JP5600950B2 - 液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置 - Google Patents

液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置 Download PDF

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Description

本発明は、液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置に関するものである。
例えば、サウナ装置に用いられる液体微細化装置の構成は、次のような構成となっていた。
すなわち、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の通気路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と排気口間に設けた微細化手段とを備え、前記微細化手段は、給水管から液体を噴射させる構成となっていた(例えば特許文献1参照)。
特開平6−63103号公報
上記従来例で課題となるのは、ノズルから噴出された液体のうち、微細化できなかった液体を排出するために、サウナ室に配管を施工しなければならず、サウナ装置設置時の施工作業が煩雑になるということである。
すなわち、ノズルから液体を噴出して液体を微細化するタイプのものでは、液体を完全に微細化することができず、サウナ装置に残った大量の微細化できなかった液体を処理するためにサウナ室に配管を延長して、この微細化できなかった液体をサウナ室に排出するようになっている。このような配管をサウナ室に美観的に施工するのは非常に煩雑な作業となっている。
そこで本発明は、サウナ装置設置時の施工作業を簡単に行えるようにすることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、吸込口と排気口を有する本体ケースと、この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段と、この液体微細化手段と加熱手段および送風手段を制御する制御手段を備え、前記液体微細化手段は、垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、この筒状の経路内に設けた回転手段と、この回転手段に液体を供給する液体供給手段と、前記筒状の経路の下部に設けられた前記筒状の経路内に溜まった液体を排出する排水口と、この排水口に接続した排水管と、この排水管の途中に設けた排水弁とを有し、前記回転手段は、上下方向に向けて配置した回転軸と、この回転軸を回転させる回転モータと、前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定した複数の回転板とを有し、前記液体供給手段は、液体を移送し、上方の回転板に液体を供給する給水管と、この給水管の終端に配した定流量弁と、この定流量弁の上流側に設けた給水弁とを有し、前記送風手段は、羽根車とこの羽根車を回転させるファンモータと、前記羽根車を内包するファンケーシングと、前記ファンモータの回転数を検知する回転数検知手段を有し、前記制御手段は、前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転駆動と、前記加熱手段および前記送風手段の運転を制御する制御部を備え、この制御部は、前記回転数検知手段からの信号にもとづき前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転駆動と、前記加熱手段および前記送風手段の運転とを停止することを特徴とし、通常時、液体微細化装置に供給された液体はほとんど全て微細化されるため微細化できなかった液体が液体微細化装置内に溜まることはなく、異常時に微細化できなかった液体が液体微細化装置内に溜まっても本体ケースから液漏れがないよう、送風手段のファンモータの回転数を検知して液体供給を停止することにより、上記目的を達成している。
以上のように、本発明は、送風手段のファンモータの回転数を検知して液体供給を停止することにより、異常時に微細化できなかった液体が液体微細化装置内に溜まってきても本体ケースから液漏れがないようにできるので、結果として、液体微細化装置設置時の施工作業を簡単に行えるようにすることができる。
つまり、正常な運転状態では、液体微細化装置に供給された液体はほとんど全て微細化され、排気口から排出されるが、例えば定流量弁の故障で設定した流量より多く液体が液体微細化装置に供給された場合、微細化できなかった液体が液体微細化装置内に溜まってきて通風抵抗(圧力損失)が大きくなってくる。すなわち、この溜まった液体が送風手段の風路を狭くするので、送風手段のファンモータの回転数の変化により異常を検知することができる。
