨を、告知表示部17に表示する。
遊技者は、この告知表示部17の表示を見て、今回の賭け数が1枚又は2枚と最大賭け数未満であることを認識し、誤って最大賭け数未満の賭け数に設定していた場合には、クレジット返却スイッチ19を操作してこの回の遊技をキャンセルする。このとき、CPU21は、ステップ260からステップ270を経てステップ300に進み、今回の遊技を無効とし、前のステップ220で取得した乱数つまり今回の抽選結果は無効として、この処理を終える。そして、この場合には、遊技者は、再度コインをコイン投入口6に投入し或いは最大ベットスイッチ12を操作して最大賭け数に設定変更して、スタートレバーをオンすることにより、遊技を再開することになる。
一方、遊技者が、自らの意志により賭け数を1枚又は2枚として、敢えて最大賭け数未満で遊技を行う場合には、スタートが保留されてその保留が告知表示部17に告知された状態であっても、遊技者は回胴リールをスタートさせるべく、スタートレバー7が再度オン操作する。
このときには、ステップ260からステップ290に進み、CPU21は回胴リール3,4,5の回転をスタートさせ、遊技を開始する。また、遊技者がスタートレバー7をオン操作せず、また、キャンセル用のクレジット返却スイッチ19も操作せずに、所定時間(例えば5秒間)が経過した際には、ステップ260,270からステップ280に進み、その後、ステップ290に進んで、回胴リール3,4,5の回転がスタートし、遊技が開始される。
その後、遊技者のストップボタン8〜10の操作により、回胴リール3〜5が停止し、このときの回胴リール3〜5の停止図柄に応じて、大当り、中当り、小当り、若しくは外れの入賞判定が行われ、判定結果に応じて、コイン払出部29からコインが払い出される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような形態でも実施可能である。
すなわち、上記実施形態では、スタートレバーのオン操作時に乱数を取得して抽選を行ったが、回胴リールのスタート時に乱数を取得して抽選を行なうこともできる。この場合、スタートレバーのオン操作時に賭け数の判定を行ない、賭け数が最大賭け数の場合には、その直後の回胴リールのスタート時に抽選を行なう。また、賭け数が最大賭け数未満の場合には、スタートを保留すると共にそれを告知し、その後、賭け数の変更が行われ、再度スタートレバーがオン操作されたとき、乱数を取得して抽選を行なうことになり、このような構成によって、プログラム上の処理を軽減することができる。
また、上記実施形態では、遊技をキャンセルするスイッチとして、クレジット返却スイッチ19を使用したが、キャンセル信号を出力するための専用のキャンセルスイッチを設けることもできる。また、上記実施形態では、スタートの保留を解除して回胴リールをスタートさせるために、スタートレバーを再操作したが、他の操作手段として例えば専用のスイッチを使用してスタートさせることもできる。さらに、本発明は、パチンコ球を使用して行うスロットマシンに適用することもできる。
以上説明したように、本発明のスロットマシンによれば、賭け数が最大賭け数未満の状態でスタートレバーが操作されたとき、回胴リールのスタートが保留され、遊技者による遊技キャンセルの意思表示があれば、その回の遊技を無効とするから、遊技者の勘違いや不注意或いはベットスイッチなどの機械の不調に起因した、最大賭け数未満の賭け数の設定により、遊技者が不利益を被ることはなくなり、遊技者のスロットマシンに対する興趣の低下を防止することができる。
本発明の一実施形態を示すスロットマシンの正面図である。 同スロットマシンの制御系のブロック図である。 スロットマシンの動作を示すフローチャートである。 他の実施形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
3、4,5−回胴リール
7−スタートレバー
8,9,10−ストップボタン
11−ベットスイッチ
12−最大ベットスイッチ
17−告知表示部
19−クレジット返却スイッチ
28−乱数発生器
16−コイン検出部
20−主制御部
21−CPU
22−ROM
23−RAM

Claims (1)

  1. 複数の図柄を外周部に付し回転駆動される複数の回胴リールと、
    回転中の該回胴リールを任意の位置で停止させる停止手段と、
    投入した遊技媒体の数またはベットスイッチによる賭け数により複数の入賞ラインを設定する賭け数設定手段と、
    該回胴リールのスタート操作が行なわれたとき、入賞役の抽選を行い、該抽選により入賞役に当選した場合には入賞役の図柄を決定すると共に、該抽選で大入賞役に当選した場合には大入賞フラグをセットする抽選手段と、
    該回胴リールのスタートをキャンセルするスタートキャンセル手段と、
    を備え、該停止手段により入賞ライン上で停止した該回胴リールの停止図柄が該抽選により決定された図柄と一致したとき、遊技媒体を払い出すスロットマシンにおいて、
    前記回胴リールのスタート操作が行なわれたとき、前記賭け数が最大か否かを判定し、前記賭け数が最大の場合、該回胴リールの回転がスタートし、
    該賭け数が最大でない場合、大入賞フラグがセットされているか否かを判定し、該大入賞フラグがセットされている場合、該回胴リールの回転をスタートさせ、該大入賞フラグがセットされていない場合、該回胴リールのスタートを保留して該保留を遊技者に告知し、
    該回胴リールのスタートが保留された状態で、前記スタートキャンセル手段によるスタートのキャンセルが行なわれたとき、今回の遊技を無効とし、
    該回胴リールのスタートが保留された状態で、再度スタート操作が行なわれたとき、該回胴リールの回転がスタートし、
    該回胴リールのスタート保留された状態で、再度スタート操作が行なわれず、且つ前記スタートキャンセル手段によるスタートのキャンセルが行なわれずに、所定時間が経過したとき、該回胴リールの回転がスタートすることを特徴とするスロットマシン。
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