JP5611503B2 - パターン状の絶縁性微粒子膜およびその製造方法ならびにそれを用いた電子部品、マイクロマシン、光学部品 - Google Patents
パターン状の絶縁性微粒子膜およびその製造方法ならびにそれを用いた電子部品、マイクロマシン、光学部品 Download PDFInfo
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Description
また、界面活性剤を溶かした溶液中で化学吸着法を用いて単分子膜を累積する化学吸着(CA)法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、無機絶縁膜の製造方法として、CVD法やゾル−ゲル法がよく知られている。
一方、電気絶縁性の無機微粒子も数々開発製造されているが、それら絶縁性微粒子が持つ本来の機能を有効に利用するには、絶縁性微粒子を均一な膜厚の被膜にする必要がある。しかしながら、それら絶縁性微粒子を用いて大面積に亘り均一厚みの被膜を製膜できる方法はなかった。また、CVD法やゾル−ゲル法でも、大面積の基材表面の全体に亘り膜厚が均一な保護膜の製造は極めて難しかった。
なお、「カップリング反応」とは、官能基間の付加反応、または縮合反応により生成する任意の反応をいい、熱反応、および光反応のいずれであってもよい。
この場合において、第1の発明に係るパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1〜第3の膜化合物、ならびに前記第1および第2のカップリング剤がそれぞれ同一の化合物であることが好ましい。また、前記第1〜第3の膜化合物が形成する被膜が全て単分子膜であることが好ましい。
この場合において、第1および第2の膜化合物が同一の膜化合物であることが好ましい。また、前記第1および第2の膜化合物が形成する被膜がいずれも単分子膜であることが好ましい。
また、前記工程Eにおいて、未反応の前記第1の膜化合物は洗浄除去され、前記第2の微粒子の表面上で前記第1の膜化合物が形成する被膜は、単分子膜であることが好ましい。
なお、「電子部品」には、半導体装置やプリント配線基板等が含まれる。
なお、「光学部品」には、レンズや回折格子等が含まれる。
また、基材の表面に絶縁性の微粒子が配列した微粒子層が1層結合固定されているので、絶縁性微粒子膜の剥離強度を高めることができる。
さらに、カップリング反応により形成された結合を介して微粒子層を1層ずつ積層固定するので、微粒子膜の膜厚を容易に制御できる。
請求項7記載のパターン状の絶縁性微粒子膜においては、第1〜第3の膜化合物ならびに第1および第2のカップリング剤がそれぞれ同一の化合物であるので、製造コストをさらに低減できる。
請求項8記載のパターン状の絶縁性微粒子膜においては、第1〜第3の膜化合物の形成する被膜が全て単分子膜であるので、基材および微粒子の本来の物性や機能を損なうことがない。
請求項10に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜においては、第1〜第3の膜化合物が同一の化合物であるので、製造コストをさらに低減できる。
請求項11に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜においては、第1〜第3の膜化合物の形成する被膜が全て単分子膜であるので、基材および微粒子の本来の物性や機能を損なうことがない。
請求項24に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法においては、第1〜第3の膜化合物の形成する被膜が全て単分子膜であるので、基材および微粒子の本来の物性や機能を損なうことがない。
ここで、図1(a)は本発明の第1の実施の形態に係るパターン状の絶縁性単層微粒子膜の断面構造を模式的に表した説明図、図1(b)は同実施の形態に係るパターン状の絶縁性積層微粒子膜の断面構造を模式的に表した説明図、図2(a)は本発明の第2の実施の形態に係るパターン状の絶縁性単層微粒子膜の断面構造を模式的に表した説明図、図2(b)は同実施の形態に係るパターン状の絶縁性積層微粒子膜の断面構造を模式的に表した説明図、図3は、同パターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、エポキシ化ガラス板を製造する工程を説明するために分子レベルまで拡大した概念図であり、図3(a)は反応前のガラス板の断面構造、図3(b)はエポキシ基を有する膜化合物の単分子膜が形成されたガラス板の断面構造をそれぞれ表し、図4(a)は、同パターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法におけるパターン形成処理を行う工程を説明するために分子レベルまで拡大した概念図であり、図4(b)は、変形例に係るパターン形成処理を行う工程を説明するために分子レベルまで拡大した概念図、図5は、同パターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、エポキシ化シリカ微粒子を製造する工程を説明するために分子レベルまで拡大した概念図であり、図5(a)は反応前のシリカ微粒子の断面構造、図5(b)はエポキシ基を有する膜化合物の単分子膜が形成されたシリカ微粒子の断面構造をそれぞれ表す。
