JPH06350901A - 撮像装置及び撮像画像再生装置 - Google Patents

撮像装置及び撮像画像再生装置

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JPH06350901A
JPH06350901A JP5133660A JP13366093A JPH06350901A JP H06350901 A JPH06350901 A JP H06350901A JP 5133660 A JP5133660 A JP 5133660A JP 13366093 A JP13366093 A JP 13366093A JP H06350901 A JPH06350901 A JP H06350901A
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Japan
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image
data
recording
circuit
signal
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JP5133660A
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Hideya Fujimaki
秀哉 藤牧
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PATOROMA RES KK
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PATOROMA RES KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生画像から被写体の大きさを容易に知るこ
とができる撮像装置及び撮像画像再生装置を提供するこ
とを目的としている。 【構成】 撮像部2にて被写体画像を撮像し、その撮像
信号を撮影用回路12で処理して、録画再生用回路14
にてビデオテープに記録する撮影機能、及び、録画再生
用回路14にてビデオテープから記録信号を読出し、映
像信号に変換して、出力用回路16から外部のモニタテ
レビ等に出力する再生機能を有するビデオカメラにおい
て、撮影時に、撮像部2のフォーカスレンズ2aを自動
制御するAFC回路12aからの制御信号を撮影データ
としてビデオテープに記録し、再生時には、その撮影デ
ータに基づき再生画面の実寸法を表すスケールデータを
作成して、スーパーインポーズ回路16を介して映像信
号に重畳することにより、再生画面上に被写体の実寸法
を表すスケールを表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像画像を電気的に処
理して、磁気テープ,磁気ディスク或は光ディスク等の
所定の記録媒体に記憶する撮像装置、及び該記録媒体に
記憶された撮像画像を再生する撮像画像再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮像画像を電気的に処理して
所定の記録媒体に記録する撮像装置として、被写体像を
CCD等の固体撮像素子にて電気信号に変換し、これを
録画用の画像データに変換して、周囲の音声と共に磁気
テープに連続的に記憶する所謂ビデオカメラや、画像デ
ータを磁気ディスクや光ディスク等に記憶する所謂電子
スチールカメラ等が知られている。
【0003】またこの種の装置では、撮像素子の受光面
に被写体からの反射光を導く光学系の対物レンズの焦点
合わせを行ない、被写体像を受光面に結像させる必要が
あるが、近年では、こうした焦点合わせを自動で行なう
所謂オートフォーカス技術が進み、こうしたオートフォ
ーカス機能を持った撮像装置が一般的になっている。
【0004】従って、上記従来の撮像装置によれば、使
用者が焦点合わせを行なうことなく、所望の被写体を簡
単且つ鮮明に撮像でき、しかも撮像画像は磁気テープ等
の記録媒体に記録されるので、再生装置を用いて被写体
像をCRT等の表示装置に表示させたり、その再生信号
を用いて写真を焼増する、といったことが簡単にでき、
非常に便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の撮像装置は、磁気テープ等の記録媒体に、撮像画
像、或は撮像画像と音声を記録させることはできるが、
被写体の大きさを記録することはできなかったため、磁
気テープ等の記録媒体から画像データを読出し、被写体
像をCRT等の表示装置に表示させた場合、その表示画
面から被写体の大きさを知ることはできなかった。従っ
て、例えば子供の成長や各種実験の過程を記録する場
合、再生時に被写体の大きさが分かるようにするには、
被写体と一緒に寸法が一定の基準物を撮影するしかな
く、非常に面倒であった。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、再生画像から被写体の大きさを容易に知ることが
できる撮像装置及び撮像画像再生装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明の撮像装置は、図1に例示する如
く、2次元配列された多数の光電変換素子からなる撮像
素子と、被写体からの反射光を上記撮像素子の受光面に
導く光学系と、該光学系の対物レンズの焦点合わせを自
動で行ない、上記撮像素子の受光面に被写体像を結像さ
せる自動合焦手段と、上記撮像素子からの出力信号を処
理して録画用の画像データを生成する画像データ生成手
段と、該画像データ生成手段にて生成された画像データ
を所定の記録媒体に記録する録画手段と、を備えた撮像
