JP5605655B2 - 被害軽減制動装置及び方法 - Google Patents
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Description
かかる構成により、自車両が相手車両に衝突するときの角度に応じて、その衝突局面における最適な衝突回避制御を実行することができる。
かかる構成により、自車両と相手車両とが、容易に衝突回避できそうな又は軽微な接触で済みそうな位置関係にある場合に、後続車両の追突等による二次的要因によって被害が拡大するといったリスクを低減できる。
かかる構成により、相手車両の衝突面を直接的に判断できない場合であっても、自車両が相手車両に衝突するときの角度に応じて、その衝突局面における最適な衝突回避制御を実行することができる。
かかる構成によれば、後続車両の追突等による二次的要因によって被害が拡大するといったリスクがない場合には、相手車両との衝突回避を優先して本来の衝突回避制動を実行させることができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る被害軽減制動装置20を備えた衝突回避システムの構成例を示す図である。図1に例示した衝突回避システムは、本発明の被害軽減制動装置20を含んだシステムECU10と、相手車両検出部30と、自車両情報取得部40と、デバイス部50とで構成されている。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る被害軽減制動装置20を含んだシステムECU10が行う衝突回避制動手法を説明するフローチャートである。図3A及び図3Bは、後面衝突時における自車両と相手車両との位置及び衝突面角度の関係を例示した図である。図4A及び図4Bは、側面衝突時における自車両と相手車両との位置及び衝突面角度の関係を例示した図である。図5は、制御内容制限部23が予め保持する制限係数マップの一例を示す図である。
ここで、相手車両の衝突面を側面と側面以外とで区別する理由及び衝突面が側面である場合に衝突面角度を算出する理由を説明する。
よって、この図3A及び図3Bのように自車両が相手車両の後面に衝突する位置関係にある場合には、衝突面角度θが大きいか小さいかにかかわらず、衝突回避システムが本来規定している減速Gを用いてデバイス部50を制御することが好ましい。
例えば、算出された衝突面角度θが34degである場合、衝突面角度θ:30degの制限係数0.3と衝突面角度θ:40degの制限係数0.5とを線形補間して求められる中間値「0.38」を制限係数として決定してもよいし、衝突面角度θの下1桁を四捨五入した30degで求められる「0.3」を制限係数として決定してもよいし、衝突面角度θの下1桁を切り捨てた30degで求められる「0.3」を制限係数として決定してもよいし、衝突面角度θの下1桁を切り上げた40degで求められる「0.5」を制限係数として決定してもよい。
上述したステップS101〜S109の処理は、車両の電気系統に電源が供給されなくなるまで繰り返し行われる。
上記第1の実施形態では、衝突面判断部21で自車両が衝突する相手車両の衝突面が判断された後に、衝突面角度演算部22で自車両が相手車両に衝突するときの衝突面角度が算出される。しかしながら、相手車両検出部30で使用するセンサによる検出が100%でないため、相手車両検出部30で取得された相手車両情報から相手車両の衝突面を判定できない場合もあり得る。
そこで、本第2の実施形態では、衝突面を判定できない場合であっても、自車両が走行レーンを逸脱して相手車両に衝突するような場合に、衝突面角度を推定することができる被害軽減制動装置を説明する。
この図6に示す第2の実施形態に係る被害軽減制動装置60は、図1に示した第1の実施形態に係る被害軽減制動装置20と比較して、衝突面判断部61の構成が異なる。
なお、図6に示す被害軽減制動装置60の構成における図1に示す被害軽減制動装置20と同じ構成、及び図7に示す第2の実施形態のフローチャートにおける図2に示す第1の実施形態のフローチャートと同じ処理については、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
上記第1及び第2の実施形態では、衝突回避制動を実施したことによる被害の拡大を防止する観点から、自車両の進行方向軸と相手車両の側面とがなす鋭角の角度である衝突面角度θが小さい場合には、制限係数を用いて衝突回避制動の利き具合を緩和させている。しかしながら、相手車両の側面の衝突面角度θが小さくても、自車両の後方に後続車両がいなければ衝突回避制動の利き具合を緩和させる必要はない。この方が、最小限の被害で済む軽微な事故(かすり事故)の発生を減少させることができると考えられる。
