JP5604263B2 - 鞍乗り型車両用排気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、V型エンジンを備えた鞍乗り型車両用排気装置に関する。
鞍乗り型車両用排気装置として、V型エンジン用排気装置が各種提案されている(例えば、特許文献1(図4、図5)参照。)。
特許文献1の図4に示されるように、V型4気筒エンジン用排気装置(33)では、2本の前側排気管(61L、61R)は前集合管(62)で集合され、この前集合管(62)の後端は触媒管(63)に接続されている。加えて、2本の後側排気管(71L、71R)は後集合管(74)で集合されている。この後集合管(74)の前端は膨張管(75)に接続され、この膨張管(75)は触媒管(63)に接続されている。
特許文献1の図5において、前側排気管(61L、61R)を流出した排気ガスは、前集合管(62)に沿って流れる。また、後側排気管(71L、71R)を流出した排気ガスは、後集合管(74)とU字状に曲がっている膨張管(75)に沿って流れる。すなわち、前集合管(62)を通った排気ガスが後集合管(74)側に流入することを防止できるため、エンジン出力を維持できる。
ところで、排気装置(33)は、2本の前側排気管(61L、61R)と、前集合管(62)と、2本の後側排気管(71L、71R)と、後集合管(74)と、膨張管(75)と、触媒管(63)とからなる。排気装置(33)を構成する部品数が多いので、装置のコストが高くなる。
さらに、後側排気管(71L、71R)が前方に延ばされている。また、後側排気管(71L、71R)に接続された膨張管(75)がU字状に曲がっている。排気装置(33)は、上記のような後側排気管(71L、71R)及び膨張管(75)を備えているため、寸法が大きくなる。排気装置(33)の大型化により、排気装置(33)の配置の自由度が低下する。
そこで、低コストで且つ配置の自由度を高めることができる鞍乗り型車両用排気装置が求められる。
特開2010−007610公報
本発明は、低コストで且つ配置の自由度を高めることができる鞍乗り型車両用排気装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、V型エンジンの第1バンクシリンダから延びる第1バンク排気管と、前記V型エンジンの第2バンクシリンダから延びる第2バンク排気管と、前記第1バンク排気管の先端及び前記第2バンク排気管の先端が集合する集合部と、を備える鞍乗り型車両用排気装置において、前記集合部は、複数の板状部材を溶接して形成されると共に、前記第1バンク排気管の先端が接続される第1接続口及び前記第2バンク排気管の先端が接続される第2接続口を有し、前記第1接続口と前記第2接続口の少なくとも一方から流入した排気ガスの流れを略90°曲げる整流部が、前記集合部の内部に設けられてり、第1バンクシリンダは、V型エンジンの車両前後方向前側に配置される前側バンクシリンダであり、第2バンクシリンダは、前記V型エンジンの車両前後方向後側に配置される後側バンクシリンダであり、第1接続口は、集合部の車両前後方向前部に配置され、第2接続口は、前記集合部の車両幅方向側部に配置され、整流部は、前記第2接続口の下流に設けられる後側整流板であり、第1接続口の下流に、後側整流板とは別に、排気ガスを所定の方向に流せる前側整流板が設けられ、この前側整流板と前記後側整流板とは隣接しており、V型エンジンは、2気筒を有する前側バンクシリンダと、2気筒を有する後側バンクシリンダとを備える合計4気筒のエンジンであり、第1接続口と前側バンクシリンダとが、2本の第1バンク排気管で繋がれ、第2接続口と後側バンクシリンダとが、2本の第2バンク排気管で繋がれ、2本の第1バンク排気管は、前側整流板の近傍で集合され、2本の第1バンク排気管のうち少なくとも一方の排気管は、内部を通過する排気ガスが、前側整流板と直交して流れるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、集合部は、上半体と下半体を合わせてなる中空部材であり、整流部よりも下流に配置された触媒が、前記中空部材の内部に収納されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、整流部と触媒との間に配置されるように、中空部材に酸素センサが取付けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、集合部は、複数の板状部材を溶接して形成される。例えば2枚の板状部材を溶接して集合部を形成すると、ボルト及びナット等の締結部品で板状部材同士を結合する場合に比べ、集合部の部品点数を低減できる。この部品点数低減により、集合部の製作コストが低減されるため、排気装置に掛かるコストを抑えることができる。