装置において、上記自動合焦手段が上記対物レンズの焦
点合わせを行なう際の制御信号から、当該撮像装置から
被写体迄の距離を表す測距データを生成する測距データ
生成手段を設け、上記録画手段を、上記画像データ生成
手段から出力される画像データと上記測距データ生成手
段にて生成された測距データとを上記記録媒体に同時に
記録するように構成してなることを特徴としている。
【0008】また、本発明の撮像画像再生装置は、図1
に例示する如く、上記記録媒体から上記画像データ及び
測距データを各々読出す読出し手段と、該読出し手段が
読出した上記画像データを、表示用の映像信号に変換す
る信号処理手段と、上記読出し手段が読出した上記測距
データに基づき、上記映像信号による表示画像の実寸法
を表すスケールデータを生成するスケールデータ生成手
段と、該スケールデータ生成手段にて生成されたスケー
ルデータを上記信号処理手段から出力される映像信号に
重畳して、上記映像信号による表示画像中に上記スケー
ルデータを表示させるスケールデータ重畳手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明の撮像装置にお
いては、まず自動合焦手段が、光学系の対物レンズの焦
点合わせを自動で行ない、撮像素子の受光面に被写体像
を結像させる。すると、撮像素子は、その結像された被
写体像を、2次元配列された多数の光電変換素子によっ
て電気信号に変換し、画像データ生成手段が、その信号
を処理して、録画用の画像データを生成する。また、測
距データ生成手段が、自動合焦手段が対物レンズの焦点
合わせを行なう際の制御信号から、当該撮像装置から被
写体迄の距離を表す測距データを生成する。そして、録
画手段が、画像データ生成手段にて生成された画像デー
タと測距データ生成手段にて生成された測距データとを
記録媒体に同時に記録する。
【0010】すなわち、自動合焦手段が対物レンズの焦
点合わせを行なう際の制御信号は、撮像装置と被写体と
の距離に応じて変化するため、本発明の撮像装置では、
この制御信号から測距データを生成して、これを撮像画
像を表す画像データと共に記録媒体に記録することによ
り、再生時にこの測距データを用いて被写体の大きさを
知ることができるようにしているのである。
【0011】次に、本発明の撮像画像再生装置において
は、読出し手段が、記録媒体から画像データ及び測距デ
ータを各々読出し、信号処理手段が、その読出した画像
データを表示用の映像信号に変換する。また、読出し手
段が記録媒体から読出した測距データはスケールデータ
生成手段に入力され、スケールデータ生成手段は、その
測距データに基づき、映像信号による表示画像の実寸法
を表すスケールデータを生成する。
【0012】すなわち、表示画像の実寸法は、撮影時の
被写体と撮像装置との距離,撮像素子に被写体画像を結
像する光学系の倍率,及び撮像素子の受光面の大きさに
よって決定され、被写体と撮像装置との距離以外は、撮
像装置の特性で決まるため、スケールデータ生成手段に
おいては、予め撮像装置の諸特性に応じて設定された演
算式を用いて、撮像装置から被写体迄の距離を表す測距
データに基づき、表示画像の実寸法に対応したスケール
データを生成するのである。
【0013】そして、このようにスケールデータ生成手
段にて、表示が像の実寸法に対応したスケールデータが
生成されると、スケールデータ重畳手段が、このスケー
ルデータを、信号処理手段から出力される映像信号に重
畳する。従って、当該再生装置から出力される映像信号
をCRT等の表示装置に入力すれば、撮像画像がスケー
ルデータと共に表示されることとなり、その表示画面か
ら被写体の大きさを知ることができる。
【0014】なお、このスケールデータとしては、表示
画面の長さを表す数値データであってもよく、表示画面
の縮尺を表す棒状のパターンデータであってもよい。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は、本発明が適用された実施例のビデオカ
メラの概略構成図である。なお、本実施例のビデオカメ
ラは、被写体像及び周囲の音声を所定のビデオカセット
テープに記録すると共に、ビデオカセットテープに記録
された被写体像及び音声を読出し再生する、撮像装置及
び撮像画像再生装置としての機能を有する、所謂ホーム
ビデオ用のビデオカメラである。
【0016】図2に示す如く、本実施例のビデオカメラ
は、被写体像を撮像して電気信号に変換するための撮像
部2、撮像部2を介して被写体に赤外光を照射する発光
部4、発光部4による赤外光の照射によって被写体から
反射してくる赤外光を受光し、その受光位置から撮像部
2内での合焦状態を検出する受光部6、被写体からの反
射光に含まれるR(赤),G(緑),B(青)成分の色
温度を検出する色温度センサ8、周囲の音声を電気信号
に変換するマイクロフォン10、撮像部2を制御すると
共に撮像部2及びマイクロフォン10からの出力信号を
処理する撮影用回路12、撮影用回路12から出力され
る撮像画像や周囲音声等を表す信号をビデオカセットテ
ープに記録すると共に、ビデオカセットテープに記録さ
れた信号を読出す録画・再生用回路14、録画・再生時
の映像及び音声信号を外部に出力する出力用回路16、
表示画面の縦横比が一般のNTSC方式のテレビと同じ
3:4に設定された液晶表示装置を内蔵し、録画・再生
時の映像をこの液晶表示装置に表示して映像を確認する
ためのファインダ18、使用者が当該ビデオカメラを操
作するための各種操作スイッチを備えた操作部20、及
びこの操作部20を介して入力される使用者からの各種
指令に応じて上記各部を制御する制御回路30から構成
されている。
【0017】ここで、まず撮像部2は、被写体からの反
射光を、合焦用のフォーカスレンズ2a、倍率調整用の
