JP5602534B2 - レンズ制御装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置におけるズームレンズの制御技術に関するものである。
ビデオカメラやスチルカメラなどの撮像装置には、光学系のズーム機能を持つものが多く、当然、そのような撮像装置にはズーム倍率を変化させるめのズーム操作手段が設けられている。
ユーザによるズーム操作手段としては、レンズ周囲に設けられた回転可能な操作リングの回転を機械的なカム機構によりレンズの直動動作に変換する機構を設けているものがある。しかし、年はレンズを駆動するモータを用いて電気的にレンズ動作を制御する、パワーズーム機構が用いられることが多い。パワーズーム機構の場合、ユーザの操作手段としてはリング部材やスイッチ部材などが設けられ、これらの操作量が電気信号に変換される。この信号をカメラに搭載されたマイクロコンピュータで検出し、レンズ駆動モータを制御することにより、ズーム操作が実現できる。
特許文献1では、リング部材の回転操作が停止した後の所定期間はズームレンズの駆動停止を禁止する撮像装置の説明がされている。
特開平10−10406号公報
しかしながら、近年、ビデオカメラやスチルカメラなどの撮像装置は、記憶メディアにフラッシュメモリなどを採用などをして、従来よりさらなる装置本体の小型化が図られている。このような本体の小型化に伴い、ズーム操作部(ズームキー)の小型化も同時にされており、撮影者が細かいズーム操作をやりにくくなっている。そのため、ゆっくりとズームしたいのに急激に画角が変化してしまうことがあった。そこで、これを防ぐために、従来技術などでズーム操作による画角変化の滑らかさを実現するための提案がいくつかされている。しかし、従来技術のような制御では、画角変化の滑らかさを実現できるものの、位置停止精度の低下やズーム操作に対する応答性に欠けるという問題があった。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、撮像装置本体の小型化によるユーザのズーム操作する際、画角変化の滑らかさを維持しつつ、ズーム位置の高い停止精度とユーザ操作の高い応答性を同時に実現し、ユーザに良好な撮影環境を提供するものである。
この課題を解決するため、例えば本発明のレンズ制御装置は以下の構成を備える。すなわち、
ズームレンズを光軸方向に移動させる駆動手段と、
操作者による操作部への操作に従って前記駆動手段を制御して、前記ズームレンズの駆動の停止制御、及び、前記ズームレンズの駆動速度の変速制御を行う制御手段と、
前記操作部への前記ズームレンズを移動させるためのズーム操作の継続時間の計測を行う計時手段と、を備え、
前記制御手段は、前記操作部への操作が止められた際、前記操作部へのズーム操作の前記継続時間が所定の閾値時間より短かった場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズを停止させ、前記継続時間が前記閾値時間以上の場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズの駆動速度を減速させた後に停止させる制御を行う
本発明によれば、撮像装置本体の小型化によるユーザのズーム操作する際、画角変化の滑らかさを維持しつつ、ズーム位置の高い停止精度とユーザ操作の高い応答性を同時に実現し、ユーザに良好な撮影環境を提供できる。
第1の実施形態の撮像装置のブロック図。 第1の実施形態のマイクロプロセッサの処理を示すフローチャート。 第1の実施形態のズームレンズの加速を表す図。 第1の実施形態のズームレンズの加速および停止の速度状態を表す図。 第1の実施形態のズームレンズの減速および停止の速度状態を表す図。 第1の実施形態のズームレンズ反転駆動時の速度状態を表す図。 第2の実施形態の撮像装置のブロック図。 第2の実施形態のマイクロプロセッサの処理を示すフローチャート。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1に、本発明の第1の実施形態で説明するビデオカメラ(撮像装置)のブロック構成図を示す。なお、本実施形態では、ビデオカメラについて説明するが、デジタルスチルカメラ等の他の撮像装置にも適用できるし、ズームレンズ制御に係る回路や装置にも適用できる。
