JP5601510B2 - リリーフバルブ - Google Patents
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Description
この種のリリーフバルブは、例えば、非特許文献1のように、ボディ、バルブ、スプリング、リテーナ、プラグ、リテーナとプラグ間にオイルを導入する油路、及びオイル導入をコントロールする背圧用コントロールバルブで構成される。
このリリーフバルブにおいて、リテーナとプラグ間にオイルが導入されない場合には、リテーナはプラグ端面位置にありスプリング長が長くセットされて、オイルポンプにより吐出されるオイルをリリーフバルブよりもオイルの流通方向上流側にリリーフするのに必要なバルブ開弁圧が低圧に設定される。一方、リテーナとプラグ間にオイルが導入される場合には、リテーナが上昇してスプリングを収縮させ、バルブ開弁圧が高圧に設定される。
また、リリーフバルブが低温設定のときには、スプリングの伸張によりリテーナがプラグ端面に着座する際に異音が発生することがある。
OSV15をONにすると、スリーブ4に対して、第1ポート11からの流体圧に抗う方向に第1ポート11の流体圧が作用し、スリーブ4を第1ポート11の側に移動させる。スリーブ4が第1ポート11の側に位置すると、スリーブ4の端面4Aがバルブボディ2の当接面2Aと当接し、それに伴い、排出口8の位置も第1ポート11の側に近づく。さらに、スリーブ4とともにバルブ5も付勢部材6で付勢されて第1ポート11の側に位置するので、付勢部材6が伸張状態となる。伸張状態となった付勢部材6は反第1ポート11の側に押し戻され易い。よって、供給流路10の流体圧が低圧であっても、図2のように、付勢部材6を反第1ポート11の側に押戻して、バルブ5がスリーブ4の流入口7から離間してスリーブ4の排出口8を開く開き状態となる。こうして、第1ポート11と第2ポート12とが連通し、余剰流体(オイル)がオイルポンプ20の吸入口に還流する。つまり、この場合は、リリーフバルブ1のバルブ開弁圧が低圧設定(第1開弁圧)となる。換言すれば、OSV15(スリーブ位置変更機構13)の作動時には、バルブ5に流体の流体圧を第1開弁圧以上作用させることにより排出口8から流体が排出する。
エンジン作動状態において、背圧用流路14がスラッジ等の影響で詰まった場合は、仮にOSV15がONの状態であっても、図3、図4に示すOSV15のOFF状態と同様に、供給用流路10の流体がスリーブ4の反第1ポート11の側に導入されなくなる。この場合、スリーブ4に対して、第1ポート11からの流体圧に抗う方向に第1ポート11の流体圧が作用しない。よって、リリーフバルブ1は、第1ポート11からの流体圧のみがスリーブ4に作用し、スリーブ4は第2ポート12の側に位置して、バルブ開弁圧が高圧設定(第2開弁圧)となる。
例えば、−20℃以上の極低温状況下でエンジンを始動する際には、供給されるオイルが高粘度になる場合があり、第1ポート11の側の流体圧が急激に上昇する可能性がある。このため、図5に示すように、スリーブ位置調整機構13は通常、第2状態(高圧設定)にする。ここで、始動時には第1ポート11の側にはオイルがまだ流れていないので、スリーブ4はバルブ5を介して付勢部材6の付勢力を受けることとなり、第1ポート11の側に位置する。この状態において、第1ポート11の側の流体圧が急激に上昇すると、スリーブ4は第1ポート11の側の流体圧を受けて反第1ポート11の側に移動する。このとき、バルブ5の開弁動作も同時に行われるが、バルブ5の開弁動作にスリーブ4の反第1ポート11の側への移動が追従してしまうことがある。そうなると、オイルがリリーフされるまでに要する時間が余計にかかるため、その間に第1ポート11の側の流体圧がさらに上昇して、油圧回路等に不具合を及ぼすおそれがある。
(1)上記の実施形態では、スリーブ4の両端部(両摺動面4a)に挟まれた部位(外周面4b)を全周に亘って凹状に形成しているが、図7に示すように、スリーブ4の外周面4bと摺動面4aとを面一に形成して、スリーブ4の外周面4bとバルブボディ2との間に流路絞り部17を形成するようにしてもよい。
2 バルブボディ
4 スリーブ
4a 摺動面
4b 外周面
4d 第1連通孔
5 バルブ
5a 第2連通孔
6 付勢部材
7 流入口
8 排出口
11 第1ポート
12 第2ポート
13 スリーブ位置変更機構
14 背圧用流路
15 OSV
16 流体滞留部
17 流路絞り部
Claims (3)
- 流体が流入する第1ポートと流体を排出する第2ポートとを有するバルブボディと、
前記バルブボディの内部で摺動し、前記第1ポートに連通する流入口と、前記第2ポートに連通する排出口とを備えた筒状のスリーブと、
前記流入口を介した前記流体の圧力を受けつつ前記スリーブの内部で摺動し、前記流入口の側に近接して前記排出口を閉じる閉じ状態と、前記流入口から離間して前記排出口を開く開き状態とを形成するバルブと、
前記バルブに前記第1ポートからの流体圧に抗う方向への付勢力を付与する付勢部材と、
前記スリーブに対して、前記付勢力と同じ方向に前記第1ポートの流体圧を作用可能であり、当該作用を入切して前記バルブボディに対する前記スリーブの位置を変更するスリーブ位置変更機構と、を備え、
前記スリーブの外周面と前記バルブボディとの間に、前記流体が滞留可能であり前記バルブボディに対する前記スリーブの移動に伴って容積が変化する流体滞留部を設け、前記第2ポートと前記流体滞留部との間の流路に当該流路を狭くした流路絞り部が形成してあるリリーフバルブ。 - 前記スリーブ位置変更機構の作動時には、前記バルブに前記流体の流体圧を第1開弁圧以上作用させることにより前記排出口から前記流体が排出し、
前記スリーブ位置変更機構の非作動時には、前記バルブに前記流体の流体圧を第2開弁圧以上作用させることにより前記排出口から前記流体が排出し、
前記第2開弁圧は、前記第1開弁圧よりも高い流体圧である請求項1に記載のリリーフバルブ。 - 前記スリーブの両端面のうち、一方の端面が前記第1ポートに面し、他方の端面が前記スリーブ位置変更機構の流路に面しており、
前記他方の端面の面積を前記一方の端面の面積よりも大きく設定してある請求項1又は2に記載のリリーフバルブ。
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Family Applications (1)
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