ズームレンズ2b、光量調整用の可変絞り2c等からな
る光学系を介して、CCDからなり受光面の縦横比が
3:4に設定された2次元の撮像素子2dに導くように
されており、フォーカスレンズ2aとズームレンズ2b
との間には、発光部4からの赤外光をフォーカスレンズ
2aを介して被写体に照射するためのビームスプリッタ
2eが設けられている。
【0018】次に、受光部6は、被写体から反射してく
る赤外光を集光する集光レンズ6aと、この集光レンズ
6aにより集光された赤外光の位置を受光する2分割S
PDからなる受光素子6bとから構成されており、受光
素子6bでの赤外光の受光位置から、撮像部2内での合
焦状態を検出する。
【0019】そして、この受光素子6bからの検出信号
は、撮影用回路12内のオートフォーカスコントロール
回路(AFC回路)12aに出力され、AFC回路12
aにおいて、受光素子6bでの赤外光の受光位置が2分
割SPDの中心位置となるようにフォーカスレンズ2a
の位置を制御するのに使用される。
【0020】すなわち、本実施例のビデオカメラには、
光学系の対物レンズ(フォーカスレンズ2a)の焦点合
わせを自動で行なう自動合焦手段として、発光部4,ビ
ームスプリッタ2e,受光部6,及びAFC回路12a
からなる、赤外線TLL方式のオートフォーカス装置が
備えられている。
【0021】また撮影用回路12には、上記AFC回路
12aの他、撮像素子2dからの出力信号を処理して、
表示画面の縦横比が3:4に設定されたNTSC方式の
一般のテレビに表示可能な映像信号を生成する信号処理
回路12b、撮像素子2dからの出力信号レベル,つま
り撮像素子2dに入射する光量が一定となるように可変
絞り2cの絞り量を制御する自動絞り回路(ALC回
路)12c、色温度センサ8からの検出信号に基づき信
号処理回路12bにて生成する映像信号のホワイトバラ
ンスをとるホワイトバランス回路12d、信号処理回路
12bにて生成された映像信号を録画・再生用回路14
及び出力用回路16に出力する映像信号出力回路12
e、マイクロフォン10から入力された音声信号を処理
して録画・再生用回路14及び出力用回路16に出力す
る音声信号出力回路12f、及び、AFC回路12aが
フォーカスレンズ2aを駆動する際の制御信号,ALC
回路12cが可変絞りを駆動する際の制御信号,後述の
制御回路30から出力されるズームレンズ2b駆動用の
制御信号を、夫々、所定のデジタルデータ、すなわち測
距データ,絞りデータ,倍率データに変換して、録画・
再生用回路14に撮影データとして出力する撮影データ
出力回路12gが備えられている。
【0022】なお、撮影データ出力回路12gは、日時
を監視するタイマ機構を内蔵しており、その撮影日時
も、日付データ,時間データとして、録画・再生用回路
14に出力するようにされている。また次に、録画・再
生用回路14は、撮影用回路12から出力される映像信
号,音声信号,及び撮影データを、ビデオカセットテー
プに記録可能な録画信号に変換する録画信号処理回路1
4aと、当該ビデオカメラが録画モードにあるとき、ビ
デオカセットテープを走行させて録画信号処理回路14
aからの録画信号を書込み、当該ビデオカメラが再生モ
ードにあるとき、ビデオカセットテープを走行させてテ
ープに記録された録画信号を読出す、録画・再生用のヘ
ッドやテープ走行のための各種モータからなるメカ機構
14bと、当該ビデオカメラが再生モードにあるとき、
メカ機構14bから出力される録画信号から映像信号,
音声信号,及び撮影データを復元する再生信号処理回路
14cとから構成されている。そして、この再生信号処
理回路14cにて復元された映像信号及び音声信号は出
力用回路16に出力され、撮影データは制御回路30に
出力される。
【0023】次に出力用回路16は、当該ビデオカメラ
が録画モードにあるときには、撮影用回路12から出力
される映像信号及び音声信号を出力用の信号として内部
に取り込み、当該ビデオカメラが再生モードにあるとき
には、録画・再生用回路14の再生信号処理回路14c
から出力される映像信号及び音声信号を出力用の信号と
して内部に取り込む出力切替回路16aと、後述の処理
によって制御回路30から出力されてくる表示用データ
に基づき、撮像画像と共に表示装置に表示可能な画像デ
ータを生成する画像データ生成回路16bと、この画像
データ生成回路16bにて生成された画像データを出力
切替回路16aを介して入力された映像信号に重畳する
スーパーインポーズ回路16cとから構成されている。
【0024】そして、スーパーインポーズ回路16cに
て画像データが重畳された映像信号は、ファインダ内の
液晶表示装置に出力されると共に、映像出力端子16d
を介して外部に出力され、出力切替回路16aを介して
出力用回路16内に取り込まれた音声信号は、音声出力
端子16eを介してそのまま外部に出力される。
【0025】次に操作部20には、当該ビデオカメラを
録画モードで動作させるか再生モードで動作させるかを
切り替えるモード切替SW(SW:スイッチの略)が備
えられると共に、このモード切替SWにより当該ビデオ
カメラの動作モードが録画モードに設定されているとき
に各種指令を入力する操作スイッチとして、上記各部を
録画待機状態にするための録画SW,録画SWがオン状
態であるときビデオカセットテープを走行させて実際に
録画を実行するか否かを設定するスタートSW,録画時
に撮影データを記録させるか否かを設定するデータ記録
SW,録画時にファインダ18内の液晶表示装置等に表
示する撮像画像を、撮像素子2dにて撮像した縦横比
3:4の画像にするか、その上下をマスクした縦横比
9:16のハイビジョン対応画像にするかを切り替える