加えて、集合部の内部に、第1接続口と第2接続口の少なくとも一方から流入した排気ガスの流れを略90°曲げる整流部が、設けられている。本発明では集合部内に整流部を設けたので、排気装置全体の大きさが小さくなる。排気装置の小型化により、配置の自由度を高めることができる。
したがって、本発明によれば、低コストで且つ配置の自由度を高めることができる鞍乗り型車両用排気装置を提供できる。
さらに、排気装置は、V型エンジンの第1バンクシリンダから延びる第1バンク排気管と、V型エンジンの第2バンクシリンダから延びる第2バンク排気管と、集合部と、を備える。この集合部は、第1バンク排気管の先端が接続される第1接続口及び第2バンク排気管の先端が接続される第2接続口を有する。すなわち、排気ガスが第1バンク排気管及び第2バンク排気管を通って集合部に流入した後で、排気ガスの流れを集合部に沿わせることができるため、エンジン出力を維持することができる。
更に請求項1に係るは発明では、第1バンクシリンダは、V型エンジンの車両前後方向前側に配置され、第2バンクシリンダは、V型エンジンの車両前後方向後側に配置されている。2つのバンクシリンダが車両前後方向に並んでいるので、エンジンの車両幅方向寸法が小さくなると共に排気装置全体の大きさをさらに小さくすることが可能となる。
加えて、集合部は板状部材で形成される。板状部材に接続口を開けることは容易であるから、集合部の側部に第2接続口を容易に設けることができる。
更に又本発明では、第1接続口の下流に、後側整流板とは別に、排気ガスを所定の方向に流せる前側整流板が設けられ、この前側整流板と後側整流板とは隣接している。前側バンクシリンダから排気される排気ガスは、前側整流板に沿って流れ、後側バンクシリンダから排気される排気ガスは、後側整流板に沿って流れる。つまり、前側バンクシリンダからの排気ガスを、後側整流板の影響を受けずに、前側整流板によって所定の向きに流すことができる。
上記に加えるに本発明では、V型エンジンは、2気筒を有する前側バンクシリンダと、2気筒を有する後側バンクシリンダと、を備える合計4気筒のエンジンである。加えて、第1接続口と前側バンクシリンダとが、2本の第1バンク排気管で繋がれ、これらの第1バンク排気管は、前側整流板の近傍で集合されている。すなわち、2本の第1バンク排気管の先端は、前側整流板の近傍に配置されるので、2本の第1バンク排気管を通過した排気ガスが前側整流板に沿って流れ易くなる。したがって、2本の第1バンク排気管を通過した排気ガスは、より確実に整流される。
請求項2に係る発明では、集合部は、上半体と下半体を合わせてなる中空部材である。中空状の集合部を分割構造にするので、集合部の内部に前側整流板及び後側整流板を簡単に設けることができる。
加えて、整流部よりも下流に配置された触媒が、中空部材の内部に収納されている。中空部材とは集合部を指す。すなわち、集合部は中空部材であって、触媒収納部をも兼ねる。集合部内に触媒収納部が設けられるので、触媒管を別途用意する必要がなく、排気装置を構成する構成部品数の削減を図ることができる。
請求項3に係る発明では、酸素センサが、整流部と触媒との間に配置されるように、中空部材に取付けられている。整流部に沿って通過した排気ガスの一部が、酸素センサに当たると、当たった排気ガスの流れを触媒の直前で一部拡散する。したがって、触媒の前面に偏りなく排気ガスを流すことが可能となる。
本発明に係る鞍乗り型車両の左側面図である。 V型エンジン及び排気装置の左側面図である。 排気装置の平面図である。 図3の4矢視図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。 排気ガスの流れを説明する図である。 図3の変更例を示す図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、鞍乗り型車両は自動二輪車を適用して説明する。以下の説明で用いる前後、左右、上下は乗員シートに座った乗員を基準に定める。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、自動二輪車10の車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方へ延ばされているメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端部から後方へ延ばされているシートレール14とからなる。