図1における、この撮像装置は、被写体側(図の左側)から順に、第1固定レンズ101、光軸方向に移動して変倍を行うズームレンズ102、絞り103が設けられている。また、第2固定レンズ104、変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能とフォーカシングの機能とを兼ね備えたフォーカスコンペンセータレンズ105(以下、フォーカスレンズという)をも有する。これら第1固定レンズ101、変倍レンズ102、絞り103、第2固定レンズ104及びフォーカスレンズ105により撮像光学系が構成される。
撮像素子106は、CCDセンサやCMOSセンサにより構成される光電変換素子で構成される。CDS/AGC回路107は撮像素子106の出力をサンプリングし、ゲイン調整する。カメラ信号処理回路108は、CDS/AGC回路107の出力信号を後述の記録装置109に対応した信号に変換する。
ステッピンモータ駆動回路110bは、ズームレンズ102を駆動させる駆動部であるステッピングモータ110aを駆動させる。ステッピングモータ110aには、出力軸である送りねじ軸109が噛み合っており、ステッピングモータ110aが駆動され、送りねじ軸が回転することにより、送りねじ軸109とラックとの噛み合い作用によって、ズームレンズが光軸方向(図中の矢印方向)に駆動される。
このようにステッピングモータ110aによりズームレンズ102を目標位置に駆動する場合、まず撮像装置の起動時にレンズを位置制御上の基準となる位置(基準位置)にセットし、この基準位置から目標位置まで移動させるために必要なパルス数の駆動信号をステッピングモータに入力する。このため、撮像装置には、ズームレンズ102がそれぞれ基準位置に位置しているか否かを検出するための基準位置センサが設けられている。該基準位置センサは、本実施形態では、発光素子と受光素子とが一体となったフォトインターラプタにより構成されている。フォトインターラプタ発光素子と受光素子との間に、レンズ保持枠に設けられた遮光部が入り込み、発光素子から受光素子に向かう光を遮断することで、ズームレンズ102が基準位置に位置したことが検知される。なお、遮光部材は、ズームレンズ102の望遠側か広角側かのゾーン検出を可能とする形状に設定されている。
駆動源を含むフォーカス駆動回路111は、フォーカスレンズ105を目標位置に駆動させる。フォーカスレンズ105の保持枠には、フォーカスレンズ105の位置を検出するための位置スケール115bが固定されており、位置スケール115bと対向する箇所に、位置センサ115aが固定されている。位置スケール115bには光軸方向に磁気パターン、光反射パターン等のスケールパターンが生成されており、位置センサ115aがスケールの位置に応じた磁気信号、光反射信号などを読み取ることで、フォーカスレンズ105の光軸方向の位置を検出できるようになっている。この位置センサ115aにより、位置情報をフィードバックさせてサーボ制御系を形成させる。
本実施形態の説明ではフォーカスレンズをボイスコイルモータ(VCM)で駆動するものと想定しているが、DCモータなど他の形式のアクチュエータを用いる構成とすることもできる。また、フォーカス駆動源にステッピングモータを用いて、フォーカスレンズ保持枠につけられた位置センサ115a、およびスケール115bを省略しても構わない。フォーカスレンズの位置センサ115aに関しては、本実施例におけるVCMを用いた駆動サーボ系の形成に必要であると同時に、フォーカスレンズ115の位置の取得に必要だが、ステッピングモータをフォーカスレンズ105の駆動源として用いる場合には、パルスカウントが位置情報として扱われる。
制御手段としてのマイクロプロセッサ116は、ズーム倍率を設定するためのズーム操作部114、および、不図示の電源スイッチ、録画スイッチ等のスイッチからの入力に応じて、本撮像装置の動作全体の制御をおこなう。マイクロプロセッサ116内に設けられた内部メモリ117には、ズームレンズ102の基準位置に対する望遠側と広角側の位置(テレ端およびワイド端)が、ズームレンズ位置のデータとして記憶されている。
ステッピングモータ駆動回路110bに入力されるマイクロプロセッサ116からの正逆信号に応じて、ステッピングモータ110aは駆動される。また、フォーカス駆動回路111は、マイクロプロセッサ116からの制御信号により駆動される。つまり、撮像光学系の変倍動作およびこれに伴う合焦動作は、ビデオカメラなどで一般的に用いられているカム軌跡データを利用した電子カム方式によりフォーカス駆動源111を制御することによって行われる。なお、本実施形態で用いられるステッピングモータの駆動方式には特に限定がなく、1−2相駆動方式や2−2相駆動方式でもよい。
