JP4321633B2 - 衝突緩和装置 - Google Patents

衝突緩和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4321633B2
JP4321633B2 JP2007183474A JP2007183474A JP4321633B2 JP 4321633 B2 JP4321633 B2 JP 4321633B2 JP 2007183474 A JP2007183474 A JP 2007183474A JP 2007183474 A JP2007183474 A JP 2007183474A JP 4321633 B2 JP4321633 B2 JP 4321633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collision
braking
vehicle
time
brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007183474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009018721A (ja
Inventor
和広 野田
洋介 伊東
一馬 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007183474A priority Critical patent/JP4321633B2/ja
Priority to DE102008040255.9A priority patent/DE102008040255B4/de
Priority to US12/216,739 priority patent/US7565234B2/en
Publication of JP2009018721A publication Critical patent/JP2009018721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4321633B2 publication Critical patent/JP4321633B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/12Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger
    • B60T7/22Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger initiated by contact of vehicle, e.g. bumper, with an external object, e.g. another vehicle, or by means of contactless obstacle detectors mounted on the vehicle
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/166Anti-collision systems for active traffic, e.g. moving vehicles, pedestrians, bikes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T2201/00Particular use of vehicle brake systems; Special systems using also the brakes; Special software modules within the brake system controller
    • B60T2201/02Active or adaptive cruise control system; Distance control
    • B60T2201/024Collision mitigation systems

Description

本発明は、車両が衝突する際の被害を緩和させる車両用の衝突緩和装置に関する。
従来、上記のような衝突緩和装置としては、車両の進路上の障害物を検出し、車両がこの障害物との衝突する虞がある場合に警告のための警告ブレーキを作動させ、さらに障害物に接近すると衝突の際の被害を緩和させる衝突緩和ブレーキを作動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−284422号公報
ところで、上記衝突緩和装置においては、例えば、突然側方から車両が現れた場合や、誤作動等の場合に、警告ブレーキが作動することなく衝突緩和ブレーキが作動することがある。ここで、一般的には、警告ブレーキよりも衝突緩和ブレーキのほうが強い減速力で車両を制動するため、警告ブレーキが作動することなく衝突緩和ブレーキが作動すると、障害物との衝突を避けることができたとしても、後方車両に追突される虞があった。
そこで、このような問題点を鑑み、車両が衝突する際の被害を緩和させる車両用の衝突緩和装置において、ブレーキの作動時に後方車両による追突を防止できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の衝突緩和装置において、衝突回避支援手段は、当該車両が障害物に衝突するまでの衝突時間が予め設定された支援時間未満になると、運転者の回避操作を支援するために制動手段を作動させ、衝突被害軽減手段は、衝突時間が支援時間未満に設定された軽減時間未満になると、当該車両が衝突する際の被害を緩和させるために制動手段を作動させる。そして、被害軽減制動力減少手段は、作動判定手段により衝突回避支援手段が制動手段を作動させていないと判定された場合に、衝突回避支援手段が制動手段を作動させたと判定された場合と比較して、衝突被害軽減手段が制動手段を作動させる際の制動力を減少させる。
このような衝突緩和装置によれば、衝突回避支援手段による制動が実施されることなく衝突被害軽減手段による制動が実施された場合であっても、衝突被害軽減手段による制動力を減少させることができるので、制動手段の作動時に、後方車両が当該車両に追突することを防止することができる。
ところで、請求項1に記載の衝突緩和装置においては、請求項2に記載のように、衝突被害軽減手段は、予め設定された減速度である軽減減速度で制動手段を作動させ、被害軽減制動力減少手段は、軽減減速度を設定する際に用いられる減速度勾配または軽減減速度の絶対値をより小さな値に変更することによって制動力を減少させるようにしてもよい。
このような衝突緩和装置によれば、目標とする減速度で確実に車両を制動することができる。
さらに、請求項2に記載の衝突緩和装置において、衝突回避支援手段が予め設定された減速度である支援減速度で制動手段を作動させる場合には、請求項3に記載のように、支援減速度は、軽減減速度よりも絶対値が小さく設定されていてもよい。
このような衝突緩和装置によれば、衝突回避支援手段が作動したときに、衝突被害軽減手段が作動したときと比較して、車両の制動力を小さくすることができるので、衝突回避支援手段が作動したときに後方車両に追突されることを防止することができる。
