JP2868087B2 - テレビカメラ用操作装置 - Google Patents
テレビカメラ用操作装置Info
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Description
ジョン放送用として使用するテレビカメラのレンズおよ
びこのテレビカメラを搭載して上下左右に回動する雲台
の操作を行うためのテレビカメラ用操作装置に関するも
のである。
放送用の番組を製作するため第11図に示すようなテレビ
カメラ(以下カメラとよぶ)が使用されている。即ち、
このTVカメラ100は、通常三脚101を取付けた雲台102に
搭載されており、カメラマンがモニター103を見ながら
ズーム機構やフォーカス機構を操作してTVカメラ100の
レンズを移動動作させ被写体像の大きさやピント位置等
を選定すると共に、チルト機構やパン機構を操作して雲
台を上下方向および左右方向に回動させて被写体に対し
て最適なショット位置を設定することができるようにな
っている。
歌番組等を製作する際に例えば各歌手が歌を歌いながら
スタジオ内を歩き回り、各停留位置(A,B,C)に一定時
間止まった後、次の停留位置まで歩きさらにそこで一定
時間止まるというような場面を撮影することがある。そ
して、このような状況での撮影の場合には、通常例えば
1台のTVカメラを用いて歌手の動きに合わせて移動して
撮影したり、第12図に示すように各停留地点の近傍にそ
れぞれ専用のTVカメラ100を用意しておき、歌手の動き
に合わせて各TVカメラ100を切り換えて操作し、画面を
繋ぐようになっているものが知られている。ところで、
このような方法で撮影する場合、例えば前者のような撮
影方法を用いると、通常このようなTVカメラにあって
は、雲台側のパン,チルトの各操作とTVカメラ側のフォ
ーカス,ズームの各操作との都合4操作を各時刻毎に同
時に或いは1操作を除いた3操作を同時に、しかも時間
的に連続させて行わねばならないため、カメラマンにと
って非常に困難を伴い熟練した技術を必要とする作業で
ある。また、後者のような方法で撮影する場合には、カ
メラマンを何人も必要とし、その分人件費が嵩み、しか
もTVカメラの専有スペースや電力消費等の点からみて不
経済である。
ている。即ち、このTVカメラ操作装置は、雲台側を上下
左右に回動させるチルト機構およびパン機構を機械的に
行わせるためチルト用およびパン用のサーボ機構と,TV
カメラのレンズを移動させてフォーカスおよびズームを
機械的に行わせるためフォーカスおよびズーム用のサー
ボ機構と,各時刻毎に選定されたこれらの4動作をデー
タとして記憶する記憶手段と,この記憶手段によって記
憶されたデータに基づいて雲台およびTVカメラに所定の
動作を再現させるため、各サーボ機構を作動制御する制
御手段とを備えた構成となっている。そして、このTVカ
メラ操作装置は、各停留地点毎に予め4動作を最適なシ
ョットとして選定してそれらの選定された動作をデータ
として記憶させておくと、それらの選定されたショット
を順次再現できるようになっている。
ば第13図に示すように、通常一般にある停留地点Bから
次の停留地点Cまでの間でのショットは選定されておら
ず、したがってその間は雲台およびTVカメラ100が機械
的に一定速度で、かつ直線的に動作するようになってい
るため、その間の画像は予め一定に決定されてしまい自
由に選択できない。
側のパン動作およびチルト動作とTVカメラのレンズ側の
ズームおよびフォーカス操作の4動作を各ショット毎に
同時に最適な状態で選定しなければならず、その結果ど
うしても操作に時間のかかるフォーカシングについては
操作が粗くなり正確さに欠ける場合もあるため問題とな
っている。
ショットでの画像を自由にかつ正確に選定することがで
き、しかも人手を多く要せず一台のTVカメラおよび雲台
によって自動的に操作することができるTVカメラ用操作
装置を提供することを目的とするものである。
サーボ機構を設けた雲台と、レンズにズーム、フォーカ
ス等の動作を行わせるレンズサーボ機構を有し、前記雲
台に取り付けたテレビカメラと、前記雲台とテレビカメ
ラのレンズとの一連の動作を時間的に連続した動作情報
として一度の書き込み操作で書き込む書込手段と、この
書込手段によって一連の動作が時間的に連続して書き込
