JP5596108B2 - ワイパーアーム - Google Patents

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Description

本発明は、アームヘッドにアーム本体を回動可能に連結したワイパーアームに関し、特に、必要に応じてアーム本体の回動角度を適切に制限し得るようにしたワイパーアームに関する。
ワイパー装置に備えられるワイパーアームは、一般に、アームヘッドと、アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体であるリテーナと、アームヘッドとリテーナの間に配置されるリターンスプリングとから構成される。
アームヘッドは、ワイパーアームの基端部分を構成する部材であり、ワイパー装置の駆動手段(駆動モータ)に連係される。
リテーナは、ワイパーブレードを保持する長尺の保持部材であり、その先端部にワイパーブレードとの連結構造を備えるとともに、その基端部において、アームヘッドに対して連結軸を介して軸支されることにより、アームヘッドからほぼ水平方向に真っ直ぐ延びる使用位置と、アームヘッドに対して起立した起立位置との間で、回動可能となっている。このような構成により、ワイパー装置の使用時においては、リテーナを使用位置に配置することにより、リテーナに保持されたワイパーブレードを被払拭面(例えば自動車のガラス面)に沿って配置できる一方、洗車時等においては、リテーナを起立位置に配置することにより、リテーナに保持されたワイパーブレードを被払拭面から離れた位置に配置できるようになっている。
リターンスプリングは、リテーナが使用位置付近にあるときには、リテーナを使用位置に引き戻すように作用する一方、リテーナが起立位置付近にあるときには、リテーナを起立位置に引き戻すように作用する。したがって、ワイパー装置の使用状態(払拭作業中)においては、リテーナは使用位置付近にあるため、リターンスプリングは、リテーナを使用位置側に引き戻すように作用し、ワイパーアームに保持されたワイパーブレードは、被払拭面に対して適度の押し付け力で押し付けられる。一方、洗車時等には、リテーナを起立位置に配置することにより、リターンスプリングのバネ力によりリテーナが起立位置に保持され続けるようになっている(いわゆるロックバック状態)。
ところで、自動車の洗車を行う洗車装置には、ワイパーアームをロックバック状態とせず、リテーナを使用位置に配置したままで洗車を行うタイプのものがある。このような洗車装置による洗車時においては、洗浄用の部材がワイパーブレードやワイパーアームと接触する結果、リテーナを使用位置から起立位置方向に動かしてしまうことがある。この場合、動かされたリテーナの回動角度が、リターンスプリングがリテーナを起立位置側に付勢する状態に切り換わる角度にまで達してしまうと、リターンスプリングのバネ力により、ワイパーアームが勢いよくロックバック状態とされてしまい、結果として、ワイパーアームが損傷してしまう恐れがある。
このような問題点に対応するため、特開2002−362326号公報には、アーム部材(リテーナ)の回動を規制する回動規制手段を備えたワイパーアームが提案されている。この公報のワイパーアームにおいては、アームヘッドを被覆するヘッドカバーにストッパ壁を設けることにより、このストッパ壁がアーム部材と干渉して、アーム部材の回動が所定角度以内に制限されるようになっている。
特開2002−362326号公報
しかしながら、上記公報のワイパーアームにおいては、回動規制のためのストッパ壁がヘッドカバーに対して一体に形成されているので、ワイパーアームをロックバックするときには、アームヘッドからヘッドカバーを取り外す必要がある。このため、洗車時等にロックバックを行うような使用環境でワイパーアームを使用するときには、ロックバックを行う毎に、アームヘッドからヘッドカバーを取り外す必要があり、面倒である。また、このような面倒を避けるため、洗車時にロックバックを行わない使用環境(例えばヨーロッパ市場)では、ストッパ壁付きのヘッドカバーを備えたワイパーアームを提供し、洗車時にロックバックを行う使用環境(例えば日本市場)では、ストッパ壁を有さないヘッドカバーを備えたワイパーアームを提供するのでは、同一種のワイパーアームに対して、2種類のヘッドカバーを用意しなければならなくなり、非効率である。