なお、本発明による構成を備えていない衝突緩和装置においては、例えば、衝突回避支援手段の作動時間を短く設定する等によって、衝突回避支援手段の作動時に、車両が急減速されないようにすれば、後方車両に追突されることを防止することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れかに記載の衝突緩和装置においては、請求項4に記載のように、衝突時間が予め設定されたアシスト閾値未満になると、当該車両の運転者の操作により制動手段を作動させる際の制動力を増加させるアシスト制御手段と、作動判定手段により衝突回避支援手段が制動手段を作動させていないと判定された場合に、衝突回避支援手段が制動手段を作動させたと判定された場合と比較して、アシスト制御手段による制動力を減少させるアシスト制動力減少手段と、を備えていてもよい。
このような衝突緩和装置によれば、運転者の操作によって制動する際においても、衝突回避支援手段が制動手段を作動させていないときには制動力を減少させることができる。
よって、運転者の操作によって制動する際においても、後方車両に追突されることを防止することができる。
さらに、請求項1〜請求項4の何れかに記載の衝突緩和装置においては、請求項5に記載のように、当該車両の後方に位置する後方車両を検出する後方車両検出手段による検出結果に基づいて後方車両の有無を判定する後方車両判定手段と、後方車両判定手段により後方車両が無いと判定されると、何れかの制動力減少手段の作動を禁止する禁止手段と、を備えていてもよい。
このような衝突緩和装置によれば、後方車両が無く、追突される虞が無い場合には、何れかの制動力減少手段の作動を禁止するので、より強い制動力で車両を制動することができる。よって、車両が衝突したときの被害を軽減することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れかに記載の衝突緩和装置においては、請求項6に記載のように、作動判定手段により衝突回避支援手段が制動手段を作動させていないと判定された場合に、衝突回避支援手段が制動手段を作動させたと判定された場合と比較して、軽減時間をより大きな値に変更する時間変更手段を備えていてもよい。
このような衝突緩和装置によれば、何れかの制動力減少手段が作動する場合には衝突被害軽減手段の作動タイミングが早くなるよう軽減時間を大きな値に変更することができるので、何れかの制動力減少手段の作動によって制動距離が伸びたとしても、衝突時の被害を軽減することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用されたプリクラッシュセーフティシステム(以下、PCSという。本発明でいう衝突緩和装置)1の概略構成を示すブロック図である。
PCS1は、例えば、乗用車等の車両に搭載され、車両が衝突することを検出し、車両が衝突する際にその被害を緩和させるシステムである。具体的には、図1に示すように、PCS1は、衝突緩和コントローラ10と、各種センサ30と、後方カメラ34(本発明でいう後方車両検出手段)と、被制御対象40(本発明でいう制動手段)とを備えている。
各種センサ30としては、例えば、歩行者、路上障害物や他車両等の対象物(本発明でいう障害物)を、その位置(自車両に対する相対位置)とともに検出するレーダセンサ31(本発明でいう障害物検出手段)、車両の旋回角速度を検出するヨーレートセンサ32、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ33等を備えている。これらの各種センサ30による検出結果は、衝突緩和コントローラ10によって取得される。
なお、レーダセンサ31は、予め設定された所定の周期(例えば100ms)毎に車両の進行方向に位置する対象物の検出を実施する。
後方カメラ34は、車両の後方が撮像領域になるよう車両の後方に配置されおり、衝突緩和コントローラ10は、後方カメラ34から得られた撮像画像に対して、周知の画像処理技術を用いることによって、撮像領域内(特に自車両と同じ走行車線)に他車両が存在するか否かを検出する。
衝突緩和コントローラ10は、CPU11,ROM12,RAM13等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されている。そして、衝突緩和コントローラ10は、各種センサ30による検出結果等に基づいてROM12に格納されたプログラムを実行することによって、後述する衝突緩和処理等の各種処理を実施する。
衝突緩和コントローラ10は、このような処理を実施し、これらの処理による処理結果に応じて被制御対象40を作動させる。この結果、車両が衝突する際の被害を緩和させることができる。
なお、被制御対象40としては、例えば、ブレーキや、ステアリング、シートベルト等を駆動するアクチュエータが挙げられる。以下、本実施形態においては、被制御対象40がブレーキである場合について説明する。
ここで、本実施形態のPCS1においては、ドライバ(運転者)に車両と対象物とが衝突する虞があることを警告し、ドライバによる衝突回避操作を支援するための警報ブレーキ(自動ブレーキ1)と、ドライバに車両と対象物とが衝突する際の被害を軽減するための被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ2)とを作動させる。
なお、自動ブレーキ1は、警告およびドライバに衝突回避操作を支援することを目的とするブレーキであるため、CPU11が自動ブレーキ1を作動する際には、ドライバが回避操作をし易いように、被害を軽減する目的である自動ブレーキ2の減速度(加速度における符号を逆転したもの)と比較して、小さな減速度で制動を行う。一方、CPU11が自動ブレーキ2を作動する際には、被害を軽減するために、自車両が発揮しうる最大の減速度で制動を行う。ただし、CPU11が自動ブレーキ2を作動する際には、減速度を小さく設定することもある。
このように、CPU11が各自動ブレーキとしての機能を作動する際には、車輪速センサ33からの検出信号に応じて、予め設定された減速度となるように、被制御対象40(ブレーキ)を作動させる。
また、本実施形態のPCS1においては、車両がこの対象物との衝突する虞がある場合に車両のドライバの操作によりブレーキを作動させる際の制動力を増加させる衝突予知ブレーキアシスト(PBA:Predictive Brake Assist)の機能を有する。
具体的にPBAとは、車両と対象物とが衝突する可能性が高まると、ドライバが被制御対象40(ブレーキ)を操作する前に、例えばブレーキ油圧を高めたり、ブレーキパッドをブレーキディスクに近接させたりすることによって、ドライバが被制御対象40(ブレーキ)を操作したときに、速やかにより強い制動力が得られるようにするためのものである。なお、具体的な作動タイミングについては、後述するアシスト処理にて説明する。
ここで、自動ブレーキ1、2を実施する際の処理である衝突緩和処理について図2〜図4、および図6を用いて説明する。
図2は衝突緩和コントローラ10のCPU11が実行する衝突緩和処理を示すフローチャートであり、図3は衝突緩和処理のうち作動判定処理を示すフローチャートである。また、図4は作動判定処理のうち閾値演算処理を示すフローチャートであり、図6は衝突緩和処理のうち作動制御処理を示すフローチャートである。