まれた前記各動作を連続動作情報として記憶する動作記
憶手段と、この動作記憶手段によって記憶された雲台と
テレビカメラのレンズの各一連の動作を一度の再生操作
で時間的に連続して再現させる動作再生手段と、補正モ
ード時及び再生モード時に雲台サーボ機構とレンズサー
ボ機構との作動を制御する制御手段と、補正モード時に
前記制御手段によって一連の動作を時間的に連続して再
生される各動作に対して任意の動作を随時補正・変更さ
せるため、一度の再生操作で行われるこれらの一連の動
作の再生中にこれらの一連動作に対応して撮影動作記憶
手段に記憶されたデータを随時補正・変更する補正手段
とを備えたものである。
に各シーンにおけるTVカメラのレンズと雲台との各動作
を大まかに選定してそれらの情報を記憶手段に記憶し、
次に補正モード時にその記憶手段に記憶された情報に基
づいて制御手段を作動させて先の書き込みモード時に書
き込まれた各動作を作動再現させながら補正手段により
任意の動作を補正・変更し、その後再生モード時にはそ
の補正・変更したデータに基づいて各動作を時間的に連
続に再生させることができるものである。
がら説明する。
装置を示すものであり、このTVカメラ用操作装置は、雲
台1に設けた雲台サーボ機構2と,TVカメラ3のレンズ3
a側に設けたレンズサーボ機構4と,書き込み手段5,連
続動作記憶手段6,連続動作再生手段7,制御手段8,補正手
段9および変速手段10を取付け雲台サーボ機構2および
レンズサーボ機構4を遠隔操作するためのコントロール
ボックス12とから構成されている。なお、図中符号Sは
コントロールボックス12と雲台サーボ機構2側およびレ
ンズサーボ機構4側とを電気的に接続するためのコード
であり、この実施例では遠隔操作により雲台サーボ機構
2およびレンズサーボ機構4を作動させるようになって
いるが、例えば、第5図に示すようにTVカメラ14側に直
接コントロールボックス12を取付けたりすることも可能
である。また、この実施例のコントロールボックス12に
は、一つの連続するシーンに対して最大10のショットを
撮像できるよう第1〜第10ショットボタン26a〜26jが設
置されており、またその各ショットボタン26a〜26jは最
大許容時間が20秒と設定されている。更に、このコント
ロールボックス12には、この本願出願人によって昭和62
年7月16日付で出願されたテレビレンズ用コントロール
ボックス(特願昭62−178040号公報)に開示されている
ような操作を行うためのショットボックスパネル27も設
けられている。
って作動し、雲台1を上下(伏仰)方向に回動させるチ
ルト機構13および雲台1を水平方向に回動させるパン機
構14用の各モータを駆動させるものであり、即ちチルト
機構13用のチルトサーボアンプ2aとパン機構14用のパン
サーボアンプ2bとから構成されている。また、このチル
ト機構13およびパン機構14は、書込みモード時にカメラ
マン等の操作者が手動操作によって指令作動させること
ができるよう、コントロールボックス12には操作桿15が
取付けられている。
によって作動し、TVカメラ3のレンズ3a側に設けたフォ
ーカス機構16およびズーム機構17用のモータを駆動・調
整させるものであり、即ちフォーカス機構16用のフォー
カスサーボアンプ4aとズーム機構17用のズームサーボア
ンプ4bとから構成されている。また、このフォーカス機
構16およびズーム機構17は、書込みモード時にカメラマ
ン等の操作者が手動操作によって指令作動させることが
できるよう、コントロールボックス12にそれぞれフォー
カスつまみ18およびズームつまみ19が設けられている。
ルボックス12によって雲台1とTVカメラ3とを時間的に
連続的に操作することによってそれらの一連の機械的な
動作を各時刻毎にかつ各動作毎にそれぞれその動作に対
応したデータとして所定の4系統の電気信号、即ち検知
信号に自動的に変換させるものであり、フォーカス動作
(以下F動作とよぶ)用のフォーカスポテンショメータ
5aと,ズーム動作(以下Z動作とよぶ)用のズームポテ
ンショメータ5bと,チルト動作(以下T動作とよぶ)用
のチルトポテンショメータ5cと,パン動作(以下P動作
とよぶ)用のパンポテンショメータ5dとから構成されて
いる。そして、この書込み手段5は、書込み用スイッチ