絞りユニット103は、図示しないガルバノ方式のアクチュエータを含むり回路113と、このアクチュエータにより開閉駆動される絞り羽根と、絞り開閉状態を検出する位置検出素子112(ホール素子)を有する。撮像素子106(たとえばCMOSセンサ、CCDセンサなど)からの電気信号は、信号処理回路108に入力される。信号処理回路108は、入力された電気信号から映像信号を記録装置109に送る。記録装置109は、動画や静止画を記録し、記録媒体として磁気テープ、半導体メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)が使われている。
マイクロプロセッサ116は、入力された輝度信号成分が常に適正値になるようにアクチュエータ113をフィードバック制御する。この際、マイクロプロセッサ116には、位置検出素子112からの出力が増幅され、さらに図示されないA/D変換回路によりアナログ信号からデジタル信号に変換されて絞りの開閉位置を示す情報として入力される。マイクロプロセッサ116は、この絞り位置情報に基づいて、輝度信号成分が常に適正値になるように駆動回路113に開閉信号を送り、絞り103を制御する。マイクロプロセッサ116からは、絞り位置を所定の開閉位置に位置決めするための開閉信号を絞り駆動回路113に送ることもできる。
以下で、本第1の実施形態の特徴である、マイクロプロセッサ116で実行されるズーム操作部114に対する操作を監視する処理内容(プログラムの処理手順)を、図2のフローチャートを用いて詳しく説明する。なお、この図2のフローチャートに係るプログラムは、不図示のウォッチドッグタイマからの信号に従い、予め設定されたΔT時間間隔毎に実行されるものとする。また、以下では、このフローチャートの処理によって、各カウンタ変数をカウントアップしているが、継続時間の計測をハードウェアで実現しても構わない。また、以下の説明でカウンタをクリアする処理は、その計時を開始する処理と等価のものであることは明らかである。
まず、S201でズーム操作部114の現在の操作情報Kを取得する。ここで得られる操作情報Kは、マイクロプロセッサ116搭載のA/Dコンバータに入力された読み値であったり、2値検出の汎用ポートのデータである。また、ここで得る操作情報Kは、駆動方向に関わる情報も備わっている。つまり、マイクロプロセッサ116は、ズーム操作部114への指示操作を監視し、その指示操作の種類が、指示無し、ズームレンズを画角のワイド端に向かわせるズームアウト指示、ズームレンズを画角のテレ端に向かわせるズームイン指示、のいずれであるかを判定するための情報を取得する。S202では、S201で得られた操作情報Kより、ズーム操作部114が操作中であるか否かを判定し、操作中である場合はS203に進み、操作されていない場合はS212に進む。
S203では、操作情報Kが、直前(前回の処理ルーチン)の取得時の操作方向と逆方向に操作されているかを判定する。S203で、ズーム操作部114の操作方向が直前の取得時と反対方向と判定されたならば、S210に進み、同じ方向ならばS204に進む。S204では、後述するズーム停止時間カウンタTeをクリアさせ、S205に進む。ここでズーム停止時間カウンタTeは、ユーザ(操作者)によるズーム指示(ズームアウト指示、ズームイン指示のいずれか)を行ってから、無指示の状態になった場合の無指示の経過時間を計時するためのものである。S205ではズーム開始時間カウンタTsをカウントアップさせ、S206に進む。ズーム開始時間カウンタTsは、ズーム操作が開始されてからの経過時間を保持するためのカウンタである。S206では、S201にて得られた操作情報Kに応じた、あらかじめ設定させれているズーム目標速度Vkを取得する。ズーム目標速度Vkについては、ユーザが任意に設定でき、撮像装置のモニタ映像に重ねて表示されるメニュー等で、あらかじめメモリに格納され、用意されている複数の速度テーブルから設定・選択できるものとする。S207では、前述したズーム開始時間カウンタTsと、予め設定された閾値時間T1とを比較する。そして、ズーム開始時間カウンタTsが、時間T1を超えている場合はS208に進み、超えていない場合はS209に進む。S208では、ズーム駆動速度Vを以下の(式1)のように設定する。
(式1) V=Vk
一方、S207にてズーム開始時間カウンタTsがT1を超えていない場合は、S209に進み、ズーム駆動速度Vを以下の(式2)に従い設定する。勿論、このときのズームレンズ102の移動方向は、指示の種類で特定される方向となる。
(式2) Ts×Vk/T1