図1(a)、(b)に示すように、パターン状の絶縁性単層微粒子膜1およびパターン状の絶縁性積層微粒子膜3は、反応性ガラス板(反応性基材の一例)41の表面に、エポキシ化シリカ微粒子(第1の被覆微粒子の一例)34が配列した微粒子層が1層結合固定されている。図1(b)に示すように、パターン状の絶縁性積層微粒子膜3においては、微粒子層は、反応性ガラス板41側から空気との界面側に向かって第1層から第n層(nは2以上の整数で、本実施の形態においてはn=2)まで順次積層している。
第2層目の微粒子層を形成している反応性シリカ微粒子42の表面は、2−メチルイミダゾール(第3のカップリング剤の一例)のアミノ基(第3のカップリング反応基の一例)とエポキシ基とのカップリング反応により形成された結合を介して固定された2-メチルイミダゾールの被膜でさらに被覆されている。
反応性ガラス板41と第1層目の微粒子層を形成するエポキシ化シリカ微粒子34、および第1層目の微粒子層を形成するエポキシ化シリカ微粒子34と第2層目の微粒子層を形成する反応性シリカ微粒子42との間は、エポキシ基と2−メチルイミダゾールのアミノ基またはイミノ基とのカップリング反応により形成された結合を介して互いに結合固定されている。
なお、図1(b)に示すように、反応性シリカ微粒子42は、第1層目のエポキシ化シリカ微粒子34の側面にも結合することができるが、図1(b)では、説明のために、実際のパターンの大きさに対して微粒子の大きさを誇張して描写しているので、実際にはそれによりパターン形状が損なわれることは殆どない。
工程Aでは、エポキシ基を有する膜化合物をガラス板11に接触させ、エポキシ基を有する膜化合物の単分子膜13で表面が覆われたエポキシ化ガラス板14を製造する(図3参照)。
なお、ガラス板11の大きさには特に制限はない。
用いることのできるエポキシ基を有する膜化合物の具体例としては、下記(1)〜(12)に示したアルコキシシラン化合物が挙げられる。
(2) (CH2OCH)CH2O(CH2)7Si(OCH3)3
(3) (CH2OCH)CH2O(CH2)11Si(OCH3)3
(4) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)2Si(OCH3)3
(5) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)4Si(OCH3)3
(6) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)6Si(OCH3)3
(7) (CH2OCH)CH2O(CH2)3Si(OC2H5)3
(8) (CH2OCH)CH2O(CH2)7Si(OC2H5)3
(9) (CH2OCH)CH2O(CH2)11Si(OC2H5)3
(10) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)2Si(OC2H5)3
(11) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)4Si(OC2H5)3
(12) (CH2CHOCH(CH2)2)CH(CH2)6Si(OC2H5)3
縮合触媒の添加量は、好ましくはアルコキシシラン化合物の0.2〜5質量%であり、より好ましくは0.5〜1質量%である。
カルボン酸金属塩ポリマーの具体例としては、ジブチルスズマレイン酸塩ポリマー、ジメチルスズメルカプトプロピオン酸塩ポリマーが挙げられる。
カルボン酸金属塩キレートの具体例としては、ジブチルスズビスアセチルアセテート、ジオクチルスズビスアセチルラウレートが挙げられる。
チタン酸エステルキレート類の具体例としては、ビス(アセチルアセトニル)ジ−プロピルチタネートが挙げられる。
縮合触媒として上述の金属塩のいずれかを用いた場合、縮合反応の完了までに要する時間は2時間程度である。
さらに、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶媒、あるいはそれらの混合物を用いることもできる。
用いることのできるアミノ基を有する膜化合物の具体例としては、下記(21)〜(28)に示したアルコキシシラン化合物が挙げられる。
(22) H2N(CH2)5Si(OCH3)3
(23) H2N(CH2)7Si(OCH3)3
(24) H2N(CH2)9Si(OCH3)3
(25) H2N(CH2)5Si(OC2H5)3
(26) H2N(CH2)5Si(OC2H5)3
(27) H2N(CH2)7Si(OC2H5)3
(28) H2N(CH2)9Si(OC2H5)3
したがって、アミノ基を有するアルコキシシラン化合物を用いる場合には、カルボン酸スズ塩、カルボン酸エステルスズ塩、カルボン酸スズ塩ポリマー、カルボン酸スズ塩キレートを除き、エポキシ基を有するアルコキシシラン化合物の場合と同様の化合物を単独でまたは2種類以上を混合して縮合触媒として用いることができる。
