JP5609288B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
また、従来における原稿の読み取り方式としては、例えば、キセノンランプを光源とする光を原稿に照射し、原稿からの反射光を、縮小光学系を介して光センサで読み取る方式が一般的である。しかしながら、最近では、装置の小型化を目的として、形状の小さいLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を光源に利用し、例えば、セルフォックレンズ(「セルフォック」は、登録商標)を介してリニアセンサで画像を直接読み取るCIS(Contact Image Sensor)と呼ばれるものが実用化されてきている。
そこで、センサチップを千鳥状に配列したマルチチップ方式のイメージセンサアレイを用いることで、隣接するセンサチップ間に存在するギャップを、他のセンサチップにて補うことが考えられる。
また、原稿を移動させて画像を読み取る装置では、原稿搬送速度が原稿搬送用のローラーへ突き当たることによるショックやモータの回転ムラ等により、場所によって原稿の位置が変わる場合がある。この場合にはその位置によって副走査のズレの補正量は異なる可能性がある。
しかしながら、特許文献1に記載された画像読取装置は、チップの実装精度のばらつきは補正できるものの、原稿搬送速度ムラの影響による副走査画像ズレを補正することはできない。
本実施形態は、被読み取り原稿を固定の読取装置部に搬送し、所定の速度で搬送しながら画像読み取りを行う画像読取装置に適用した場合を例に採って説明する。
図1、図2において、本実施形態の画像読取装置は、原稿セット部51と、分離給送部52と、レジスト部53と、反転部54と、第1読取搬送部55と、第2読取搬送部56と、排紙部57と、スタック部58と、ピックアップモータ101〜底板上昇モータ105である駆動部(図2)と、コントローラ部100(図2)とを備える。原稿セット部51は、読取原稿束をセットする。分離給送部52は、セットされた原稿束から一枚毎に原稿を分離して給送する。レジスト部53は、給送された原稿を一次突当整合し、整合後の原稿を引き出して搬送する。反転部54は、搬送された原稿を反転させて、原稿面を読取り側(下方)に向けて搬送する。第1読取搬送部55は、原稿の表面画像をコンタクトガラスの下方より読み取りを行わせる。第2読取搬送部56は、表面の読み取り後の原稿の裏面画像を読み取らせる。排紙部57は、表裏の読み取りが完了した原稿を機外に排出する。スタック部58は、読み取り完了後の原稿を積載保持する。ピックアップモータ101〜底板上昇モータ105である駆動部は、これら搬送動作の駆動を行う。コントローラ部100は、これら一連の動作を制御する。
まず、図1において、読取を行う原稿束1が、可動原稿テーブル3を含む原稿テーブル2上で、原稿面が上向きの状態でセットされる。さらに、原稿束1の巾方向(搬送方向と直行する方向)の位置決めが、図示しないサイドガイドによって行われる。セットされた原稿は、セットフィラー4と原稿セットセンサ5とにより検知される。原稿が検知されたことを示す信号は、図2のI/F107により本体制御部111に送信される。更に、原稿テーブル1面に設けられた原稿長さ検知センサ30又は31により、原稿の搬送方向長さの概略が判定される。ここで、原稿長さ検知センサ30又は31は、反射型センサ、又は原稿1枚においても検知可能なアクチェーター・タイプのセンサが用いられ、少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能なセンサ配置である必要がある。
このようにして1枚に分離された原稿は、給紙ベルト9によって更に送られ、突き当てセンサ11で先端が検知された後、停止しているプルアウトローラー12に突き当たる。その後、原稿は、上記の突き当てセンサ11の検知から所定量定められた距離送られ、プルアウトローラー12に所定量撓みを持って押し当てられる。この状態で給紙ベルト9の駆動が停止する。
プルアウトローラー12は、スキュー補正された原稿を中間ローラー14まで搬送する。
プルアウトローラー12及び中間ローラー14の駆動によりレジスト部53から反転部54に原稿が搬送される際には、レジスト部53での搬送速度が第1読取搬送部55での搬送速度よりも高速に設定される。これにより、原稿を読取部へ送り込む処理時間の短縮が図られている。
コントローラ部100は、本体制御部111から読取り開始信号を受信すると、レジスト停止していた原稿の搬送速度が読取位置に原稿先端が到達するまでに所定の搬送速度に達するように搬送速度を増速して原稿を搬送させる。
