JP5464033B2 - 内燃機関のオイル供給装置 - Google Patents
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Description
(1)請求項1に記載の発明は、オイルポンプから吐出されるオイルを機関の各部に供給する供給通路と、前記供給通路に設けられる調圧機構であって、オイルの圧力がリリーフ圧以上となると同オイルの一部をリリーフするとともに前記リリーフ圧を可変とする調圧機構と、を備える内燃機関のオイル供給装置であって、前記供給通路において前記オイルポンプのオイル吐出側の端部と前記供給通路の第1の通路における前記調圧機構のオイル導入側の端部との間に、オイルの圧力の脈動を低減する低減機構を備えることをその要旨としている。
図1に、本実施形態の内燃機関のオイル供給装置(以下、オイル供給装置1)の概略構成を示す。
制御弁90は、第4通路84と第5通路85とを接続する一方、オイルパン2にオイルを戻すための第6通路86と第4通路84との接続を遮断する状態(「接続状態」)と、第4通路84と第5通路85との接続を遮断する一方、第6通路86と第4通路84とを接続する状態(「遮断状態」)とを選択的に切り換え可能な弁である。具体的には、制御弁90は、いわゆる3ポート2位置方向制御弁として構成されている。電磁ソレノイドに対して通電が行なわれているときには、電磁ソレノイドによる電磁力がスプリングの付勢力に抗して作用することで「接続状態」となるように油路が切り替えられる。一方、電磁ソレノイドに対して通電が行なわれていないときには、スプリングの付勢力が作用することで「遮断状態」となるように油路が切り替えられる。尚、第6通路86には、オイルパン2側からのオイルの逆流を防止するための逆止弁91が設けられている。
電子制御装置8には、機関運転状態を把握するための各種センサからの出力信号が入力されるようになっている。こうした各種センサとしては、例えば機関回転速度NEを検出する機関回転速度センサや、吸入空気量GAを検出する吸入空気量センサ、機関冷却水の温度THWを検出する冷却水温センサ、及び内燃機関の各部に供給されるオイルの圧力Pを検出するオイル圧力センサ7等が挙げられる。尚、オイル圧力センサ7は、第2通路82において第4通路84との接続部よりも下流側、詳細には第2通路82に設けられるフィルタ6よりも下流側に設けられている。電子制御装置8は、各種センサからの出力信号に基づいて機関運転状態を把握するとともに、機関運転状態に応じて制御弁90の通電制御を実行する。これにより、スリーブバルブ40を変位させることで調圧機構10のリリーフ圧を可変として、内燃機関の各部に供給するオイルの圧力を調整するようにしている。
図2に、制御弁90を通じて「接続状態」とされているときのリリーフバルブ30及びスリーブバルブ40を中心とした調圧機構10の断面構造を示す。尚、図2(a)はリリーフバルブ30が閉弁位置にあるときの断面構造を示し、図2(b)はリリーフバルブ30が開弁位置にあるときの断面構造を示している。
(1)本実施形態では、調圧機構10のハウジング20の通路部21において導入部22よりも上流側に、通路部21がオイルの流れ方向に対して直交する方向に拡張された拡張室27を設ける構成を採用した。これにより、オイルポンプ5から吐出されるオイルの圧力の脈動は、拡張室27を通過する際に低減されるようになる。このため、ガイド60の大径部62とスリーブバルブ40との衝突が短い時間周期で繰り返されることや、スリーブバルブ40の小径部45とリリーフバルブ30との衝突が短い時間周期で繰り返されることを抑制することができるようになる。従って、リリーフ圧を機関運転状態に応じて可変とする調圧機構10を備える内燃機関のオイル供給装置1にあって、オイルの圧力の脈動に起因する異音の発生を抑制することができるようになる。
・上記実施形態では、調圧機構10を内燃機関のチェーンカバーに取り付ける構成としたが、調圧機構10の取付位置はこれに限られるものではなく、これを内燃機関において任意の位置に変更することができる。また、調圧機構10の体格が大きくなることに鑑みて、調圧機構10をオイルパン2の外部に設けるようにしているが、オイルパンの体格が調圧機構を格納する上で十分に大きい場合には、調圧機構をオイルパンの内部に設けるようにしてもよい。この場合であっても、オイルの圧力の脈動に起因する異音の発生を抑制することができるようになる。
Claims (6)
- オイルポンプから吐出されるオイルを機関の各部に供給する供給通路と、前記供給通路に設けられる調圧機構であって、オイルの圧力がリリーフ圧以上となると同オイルの一部をリリーフするとともに前記リリーフ圧を可変とする調圧機構と、を備える内燃機関のオイル供給装置であって、
前記調圧機構は、
前記供給通路の第1の通路から導入されるオイルの圧力の上昇に伴い開弁位置に向けて変位する弁体と、
前記弁体を閉弁位置に向けて付勢する付勢部材と、
前記弁体との当接により同弁体の閉弁位置を規定するとともに自身の変位に伴い前記弁体の開弁位置を変更する変更部材と、
前記変更部材の変位限界位置に設けられて同変更部材の変位を制限する制限部と、
前記弁体と共に前記変更部材に作用するオイルの圧力に抗する力を、前記供給通路の第2の通路から導入されるオイルの圧力により同変更部材に対して印加する印加部と、
前記印加部による前記変更部材に対しての力の印加態様を制御する制御部と、を備え、
前記制御部による前記変更部材に対する力の印加態様の制御を通じて同変更部材を変位させることに伴い前記弁体の開弁位置を変更することにより前記付勢部材の付勢力を変更して前記リリーフ圧を可変とし、同制御において前記第2の通路から導入されて前記変更部材に作用するオイルの圧力を高くすることにより前記リリーフ圧を低下させ、
前記供給通路において前記オイルポンプのオイル吐出側の端部と前記第1の通路における前記調圧機構のオイル導入側の端部との間に、オイルの圧力の脈動を低減する低減機構を備える
ことを特徴とする内燃機関のオイル供給装置。 - 請求項1に記載の内燃機関のオイル供給装置において、
前記調圧機構は、前記弁体及び変更部材を収納する円柱状空間を内部に有する筐体を備え、
前記筐体は、前記円柱状空間における中心軸線方向の一端が前記オイル導入側の端部とされるとともに、前記円柱状空間における周面と外部とを連通する外側連通孔が形成され、
前記変更部材は、円筒状をなすとともに、その周面に前記外側連通孔に接続するとともに前記中心軸線方向において同外側連通孔よりも小さい内側連通孔が形成され、
前記弁体は、前記変更部材の内部に設けられ、
前記付勢部材は、前記オイル導入側の端部と前記内側連通孔との連通を遮断する方向に前記弁体を付勢する
ことを特徴とする内燃機関のオイル供給装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の内燃機関のオイル供給装置において、
前記低減機構は、前記供給通路がオイルの流れ方向に対して直交する方向に拡張された拡張室である
ことを特徴とする内燃機関のオイル供給装置。 - 請求項3に記載の内燃機関のオイル供給装置において、
前記拡張室は前記供給通路が鉛直方向上方に拡張されてなる
ことを特徴とする内燃機関のオイル供給装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関のオイル供給装置において、
前記調圧機構は内燃機関のオイルパンの外部に設けられる
ことを特徴とする内燃機関のオイル供給装置。 - 請求項5に記載の内燃機関のオイル供給装置において、
前記調圧機構は内燃機関のチェーンカバーに取り付けられる
ことを特徴とする内燃機関のオイル供給装置。
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