JP5604803B2 - 多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法 - Google Patents

多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法 Download PDF

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Description

本発明は、多結晶シリコン製造装置において反応炉等の内面に付着したポリマーを不活性化する方法に関する。
多結晶シリコン製造装置としては、シーメンス法による製造装置が知られている。この多結晶シリコンの製造装置では、反応炉内に種棒となるシリコン芯棒を多数配設して加熱しておき、この反応炉にクロロシランガスと水素ガスとの混合ガスを含む原料ガスを供給して、加熱したシリコン芯棒に接触させ、その表面に、以下の反応式(1)(2)に示される原料ガスの水素還元反応と熱分解反応によって生じた多結晶シリコンを析出させる方法である。
SiHCl+H2 → Si+3HCl ・・・(1)
4SiHCl → Si+3SiCl+2H ・・・(2)
ところで、反応後の排ガス中には、副生成物である四塩化珪素および未反応の原料ガスとともにシリコン粉末やSiCl、SiCl等からなるポリマー化合物及び水素ガス・塩化水素ガスが含まれる。そのうちポリマー化合物は、ジャケット構造を有する反応炉及び排ガス配管の内部で冷却されることにより、反応炉や配管の内周面に析出する。このポリマーは空気に触れると発火しやすいため、これを不活性化する必要がある。
このようなポリマーを不活性化する方法として、従来では、例えば特許文献1に記載された方法がある。この方法は、多結晶シリコン製造装置における排ガス経路の配管内にSiCl等のクロルシランを注入して、付着しているポリマーをクロルシランにより溶解しながら除去する方法である。
特許第2818780号公報
しかしながら、クロルシランを使用するものであるため、その取り扱いにおいては空気に触れないようにする等、厳密な管理が必要である。残留したSiClが空気に触れると塩酸系のガスが大量に発生するなど、安全上の問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ポリマー不活性化の作業性を向上させることを目的とする。
本発明の多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法は、多結晶シリコン製造のための反応炉の内部に加湿ガスを供給することにより、反応炉の内面に付着しているポリマーを加水分解するポリマー不活性化方法であって、前記加湿ガスを供給する前に、前記反応炉内に窒素ガスを供給して前記反応炉及び排ガス管内を窒素ガスに置換した状態とし、前記加湿ガスを供給する際に、前記反応炉の炉壁を炉内水蒸気の露点より高い温度に加熱した状態とし、かつ、前記反応炉に接続されている排ガス管の内部にも加湿ガスを供給することにより、該排ガス管の内面に付着しているポリマーを加水分解することを特徴とする。
すなわち、反応炉内に加湿ガスを送り込むことにより、反応炉内面に付着しているポリマーのシラン類を加水分解反応によってSiOに近い形態にするものである。このSiOは発火性がなく安定しており、その後は反応炉内を通常の洗浄作業で洗浄すればよい。加湿ガスとしては、水蒸気ガス等の加湿空気や加湿窒素ガスが利用でき、いずれも汎用ガスであるため取り扱いが容易である。
加湿ガスを供給する前には、反応炉内に窒素ガスを供給して、未反応ガスを追い出し、反応炉及び排ガス管内を窒素ガスに置換した状態とする。
そして、前記加湿ガスを供給する際に、前記反応炉の炉壁を炉内水蒸気の露点より高い温度に加熱した状態とする。多結晶シリコンの製造には塩化水素ガスが生じるが、この塩化水素ガスが塩酸になると、設備を構成しているステンレス等の金属を腐食する危険がある。また、反応炉内面のポリマーに水分が付着して塩酸になることも考えられるので、反応炉の炉壁を加熱状態とすることにより、その内面での塩酸の発生を防止するのである。
また、反応炉に接続されている排ガス管においても、ポリマーが付着するので、反応炉に接続されている排ガス管の内部にも加湿ガスを供給することにより、反応炉の場合と同様にして加湿ガスによって加水分解しながら不活性化するのである。そして、この場合も、前記排ガス管の管壁を加熱した状態として前記加湿ガスを供給することにより、塩酸の発生を防止するようにする。
