JP2000300643A - 多湿雰囲気供給装置及びそれを用いたサウナ装置 - Google Patents

多湿雰囲気供給装置及びそれを用いたサウナ装置

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JP2000300643A
JP2000300643A JP2000040018A JP2000040018A JP2000300643A JP 2000300643 A JP2000300643 A JP 2000300643A JP 2000040018 A JP2000040018 A JP 2000040018A JP 2000040018 A JP2000040018 A JP 2000040018A JP 2000300643 A JP2000300643 A JP 2000300643A
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humid atmosphere
hot water
humid
supply device
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JP2000040018A
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Yoshihiro Ogami
芳浩 大神
Kunihide Shigematsu
邦英 重松
Kazuhiro Haraga
一博 原賀
Tatsuo Tsukasaki
辰夫 司城
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適温よりも高い温度の多湿雰囲気の供給を抑
制する多湿雰囲気供給装置及びそれを用いたサウナ装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 ステップS16で運転スイッチ17がオ
ン操作されると、モータMが駆動して送風機2が作動
し、経過時間タイマが作動して経過時間表示部19にて
経過時間表示を開始する(ステップS21)。そして、
所定時間(例えば5秒)経過したら(ステップS2
2)、制御手段31の記憶部で記憶しているデータテー
ブルから、ステップS2で取り込んだ外気温度に対応す
るポンプ9の印加電圧を選択し、選択されたポンプ9の
印加電圧をポンプ9に印加する(ステップS23)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体を収容する身
体収容体と、前記身体収容体内に多湿気体または微細液
体等の多湿雰囲気を供給する多湿雰囲気供給装置とから
構成されるサウナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサウナ装置として、高温の湯から
発生する蒸気、湯気を利用して発生した適温の多湿雰囲
気を送風機を使って浴槽ユニット内に供給することによ
り、使用者、特に病人、身障者あるいは寝たきりの高齢
者等を介護する介護人が、楽に入浴させることができる
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、高温の湯から発生する蒸気、湯気を利用
するために、浴槽ユニット内に供給したい適温の多湿雰
囲気よりも高温の多湿雰囲気が供給される可能性がある
という問題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、適温よりも高い温度の多
湿雰囲気の供給を抑制する多湿雰囲気供給装置及びそれ
を用いたサウナ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために本発明においては、所望の温度の
多湿気体または微細液体等の多湿雰囲気を供給する多湿
雰囲気供給装置において、前記所望の温度よりも高温の
湯から発生する多湿雰囲気を供給経路から吹出し口に送
る送風機と、前記高温の多湿雰囲気が前記吹出し口から
吹出されることを抑制する制御手段と、を備えた。
【0006】多湿雰囲気を発生する方法はいくつか知ら