用いることのできる助触媒の種類およびそれらの組み合わせ、溶媒の種類、アルコキシシラン化合物、縮合触媒、および助触媒の濃度、反応条件ならびに反応時間についてはエポキシ基を有するアルコキシシラン化合物の場合と同様であるので、説明を省略する。
その表面にヒドロキシル基、アミノ基等の活性水素基を有する場合には、膜化合物としてアルコキシシラン化合物を用いることができる。この様な基材の具体例としては、銅板、アルミニウム板、シリコンウェーハ等の金属箔または金属板等が挙げられる。したがって、これらを構成部材として含む、半導体ウェーハ、プリント基板等の電子部品、マイクロマシンを含む各種機械部品等の部材も、基材として用いることができる。
(以上工程A)
露光に用いるマスクとしては、半導体素子の製造等におけるフォトリソグラフィに用いられるレチクル用材料等の、光を透過せず、少なくとも露光の間は照射光による損傷を受けない任意の材質のものを用いることができる。また、露光は等倍露光でもよく、微細なパターンを形成する場合等には縮小投影露光を用いてもよい。
照射した部分以外への入熱を抑制するため、パルスレーザーを用いるパルスレーザーアブレーション法により、エポキシ化された膜化合物を除去することが好ましい。
レーザー光の強度は、0.1〜0.3J・cm−2であることが好ましい。レーザー光の強度が0.1J・cm−2未満である場合には、十分にエポキシ基を有する膜化合物を除去することができず、0.3J・cm−2を上回る場合には、エポキシ化ガラス板14のガラス部材が除去されるため、いずれも好ましくない。
また、レーザー光の強度が上記範囲内である場合、パルス幅としては5〜50nsが好ましい。
用いることができる光重合開始剤としては、ジアリールヨードニウム塩等のカチオン性光重合開始剤が挙げられる。光源としては、高圧水銀灯、キセノンランプ等が挙げられる。
(以上工程B)
反応後、生成したエポキシ化シリカ微粒子34を溶媒で洗浄せずに空気中に放置すると、表面に残ったアルコキシシラン化合物の一部が空気中の水分により加水分解を受け、生成したシラノール基がアルコキシシリル基と縮合反応を起こす。その結果、エポキシ化シリカ微粒子34の表面にポリシロキサンよりなる極薄のポリマー膜が形成される。このポリマー膜は、エポキシ化シリカ微粒子34の表面に共有結合により固定されていないが、エポキシ基を含んでいるため、エポキシ化シリカ微粒子34に対してエポキシ基を有する膜化合物の単分子膜33と同様の反応性を有している。そのため、洗浄を行わなくても、工程D以降の製造工程に特に支障をきたすことはない。
また、本実施の形態においては工程Aと同一のアルコキシシラン化合物を用いているが、異なるアルコキシシラン化合物を用いてもよい。ただし、工程Dにおいて用いるカップリング剤のカップリング反応基と反応して結合を形成する官能基を有するものでなければならない。
(以上工程C)
膜前駆体の製造には、2−メチルイミダゾールが可溶な任意の溶媒を用いることができるが、価格、室温での揮発性、および毒性等を考慮すると、イソプロピルアルコール、エタノール等の低級アルコール系溶媒が好ましい。
2−メチルイミダゾールの添加量、塗布する溶液の濃度、反応温度および反応時間は、用いる基材および微粒子の種類、形成する絶縁性微粒子膜の膜厚等に応じて適宜調節される。
このようにして得られた反応性ガラス板41の表面にエポキシ化シリカ微粒子34の分散液を塗布後加熱し、エポキシ化シリカ微粒子34上のエポキシ基と、反応性ガラス板41上の2−メチルイミダゾールに由来するイミノ基とのカップリング反応によりエポキシ化シリカ微粒子34を反応性ガラス板41の表面に結合固定し、単層の微粒子層を有するパターン状の絶縁性単層微粒子膜1を製造する。
加熱温度は、100〜200℃が好ましい。加熱温度が100℃未満だと、カップリング反応の進行に長時間を要し、200℃を上回ると、エポキシ基を有する単分子膜23や反応性単分子膜31の分解反応が起こり、均一なパターン状の絶縁性単層微粒子膜1が得られない。
(31) 2−メチルイミダゾール(R2=Me、R4=R5=H)
(32) 2−ウンデシルイミダゾール(R2=C11H23、R4=R5=H)
(33) 2−ペンタデシルイミダゾール(R2=C15H31、R4=R5=H)
(34) 2−メチル−4−エチルイミダゾール(R2=Me、R4=Et、R5=H)
(35) 2−フェニルイミダゾール(R2=Ph、R4=R5=H)
(36) 2−フェニル−4−エチルイミダゾール(R2=Ph、R4=Et、R5=H)
(37) 2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール(R2=Ph、R4=Me、R5=CH2OH)
(38) 2−フェニル−4,5−ビス(ヒドロキシメチル)イミダゾール(R2=Ph、R4=R5=CH2OH)
なお、Me、Et、およびPhは、それぞれメチル基、エチル基、およびフェニル基を表す。