ヘッドパイプ12に、フロントフォーク15が操舵可能に取付けられている。このフロントフォーク15の下端に、前輪16が回転自在に取付けられ、フロントフォーク15の上端に、ステアリングハンドル17が取付けられている。
メインフレーム13に、V型エンジン20(詳細後述)が取付けられている。このV型エンジン20の後部に、ピボットプレート41が取付けられ、このピボットプレート41に、ピボット軸42でリヤスイングアーム43が揺動自在に取付けられている。このリヤスイングアーム43の後端部に、後輪44が回転自在に取付けられている。
また、メインフレーム13に、燃料タンク45が取付けられ、この燃料タンク45の後方に位置するようにシートレール14に、乗員シート46が取付けられている。
ヘッドパイプ12の前方がアッパカウル47で覆われている。さらに、ヘッドパイプ12上部の側方及びメインフレーム13の側方が上サイドカバー48で覆われ、ヘッドパイプ12下部の側方及びV型エンジン20前部の側方が下サイドカバー49で覆われている。そして、V型エンジン20の前方がアンダカバー51で覆われている。
フロントフォーク15に、前輪16の上方を覆うようにフロントフェンダ52が設けられている。シートレール14の後端部に、後輪44の後方の斜め上を覆うようにリヤフェンダ53が設けられている。
加えて、V型エンジン20に、マフラ54を含む排気装置60A(詳細後述)が取付けられている。次にV型エンジン20及び排気装置60Aの構成を図2で説明する。
図2に示されるように、V型エンジン20は、第1バンクシリンダと第2バンクシリンダの2つのバンクシリンダを有する。第1バンクシリンダは、V型エンジン20の車両前後方向前側に配置される前側バンクシリンダ21であり、第2バンクシリンダは、V型エンジン20の車両前後方向後側に配置される後側バンクシリンダ22である。
第1バンクシリンダは、V型エンジン20の車両前後方向前側に配置され、第2バンクシリンダは、車両前後方向後側に配置されている。2つのバンクシリンダが車両前後方向に並んでいるので、エンジン20の車両幅方向寸法が小さくなると共に排気装置60A全体の大きさをさらに小さくすることが可能となる。
加えて、前側バンクシリンダ21は車両幅方向に2気筒を有し、後側バンクシリンダ22は車両幅方向に2気筒を有する。すなわち、V型エンジン20は、2気筒を有する前側バンクシリンダ21と、2気筒を有する後側バンクシリンダ22とを備える合計4気筒のエンジンである。
さらに、前側バンクシリンダ21は、クランクケース23から前上方に延びている前側シリンダブロック24と、この前側シリンダブロック24に取付けられ左前側排気部25及び右前側排気部を備える前側シリンダヘッド26と、この前側シリンダヘッド26に取付けられている前側シリンダヘッドカバー27とからなる。後側バンクシリンダ22は、後側シリンダブロックと、この後側シリンダブロックに取付けられ左後側排気部28及び右後側排気部を備える後側シリンダヘッド29と、後側シリンダヘッドカバー31とからなる。
排気装置60Aは、前側シリンダヘッド26の左前側排気部25から後方に延びている第1左バンク排気管61と、前側シリンダヘッド26の右前側排気部から後方に延びている第1右バンク排気管62と、後側シリンダヘッド29の左後側排気部28から下方に延びている第2左バンク排気管63と、後側シリンダヘッド29の右後側排気部から下方に延びている第2右バンク排気管64と、第2左バンク排気管63の下端及び第2右バンク排気管64の下端に接続され2本の排気管63、64が集合している第2集合部材65(詳細後述)と、この第2集合部材65の前端に接続され前下方に延びている中継排気管66と、この中継排気管66の前端が接続されていると共に、第1左バンク排気管61の後端及び第1右バンク排気管62の後端が接続され2本の排気管61、62が集合している集合部70(詳細後述)とを備える、
集合部70の車両前後方向中央の上端に、接続部材71が取付けられている。この接続部材71は、V型エンジン20の後側下端から延ばした支持部材72にボルト73で留められている。すなわち、集合部70は、V型エンジン20に支持されている。
さらに、集合部70の後端に、中継排気管74が接続され、この中継排気管74はマフラ(図1、符号54)に接続される。
そして、集合部70の車両前後方向後部の上側は、上側覆い板75で覆われ、集合部70の車両前後方向中央の下側は、下側覆い板76で覆われている。