れているが、高温の湯をポンプを利用して散水孔から吐
出させ、吐出した高温の温水から発生した多湿雰囲気を
送風機によって装置外に供給する方式のものがある。こ
の方式のものでは、送風機が停止している状態では、外
気によって冷却されることがないので、高温の多湿雰囲
気が発生し、しかもポンプによる温水の吐出量が多いほ
ど、発生する多湿雰囲気の温度は散水孔から吐出される
温水の温度に近づくために上昇する。この状態で、送風
機とポンプの駆動を行えば、吹出し口から高温の多湿雰
囲気が供給される。
【0007】そこで、本発明においては、前記高温の湯
を貯留する温水供給部と、前記温水供給部に貯留してい
る高温の湯を散水孔に供給するポンプと、を備えると共
に、前記送風機は前記散水孔から散水される高温の湯か
ら発生する多湿雰囲気を前記吹出し口に送る構成とし、
前記制御手段は、運転開始指令を受けると前記送風機を
駆動開始してから所定時間経過後に前記ポンプの駆動を
開始することとした。
【0008】従って、運転開始の指令があると、まず送
風機によって装置内の高温の多湿雰囲気を排出し、その
後所定時間経過してからポンプを駆動させるので、運転
開始時にはポンプの駆動による多湿雰囲気の温度上昇が
ないために、供給される多湿雰囲気が高温になることを
抑制できる。
【0009】本発明の好適な実施形態として、前記吹出
し口から供給される多湿雰囲気の温度を表示する表示部
を備えると共に、前記制御手段は、前記ポンプの駆動が
開始されてから前記温度を表示するように表示部に指令
することとしたので、吹出し温度を表示する際には、使
用者に多湿雰囲気供給前の無駄な高温の温度表示をして
惑わせることがない。
【0010】また、本発明における制御手段の別の実施
形態として、運転開始から所定時間が経過するまでの間
は前記所望の温度より低温の多湿雰囲気を前記吹出し口
から吹出すように制御する。更に、運転開始から所定時
間が経過した後は前記所望の温度になるまで徐々に前記
多湿雰囲気の温度が上昇するように制御するよう構成し
た。従って、多湿雰囲気装置をサウナ装置として利用す
る際には、所望の温度より低温の状態から徐々に上昇す
るため急激な温度変化を抑制して身体にとって安全なサ
ウナ装置として利用することができる。
【0011】制御手段の実施形態として本発明において
は、前記高温の湯を貯留する温水供給部と、前記温水供
給部に貯留している高温の湯を散水孔に供給するポンプ
と、を備えると共に、前記送風機は前記散水孔から散水
される高温の湯から発生する多湿雰囲気を前記吹出し口
に送る構成とし、前記制御手段は前記散水孔からの散水
量を増減するように前記ポンプに指令して前記多湿雰囲
気の温度を変更する。
【0012】更に、本発明の好適な実施形態として、前
記散水孔から散水される高温の湯から発生する多湿雰囲
気の量を促進する熱交換部を備えると共に、前記散水さ
れた高温の湯が前記熱交換部を介して、再び前記温水供
給部へ戻る循環経路を設けたので、効率よく多湿雰囲気
を発生する場合にも、高温の多湿雰囲気が供給されるの
を抑制することができる。
【0013】更に、身体を収容する身体収容体内に、前
記多湿雰囲気を供給する多湿雰囲気供給装置をサウナ装
置として用いたので、快適なサウナ浴を楽しむことがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
添付図面により詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態に係るサウナ装
置の全体構成図である。
【0016】図1に示すように、サウナ装置は、多湿気
体又は微細液体等の多湿雰囲気を発生させる多湿雰囲気
発生装置A、使用者の頭部以外の略全身を包む身体収容
体として寝袋状のサウナドームC、多湿雰囲気供給装置
AとサウナドームCとを接続する連結部材Bとで構成さ
れている。また、多湿雰囲気発生装置Aに接続され、使
用者又は使用者以外の人が運転開始/停止等を遠隔操作
するための操作部としてのリモコン30をも備える。更
に、寝袋状のサウナドームCは、光透過性(例えばビニ
ール性で無色透明)の素材で構成されていて、サウナド