(以下WRスイッチとよぶ)20と,スタートストップスイ
ッチ(以下S/Sスイッチとよぶ)21とを用いて書込みモ
ードを設定させてから操作するようになっており、これ
らのフォーカスポテンショメータ5aと,ズームポテンシ
ョメータ5bと,チルトポテンショメータ5cと,パンポテ
ンショメータ5dとの各出力側は制御手段8の後に説明す
るI/Oユニット側の入力側に接続されている。即ち、フ
ォーカスポテンショメータ5aは、各時刻に操作者が選定
した各時刻でのフォーカシング位置をそれに対応して動
くフォーカス機構の機械的動作から電気的に検知してそ
れに対応した検知信号を出力するようになっている。同
様に、ズームポテンショメータ5bは、各時刻でのズーミ
イング位置をズーム機構17の機械的動作から,チルトポ
テンショメータ5cは各時刻でのチルティング位置をチル
ト機構13の機械的動作から、パンポテンショメータ5d
は、各時刻でのパンニング位置をパン機構14の機械的動
作からそれぞれ電気的に検知して所定の検知信号をI/O
ユニット側に出力するようになっている。なお、この発
明の書込み手段としては、特にこの実施例のポテンショ
メータに限定されるものではなく、例えばエンコーダ等
を用いてもよい。
に連続して書き込まれた各動作についてのデータを記憶
するものであり、この実施例ではF動作および補正した
F動作,Z動作,T動作,P動作を記憶するランダムアクセス
メモリ(RAM)6aと,所定のフローチャートに基づいて
各手段を操作制御し、所定の処理を行うための一連の手
続きが記憶されたリードオンメモリ(ROM)6bとから構
成されており、制御手段8側の後に説明するセントラル
プロセッサユニット(CPU)と接続されている。
憶手段6に記憶された雲台サーボ機構2とレンズサーボ
機構4とを補正モード時あるいは再生モード時に作動さ
せて雲台1とTVカメラ3のレンズとに書込みモード時の
動作あるいは補正モード時に補正された動作を正確に再
現させるときに使用するものである。そして、この連続
動作再生手段7は、制御手段8側から出力される所定の
信号、即ち制御信号を入力して所定の再生信号を雲台サ
ーボ機構2側とレンズサーボ機構4側とに出力するよう
になっており、入力側が制御部8側に接続されていると
共に出力側が雲台サーボ機構2およびレンズサーボ機構
4側に接続されている。そして、この連続動作再生手段
7は、制御手段8側から出力される所定の信号、即ち制
御信号を入力して所定の再生信号を雲台サーボ機構2側
とレンズサーボ機構4側とに出力するようになってお
り、入力側が制御部8側に接続されていると共に出力側
が雲台サーボ機構2およびレンズサーボ機構4側に接続
されている。そして、この連続動作再生手段7は、チル
トサーボアンプ2a,パンサーボアンプ2b,フォーカスサー
ボアンプ4a,ズームサーボアンプ4bをそれぞれ駆動させ
るため、これらチルトサーボアンプ2a,パンサーボアン
プ2b,フォーカスサーボアンプ4a,ズームサーボアンプ4b
にそれぞれ所定のアナログ再生信号を出力するフォーカ
スD/Aコンバータ7a,ズームD/Aコンバータ7b,チルトD/A
コンバータ7c,パンD/Aコンバータ7dから構成されてい
る。なお、この連続動作再生手段7は、再生用スイッチ
(RDスイッチとよぶ)22とS/Sスイッチ21とを用いて再
生モードを設定させてからあるいは後に説明する補正用
スイッチとS/Sスイッチ21とを用いて補正モードを設定
させてから作動させて使用するようになっている。
た雲台1とTVカメラ3のレンズとの時間的な流れに伴い
連続的に進行する各動作を再現させるため補正モード時
および再生モード時に雲台サーボ機構2とレンズサーボ
機構4との作動を制御するものであり、I/Oユニット23
と,セントラルプロセッサユニット(CPU)24とが用い
られている。I/Oユニット23は、入力側が書込み手段5
の出力側と,WRスイッチ20と,S/Sスイッチ21と,RDスイッ
チ22と,後に説明するOFWスイッチ25とにそれぞれ接続
されていると共に、出力側が連続動作再生手段7の入力
側に接続されている。また、セントラルプロセッサユニ
ット(CPU)24は、I/Oユニット23および記憶手段6と接
続されている。
間的に連続して再生させたときの各動作を随時補正変更