表示領域変更SW,ズームレンズ2bを移動させて光学
系の倍率を変更するズームSW等が備えられている。
【0026】また、操作部20には、モード切替SWに
より当該ビデオカメラの動作モードが再生モードに設定
されているときに各種指令を入力する操作スイッチとし
て、ビデオカセットテープの再生・逆再生・早送り・逆
送り・一時停止・停止等の各種走行指令を行なう走行切
替SW,再生画像に日付を表示させる日付表示SW,再
生画像に時間を表示させる時間表示SW,再生画像に画
像の縮尺を表すスケールを表示させるスケール表示S
W,再生画像内の任意の箇所の長さを表示させる被写体
長表示SW,再生画像に撮影時の天候等の撮影条件を表
示させる撮影条件表示SW,再生画像にビデオカセット
テープに記録された撮影データを全て表示させる全撮影
データ表示SW,再生時の撮像画像を、縦横比3:4の
通常の画像から縦横比9:16のハイビジョン対応画像
に変更させるハイビジョン出力SW(HV出力SW),
再生画像内の任意の位置を指定するためのカーソル移動
SW等が備えられている。
【0027】なお、日付表示SWと時間表示SW、スケ
ール表示SWと被写体長表示SWは、夫々、いずれかが
オン操作されると、他方は必ずオフ状態になるようにさ
れている。すなわち、日付表示SWと時間表示SW、及
びスケール表示SWと被写体長表示SWは、夫々、互い
にオフ状態か、いずれか一方だけがオン状態となるよう
にされており、両方がオン状態に設定されることはな
い。
【0028】次に、上記のように操作部20に設けられ
た各種操作スイッチからの指令信号を受けて上記各回路
を制御する制御回路30は、CPU,ROM,RAM等
からなるマイクロコンピュータにより構成されている。
以下、この制御回路30にて録画モード及び再生モード
の際に実行される制御処理について、各々説明する。
【0029】まず図3は、当該ビデオカメラの動作モー
ドが録画モードである場合に制御回路30にて実行され
る録画制御処理を表すフローチャートである。図3に示
す如く、この録画制御処理が開示されると、まずステッ
プ100にて初期化の処理を実行した後、ステップ11
0にて、データ記録SWがオフ状態であるか否か、すな
わち撮影データをビデオカセットテープに記録するか否
かを判断する。そしてデータ記録SWがオン状態で撮影
データを記録する場合には、そのままステップ130に
移行し、データ記録SWがオフ状態で撮影データを記録
する必要のないときには、ステップ120にて、撮影デ
ータ出力回路12gからの撮影データの出力を停止させ
る旨を記憶し、ステップ130に移行する。
【0030】ステップ130では、表示領域変更SWが
オン状態であるか否か、すなわちファインダ18内の液
晶表示装置等に表示する撮像画像を、縦横比3:4の通
常の画像にするか、その上下をマスクした縦横比9:1
6のハイビジョン対応画像にするかか否かを判断する。
そして、この表示領域変更SWがオフ状態で、撮像画像
を通常の縦横比3:4の画像にすればよい場合には、そ
のままステップ150に移行し、表示領域変更SWがオ
ン状態で、撮像画像をハイビジョン対応画像にする必要
があれば、撮像画像の上下をマスクして縦横比9:16
の領域(HV領域)のみを表示する旨を記憶し、ステッ
プ150に移行する。
【0031】ステップ150では、録画SWがオン状態
であるか否か、つまり、上記各回路を録画待機状態にす
るか否かを判断する。そして、録画SWがオフ状態であ
れば、このステップ150の処理を繰返し実行すること
により、録画SWがオンされるのを待ち、録画SWがオ
ン状態になると、ステップ160にて、上記各回路、す
なわち撮影用回路12、録画・再生用回路14、及び出
力用回路16を起動し、ステップ170にて、出力用回
路16内の出力切替回路16aを、撮影用回路12から
の映像信号及び音声信号を出力する録画側に切り替え、
ステップ180にて、録画・再生用回路14内のメカ機
構を、ビデオカセットテープを録画状態で走行可能な録
画待機状態に設定する、といった手順で、当該ビデオカ
メラを録画待機状態にする。
【0032】なお、ステップ120にて、撮影データの
出力停止が記憶されている場合には、撮影データ出力回
路12gから撮影データを出力する必要がないので、撮
影データ出力回路12gは起動しない。こうして、当該
ビデオカメラが録画待機状態に設定されると、今度はス
テップ190にて、起動した各回路の動作状態、図示し
ないバッテリからの電源供給状態、メカ機構14bのモ
ータの回転状態、録画時間,HV領域の表示の要・否
等、当該ビデオカメラの動作状況を確認する。そして、
続くステップ200では、ファインダ18等に表示する
撮像画像に、その確認した動作状況を表示するための表
示用データを作成し、続くステップ210にて、その作
成した表示用データを、画像データ生成回路16bに出
力する。
【0033】すなわち、例えば、撮像画像の表示領域と
して通常の表示領域が設定されている場合には、図4
(a)に示す如く、ファインダ18に表示する撮像画像
上に、予め設定されたオートフォーカス可能領域を表す
枠18a及び録画状態を表す記号「REC」を表示する
と共に、テープの走行状態を表す記号18b,録画時間
18c等を表示するための表示データを作成し、撮像画
像の表示領域としてHV領域が設定されている場合に
は、図4(b)に示す如く、上記各データに加えて、撮
像画像の上下を所定の色18dでマスクして、撮像画像
の表示領域を縦横比9:16のハイビジョン方式に対応
させるためのマスクデータを作成し、これら各データを
合成した表示データを画像データ生成回路16bに出力
する。
【0034】この結果、スーパーインポーズ回路16c
から出力される映像信号は、撮像画像に図4に示した各
