JP5598027B2 - アルミニウム多孔質材およびその製造方法、アルミニウム多孔質材を電極集電体として用いた蓄電デバイス - Google Patents
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Description
また、請求項2記載の製造方法は、請求項1記載の製造方法において、多孔質基材の空隙率が50.0〜99.5%であり、かつ、空孔径が30〜2000μmであることを特徴とする。
また、請求項3記載の製造方法は、請求項1または2記載の製造方法において、めっき液のジアルキルスルホンとアルミニウムハロゲン化物の配合量が、ジアルキルスルホン10モルに対してアルミニウムハロゲン化物が1.5〜4.5モルであることを特徴とする。
また、請求項4記載の製造方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法において、多孔質基材が樹脂製、ガラス製、セラミックス製のいずれかであって、導電化処理されているものであることを特徴とする。
また、請求項5記載の製造方法は、請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法において、多孔質基材が導電性材料を用いて製造された導電性多孔質基材であることを特徴とする。
また、本発明の隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有するアルミニウムマトリックスからなり、マトリックス部材の内部が空洞である部分を少なくともその一部に有するアルミニウム多孔質材の製造方法は、請求項6記載の通り、多孔質基材の表面に、(1)ジアルキルスルホン、(2)アルミニウムハロゲン化物、(3)ハロゲン化アンモニウム、第一アミンのハロゲン化水素塩、第二アミンのハロゲン化水素塩、第三アミンのハロゲン化水素塩、一般式:R 1 R 2 R 3 R 4 N・X(R 1 〜R 4 は同一または異なってアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩からなる群から選択される少なくとも1つの含窒素化合物、を含有するめっき液を用いた電気アルミニウムめっきによってアルミニウム被膜を形成した後、多孔質基材を除去することを特徴とする。
また、本発明の隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有する多孔質基材の表面がアルミニウムで被覆されたマトリックスからなるアルミニウム多孔質材は、請求項7記載の通り、請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法によって製造されてなることを特徴とする。
また、本発明の隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有するアルミニウムマトリックスからなり、マトリックス部材の内部が空洞である部分を少なくともその一部に有するアルミニウム多孔質材は、請求項8記載の通り、請求項6記載の製造方法によって製造されてなることを特徴とする。
また、請求項9記載のアルミニウム多孔質材は、請求項7または8記載のアルミニウム多孔質材において、マトリックスを構成するアルミニウムの純度が90mass%以上であることを特徴とする。
また、本発明の蓄電デバイス用電極集電体は、請求項10記載の通り、請求項7乃至9のいずれかに記載のアルミニウム多孔質材からなることを特徴とする。
また、本発明の蓄電デバイス用電極は、請求項11記載の通り、請求項7乃至9のいずれかに記載のアルミニウム多孔質材に電極活物質を担持させてなることを特徴とする。
また、本発明の蓄電デバイスは、請求項12記載の通り、請求項11記載の蓄電デバイス用電極を用いて構成されてなることを特徴とする。
B 正極
C リチウムイオン二次電池ハーフセル
D 対極(リチウム金属)
E セパレータ
F 電解液(EC/DEC/LiPF6)
空隙率が75%で空孔径が30〜1000μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用い、トリアジンチオールでその表面を活性化してから無電解銅めっき(主成分:硫酸銅、液温:45℃、処理時間:20分)を行い、表面に銅被膜を形成することで導電化処理を行った。このようにして表面に銅被膜を形成した発泡ポリウレタンの断面写真を図1に示す。その後、表面に銅被膜を形成した発泡ポリウレタンに対して電気アルミニウムめっきを行い、本発明のアルミニウム多孔質材(表面がアルミニウムで被覆された発泡ポリウレタン)を得た。めっき液は、ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、塩化テトラメチルアンモニウムをモル比で10:3:1.2の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムと塩化テトラメチルアンモニウムをジメチルスルホンに溶解したものを90℃の温度で用いた。めっき処理は、陽極を純度99.99%のアルミニウム板、陰極を被処理物である表面に銅被膜を形成した発泡ポリウレタンとし、150rpmの攪拌速度でめっき液を攪拌しながら、4A/dm2の印加電流密度で30分間行った。マトリックスを構成するアルミニウムの純度は97.0mass%であった(ICP分析を用いた測定による。以下同じ)。