ここで、片面原稿読取りの場合には、第1読取搬送部55を通過した原稿は第2読取部25を経て排紙部57へ搬送される。この際、排紙センサ24により原稿の先端が検知されると、コントローラ部100は、排紙モータ104を正転駆動して排紙ローラー28を反時計方向に回転させる。また、排紙センサ24による原稿の先端検知からの排紙モータパルスカウントにより、コントローラ部100は、原稿後端が排紙ローラー28の上下ローラー対のニップから抜ける直前に排紙モータ駆動速度を減速させて、排紙トレイ29上に排出される原稿が飛び出さない様に制御する。
第2読取ローラー26は、第2読取部25における原稿の浮きを抑えると同時に、第2読取部25におけるシェーディングデータを取得する為の基準白部を兼ねるものである。
図3に示すように、第2読取部25は、LEDアレイ、蛍光灯、あるいは冷陰極管などからなる光源部200と、主走査方向(原稿幅方向に対応する方向)に並ぶ複数のセンサチップ201と、センサチップ201毎に接続された複数のアンプ回路202と、アンプ回路202毎に接続された複数のA/Dコンバータ203と、A/Dコンバータ203毎にA/Dコンバータ203の出力信号の信号成分以外の黒レベルオフセットを除去する黒補正部204と、画像処理部205と、副走査位置補正部206と、出力制御回路207と、I/F回路208と、を備える。
センサチップ201は、等倍密着イメージセンサと称される光電変換素子と集光レンズとを備えたものである。
その後、デジタル画像情報は、出力制御回路207によって本体制御部111に受入可能なデータ形式に変換された後、I/F回路208を経由して本体制御部111に出力される。
図4は、副走査位置補正に使用するセンサチップ201毎に必要なラインメモリ量を表す図である。
画像読取装置では、副走査方向の変倍を実現するための方法として、原稿の搬送速度を変えることで変倍機能を実施する方法と、原稿搬送速度は一定で電気的に変倍処理をすることで変倍機能を実現する方法とがある。
なお、図4は、原稿搬送速度を50〜200%まで変化させる場合(但し、等倍を100%とする)に副走査位置補正に必要なメモリ量を示している。また、図4は、図5に示す原稿搬送方向に原稿が搬送される場合を想定した例である。
図5において、原稿搬送速度が100%の場合、副走査位置補正部206は、EVENチップのBlueを基準に副走査のライン位置を、原稿進行方向に対して、EVENチップGreenで1ライン、EVENチップRedで2ライン、ODDチップBlueで4ライン、ODDチップGreenで5ライン、ODDチップRedで6ライン遅延させることでRGBの副走査読み取り位置を合わせることができる。
原稿搬送速度が50%〜200%の変倍に対応するためには、副走査位置補正部206は、下記ライン遅延量だけ制御できる必要がある。
EVENチップGreen:0.5〜2ライン
EVENチップRed:1〜4ライン
ODDチップBlue:2〜8ライン
ODDチップGreen:2.5〜10ライン
ODDチップRed:3〜12ライン
図4、図6において、レジスタ設定によりラインメモリライトスタート信号(mrst_st)がアクテイブになると、次のラインからODDチップのレッドライト信号(wrrst_cor)がアクテイブになり、ODDチップRedのラインメモリ(1)へのライトが開始される。また、1ライン毎にラインメモリ(2)、(3)とラインメモリアドレスが更新される。
即ち、図6に示すODDチップのレッドライトトリガ信号(wrrst_cor)の発生ラインからODDチップRedのラインメモリ(1)へのライトが開始される。同様に、ODDチップのグリーンライトトリガ信号(wrrst_cog)の発生ラインからODDチップGreenのラインメモリ(1)へのライトが開始される。同様に、ODDブルーのライトトリガ信号(wrrst_cob)の発生ラインからODDチップBlueのラインメモリ(1)へのライトが開始される。同様に、EVENチップのレッドのライトトリガ信号(wrrst_cer)の発生ラインからEVENチップRedのラインメモリ(1)へのライトが開始される。同様に、EVENチップのグリーンのライトトリガ信号(wrrst_ceg)の発生ラインからEVENチップGreenのラインメモリ(1)へのライトが開始される。同様に、EVENチップのブルーのライトトリガ信号(wrrst_ceb)の発生ラインからEVENチップBlueのラインメモリ(1)へのライトが開始される。
なお、lsysnc_stbはライン同期信号である。
また、各ラインメモリの開始リードアドレスは副走査位置補正部206により変倍率によって変更制御される。ここで、整数ラインの副走査ライン補正の場合は単純にラインの遅延量を制御することで実現可能であるが、副走査ライン補正量が1ライン未満、即ち小数点以下の場合は、小数点以下の補正を行う必要がある。