種データを重ねた画像を表すこととなり、ファインダ1
8には、この画像が撮像画像として表示されることとな
る。従って、使用者は、従来のビデオカメラと同様、当
該ビデオカメラの動作状態を確認しながら被写体を撮影
することができるだけでなく、再生時の撮像画像を確認
しながら被写体を撮像することができる。
【0035】すなわち、近年では、表示画面の縦横比が
3:4のテレビに以外に、表示画面の縦横比が9:16
のハイビジョン対応のテレビが普及しつつあり、再生時
に、撮像画像をこうしたハイビジョン対応テレビの画面
一杯に表示する際には、撮像画像の上下が削られてしま
うが、本実施例のビデオカメラでは、撮影時に撮像画像
の上下をマスクしたハイビジョン対応画像を表示するこ
とができるため、再生時に撮像画像を横長のハイビジョ
ン対応テレビに表示するような場合にも、その再生画像
を確認しながら被写体を撮影することができ、再生時に
必要部分が削られてしまうといったことを防止できるの
である。
【0036】なお、図4(a)に示す記号18bはテー
プの走行停止を表しており、図4(b)に示す記号18
bはテープの走行,つまり録画中を表している。また、
例えばバッテリ電圧の低下やメカ機構14bの異常等が
ある場合には、その異常に対応して予め設定された警告
パターンも表示される。
【0037】次に、ステップ220では、スタートSW
がオン状態であるか否か、すなわちテープを走行させて
実際に録画を実行するか否かを判断する。そして、スタ
ートSWがオン状態であれば、ステップ230にて、メ
カ機構14bによりテープを走行させることにより録画
を実行させ、スタートSWがオフ状態であれば、ステッ
プ240にて、メカ機構14bによるテープの走行を停
止させて、録画待機状態にする。
【0038】また、続くステップ250では、録画SW
がオフされたか否かを判断する。そして録画SWがオフ
されていなければ、再度ステップ190に移行して、上
述の処理を実行し、録画SWがオフされていれば、ステ
ップ260にて、各回路の作動を停止した後、再度ステ
ップ150に移行する。
【0039】以上のように、当該ビデオカメラの動作モ
ードが録画モードに設定されている場合、録画SWをオ
ン状態にすれば、ビデオカメラが録画待機状態となり、
その状態でスタートSWをオン状態にすれば、撮像部2
により撮像された被写体の画像が、ビデオカセットテー
プに記録されることとなる。
【0040】またこのとき、データ記録SWがオン状態
であれば、撮影データ出力回路12gが動作し、データ
記録SWがオフ状態であれば、撮影データ出力回路12
gの動作が動作しない。このため、被写体の撮影時に、
データ記録SWをオン状態にしておけば、ビデオカセッ
トテープには、被写体の撮像画像及び周囲音声と共に、
AFC回路12a内の制御信号等が撮影データとして記
録されることとなる。
【0041】またこのとき、表示領域変更SWをオン状
態にしておけば、ファインダ18内の液晶表示装置等に
縦横比9:16の撮像画像が表示されるため、上記のよ
うに、使用者は、再生時に撮像画像をハイビジョン対応
テレビに表示する場合の再生画像を確認しながら被写体
を撮影することができるが、ビデオカセットテープに
は、映像信号出力回路12eから出力される縦横比3:
4の撮像画像を表す映像信号がそのまま記録されるの
で、再生時に、撮像画像を通常のNTSC方式のテレビ
に表示する場合には、撮像画像をテレビ画面一杯に表示
することもできる。
【0042】なお、当該ビデオカメラの動作モードが録
画モードに設定されている場合に、ズームSWが操作さ
れると、制御回路30は図示しないズームレンズ移動処
理を実行して、ズームレンズ2bをズームSWの操作方
向に移動させる。この結果、使用者は、撮像画像中の被
写体の大きさを任意に設定することができる。
【0043】次に、図5は、モード切替SWにより、当
該ビデオカメラの動作モードが再生モードに設定されて
いる場合に、走行切替SWによりビデオカセットテープ
の再生走行が指定されたときに実行される再生制御処理
を表すフローチャートである。
【0044】図5に示す如く、この処理が開始される
と、ステップ310にて、録画・再生用回路14及び出
力用回路16を起動し、ステップ320にて、出力用回
路16内の出力切替回路16aを、録画・再生用回路1
4からの映像信号及び音声信号を出力する再生側に切り
替え、ステップ330にて、録画・再生用回路14内の
メカ機構14bを、ビデオカセットテープから信号を読
出す再生状態で駆動する。この結果、録画・再生用回路
14内では、メカ機構14bがビデオカセットテープを
所定の再生速度で走行させてビデオカセットテープから
録画信号を読出し、再生信号処理回路14cが、その読
出された記録信号から、映像信号及び音声信号を復元す
ると共に、記録信号内に撮影データが含まれている場合
には、その撮影データも復元する。
【0045】そして、続くステップ340では、操作部
20に設けられた日付表示SWがオン状態か否かによっ
て、再生画像に撮影した日付を表示するか否かを判断
し、日付を表示する場合には、ステップ350にて、再
生信号処理回路14cにて復元された撮影データの中か
ら日付データを読出し、RAM内に記憶した後、次ステ
ップ360に移行し、日付を表示しない場合には、その
まま次ステップ360に移行する。
【0046】また、ステップ360では、操作部20に
設けられた時間表示SWがオン状態か否かによって、再
生画像に撮影した時間を表示するか否かを判断し、時間
を表示する場合には、ステップ370にて、撮影データ
の中から時間データを読出し、RAM内に記憶した後、
次ステップ380に移行し、時間を表示しない場合に
は、そのまま次ステップ380に移行する。
【0047】また次に、ステップ380では、操作部2