これらのジイソシアネート化合物の添加量は、2−メチルイミダゾールの場合と同様、エポキシ化シリカ微粒子の5〜15重量%が好ましい。この場合、膜前駆体の製造に用いることのできる溶媒としては、キシレン等の芳香族有機溶媒が挙げられる。
また、イミノ基やアミノ基を有する膜化合物を用いる場合、架橋剤としては、エチレングリコールジグリシジルエーテル等の2または3以上のエポキシ基を有する化合物を用いることもできる。
(以上工程D)
用いられる2−メチルイミダゾール溶液の濃度、反応条件等は、溶液を塗布するのではなく、エポキシ化シリカ微粒子34を溶液中に分散させて加熱することを除くと、工程Dにおける反応性ガラス板41の調製の場合と同様であるので、詳しい説明を省略する。他に用いることのできるカップリング剤についても、工程Dにおける反応性ガラス板41の調製の場合と同様である。
(以上工程E)
また、工程Gでは、反応性シリカ微粒子42の微粒子層を有するパターン状の絶縁性積層微粒子膜3の表面にエポキシ化シリカ微粒子24を接触させ、エポキシ基とイミノ基とのカップリング反応により結合を形成させ、エポキシ化シリカ微粒子24を反応性シリカ微粒子42の微粒子層の上に結合固定し、次いで、結合固定されなかったエポキシ化シリカ微粒子24を除去する。
工程F、Gにおける反応条件については、工程Eと同様であるので、詳しい説明を省略する。
(以上工程FおよびG)
図2(a)に示すように、パターン状の絶縁性単層微粒子膜2およびパターン状の絶縁性積層微粒子膜4は、エポキシ化ガラス板14の表面に、反応性シリカ微粒子42が配列した微粒子層が1層結合固定されている。図2(b)に示すように、パターン状の絶縁性積層微粒子膜4においては、微粒子層は、エポキシ化ガラス板14側から空気との界面側に向かって第1層から第n層(nは2以上の整数で、本実施の形態においてはn=2)まで順次積層している。
1層目の微粒子層を形成している反応性シリカ微粒子42の表面は、2−メチルイミダゾールのアミノ基とエポキシ基とのカップリング反応により形成された結合を介して固定された2-メチルイミダゾールの被膜でさらに被覆されている。
エポキシ化ガラス板14と第1層目の微粒子層を形成する反応性シリカ微粒子42、および奇数層目の微粒子層を形成する反応性シリカ微粒子42と偶数層目の微粒子層を形成するエポキシ化シリカ微粒子34との間は、エポキシ基と2−メチルイミダゾールのアミノ基またはイミノ基とのカップリング反応により形成された結合を介して互いに結合固定されている。
なお、図2(b)に示すように、エポキシ化シリカ微粒子34は、奇数層目の反応性シリカ微粒子42の側面にも結合することができるが、図2(b)では、説明のために、実際のパターンの大きさに対して微粒子の大きさを誇張して描写しているので、それによりパターン形状が損なわれることはない。
ガラス板を用意し、洗浄後よく乾燥した。
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(化8、信越化学工業株式会社製)0.99重量部、およびジブチルスズビスアセチルアセトナート(縮合触媒)0.01重量部を秤量し、これを100重量部のヘキサメチルジシロキサン溶媒に溶解し、反応液を調製した。
その後、クロロホルムで洗浄し、余分なアルコキシシラン化合物およびジブチルスズビスアセチルアセトナートを除去した。この方法により、エポキシ化ガラス板を調製できた。
実施例1で調製したエポキシ化ガラス板に、形成されるパターン部分を覆うマスクを介してKrFエキシマレーザー(波長248nm、パルス幅10ns、レーザー強度0.15J/cm2)を照射し、パターン部分以外の部分を被覆するエポキシ基を有する単分子膜を、レーザーアブレーションにより除去した。この方法によりパターン形成されたエポキシ化ガラス板を調製できた。
粒径が100nm程度の無水のシリカ微粒子を用意し、よく乾燥した。
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(化8)0.99重量部、およびジブチルスズビスアセチルアセトナート(縮合触媒)0.01重量部を秤量し、これを100重量部のヘキサメチルジシロキサン溶媒に溶解し、反応液を調製した。
その後、トリクレンで洗浄し、余分なアルコキシシラン化合物およびジブチルスズビスアセチルアセトナートを除去した。この方法により、エポキシ化シリカ微粒子を調製できた。
実施例2で調製したパターン形成されたエポキシ化ガラス板の表面に、2−メチルイミダゾールのエタノール溶液を塗布し、100℃で加熱すると、エポキシ基と2−メチルイミダゾールのアミノ基とが反応してパターン状の反応性ガラス板が得られた。エタノールで洗浄することにより余分な2−メチルイミダゾールを除去した。
実施例3で調製したエポキシ化シリカ微粒子を、2−メチルイミダゾールのエタノール溶液中に分散して、100℃で加熱すると、エポキシ基と2−メチルイミダゾールのアミノ基とが反応して、反応性シリカ微粒子が得られた。その後、エタノールで洗浄することにより余分な2−メチルイミダゾールを除去した。
