JP5608788B2 - 濃度補正システム - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットヘッドによる1画素あたりの液滴量を補正する濃度補正システムに関する。
従来、インクジェット記録装置に用いられるインクジェットヘッドのノズルから吐出する液滴量は、ノズル毎に±5〜10%のばらつきを有する。インクジェットヘッドは、ノズルおよび圧力室の形状精度、圧電材料等の特性精度が異なる。
このばらつきは、印刷物の濃度ばらつきとなる。特に、インクジェット技術が液晶ディスプレイのカラーフィルター等の印刷に用いられる場合、インクジェット技術の精度は製造物の性能を左右する。
従来、複数のノズルを有するインクジェットヘッドでは、ノズル毎の液滴量のばらつきを少なくするために、特許文献1及び特許文献2に記載されているようにノズル毎に駆動波形を調整する方法が用いられていた。
特開2003−170588号公報 特開2006−150256号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の方法をインクジェット記録装置で用いるには、駆動回路をノズル毎に必要とする。そのため、インクジェットヘッド全体を駆動する駆動回路は、大型化、かつ、高額化する。
本発明は、1画素あたりの液滴量のばらつきを軽減することができる濃度補正システムを提供することである。
本発明の実施形態に係る本濃度補正システムは、記録媒体を搬送する搬送手段と、画像データに基づいて前記記録媒体に対してマルチドロップ駆動方式でインクを吐出する第1のインク吐出手段と、前記画像データに基づいて前記記録媒体に対してマルチドロップ駆動方式でインクを吐出し、1ドロップあたりの体積が前記第1のインク吐出手段よりも小さい第2のインク吐出手段と、画像形成された前記記録媒体における1画素の液滴量を構成する前記第1のインク吐出手段のドロップ数および前記第2のインク吐出手段のドロップ数を補正する制御手段とを有する。
本発明の濃度補正システムは、1画素あたりの液滴量のばらつきを軽減することができる。
実施形態に係る濃度補正システムのブロック図。 実施形態に係るインクジェットヘッドA、インクジェットヘッドBの斜視図。 実施形態に係るインクジェットヘッドA、インクジェットヘッドBのドロップ数と1画素における総液滴量の関係を示す表。 実施形態に係るインクジェットヘッドA、インクジェットヘッドBのドロップ数と1画素における総液滴量の関係を示す他の例を示す表。 実施形態に係るインクジェットヘッドA、インクジェットヘッドBのドロップ数の補正について示すフローチャート。 実施形態に係るインクジェットヘッドA、インクジェットヘッドBのドロップ数の補正について示すフローチャート。
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る濃度補正システムを示すブロック図である。濃度補正システムは、制御部101、記録部102、ヘッド駆動制御回路103、インクジェットヘッドA104、インクジェットヘッドB105、モータ駆動制御回路106、モータ107、キーボード制御回路108、キーボード109、スキャナ駆動制御回路110、スキャナ111を備えている。
例えば、制御部101、記録部102、ヘッド駆動制御回路103、インクジェットヘッドA104、インクジェットヘッドB105、モータ駆動制御回路106、モータ107はインクジェット記録装置を構成する。キーボード109(これを制御するキーボード制御回路108)、スキャナ111(これを駆動制御するスキャナ駆動制御回路110)は、インクジェット記録装置に接続された外部機器である。
制御部101は、濃度補正システムの各部の動作を制御する。記録部102は、動作プログラム等の各種データを記録する。ヘッド駆動制御回路103は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の駆動を制御する。例えば、ヘッド駆動制御回路103は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105から吐出するインクのドロップ数を制御する。モータ駆動制御回路106は、モータ107の駆動を制御する。モータ107は、駆動に応じて記録媒体を搬送する搬送部である。
キーボード制御回路108は、キーボード109による入力に基づいて、制御部901に入力信号を送信する。キーボード109は、画像データの入力または濃度補正システムの各部に対する動作指令の入力に用いられる入力部である。スキャナ駆動制御回路110は、スキャナ111による画像の読み込み、画像処理をする。
図2は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の斜視図である。インクジェットヘッドA104は、インクを吐出するノズル1041が記録媒体の幅方向に渡って所定のピッチで配置されている。つまり、インクジェットヘッドA104は、複数のノズル1041がライン上に配列されたライン型のプリントヘッドである。インクジェットヘッドB105についても同様である。インクジェットヘッドB105は、インクジェットヘッドA104に配置されたノズル1041のピッチと同じピッチで複数のノズル1051が配置されている。ノズル1041の配列方向は、記録媒体の搬送方向と直交する方向である。ノズル1051の配列方向も同様である。インクジェットヘッドA104は、記録媒体の搬送方向に沿ったインクジェットヘッドA105の上流側に設けられている。インクジェットヘッドA104に配列された複数のノズル1041とインクジェットヘッドB105に配列された複数のノズル1051同士は、記録媒体の搬送方向にそれぞれ対向している。