0に設けられたスケール表示SWがオン状態か否かによ
って、再生画像に画像の縮尺を表すスケールを表示する
か否かを判断し、スケールを表示する場合には、ステッ
プ390にて、撮影データの中から、AFC回路12a
によるフォーカスレンズ2aの制御信号及び制御回路3
0によるズームレンズ2bの制御信号に対応した測距デ
ータ及び倍率データを読出す。そして、続くステップ4
00にて、この読出した測距データ及び倍率データに基
づき、予め設定された表示スケールデータの中から再生
画像の実寸法を表す表示スケールを選択し、RAM内に
記憶する。
【0048】すなわち、再生画像の実寸法は、撮影時の
被写体と撮像部2との距離,撮像素子2dに被写体画像
を結像する光学系の倍率、及び撮像素子2dの受光面の
大きさによって決定され、本実施例のようにオートフォ
ーカス機能を有し、且つズームレンズ2bによって撮像
画像の倍率を任意に調整できるビデオカメラでは、被写
体と撮像装置との距離はフォーカスレンズ2aの制御信
号を表す測距データに対応し、また光学系の倍率はズー
ムレンズ2bの制御信号を表す倍率データに対応し、撮
像素子2dの受光面の大きさは既知であるため、ステッ
プ400では、測距データと倍率データとから、予め設
定されたスケールデータの中から、再生画像の実寸法に
対応した表示スケールを選択するのである。なお、この
表示スケールは、再生画像上に表示する棒状のパターン
データと、その長さを表す数値データとから構成されて
おり、後述の処理により、再生画像右側に、図7(a)
に示す如く表示される。
【0049】次に、上記ステップ400が実行される
か、ステップ380にてスケール表示は実行しないと判
断されると、続くステップ410にて、操作部20に設
けられた被写体長表示SWがオン状態か否かによって、
再生画像内の任意の箇所の長さを表示させる被写体長表
示を行なうか否かを判断する。そして、被写体長表示を
行なう場合には、ステップ420にて、長さを表示すべ
き被写体が既に指定されているか否かを判断し、被写体
が既に指定されていれば、続くステップ430にて、被
写体指定時に既に求められている被写体長データを読込
み、RAM内に記憶し、被写体が指定されていなけれ
ば、ステップ440にて、使用者が被写体を指定するの
を待ってその長さを求める被写体指定処理を実行する。
【0050】ここで、この被写体指定処理においては、
図6に示す如く、まずステップ610にて、メカ機構1
4bによるビデオカセットテープの走行を停止すること
により、再生画像を被写体の動きが停止した停止画像に
設定し、ステップ620にて、その停止画像上に、図7
(b)に示す如く、2個のカーソルK1,K2を表示さ
せる。なお、この処理は、カーソル表示用の表示データ
を画像データ生成回路16bに出力することにより実行
される。
【0051】そして、続くステップ630にて、操作部
20に設けられたカーソル移動SWの操作によって、カ
ーソルの移動指令が入力されたか否かを判断し、カーソ
ルの移動指令が入力されれば、ステップ640にて、再
生画像上のカーソルK1の位置をその指令に応じて移動
した後、再度ステップ630に移行する。
【0052】また、ステップ630にて、カーソルの移
動指令が入力されていないと判断した場合には、ステッ
プ650に移行して、操作部20からカーソルK1の位
置を現在の表示位置とする旨を表す確定指令が入力され
たか否かを判断し、確定指令が入力されていなければ、
再度ステップ630に移行し、確定指令が入力されてい
れば、ステップ660に移行して、再生画像中のカーソ
ルK1の位置をRAM内に記憶する。なお、このときカ
ーソルK1は再生画像中に表示したままにする。
【0053】また次に、ステップ660にて、カーソル
K1の位置を記憶すると、今度はステップ670に移行
して、カーソル移動SWの操作によってカーソルの移動
指令が入力されたか否かを判断し、カーソルの移動指令
が入力されれば、ステップ680にて、再生画像上のカ
ーソルK2の位置をその指令に応じて移動した後、再度
ステップ670に移行する。
【0054】また、ステップ670にて、カーソルの移
動指令が入力されていないと判断した場合には、ステッ
プ690に移行して、操作部20からカーソルK2の位
置を現在の表示位置とする旨を表す確定指令が入力され
たか否かを判断し、確定指令が入力されていなければ、
再度ステップ670に移行し、確定指令が入力されてい
れば、ステップ700に移行して、再生画像中のカーソ
ルK2の位置をRAM内に記憶する。なお、このときカ
ーソルK2は、カーソルK1と同様、再生画像中に表示
したままにする。
【0055】こうして、再生画像上のカーソルK1,K
2の位置が確定されると、今度はステップ710に移行
して、再生画像上のカーソルK1−K2間の距離を算出
し、続くステップ720にて、撮影データの中から測距
データ及び倍率データを読出し、ステップ730にて、
この読出した測距データ及び倍率データに基づき、上記
算出した再生画像上のカーソルK1−K2間距離を、実
距離に換算する。そして、最後に、この算出した実距離
を再生画像中のカーソルK1−K2間の実際の長さを表
す被写体長データとして、RAM内に記憶し、当該被写
体指定処理を終了する。
【0056】すなわち、この被写体指定処理では、使用
者により再生画像上の任意の2点を指定させ、この2点
間の距離を測距データと倍率データとに基づき実距離に
換算することにより、その2点間の実距離を、被写体長
データとして設定するのである。
【0057】なお、被写体指定処理においては、メカ機
構14bによるビデオカセットテープの走行を停止させ
ているが、これは使用者が再生画像の任意の2点間を指