実施例4で調製した反応性ガラス板の表面に、実施例3で調製したエポキシ化シリカ微粒子のエタノール分散液を塗布し、100℃で加熱した。反応後、水で洗浄し、余分なエポキシ化シリカ微粒子を除去した。
このようにして得られた、微粒子層が1層積層したパターン状のシリカ微粒子膜の表面に、実施例5で調製した反応性シリカ微粒子のエタノール分散液をさらに塗布し、100℃で加熱した。反応後、水で洗浄し、余分な反応性シリカ微粒子を除去すると、2層の微粒子層が積層したパターン状のシリカ微粒子膜が得られた。
実施例2で調製したパターン形成されたエポキシ化ガラス板の表面に、実施例5で調製した反応性シリカ微粒子のエタノール分散液を塗布し、100℃で加熱した。反応後、水で洗浄し、余分な反応性シリカ微粒子を除去した。
このようにして得られた、シリカ微粒子層が1層積層したパターン状のシリカ微粒子膜の表面に、実施例3で調製したエポキシ化シリカ微粒子のエタノール分散液をさらに塗布し、100℃で加熱した。反応後、水で洗浄し、余分なエポキシ化シリカ微粒子を除去すると、2層のシリカ微粒子層が積層したパターン状のシリカ微粒子膜が得られた。
Claims (32)
- 基材の表面の金属パターン部分にのみ絶縁性の微粒子が配列した微粒子層が1層結合固定されたパターン状の絶縁性微粒子膜であって、
前記基材の表面の少なくとも前記パターン部分は、第1の官能基を有する第1の膜化合物の形成する被膜で被覆されており、
前記微粒子の表面は、第2の官能基を有する第2の膜化合物の形成する被膜で被覆されており、
前記微粒子は、前記第1の官能基とカップリング反応して結合を形成する少なくとも1の第1のカップリング反応基と、前記第2の官能基とカップリング反応して結合を形成する少なくとも1の第2のカップリング反応基とを有する第1のカップリング剤と、前記第1および前記第2の官能基とのカップリング反応により形成された結合を介して前記基材上に固定されていることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。 - 請求項1記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記基材の表面に前記第1の膜化合物の形成する被膜の表面の少なくとも前記パターン部分は、前記第1の官能基と前記第1のカップリング反応基とのカップリング反応により結合した前記第1のカップリング剤の形成する被膜でさらに被覆されていることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項1記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1の膜化合物の形成する被膜は前記基材の表面の前記パターン部分のみを被覆しており、前記微粒子の表面に前記第2の膜化合物の形成する被膜の表面は、前記第2の官能基と前記第2のカップリング反応基とのカップリング反応により結合した前記第1のカップリング剤の形成する被膜でさらに被覆されていることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1の膜化合物と前記第2の膜化合物とが同一の化合物であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1および第2の膜化合物の形成する被膜の一方または双方が単分子膜であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項2記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記基材上には、前記微粒子層が前記基材側から空気との界面側に向かって第1層から第n層(nは2以上の整数)まで順次積層しており、
奇数番目の前記微粒子層を形成している前記微粒子の表面は、前記第2の膜化合物の形成する被膜で被覆されており、
偶数番目の前記微粒子層を形成している前記微粒子の表面は、第3の官能基を有する第3の膜化合物の形成する被膜で被覆され、少なくとも1の前記第2のカップリング反応基と、前記第3の官能基とカップリング反応して結合を形成する少なくとも1の第3のカップリング反応基とを有する第2のカップリング剤の形成する被膜によりさらにその表面が被覆されており、
前記各微粒子層は、前記第2の官能基と前記第2のカップリング反応基とのカップリング反応により形成された結合、および前記第3の官能基と前記第3のカップリング反応基とのカップリング反応により形成された結合を介して互いに固定されていることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。 - 請求項6記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1〜第3の膜化合物、ならびに前記第1および第2のカップリング剤がそれぞれ同一の化合物であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項6および7のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1〜第3の膜化合物が形成する被膜が全て単分子膜であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項3記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記基材上には、前記微粒子層が前記基材側から空気との界面側に向かって第1層から第n層(nは2以上の整数)まで順次積層しており、