図7は、4点のサンプリング点のデータから新サンプリング点のデータを3次関数コンボリューション法により求める概念図である。
図7において、3次関数コンボリューション法では、注目ラインの画像データを(n)、1ライン後の画像データを(n−1)、1ライン前の画像データを(n+1)、2ライン前の画像データを(n+2)とする。そして3次関数コンボリューション法によれば、この4点の画像データを用いて注目ラインの画像データ(n)と1ライン前の画像データ(n+1)間にある点(新サンプリング点)の画像データ(n’)を求めることができる。
即ち、新サンプリング点の画像データ(n’)の注目ラインの画像データ(n)からのズレ量をdとし、これらの要素から補間演算することにより、新サンプリング点の画像データ(n’)を求めることができる。具体的には、新サンプリング点の画像データ(n’)は、数式(1)で求められる。
n’=W0×(n−1)+W1×n+W2×(n+1)+W3×(n+2) …(1)
なお、図7の矢印の長さはサンプリングした画像データのデータ量を示す。数式(1)において、W0、W1、W2及びW3は、補正係数である。上記位置ずれ量dと補正係数W0、W1、W2及びW3との関係は、例えば図8に示したものとなる。
EVENチップGreen:1ライン×71%/100%=0.71ライン
0.71×32/32=22/32のズレ量の補正係数を選択(整数ライン遅延量は0ライン)
EVENチップRed:2ライン×71%/100%=1.42ライン
0.42×32/32=13/32のズレ量の補正係数を選択(整数ライン遅延量は1ライン)
ODDチップBlue:4ライン×71%/100%=2.84ライン
0.84×32/32=26/32のズレ量の補正係数を選択(整数ライン遅延量は2ライン)
ODDチップGreen:5ライン×71%/100%=3.55ライン
0.55×32/32=17/32のズレ量の補正係数を選択(整数ライン遅延量は3ライン)
ODDチップRed:6ライン×71%/100%=4.26ライン
0.26×32/32=8/32のズレ量の補正係数を選択(整数ライン遅延量は4ライン)
EVENチップBlue:ラインメモリ(1)
EVENチップGreen:ラインメモリ(1)〜(4)(小数点以下ズレ量=22/32)
EVENチップRed:ラインメモリ(2)〜(5)(小数点以下ズレ量=13/32)
ODDチップBlue:ラインメモリ(5)〜(8)(小数点以下ズレ量=26/32)
ODDチップGreen:ラインメモリ(6)〜(9)(小数点以下ズレ量=17/32)
ODDチップRed:ラインメモリ(7)〜(10)(小数点以下ズレ量=8/32)
それ以降のラインは上記の読み出しライン番号を1ずらすことを繰り返すことで千鳥配列のEVENチップ、ODDチップのRGB画像データの副走査ズレを補正することができる。
この問題を抑制するための方法を、以下に副走査位置補正部206の構成例である図9とその制御タイミング図である図10をもって説明を行う。なお、図9及び図10で説明する副走査位置補正部206の補正処理はライン毎に行われる。
ここでは、説明の煩雑を避けるために色を限定してRedの変倍率71%時を例として説明する。
EO(EVEN、ODD)チップ選択信号「eocoe_sel」が“H”の時はODDチップRedラインメモリ901のラインメモリデータが入力画像データ選択(SEL)部906で選択され、図4のライン番号で(7)〜(10)の画像データが出力される。
図9、及び図10中、「ecoe_val」はEVENチップの補正係数、「ocoe_val」はODDチップの補正係数であり、EVENチップ選択信号「eocoe_sel」が“L”の時はEVENチップの補正係数「ecoe_val」が“H”の時はODDチップの補正係数「ocoe_val」が選択される。
引き続き変倍率が71%の時を例に採ると、上述したようにEVENチップRedの補正係数(第1の補正係数の一例)は13/32のズレ量に対応するW0〜W3であり、これを所定値として副走査ライン補正係数出力部902−1〜902−3のEVENチップの補正係数「ecoe_val1-3」の設定値(13/32のズレ量に対応するW0〜W3)として反映させる。なお、本実施形態では、EVENチップの補正係数「ecoe_val1-3」は全て13/32のズレ量に対応するW0〜W3とし、この補正係数で生成された画像データを第1の画像データとする。