衝突緩和処理は、予め設定された所定周期(例えば約50ms)毎に起動される処理である。具体的には図2に示すように、衝突緩和処理においては、対象物選択処理(S110:相対速度検出手段)、ドライバ操作判定処理(S120)、作動判定処理(S130)、調停処理(S140)、作動制御処理(S150)、を順に実施する。
対象物選択処理(S110)では、自車両(当該PCS1が搭載された車両)が走行する車線(自車線)に割り込んでくる他車両や、自車両の進路上に位置する歩行者や路上障害物等の対象物を検出する。なお、この対象物選択処理では、対象物の進路を推定する処理や、レーダセンサ31による検出結果を用いて対象物との相対速度の演算する処理等を実施し、これらの処理に基づいて、自車両と衝突する可能性がある対象物を選択する。
ドライバ操作判定処理(S120)では、自車両のドライバが対象物との衝突を回避する操作(衝突回避操作)を実施したか否かを判定する。この処理では、例えばブレーキが操作されたか否かを検出し、ブレーキが操作されたことを検出した場合に衝突回避操作が実施されたものとして、この結果をRAM13に記録する。
作動判定処理(S130)では、対象物選択処理によって推定された対象物の進路、対象物との相対速度等に基づいて、被制御対象40を作動させるタイミングであるか否かを判定し、被制御対象40を作動させるタイミングであれば作動指令を生成し、RAM13に記録する。
調停処理(S140)では、実際に被制御対象40を作動させるか否かを最終的に判断する。続いて、作動制御処理(S150)では、生成された作動指令に基づいて、被制御対象40に対応する作動指令を被制御対象40に対して(被制御対象40が複数の場合にはそれぞれの被制御対象40に対して)送信する。
次に、作動判定処理の詳細について説明する。なお、調停処理および作動制御処理の詳細については後に詳述する。
作動判定処理においては、図3に示すように、対象物選択処理において検出された対象物の挙動や相対速度に基づいて、自車両と対象物とが衝突するまでの時間を表す衝突時間を演算する(S210:衝突時間演算手段)。そして、自動ブレーキ(制動手段)を作動させるか否かの判断基準となる閾値を演算する閾値演算処理を実施する(S220)。
この閾値演算処理においては、図4に示すように、まず、制動回避限界時間を演算する(S310)。ここで、制動回避限界時間とは、制動手段を作動させることによって対象物と車両との衝突を回避することができる限界の時間を表す。従って、衝突時間が制動回避限界時間未満になってから、ドライバがブレーキを作動させたとしても、ブレーキを作動させるのみでは対象物との衝突を回避することはできない。
なお、正確な制動回避限界時間は、対象物との相対速度に概ね比例して大きな値となり、具体的な数値は車両毎に実験的に求められる。ただし、この制動回避限界時間をPCS1にて演算する際には、相対速度を変数とする関数として近似することにしている。
つまりその関数は、例えば、対象物との相対速度に、当該車両のブレーキが発揮しうる減速度に応じて予め設定された定数(例えば0.016程度の値)を乗算する式で表される。なお、ここでの定数は、路面の摩擦係数等の車両環境に応じて変更できるようにしてもよい。
続いて、操舵回避限界時間を演算する(S320)。ここで、操舵回避限界時間とは、ドライバが操舵することによって対象物と当該車両との衝突を回避することができる限界の時間を表す。従って、衝突時間が操舵回避限界時間未満になってから、ドライバがステアリングを操作したとしても、操舵のみでは対象物との衝突を回避することはできない。
なお、正確な操舵回避限界時間は、対象物との相対速度に拘わらず、ほぼ一定の値となり、具体的な数値は車両毎に実験的に求められる。ただし、PCS1においては、操舵回避限界時間を一定の値として近似している。即ち、当該車両の操舵性能(操舵装置の応答性や車両の回転半径等)に基づいて予め設定された固定値(例えば0.6秒)を採用している。
次に、衝突判断ラインを演算する(S330)。衝突判断ラインとは、ブレーキまたは操舵により衝突を避けることができる限界のラインを表し、具体的に衝突判断ラインとしては、制動回避限界時間および操舵回避限界時間のうちの値が小さいほうが採用される。
従って、衝突時間が衝突判断ライン未満になると、対象物との衝突を回避することはできない。
続いて、通常操舵回避下限時間を演算する(S340)。ここで、通常操舵回避下限時間とは、ドライバの通常の操舵操作によって対象物との衝突を回避するために必要な時間を表し、予め設定された固定値(例えば1.4秒)を採用するものとする。
次に、通常制動回避下限時間を演算する(S350:アシスト閾値設定手段)。ここで、通常制動回避下限時間は、ドライバ自身がブレーキペダルを操作し、ブレーキを作動させることによって対象物との衝突を回避するために必要な時間を表す。また、通常制動回避下限時間は、対象物との相対速度に応じて大きな値となり、本実施形態においては制動回避限界時間に1秒を加えた値を採用する。
そして、これらから自動ブレーキ1を作動させるか否かの判断基準となる自動ブレーキ1判断ライン(の設定時間)を演算する(S360)。ここで、自動ブレーキ1判断ラインは、本発明でいう支援時間に相当し、通常操舵回避下限時間にドライバの警告に反応する時間(例えば0.8秒)を加えた時間を採用することにより設定される。つまり、自動ブレーキ1判断ラインは、相対速度によらず一定値となる。
続いて、自動ブレーキ2を作動させるか否かの判断基準となる自動ブレーキ2判断ライン(の設定時間)を演算する(S370:作動判定手段、時間変更手段)。ここで、自動ブレーキ2判断ラインは、本発明でいう軽減時間に相当し、後述する自動ブレーキ1作動フラグがON状態のとき、例えば、衝突判断ラインに0.3秒を加えた時間を採用することにより設定される。
また、自動ブレーキ2判断ラインは、自動ブレーキ1作動フラグがOFF状態のとき、例えば、衝突判断ラインに0.5秒を加えた時間を採用することにより設定される。つまり、自動ブレーキ1が作動することなく自動ブレーキ2が作動する場合には、より早く自動ブレーキ2が作動するように設定される。
なお、閾値演算処理における各演算結果は、RAM13に記録される。このような閾値演算処理が終了すると、S210にて演算した衝突時間が、自動ブレーキ2判断ライン未満であるか否かを判定する(S230)。衝突時間が自動ブレーキ2判断ライン未満であれば(S230:YES)、自動ブレーキ2作動指令を生成し、この作動指令をRAM13に記録し(S240:衝突被害軽減手段)、作動判定処理を終了する。
また、衝突時間が自動ブレーキ2判断ライン以上であれば(S230:NO)、S210にて演算した衝突時間が、自動ブレーキ1判断ライン未満であるか否かを判定する(S250)。衝突時間が自動ブレーキ1判断ライン未満であれば(S250:YES)、自動ブレーキ1作動指令を生成し、この作動指令をRAM13に記録し(S260:衝突回避支援時間)、作動判定処理を終了する。
また、衝突時間が自動ブレーキ1判断ライン以上であれば(S230:NO)、直ちに作動判定処理を終了する。
次に、作動判定処理に続いて実施される調停処理(S140)では、作動判定処理において、被制御対象40を作動させる作動指令がRAM13に記録されていたとしても、S120にてドライバにより衝突回避操作が実施されていることがRAM13に記録されていれば、調停処理(S140)では、当該衝突緩和処理では被制御対象40を作動させないようにすることがある。