させてより適正で正確なショットで各シーンでの被写体
を撮像させるためのものであり、この実施例では書込み
モード時に予めカメラマンがF動作をラフに選定し、か
つ他の3動作は最適な状態に選定しながら書き込んでお
き、後の補正モード時にこの補正手段9を用いてF動作
を最適な状態に選定させ補正するようになっている。そ
して、この補正手段9は書込み手段5に用いたフォーカ
スポテンショメータを兼用して使用するようになってお
り、コントロールボックス12に設けた後に説明する変速
手段10作動用のスイッチを兼ねた補正用スイッチ、即ち
この実施例ではフォーカス書込み専用スイッチ(以下OF
Wスイッチとよぶ)25とS/Sスイッチ21とを操作して補正
モードを設定させてから作動させるようになっている。
なお、この実施例では補正手段によってF動作を補正さ
せるようになっているが、勿論これに限定されるもので
はない。
・変更操作を容易に行えるよう各再生動作速度を変更
し、特に遅延あるいは停止させるものである。即ち、こ
の実施例の変速手段10は、補正モード設定のためOFWス
イッチ25とS/Sスイッチ21とを操作すると、これに連動
して自動的にF,Z,T,Pの各動作が作動して再生モード時
の再生動作速度に比べ大幅に動作速度が遅くなるよう、
制御部8から遅延再生信号が再生手段7側に出力される
ようになっている。
びにその作用について第6図〜第8図を参照しながら説
明する。なお、この場合例えば第6図および第7図に示
すように日本国内の地図27を見ながらその地図27上に示
された各都市、この場合には札幌A,東京B,大阪C,鹿児島
Dおよびこれらの各都市の中間に位置する仙台E,高松F,
福岡Gの各予報天気(図略)を順次説明するものとし、
各地図上の各都市がTVカメラ3のレンズから略一定距離
にあるとしてフォーカス位置は各ショットともほぼ同一
にセッティングされているものとする。
ントロールボックス12のWRボタン20をオンして書込みモ
ードにセットした後、第1ショットボタン26aをオン動
作する(第1ステップ29)。
作すると書込み動作がスタートする(第2ステップ3
0)。
レンズとを操作桿15とフォーカスつまみ18およびズーム
つまみ19との操作によって作動させて地図27上の各都市
に対しそれぞれ最適なショットに選定すると、その選定
された動作を書込み手段5がデータとして検知する(第
3ステップ31)。なお、この場合予めカメラマン等の操
作者によって任意のショットに対してF,Z,T,Pの各動作
についての情報を書き込んでいくが、通常この4動作は
同時に行えないため、例えばこの書込みモード時には操
作に手間のかかるF動作以外の3動作を選定して書き込
ませるものとする。
とズームつまみ19とを操作するとその操作動作によって
所定の信号が再生手段7側に入力し、その信号を入力し
た再生手段7側から再生アナログ信号が雲台サーボ機構
2およびレンズサーボ機構4側に出力され、これによっ
て雲台1およびTVカメラ3のレンズがそれぞれ所定位置
まで動作する(第4ステップ32)。
動作によって書込み手段5側がその動作を検知し、所定
の検知信号を制御部8側に出力してその検知信号を入力
した記憶手段6側から雲台1およびTVカメラ3のレンズ
の動作に対応したデータが連続動作記憶手段6側のラン
ダムアクセスメモリ(RAM)6aに入力する(第5ステッ
プ33)。
以内であれば、カメラマン等の操作者がS/Sスイッチ21
をオン動作してショット1に対する書込み動作を停止さ
せる(第6ステップ34)。
る操作が各ショットの最大許容時間20秒の時間経過によ
ってショット1に対する書込み動作は自動的に終了する
(第7ステップ35)。以上の第1ステップ29〜第7ステ
ップ35の一連の操作によって第1都市札幌Aおよびその
隣接する第2都市仙台Eの近傍までのショットが登録さ
れるが、以下同様の操作によって各都市の天気予報が連
続的に撮像されていく。そして、最終都市である鹿児島
のショットが撮像されたならばS/Sスイッチ21をオン動
作することによって書込み動作はすべて完了する。
まずWRボタン22をオン動作して再生モードに設定すると
共に第1ショットボタン26aをオン動作しさらにS/Sボタ
ン21をオン操作する(第8ステップ36)。
入力されていた各動作に関するデータが時間的に連続し