本実施形態では、1画素は、インクジェットヘッドA104が吐出するインクの液滴量およびインクジェットヘッドB105が吐出するインクの液滴量を合算した液滴量で構成されている。ここでは、合算した液滴量を総液滴量と称す。
インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105は、入力された画像データに基づいて記録媒体に対して記録動作する。インクジェットヘッドA104は、ノズル1041から吐出されるインク滴の大きさを変えずに、記録媒体のほぼ同一箇所に対して打ち込むインク滴の数を変更して画素径を変化させるマルチドロップ駆動方式のインク吐出部である。インクジェットヘッドB105も同様である。
ここで、インクジェットヘッドA104は、各ノズル1041から吐出するインクの1ドロップあたりの体積が平均Xplであるマルチドロップ駆動方式のヘッドとする。インクジェットヘッドB105は、各ノズル1051から吐出するインクの1ドロップあたりの体積が平均Yplであるマルチドロップ駆動方式のヘッドとする。
次に、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数と1画素における総液滴量について説明する。図3は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のそれぞれのドロップ数と1画素における総液滴量の関係を示す表である。
比較例として、1ドロップあたりの体積が平均6plであるインクジェットヘッドのみによる液滴量について説明する。ここで、特定の画素における標準の液滴量は6pl×7ドロップ=42plとする。インクジェットヘッドの1ドロップあたりの体積がノズルの設計誤差により10%ばらつくとすると、特定の1画素における液滴量は、42pl±2.1plとなる。言い換えると、特定の1画素における液滴量は、42pl±4.9%となる。
本実施形態に係るインクジェットヘッドA104に配列された各ノズル1041が吐出するインクの1ドロップあたりの体積は平均6.5plとする。インクジェットヘッドB105に配列された各ノズル1051が吐出するインクの1ドロップあたりの体積は平均5.5plとする。つまり、インクジェットヘッドA104は、比較例よりも1ドロップあたりの体積が0.5pl多い、平均6.5plのインクを吐出するように設定されている。インクジェットヘッドB105は、比較例よりも1ドロップあたりの体積が0.5pl少ない、平均5.5pl吐出するように設定されている。
図3は、インクジェットヘッドA104のドロップ数を0から7まで、インクジェットヘッドB105のドロップ数を7から0まで変更した場合の1画素における総液滴量を示している。1画素におけるインクジェットヘッドA104のドロップ数とインクジェットヘッドB105のドロップ数の和は7で一定である。ここで、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積がノズル1041およびノズル1051の設計誤差の影響で大きくばらつく場合がありうる。この場合、要求される総液滴量になれば、1画素におけるインクジェットヘッドA104のドロップ数とインクジェットヘッドB105のドロップ数の和は7で一定でなくてもよい。
図3に示すように、本実施形態では、1ドロップあたりの体積が異なるインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の組み合わせを変えている。インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積差が1plであるのと同様に、特定の1画素における総液滴量も1pl刻みである。
ここで、比較例同様、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積がノズル1041およびノズル1051の設計誤差の影響で10%ばらつくとすると、総液滴量の刻みもばらつく。この場合、総液滴量の刻みは、最大で1.1plとなる。つまり、総液滴量は、42pl±0.55plとなる。言い換えると、総液滴量は、42pl±1.3%となる。
1ドロップあたりの体積が異なるインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105を用いた本実施形態は、比較例に比べて、ノズル1041およびノズル1051の配列方向に沿った画素全ての総液滴量のばらつきを抑えることができる。
制御部101は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積のばらつきを考慮して、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数を補正する。ここで、インクジェットヘッドA104に配列された複数のノズル1041のうちの1つの特定のノズル1041およびインクジェットヘッドB105に配列された複数のノズル1051のうちの1つの特定のノズル1051は、特定の1画素に対してインクを吐出する。
したがって、制御部101は、ノズル1041およびノズル1051の配列方向に沿った画素全てにおいてインクを吐出するインクジェットヘッドA104のノズル1041およびインクジェットヘッドB105のノズル1051の組み合わせについてドロップ数を補正する。このインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正については後述する。