これら本発明に係るポリマー除去方法において、前記加湿ガスは、湿度が30%以上であるとよい。加湿ガスの湿度が30%未満であると、ポリマーの加水分解に必要な水分が供給できないからである。
また、1時間あたりの加湿ガス供給量は反応炉の内容積の30倍以上60倍以下であるのが望ましい。30倍以下では、十分な水分が炉内に供給されず、60倍以上はガス供給設備が大掛かりになってしまう。
また、十分な加水分解反応を行うためには少なくとも6時間以上加湿ガスを供給するとよい。加湿ガスの供給は連続して6時間以上供給する必要はなく、操業の都合に応じて複数回に分けても良い。
本発明のポリマー不活性化方法によれば、ポリマーのシラン類を加水分解反応によってSiOに近い形態にするので、その後は反応炉内を通常の洗浄作業で洗浄すればよい。しかも加湿ガスとして水蒸気、加湿窒素等の汎用ガスを使用することができて簡便である。
本発明の一実施形態に係るポリマー不活性化方法を適用している多結晶シリコン製造装置の例を示す縦断面図である。 図1におけるA−A線に沿う矢視図であり、(a)が加湿ガス供給管を取り付けた状態を示す正面図、(b)が窓ユニットを閉じた状態を示す正面図である。
以下、本発明に係る多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
まず、このポリマー不活性化方法が適用される多結晶シリコン製造装置の一例について説明する。
図1は多結晶シリコン製造装置の全体図であって、該多結晶シリコン製造装置の反応炉1は、炉底を構成する基台2と、この基台2上に脱着自在に取り付けられた釣鐘形状のベルジャ3とを具備している。
基台2上には、生成される多結晶シリコンの種棒となるシリコン芯棒4が取り付けられる複数対の電極5と、クロロシランガスと水素ガスとを含む原料ガスを炉内に噴出するための噴出ノズル6と、反応後のガスを炉外に排出するためのガス排出口7とがそれぞれ複数設けられている。
また、原料ガスの噴出ノズル6は、各シリコン芯棒4に対して均一に原料ガスを供給することができるように、反応炉1の基台2の上面のほぼ全域に分散して適宜の間隔をあけながら複数設置されている。これら噴出ノズル6は、反応炉1の外部の原料ガス供給源8に接続されている。また、ガス排出口7は、図1には1個のみ示したが、基台2の外周部付近の上に適宜の間隔をあけて複数設置され、排ガス処理系9に接続されている。
また、ベルジャ3の炉壁は二重壁のジャケット構造とされ、内部に熱媒体を流通させる流路11が形成されており、その炉壁に熱媒供給管12及び熱媒排出管13が接続されている。その熱媒体としては、多結晶シリコン製造の運転中は冷却水が流通され、その製造終了後に炉内部を加水分解する際には水蒸気等の高温の熱媒体が流通されるようになっている。
さらに、ベルジャ3の壁の複数個所に、炉内を覗き込むことができる開口部14を中央部に有する環状の窓プレート15が一体に設けられており、その窓プレート15に、覗き窓ユニット16がヒンジ17により開閉可能に設けられている。この覗き窓ユニット16は、図2(b)に示すように、反応炉1の開口部14に臨む窓18を中央に有するとともに、開閉用の取っ手19が設けられており、反応炉1の窓プレート15にボルト(図示略)によって締結固定されるようになっている。
一方、ガス排出口7から排ガス処理系9に至る排ガス管21は、反応炉1の基台2を上下方向に貫通してその下方に延びるように形成されており、この排ガス管21も、その管壁がベルジャ3の壁と同様に二重壁のジャケット構造とされ、内部に熱媒体を流通させる流路22が形成されており、その管壁に熱媒供給管23及び熱媒排出管24が接続されている。この熱媒体としても、反応炉1の場合と同様、多結晶シリコン製造の運転中は冷却水が流通され、製造終了後の清掃時は水蒸気等の高温の熱媒体が流通される。なお、この排ガス管21においてガス排出口7から上下方向に沿って続くストレート部分には、排ガス管21の内径よりわずかに小さいカーボン製のスリーブ25がガス排出口7から吊下げられるようにして着脱可能に挿入されており、該スリーブ25によって排ガス管21の内周面を覆うようにしている。
排ガス処理系9は、排ガス中に未反応の原料ガスや水素ガスが含まれているため、排ガスからクロロシランを分離することにより、水素ガスを回収する。水素ガスは精製した上で再度原料として利用するとともに、クロロシランについても蒸留して原料等に利用可能な状態とするものである。