奇数番目の前記微粒子層を形成している前記微粒子の表面は、前記第2の膜化合物の形成する被膜で被覆され、前記第1のカップリング剤の形成する被膜によりさらにその表面が被覆されており、
偶数番目の前記微粒子層を形成している前記微粒子の表面は、前記第1のカップリング反応基と反応する第3の官能基を有する第3の膜化合物の形成する被膜によりその表面が被覆されており、
各微粒子層は、前記第2の官能基と前記第2のカップリング反応基とのカップリング反応により形成された結合、および前記第3の官能基と前記第1のカップリング反応基とのカップリング反応により形成された結合を介して互いに固定されていることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。 - 請求項9記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1〜第3の膜化合物が同一の膜化合物であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項9および10のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記第1〜第3の膜化合物が形成する被膜がいずれも単分子膜であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記カップリング反応により形成された結合が、アミノ基またはイミノ基とエポキシ基との反応により形成されたN−CH2CH(OH)結合であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜において、前記カップリング反応により形成された結合が、アミノ基またはイミノ基とイソシアネート基との反応により形成されたNH−CONH結合であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜。
- 基材の表面のパターン部分にのみ絶縁性の微粒子が配列した微粒子層が1層結合固定されたパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法であって、
分子の両端にそれぞれ第1の官能基および第1の結合基を有する第1の膜化合物を含む溶液を前記基材の表面に接触させ、前記第1の結合基と前記基材の表面との間で結合を形成させ、前記第1の膜化合物の形成する被膜で前記基材の表面が被覆された被覆基材を調製する工程Aと、
前記パターン部分を覆うマスクを通して、触媒を接触させた状態で前記被覆基材の表面にエネルギー線の照射を行い、前記パターン部分以外の前記第1の官能基を他の官能基に変換することにより、前記パターン部分にのみ前記第1の膜化合物の形成する被膜を残すパターン形成処理を行う工程Bと、
分子の両端にそれぞれ第2の官能基および第2の結合基を有する第2の膜化合物を含む溶液を絶縁性の微粒子の表面に接触させ、前記第2の結合基と前記微粒子の表面との間で結合を形成させ、前記第2の膜化合物の形成する被膜で前記微粒子の表面が被覆された第1の被覆微粒子を調製する工程Cと、
前記第1の官能基とカップリング反応して結合を形成する1または2以上の第1のカップリング反応基と、前記第2の官能基とカップリング反応して結合を形成する1または2以上の第2のカップリング反応基とを有する第1のカップリング剤を、前記被覆基材および前記第1の被覆微粒子の表面にそれぞれ接触させ、前記第1の官能基と前記第1のカップリング反応基とのカップリング反応、および前記第2の官能基と前記第2のカップリング反応基とのカップリング反応により結合を形成させ、前記第1の被覆微粒子からなる1層の前記微粒子層を、前記被覆基材の表面に結合固定し、次いで、前記被覆基材の表面に固定されなかった前記第1の被覆微粒子を除去する工程Dとを有することを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。 - 請求項14記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記工程Dでは、前記第1のカップリング剤を、まず、前記被覆基材の表面に接触させ、該第1のカップリング剤の被膜を有する反応性基材を調製し、次いで、該反応性基材の表面に前記第1の被覆微粒子を接触させ、該反応性基材の表面に前記第1の被覆微粒子を固定することを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記工程Dでは、まず、前記第1の被覆微粒子の表面に前記第1のカップリング剤を接触させ、前記第1のカップリング剤の被膜を有する第1の反応性微粒子を調製し、次いで、該第1の反応性微粒子の表面を前記被覆基材と接触させ、該被覆基材の表面に前記第1の反応性微粒子を固定することを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14〜16のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記第1の膜化合物と前記第2の膜化合物とが同一の化合物であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14〜17のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記工程Aおよび前記工程Cにおいて、未反応の前記第1および第2の膜化合物は洗浄除去され、前記基材および前記第1の微粒子の表面上で前記第1および第2の膜化合物がそれぞれ形成する被膜は、単分子膜であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項15記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記基材上には、前記微粒子層が前記基材側から空気との界面側に向かって第1層から第n層(nは2以上の整数)まで順次積層したパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法であって、
分子の両端にそれぞれ第3の官能基および第3の結合基を有する第3の膜化合物を含む溶液を前記微粒子の表面に接触させ、前記第3の結合基と前記微粒子の表面との間で結合を形成させ、前記第3の膜化合物の形成する被膜で表面が被覆された第2の被覆微粒子を被覆し、次いで、前記第2の被覆微粒子の表面に、前記第2のカップリング反応基と、前記第3の官能基とカップリング反応して結合を形成する1または2以上の第3のカップリング反応基とを有する第2のカップリング剤を接触させ、前記第3の官能基と前記第3のカップリング反応基とのカップリング反応により形成させた結合を介して固定された前記第2のカップリング剤の形成する被膜を表面に有する第2の反応性微粒子を調製する工程Eと、
前記絶縁性微粒子膜の表層に位置する前記第1の被覆微粒子の微粒子層の表面に前記第2の反応性微粒子を接触させ、前記第2の官能基と前記第2のカップリング反応基とのカップリング反応により結合を形成させ、前記第2の反応性微粒子を前記第1の被覆微粒子の微粒子層の上に結合固定し、次いで、結合固定されなかった前記第2の反応性微粒子を除去する工程Fと、
前記絶縁性微粒子膜の表層に位置する前記第2の反応微粒子の微粒子層の表面に前記第1の被覆微粒子を接触させ、前記第2の官能基と前記第2のカップリング反応基とのカップリング反応により結合を形成させ、前記第1の被覆微粒子を前記第2の反応性微粒子の微粒子層の上に結合固定し、次いで、結合固定されなかった前記第1の被覆微粒子を除去する工程Gと、
前記工程FおよびGをこの順序で繰り返し行い、n層の前記微粒子層からなる絶縁性微粒子膜を形成する工程Hとをさらに有することを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。 - 請求項16記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記基材上には、前記微粒子層が前記基材側から空気との界面側に向かって第1層から第n層(nは2以上の整数)まで順次積層したパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法であって、
前記第3の膜化合物を含む溶液を前記微粒子の表面に接触させ、前記第3の結合基と前記微粒子の表面との間で結合を形成させ、前記第3の膜化合物の形成する被膜で前記微粒子の表面が被覆された第2の被膜微粒子を調製する工程Eと、
前記第1の反応性微粒子の微粒子層の表面に前記第2の被覆微粒子を接触させ、前記第3の官能基と前記第1のカップリング反応基とのカップリング反応により結合を形成させ、前記第2の被覆微粒子を前記第1の反応性微粒子の微粒子層の上に結合固定し、次いで、結合固定されなかった前記第2の被覆微粒子を除去する工程Fと、
前記第2の被覆微粒子の微粒子層の表面に前記第1の反応性微粒子を接触させ、前記第1の官能基と前記第1のカップリング反応基とのカップリング反応により結合を形成させ、前記第1の反応性微粒子を前記第2の被覆微粒子の微粒子層の上に結合固定し、次いで、結合固定されなかった前記第1の反応性微粒子を除去する工程Gと、