また、上記公報には、他の実施形態として、ヘッドカバーに代えて、回動規制機能を有するキャップを備えたワイパーアームが開示されている。この実施形態において、キャップは、アーム部材の回動位置を制限するための配置と、アーム部材を起立位置まで回動可能とするための配置を、選択的にとり得るようになっている。しかしながら、このような特別な構成を有するキャップを用いるのでは、ワイパーアームの構成に大幅な変更を加える必要があり、コストアップを招いてしまう。また、洗車時にロックバックを行う使用環境で用いられるワイパーアームには、そもそも、このような複雑な構成のヘッド自体が不要である。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、アームヘッドにアーム本体を回動可能に連結したワイパーアームにおいて、ロックバック可能なワイパーアームからの変更を最小限としつつ、必要に応じてアーム本体の回動角度を適切に制限できるワイパーアームを提供することを目的とする。
本発明は、ワイパーブレードを保持可能なアーム本体と、前記アーム本体を使用位置と起立位置の間で回動可能であるように連結軸を介して軸支するアームヘッドとを備えたワイパーアームにおいて、前記アームヘッドに対してピボット軸を介して軸支された回動規制部材を備え、前記回動規制部材は、前記ピボット軸周りの回動により、前記アーム本体との当接により前記アーム本体の回動角度を制限する回動規制位置と、前記アーム本体の回動角度を制限することのない回動許容位置とに選択的に配置され得るようになっており、前記アームヘッドは、前記回動規制部材が前記回動規制位置にあるときに前記回動規制部材が載置される台座部を備え、回動規制時に前記アーム本体から前記回動規制部材に及ぼされる力のワイパーアームの長手方向に垂直な方向への分力を前記台座部で支持するようにし、前記回動規制位置において、前記アーム本体は、前記回動規制部材に対して前記台座部と反対側から当接し、前記アームヘッドは、アームヘッド本体と、前記アームヘッド本体を被覆するヘッドカバーとを備え、前記回動規制部材は、前記ヘッドカバーの内側に収容されている。
前記回動規制部材と前記台座部の一方に嵌合凸部を備えるとともに、前記回動規制部材と前記台座部の他方に嵌合凹部を備え、前記回動規制部材が前記回動規制位置に配置されたときに、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合するようにしてもよい。
前記アームヘッドは、前記ワイパーアームの長手方向と略垂直な支持面を備え、前記回動規制部材が前記回動規制位置にあるときに、前記回動規制部材が前記支持面と当接することにより、回動規制時に前記アーム本体から前記回動規制部材に及ぼされる力のワイパーアームの長手方向への分力を前記支持面により支持するようにしてもよい。
前記台座部は、前記アーム本体が起立位置にあるときに前記アーム本体と当接することにより、前記アーム本体を起立位置に保持するようになっていてもよい。
前記アームヘッドは、前記アーム本体の基端部の両側に配置される一対のヘッド腕部を備え、前記ピボット軸は、前記一対のヘッド腕部の内側面に設けられていてもよい。
前記アームヘッドは、前記回動規制部材が装着される装着部を備え、前記ピボット軸は、前記装着部の両側側面に設けられていてもよい。
前記回動規制部材は、前記アームヘッドに対して着脱可能であってもよい。
前記ヘッドカバーは、前記回動規制部材が前記回動規制位置に配置することにより、前記アームヘッド本体の全体を被覆することができるようになっていてもよい。
本発明によれば、ワイパーアーム(例えばワイパーアーム1)は、アーム本体(例えばリテーナ3)の所定角度を超えての回動を規制する回動規制部材(例えば、回動規制部材30)を備え、回動規制部材が、ピボット軸(例えばピボット軸16)の周りで回動することにより、回動規制位置と回動許容位置をとり得るようにしたので、通常は、回動規制位置に配置した回動規制部材により、アーム本体の回動角度を所定角度以内に適切に制限し、洗車時等における意図しないロックバックによってワイパーアームが破損してしまうような事態を有効に防止できる一方、回動規制部材を回動許容位置へと回動させる簡単な操作を行うだけで、必要に応じて、アーム本体を起立位置として、ワイパーアームをロックバック状態とすることもできる。
また、本発明のワイパーアームは、従来構造のワイパーアームと比較して、ピボット軸を備え、このピボット軸に対して回動規制部材を装着するだけで構成できるので、従来構造のワイパーアームからの構成の変更が必要最小限で済み、アーム本体の回動規制機能付きのワイパーアームを低コストで提供できる。
また、ワイパーアームは、回動規制部材を取り外した場合、従来構造のワイパーアームと比較して、ピボット軸が設けられている点でのみ異なるもので、極めて小さな構造上の差異しか有していない。したがって、ワイパーアームの製造及び販売においては、ピボット軸を備えたワイパーアームを製造したうえで、アーム本体の回動制限が必要とされる市場に対しては、回動規制部材を備えた状態のワイパーアームを販売する一方で、アーム本体の回動角度制限が必要とされない市場に対しては、回動規制部材を備えない状態のワイパーアームを販売することも可能である。したがって、回動制限付きと回動制限無しのワイパーアームを区別なく製造することができ、製造コストを削減できる。