空隙率が50%で空孔径が30〜500μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用いること以外は実施例1と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が99%で空孔径が50〜2000μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用いること以外は実施例1と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が95%で空孔径が50〜1500μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用い、これを無電解ニッケルめっき用活性化処理液(メルプレートアクチベーター:メルテックス社製)に5分間浸漬して表面にパラジウム触媒を担持させてから無電解ニッケルめっき(主成分:硫酸ニッケル、還元剤として次亜リン酸を含有、液温:80℃、処理時間:20分)を行い、表面にニッケル被膜を形成することで導電化処理を行った。このようにして表面にニッケル被膜を形成した発泡ポリウレタンの断面写真を図2に示す。その後、表面にニッケル被膜を形成した発泡ポリウレタンに対して電気アルミニウムめっきを行い、本発明のアルミニウム多孔質材を得た。めっき液は、ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、トリメチルアミン塩酸塩をモル比で10:3:0.05の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムとトリメチルアミン塩酸塩をジメチルスルホンに溶解したものを95℃の温度で用いた。めっき処理は、陽極を純度99.99%のアルミニウム板、陰極を被処理物である表面にニッケル被膜を形成した発泡ポリウレタンとし、150rpmの攪拌速度でめっき液を攪拌しながら、5A/dm2の印加電流密度で20分間行った。得られたアルミニウム多孔質材の断面写真を図3に示す。マトリックスを構成するアルミニウムの純度は99.5mass%であった。
空隙率が50%で空孔径が30〜500μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用いること以外は実施例4と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が75%で空孔径が30〜1000μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用いること以外は実施例4と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、トリメチルアミン塩酸塩をモル比で10:3:0.5の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムとトリメチルアミン塩酸塩をジメチルスルホンに溶解しためっき液を用いること以外は実施例4と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を作製した。マトリックスを構成するアルミニウムの純度は99.9mass%であった。
ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、トリメチルアミン塩酸塩、塩化テトラメチルアンモニウムをモル比で10:3:0.3:1の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムとトリメチルアミン塩酸塩と塩化テトラメチルアンモニウムをジメチルスルホンに溶解しためっき液を用い、印加電流密度を10A/dm2とすること以外は実施例4と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を作製した。マトリックスを構成するアルミニウムの純度は99.8mass%であった。
ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、トリメチルアミン塩酸塩をモル比で10:4:0.5の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムとトリメチルアミン塩酸塩をジメチルスルホンに溶解しためっき液を用いること以外は実施例4と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を作製した。マトリックスを構成するアルミニウムの純度は99.9mass%であった。