次に、このような構成の多結晶シリコン製造装置において、反応炉1の内面や排ガス管21の内面に付着したポリマーを不活性化する方法について説明する。
このポリマーの不活性化作業は、多結晶シリコン製造装置において反応炉1内で多結晶シリコンの製造が終了した後、ベルジャ3を基台2から外して内部を開放状態とする前に行われる。まず、多結晶シリコン製造装置の運転を停止した後、反応炉1の熱媒供給管12及び排ガス管21の熱媒供給管23に、冷却水に代えて熱媒体として水蒸気を供給することにより、反応炉1の炉壁及び排ガス管21の管壁を水蒸気によって加熱した状態とする。また、反応炉1内に窒素ガスを供給して、未反応ガスを追い出し、反応炉1及び排ガス管21内を窒素ガスに置換した状態とする。
そして、反応炉1内が窒素ガスに置換された後に、反応炉1の複数箇所の覗き窓ユニット16を開いてそれぞれの開口部14を開放した状態とし、これらの開口部14に、加湿ガス供給管31及び排出管32を挿入状態に取り付ける。加湿ガス供給管31は、蛇腹管等によってフレキシブルに形成されるとともに、その先端に、図1及び図2(a)に示すように、覗き窓ユニット16を外した後の窓プレート15にボルトによって固定される取付プレート33を有している。また、途中に高性能フィルタであるHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)等の濾過器を有する加湿ガス供給機34が備えられており、該加湿ガス供給機34を経由して加湿ガスを供給するようになっている。加湿ガスとしては、水蒸気等の加湿空気や加湿窒素ガスが用いられ、湿度は30%以上とされる。排出管32は、供給管31と同様な蛇腹管等によってフレキシブルに形成されているとともに、加湿ガス供給管31の取付位置に対して周方向に離れた反対側に取り付けられ、スクラバ−等を有する排ガス処理系35に接続されている。
そして、加湿ガス供給管31から加湿ガスを反応炉1内に供給すると、反応炉1の内面に付着されているポリマーやシラン類に加水分解反応が生じ、シラン類がSiOに近い形態に変化する。
この加水分解反応としては、例えば次のようなものがある。
SiCl+4HO → 6HCl+Si
SiHCl+2HO → 3HCl+H+SiO
SiCl+2HO → 4HCl+SiO
この加湿ガスの湿度を30%以上としたのは、30%未満であると、ポリマーの加水分解に必要な水分が供給できないからである。
また、この作業のときに炉壁に結露が生じる状態であると、炉内雰囲気に残る塩化水素ガスが塩酸となってしまうが、炉壁の流路11内に熱媒体を流通させていることから、炉壁が加熱された状態となっており、塩酸の発生が防止される。この場合、熱媒体として汎用性が高いので水蒸気を使用しているが、塩酸の発生を防止するには、導入された加湿ガス温度以上に加熱すればよい。
一方、排ガス管21においても同様の処理が行われる。この排ガス管21の場合は、必要に応じて反応炉1に接続した排出管32を閉じるなどにより、反応炉1内に供給される加湿ガスを排ガス管21内に流通させるようにすればよい。この場合も、排ガス管21の管壁内に冷却水に代えて熱媒体を注入して、管壁を加熱しておくことにより、塩酸の発生を防止する。この排ガス管21の場合は、反応炉1から続くストレート部分にカーボン製スリーブ25が挿入状態に設けられているので、このスリーブ25の内面にSiOが付着する。
このようにして反応炉1や排ガス管21内のポリマーがSiOのように安定した組成に変った後に、反応炉1においては、ベルジャ3を外して多結晶シリコンロッドSの搬出作業が行われ、これら多結晶シリコンロッドSをすべて搬出した後に、内面の清掃作業が行われる。この清掃作業は、基台2の上面及びベルジャ3の内面に高圧洗浄水を吹き付けることにより、SiO等の付着物を炉壁等から剥離して除去することが行われる。この場合も、ベルジャ3の炉壁内には水蒸気等の熱媒体を流通させ、炉壁を加熱した状態で清掃作業が行われる。加熱状態とされることにより、洗浄後に炉壁に付着した水分も蒸発して効率よく除去できる。
一方、排ガス管21においては、ポリマーと加湿ガスとの接触によって生成されたSiO等の付着物は、排ガス管21内に挿入状態とされているスリーブ25内に形成され、その付着量が多くなったら新しいスリーブと交換することが行われる。