そこで、本第3の実施形態では、後続車両の有無を判断して衝突回避制動の利き具合を緩和させることができる被害軽減制動装置を説明する。
この図9に示す第3の実施形態に係る被害軽減制動装置70は、図6に示した第2の実施形態に係る被害軽減制動装置60と比較して、後続車両判断部71の構成が異なる。
なお、図9に示す被害軽減制動装置70の構成における図6に示す被害軽減制動装置60と同じ構成、及び図10に示す第3の実施形態のフローチャートにおける図7に示す第2の実施形態のフローチャートと同じ処理については、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
11 推定カーブ半径演算部
12 自車両速度演算部
13 相手車両速度演算部
14 自車両軌道演算部
15 相手車両軌道演算部
16 衝突判定部
17 制御実行部
20、60、70 被害軽減制動装置
21、61 衝突面判断部
22 衝突面角度演算部
23 制御内容制限部
30 相手車両検出部
31 レーダ部
32 撮像部
40 自車両情報取得部
41 操舵角センサ
42 ヨーレートセンサ
43 車輪パルスセンサ
50 デバイス部
51 ブレーキ動作部
52 シートベルト動作部
53 エアバッグ動作部
54 シート動作部
55 警報動作部
56 ステアリング動作部
71 後続車両判断部
Claims (9)
- 車両の障害物への衝突回避を支援する衝突回避システムに組み込まれる被害軽減制動装置であって、
自車両が衝突すると予測される相手車両の衝突面を判断する判断手段と、
前記衝突面が車両の側面であれば、前記自車両の進行方向軸と前記相手車両の側面とがなす鋭角の角度である衝突面角度を算出する演算手段と、
前記衝突面角度に応じて、前記衝突回避システムが実行する衝突回避制御を制限する制限手段とを備え、
前記制限手段は、前記衝突面角度が所定の値よりも小さい場合に前記衝突回避制御を制限する、被害軽減制動装置。 - 車両の障害物への衝突回避を支援する衝突回避システムに組み込まれる被害軽減制動装置であって、
自車両が衝突すると予測される路上物標の衝突面を判断する判断手段と、
前記衝突面が物標の直線的な面であれば、前記自車両の進行方向軸と前記路上物標の直線的な面とがなす鋭角の角度である衝突面角度を算出する演算手段と、
前記衝突面角度に応じて、前記衝突回避システムが実行する衝突回避制御を制限する制限手段とを備え、
前記制限手段は、前記衝突面角度が所定の値よりも小さい場合に前記衝突回避制御を制限する、被害軽減制動装置。 - 前記衝突回避制御が、前記自車両のブレーキ制御であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の被害軽減制動装置。
- 前記制限手段は、前記ブレーキ制御によって生じる重力減速度を制限することを特徴とする、請求項3に記載の被害軽減制動装置。
- 前記制限手段は、前記衝突面角度が小さくなる程、前記ブレーキ制御によって生じる重力減速度を小さくさせることを特徴とする、請求項4に記載の被害軽減制動装置。
- 前記判断手段は、前記相手車両の衝突面を前記相手車両から取得した情報に基づいて直接判断できない場合は、路面に描かれた走行レーンの白線から取得できる情報に基づいて間接的に判断することを特徴とする、請求項1に記載の被害軽減制動装置。
- 前記自車両の後方に後続車両が存在するか否かを判断する第2の判断手段をさらに備え、
前記制限手段は、前記後続車両が存在しない場合には、前記衝突回避制御を制限しないことを特徴とする、請求項1又は2に記載の被害軽減制動装置。 - 車両の障害物への衝突回避を支援する衝突回避システムで行われる被害軽減制動方法であって、
判断部が、自車両が衝突すると予測される相手車両の衝突面を判断するステップと、
演算部が、前記衝突面が車両の側面であれば、前記自車両の進行方向軸と前記相手車両の側面とがなす鋭角の角度である衝突面角度を算出するステップと、
制限部が、前記衝突面角度が所定の値よりも小さい場合に、前記衝突回避システムに実行させる衝突回避制御を制限するステップとを含む、被害軽減制動方法。 - 車両の障害物への衝突回避を支援する衝突回避システムで行われる被害軽減制動方法であって、
判断部が、自車両が衝突すると予測される路上物標の衝突面を判断するステップと、
演算部が、前記衝突面が物標の直線的な面であれば、前記自車両の進行方向軸と前記路上物標の直線的な面とがなす鋭角の角度である衝突面角度を算出するステップと、
制限部が、前記衝突面角度が所定の値よりも小さい場合に、前記衝突回避システムに実行させる衝突回避制御を制限するステップとを含む、被害軽減制動方法。
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