ここで、前述したS201からS209からの処理について図3を用いて説明する。図3(a)は操作情報Kと時間の関係を表す図であり、図3(b)は設定される駆動速度と時間の関係を表す図である。
301で表すズーム操作部114の操作情報Kが検出された後に、前述したズーム目標速度Vkを取得するが、ズーム操作開始からの時間カウンタTsが、T1に満たない場合は、図3(b)の参照符号302のように、前述の(式2)に従い、所定時間T1かけて、図2のフローチャートで表される処理の制御周期毎に離散的に設定していく。操作開始からの時間カウンタTsがT1を超える場合は、(式1)で表す速度データを303のように設定される。これにより、ズーム操作開始時に過渡的な速度変化をさせる期間を設け、急激な画角変化を防止する。
続いてS202において、ズーム操作部114が操作されていない場合はS212に進み、ズーム操作解除カウンタTeをカウントアップさせる。続いてS213に進み、前述のズーム開始時間カウンタTsと所定時間T3とを比較する。ズーム開始時間カウンタTsが時間T3を下回る場合(Ts<T3の場合)、S214に進みズーム開始時間カウンタTsをクリアする。その後、S215でズーム駆動速度Vに0を設定し、ズーム駆動を停止させる。すなわち、以下に説明する処理とは異なり、ズームレンズ102の移動速度を、継続時間Teとは無関係に移動速度0に設定する。
一方、S213でズーム開始時間カウンタTsが所定時間T3以上の場合は、S216に進む。S216では、前述したズーム操作解除カウンタTeと所定時間T2とを比較する。ズーム操作解除カウンタTeが所定時間T2を超えている場合はS218に進み、超えていない場合はS217に進む。S218では、ズーム操作解除カウンタTsをクリアして、S219に進んだ後にズーム駆動速度Vを以下の(式)のように設定して、ズーム駆動を停止させる。
(式3) V=0
一方、S216にてズーム操作解除カウンタTeが所定時間T2を超えていない場合は、S217に進み、ズーム駆動速度Vを以下の(式)に従い設定する。
(式4)V= Vk−Te×Ve/T2
ここで、前述したS212からS215からの処理について図4を用いて説明する。図4(a)は操作情報Kと時間の関係を表す図であり、図4(b)は設定されるズーム駆動速度と時間の関係を表す図である。
ズーム操作部114の操作情報Kが検出された後に、前述したように(式2)に従い、ズーム駆動速度に対して、ズーム操作部114の操作時に図2のフローチャートで実行される処理の制御周期毎に離散的に設定するが、参照符号401で表すようにズーム操作時間が所定時間T3に満たないで、ズーム操作が終了した場合、参照符号403のように目標速度を0に設定して、即座にズーム駆動を停止させる。これにより、撮影者が微妙な画角調整をする場合に、意図したどおりの位置にズームを停止することができる。
次にS216からS218までの処理を図5を用いて説明する。図5(a)は操作情報Kと時間の関係を表す図であり、図5(b)は設定される目標速度と時間の関係を表す図である。
図5(a)の501のように、ズーム操作部114が離されて、操作情報Kの値が0になった場合、図5(b)502のように前述の(式4)に従い、所定時間T2かけて、図2のフローチャートで実行される処理の制御周期毎に503のように離散的に速度を設定していく。これにより、ズーム操作終了時に過渡的な速度変化をさせる期間を設け、急激なズーミング動作の停止を防止する。
S203にて、前述したように、操作情報Kが、直前の取得時の操作方向と反対方向に操作されたと判定された場合は、S210に進む。S210ではズーム開始時間カウンタTsをクリアし、S211に進む。S215では、ズーム駆動速度Vに0を設定し、ズーム駆動を停止させる。
次にS203,S210,S211での処理を図6を用いて説明する。図6(a)は操作情報Kと時間の関係を表す図であり、図6(b)は設定される目標速度と時間の関係を表す図である。ここでの処理は撮影者ズーム操作部114の操作を反転させた場合の動作である。601のように操作情報Kの方向が撮影者が逆操作をさせた場合、参照符号603のようにズーム駆動速度Vに0を設定して、いったんズーム駆動を停止させる。その後、次の回の処理において図2のフローチャートにより、(式2)に従って参照符号601に示すように、ズーム速度を制御周期毎に離散的に設定する。
[第2の実施形態]
図7には、本発明の第2の実施形態のビデオカメラ(撮像装置)のブロック構成図を示している。上記の第1の実施形態の構成(図1)と異なるのは、図7には、ユーザが操作可能な加速切替スイッチ118と減速切替スイッチ119が追加された点であり、それ以外は図1と変わらない。それ故、加速制御適用スイッチ118、減速制御適用スイッチ119以外の構成要素は、図1と同参照符号を付し、その説明は省略する。