て読み出される(第9ステップ37)。
として連続動作再生手段7側に出力され、この連続動作
再生手段7側からその再生信号に応じたアナログ再生信
号が雲台サーボ機構2およびレンズサーボ機構4側に出
力されるため、雲台1およびTVカメラ3のレンズが時間
的に連続して作動する(第10ステップ38)。
で各動作が停止するような場合にはそこで各ショットの
再生動作が停止する(第11ステップ39)。
時間20秒まで一杯に書き込まれているときにはその最大
許容時間20秒の時間経過と共に再生動作が停止する(第
12ステップ40)。
カメラ3のレンズの各動作が再生され書き込まれた最終
ショットまで再生されたところで再生動作が完了する。
撮像操作について説明してきたが、このような場合に
は、一度F動作をセットしておいて後はZ,P,Tの各動作
のみを各ショットごとに選定して書き込めばよい。した
がって、このような場合には、書込み動作を行った後、
直ちに再生動作が行える。また、この実施例の場合に
は、書込みモード時にコントロールボックス12に設けた
ショット数の容量の許す範囲内で多くの画像が自由に設
定書込みできる。
例について第9図および第10図を参照しながら説明す
る。この実施例では先の実施例と同一の操作装置を用い
て歌番組のシーンを撮像させるようになっており、各歌
手が歩き回りながら歌っているところを10ショットに分
けて撮像させる場合について説明する。
調整しなければならないが、まず書込みモード時にはF
動作を予め粗く一定にセッティングしておいて先の実施
例における書込みモードと同様のステップを追って、即
ち第1ステップ41〜第7ステップ47を先の実施例の第1
ステップ29〜第7ステップ35の時と同様にして操作す
る。
作を補正するため、WRスイッチ20をオンし、かつ第1シ
ョットボタン26aをオンした後に、OFWスイッチ25をオン
動作し、第1ショットボタン26aをオン動作し、さらにS
/Sスイッチ21をオン動作する(第8ステップ48)。
ードにセッティングされフォーカス用つまみを操作すれ
ば直ちにF動作を補正・変更させることができる(第9
ステップ49)。
手段10が作動し、第1ショットにおける動作が通常の再
生速度よりも例えば1/4の速度に遅れた状態で再生され
るよう、制御手段8が連続動作記憶手段6から記憶され
た各動作のデータを読み出し遅延再生信号が連続動作再
生手段7側に出力される(第10ステップ50)。
作が再生される(第11ステップ51)。
カメラマンはF動作をフォーカスつまみ18によって正確
に調整する(第12ステップ52)。
18の正確な調整作業によって連続動作再生手段7が作動
して所定のアナログ再生信号をレンズサーボ機構4に出
力し、これによってTVカメラ3のレンズが所定の位置ま
で移動する(第13ステップ53)。
段5側のフォーカスポテンショメータ5aがその正確な調
整動作を検知して所定の検知信号を制御手段8側に出力
するとともに、その制御手段8側から所定の制御信号が
記憶手段6側に出力される(第4ステップ54)。
の操作が行われるが、各ショットの許容時間以内にその
操作が完了すれば、そこでS/Sスイッチ21をオン動作し
てショット1での補正動作を完了する(第15ステップ5
5)。
の操作が各ショットの最大許容時間を越える場合にはそ
の最大許容時間の経過と共に書込み動作は自動的に停止
する(第16ステップ56)。
終のショットまでF動作の補正が完了したならそこでS/
Sスイッチ21をオン動作してF動作に関する全ての補正
操作を完了する。
の本番を迎えるが、歌手が歌を歌い始める動作にタイミ
ングを合わせてRDボタン22をオン動作すると共に第1シ
ョットボタン26aをオン動作し更にS/Sスイッチ21をオン
動作することによって再生モードにセットされ先の実施
例における第9ステップ37〜第12ステップ40と同様のス
テップ、即ち第17ステップ57〜第20ステップ60を順を追
って行いながら補正されたF動作および書込みモード時
に書き込まれたZ,T,Pの各動作が再現される。そして、
歌手の歩みに追従した適正な各ショットで歌を歌ってい
る歌手の画像が捉えられるよう、雲台1およびTVカメラ
3のレンズが自動的に作動していく。
ば、連続動作記憶手段6に記憶された各動作を再生して
確認しながらそれらの動作の補正・変更が随時行えるた