ームC内部は外部から見える構成になっている。
【0017】図2は、多湿雰囲気発生装置Aの内部構成
図である。
【0018】図2に示すように、多湿雰囲気発生装置A
は、熱交換部5と、この熱交換部5に温水を供給する散
水部3と、この散水部3に温水を供給する温水供給部7
と、散水部3から熱交換部5に散水することにより発生
する多湿気体を吹き出す吹出し口1と、この吹出し口1
にモータMの駆動により多湿気体を吸引して供給する送
風機2とから構成されている。また、吹出し口1付近に
は、吹出し口1から吹き出す多湿気体の温度を検出する
多湿気体温度検出手段14が配設されている。
【0019】また、温水供給部7は、熱交換部5の下部
に配設して、散水部3に開設した複数の散水孔4から散
水されて熱交換部5を通過した温水を貯留するようにな
っており、その貯留水を加熱する加熱手段としてヒータ
13が設けられている。
【0020】また、温水供給部7の側壁には、温水導出
口8が設けられており、その温水導出口8と散水部3と
が温水供給路15で連絡され、その温水供給路15に温
水供給部7の温水を散水部3に供給するポンプ9が配設
されている。尚、温水導出口8は、温水供給部7の底壁
に設けるようにしてもよい。従って、温水供給部7の温
水は、ポンプ9の駆動によって温水供給部7、温水供給
路15、散水孔4、熱交換部5を通って、再び温水供給
部7へ至る循環経路内を循環する。
【0021】また、温水供給部7には、多湿雰囲気発生
装置A外の空気を導入する外気導入口6を設けており、
図中矢印で示すように、この外気導入口6から取り入れ
られた空気は、温水供給部7に貯留された温水の表面に
沿って熱交換部5に流入し、送風機2の作動により吸引
されて吹出し口1へ至る供給経路を通って装置A外に供
給されるようになっている。
【0022】尚、温水供給部7には、貯留水の温度を検
知する水温検知手段10と、温度異常上昇防止手段12
が設けられており、水温検知手段10により貯留水の温
度が所定温度以上になるとヒータ13への通電を遮断す
べく温度異常上昇防止手段12が作動するようになって
いる。また、貯留水の水位を検知する水位検知手段11
を設けており、水位検知手段11による水位の低下を後
述する給水お知らせランプ26で報知するようになって
いる。従って、使用者はその報知により外気導入口6か
ら水又は湯を補給すればよい。
【0023】また、温水供給部7に貯留水の水位を検知
する水位検知手段11を設けて水位の低下を報知するよ
うに説明したが、これに限らず、温水供給部7の側壁に
透明の水位確認窓を設けて、水位が視認できるようにし
てもよく、任意である。更に、外気導入口6から水又は
湯を補給するように説明したが、別途、補給口を設け
て、そこから水又は湯を補給するようにしてもよい。
【0024】多湿雰囲気発生装置Aには更に、水温検知
手段10、水位検知手段11、多湿気体温度検出手段1
4からの信号を入力し、モータM、ポンプ9、温度異常
上昇防止手段12、ヒータ13を制御する制御手段31
が設けられている。
【0025】尚、制御手段31は、多湿雰囲気発生装置
Aに何らかの異常、故障が発生したときに、モータM、
ポンプ9、ヒータ13等の動作を停止させる異常検知シ
ーケンスをも備える。例えば、水温検知手段10の検知
温度が予め設定した温度よりも高い場合には、ヒータ1
3による過熱を防止するために温度異常上昇防止手段1
2によりヒータ13への通電を遮断させたり、ヒータ1
3へ通電後所定時間経過後も水温検知手段10の検知温
度が上昇しない場合は、ヒータ13への通電不良又はヒ
ータ13の故障と判断して通電を遮断する。また、多湿
気体温度検出手段14の検出温度が予め設定した温度よ
りも高い場合には、モータM、ポンプ9、ヒータ13の
動作を停止させて、異常高温の多湿気体がサウナドーム
C内に供給することを防止する。また、ヒータ13への
通電時に水位検知手段11の検知水位が予め設定された
水位よりも低下している場合は、ヒータ13への通電を
遮断し、空焚きを防止する。また、モータMへの指令回
転数よりも実回転数が所定値よりも少ない場合には、熱