加速切替スイッチ118は、ズームレンズ駆動時の加速動作を行うかわないを切り替えるスイッチであって、マイクロプロセッサ116に接続されている。一方、減速切替スイッチ119は、ズームレンズの減速時の減速動作を行うかわないかを切り替えるスイッチであって、同様にマイクロプロセッサ116に接続されている。また、マイクロプロセッサ116内に備わっているメモリ117には、第1の実施形態で備わるものに加えて、ズーム開始時のズーム速度の加速パターン(その速度で動作させるための駆動情報)を表す加速テーブルD1と、ズーム停止時のズーム速度の減速パターンを表す減速テーブルD2が記憶されている。この加速テーブルD1は、ズームを開始してからの時間に対するズーム駆動速度が記された加速パターンテーブルである。この加速パターンテーブルの形状は線形的や指数関数的な増加、またはその他の単調増加関数ならば適用できる。一方、減速テーブルD2は、ズーム操作部114の操作が解除されてからの時間に対するズーム駆動速度が記された減速パターンテーブルである。こちらの減速パターンテーブルの形状も、加速パターンテーブルと同様に単調減少を表す関数ならばかまわない。
以下、本発明の第2の実施形態の特徴である、マイクロプロセッサ116で実行される処理(プログラムの処理手順)を図8のフローチャートを用いて詳しく説明する。なお、第2の実施形態と同様、この図8のフローチャートに係るプログラムは、不図示のウォッチドッグタイマからの信号に従い、予め設定されたΔT時間間隔毎に実行されるものとする。また、各カウンタ変数をカウントアップをソフトウェアで行うものとしているが、カウンタはハードウェアで実現しても構わないのも同様である。
まず、S801でズーム操作部114の操作情報Kを取得する。ここで得られる操作情報Kは、マイクロプロセッサ116搭載のA/Dコンバータに入力された読み値であったり、2値検出の汎用ポートのデータである。また、ここで得る操作情報Kは、駆動方向に関わる情報も備わっている。S802では、S801で得られた操作情報Kより、ズーム操作部114が操作中であるか否かを判定し、操作中である場合はS803に進み、操作されていない場合はS814に進む。
S803では、操作情報Kが、前回取得時の操作方向と逆方向に操作されているかを判定する。S803で、ズーム操作部114の操作方向が前回取得時と反対方向と判定されるならば、S812に進み、同じ方向ならばS804に進む。S804では、後述するズーム停止時間カウンタTeをクリアさせ、S805に進む。S805ではズーム開始時間カウンタTsをカウントアップさせ、S806に進む。ズーム開始時間カウンタTsは、ズーム操作が開始されてからの時間カウンタである。S806では、S801にて得られた操作情報Kに応じた、あらかじめ設定させれているズーム目標速度Vkを取得する。ズーム目標速度Vkについては、ユーザが任意に設定でき、撮像装置のモニタ映像に重ねて表示されるメニュー等で、あらかじめ用意されている速度テーブルから設定・選択できるものとする。
S807では、加速制御適用スイッチ118にもとづき、加速制御が適用される場合はS808に進み、加速制御が適用されない場合はS811に進む。S808では、前述のズーム開始時間カウンタTsに応じて、テーブルデータD1からズーム加速速度Vd1を取得する。
続くS809では、ズーム加速速度Vd1とS806で得られたズーム目標速度Vkとの大きさを比較して、ズーム目標速度Vkの方が大きい場合は、ズーム駆動速度Vにズーム駆動速度Vd1を設定する。逆にS809にてズーム加速速度Vd1が大きい場合には、ズーム駆動速度Vにズーム目標速度Vkを設定する。また、S807で加速制御が適用されてない場合は、S811に進み、前述した同様の処理を行う。
次にS803にて、前述したように、操作情報Kが、前回取得時の操作方向と反対方向に操作されたと判定された場合は、S812に進む。S812ではズーム開始時間カウンタTsをクリアし、S813に進む。S813では、ズーム駆動目標速度Vに0を設定し、ズーム駆動を停止させる。
続いてS802において、ズーム操作部114が操作されていない場合はS814に進み、ズーム操作解除カウンタTeをカウントアップさせる。続いてS815に進み、減速制御適用スイッチ119にもとづき、減速制御が適用される場合はS816に進み、減速制御が適用されない場合はS822に進む。S816では、前述のズーム開始時間カウンタTsに応じて、テーブルデータD2からズーム駆動速度Vd2を取得する。