具体的には、作動判定処理において、自動ブレーキ1に対する作動指令がRAM13に記録され、かつドライバにより衝突回避操作が実施されていることがRAM13に記録されていれば、ドライバ自身が衝突回避を実施したものとして、自動ブレーキ1として被制御対象40(ブレーキ)を作動させることを禁止する。一方、自動ブレーキ2に対する作動指令がRAM13に記録され、かつドライバにより衝突回避操作が実施されていることがRAM13に記録されていたとしても、衝突を回避することができない可能性が高まっているので、自動ブレーキ2として被制御対象40(ブレーキ)を作動させる。
つまり、調停処理では、自動ブレーキ1については作動をキャンセルすることがあるが、自動ブレーキ2については作動を継続するような処理を実施する。この結果、作動制御処理(S150)では、余裕を持って衝突を回避できるときにはドライバの操作を優先し、かつ衝突を回避することができない可能性が高くなると衝突の被害を緩和するように、適切に被制御対象40を作動させることができるようになる。
ここで、作動制御処理の説明に先立って、PBAの作動タイミングについて図5を用いて説明する。図5は衝突緩和コントローラ10のCPU11が実行するアシスト処理を示すフローチャートである。なお、アシスト処理は、本発明でいうアシスト制御手段に相当する。
アシスト処理は、予め設定された所定周期(例えば、50ms毎)に起動される処理であって、前述の衝突緩和処理と並行して実施される。なお、このアシスト処理は、衝突緩和処理のS130〜S150の間で実施されてもよい。
このアシスト処理では、まず、RAM13から衝突時間および通常制動回避下限時間を取得し(S410,S420)、衝突時間が通常制動回避下限時間未満であるか否かを判定する(S430)。
衝突時間が通常制動回避下限時間未満であれば(S430:YES)、ブレーキアシストの準備(前述したようなブレーキ油圧を高めたり、ブレーキパッドをブレーキディスクに近接させたりする作動)の作動指令を生成し、この作動指令をRAM13に記録し(S440)、アシスト処理を終了する。一方、衝突時間が通常制動回避下限時間以上であれば(S430:NO)、そのままアシスト処理を終了する。
次に、作動制御処理について図6を用いて説明する。なお、作動制御処理において、S560,S570,S660の処理は、本発明でいう衝突回避支援手段に相当し、S560,S570,S690,S700の処理は、本発明でいう衝突被害軽減手段に相当する。
作動制御処理では、まず、調停処理後の作動判定処理結果を入力し(S510)、以後、ブレーキアシストに関する処理(S520〜S570)と、自動ブレーキに関する処理(S610〜S700)とを並行して実施する。なお、ブレーキアシストに関する処理と自動ブレーキに関する処理とは、直列に実施されてもよい。
ブレーキアシストに関する処理においては、まず、ブレーキアシストの作動許可の状態を判定する(S520)。この処理においては、ブレーキアシストの準備の作動指令がRAM13に記録されているか否かを判定し、この作動指令がRAM13に記録されていれば、ブレーキアシストの作動許可がON状態であると判定し、この作動指令がRAM13に記録されていなければ、ブレーキアシストの作動許可がOFF状態であると判定する。
ブレーキアシストの作動許可がOFF状態であれば(S520:OFF)、ブレーキアシストを実施することなく(S530)、S710に移行する。ブレーキアシストの作動許可がON状態であれば(S520:ON)、自動ブレーキ1作動フラグの状態を判定する(S540:作動判定手段)。ここで、自動ブレーキ1作動フラグとは、自動ブレーキ1が作動したか否かを判定するためのフラグである。
自動ブレーキ1作動フラグがOFF状態であれば(S540:OFF)、後方車両の有無を判定する(S550:後方車両判定手段、禁止手段)。即ち、後方カメラ34による撮像画像中(において当該車両が走行する車線内)に後方車両が存在するか否かを判定する。
撮像画像中に後方車両が存在すれば(S550:有り)、目標加速度をドライバがブレーキペダルの操作により要求する加速度の1.5倍とし、加速度勾配を−1.5[G/s](ただしGは重力加速度)に設定したブレーキアシストを要求する。このとき、ブレーキアシストによる設定加速度を加速度勾配に沿って演算し、この演算結果をRAM13に格納すると(S560:アシスト制動力減少手段)、S710に移行する。
一方、撮像画像中に後方車両が存在しなければ(S550:無し)、或いは、自動ブレーキ1作動フラグがON状態であれば(S540:ON)、目標加速度をドライバがブレーキペダルの操作により要求する加速度の2.0倍とし、加速度勾配を−2.0[G/s](ただしGは重力加速度)に設定したブレーキアシストを要求する。このとき、ブレーキアシストによる設定加速度を加速度勾配に沿って演算し、この演算結果をRAM13に格納すると(S570)、S710に移行する。
つまり、ブレーキアシストに関する処理においては、自動ブレーキ1が作動せず、かつ後方車両が存在する場合に、後方車両に追突される虞があるものとして、自動ブレーキが作動した場合、または後方車両が存在しない場合と比較して、ブレーキアシストの制動力を小さく設定し、自動ブレーキ2の際の加速度勾配も緩やかに設定している。
次に、自動ブレーキに関する処理においては、まず、自動ブレーキ2の作動許可の状態を判定する(S610)。この処理においては、自動ブレーキ2の作動指令がRAM13に記録されているか否かを判定し、この作動指令がRAM13に記録されていれば、自動ブレーキ2の作動許可がON状態であると判定し、この作動指令がRAM13に記録されていなければ、自動ブレーキ2の作動許可がOFF状態であると判定する。
自動ブレーキ2の作動許可がOFF状態であれば(S610:OFF)、自動ブレーキ1の作動許可の状態を判定する(S620)。この処理は、自動ブレーキ2の場合と同様に、自動ブレーキ1の作動指令がRAM13に記録されているか否かを判定することにより行う。
自動ブレーキ1の作動許可がOFF状態であれば(S620:OFF)、自動ブレーキ1が作動していないものとして、自動ブレーキ1作動フラグをOFF状態に設定する(S630)。そして、自動ブレーキの作動要求がないものとして(S640)、S710に移行する。
また、自動ブレーキ1の作動許可がON状態であれば(S620:ON)、自動ブレーキ1が作動したものとして、自動ブレーキ1作動フラグをON状態に設定する(S650)。そして、目標加速度を−0.2[G]、加速度勾配を−2.0[G/s]とする自動ブレーキ1の作動を要求する。このとき、自動ブレーキ1による設定加速度を加速度勾配に沿って演算し、この演算結果をRAM13に格納すると(S660)、S710に移行する。
一方、自動ブレーキ2の作動許可がON状態であれば(S610:ON)、自動ブレーキ1作動フラグの状態を判定する(S670:作動判定手段)。自動ブレーキ1作動フラグがOFF状態であれば(S670:OFF)、後方車両の有無を判定する(S680:後方車両判定手段、禁止手段)。
撮像画像中に後方車両が存在すれば(S680:有り)、目標加速度を−0.6[G]、加速度勾配を−1.5[G/s]とする自動ブレーキ2の作動を要求する。このとき、自動ブレーキ2による設定加速度を加速度勾配に沿って演算し、この演算結果をRAM13に格納すると(S690:被害軽減制動力減少手段)、S710に移行する。