また、回動規制位置において、回動規制部材が台座部(例えば台座部17)上に載置されるようにすれば、回動規制時にアーム本体から回動規制部材に及ぼされる力のワイパーアームの長手方向に垂直な方向(上下方向)への分力を台座部で適切に支持することができるので、回動規制のための構造に十分な強度を与えることができ、回動規制部材によるアーム本体の支持を確実に行い得る。
また、回動規制位置において、回動規制部材と台座部の一方に設けた嵌合凸部(例えば嵌合凹部34)に、回動規制部材と台座部の他方に設けた嵌合凹部(例えば嵌合凹部17B)に嵌合するようにすれば、回動規制位置における回動規制部材の位置が安定し、回動規制のための構造の強度を向上させることができる。
また、アームヘッドにワイパーアームの長手方向と略垂直な支持面(例えば支持面11A)を備え、回動規制位置において、回動規制部材が支持面と当接するようにすれば、
回動規制時にアーム本体から回動規制部材に及ぼされる力のワイパーアームの長手方向への分力を支持面により適切に支持することができるので、回動規制のための構造に十分な強度を与えることができ、回動規制部材によるアーム本体の支持を確実に行い得る。
支持するようにしてもよい。
また、回動規制部材をアームヘッドに対して着脱可能とすれば、ワイパーアームは、それが用いられる使用環境に応じて回動規制部材を着脱することにより、他の構成を特に変更することなく、ロックバック可能なワイパーアームとしても、またリテーナ3の回動範囲が制限されるワイパーアームとしても用いることができる。したがって、ワイパーアームの使用者は、その使用環境に応じて、回動規制部材の着脱をすることにより、使用者側でワイパーアームの機能変更を自由に行うことができるので、ワイパーアームの使用における自由度及び利便性が向上する。
また、アームヘッドに、アームヘッド本体(例えばアームヘッド本体2)とアームヘッド本体を被覆するヘッドカバー(例えばヘッドカバー4)とを備え、回動規制部材がヘッドカバーの内側に収容されるようにすれば、回動規制部材を完全に隠された状態とすることができるので、従来のワイパーアームの外観を全く変更することなく、回動規制機能付きのワイパーアームを提供できる。
本発明の第1の実施形態におけるワイパーアームを示す側断面図であり、回動規制部材が回動規制位置に配置され、リテーナが使用位置に配置された状態を示す図である。 同じくワイパーアームを示す側面図であり、リテーナが使用位置に配置された状態を示す図である。 同じくワイパーアームを示す側断面図であり、回動規制位置に配置された回動規制部材によりリテーナの回動が規制されている状態を示す図である。 同じくワイパーアームを示す側断面図であり、回動規制部材が回動許容位置に配置され、リテーナが使用位置に配置された状態を示す図である。 同じくワイパーアームを示す側断面図であり、回動規制部材が回動許容位置に配置され、リテーナが起立位置に配置された状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す斜視図であり、回動規制部材を取り外した状態を示す図である。 同じく回動規制部材を示す斜視図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す斜視図であり、回動規制部材が装着された状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す側面図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す断面図であり、図9のA−A断面を示す。ある。 同じくワイパーアームの基端部分を示す側断面図であり、回動規制位置にある回動規制部材によりリテーナの回動が規制されている状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す側断面図であり、回動規制部材が回動許容位置に配置され、リテーナが使用位置に配置された状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す側断面図であり、回動規制部材が回動許容位置に配置され、リテーナが起立位置に配置された状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるワイパーアームの基端部分を示す斜視図であり、回動規制部材を取り外した状態を示す図である。 同じく回動規制部材を示す斜視図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す斜視図であり、回動規制部材が装着された状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す側面図である。 同じくワイパーアームの基端部分を示す断面図であり、図17のB−B断面を示す。ある。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