交換部5が閉塞状態と判断し、モータM、ポンプ9、ヒ
ータ13の動作を停止させる。更に、ポンプ9の回転数
が所定回転数に到達しない場合や、ポンプ9の作動中に
水位検知手段11の検知水位に変動がない場合等は、ポ
ンプ9に故障が発生したと判断し、モータM、ポンプ
9、ヒータ13の動作を停止させる。更に、ポンプ9の
停止中に水位検知手段11の検知水位が低下する場合
は、温水供給部7に水漏れが発生したと判断し、使用者
にその旨報知するように構成してもよい。
【0026】また、制御手段31は、使用者又は使用者
以外の人が遠隔操作するリモコン30とコード33を介
して接続され、リモコン30から得られた情報からモー
タM、ポンプ9等に信号を発し、多湿気体温度検出手段
14から得られた温度情報等をリモコン30に伝達す
る。尚、制御手段31とリモコン30とは、コード33
により接続せずにワイヤレスであってもよい。
【0027】以上の構成において、後述するリモコン3
0を操作して制御手段31に運転開始の情報が伝達され
ると、温水供給部7でヒータ13により高温の設定温度
に加熱された温水が、ポンプ9の駆動により温水供給路
15を介して散水部3に供給され、散水部3に開設した
複数の散水孔4から熱交換部5に散水される。
【0028】そして、熱交換部5に高温の温水が散水さ
れると、温水の一部が熱交換されて湯気となって立ち上
がり、この立ち上った湯気が熱交換部5内で熱交換され
た空気とともに送風機2によって吸引され、吹出し口1
より中高温の多湿気体としてサウナドームC内に吹き出
される。
【0029】一方、熱交換部5に散水された高温の温水
の大部分は、熱交換部5下部の温水供給部7に貯留さ
れ、貯留された温水は、再びヒータ13により設定温度
まで加熱されて、ポンプ9の駆動により散水部3に供給
され、散水部3から熱交換部5に散水するという一連の
動作を繰り返す。
【0030】更に、吹出し口1から吹出される多湿気体
の温度は、ポンプ9の駆動による温水供給路15中の湯
の循環量に応じて変化する。即ち、吹出す多湿気体の温
度を上昇させたいときにはポンプ9の駆動による循環量
を増大させ、逆に温度を低下させたいときにはポンプ9
の駆動による循環量を低減させる。
【0031】また、吹出し口1から吹出される多湿気体
の温度は、温水供給部7に貯留している温水温度によっ
ても変化する。温水温度が高ければ多湿気体の温度も高
くなり、逆に温水温度が低ければ多湿気体の温度も低く
なる。更に、送風機2の送風量(モータMの印加電圧)
によっても吹出し口1から吹出される多湿気体の温度は
変化する。これは、送風機2の送風量が多い程、温水温
度よりも低い温度の外気を多く取り入れるために、熱交
換された湯気と低い温度の外気とが混ざり合ったり、温
水供給部7に貯留している温水が冷やされて、多湿気体
の温度が低くなるからである。
【0032】従って、外気温度によらず吹出し口1から
吹出される多湿気体の温度を常に所望の所定範囲内に維
持するためには、外気温度に応じたポンプ9の駆動によ
る温水供給路15中の湯の循環量(ポンプ9の印加電
圧)、温水供給部7に貯留している温水の設定温度、送
風機2の送風量(モータMの印加電圧)を予め実験など
により、図3に示すようなデータテーブルとして制御手
段31の記憶部に記憶させておけば、外気温度が異なっ
ても常に所定範囲内に維持することが可能になる。
【0033】図3は、制御手段31の記憶部が記憶して
いるデータテーブルである。
【0034】外気温度に応じて吹出し口1から吹出され
る多湿気体の吹出し温度が所定範囲内(41℃±0.5
℃)になるような温水供給部7に貯留している温水の設
定温度、送風機2の送風量(モータMの印加電圧)、ポ
ンプ9の駆動による温水供給路15中の湯の循環量(ポ
ンプ9の印加電圧)を予め実験により求め、制御手段3
1の記憶部に記憶させる。図示のように、外気温度が高
くなる程、温水供給部7に貯留している温水の設定温度
は低い温度を記憶しており、モータMの印加電圧は0<
x1<x2<x3<x4を記憶している。また、ポンプ
9の印加電圧は外気温度が高くなる程、y1>y2>y
3>y4>0のデータを記憶している。