なお、実施例では、第2左バンク排気管63は、上流側管77と下流側管78とで構成したが、接続部がない1本の管で構成してもよい。また、第2右バンク排気管64も同様に、2本の管81、82で構成したが、接続部がない1本の管で構成してもよい。次に集合部70の構造を図3で詳細に説明する。
図3に示されるように、集合部70は、車両前後方向に延びている中空状の部材である。加えて、集合部70は、第1左バンク排気管61の後端85が接続される第1左接続口86と、第1右バンク排気管62の後端87が接続される第1右接続口88と、中継排気管66の前端89が接続される第2接続口91とを有する。すなわち、前側バンクシリンダ(図2、符号21)の排気口と第1接続口86、88とが、2本の第1バンク排気管61、62で繋がれ、後側バンクシリンダ(図2、符号22)の排気口と第2接続口91とが、2本の第2バンク排気管63、64及び第2集合部材65及び中継排気管66で繋がれている。
また、第1左接続口86及び第1右接続口88は、集合部70の車両前後方向前部に配置され、第2接続口91は、集合部70の車両幅方向右側部に配置されている。なお、第1左接続口86と第1右接続口88の間に、2枚の板を重ねた平板部92(後述)が設けられている。
集合部70は板状部材で形成される。集合部70の断面構造は後述するが、集合部70が上半体と下半体で構成されるため、第2接続口91は上半体と下半体で形成される。仮に集合部を上半体と下半体に分割せずに、1つの部材で形成した場合、板状部材である集合部に接続口を開けることは容易であるから、集合部の右側部に第2接続口を容易に設けることができる。
加えて、集合部70の内部に、整流部100(詳細後述)が設けられている。整流部100は、第1左接続口86及び第1右接続口88の下流に配置されている前側整流板101(詳細後述)と、第2接続口91の下流に配置されている後側整流板102(詳細後述)とからなる。
穴103、104は、前側整流板101を集合部70に溶接するために、集合部70に設けられたプラグ溶接用の穴である。また、穴105、106は、後側整流板102を集合部70に溶接するために、集合部70に設けられたプラグ溶接用の穴である。
さらに、2本の第1バンク排気管61、62は、前側整流板101の前方で集合されている。
なお、第1左バンク排気管61の後端85及び第1右バンク排気管62の後端87を、前側整流板101の近傍まで延ばしてもよい。次に第2左バンク排気管63と第2右バンク排気管64の集合構造を図4で説明する。
図4に示されるように、第2集合部材65は、第2左バンク排気管63の前端111及び第2右バンク排気管64の前端112が接続されている第2集合後接続口113と、中継排気管66の後端114が接続されている第2集合前接続口115とを有する。第2左バンク排気管63と第2右バンク排気管64を、車両前後方向に並べたので、2本の排気管を車両幅方向に並べた場合に比べて、第2集合部材65周りの車両幅方向の出っ張りを小さくすることができる。
加えて、第2左バンク排気管63と第2右バンク排気管64は、連結板116で連結されているので、2本の排気管63、64の剛性が向上する。
第2左バンク排気管63を通過した排気ガスと第2右バンク排気管64を通過した排気ガスは、第2集合部材65で集合され、中継排気管66を通過し、集合部(図3、符号70)の内部に流入する。
なお、第2左バンク排気管63及び第2右バンク排気管64は、実施例では第2集合部材65で集合され、この第2集合部材65から中継排気管66を介して集合部(図3、符号70)に接続したが、2本の第2バンク排気管63、64を集合部に直接繋げてもよい。次に集合部70の車両幅方向の断面構造を図5で説明する。
図5に示されるように、集合部70は、上半体121と下半体122を合わせてなる中空部材である。上半体121及び下半体122は、板状部材である。上半体121は、中央に配置され下に向けて湾曲している円弧部123と、この円弧部123から左に延ばされ上に向けて湾曲している円弧部124と、この円弧部124から左下に延びている上側左フランジ125と、円弧部123から右に延ばされ上に向けて湾曲している円弧部126と、この円弧部126から右下に延びている上側右フランジ127とからなる。
加えて、下半体122は、中央に配置され上に向けて湾曲している円弧部128と、この円弧部128から左に延ばされ下に向けて湾曲している円弧部129と、この円弧部129から左上に延びている下側左フランジ131と、円弧部128から右に延ばされ下に向けて湾曲している円弧部132と、この円弧部132から右上に延びている下側右フランジ133とからなる。