以上説明したように、この実施形態におけるポリマー不活性化方法は、反応炉1の内面や排ガス管21の内面に付着したポリマーに加湿ガスを接触させることにより、加水分解反応を生じさせて、シラン類を安定したSiOに変化させるものであり、このSiOは発火性はないので、その後は反応炉1内を通常の洗浄作業で洗浄して除去すればよい。排ガス管21内においては、SiOがスリーブ25に付着するので、必要に応じてスリーブを交換すればよい。また、水蒸気等の加湿ガスを使用するものであるから、反応炉1内に加湿ガスを供給した後、反応炉1を開放する場合も、特に他のガスに置換するなどの後処理は不要であり、極めて作業性が良い。
内容積が17mの反応炉に対して、反応プロセス終了後に、本発明の方法を適用して反応炉内のポリマーを不活性化させた。以下には実施形態の説明で使用した符号を付して説明する。
反応炉1に通じている原料ガス供給源8及び排ガス処理系9に接続される弁を閉じ、反応炉1を密閉状態とした後、水素およびクロロシランガス雰囲気となっている炉内雰囲気を窒素に置換する。そして、覗き窓ユニット16を開きHEPAフィルタを有する加湿ガス供給装置から湿度60%の加湿ガスを10m/分の流量で反応炉1内に投入した。供給されたガスは排出管32を通して排ガス処理設備へと送られる。
また、反応炉1の炉壁の流路11および排ガス管の流路22にスチーム(106℃)を投入し、反応炉1のベルジャおよび排ガス管21を加熱した。そのときの炉壁温度は45°であった。
この状態で、排出管32に含まれる塩化水素ガスの濃度をガス検知器を用いて調べたところ、加湿ガスを供給し始めた直後では排気ガス中に250〜450PPMの塩化水素が測定されたのに対し、加湿ガスを供給してから24時間経過後には、その濃度は5PPM以下まで低下していた。
同様の条件で、加湿ガスの湿度を10%にした場合、24時間経過後の塩化水素の濃度は80PPMであった。
また、60%湿度の加湿ガスを4時間供給したときの塩化水素ガスの濃度は20PPMであった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、加湿ガス供給管を反応炉にのみ設けたが、排ガス管にも設けるようにしてもよい。また、覗き窓ユニットを開閉式にして、これを開放した後の開口部に加湿ガス供給管及び排出管を取り付けるようにしたが、覗き窓ユニットとは別に開閉可能な開口部を設けて、これに取り付けるようにしてもよい。
1 反応炉
2 基台
3 ベルジャ
4 シリコン芯棒
5 電極
6 噴出ノズル
7 ガス排出口
8 原料ガス供給源
9 排ガス処理系
11 流路
12 熱媒供給管
13 熱媒排出管
14 開口部
15 窓プレート
16 覗き窓ユニット
17 ヒンジ
18 窓
19 取っ手
21 排ガス管
22 流路
23 熱媒供給管
24 熱媒排出管
25 スリーブ
31 加湿ガス供給管
32 排出管
33 取付プレート
34 加湿ガス供給機
35 排ガス処理系
S 多結晶シリコンロッド

Claims (4)

  1. 多結晶シリコン製造のための反応炉の内部に加湿ガスを供給することにより、反応炉の内面に付着しているポリマーを加水分解するポリマー不活性化方法であって、前記加湿ガスを供給する前に、前記反応炉内に窒素ガスを供給して前記反応炉及び排ガス管内を窒素ガスに置換した状態とし、前記加湿ガスを供給する際に、前記反応炉の炉壁を炉内水蒸気の露点より高い温度に加熱した状態とし、かつ、前記反応炉に接続されている排ガス管の内部にも加湿ガスを供給することにより、該排ガス管の内面に付着しているポリマーを加水分解することを特徴とする多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法。
  2. 前記排ガス管の管壁を加熱した状態として前記加湿ガスを供給することを特徴とする請求項1記載の多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法。
  3. 前記加湿ガスは、湿度が30%以上であることを特徴とする請求項1または2記載の多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法。
  4. 1時間あたりの前記加湿ガスの供給量は反応炉の内容積に対して30倍以上60倍以下
    であり、少なくとも6時間以上供給を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の多結晶シリコン製造装置におけるポリマー不活性化方法。
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