一方、撮像画像中に後方車両が存在しなければ(S680:無し)、或いは、自動ブレーキ1作動フラグがON状態であれば(S670:ON)、目標加速度を−0.8[G]、加速度勾配を−2.0[G/s]とする自動ブレーキ2の作動を要求する。このとき、自動ブレーキ2による設定加速度を加速度勾配に沿って演算し、この演算結果をRAM13に格納すると(S700)、S710に移行する。
つまり、自動ブレーキに関する処理においては、自動ブレーキ1が作動せず、かつ後方車両が存在する場合に、後方車両に追突される虞があるものとして、自動ブレーキが作動した場合、または後方車両が存在しない場合と比較して、自動ブレーキ2による制動力(目標加速度および加速度勾配の絶対値)を小さく設定している。
ところで、設定加速度を演算する処理(S660等)では、例えば、作動制御処理が50ms毎に起動され、加速度勾配が−1.5[G/s]に設定されている場合には、作動制御処理が実施される毎に設定加速度を−0.075[G]だけ増加させる。また、作動制御処理が50ms毎に起動され、加速度勾配が−2.0[G/s]に設定されている場合には、作動制御処理が実施される毎に設定加速度を−0.1[G/s]だけ増加させる。なお、設定加速度が目標加速度になると、その後は一定とされる。
上記のようなブレーキアシストに関する処理、および自動ブレーキに関する処理が終了すると、目標加速度調停を実施する(S710)。この処理では、ブレーキアシストに関する処理、および自動ブレーキに関する処理にて、それぞれ設定された加速度(設定加速度)のうち、より小さな加速度(絶対値が大きな加速度)を選択し、選択された加速度に基づいて、車両の加速度(設定加速度:減速度)を設定する。
つまり、例えば、加速度が−1.5[G]に設定されている際に、ドライバの要求が0.7[G]であると、より小さな加速度である−1.5[G]が採用される。この処理において、実際に被制御対象40に作動指令が送信される。
以上のように詳述したPCS1において、衝突緩和コントローラ10のCPU11は、作動判定処理および作動制御処理にて、衝突時間が予め設定された自動ブレーキ1判断ライン未満になると、ドライバの回避操作を支援するために被制御対象40(ブレーキ)を作動させ、衝突時間が自動ブレーキ1判断ライン未満に設定された自動ブレーキ2判断ライン未満になると、当該車両が衝突する際の被害を緩和させるために自動ブレーキ2を作動させる。そして、CPU11は、作動制御処理にて、自動ブレーキ1を作動させていないと判定された場合に、自動ブレーキ1を作動させたと判定された場合と比較して、自動ブレーキ2を作動させる際の制動力を減少させる。
従って、このようなPCS1によれば、自動ブレーキ1による制動が実施されることなく自動ブレーキ2による制動が実施された場合であっても、自動ブレーキ2による制動力を減少させることができるので、自動ブレーキ2による被制御対象40の作動時に、後方車両が当該車両に追突することを防止することができる。
また、上記PCS1のように、自動ブレーキ1と自動ブレーキ2とを併用する構成によれば、自動ブレーキ1が作動したときにブレーキランプを点灯させることができるので、自動ブレーキ2が作動する前に、後方車両にブレーキが作動することを予告することができる。よって、自動ブレーキ1以外の方法(例えばブザーによる警告等)でドライバのみに衝突の可能性を報知する構成と比較して、後方車両が当該車両に追突することを効果的に防止することができる。
また、衝突緩和コントローラ10のCPU11は、作動判定処理および作動制御処理にて、予め設定された減速度である軽減減速度で自動ブレーキ2を作動させ、軽減減速度を設定する際に用いられる減速度勾配または軽減減速度の絶対値をより小さな値に変更することによって制動力を減少させる。
従って、このようなPCS1によれば、目標とする減速度で確実に車両を制動することができる。
さらに、衝突緩和コントローラ10のCPU11は、作動判定処理および作動制御処理にて、予め設定された減速度である支援減速度で自動ブレーキ1を作動させ、このとき、支援減速度は、軽減減速度よりも絶対値が小さく設定されている。
従って、このようなPCS1によれば、自動ブレーキ1が作動したときには、自動ブレーキ2が作動したときと比較して、車両の制動力を小さくすることができるので、自動ブレーキ1が作動したときに後方車両に追突されることを防止することができる。
また、衝突緩和コントローラ10のCPU11は、アシスト処理にて、衝突時間が予め設定されたアシスト閾値未満になると、当該車両のドライバの操作により被制御対象40を作動させる際の制動力を増加させるブレーキアシストを実施する。そして、CPU11は、作動制御処理にて、自動ブレーキ1を作動させていないと判定された場合に、自動ブレーキ1を作動させたと判定された場合と比較して、ブレーキアシストによる制動力を減少させる。
従って、このようなPCS1によれば、ドライバの操作によって制動する際においても、自動ブレーキ1を作動させていないときには制動力を減少させることができる。
よって、ドライバの操作によって制動する際においても、後方車両に追突されることを防止することができる。
さらに、衝突緩和コントローラ10のCPU11は、作動制御処理にて、当該車両の後方に位置する後方車両を検出する後方カメラ34による検出結果に基づいて後方車両の有無を判定し、後方車両が無いと判定されると、制動力を減少させる処理の作動を禁止する。
従って、このようなPCS1によれば、後方車両が無く、追突される虞が無い場合には、より強い制動力で車両を制動することができる。よって、車両が衝突したときの被害を軽減することができる。
また、衝突緩和コントローラ10のCPU11は、閾値演算処理にて、自動ブレーキ1を作動させていないと判定された場合に、自動ブレーキ1を作動させたと判定された場合と比較して、自動ブレーキ2判断ラインをより大きな値に変更する。
従って、このようなPCS1によれば、制動力を減少させる処理を実施する場合には、自動ブレーキ2の作動タイミングが早くなるよう自動ブレーキ2判断ラインを大きな値に変更することができるので、制動力を減少させることによって制動距離が伸びたとしても、衝突時の被害を軽減することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態においては、自動ブレーキ1作動フラグの状態および後方車両の有無に応じて、自動ブレーキ2の目標加速度と加速度勾配との両方を変更するようにしたが、何れか一方のみを変更するようにしてもよい。
また、PCSが後方車両の検出する機能を有さない場合においても、作動制御処理におけるS550およびS680の処理を省略することによって、上記実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
本発明が適用されたPCSの概略構成を示すブロック図である。 衝突緩和処理を示すフローチャートである。 衝突緩和処理のうち作動判定処理を示すフローチャートである。 作動判定処理のうち閾値演算処理を示すフローチャートである。 アシスト処理を示すフローチャートである。 衝突緩和処理のうち作動制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…PCS、10…衝突緩和コントローラ、11…CPU、12…ROM、13…RAM、31…レーダセンサ、32…ヨーレートセンサ、33…車輪速センサ、34…後方カメラ、40…被制御対象。