集合部70は、板状部材の上半体121と板状部材の下半体122で前側整流板101及び後側整流板102を挟み、上側左フランジ125と下側左フランジ131を溶接し、上側右フランジ127と下側右フランジ133を溶接してなる。すなわち、集合部70は、2枚の板状部材を溶接して形成される。中空状の集合部70は、上下に分割されているので、集合部70の内部に前側整流板101及び後側整流板102を簡単に設けることができる。
仮に中空状の集合部を中実部材から切削して作る場合、切削工数が掛かるため、集合部の製作コストが高くなる。その点、本発明では、板状部材の上半体121と、板状部材の下半体122を合わせて中空状の集合部70を形成するので、集合部70を低コストで製作できる。
なお、集合部70は、実施例では2枚の板状部材(上半体121と下半体122)を溶接して形成したが、上半体121を複数の板状部材で構成し、下半体122を複数の板状部材で構成してもよい。つまり、集合部70に、上記構造以外に、複数の板状部材を溶接して形成する構造を適用してもよい。
加えて、前側整流板101は、C字状断面に形成されていると共に、円弧部124の内面134と円弧部129の内面135に密着している。さらに、後側整流板102は、C字状断面に形成されていると共に、円弧部126の内面136と円弧部132の内面137に密着している。前側整流板101及び後側整流板102が、上半体121の内面134、136及び下半体122の内面135、137に密着するので、排気ガスが通過するときに、前側整流板101及び後側整流板102が移動することを防止できる。
また、前側整流板101及び後側整流板102は、上半体121と下半体122の間に取付けられるため、集合部70の剛性向上に寄与する補強部材としての機能も発揮する。次に集合部70の車両前後方向の断面構造を図6で説明する。
図6に示されるように、集合部70の上半体121に、整流部100よりも後方の位置で且つ接続部材71よりも前方の位置にて、取付け座138が設けられている。この取付け座138に、集合部70の内部を流れる排気ガスの酸素濃度を計測する酸素センサ140が取付けられている。
加えて、集合部70の後側にて、上半体121と下半体122でケース141が挟まれている。このケース141の内部に、集合部70の内部を流れる排気ガスを浄化する触媒150が設けられている。つまり、整流部100と触媒150との間に配置されるように、集合部70に酸素センサ140が取付けられている。また、整流部100よりも下流に配置された触媒150が、集合部70の内部に収納されている。
すなわち、集合部70は中空部材であって、触媒収納部をも兼ねる。集合部70内に触媒収納部が設けられるので、触媒管を別途用意する必要がなく、排気装置60Aを構成する構成部品数の削減を図ることができる。
さらに、ケース141は、上半体121の凹み部151と下半体122の凹み部152に密着していると共に、上半体121及び下半体122に筒状部材153を介して密着している。ケース141が上半体121及び下半体122に密着することにより、触媒150が集合部70に確実に取付けられることになる。
平板部92は、集合部70の車両前後方向前部に設けられている部位である。また、平板部92は、上半体121の上平板154と、下半体122の下平板155とからなる。集合部70に平板部92を設けたことにより、集合部70の前部に2つの接続口(図3、符号86、88)を設けることができる。次に集合部70及び整流部100の機能を図7で説明する。
図7に示されるように、集合部70は、前側整流板101に略直交し第1左接続口(図3、符号86)に続いている第1左流路161と、前側整流板101に略平行で第1右接続口(図3、符号88)に続いている第1右流路162と、第2接続口(図3、符号91)に続いている第2流路163と、を備える。
加えて、後側整流板102は、第2接続口から流入した排気ガスの流れを略90°曲げる機能を有する。
さらに、前側整流板101は、第1左接続口及び第1右接続口の下流に設けられ、後側整流板102とは別に、排気ガスを所定の方向に流せる機能を有する。所定の方向とは、整流部100よりも下流の方向を指す。後側整流板102の上流側に、前側整流板101が設けられ、この前側整流板101と後側整流板102とは隣接している。
前側バンクシリンダ(図2、符号21)から排気される排気ガスは、前側整流板101に沿って流れ、後側バンクシリンダ(図2、符号22)から排気される排気ガスは、後側整流板102に沿って流れる。つまり、前側バンクシリンダからの排気ガスを、後側整流板102の影響を受けずに、前側整流板101によって所定の向きに流すことができる。