前記工程FおよびGをこの順序で繰り返し行い、n層の前記微粒子層からなる絶縁性微粒子膜を形成する工程Hとをさらに有することを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。 - 請求項19および20のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記第1〜第3の膜化合物が同一の化合物であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項19〜21のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記工程Eにおいて、未反応の前記第3の膜化合物は洗浄除去され、前記第2の被覆微粒子の表面上で前記第3の膜化合物が形成する被膜は、単分子膜であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14〜18のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記第1および第2の膜化合物は全てアルコキシシラン化合物であり、前記第1および第2の膜化合物を含む溶液は、さらに縮合触媒として、カルボン酸金属塩、カルボン酸エステル金属塩、カルボン酸金属塩ポリマー、カルボン酸金属塩キレート、チタン酸エステル、およびチタン酸エステルキレートからなる群から選択される1または2以上の化合物を含むことを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14〜18のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記第1および第2の膜化合物は全てアルコキシシラン化合物であり、前記第1および第2の膜化合物を含む溶液は、さらに縮合触媒として、ケチミン化合物、有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、およびアミノアルキルアルコキシシラン化合物からなる群より選択される1または2以上の化合物をさらに含むことを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項19〜22のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記第1〜第3の膜化合物は全てアルコキシシラン化合物であり、前記第1〜第3の膜化合物を含む溶液は、さらに縮合触媒として、カルボン酸金属塩、カルボン酸エステル金属塩、カルボン酸金属塩ポリマー、カルボン酸金属塩キレート、チタン酸エステル、およびチタン酸エステルキレートからなる群から選択される1または2以上の化合物を含むことを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項19〜22のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記第1〜第3の膜化合物は全てアルコキシシラン化合物であり、前記第1〜第3の膜化合物を含む溶液は、さらに縮合触媒として、ケチミン化合物、有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、およびアミノアルキルアルコキシシラン化合物からなる群より選択される1または2以上の化合物をさらに含むことを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項23および25のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、さらに助触媒として、ケチミン化合物、有機酸、アルジミン化合物、エナミン化合物、オキサゾリジン化合物、およびアミノアルキルアルコキシシラン化合物からなる群より選択される1または2以上の化合物をさらに含むことを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14〜27のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記カップリング反応により形成された結合が、アミノ基またはイミノ基とエポキシ基との反応により形成されたN−CH2CH(OH)結合であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項14〜27のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法において、前記カップリング反応により形成された結合が、アミノ基またはイミノ基とイソシアネート基との反応により形成されたNH−CONH結合であることを特徴とするパターン状の絶縁性微粒子膜の製造方法。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜を電極および配線の保護膜として用いたことを特徴とする電子部品。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜を、金属表面を有する摺動部に用いたことを特徴とするマイクロマシン。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載のパターン状の絶縁性微粒子膜を保護膜および反射防止膜のいずれか一方または双方として用いたことを特徴とする光学部品。
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