図1から図5には、本発明の第1実施形態におけるワイパーアーム1を示す。
図示されるように、ワイパーアーム1は、アームヘッド本体2と、アームヘッド本体2に対して回動可能に連結されたリテーナ3と、アームヘッド本体2を被覆するヘッドカバー4と、アームヘッド本体2とリテーナ3の間に配置されたリターンスプリング5とを備えている。本実施形態において、アームヘッド本体2、リテーナ3及びヘッドカバー4は、いずれも、ほぼ全体が樹脂により成形されている。なお、本実施形態では、リテーナ3が、特許請求の範囲におけるアーム本体を構成しており、またアームヘッド本体2とヘッドカバー4が、特許請求の範囲におけるアームヘッドを構成している。
アームヘッド本体2は、ワイパーアーム1の基端側に配置される部材であり、ヘッド基部11と、ヘッド基部11から前方(リテーナ3側)に延びる一対のヘッド腕部12とを備えている(図6等参照)。一対のヘッド腕部12の間には、ワイパーアーム1の長手に対して横断方向に延びる連結軸14が備えられ、この連結軸14に対してリテーナ3が軸支されている。また、ヘッド基部11には、上下方向に貫通する駆動軸穴13が形成されており、この駆動軸穴13に取り付けられた駆動軸(図示せず)を介して、ワイパーアームと駆動手段(図示せず)が連係されるようになっている。また、ヘッド基部11の前面部分は、後述する回動規制部材30が当接して支持され得る支持面11Aとなっている。
リテーナ3は、ワイパーアーム1の主要部分を構成する長尺部材であり、その基端部21がアームヘッド2の一対のヘッド腕部12の間に配置されている(図6等参照)。基端部21には、左右方向に貫通する連結軸穴22が形成されており、この連結軸穴22に、アームヘッド本体2の連結軸14が嵌合することにより、リテーナ3がアームヘッド本体2に対して軸支されている。これにより、リテーナ3は、アームヘッド本体2からほぼ水平方向に向けて真っ直ぐに延びる使用位置(図1及び図2に示す位置)と、アームヘッド本体2に対して上方に起立した起立位置(図5に示す位置)との間で、連結軸14周りの回動を行い得るようになっている。
また、リテーナ3の基端部21の後縁には、下方を向く段形状に切り欠かれた当接段部23が形成されている。詳しくは後述するように、この当接段部23は、リテーナ30の回動規制を行うために、回動規制部材30が当接する部分となっている。
また、リテーナ3の先端部24には、保持凹部25が設けられている。この保持凹部25に対して、図示されないワイパーブレードが装着されることにより、ワイパーアーム1にワイパーブレードが保持されるようになっている。
リターンスプリング5は、引っ張りバネであり、その基端部5Aが、アームヘッド本体2の係止ピン15に、また先端部5Bが、リテーナ3の係止部26に、それぞれ係止されている。リターンスプリング5のバネ力は、リテーナ3が使用位置付近にある場合には、リテーナ3を使用位置方向(図1から図5における反時計回り方向)に回動させるように作用する一方、リテーナ3が起立位置付近にある場合には、リテーナ3を起立位置方向(図1から図5における時計回り方向)に回動させるように作用する。
ワイパー装置の使用時(払拭作業時)おいては、リテーナ3を使用位置とすることで、リテーナ3に保持されたワイパーブレード(図示せず)は、被払拭面(例えば自動車のガラス面)に沿って配置される。この状態で、ワイパーブレードが被払拭面に押し付けられ、リテーナ3がわずかに回動すると、リターンスプリング5は、リテーナ3に対して使用位置に引き戻す方向の力を与える。これにより、リテーナ3の先端部24に保持されたワイパーブレードは、リターンスプリング5のバネ力に応じた適度な押し付け力で、被払拭面に押し付けられることになる。
一方、洗車時等においては、リテーナ3に保持されたワイパーブレードを被払拭面から引き離すように、リテーナ3を起立位置に配置すると、リターンスプリング5のバネ力は、リテーナ3を起立位置に保持するように作用する。これにより、ワイパーアーム1は、リテーナ3が起立位置に保持された状態(いわゆるロックバック状態)に維持されることになる。
本実施形態のワイパーアーム1は、このようなリテーナ3の回動を、適度な範囲に制限するための回動規制部材30を備えている。回動規制部材30は、アームヘッド本体2に設けられたピボット軸16に対して回動可能に装着され、ピボット軸16の周りの回動により、図1及び図3に示す回動規制位置と、図4及び図5に示す回動許容位置とをとり得るようになっている。