第1左流路161を通過した排気ガスは、前側整流板101に当たってから、前側整流板101に沿って触媒(図6、符号150)側に向けて流れる。すなわち、第1左バンク排気管(図3、符号61)は、内部を通過する排気ガスが、前側整流板101と直交して流れるように構成されている。
さらに、第1左バンク排気管(図3、符号61)の後端(図3、符号85)及び第1右バンク排気管(図3、符号62)の後端(図3、符号87)は、前側整流板101の近傍に配置されるので、上記2本の第1バンク排気管(図3、符号61、62)を通過した排気ガスが前側整流板101に沿って流れ易くなる。したがって、2本の第1バンク排気管を通過した排気ガスは、より確実に整流される。
なお、第2接続口(図3、符号91)は、実施例では集合部70の車両幅方向右側部に配置したが、集合部70の車両幅方向左側部に配置してもよい。第2接続口を集合部70の車両幅方向左側部に配置した場合、後側整流板102を車両幅方向左側部に配置する。また、前側整流板101が第1右接続口(図3、符号88)に直交するように配置されることで、第1右バンク排気管(図3、符号62)を、内部を通過する排気ガスが前側整流板101と直交して流れるように構成してもよい。
以上に述べた排気装置60Aの作用を次に述べる。
図8に示されるように、第1左バンク排気管61及び第1左流路161を矢印(1)のように通過した排気ガスは、前側整流板101に当たってから前側整流板101に沿って矢印(2)のように下流側に向かっている。
第1右バンク排気管62及び第1右流路162を矢印(3)のように通過した排気ガスは、前側整流板101に沿って矢印(4)のように下流側に向かっている。
中継排気管66及び第2流路163を矢印(5)のように通過した排気ガスは、後側整流板102に沿って矢印(6)のように下流側に向かっている。
前側整流板101及び後側整流板102に沿って通過した排気ガスの一部は、酸素センサ140に当たって、矢印(7)のように拡散する。拡散された排気ガスが、矢印(8)のように触媒150に向かっている。
前側整流板101及び後側整流板102に沿って通過した排気ガスの一部が、酸素センサ140に当たると、当たった排気ガスの流れを触媒150の直前で一部拡散する。したがって、触媒150の前面157に偏りなく排気ガスを流すことが可能となる。
これまでに説明した排気装置は、V型4気筒エンジンに適用したが、車両によってはエンジンの排気量がより小さくても済む場合がある。そこで、より排気量が小さいV型2気筒エンジンに適用される排気装置の例を次に説明する。
図9は図3の変更例を示す図であり、共通する構造は符号を流用して詳細な説明を省略する。主たる変更点は、V型2気筒エンジンを適用するために第1バンク排気管を1本にし、第2バンク排気管を1本にし、整流部を後側整流板のみで構成したことである。
排気装置60Bでは、第1バンク排気管171は、V型2気筒エンジンの第1バンクシリンダの排気口から延ばされている排気管である。また、第2バンク排気管172は、第2バンクシリンダの排気口から延ばされている排気管である。
加えて、集合部173は、第1バンク排気管171の後端174が接続される第1接続口175を有する。この第1接続口175は、集合部173の車両前後方向前部に配置されている。
さらに、集合部173は、第2バンク排気管172の前端176が接続される第2接続口177を有する。この第2接続口177は、集合部173の車両幅方向右側部に配置されている。なお、第2接続口177は、実施例では集合部173の車両幅方向右側部に配置したが、集合部173の車両幅方向左側部に配置してもよい。
そして、第2接続口177から流入した排気ガスの流れを略90°曲げる整流部が、集合部173の内部に設けられている。整流部は、第2接続口177の下流に設けられる後側整流板102である。すなわち、後側整流板102で排気ガスの流れを略90°曲げることができる。
後側整流板102は、第2接続口177からの排気ガス流れを曲げる以外に、第1接続口175から流入する排気ガスの整流作用も発揮する。つまり、第1接続口175からの排気ガスは、後側整流板102の中央側面179に沿って流れる。
なお、後側整流板102は、実施例では第2接続口177の下流に設けたが、第1接続口175の下流に設けて第1接続口175から流入した排気ガスの流れを略90°曲げるようにしてもよい。
また、整流部は、後側整流板102のみで構成したが、後側整流板102に加えて、第1接続口175の下流に前側整流板を設けてもよい。