そして液体供給を停止することにより、本体ケースから液漏れがないようにできるのである。しかし、液漏れが生じる場合には液体が溜まらないように常時排出する必要があるため、配管を施工しなければならず、本発明では、その必要がなく、設置時の施工作業が簡単になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1における液体微細化装置を用いたサウナ装置の斜視図 同液体微細化装置の垂直断面の構成図 同制御手段のブロック図 同異常時の制御を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における液体微細化装置を用いたサウナ装置の斜視図であり、この図1に示すように、サウナ室1の天井面2には、液体微細化装置3が取り付けられている。以下、本実施の形態では、微細化する液体を水として説明する。
液体微細化装置3は、図2に示すように、吸込口4と排気口5を有する本体ケース6と、この本体ケース6内の吸込口4と排気口5とを結ぶ風路に設けた加熱手段としての熱交換器7および送風手段としてのファンモータ8と、このファンモータ8と排気口5との間に設けた液体微細化手段9とを備えた構成としている。
また、ファンモータ8から液体微細化手段9へ通じる風路は、ファンケーシング10により形成され、液体微細化手段9と排気口5の間に補助熱交換器11を設けている。
液体微細化手段9は、図2に示すように、筒状の経路12と、この筒状の経路12の内部に設けた回転手段13と、この回転手段13に水を供給する液体供給手段としての給水管14を備える。この給水管14には定流量弁15を設け、この定流量弁15の上流側配管16に給水弁17が設けられている。そして、給水管14の先端は、後述する回転板20aの回収部分に対して回転軸19よりに配置している。
回転手段13は、回転軸19と、この回転軸19の軸方向に、回転軸19を中心として回動する複数の回転板20a,20bを所定間隔で固定して設けている。本実施の形態では、回転軸19の上方に設けた回転板20aと、下方に設けた回転板20bとの二つを設ける構成とする。
回転手段13の上部には、回転軸19を駆動するための回転モータ21を備え、回転手段13の下部には、回転モータ21の駆動により高速回転する回転軸19および複数の回転板20a,20bを支えるための保持部22を備えている。
筒状の経路12の内壁には、内壁に付着した水を下方の回転板20bへと案内する液体案内手段23として、貯水手段24および水路25を設ける構成とする。
液体案内手段23は、図2に示すように、筒状の経路12の内壁に付着した水を下方の回転板20bへと案内するために、本実施の形態では、上方の回転板20aと下方の回転板20bとの間に、筒状の経路12の内壁に沿って貯水手段24を設け、この貯水手段24から下方の回転板20bの上面へと水を案内する水路25を設ける構成とする。水路25は、貯水手段24の三方から筒状の経路12の中心に向かって伸びる形状とし、図2に示すように下方の回転板20bの上面で中心に向かい開口している。
また、筒状の経路12の下部には排水口26を有し、この排水口26には排水管27が接続され、この排水管27の途中に排水弁28が設けられている。
また、ファンケーシング10の舌部29の水平高さは、筒状の経路12の下方開口部の上端30の水平高さより高くなっており、下方の回転板20bの水平高さよりも高くなっている。
また、水温検知手段としての温度センサ36が、排水口26近傍で筒状の経路12の下部外面に設けられている。
次に制御手段31の構成を、図3を用いて説明する。
制御手段31は制御部32と、表示部33および排水操作スイッチ34を備えたリモコン35と、水温検知手段としての温度センサ36で構成されている。
制御部32はマイクロコンピューター(以下、マイコン37と記載)を有し、マイコン37はリモコン35からの操作信号により、熱交換器7へ温水を供給するポンプ駆動手段38を介してポンプ38a、モータ駆動手段39を介してファンモータ8、回転駆動手段40を介して回転軸19を駆動する回転モータ21、給水弁駆動手段41を介して給水弁17、排水弁駆動手段42を介して排水弁28を制御している。
モータ駆動手段39は、回転数検知手段43と回転数指令手段44及び電源手段45により構成され、回転駆動手段40は、回転数検知手段46と回転数指令手段47及び電源手段48により構成されている。
以上の構成において、次に動作を説明する。
サウナ室1内において、サウナを使用する場合、まず、図示していないガス湯沸かし器や電気温水器等の熱源から、図1に示すパイプ49を介し、図2に示す熱交換器7に温水が供給される。また、給水管14へは配管50により市水が供給される。給水管14に供給される市水は、極めて少量であって、回転板20bが駆動されるまでは、給水管14から排出されていない。
この状態で、熱交換器7が運転され、ファンモータ8が駆動されると、ファンモータ8が吸込口4を介してサウナ室1内の空気を吸い込み、吸い込まれた空気は熱交換器7によって加熱される。加熱された空気は、ファンモータ8によって、ファンケーシング10を介して、筒状の経路12へと送られる。
一方、回転モータ21が駆動されると、回転軸19が高速回転し、それにともない回転板20aおよび回転板20bが高速回転される。
