JPH0753334Y2 - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH0753334Y2
JPH0753334Y2 JP1990033823U JP3382390U JPH0753334Y2 JP H0753334 Y2 JPH0753334 Y2 JP H0753334Y2 JP 1990033823 U JP1990033823 U JP 1990033823U JP 3382390 U JP3382390 U JP 3382390U JP H0753334 Y2 JPH0753334 Y2 JP H0753334Y2
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JP
Japan
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motor
switch
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video camera
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康史 中本
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電動ズームを備えたビデオカメラに関する。
[従来の技術] ズームレンズをステッピングモータ等のサーボモータで
前後に移動して広角から望遠までの撮影を可能とするビ
デオカメラは既に広く知られている。
このビデオカメラではカメラ本体に設けた押釦式スイッ
チをオペレータが操作することにより、上記サーボモー
タの動作制御回路を介してサーボモータが正転または逆
転方向に回転して、このサーボモータの出力軸に連動連
結したズームレンズが前後動するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記押釦スイッチがオン、オフスイッチの場合、構造が
簡単でローコストにできるという利点はあるが、次のよ
うな不具合があった。
すなわち、上記動作制御回路は、上記押釦スイッチのオ
ン、オフをサーボモータのドライバーのオン、オフに直
接接続するだけのものであるので、オペレータが上記ス
イッチをオンした瞬間にサーボモータへと所定の電圧あ
るいは一定のパルスが与えられ、サーボモータはそのモ
ータ特性の通りの加速度で回転を開始し、スイッチがオ
フした際にもモータ特性の通りの加速度で減速し、回転
停止する。
この間のモータ動作を図示すると、第5図のようにな
る。
A点がスイッチオン時点、B点がスイッチオフ時点で、
A点からごく短時間(少なくとも0.1秒以下)の後にサ
ーボモータは一定の回転速度(V)まで達する。
ところが、サーボモータが第5図示のような動作パター
ンで動作するビデオカメラを用いて撮影した映像を見る
と、ズーム開始時とズーム終了時に画面が唐突に変化す
る印象を受ける。
つまり、画面が突然に近づいたり、突然に遠ざかったり
する感じがし、特にズーム操作を何回かに区切ってかつ
連続して行う場合にギクシャクした印象を受ける。
上記スイッチが単にオン、オフスイッチではなく押圧力
によって抵抗が変化するボリュームタイプのスイッチの
場合にはオペレータが押圧力を加減することによって、
モータの回転速度をも調整できる上記不具合は防げるの
であるが、それでは前述の通り構造複雑、コストアップ
になると共に、スイッチ操作に不慣れなオペレータの場
合には、かえって一定速のズーム動作が得られないなど
の問題がある。
そこで、この考案は、不慣れなオペレータであっても簡
単確実に、上述のような不自然な印象を与えない自然な
映像を撮影することができるビデオカメラを提供しよう
とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案は、ズーム用電動モータの動作制御回路にモー
タの動作パターンを設定する動作パターン記憶手段を設
け該記憶手段には、少なくとも前記ズーム用電動モータ
の回転開始時の連度上昇率を記憶させた時定数記憶手段
を含ませて、上記オン、オフスイッチがオン、オフした
際に、その都度この動作パターンに従ってモータが回転
するようになし、特にモータの回転開始時の立上がりを
滑らかになしうるように図ったものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は要部の説明ブロック図、第2図は全体の側面
図、第3図は平面図であり、開閉自在な蓋(1)を介し
てビデオテープカセットを内装させるビデオテープレコ
ーダ部(2)と、固体撮像阻止(CCD)およびカメラレ
ンズを内設させるカメラ部(3)とを箱形本体ケースで
あるカバー体(4)に設けると共に、被写範囲を設定す
るファインダ(5)をカバー体(4)の上面に、またマ
イクロホン(6)及びバッテリケース(7)をカバー体
(4)の左側面に夫々取付けるもので、操作部(8)の
設定、並びに録画スイッチ(9)及びズームスイッチ
(10)の操作により、カメラ部(3)で撮る映像をビデ
オテープレコーダ部(2)で録画するように構成してい
る。
また、フォーカスリングを形成するカメラ部(3)のレ
ンズ枠体(11)外周側にまでカバー体(4)を延設され
ると共に、カバー体(4)の溝(12)を介してズームレ
バー(13)を取付ける。
このズームレバー(13)を手動で溝(12)に沿って移動
することによってカメラ部(3)内のズームレンズ(1
4)(第1図)を前後に移動することができるが、ズー
ムレンズ(14)はカバー体(4)内部に設けたズーム用
サーボモータ(15)によっても前後に移動されるように
なっている。
すなわち、第1図に示したように、ズームレンズ(14)