定し易くするためであり、この処理実行後、走行切替S
Wの操作によって再生画像の一時停止が解除された場合
には、テープ走行を再開する。
【0058】次に、上記ステップ430又はステップ4
40の処理が実行されるか、ステップ410にて、被写
体長表示SWがオフ状態であると判断された場合には、
ステップ450に移行して、撮影条件表示SWがオン状
態であるか否かを判断する。そして、撮影条件表示SW
がオン状態であれば、ステップ460に移行して、撮影
データの中から、ALC回路12cによる可変絞り2c
の制御信号に対応した絞りデータを読出す。そして、続
くステップ470にて、この読出した絞りで得たに基づ
き、予め設定された撮影条件データの中から撮影時の天
候や屋内撮影・屋外撮影等の撮影条件を選択し、RAM
内に記憶する。すなわち、絞りデータは、撮像部2への
入射光量に対応しており、その入射光量は、撮影時の天
候や屋内撮影・屋外撮影等に応じて変化するため、ステ
ップ470では、その絞りデータに基づきこうした撮影
条件を設定するのである。
【0059】こうして、ステップ470にて撮影条件が
RAM内に記憶されるか、ステップ450にて、撮影条
件表示SWがオフ状態であると判断されると、ステップ
480に移行し、今度は全撮影データ表示SWがオン状
態であるか否かを判断する。そして、全撮影データ表示
SWがオン状態であれば、ステップ530に移行して、
撮影データの中から、全撮影データ,すなわち、日付デ
ータ,時間データ,測距データ,倍率データ,及び絞り
データを読出し、続くステップ540にて、これら各デ
ータを数値として再生画像上に表示するための表示デー
タを作成し、続くステップ550にてこの表示データを
画像データ生成回路16bに出力し、再度ステップ34
0に移行する。
【0060】この結果、ビデオカセットテープに撮影デ
ータが記録されている場合には、再生画像上にその撮影
データが全て表示されることとなり、使用者は、その再
生画像から、ビデオカセットテープに撮影データが記録
されていることを確認できると共に、そのデータを知る
ことができる。
【0061】一方、ステップ480にて、全撮影データ
表示SWがオフ状態であると判断された場合には、ステ
ップ490に移行して、上記ステップ350,ステップ
370,ステップ400,ステップ430,ステップ4
40,及びステップ470を実行することによりRAM
内に記憶されたデータを読出す。そして続くステップ5
00にて、その読出したデータを再生画像上に表示する
ための表示データを作成する。すなわち、図7に示す如
く、例えば、RAM内に撮影日時を表す日付データや時
間データが格納されている場合には、そのデータ、つま
り日付や時間を再生画像の下方に表示するための表示デ
ータを作成し、RAM内に表示スケールや被写体長デー
タが記憶されている場合には、そのデータに対応したス
ケール及びスケール長やカーソルK1−K2間の実距離
を再生画像の右側下方に表示するための表示データを作
成し、RAM内に撮影条件が記憶されている場合には、
その撮影条件に対応した記号を再生画像の左上に表示す
るための表示データを作成する。
【0062】こうして、ステップ500にて表示データ
が作成されると、今度はステップ510にて、HV出力
SWがオン状態になっているか否かを判断する。そし
て、HV出力SWがオン状態になっていれば、ステップ
520にて、ステップ500にて作成した表示データ
を、再生画像の上下をマスクして、再生画像を縦横比
9:16のハイビジョン対応画像にするためのHV用表
示データに変更した後、ステップ550に移行し、HV
出力SWがオフ状態であれば、そのままステップ550
に移行する。そして、ステップ550では、ステップ5
00又はステップ520にて作成された表示データを画
像データ生成回路16bに出力し、再度ステップ340
に移行する。
【0063】この結果、全撮影データ表示SWがオフ状
態であれば、日付表示SW,時間表示SW,スケール表
示SW,被写体長表示SW,撮影条件表示SWのオン・
オフ状態に応じた表示データが作成されて、図7に示し
たように、再生画像上にその表示データが表示されるこ
ととなる。なお、図7において、(a)は、時間表示S
W,スケール表示SW,及び撮影条件表示SWがオン状
態のときの再生画像であり、撮影時間は午前10時30
分、画像上のスケールの実寸は50cm、撮影は晴れた
屋外で行なったこと、を表しており、(b)は、日付表
示SW,被写体長表示SW,及び撮影条件SWがオン状
態のときの再生画像であり、撮影日が1993年5月1
9日、カーソルK1−K2間の実寸法が60cm、撮影
は屋内にて行なったこと、を表している。
【0064】なお、上記ステップ350,ステップ37
0,ステップ390,ステップ460,ステップ53
0,或はステップ720にて、撮影データから日付デー
タ,測距データ等の各種データを読出す場合、ビデオカ
セットテープに撮影データが記録されておらず、再生信
号処理回路14cから撮影データが出力されていないと
きには、撮影データから所望のデータを読出すことがで
きないので、何等処理を実行せず、そのまま次のステッ
プに移行する。
【0065】以上詳述したように、本実施例のビデオカ
メラにおいては、被写体の撮影時に、撮像画像及び周囲
音声と共に、測距データ,倍率データ,絞りデータ等か
らなる撮影データを、ビデオカセットテープに記録でき
るようにされており、再生時には、その記録した撮影デ
ータに基づき、再生画像の実寸法を表すスケールや再生
画像上の任意の2点間の実寸法を表す数値、或は撮影時
の天候や撮影場所を表す撮影条件等を、再生画像上に表
示できるようにされている。このため、本実施例のビデ
オカメラによれば、再生時に、被写体の実寸法や撮影条