このとき、給水管14は、高速回転する上方の回転板20aの上面の回転軸19近い位置に、定流量弁15で設定された流量の水を供給する。上方の回転板20aの上面に供給された水は、高速回転による遠心力によって外周方向に向かって薄膜状に広がり、この薄膜状になった水は、回転板20aの外周縁から接線方向へと高速で吹き飛ばされる。
このように、遠心力で飛散した水滴は、筒状の経路12の内壁に衝突して破砕され、水の微細化が促進される。
そして、給水管14から上方の回転板20aの上面に供給された水は、この時点で大部分が微細化され、加熱された暖かい空気と混ざって蒸気の状態となっている。
一方、上方の回転板20aから遠心力により飛散した水滴のうち、微細化されずに筒状の経路12の内壁に付着したわずかな水滴や、微細化された後に内壁において結露した微量の水滴は、筒状の経路12の内壁をつたって、貯水手段24に流れ落ち、貯水される。貯水手段24に貯まったわずかな水は、水路25を介して、貯水手段24の三方向から、下方の回転板20bの上面へと運ばれる。
このように、下方の回転板20bに運ばれたわずかな水も、上方の回転板20aと同様に下方の回転板20bが高速回転することにより、微細化が行われる。すなわち、筒状の経路12の内壁から、貯水手段24および水路25を介して、下方の回転板20bの上面に供給されたわずかな水滴は、高速回転による遠心力で外周方向に向かって薄膜状に広がって、外周縁から接線方向へと高速で吹き飛ばされ、吹き飛ばされた水滴が筒状の経路12の内壁に衝突して破砕され、水の微細化が促進される。
このように、上方の回転板20aに供給された水は、上方の回転板20aが高速回転することによって大部分が微細化されるのに加え、わずかに残った微細化されなかった一部の水滴も、筒状の経路12に設けた液体案内手段23を介して、高速回転する下方の回転板20bへと運ばれてほぼ完全に微細化される。
回転板20aおよび回転板20bの高速回転によって微細化された水を含む暖かい空気は、ファンモータ8の送風によって、排気口5からサウナ室1の内部へ蒸気として供給される。
このとき、下方の回転板20bへ運ばれた水滴がほぼ完全に微細化されるためには、給水管14から高速回転する上方の回転板20aの上面に供給する水の量が問題となる。すなわち、回転板の枚数やモータの回転数等により決定される、液体微細化手段9の微細化能力により、微細化できる水の量は設定され、たとえば30cc/minである。
このように通常の運転状態では、設定された水量を上方の回転板20aに供給するので、上方の回転板20aに供給された水は、ほぼ完全に微細化され、排気口5からサウナ室1の内部へ蒸気として供給されるため、筒状の経路12内に微細化できなかった水が溜まることはなく、排水の必要性もない。
次に異常時、特に筒状の経路12内に非微細化水が溜まった場合の動作について説明する。
例えば定流量弁15の故障で設定した流量より多く水が上方の回転板20aの上面に供給された場合、非微細化液体が液体微細化装置3、詳細には筒状の経路12内に溜まってきて通風抵抗(圧力損失)が大きくなってくる。すなわち、この溜まった液体が送風手段のファンモータ8の風路を狭くするので、送風手段のファンモータ8の回転数の変化により異常を検知することができる。
この検知方法を図4のフローチャートで説明する。
通常サウナ装置が運転されると、回転数指令手段44によりファンモータ8に指定電圧が印加され、ファンモータ8が回転し筒状の経路12の下部開口へ送風する。ファンモータ8には回転数を検知する回転数検知手段43が設けられており、検知した回転数とマイコン37に記憶されたファンモータ8の指示回転数とを比較する。
正常な運転状態なら、比較結果は同じであり、一定時間間隔で、Aのループ(回転数検知→回転数比較→回転数検知)を実行する。また、比較結果が異なった場合は、印加電圧が指定範囲内なら印加電圧を上げ、Bのループ(回転数検知→回転数比較→印加電圧比較→印加電圧UP→回転数検知)を実行する。
ここで上記の、例えば定流量弁15が故障した場合、微細化できなかった液体が筒状の経路12内に溜まってくる。すなわち、筒状の経路12下部の開口が溜まってくる水により、送風手段のファンモータ8の風路が狭くなり、通風抵抗(圧力損失)が大きくなってくる。
このとき、上記のBのループを実行途中で印加電圧を上げても指示回転数にならず、印加電圧が指定範囲外となる、つまり印加電圧は指定電圧範囲より大きくなることにより、マイコン37は水位異常が発生したと判断する。
このように判断すると、給水弁17を閉じるようにマイコン37から指令を出し、給水管14から上方の回転板20aへの水供給を停止する。
続いてファンモータ8と回転モータ21及びポンプ38aの運転も停止し、リモコン35の表示部33に「水位異常」と表示して(ブザー等の警報)異常を使用者に知らせる。
その表示から液体微細化装置3内に水が溜まっていると分かった場合、排水管27の終端にドレンホース等を接続し、排水弁28を開けることにより、液体微細化装置3内に溜まった水を排出することができる。