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、当該車両を制動する制動手段を作動させることによって当該車両が衝突する際の被害を緩和させる車両用の衝突緩和装置であって、
    当該車両の周囲に位置する障害物を検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段により検出された障害物と当該車両とが衝突するまでの予想時間である衝突時間を演算する衝突時間演算手段と、
    前記衝突時間が予め設定された支援時間未満になると、運転者の回避操作を支援するために前記制動手段を作動させる衝突回避支援手段と、
    前記衝突時間が前記支援時間未満に設定された軽減時間未満になると、当該車両が衝突する際の被害を緩和させるために前記制動手段を作動させる衝突被害軽減手段と、
    前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させたか否かを判定する作動判定手段と、
    前記作動判定手段により前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させていないと判定された場合に、前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させたと判定された場合と比較して、前記衝突被害軽減手段が前記制動手段を作動させる際の制動力を減少させる被害軽減制動力減少手段と、
    を備えたことを特徴とする衝突緩和装置。
  2. 前記衝突被害軽減手段は、予め設定された減速度である軽減減速度で前記制動手段を作動させ、
    前記被害軽減制動力減少手段は、前記軽減減速度を設定する際に用いられる減速度勾配または前記軽減減速度の絶対値をより小さな値に変更することによって前記制動力を減少させること
    を特徴とする請求項1に記載の衝突緩和装置。
  3. 前記衝突回避支援手段は、予め設定された減速度である支援減速度で前記制動手段を作動させ、
    前記支援減速度は、前記軽減減速度よりも絶対値が小さく設定されていること
    を特徴とする請求項2に記載の衝突緩和装置。
  4. 前記衝突時間が予め設定されたアシスト閾値未満になると、当該車両の運転者の操作により制動手段を作動させる際の制動力を増加させるアシスト制御手段と、
    前記作動判定手段により前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させていないと判定された場合に、前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させたと判定された場合と比較して、前記アシスト制御手段による制動力を減少させるアシスト制動力減少手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の衝突緩和装置。
  5. 当該車両の後方に位置する後方車両を検出する後方車両検出手段による検出結果に基づいて後方車両の有無を判定する後方車両判定手段と、
    前記後方車両判定手段により後方車両が無いと判定されると、前記何れかの制動力減少手段の作動を禁止する禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の衝突緩和装置。
  6. 前記作動判定手段により前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させていないと判定された場合に、前記衝突回避支援手段が前記制動手段を作動させたと判定された場合と比較して、前記軽減時間をより大きな値に変更する時間変更手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の衝突緩和装置。
JP2007183474A 2007-07-12 2007-07-12 衝突緩和装置 Active JP4321633B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183474A JP4321633B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 衝突緩和装置
DE102008040255.9A DE102008040255B4 (de) 2007-07-12 2008-07-08 Kraftfahrzeug-Kollisionsminderungsvorrichtung
US12/216,739 US7565234B2 (en) 2007-07-12 2008-07-10 Automotive collision mitigation apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007183474A JP4321633B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 衝突緩和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009018721A JP2009018721A (ja) 2009-01-29
JP4321633B2 true JP4321633B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=40121737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007183474A Active JP4321633B2 (ja) 2007-07-12 2007-07-12 衝突緩和装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7565234B2 (ja)
JP (1) JP4321633B2 (ja)
DE (1) DE102008040255B4 (ja)

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4706654B2 (ja) * 2007-03-27 2011-06-22 トヨタ自動車株式会社 衝突回避装置
DE102008043232A1 (de) * 2008-10-28 2010-04-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Steuergerät zum Abbremsen eines Fahrzeugs
JP5417832B2 (ja) * 2008-12-15 2014-02-19 日産自動車株式会社 車両用運転支援装置
US8577550B2 (en) * 2009-10-05 2013-11-05 Ford Global Technologies, Llc System for vehicle control to mitigate intersection collisions and method of using the same