件等を簡単に知ることができ、子供の成長記録や各種実
験記録を撮った場合に、その撮影データを極めて有効に
利用することができる。また、本実施例のビデオカメラ
においては、撮影時や再生時に、その撮像画像をファイ
ンダ等に表示する際、その表示画像を、縦横比3:4の
通常の画像以外に、縦横比9:16のハイビジョン対応
画像に変更することができるため、撮像画像をハイビジ
ョン対応テレビに表示するような場合に、表示したい画
像部分が欠如するようなことを防止できる。
【0066】なお、上記実施例では、撮像装置及び撮像
画像再生装置としての機能を有するビデオカメラを例に
とって、本発明を説明したが、本発明の撮像装置は、再
生機能を有しないビデオカメラであっても、また静止画
像を撮像する電子スチールカメラであっても適用でき、
更に本発明の撮像画像再生装置は、こうしたビデオカメ
ラや電子スチールカメラによって撮像画像が記録された
テープやディスク等から撮像画像を読出してテレビ等に
表示可能な再生装置であれば適用できる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の撮像装置及
び撮像画像再生装置によれば、撮影時に自動合焦手段が
対物レンズの焦点合わせを行なった際の制御信号から測
距データを生成して、撮像画像を表す画像データと共に
記録媒体に記録し、再生時に、その記録した測距データ
に基づき、再生画像の実寸法を表すスケールデータを生
成して、画像データから生成した映像信号に重畳するよ
うにされている。このため、本発明によれば、再生時
に、再生画像内に実寸法を表すスケールを表示すること
ができ、撮影時に、被写体と一緒に寸法が一定の基準物
を写し込むことなく、再生画像から被写体の大きさを簡
単に知ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】実施例のビデオカメラの構成を表す概略構成図
である。
【図3】制御回路にて実行される録画制御処理を表すフ
ローチャートである。
【図4】録画制御処理によってファインダ内に表示され
る画像を表す説明図である。
【図5】制御回路にて実行される再生制御処理を表すフ
ローチャートである。
【図6】再生制御処理内で実行される被写体指定処理を
表すフローチャートである。
【図7】再生制御処理によって得られる再生画像を表す
説明図である。
【符号の説明】
2…撮像部 2a…フォーカスレンズ 2b…ズー
ムレンズ 2c…可変絞り 2d…撮像素子 2e…ビームス
プリッタ 4…発光部 6…受光部 6a…集光レンズ 6
b…受光素子 12…撮影用回路 12a…AFC回路 12b…
信号処理回路 12c…ALC回路 12e…映像信号出力回路 12f…音声信号出力回路 12g…撮影データ出力
回路 14…録画・再生用回路 14a…録画信号処理回路 14b…メカ機構 14c…再生信号処理回路 1
6…出力用回路 16a…出力切替回路 16b…画像データ生成回路 16c…スーパーインポーズ回路 18…ファインダ 20…操作部 30…制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元配列された多数の光電変換素子か
    らなる撮像素子と、 被写体からの反射光を上記撮像素子の受光面に導く光学
    系と、 該光学系の対物レンズの焦点合わせを自動で行ない、上
    記撮像素子の受光面に被写体像を結像させる自動合焦手
    段と、 上記撮像素子からの出力信号を処理して録画用の画像デ
    ータを生成する画像データ生成手段と、 該画像データ生成手段にて生成された画像データを所定
    の記録媒体に記録する録画手段と、 を備えた撮像装置において、 上記自動合焦手段が上記対物レンズの焦点合わせを行な
    う際の制御信号から、当該撮像装置から被写体迄の距離
    を表す測距データを生成する測距データ生成手段を設
    け、 上記録画手段を、上記画像データ生成手段から出力され
    る画像データと上記測距データ生成手段にて生成された
    測距データとを上記記録媒体に同時に記録するように構
    成してなることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記記録媒体から上記画像データ及び測
    距データを各々読出す読出し手段と、 該読出し手段が読出した上記画像データを、表示用の映
    像信号に変換する信号処理手段と、 上記読出し手段が読出した上記測距データに基づき、上
    記映像信号による表示画像の実寸法を表すスケールデー
    タを生成するスケールデータ生成手段と、 該スケールデータ生成手段にて生成されたスケールデー
    タを上記信号処理手段から出力される映像信号に重畳し
    て、上記映像信号による表示画像中に上記スケールデー
    タを表示させるスケールデータ重畳手段と、 を備えたことを特徴とする撮像画像再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234990A (ja) * 2002-10-25 2003-08-22 Fuji Xerox Co Ltd 情報管理装置
JP2005109569A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003234990A (ja) * 2002-10-25 2003-08-22 Fuji Xerox Co Ltd 情報管理装置
JP2005109569A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置

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