ここで溜まった水は約60℃の高温水のため、水温を検知する温度センサ36が筒状の経路12の下部の外面に設けられており、図4のフローチャートに示すように、水温が50℃以下で排水操作スイッチ34が押された場合に、排水弁28を開くようになっている。この水温は温度センサ36で検知され、マイコン37を介してリモコン35の表示部33に表示されるので、使用者はこの表示を見て、水温が下がったことを確認して、排水操作スイッチ34を押すことが可能となる。温度センサ36及び排水操作スイッチ34を設けない場合は、一定時間経過しないと排水弁28を開かないようなフローとすることにより液体微細化装置3内に溜まった水を安全に排出することができる。
また、上記では水位異常を検知したときにファンモータ8を停止させていたが、このファンモータ8は停止させず運転を継続した場合には、筒状の経路12内に溜まった高温水にサウナ室内の空気を送風し続けることとなり、この空気の作用により水温を早く下げることもできる。
また水位異常が発生した場合、この発生回数をカウントしており、図4のフローチャートに示すように、例えば3回発生した場合、リモコン35の表示部33に「水位異常」と「サービスコール」を表示して(ブザー等の警報)異常発生とサービスマンへの連絡の必要性を使用者に知らせる。サービスマンへの連絡を発生回数が3回としたのは、誤作動等を配慮しての設定である。
また、上述した排水操作のため開けた排水弁28は、図4のフローチャートに示すように、次のサウナ運転を開始した時に閉めるようになっている。この排水弁28を閉めるタイミングについては、このサウナ運転の開始を検知する以外に、排水操作スイッチ34がON/OFFの切替スイッチの場合には、排水操作スイッチ34をOFFとすることにより閉めることも可能である。
以上のように水位異常を検出することと、ファンケーシング10の舌部29の水平高さを筒状の経路12の下方開口部の上端30の水平高さより高くしていることにより、微細化できなかった液体が筒状の経路12内に溜まってきても、水位が舌部29の高さを越えて装置外へ漏れ出す前に、送風手段のファンモータ8の回転数の変化により水位異常を検知して給水管14から上方の回転板20aの水供給を停止することができる。
次に、回転モータ21の回転数の変化により異常を検知する場合について説明する。
図4のフローチャートに示すように、通常サウナ装置が運転されると、回転数指令手段44によりファンモータ8に指定電圧が印加され、ファンモータ8が回転し筒状の経路12の下部開口へ送風する。
一方、回転数指令手段47により回転モータ21に指定電圧が印加され、回転モータ21が駆動されると、回転軸19が高速回転し、それにともない回転板20aおよび回転板20bが高速回転され、上方の回転板20aの上面に供給された水は、高速回転による遠心力によって外周方向に向かって薄膜状に広がり、外周縁から接線方向へと高速で吹き飛ばされ、筒状の経路12の内壁に衝突して破砕され、水の微細化が促進される。
回転モータ21には回転数を検知する回転数検知手段46が設けられており、検知した回転数とマイコン37に記憶された回転モータ21の指示回転数とを比較する。
正常な運転状態なら、比較結果は同じであり、一定時間間隔で、Cのループ(回転数検知→回転数比較→回転数検知)を実行する。また、比較結果が異なった場合は、印加電圧が指定範囲内なら印加電圧を上げ、Dのループ(回転数検知→回転数比較→印加電圧比較→印加電圧UP→回転数検知)を実行する。
ここでファンモータ8の場合と同様、例えば定流量弁15が故障した場合、微細化できなかった液体が筒状の経路12内に溜まってくる。すなわち、筒状の経路12下部の開口が溜まってくる水により、下方の回転板20bが水没した場合、水の抵抗により回転力が低下し、回転軸19の回転数が低下してくる。
このとき、上記のBのループを実行途中で印加電圧を上げても指示回転数にならず、印加電圧が指定範囲外となることにより、マイコン37は水位異常が発生したと判断する。
このように判断すると、給水弁17を閉じるようにマイコン37から指令を出し、給水管14から上方の回転板20aの水供給を停止する。
続いてファンモータ8と回転モータ21及び熱交換器7への温水供給手段としてのポンプ38aの運転も停止し、リモコン35の表示部33に「水位異常」と表示して(ブザー等の警報)異常を使用者に知らせる。
以下のフローはファンモータ8の場合と同様なので省略する。
このように図4のフローチャートにおいて、通常、水位異常発生を圧力損失増加によるファンモータ8の回転数変化により検知し、もし検知できなかった場合でも、ファンケーシング10の舌部29の水平高さが、下方の回転板20bの水平高さよりも高くなっているため、水位が舌部29の高さを越えて装置外へ漏れ出す前に下方の回転板20bが水没し、回転モータ21の回転数が変化する。この変化により水位異常を検知して給水管14から上方の回転板20aの水供給を停止することもできる。
以上のように、水供給を停止することにより、本体ケース6からの水漏れを防止することができる。水漏れが生じる場合には本体ケース6内に水が溜まらないように常時排出する必要があるため配管を施工しなければならないのに対し、本発明では、水漏れが生じないため、本体ケース6内に溜まった水を常時排出する必要がなく、設置時の施工作業が簡単になるという効果を奏する。