DE102010008208A1 (de) * 2010-02-17 2011-08-18 Daimler AG, 70327 Verfahren zur Verhinderung von Kollisionen oder Verminderung einer Kollisionsstärke eines Fahrzeugs
US9156447B2 (en) * 2010-05-28 2015-10-13 GM Global Technology Operations LLC Methods and apparatus for a vehicle emergency control system
US9376095B2 (en) 2010-07-22 2016-06-28 GM Global Technology Operations LLC Methods and apparatus for determining tire/road coefficient of friction
US8831870B2 (en) 2011-11-01 2014-09-09 Visteon Global Technologies, Inc. Vehicle collision avoidance and mitigation system
CN102717785B (zh) * 2012-07-12 2013-03-27 贺亮才 一种汽车安全自动保护器及防止后车追尾的方法
CN102897155B (zh) * 2012-09-27 2014-01-08 安科智慧城市技术(中国)有限公司 一种电动汽车的防撞系统及自动刹车方法
EP2916306B1 (en) * 2012-10-30 2016-07-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Collision avoidance assist device and collision avoidance assist method
JP5649641B2 (ja) * 2012-12-17 2015-01-07 ダイハツ工業株式会社 運転支援装置
JP5818216B2 (ja) * 2013-04-26 2015-11-18 株式会社デンソー 衝突緩和装置
JP5890803B2 (ja) * 2013-07-01 2016-03-22 富士重工業株式会社 車両の運転支援制御装置
US9108582B1 (en) * 2014-02-25 2015-08-18 International Business Machines Corporation System and method for collaborative vehicle crash planning and sequence deployment
US9902397B2 (en) * 2014-07-30 2018-02-27 Komatsu Ltd. Transporter vehicle and transporter vehicle control method
JP2016117319A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 ダイハツ工業株式会社 運転支援装置
JP2016124389A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 トヨタ自動車株式会社 車両制動制御装置
JP6181678B2 (ja) 2015-01-29 2017-08-16 トヨタ自動車株式会社 車両制動制御装置
JP6115579B2 (ja) 2015-02-16 2017-04-19 トヨタ自動車株式会社 衝突回避装置
JP6396838B2 (ja) * 2015-03-31 2018-09-26 株式会社デンソー 車両制御装置、及び車両制御方法
JP6332181B2 (ja) * 2015-07-16 2018-05-30 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP6582746B2 (ja) * 2015-08-28 2019-10-02 いすゞ自動車株式会社 監視判定装置および監視判定方法
JP6610093B2 (ja) * 2015-08-28 2019-11-27 いすゞ自動車株式会社 制動力制御装置および制動力制御方法
DE102015216679A1 (de) * 2015-09-01 2017-03-02 Conti Temic Microelectronic Gmbh Notbremsassistent für ein Fahrzeug
KR102374735B1 (ko) 2015-09-14 2022-03-15 주식회사 만도모빌리티솔루션즈 운전지원장치 및 운전지원방법
JP6211043B2 (ja) 2015-11-05 2017-10-11 三菱電機株式会社 車両用衝突防止装置
US9701307B1 (en) 2016-04-11 2017-07-11 David E. Newman Systems and methods for hazard mitigation
JP6747141B2 (ja) * 2016-07-27 2020-08-26 アイシン精機株式会社 速度制御装置
US10576946B2 (en) 2017-02-22 2020-03-03 Arnaldo C. Gomes Collision avoidance braking system and method
US10124777B2 (en) 2017-02-22 2018-11-13 Arnaldo C. Gomes Multiple-stage collision avoidance braking system and method
US10552204B2 (en) * 2017-07-07 2020-02-04 Google Llc Invoking an automated assistant to perform multiple tasks through an individual command
US10816635B1 (en) 2018-12-20 2020-10-27 Autonomous Roadway Intelligence, Llc Autonomous vehicle localization system
US10820349B2 (en) 2018-12-20 2020-10-27 Autonomous Roadway Intelligence, Llc Wireless message collision avoidance with high throughput
JP7156015B2 (ja) * 2018-12-27 2022-10-19 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
US10820182B1 (en) 2019-06-13 2020-10-27 David E. Newman Wireless protocols for emergency message transmission
US10939471B2 (en) 2019-06-13 2021-03-02 David E. Newman Managed transmission of wireless DAT messages