図4は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数と1画素における総液滴量の関係を示す他の例を示す表である。ここでは、本実施形態に係るインクジェットヘッドA104に配列された各ノズル1041が吐出するインクの1ドロップあたりの体積は平均6.25plとする。インクジェットヘッドB105に配列された各ノズル1051が吐出するインクの1ドロップあたりの体積は平均5.75plとする。
図4に示すように、本実施形態では、1ドロップあたりの体積が異なるインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の組み合わせを変えている。インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積差が0.5plであるのと同様に、特定の1画素における総液滴量も0.5pl刻みである。
図4に示した例は、図3に示した例に比べて、1画素における総液滴量の調整レンジが小さい。つまり、図4に示した例は、画素毎に要求される総液滴量の誤差を小さくできる。
以上のように、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積差は、ノズル1041およびノズル1051間における1ドロップあたりの体積のばらつき量と画素毎に要求される総液滴量の精度により変更できる。
ここでは、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の2つを用いた例について説明したが、これに限られない。例えば、記録媒体の搬送方向と直交する方向に2列のノズル列を有するインクジェットヘッドを1つ用いてもよい。この場合、インクジェットヘッドは、1画素に対して、記録媒体の搬送方向に対向する2つのノズルでインクを吐出する。ノズル列同士は、1ドロップあたりの体積が異なる。
さらに、記録媒体の搬送方向と直交する方向に1列のノズル列を有するインクジェットヘッドを1つ用いてもよい。この場合、インクジェットヘッドは、1画素に対して隣接する2つのノズルからインクを吐出する。2つのノズル同士は、1ドロップあたりの体積が異なる。以上のように、1画素に対して2つのノズルからインクを吐出する以外にも、3つ以上のノズルから1画素に対してインクを吐出するようにしてもよい。
インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積を異ならせる方法の例として以下の場合を示す。例えば、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の駆動電圧が異なる場合である。インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のノズル径等の形状が異なる場合である。インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の駆動波形が異なる場合である。駆動電圧が異なる場合は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB104を本実施形態のようなインクの吐出に用いない場合にも対応できるので好適である。
記録媒体の搬送方向と直交する方向に1列のノズル列を有するインクジェットヘッドが1つ用いられた場合、単一のノズルが1画素に対して異なる体積でインクを吐出するようにしてもよい。この場合、単一のノズルは、例えば、異なる駆動波形によって1ドロップあたりの体積に差を持つことができる。単一のノズルは、画素毎に異なる駆動電圧によって制御されてもよい。単一のノズルは、インクを吐出するタイミングを分離すれば、電源電圧を定期的に変動させるだけで、1ドロップあたりで異なる体積のインクを吐出できる。
インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積は、設計段階で予め決定されても、ユーザがキーボード109で任意に可変であってもよい。
次に、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。制御部101は、例えば、ユーザがキーボード109でインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の初期設定を入力した場合に図5に示すフローを実行する。このフローは、インクジェットヘッドA104の1ドロップあたりの体積がインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積よりも大きい場合である。逆の場合も同様である。
はじめに、制御部101は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数を初期化する(Act101)。
例えば、特定の1画素については、図3の例に示すインクジェットヘッドA104のドロップ数が4、インクジェットヘッドB105のドロップ数が3となる場合を初期値とする。
制御部101は、モータ駆動制御回路106を介してモータ107を所定量駆動する(Act102)。記録媒体は、モータ107の駆動に応じてインクジェットヘッドA104と対向する位置まで搬送される。
制御部101は、ヘッド駆動制御回路103を介してインクジェットヘッドA104を駆動する(Act103)。インクジェットヘッドA104は、ノズル1041の配列方向の1ライン分毎に画像データに応じたドロップ数を各ノズル1041から吐出する。
制御部101は、記録媒体を1ライン部分毎にインクジェットヘッドB105と対向する位置に搬送するようにモータ駆動制御回路106を介してモータ107を所定量駆動する(Act104)。
制御部101は、ヘッド駆動制御回路103を介してインクジェットヘッドB105を駆動する(Act105)。インクジェットヘッドB105は、ノズル1051の配列方向の1ライン分毎に画像データに応じたドロップ数を各ノズル1051から吐出する。