【0035】図4は、リモコン30の一実施形態に係る
構成図である。
【0036】リモコン30は防水構造が施されており、
更に、温水供給部7に供給された湯又は水をヒータ13
により設定温度まで加熱するための操作部として準備ス
イッチ16、多湿雰囲気供給装置Aの作動を開始するた
めの操作部として運転スイッチ17、多湿雰囲気供給装
置Aの作動を停止する操作部として停止スイッチ18、
運転スイッチ17がオン操作されてからの経過時間を表
示する経過時間表示部19、サウナドームCに供給する
多湿気体の温度をデジタル表示する多湿気体温度表示部
20、吹出し温度の設定操作を自動モード又は手動モー
ドに切り替える切替手段としての切替スイッチ21、切
替スイッチ21が手動モードになったときのみ有効にな
り、サウナドームCに供給する多湿気体の吹出し温度を
増減する操作部として吹出し温度調整つまみ22が設け
られている。更に、準備スイッチ16の操作により、温
水供給部7内の湯が設定温度になると使用者にその旨を
報知するための表示部として準備OKランプ24、温水
供給部7内の湯又は水の水位が所定水位以下の場合に、
使用者に温水供給部7への給水を促すための表示部とし
て給水お知らせランプ26を設けている。
【0037】また、準備スイッチ16、運転スイッチ1
7、停止スイッチ18、吹出し温度調整つまみ22の各
操作部は、多湿雰囲気供給装置Aの電源投入時に夫々毎
に異なる色に点灯可能に構成されている。尚、各操作部
はその時点で有効な操作部のみが点灯し、その他の無効
な操作部は消灯するように構成してもよい。例えば、多
湿雰囲気供給装置Aの運転中は停止スイッチ18、吹出
し温度調整つまみ22のみを点灯させ、その他の準備ス
イッチ16、運転スイッチ17は消灯してもよい。
【0038】また、多湿気体温度表示部20も同様に、
多湿雰囲気供給装置Aの電源投入時に現在の温度を点灯
表示(例えば、バックライトや蛍光表示管)するように
構成している。更に、上記各操作部の名称「準備SW」、
「運転SW」、「停止SW」や、各表示部の名称「サウナ温
度」、「準備OKランプ」、「給水お知らせランプ」も多湿
雰囲気供給装置Aの電源投入時に文字自体が点灯し、電
源オフ時に消灯するように構成されている。
【0039】図5及び図6は、本発明の一実施形態に係
る制御動作を示すフローチャートである。
【0040】図5に示すように、電源(コンセント)が
投入されると(ステップS1)、多湿気体温度検出手段
14が検出した温度を外気温度として取り込んで記憶保
持する(ステップS2)。尚、電源が投入されると切替
スイッチ21は自動モードに自動的に設定され、後述す
る図6のステップS35までは自動モードで制御され
る。
【0041】次に、水位検知手段11により温水供給部
7内の水位を検知して所定水位(任意に設定可能)か否
かを判断し(ステップS3)、所定水位未満のときに
は、給水お知らせランプ26を点滅させ(ステップS
4)、使用者に温水供給部7への給水を促す。また、所
定水位以上のときは、水温検知手段10の検知温度が予
め設定された所定温度(例えば75℃)と比較し(ステ
ップS5)、所定温度よりも高ければモータMを作動さ
せて(ステップS6)、所定温度以下になるまで(ステ
ップS7)、モータMの作動を継続して温水供給部7内
の貯留水の水温を下げる。そして、所定温度以下になる
とモータMの作動を停止させ(ステップS8)、ステッ
プS5に戻る。
【0042】ステップS5において、所定温度よりも低
ければ、準備スイッチ16がオンされたか否かを判断し
(ステップS9)、準備スイッチ16がオンされると、
ステップS2で記憶保持している外気温度に対応する温
水供給部7の設定温度を図3で示した制御手段31の記
憶部で記憶しているデータテーブルから選択する(ステ
ップS10)。
【0043】次に、水温検知手段10の検知温度とステ
ップS10で選択された設定温度を比較して(ステップ
S11)、設定温度以上であれば次のステップS15を
実行するが、設定温度よりも低ければポンプ9を一定の
低駆動量で作動させるとともにヒータ13に通電して
(ステップS12)、水温検知手段10の検知温度がス