続くS817では、ズーム加速速度Vd2が0より大きい場合は、ズーム駆動速度Vにズーム減速速度Vd2を設定する。逆にS817にてズーム目標速度Vd2が0以下の場合には、S820に進み、前述したズーム操作解除カウンタTeが、所定時間T2を超えている場合はS822に進み、超えていない場合はS821に進む。その後、S821ではズーム駆動速度VにVd2を設定する。一方、S802において、ズーム操作解除カウンタTeが所定時間T2を超えている場合は、S822にてズーム操作解除カウンタTsをクリアして、S823に進んだ後にズーム駆動目標速度Vを以下の(式1)のように設定して、ズーム駆動を停止させる。また、S815で減速制御が適用されてない場合は、S822に進み、前述した同様の処理を行い、処理を終了する。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (6)

  1. ズームレンズを光軸方向に移動させる駆動手段と、
    操作者による操作部への操作に従って前記駆動手段を制御して、前記ズームレンズの駆動の停止制御、及び、前記ズームレンズの駆動速度の変速制御を行う制御手段と、
    前記操作部への前記ズームレンズを移動させるためのズーム操作の継続時間の計測を行う計時手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記操作部への操作が止められた際、前記操作部へのズーム操作の前記継続時間が所定の閾値時間より短かった場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズを停止させ、前記継続時間が前記閾値時間以上の場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズの駆動速度を減速させた後に停止させる制御を行うことを特徴とするレンズ制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記継続時間が前記閾値時間以上の場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズの駆動速度を制御周期毎に離散的に下げて減速させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のレンズ制御装置。
  3. 前記操作部への操作の方向が前回の操作方向と逆方向になった場合に、前記制御手段は、前記ズームレンズの駆動速度を制御周期毎に減速させず、停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ制御装置。
  4. 速制御を行うか行わないのいずれかを選択する減速切り替え手段を有し、
    前記制御手段は、前記減速切り替え手段によって減速制御を行わないことが選択された場合には前記操作部への操作が止められた際、前記駆動手段を制御して、前記継続時間に関わらず前記ズームレンズ移動速度0に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記ズームレンズの移動速度とするための前記駆動手段の駆動情報を格納した減速テーブルを参照して、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項に記載のレンズ制御装置。
  6. ズームレンズを光軸方向に移動させる駆動手段を、操作者による操作部への操作に従って制御することで、前記ズームレンズの位置を調整するレンズ制御装置の制御方法であって、
    操作者による操作部への操作に従って前記駆動手段を制御して、前記ズームレンズの駆動の停止制御、及び、前記ズームレンズの駆動速度の変速制御を行う制御工程と、
    前記操作部への前記ズームレンズを移動させるためのズーム操作の継続時間の計測を行う計時工程とを有し、
    前記制御工程では、前記操作部への操作が止められた際、前記操作部へのズーム操作の前記継続時間が所定の閾値時間より短かった場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズを停止させ、前記継続時間が前記閾値時間以上の場合、前記駆動手段を制御して前記ズームレンズの駆動速度を減速させた後に停止させる制御を行うことを特徴とするレンズ制御装置の制御方法。
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