制御部101は、インクジェットヘッドB105が画像データに基づいて記録媒体に対する画像形成を終了すると、モータ駆動制御回路106を介してモータ107を所定量駆動する(Act106)。制御部101は、記録媒体をスキャナ111まで搬送するようにモータ駆動制御回路106を介してモータ107を所定量駆動する。
制御部101は、スキャナ駆動制御回路110を介してスキャナ111による記録媒体の画像の読み取りを指示する(Act107)。スキャナ111は、記録媒体の画像を読み取る(Act108)。制御部101は、記録媒体の画像における1画素毎の濃度が所定範囲内か否かを判断する(Act109)。1画素における液滴量と1画素における濃度には相関関係があるからである。
任意の1画素の濃度が所定範囲内である場合(Act109、YES)、制御部101は、この任意の1画素に対するインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正フローを終了する。
任意の1画素の濃度が所定範囲内である所定範囲内でない場合(Act109、NO)、制御部101は、この任意の1画素の濃度が所定濃度の範囲より上か否かを判断する(Act110)。この任意の1画素の濃度が所定濃度の範囲より上である場合(Act110、YES)、制御部101は、インクジェットヘッドA104のドロップ数を1減らし、インクジェットヘッドB105のドロップ数を1増やす(Act111)。図3に示す例の場合、制御部101は、インクジェットヘッドA104のドロップ数を初期値4から3、インクジェットヘッドB105のドロップ数を初期値3から4に補正する。その後制御部101は、Act102に戻って動作を繰り返す。
この任意の1画素の濃度が所定濃度の範囲より上でない場合(つまり、この任意の1画素の濃度が所定濃度の範囲より下である場合)(Act110、NO)、制御部101は、インクジェットヘッドA104のドロップ数を1増やし、インクジェットヘッドB105のドロップ数を1減らす。(Act112)。図3に示す例の場合、制御部101は、インクジェットヘッドA104のドロップ数を初期値4から5、インクジェットヘッドB105のドロップ数を初期値3から2に補正する。その後制御部101は、Act102に戻って動作を繰り返す。
制御部101は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105の記録媒体の搬送方向に対向したノズル1041およびノズル1051同士を1組として、ノズル1041およびノズル1051の配列方向の全ての組について上記動作を実行する。制御部101は、このフローに基づいて設定した1画素における総液適量とインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数との関係を記録部102に記録する。
本実施形態によれば、マルチドロップ駆動するインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の組み合わせにより、容易に1画素あたりの総液滴量を制御できる。
Act106およびAct107では、制御部101は、画像形成された記録媒体をスキャナ111に搬送して、スキャナ111による読み取り動作を制御しているが、これに限られない。例えば、ユーザが、Act104までの動作によって画像形成された記録媒体を一旦取り出し、スキャナ111に読みらせるようにしてもよい。この場合、Act108以降の動作は同様である。
次に、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正について図6に示すフローチャートに基づいて説明する。ユーザは、画像形成された記録媒体を見て、画像濃度の濃淡を判断できる。したがって、制御部101は、ユーザがキーボード109で画像濃度の補正を入力した場合に図6に示すフローに沿ってインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正を実行する。このフローは、インクジェットヘッドA104の1ドロップあたりの体積がインクジェットヘッドB105の1ドロップあたりの体積よりも大きい場合である。逆の場合も同様である。
はじめに、ユーザは、キーボード109で画像形成された記録媒体のうち濃度を補正したいエリアを入力する。制御部101は、キーボード109による画像濃度の補正の入力をキーボード制御回路108を介して受信する(Act201)。次に、制御部101は、画像濃度の補正が入力されたエリアを構成する画素にインクを吐出するインクジェットヘッドA104のノズル1041およびインクジェットヘッドB105のノズル1051を特定する。(Act202)。
制御部101は、画像濃度の補正の対象となる画素に対して画像濃度を濃くする補正が入力されたか否かを判断する(Act203)。画像濃度を濃くする補正が入力された場合(Act203、YES)、制御部101は、画像濃度の補正が入力された画素に対応するインクジェットヘッドA104のノズル1041におけるドロップ数を1増やし、インクジェットヘッドB105のノズル1051におけるドロップ数を1減らす(Act204)。
画像濃度を濃くする補正が入力されていない場合(つまり画像濃度を薄くする補正が入力された場合)(Act203、NO)、制御部101は、画像濃度の補正が入力された画素に対応するインクジェットヘッドA104のノズル1041におけるドロップ数を1減らし、インクジェットヘッドB105のノズル1051におけるドロップ数を1増やす(Act205)。