テップS10で選択された設定温度以上になるまで(ス
テップS13)、ポンプ9を一定の低駆動量で作動させ
るとともにヒータ13への通電を継続する。そして、水
温検知手段10の検知温度がステップS10で選択され
た設定温度以上になると、ポンプ9の作動を停止させる
とともにヒータ13への通電を停止させ(ステップS1
4)、ステップS15を実行する。ステップS15で
は、準備OKランプ24を点灯させる。
【0044】次に、運転スイッチ17がオン操作された
か否かを判断し(ステップS16)、オン操作されなけ
れば、水温検知手段10の検知温度がステップS10で
選択された設定温度と比較し(ステップS17)、設定
温度よりも低ければ、ステップS12と同様にポンプ9
を一定の低駆動量で作動させるとともにヒータ13に通
電する(ステップS18)。そして、水温検知手段10
の検知温度が設定温度以上になれば(ステップS1
9)、ポンプ9の作動を停止させるとともにヒータ13
への通電を停止させて(ステップS20)、ステップS
16へ戻る。
【0045】ステップS16で運転スイッチ17がオン
操作されると、モータMが駆動して送風機2が作動し、
経過時間タイマが作動して経過時間表示部19にて経過
時間表示を開始する(ステップS21)。そして、所定
時間(例えば5秒)経過したら(ステップS22)、図
3で示した制御手段31の記憶部で記憶しているデータ
テーブルから、ステップS2で取り込んだ外気温度に対
応するポンプ9の印加電圧を選択し、選択されたポンプ
9の印加電圧をポンプ9に印加する(ステップS2
3)。そして、多湿気体温度検出手段14の検出温度
(吹出し温度)が安定すると(ステップS24)、図6
のステップS31の動作を行う。この時点で、吹出し温
度は略所定範囲内(本実施形態では41℃±0.5℃)
になっている。
【0046】尚、ステップS1とステップS2の間に電
源スイッチ入/切を設けて電源の投入を判断するように
構成してもよい。また、外気温度を検出する手段として
多湿気体温度検出手段14を用いたが、別途設けてもよ
い。更に、ステップS24の多湿気体温度検出手段14
の検出温度が安定したことを判断する方法として、所定
時間内の多湿気体温度検出手段14の検出温度の変化が
所定以下、あるいは所定時間経過、または多湿気体温度
検出手段14の検出温度が所定温度以下など様々な方法
が考えられる。
【0047】また、ステップS23において制御手段3
3は、図3で示したデータテーブルから外気温度に対応
する電圧をポンプ9に印加する際に、段階的に電圧を上
昇させて多湿気体の温度が徐々に設定温度に到達するよ
うにポンプ9へ電圧を印加してもよい。即ち、外気温度
が23℃のときには図3よりポンプ9への印加電圧はy
3であるが、運転スイッチ17がオン操作されてから所
定時間が経過するまでは、y3よりも低い電圧をポンプ
9に印加して、吐出する多湿気体の温度が設定温度より
低くなるように制御して、所定時間経過後は、段階的
に、例えば1秒経過する度に0.5℃ずつ多湿気体の温
度が上昇するようにポンプ9への印加電圧を上昇させ
て、最終的には印加電圧をy3にして吐出する多湿気体
の温度を設定温度に到達するように制御してもよい。
【0048】図6に示すように、図5のステップS24
で多湿気体温度検出手段14の検出温度が安定したこと
を判断すると、多湿気体温度検出手段14の検出温度が
41℃±0.5℃の範囲内か否かを判断し(ステップS
31)、多湿気体温度検出手段14の検出温度が41℃
−0.5℃よりも低ければ(ステップS32)、ポンプ
9の印加電圧を所定電圧増加させ(ステップS33)、
41℃+0.5℃よりも高ければ、ポンプ9の印加電圧
を所定電圧減少させる(ステップS34)。
【0049】ここで、ステップS31〜ステップS34
は、吹出し温度が実際に41℃±0.5℃の範囲内にな
っているかを判断するために多湿気体温度検出手段14
の検出温度をフィードバックして検証する制御手段31
内に備えられた補正部による温度補正のステップであ
り、これらの各ステップの動作を行うことにより、確実
に多湿気体温度検出手段14の検出温度が41℃±0.