すなわち送風手段のファンモータ8及び回転モータ21の回転数の変化により異常を検知した場合、水供給を停止し、リモコン35の表示部33に表示して異常を使用者に知らせる。その表示から液体微細化装置3内に水が溜まっていると分かった場合、排水管27にドレンホース等を接続し、排水弁28を開けることにより、液体微細化装置3内に溜まった水を排出することができる。
以上、本実施の形態では、上記の液体微細化装置3をサウナ室1に設置してサウナ装置として利用した場合、供給した水をほぼ完全に微細化することができ、わずかに残った微細化できなかった水を特別に排出せずとも、液体微細化手段9に残った熱によって自然に乾燥できる程度の分量となるので、微細化できなかった水を排水として処理するための配管施工の工事が不要となり、結果として、サウナ装置の施工作業が簡単になるという効果を奏する。
さらに、例えば定流量弁15の故障で設定した流量より多く水が上方の回転板20aの上面に供給された場合のような異常時にも、送風手段のファンモータ8の回転数の変化により異常を検知することができるので、液体微細化装置3からの水漏れを防止することができる。
そして液体微細化装置3内に水が溜まっていると分かった場合、排水管27にドレンホース等を接続し、排水弁28を開けることにより、液体微細化装置3内に溜まった水を排出することができる。
よって、水漏れが生じる場合には液体微細化装置3内に水が溜まらないように常時排出する必要があるため配管を施工しなければならないのに対し、本発明では、水漏れが生じないため、液体微細化装置3内に溜まった水を常時排出する必要がなく、サウナ装置の施工作業が簡単になるという効果を奏する。
以上のように、本発明の液体微細化装置は、異常時にも、送風手段のファンモータ8の回転数の変化により異常を検知することができるので、液体微細化装置3からの水漏れを防止することができ、液体微細化装置3内に溜まった水を常時排出する必要がなくなり、サウナ装置の施工作業が簡単になるという効果を奏する。
したがって、例えば、サウナ装置、加湿装置、冷却装置、噴霧装置、洗浄装置、植物育成設備等への活用が期待される。また、水だけでなく、油や洗剤等のその他の液体の微細化設備にも利用することが可能である。
4 吸込口
5 排気口
6 本体ケース
7 熱交換器
8 ファンモータ
9 液体微細化手段
10 ファンケーシング
11 補助熱交換器
12 筒状の経路
13 回転手段
14 給水管
15 定流量弁
16 上流側配管
17 給水弁
19 回転軸
20a、20b 回転板
21 回転モータ
22 保持部
23 液体案内手段
24 貯水手段
25 水路
26 排水口
27 排水管
28 排水弁
29 舌部
30 下方開口部の上端
31 制御手段
32 制御部
33 表示部
34 排水操作スイッチ
35 リモコン
36 温度センサ
37 マイコン
38 ポンプ駆動手段
38a ポンプ
39 モータ駆動手段
40 回転駆動手段
41 給水弁駆動手段
42 排水弁駆動手段
43 回転数検知手段
44 回転数指令手段
45 電源手段
46 回転数検知手段
47 回転数指令手段
48 電源手段
49 パイプ
50 配管

Claims (12)

  1. 吸込口と排気口を有する本体ケースと、
    この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、
    この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段と、
    この液体微細化手段と加熱手段および送風手段を制御する制御手段を備え、
    前記液体微細化手段は、
    垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、
    この筒状の経路内に設けた回転手段と、
    この回転手段に液体を供給する液体供給手段と、
    前記筒状の経路の下部に設けられた前記筒状の経路内に溜まった液体を排出する排水口と、
    この排水口に接続した排水管と、
    この排水管の終端に設けた排水弁とを有し、
    前記回転手段は、
    上下方向に向けて配置した回転軸と、
    この回転軸を回転させる回転モータと、
    前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定した複数の回転板とを有し、
    前記液体供給手段は、
    液体を移送し、上方の回転板に液体を供給する給水管と、
    この給水管途中に配した定流量弁と、この定流量弁の上流側に設けた給水弁とを有し、前記送風手段は、
    羽根車とこの羽根車を回転させるファンモータと、
    前記羽根車を内包するファンケーシングと、
    前記ファンモータの回転数を検知する回転数検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転と、前記加熱手段および前記送風手段の運転とを制御する制御部を備え、
