JP2524839Y2 - オイルの圧力調整装置 - Google Patents

オイルの圧力調整装置

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JP2524839Y2
JP2524839Y2 JP1012691U JP1012691U JP2524839Y2 JP 2524839 Y2 JP2524839 Y2 JP 2524839Y2 JP 1012691 U JP1012691 U JP 1012691U JP 1012691 U JP1012691 U JP 1012691U JP 2524839 Y2 JP2524839 Y2 JP 2524839Y2
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JP
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relief
holding cylinder
valve
oil pressure
valve body
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JP1012691U
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昭 鳥居
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オイルの圧力調整装置
に関し、詳しくは、車両用エンジン等の潤滑用オイルの
圧力を運転状態に応じて制御可能なオイルの圧力調整装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのようなオイルの圧力調整装置
としては、例えば、実公昭63−73510号公報に開
示されているものがある。このものは、本体のスリーブ
内にばねで支持される可動スプールを有し、また、スリ
ーブ内のばねの他端部にはこのばねの他端部の位置をス
リーブ内で移動可能なカム手段が組込まれていて、この
カム手段を介してばねのセット位置を変化させ、オイル
の設定圧力が変えられるように構成されている。なお、
カム手段はコントローラにより外部から駆動制御される
もので、コントローラにはエンジンの運転条件にかかわ
る要素が入力されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のオイル圧力調整装置では、可動スプール
の動作圧力を調整するばねのセット長さをスリーブ内の
カム手段を介して変化させるように構成されているた
め、可動スプールにかかる油圧とばねのばね力との双方
に抗してばねの他端部を動作させるには大きい駆動力が
必要となる。また、その駆動機構のためにスリーブの周
囲部に空間を要し、装置全体が大型化するという問題が
あった。
【0004】本考案の目的は、このような従来の問題に
着目し、その解決を図るべく、さほど大きい力を要せず
に、エンジンに供給するオイルの圧力調整が可能であ
り、かつ駆動機構に大きい空間を要せず、コンパクトに
まとめられるオイルの圧力調整装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、エンジンのメインギャラリにおける油
圧の変化に応じ弁体をばね力に抗して移動させ、前記メ
インギャラリをリリーフ通路に連通可能なオイルの圧力
調整装置において、前記弁体を摺動自在に保持し、該弁
体の摺動範囲にリリーフ孔を有し、前記弁体の頂部側が
前記メインギャラリに連通する弁保持筒と、該弁保持筒
を摺動可能に嵌合させ、その嵌合部分にリリーフ通路を
有するシリンダ部と、外部から前記弁保持筒を移動させ
るためのアクチュエータと、を具備し、該アクチュエー
タにより前記エンジンの運転状態に応じて前記弁保持筒
の移動を操作し、前記リリーフ孔の位置を前記リリーフ
通路に対応する範囲で変位させることにより前記弁体に
よるリリーフ時の油圧が調整可能なようにしたことを特
徴とする。
【0006】
【作用】本考案によればアクチュエータによる弁保持筒
の移動操作位置により、リリーフ通路へのリリーフ孔の
位置を変化させ、リリーフ時の油圧をエンジンの運転状
態に応じて最適に調整することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本考案の実施例を具
体的に説明する。
【0008】図1は本考案の一実施例を示す。ここで、
1は装置が設けられるハウジング、2はハウジング1内
のメインギャラリ、3はメインギャラリ2からオイルの
一部が導かれる圧力調整用のシリンダ部、4はシリンダ
部3に開口するリリーフ通路である。5はこのようなシ
リンダ部3にメインギャラリ82側から摺動自在に嵌合
され、オイルを逃す必要のない油圧状態でその内筒部5
Aの段付部5Bにピストン状の弁体6の頂部6Aを当接
させた状態に保つ部材(以下で弁保持筒という)、7は
弁体6の支持ばねである。なお、シリンダ部3の下端部
には液密のプラグ8が螺着されていて、支持ばね7の端
部が保持される。
【0009】さらにまた、弁保持筒5はシリンダ部3に