5℃の範囲内に制御することが可能となる。
【0050】ステップS31で多湿気体温度検出手段1
4の検出温度が41℃±0.5℃の範囲内で、切替スイ
ッチ21が手動モードに切り替えられ(ステップS3
5)、吹出し温度調整つまみ22が高温側に調整される
と(ステップS36)、ポンプ9の印加電圧を所定電圧
増加させ(ステップS37)、吹出し温度調整つまみ2
2が低温側に調整されると(ステップS38)、ポンプ
9の印加電圧を所定電圧減少させる(ステップS3
9)。
【0051】次に、再び切替スイッチ21が自動モード
に切り替えらたか否かを判断し(ステップS40)、自
動モードに切り替えられると、図5のステップS23で
選択された印加電圧をポンプ9へ印加して(ステップS
42)、所定時間(例えば、20分)経過されていない
と判断すると(ステップS43)、ステップS31へ戻
る。
【0052】ステップS40で切替スイッチ21が自動
モードに切り替えられず、手動モードのままであれば、
所定時間(例えば、20分)経過されたか否かを判断し
(ステップS41)、所定時間経過されていなければス
テップS36へ戻るが、所定時間経過されれば、ポンプ
9、モータM、ヒータ13への通電を停止させて(ステ
ップS44)、一連の動作を終了する。同様に、ステッ
プS43で所定時間経過されれば、ポンプ9、モータ
M、ヒータ13への通電を停止させて(ステップS4
4)、一連の動作を終了する。
【0053】尚、図5及び図6において、停止スイッチ
18がオンされた場合には、上記ステップの動作中であ
ってもそのステップの動作を中止し、ステップS44の
動作を実施する。また、制御手段31が多湿雰囲気供給
装置Aに前述したような何らかの異常、故障が発生した
と判断した場合も同様に、ステップS44の動作を実施
する。この際、使用者への警告を促す手段として、ブザ
ー音やランプの点滅等で報知するように構成してもよ
い。
【0054】上述した内容はあくまで本発明の一実施形
態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定
されることを意味されるものでない。例えば、自動モー
ドと手動モードを切り替える切替手段として切替スイッ
チ21を設けたが、切替スイッチ21を設けずに運転開
始時は自動モードで吹出し口1から吹出される多湿気体
の吹出し温度が所定範囲内になるように制御し、吹出し
温度調整つまみ22が操作された時点で手動モードに切
り替わるように構成してもよい。
【0055】また、高温の多湿雰囲気が吹出し口1から
吹出されることを抑制する制御手段として、吹出し口1
に至る比較的長いバイパス路を別途設けて、運転開始か
ら所定時間が経過するまでは送風機2により高温の多湿
雰囲気をバイパス路に通して低温化するようにしたり、
あるいは、吹出し口1付近に外気を導入する導入口を設
けるとともにこの導入口を開閉する開閉弁を設けて、運
転開始から所定時間が経過するまでは開閉弁を開にして
導入口から外気を導入し、高温の多湿雰囲気を低温化す
るようにしてもよい。
【0056】更に、サウナ装置として、サウナドームC
に多湿雰囲気を供給するように説明したが、浴室や簡易
サウナ室等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサウナ装置の全体構
成図である。
【図2】多湿雰囲気発生装置の内部構成図である。
【図3】制御手段の記憶部が記憶しているデータテーブ
ルである。
【図4】リモコンの一実施形態に係る構成図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に係る制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
A…多湿雰囲気供給装置 B…連結部材 C…サウナドーム(身体収容体) 1…吹出し口 2…送風機 3…散水部 4…散水孔 5…熱交換部 7…温水供給部 9…ポンプ 14…吹出し温度検出手段 19…経過時間表示部 20…多湿気体温度表示部 21…切替スイッチ 22…吹出し温度調整つまみ 30…リモコン 31…制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 司城 辰夫 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 4C094 AA01 BB11 BB15 CC08 DD09 EE03 EE05 EE09 EE12 FF02 FF09 FF16 FF18 GG02 GG04 GG11 GG16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の温度の多湿気体または微細液体等