空隙率が95%で空孔径が50〜1500μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用い、この表面にアルミニウム被膜を蒸着形成することで導電化処理を行った。アルミニウム被膜の蒸着形成は、エレクトロンビームガン真空蒸着装置を用い、1.2A、10kVで20分間処理することで行った。このようにして表面にアルミニウム被膜を蒸着形成した発泡ポリウレタンの断面写真を図4に示す。その後、表面にアルミニウム被膜を蒸着形成した発泡ポリウレタンに対して電気アルミニウムめっきを行い、本発明のアルミニウム多孔質材を得た。めっき液は、ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、トリメチルアミン塩酸塩をモル比で10:3:0.1の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムとトリメチルアミン塩酸塩をジメチルスルホンに溶解したものを90℃の温度で用いた。めっき処理は、陽極を純度99.99%のアルミニウム板、陰極を被処理物である表面にアルミニウム被膜を蒸着形成した発泡ポリウレタンとし、150rpmの攪拌速度でめっき液を攪拌しながら、5A/dm2の印加電流密度で20分間行った。マトリックスを構成するアルミニウムの純度は99.7mass%であった。
空隙率が50%で空孔径が30〜500μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用いること以外は実施例10と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が75%で空孔径が30〜1000μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用いること以外は実施例10と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が95%で空孔径が50〜1500μmである市販の導電性発泡ポリウレタン(炭素粒子を含むウレタンを原料に用いて成形されたもの)を多孔質基材として用い、電気アルミニウムめっきを直接行うこと以外は実施例10と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が95%で空孔径が50〜1500μmである市販の発泡ポリウレタンを多孔質基材として用い、その表面に銀粒子を含む導電ペースト(藤倉化成社製)を刷毛で塗布してから大気雰囲気中、150℃で30分間乾燥することで導電化処理を行った後、実施例10と同様にして電気アルミニウムめっきを行い、本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
市販の導電性樹脂を用いて製造された不織布を多孔質基材として用いること以外は実施例13と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
空隙率が60%で空孔径が30〜800μmである市販の導電性セラミックスを多孔質基材として用いること以外は実施例13と同様にして本発明のアルミニウム多孔質材を得た。
実施例1で得た本発明のアルミニウム多孔質材を大気雰囲気中、500℃で10分間熱処理した後、50℃の1Mの過硫酸アンモニウム水溶液をエッチング処理液として用いてここに30分間浸漬することにより、マトリックスに含まれる発泡ポリウレタンと銅被膜を除去した。発泡ポリウレタンと銅被膜が除去されたことは、マトリックス部材の断面観察によって内部が空洞である部分が存在することにより確認できた。
図5に示した工程に従って、電極集電体としての実施例1で得た本発明のアルミニウム多孔質材Aに、正極活物質としてLiCoO2を圧入法によって充填し(バインダ:ポリフッ化ビニリデン)、大気雰囲気中、100℃で24時間乾燥した後、プレス加工を行って圧縮成形することで電極Bを作製した。次に、電極Bを正極として用いた図5に示すリチウムイオン二次電池ハーフセルを組み立て、充放電試験によりその特性確認を行った。なお、対極にはリチウム金属を用い、電解液にはエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の混合溶媒に六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を電解質として溶解したものを用いた。その結果、本発明のアルミニウム多孔質材を電極集電体として用いた蓄電デバイスは良好な充放電挙動を示すことがわかった。
ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、塩化テトラメチルアンモニウムをモル比で10:2〜5:1.2の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムと塩化テトラメチルアンモニウムをジメチルスルホンに溶解することで調製しためっき液における、無水塩化アルミニウムの混合量とめっき液の融点との関係を図6に示す。図6から明らかなように、無水塩化アルミニウムの混合量がジメチルスルホン10モルに対して2.5〜4.1モルの場合にめっき液の融点は100℃以下になり、3.0〜3.9モルの場合にめっき液の融点は90℃以下になることがわかった。塩化テトラメチルアンモニウムの混合量を変化させた場合や、塩化テトラメチルアンモニウムに代えて他の含窒素化合物を混合した場合などにおいても同様の傾向を示し、アルミニウムハロゲン化物の混合量がジアルキルスルホン10モルに対して2.5〜4.0モルの場合にめっき液の融点は100℃以下になることから、このような融点が100℃以下のめっき液は、樹脂製の多孔質基材のように高温に晒されると変形や変質の恐れのある多孔質基材に対して電気アルミニウムめっきを100℃以下の温度で行うことができるという点において有用であることがわかった。