の支持筒(16)にギヤ等からなる公知の連動連結機構
(17)を介してサーボモータ(15)が連結してあり、こ
のサーボモータ(15)の動作制御回路(18)に前記ズー
ムスイッチ(10)の望遠側スイッチ(10a)と広角側ス
イッチ(10b)が接続してある。
(19)は動作制御回路(18)からの指令信号を適当な電
気量に変換してモータ(15)へ出力するドライバーであ
り、(20)はメインレンズである。
なお、上記ドライバー(19)はサーボモータ(15)とし
てステッピングモータを用いる場合は、省略することも
できる。
上記動作制御回路(18)は主にマイクロコンピュータ
(以下マイコンと称する)から構成されるが、この動作
制御回路(18)内にはこの考案に従って次のような動作
パターンの記憶手段(21)が設けられている。
すなわち、この実施例では上記記憶手段(21)として時
定数記憶手段(22)と、速度記憶手段(23)と、加速減
速時の滑らかさを設定するパターンの記憶手段(24)と
を設けてある。
上記記憶手段(21)に記憶された数値またはパターンに
基づいて制御されたサーボモータ(15)の動作は第4図
示の通りであるが、この動作曲線に従って上記各記憶手
段(22)(23)(24)を説明する。
すなわち、第4図の動作曲線において縦軸がモータ(1
5)の回転速度、横軸が時間を表し、A点がスイッチオ
ン時点、B点がスイッチオフ時点を示すが時定数記憶手
段(22)内にはA点でモータが回転を開始してから速度
を上げていく過程での速度の上昇率、つまり第4図にお
いてA点からC点までの傾き(Θ)で表される値を記憶
している。
この値(Θ)はこの実施例では速度を下げていく過程で
の速度の下降率にも適用され、B点からD点までの傾き
(Θ)も同一の傾きとなっている。
また、この値(Θ)は第4図と第5図を比較すれば明白
なように、従来に比べて若干大になるように設定してあ
る。
速度記憶手段(23)内にはモータ(15)が一定速に達し
た時点での到達すべき速度(Vc)が記憶してあり、パタ
ーンの記憶手段(24)内には加速、減速時の滑らかさを
保つための曲線形状(P)を表すデータが記憶してあ
る。
上記記憶手段(22)(23)(24)はマイコン内のROMに
設けて内部のデータを予め特定の値に設定しておくこと
もできるし、RAMに設けて外部からのスイッチ(25)(2
6)(27)操作により適宜その記憶内容を変更するよう
にもできる。
スイッチ(25)(26)(27)は例えば前記操作部(8)
に設けることができる。
そして、前記スイッチ(10a)(10b)がスイッチオンさ
れると、望遠側(10a)か広角側(10b)かによってモー
タ(15)の正転、逆転のいずれかが選択され、その後は
上記各記憶手段(22)(23)(24)内のデータに基づい
て、モータ(15)へ加速指令および速度指令が出力され
る(第4図A→C→B)。
また、B点でスイッチオフされると、記憶手段(22)
(24)内のデータに基づいて減速指令が出力される(第
4図B→D)。
なお、上記記憶手段(22)(23)(24)に、モータ動作
を設定するその他のデータの記憶手段を加えてもよい。
さらに、記憶手段(22)(23)(24)は夫々一定の値、
パターンを記憶したROMとし、この一組となったROM記憶
手段(22)(23)(24)、すなわち記憶手段(21)を複
数組制御回路(18)内に設け、これら複数の記憶手段
(21)(21)……を適宜のスイッチによって切換えうる
ようにしてもよい。
この場合には、例えば第1の記憶手段(21)には比較的
時定数(Θ)が小でかつ速度(Vc)も小の動作パターン
(第4図実線)を記憶させておき、第2の記憶手段(2
1)には時定数(Θ)が大でかつ速度(Vc)も大の動作
パターン(第4図1点鎖線)を記憶させておくことがで
きる。
そして、これらの記憶手段(21)はビデオカメラに対し
て着脱自在、取替自在なカード、ディスク等のROMとす
ることもできる。
[考案の効果] 以上の説明で明らかなように、この考案に係るビデオカ
メラではズーム動作時(特に、ズーム開始直後)のモー
タ動作を時定数記憶手段に記憶させた所望の速度上昇率
になすことができたので、ズームスイッチが単なるオン
オフスイッチであっても容易に画角の変化が滑らかな映
像を撮ることができる。
また、操作に不慣れなオペレータであっも安定したズー
ム操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るビデオカメラの要部の説明ブロ
ック図、第2図はビデオカメラ全体の側面図、第3図は
同平面図、第4図はサーボモータの動作説明図、第5図
は従来のビデオカメラにおけるサーボモータの動作説明
図である。 (15)……サーボモータ、(18)……動作制御回路、
(21)……動作パターン記憶手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーム用電動モータの動作制御回路に、モ
    ータの動作パターンを設定する動作パターン記憶手段を
    設け、該記憶手段には、少なくとも前記ズーム用電動モ
    ータの回転開始時の連度上昇率を記憶させた時定数記憶
    手段を含ませたことを特徴とするビデオカメラ。
JP1990033823U 1990-03-29 1990-03-29 ビデオカメラ Expired - Fee Related JPH0753334Y2 (ja)

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JPH03125569U JPH03125569U (ja) 1991-12-18
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