制御部101は、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正後、インクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105およびモータ107によって記録媒体に画像形成する(Act206)。
ユーザは、画像形成された記録媒体を見て、画像濃度の濃淡を判断できる。ユーザが、画像濃度の補正を終了したい場合、キーボード109で画像濃度の補正の終了を入力する。ユーザが、さらに画像濃度を補正したい場合、キーボード109で画像形成された記録媒体のうち濃度を補正したいエリアを入力する。
制御部101は、画像濃度の補正の終了の入力を受信したか否かを判断する(Act207)。制御部101が画像濃度の補正の終了の入力を受信した場合(Act207、YES)、制御部101はインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数の補正フローを終了する。制御部101が画像濃度の補正の終了の入力を受信しない場合(つまり、画像濃度の補正の入力がさらになされた場合)(Act207、YES)、制御部101は、Act203に戻って動作を繰り返す。制御部101は、画像濃度の補正が入力されたエリアを構成する全ての画素について上記フローを実行する。制御部101は、このフローに基づいて設定した1画素における総液適量とインクジェットヘッドA104およびインクジェットヘッドB105のドロップ数との関係を記録部102に記録する。
本実施形態によれば、記録媒体に印刷する1ラインの画素毎に吐出する液滴量を要求された量に近づけることができる。さらに、本実施形態によれば、記録媒体に印刷する1ラインの画素毎にユーザの希望に応じて濃度を容易に変えることができる。
101…制御部、102…記録部、103…ヘッド駆動制御回路、104…ヘッドA、105…ヘッドB、106…モータ駆動制御回路、110…スキャナ駆動制御回路。

Claims (7)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、
    画像データに基づいて前記記録媒体に対してマルチドロップ駆動方式でインクを吐出する第1のインク吐出手段と、
    前記画像データに基づいて前記記録媒体に対してマルチドロップ駆動方式でインクを吐出し、1ドロップあたりの体積が前記第1のインク吐出手段よりも小さい第2のインク吐出手段と、
    画像形成された前記記録媒体から任意の1画素の画像濃度を読み取り、所定濃度の範囲内か否かに応じて、前記第1のインク吐出手段のドロップ数と前記第2のインク吐出手段のドロップ数の和を一定に保つように、画像形成された前記記録媒体において要求された1画素の液滴量を構成する前記第1のインク吐出手段のドロップ数および前記第2のインク吐出手段のドロップ数を補正し、前記1画素の液滴量と前記第1のインク吐出手段のドロップ数および前記第2のインク吐出手段のドロップ数との関係を記録制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする濃度補正システム。
  2. 前記制御手段は、前記任意の1画素について前記画像濃度が前記所定濃度の範囲より上と判断した場合、前記第1のインク吐出手段のドロップ数を1減らし、前記第2のインク吐出手段のドロップ数を1増やすことを特徴とする請求項1記載の濃度補正システム。
  3. 前記制御手段は、前記任意の1画素について前記画像濃度が前記所定濃度の範囲より下と判断した場合、前記第1のインク吐出手段のドロップ数を1増やし、前記第2のインク吐出手段のドロップ数を1減らすことを特徴とする請求項1記載の濃度補正システム。
  4. 前記制御手段は、前記第1のインク吐出手段に設けられた第1のノズル列と前記第2のインク吐出手段に設けられた第2のノズル列のうち、前記記録媒体の搬送方向に対向する前記第1のノズル列のノズルと前記第2のノズル列のノズルを1組としてドロップ数を補正することを特徴とする請求項1記載の濃度補正システム。
  5. 記録媒体を搬送する搬送手段と、マルチドロップ駆動方式の第1のインク吐出手段と、1ドロップあたりの体積が前記第1のインク吐出手段よりも小さいマルチドロップ駆動方式の第2のインク吐出手段とを有するシステムに用いられる濃度補正方法において、
    画像データに基づいて前記記録媒体に対して前記第1のインク吐出手段および前記第2のインク吐出手段からインクを吐出し、
    画像形成された前記記録媒体から任意の1画素の画像濃度を読み取り、所定濃度の範囲内か否かに応じて、前記第1のインク吐出手段のドロップ数と前記第2のインク吐出手段のドロップ数の和を一定に保つように、画像形成された前記記録媒体において要求された1画素の液滴量を構成する前記第1のインク吐出手段で吐出するドロップ数および前記第2のインク吐出手段で吐出するドロップ数を補正し、
    記1画素の液滴量と前記第1のインク吐出手段のドロップ数および前記第2のインク吐出手段のドロップ数との関係を記録制御することを特徴とする濃度補正方法。
  6. 画像形成された前記記録媒体から前記任意の1画素の前記画像濃度を読み取り、所定濃度の範囲内か否かを判断することを特徴とする請求項記載の濃度補正方法。
  7. 前記第1のインク吐出手段に設けられた第1のノズル列と前記第2のインク吐出手段に設けられた第2のノズル列のうち、前記記録媒体の搬送方向に対向する前記第1のノズル列のノズルと前記第2のノズル列のノズルを1組としてドロップ数を補正することを特徴とする請求項記載の濃度補正方法。
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