排気装置60Bでは、集合部173は、複数の板状部材を溶接して形成される。例えば2枚の板状部材を溶接して集合部173を形成すると、ボルト及びナット等の締結部品で板状部材同士を結合する場合に比べ、集合部の部品点数を低減できる。この部品点数低減により、集合部173の製作コストが低減されるため、排気装置60Bに掛かるコストを抑えることができる。
加えて、集合部173の内部に、整流部である後側整流板102が設けられている。本発明では集合部173内に整流部を設けたので、排気装置60B全体の大きさが小さくなる。排気装置60Bの小型化により、配置の自由度を高めることができる。
したがって、本発明によれば、低コストで且つ配置の自由度を高めることができる自動二輪車(図1、符号10)の排気装置60Bを提供できる。
さらに、排気装置60Bは、第1バンク排気管171と、第2バンク排気管172と、集合部173と、を備える。この集合部173は、第1接続口175及び第2接続口177を有する。すなわち、排気ガスが第1バンク排気管171及び第2バンク排気管172を通って集合部173に流入した後で、排気ガスの流れを集合部173に沿わせることができるため、エンジン出力を維持することができる。
尚、本発明に係る鞍乗り型車両は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、バギー等の三輪車にも適用可能である。
本発明の排気装置は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両、20…V型エンジン、21…前側バンクシリンダ、22…後側バンクシリンダ、60A、60B…排気装置、61、62、171…第1バンク排気管、70、173…集合部、86、88、175…第1接続口、91、177…第2接続口、100…整流部、101…前側整流板、102…後側整流板、121…上半体、122…下半体、140…酸素センサ、150…触媒、172…第2バンク排気管、174、176…先端。

Claims (3)

  1. V型エンジンの第1バンクシリンダから延びる第1バンク排気管と、前記V型エンジンの第2バンクシリンダから延びる第2バンク排気管と、前記第1バンク排気管の端及び前記第2バンク排気管の端が集合する集合部と、を備える鞍乗り型車両用排気装置において、
    前記集合部は、複数の板状部材を溶接して形成されると共に、前記第1バンク排気管の端が接続される第1接続口及び前記第2バンク排気管の端が接続される第2接続口を有し、
    前記第1接続口と前記第2接続口の少なくとも一方から流入した排気ガスの流れを略90°曲げる整流部が、前記集合部の内部に設けられており、
    前記第1バンクシリンダは、前記V型エンジンの車両前後方向前側に配置される前側バンクシリンダであり、前記第2バンクシリンダは、前記V型エンジンの車両前後方向後側に配置される後側バンクシリンダであり、
    前記第1接続口は、前記集合部の車両前後方向前部に配置され、
    前記第2接続口は、前記集合部の車両幅方向側部に配置され、
    前記整流部は、前記第2接続口の下流に設けられる後側整流板であり、
    前記第1接続口の下流に、前記後側整流板とは別に、排気ガスを所定の方向に流せる前側整流板が設けられ、この前側整流板と前記後側整流板とは隣接しており、
    前記V型エンジンは、2気筒を有する前記前側バンクシリンダと、2気筒を有する前記後側バンクシリンダとを備える合計4気筒のエンジンであり、
    前記第1接続口と前記前側バンクシリンダとが、2本の前記第1バンク排気管で繋がれ、前記第2接続口と前記後側バンクシリンダとが、2本の前記第2バンク排気管で繋がれ、前記2本の第1バンク排気管は、前記前側整流板の近傍で集合され、
    前記2本の第1バンク排気管のうち少なくとも一方の排気管は、内部を通過する排気ガスが、前記前側整流板と直交して流れるように構成されている
    ことを特徴とする鞍乗り型車両用排気装置。
  2. 前記集合部は、上半体と下半体を合わせてなる中空部材であり、
    前記整流部よりも下流に配置された触媒が、前記中空部材の内部に収納されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両用排気装置。
  3. 前記整流部と前記触媒との間に配置されるように、前記中空部材に酸素センサが取付けられていることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両用排気装置。
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