次に、副走査補正係数選択(SEL)部904(補正係数選択手段の一例)は、上記差分の算出結果から差分が最も小さいODDチップの補正係数を選択し、選択した補正係数を示す選択信号を画像データ選択(SEL)部905(画像データ選択手段の一例)へ出力する。画像データ選択(SEL)部905は、ODDデータ選択信号「odata_sel」が“H”の期間に、副走査補正係数選択(SEL)部904により選択された補正係数(選択信号が示す補正係数)で補正された第2の画像データをRED_dat_out[9:0]として出力する。また、画像データ選択(SEL)部905は、ODDデータ選択信号「odata_sel」が“L”の期間に、レッドデータについてのEVENチップの第1の画像データを(RED_dat_coeval11[9:0])として出力する。
なお、オーバーラップ画素は画像除去回路である画像除去部908により除去される。オーバーラップ画素は本来EVEN、ODDチップで同じ画像データであり、副走査のズレが整合していれば画像データは一致するはずである。
なお、本実施形態では、ODDチップを基準にしてEVENチップにあわせる場合に関して説明したが、EVENチップを基準にしてODDチップにあわせる場合でも同様である。
図11は、EO(EVEN・ODD)チップ差分生成部903の回路構成例を示すブロック図である。
図11において、EVENチップの画像データ(第1の画像データ)はODDチップの画像データ(第2の画像データ)より先に入力される(図10のタイミング図参照)ので、EO(EVEN・ODD)チップ差分生成部903は、EVENチップのOV画像データ(第1の画像データのOV画像データ)をEVENチップOV画像メモリ1101に一時格納しておく。なお、EVENチップの画像データ、ODDチップの画像データは、それぞれ1ライン分ずつEO(EVEN・ODD)チップ差分生成部903に入力される。次に、ODDチップの画像データ(第2の画像データ)が入力されるタイミングでEVENチップOV画像メモリ1101からEVENチップのOV画像データを読み出して、差分回路1102でEVENチップのOV画像データとODDチップのOV画像データ(第2の画像データのOV画像データ)との画素毎の差分を算出して、加算する。これにより、1ラインにおけるOV画素数分の差分の加算値が算出される。次に、差分保持回路1103は、差分回路1102で算出されたOV画素数分の差分の加算値を、副走査のライン数を指定するための信号である副走査ライン数設定信号「fline_sel」で指定されたライン数分保持(蓄積)する。そして差分保持回路1103は、指定されたライン数と当該ライン数分の加算値とから、OV画素数の差分のエリア平均値を算出して出力する。
以上のように、EVENチップのOV画像データとODDチップのOV画像データとの差分の平均値の算出を指定されたライン数単位で行うので、EVENチップとODDチップとのオーバーラップ画素数が少ない場合であっても補正係数選択の精度を向上することができる。
この場合、図9の副走査補正係数選択(SEL)部904を、EOチップ差分生成部903の差分値の最小値が一定値(予め設定された第1の値の一例)以上の場合、画像データ選択(SEL)部905への選択信号を更新しない構成、即ち、前のラインの選択信号をそのまま出力する構成とすればよい。これにより、予期せぬ振動などが原因で想定外のズレが発生し、差分値の最小値が通常より大きくなった場合であっても、副走査補正係数選択が行われず、選択信号が更新されないため、エラーによる影響を低減することができる。
2 原稿テーブル
3 可動原稿テーブル
4 セットフィラー
5 原稿セットセンサ
7 ピックアップローラー
8 給紙適正位置センサ
9 給紙ベルト
10 リバースローラー
11 突き当てセンサ
12 プルアウトローラー
13 原稿幅センサ
14 中間ローラー
15 読取入口センサ
16 読取入口ローラー
17 レジストセンサ
20 第1読取部
23 読取出口ローラー
24 排紙センサ
25 第2読取部
26 第2読取ローラー
27 CIS出口ローラー
28 排紙ローラー
29 排紙トレイ
30、31 原稿長さ検知センサ
51 原稿セット部
52 分離給送部
53 レジスト部
54 反転部
55 第1読取搬送部
56 第2読取搬送部
57 排紙部
58 スタック部
100 コントローラ部
101 ピックアップモータ
102 給紙モータ
103 読取モータ
104 排紙モータ
105 底板上昇モータ
107 I/F
108 操作部
110 装置本体
111 本体制御部
200 光源部
201 センサチップ
202 アンプ回路
203 A/Dコンバータ
204 黒補正部
205 画像処理部
206 副走査位置補正部
207 出力制御回路
208 I/F回路
901 ODDチップRedラインメモリ
902−1〜902−3(902) 副走査ライン補正係数出力部
903−1〜903−3(903) EO(EVEN、ODD)チップ差分生成部
904 副走査補正係数選択(SEL)部
905 画像データ選択(SEL)部
906 入力画像データ選択(SEL)部
907 EVENチップRedラインメモリ