ジメチルスルホン、無水塩化アルミニウム、塩化テトラメチルアンモニウムをモル比で10:3:0〜1.5の割合で混合し、混合物の温度をジメチルスルホンの融点である110℃を超える温度まで昇温して無水塩化アルミニウムと塩化テトラメチルアンモニウムをジメチルスルホンに溶解することで調製しためっき液における、塩化テトラメチルアンモニウムの混合量とめっき液のイオン伝導度との関係を図7に示す。図7から明らかなように、塩化テトラメチルアンモニウムの混合量が増加するにつれてイオン伝導度が上昇することがわかった。無水塩化アルミニウムの混合量を変化させた場合や、塩化テトラメチルアンモニウムに代えて他の含窒素化合物を混合した場合などにおいても同様の傾向を示したことから、めっき液に含窒素化合物を配合することで、多孔質基材に対して電気アルミニウムめっきを行う際の印加電圧の低減化を図ることができることがわかった。
Claims (12)
- 隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有する多孔質基材の表面がアルミニウムで被覆されたマトリックスからなるアルミニウム多孔質材の製造方法であって、多孔質基材の表面に、(1)ジアルキルスルホン、(2)アルミニウムハロゲン化物、(3)ハロゲン化アンモニウム、第一アミンのハロゲン化水素塩、第二アミンのハロゲン化水素塩、第三アミンのハロゲン化水素塩、一般式:R 1 R 2 R 3 R 4 N・X(R 1 〜R 4 は同一または異なってアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩からなる群から選択される少なくとも1つの含窒素化合物、を含有するめっき液を用いた電気アルミニウムめっきによってアルミニウム被膜を形成することを特徴とする製造方法。
- 多孔質基材の空隙率が50.0〜99.5%であり、かつ、空孔径が30〜2000μmであることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
- めっき液のジアルキルスルホンとアルミニウムハロゲン化物の配合量が、ジアルキルスルホン10モルに対してアルミニウムハロゲン化物が1.5〜4.5モルであることを特徴とする請求項1または2記載の製造方法。
- 多孔質基材が樹脂製、ガラス製、セラミックス製のいずれかであって、導電化処理されているものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法。
- 多孔質基材が導電性材料を用いて製造された導電性多孔質基材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の製造方法。
- 隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有するアルミニウムマトリックスからなり、マトリックス部材の内部が空洞である部分を少なくともその一部に有するアルミニウム多孔質材の製造方法であって、多孔質基材の表面に、(1)ジアルキルスルホン、(2)アルミニウムハロゲン化物、(3)ハロゲン化アンモニウム、第一アミンのハロゲン化水素塩、第二アミンのハロゲン化水素塩、第三アミンのハロゲン化水素塩、一般式:R 1 R 2 R 3 R 4 N・X(R 1 〜R 4 は同一または異なってアルキル基、Xは第四アンモニウムカチオンに対するカウンターアニオンを示す)で表される第四アンモニウム塩からなる群から選択される少なくとも1つの含窒素化合物、を含有するめっき液を用いた電気アルミニウムめっきによってアルミニウム被膜を形成した後、多孔質基材を除去することを特徴とする製造方法。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の製造方法によって製造されてなることを特徴とする、隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有する多孔質基材の表面がアルミニウムで被覆されたマトリックスからなるアルミニウム多孔質材。
- 請求項6記載の製造方法によって製造されてなることを特徴とする、隣接する空孔同士が繋がることによって形成された三次元網目状構造を有するアルミニウムマトリックスからなり、マトリックス部材の内部が空洞である部分を少なくともその一部に有するアルミニウム多孔質材。
- マトリックスを構成するアルミニウムの純度が90mass%以上であることを特徴とする請求項7または8記載のアルミニウム多孔質材。
- 請求項7乃至9のいずれかに記載のアルミニウム多孔質材からなることを特徴とする蓄電デバイス用電極集電体。
- 請求項7乃至9のいずれかに記載のアルミニウム多孔質材に電極活物質を担持させてなることを特徴とする蓄電デバイス用電極。
- 請求項11記載の蓄電デバイス用電極を用いて構成されてなることを特徴とする蓄電デバイス。
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