    の多湿雰囲気を供給する多湿雰囲気供給装置において、 前記所望の温度よりも高温の湯から発生する多湿雰囲気
    を供給経路から吹出し口に送る送風機と、前記高温の多
    湿雰囲気が前記吹出し口から吹出されることを抑制する
    制御手段と、を備えた多湿雰囲気供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多湿雰囲気供給装置にお
    いて、 前記高温の湯を貯留する温水供給部と、前記温水供給部
    に貯留している高温の湯を散水孔に供給するポンプと、
    を備えると共に、前記送風機は前記散水孔から散水され
    る高温の湯から発生する多湿雰囲気を前記吹出し口に送
    る構成とし、前記制御手段は、運転開始指令を受けると
    前記送風機を駆動開始してから所定時間経過後に前記ポ
    ンプの駆動を開始することを特徴とする多湿雰囲気供給
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多湿雰囲気供給装置にお
    いて、 前記吹出し口から供給される多湿雰囲気の温度を表示す
    る表示部を備えると共に、前記制御手段は、前記ポンプ
    の駆動が開始されてから前記温度を表示するように表示
    部に指令することを特徴とする多湿雰囲気供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の多湿雰囲気供給装置にお
    いて、 前記制御手段は、運転開始から所定時間が経過するまで
    の間は前記所望の温度より低温の多湿雰囲気を前記吹出
    し口から吹出すように制御することを特徴とする多湿雰
    囲気供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多湿雰囲気供給装置にお
    いて、 前記制御手段は、運転開始から所定時間が経過した後は
    前記所望の温度になるまで徐々に前記多湿雰囲気の温度
    が上昇するように制御することを特徴とする多湿雰囲気
    供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項4、5記載の多湿雰囲気供給装置
    において、 前記高温の湯を貯留する温水供給部と、前記温水供給部
    に貯留している高温の湯を散水孔に供給するポンプと、
    を備えると共に、前記送風機は前記散水孔から散水され
    る高温の湯から発生する多湿雰囲気を前記吹出し口に送
    る構成とし、前記制御手段は、前記散水孔からの散水量
    を増減するように前記ポンプに指令して前記多湿雰囲気
    の温度を変更することを特徴とする多湿雰囲気供給装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6記載の多湿雰囲気供給装
    置において、 前記散水孔から散水される高温の湯から発生する多湿雰
    囲気の量を促進する熱交換部を備えると共に、前記散水
    された高温の湯が前記熱交換部を介して、再び前記温水
    供給部へ戻る循環経路を設けたことを特徴とする多湿雰
    囲気供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7記載の多湿雰囲気供給装
    置において、 身体を収容する身体収容体内に前記多湿雰囲気を供給す
    る多湿雰囲気供給装置を用いたサウナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073336A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Tokyo Gas Co Ltd 蒸気発生装置
JP2011156139A (ja) * 2010-02-01 2011-08-18 Panasonic Corp 液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置

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JP2008073336A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Tokyo Gas Co Ltd 蒸気発生装置
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