対して摺動可能に嵌合されており、その一端に設けられ
たロッド部9はハウジング1から液密を保ちつつ外部に
延在されていて、アクチュエータ10によりシリンダ部
3に沿って弁保持筒5を変位させることができる。11
は弁保持筒5のメインギャラリ2と対応する部分に設け
られたオイル通路孔、12は弁保持筒5のリリーフ通路
4と対応する位置に穿設されたリリーフ孔である。な
お、このリリーフ孔12は、弁保持筒5の後述する操作
に従い、リリーフ通路4に対して、位置が上下に変位す
るので、その位置の変位に対応できるようリリーフ通路
4の開口部4Aはシリンダ部3に沿って上下方向に幅広
に形成されている。また、6Bは弁体6に設けられた背
圧逃し孔である。
【0010】このように構成したオイルの圧力調整装置
においては、不図示の制御回路を具えたアクチュエータ
10によって、弁保持筒5のシリンダ3内の上下位置が
制御される。すなわち、アクチュエータ10には不図示
のエンジンから検出されたエンジン回転数N,負荷条件
L,潤滑油の油温Tおよび油圧P等運転状態にかかわる
要素が入力される。そこで、アクチュエータ10ではこ
れらの要素に基づいて、メインギャラリ2から送り出す
オイルの圧力をどの程度に制御すべきかの判断に基づい
て弁保持部材5を駆動する。なお、弁保持部材5の駆動
の結果制御された油圧は再びアクチュエータ10にフィ
ードバックされるものである。
【0011】いま、例えばメインギャラリ2からエンジ
ンに送出されるオイルの油圧Pが、その時点での運転状
態に対して高すぎる場合、アクチュエータ10は弁保持
筒5を上方に引上げるように動作する。そこで、これに
よって弁保持筒5に形成されているリリーフ孔12が上
方に移動させられることになり、弁体6によるリリーフ
動作がそれだけ速められ、低い油圧条件の元でリリーフ
が行われる。また、逆に、油圧Pがその時点での運転状
態に対して低すぎる場合は、アクチュエータ10により
弁保持筒5が下方に押下げられる。そして、これによっ
て弁保持筒5のリリーフ孔12が下方に引下げられ、同
時にばね7がその分圧縮されることにより、弁6による
開弁圧が高められる。
【0012】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、前記弁体を摺動自在に保持し、該弁体の摺動範囲に
リリーフ孔を有し、前記弁体の頂部側が前記メインギャ
ラリに連通する弁保持筒と、該弁保持筒を摺動可能に嵌
合させ、その嵌合部分にリリーフ通路を有するシリンダ
部と、外部から前記弁保持筒を移動させるためのアクチ
ュエータと、を具備し、該アクチュエータにより前記エ
ンジンの運転状態に応じて前記弁保持筒の移動を操作
し、前記リリーフ孔の位置を前記リリーフ通路に対応す
る範囲で変位させることにより前記弁体によるリリーフ
時の油圧が調整可能なようにしたので、アクチュエータ
により弁保持筒を上下に移動させるにあたり、弁体その
ものがばねのばね力とオイルの油圧との均合状態に保た
れているため大きい力の必要がなく、また、アクチュエ
ータが外部に設けられる外は周囲空間を占めるものもな
いので装置自体を小型にまとめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構成の一例を模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハウンジング 2 メインギャラリ 3 シリンダ部 4 リリーフ通路 4A 開口部 5 弁保持筒 5A 内筒面 5B 段付部 6 弁体 7 支持ばね 10 アクチュエータ 11 通路孔 12 リリーフ孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのメインギャラリにおける油圧
    の変化に応じ弁体をばね力に抗して移動させ、前記メイ
    ンギャラリをリリーフ通路に連通可能なオイルの圧力調
    整装置において、前記弁体を摺動自在に保持し、該弁体
    の摺動範囲にリリーフ孔を有し、前記弁体の頂部側が前
    記メインギャラリに連通する弁保持筒と、該弁保持筒を
    摺動可能に嵌合させ、その嵌合部分にリリーフ通路を有
    するシリンダ部と、外部から前記弁保持筒を移動させる
    ためのアクチュエータと、を具備し、該アクチュエータ
    により前記エンジンの運転状態に応じて前記弁保持筒の
    移動を操作し、前記リリーフ孔の位置を前記リリーフ通
    路に対応する範囲で変位させることにより前記弁体によ
    るリリーフ時の油圧が調整可能なようにしたことを特徴
    とするオイルの圧力調整装置。
JP1012691U 1991-02-28 1991-02-28 オイルの圧力調整装置 Expired - Lifetime JP2524839Y2 (ja)

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JPH04107424U JPH04107424U (ja) 1992-09-17
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