め、例えばF動作の補正を後から行うことによって正確
に合焦した画像が容易に得られる。
用操作装置によれば、書込みモード時に雲台およびTVカ
メラのレンズの書込み動作を再現させながら補正手段に
より書き込まれた各動作についてのデータの補正・変更
を随時何度でも行うことができ、換言すれば書き込まれ
たデータをきめこまかく変更・調整して最適なショット
で画像を形成でき、従来のような熟練した技術を持つカ
メラマンに頼らずとも一台のカメラによって時間的に連
続した多くのショットが簡単な操作で設定できる。
ついて説明したが、さらにこの思想を発展させてTVカメ
ラ位置の高さ方向を制御する昇降動作、さらにはTVカメ
ラ位置の位置移動の動作をも含めて制御するようにすれ
ば、より一層の効果を奏するものとなる。
略斜視図、第2図はこの発明にかかるTVカメラ用操作装
置に用いるコントロールボックスを示す平面図、第3図
は第2図に示すコントロールボックスの側面図、第4図
はこの発明にかかるTVカメラ用操作装置の構成を示すブ
ロック図、第5図はこの発明にかかるTVカメラ用操作装
置の変形例を示す斜視図、第6図はこの発明にかかるTV
カメラ用操作装置を用いて実際に各ショットを設定する
ときの状態を示す説明図、第7図は第6図におけるTVカ
メラによって撮像しようとする日本地図を示す平面図、
第8図は第7図に示す日本地図上での各地の天気を撮像
するときの操作の手順を示すフローチャート、第9図は
この発明にかかるTVカメラ用操作装置を用いて歌番組を
作成するために歌手を各ショットで撮像するために設定
されたスタジオ内を示す平面図、第10図は歌番組を撮影
するためにTVカメラ用操作装置を操作するときのその操
作方法の手順を示すフローチャート、第11図は従来型の
TVカメラおよびそのTVカメラを取付けた雲台を示す斜視
図、第12図は第11図に示すTVカメラを用いてスタジオ内
で歌番組を撮影するときの各TVカメラの配置状態を示す
平面図、第13図は各TVカメラの動きを説明するための説
明図である。 2……雲台サーボ機構, 1……雲台, 4……レンズサーボ機構, 3……テレビカメラ, 5……書込手段, 6……連続動作記憶手段, 7……連続動作再生手段, 8……制御手段, 9……補正手段, 10……変速手段。
Claims (2)
- 【請求項1】パン、チルト等の動作を行う雲台サーボ機
構(2)を設けた雲台(1)と、 レンズにズーム、フォーカス等の動作を行わせるレンズ
サーボ機構(4)を有し、前記雲台(1)に取り付けた
テレビカメラ(3)と、 前記雲台(1)とテレビカメラ(3)のレンズとの一連
の動作を時間的に連続した動作情報として一度の書き込
み操作で書き込む書込手段(5)と、 この書込手段(5)によって一連の動作が時間的に連続
して書き込まれた前記各動作を連続動作情報として記憶
する動作記憶手段(6)と、 この動作記憶手段(6)によって記憶された雲台(1)
とテレビカメラ(3)のレンズの各一連の動作を一度の
再生操作で時間的に連続して再現させる動作再生手段
(7)と、 補正モード時及び再生モード時に雲台サーボ機構(2)
とレンズサーボ機構(4)との作動を制御する制御手段
(8)と、 補正モード時に前記制御手段(8)によって一連の動作
を時間的に連続して再生される各動作に対して任意の動
作を随時補正・変更させるため、一度の再生操作で行わ
れるこれらの一連の動作の再生中にこれらの一連動作に
対応して撮影動作記憶手段(6)に記憶されたデータを
随時補正・変更する補正手段(9)と を備えたことを特徴とするテレビカメラ用操作装置。 - 【請求項2】再生モード時の各動作の変更・補正を行い
易くするため、再生モード時に各動作の再生速度を変更
させる変速手段(10)を備えた請求項1に記載のテレビ
カメラ用操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63086194A JP2868087B2 (ja) | 1988-04-07 | 1988-04-07 | テレビカメラ用操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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