908 画像除去部
1101 EVENチップOV画像メモリ
1102 差分回路
1103 差分保持回路
Claims (6)
- 主走査方向に第1のイメージセンサチップを所定間隔で配置した第1のイメージセンサチップ列及び主走査方向に第2のイメージセンサチップを所定間隔で配置した第2のイメージセンサチップ列を、第1のイメージセンサチップと第2のイメージセンサチップとが互いにオーバーラップするように副走査方向に千鳥状に並べて配置した原稿読取手段と、
前記第1のイメージセンサチップ列で読み取った1ライン分の第1の画像データを生成するとともに、前記第2のイメージセンサチップ列で読み取った複数ライン分の画像データを、少なくとも、前記第1のイメージセンサチップ列及び前記第2のイメージセンサチップ列間での原稿搬送速度に応じた位置ずれ量に対応した補正係数、当該位置ずれ量よりも大きい位置ずれ量に対応した補正係数、及び当該位置ずれ量よりも小さい位置ずれ量に対応した補正係数それぞれで補正して、1ライン分の複数の第2の画像データを生成する画像データ生成手段と、
前記第1の画像データと前記複数の第2の画像データそれぞれとのオーバーラップ部分の画像データを比較する比較手段と、
前記複数の第2の画像データの中から、前記第1の画像データとの差分が最小又は極小となる第2の画像データを選択する画像データ選択手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。 - 前記第1のイメージセンサチップ列では、更に、それぞれ異なる色成分に対応した複数の第1のイメージセンサが副走査方向に並んでおり、
前記第2のイメージセンサチップ列では、更に、それぞれ異なる色成分に対応した複数の第2のイメージセンサが副走査方向に並んでおり、
前記画像データ生成手段は、前記第1のイメージセンサチップ列のうち所定の色成分に対応したイメージセンサチップ列で読み取った複数ライン分の画像データを、前記第1のイメージセンサチップ列のうち基準となるイメージセンサチップ列及び前記所定の色成分に対応したイメージセンサチップ列間での原稿搬送速度に応じた第1の位置ずれ量に対応した補正係数を用いて補間して、前記第1の画像データを生成するとともに、前記第2のイメージセンサチップ列のうち前記所定の色成分と同じ色成分に対応するイメージセンサチップ列で読み取った前記複数ライン分の画像データを、少なくとも、前記第1のイメージセンサチップ列のうち前記基準となるイメージセンサチップ列及び前記第2のイメージセンサチップ列のうち前記所定の色成分に対応したイメージセンサチップ列間での原稿搬送速度に応じた第2の位置ずれ量に対応した補正係数、当該第2の位置ずれ量よりも大きい位置ずれ量に対応した補正係数、及び当該第2の位置ずれ量よりも小さい位置ずれ量に対応した補正係数それぞれで補正して、前記複数の第2の画像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記第1の画像データとの差分が最小又は極小となる第2の画像データの第2の補正係数を示す選択信号を前記画像データ選択手段に出力する補正係数選択手段を更に備え、
前記画像データ選択手段は、前記複数の第2の画像データの中から、前記選択信号が示す前記第2の補正係数で補正された第2の画像データを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。 - 前記補正係数選択手段は、前記最小値が予め設定された第1の値以上の場合、前記選択信号を更新せずに出力することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
- 前記補正係数選択手段は、前記比較手段の比較結果を参照して、前記第1の画像データと前記複数の第2の画像データそれぞれとの各差分値の差のうちの最大値が予め設定された第2の値以下の場合、前記選択信号を更新せずに出力することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像読取装置。
- 前記比較手段は、複数ライン分の前記第1の画像データと前記複数ライン分の前記複数の第2の画像データそれぞれとのオーバーラップ部分の画像データを比較することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像読取装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010133994A JP5609288B2 (ja) | 2009-07-30 | 2010-06-11 | 画像読取装置 |
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