US10713950B1 (en) 2019-06-13 2020-07-14 Autonomous Roadway Intelligence, Llc Rapid wireless communication for vehicle collision mitigation
US11206092B1 (en) 2020-11-13 2021-12-21 Ultralogic 5G, Llc Artificial intelligence for predicting 5G network performance
JP7388342B2 (ja) 2020-11-27 2023-11-29 トヨタ自動車株式会社 制動力制御装置
US11202198B1 (en) 2020-12-04 2021-12-14 Ultralogic 5G, Llc Managed database of recipient addresses for fast 5G message delivery

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2951451B2 (ja) 1991-10-15 1999-09-20 ダイハツ工業株式会社 追突防止システムのブレーキ制御方法
JPH05270371A (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 Mazda Motor Corp 車両の自動制動装置
JPH06107141A (ja) 1992-09-30 1994-04-19 Mazda Motor Corp 車両の自動制動装置
US7418346B2 (en) * 1997-10-22 2008-08-26 Intelligent Technologies International, Inc. Collision avoidance methods and systems
US7426437B2 (en) * 1997-10-22 2008-09-16 Intelligent Technologies International, Inc. Accident avoidance systems and methods
JPH09286313A (ja) 1996-04-19 1997-11-04 Toyota Motor Corp 車両衝突防止装置
JP3751142B2 (ja) * 1998-02-18 2006-03-01 本田技研工業株式会社 車両の制動制御装置
DE19817326A1 (de) * 1998-04-18 1999-10-21 Continental Teves Ag & Co Ohg Verfahren zum Verkürzen des Bremsgeweges
JP3747989B2 (ja) * 1998-05-29 2006-02-22 三菱自動車工業株式会社 車両の走行制御装置
DE19944556B4 (de) * 1999-09-17 2008-11-06 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Bremsanlage
JP2004136788A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Toyota Motor Corp 車両用制御装置
JP2004284422A (ja) 2003-03-19 2004-10-14 Denso Corp 乗員保護装置
US7018004B2 (en) * 2003-12-18 2006-03-28 Ford Global Technologies, Llc System and method for brake pre-charging
JP2005238992A (ja) 2004-02-26 2005-09-08 Hitachi Ltd 車両の制御装置
DE102004062496A1 (de) * 2004-12-24 2006-07-06 Daimlerchrysler Ag Verfahren zum Betreiben eines Kollisionsvermeidungs- oder Kollisionsfolgenminderungssystems eines Fahrzeugs sowie Kollisionsvermeidungs- oder Kollisionsfolgenminderungssystem
JP4508050B2 (ja) * 2005-09-05 2010-07-21 トヨタ自動車株式会社 車載警報装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102008040255B4 (de) 2018-10-04
US20090018740A1 (en) 2009-01-15
US7565234B2 (en) 2009-07-21
DE102008040255A1 (de) 2009-01-15
JP2009018721A (ja) 2009-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4321633B2 (ja) 衝突緩和装置
US11415995B2 (en) Control device for vehicle and control method of vehicle
JP6123873B2 (ja) 車両用先進運転者支援システム及びその制御方法
JP6387948B2 (ja) 車両の運転支援装置
JP6308186B2 (ja) 衝突回避支援装置
JP4967840B2 (ja) 衝突軽減装置
JP4174334B2 (ja) 車両用衝突防止支援装置
JP4193765B2 (ja) 車両用走行支援装置
JP6593607B2 (ja) 車両制御装置
CN108357492B (zh) 用于减轻道路车辆之间前向碰撞的设备和方法
JP2010030396A (ja) 車両用安全制御装置
JP2008519725A (ja) 衝突回避システムを備えた車両の制御方法及びこの方法を実行する装置
JP6090396B2 (ja) 運転支援装置
JP2007062604A (ja) 車両用自動制動装置
JP2018030470A (ja) 車両制御装置
JP5566445B2 (ja) 運転支援装置
JP2009035245A (ja) 車両操作支援装置
JP2008308036A (ja) 衝突緩和装置
JP4830984B2 (ja) 衝突緩和装置
JP2018030580A (ja) 車両制御装置および車両制御方法
JP5218002B2 (ja) 制動制御装置
JP6627093B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及び、車両制御用プログラム
JP5649641B2 (ja) 運転支援装置
JP2008162457A (ja) 自動制動装置
JP2008174054A (ja) 車両用安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4321633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140612

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250