    この制御部は、前記回転数検知手段からの信号にもとづき前記筒状の経路内の水位異常を検知して、水位異常を検知したときは、前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転と、前記加熱手段および前記送風手段の運転とを停止す
    ることを特徴とする液体微細化装置。
  2. 吸込口と排気口を有する本体ケースと、
    この本体ケース内の前記吸込口と前記排気口を結ぶ風路に設けた加熱手段および送風手段と、
    この送風手段と前記排気口間の風路内に設けた液体微細化手段と、
    この液体微細化手段と加熱手段および送風手段を制御する制御手段を備え、
    前記液体微細化手段は、
    垂直方向に配置され、上方開口部および下方開口部を有する筒状の経路と、
    この筒状の経路内に設けた回転手段と、
    この回転手段に液体を供給する液体供給手段と、
    前記筒状の経路の下部に設けられた前記筒状の経路内に溜まった液体を排出する排水口と、
    この排水口に接続した排水管と、
    この排水管の途中に設けた排水弁とを有し、
    前記回転手段は、
    上下方向に向けて配置した回転軸と、
    この回転軸を回転させる回転モータと、
    前記回転軸の軸方向に所定間隔で固定した複数の回転板とを有し、
    前記液体供給手段は、
    液体を移送し、上方の回転板に液体を供給する給水管と、
    この給水管途中に配した定流量弁と、
    この定流量弁の上流側に設けた給水弁とを有し、
    前記送風手段は、
    羽根車とこの羽根車を回転させるファンモータと、
    前記羽根車を内包するファンケーシングと、
    前記ファンモータの回転数を検知する回転数検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転と、前記加熱手段および前記送風手段の運転とを制御する制御部を備え、
    この制御部は、前記回転数検知手段からの信号にもとづき前記筒状の経路内の水位異常を検知して、水位異常を検知したときは、前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転と、前記加熱手段の運転とを停止し前記送風手段の運転は継続することを特徴とする液体微細化装置。
  3. 前記回転モータ回転数を検知する第2の回転数検知手段を有し
    記ファンモータの回転数を検知する前記回転数検知手段の信号または前記回転モータの回転数を検知する前記第2の回転数検知手段からの信号をもとに前記筒状の経路内の水位異常を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の液体微細化装置。
  4. ファンケーシングの舌部の水平方向の高さが、前記筒状の経路の下方開口部の水平方向の開口高さより高いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  5. 下方の回転板の水平方向の高さが、前記ファンケーシングの舌部の水平方向の高さより低いことを特徴とする請求項4に記載の液体微細化装置。
  6. 前記制御手段は、外部に液位異常を表示する表示部を備え、前記ファンモータの回転数を検知する回転数検知手段および/または前記回転モータの回転数を検知する回転数検知手段からの信号により、液位異常と判断した場合、前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給と、前記回転モータの回転駆動と、前記加熱手段および前記送風手段の運
    転とを停止するとともに、前記表示部に液位異常を表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  7. 前記制御手段は、排水操作スイッチを有し、液位異常と判断し、前記排水操作スイッチが操作された場合に、前記排水弁を開くことを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  8. 筒状の経路の下部に溜まった残液の温度を検知する液温検知手段を設けた請求項1から7のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  9. 液温検知手段を前記筒状の経路の下部の外面に設けたことを特徴とする請求項8記載の液体微細化装置。
  10. 液温検知手段で検知した液温を前記表示部に表示することを特徴とする請求項8または9に記載の液体微細化装置。
  11. 前記液体供給手段から前記上方の回転板上への液体供給開始前に、前記排水弁を閉じることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の液体微細化装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一つに記載の液体微細化装置をサウナ室の天井に設けたサウナ装置。
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