回動規制位置において、回動規制部材30は、ワイパーアーム1の長手方向に沿って、配置され、リテーナ3に対して近接した位置にあり、アームヘッド本体2に設けられた台座部17上に載置されている。これにより、図3に示すように、リテーナ3が所定角度だけ回転すると、リテーナ3の後縁の当接段部23が回動規制部材30と当接する結果、リテーナ3の所定角度を超えての回動が規制されるようになっている。なお、回動規制部材30が回動規制位置にあるとき、ヘッドカバー4は、アームヘッド本体2の全体を覆うように、アームヘッド本体2に対して完全に装着され得るようになっている。
一方、回動許容位置において、回動規制部材30は、ワイパーアーム1の長手方向に対して起立した配置をとり、リテーナ3から離れた位置に配置される。この結果、リテーナ3は、回動時に回動規制部材30と接触することはなく、リテーナ3の回動が回動規制部材30により規制されることはなくなるので、リテーナ3は、図5に示すような起立位置まで回動して行けるようになる。なお、回動規制部材30を回動許容位置に配置する場合には、回動規制部材30が起立方向に回動していく空間を確保するために、ヘッドカバー4を、上方にずらした位置に配置する。
次に、図6から図10に基づいて、本実施形態のワイパーアーム1における回動規制部材30及び回動規制部材30と関連する構成を、より詳細に説明する。
図6には、回動規制部材30が装着されていない状態のワイパーアーム1の基端部分を示す。図示されるように、アームヘッド本体2の両側のヘッド腕部12は、それぞれ、その内側面12Aから横方向に突出した突起部であるピボット軸16を備えている。上述のように、このピボット軸16には、回動規制部材30が軸支されるようになっている(図10等参照)。
また、アームヘッド本体2は、一対のヘッド腕部12の間に、左右一対の台座部17を備えている。一対の台座部17は、回動規制部材30を下方から支持する台座となる部分であり、互いに所定の間隔をもって、ヘッド腕部12とほぼ平行に配置されている。一対の台座部17の間には、係止ピン15が架け渡されており、リターンスプリング5の先端部5Bが、この係止ピン15に係止されている。
また、台座部17の上面17Aの一部には、上方に隆起した嵌合凸部17Bが形成されている。後述するように、嵌合凸部17Bは、回動規制部材30が台座部17の上に載置されたとき、回動規制部材30の嵌合凹部34と嵌合するようになっている。
このように、台座部17は、回動規制部材30が載置される台座として機能するものであるが、リテーナ3を起立位置に配置した場合には、リテーナ3の基端部21が当接することにより、リテーナ3を適切な起立位置に保持する支持部としても機能するものである。すなわち、台座部17は、回動規制部材30を有さない従来のワイパーアームにも備えられていた構成である。本実施形態においては、台座部17を回動規制部材30の台座としても用いることにより、従来のワイパーアームからの構成の変更を、必要最小限としている。
図7には、回動規制部材30を取り出して示す。図示されるように、回動規制部材30は、両側の側面31を備えている。回動規制部材30の横幅(両側の側面31間の間隔)は、アームヘッド本体2の一対のアーム腕部12間の間隔とほぼ等しいものとなっている。
回動規制部材30の両側側面31の後縁付近には、それぞれ、アームヘッド本体2のピボット軸16が嵌合するピボット軸穴32が形成されている。ピボット軸穴32の周囲には、略U字型の凹部32Aが延設されており、この凹部32Aの下側部分が開放端となっている。なお、図7には、片側の側面31及びピボット軸穴32のみが示されている。
回動規制部材30の前縁付近には、回動規制部材30の上面から上方に延び出す当接突起部33が形成されている。この当接突起部33は、回動規制部材30が回動規制位置にあるときに、リテーナ3の当接段部23に当接する部分であり、リテーナ3の当接段部23に嵌合する角型形状を有している。
回動規制部材30の前縁付近の下側には、嵌合凹部34が形成されている。この嵌合凹部34は、回動規制部材30がアームヘッド本体2の台座部17上に載置されたとき、台座部17の嵌合凸部17Bと嵌合するようになっている。なお、本実施形態では、回動規制部材30に嵌合凹部34を設け、台座部17に嵌合凸部17Bを設けるようにしたが、これとは逆に、回動規制部材30に嵌合凸部を設け、台座部17に嵌合凹部を設けるようにすることも可能である。
回動規制部材30の後縁には、平坦な後端面35が設けられている。この後端面35は、回動規制部材30が回動規制位置にあるとき、アームヘッド本体2のヘッド基部11の支持面11Aに当接する部分となっている(図11参照)。
回動規制部材30の上面には、上方に向けて延設された延設部36が設けられている。この延設部36は、回動規制部材30が回動許容位置に配置されたとき、ヘッド基部11の上面に当接して、回動規制部材30を回動許容位置に保持する機能を果たすものである。(図12等参照)。
図8から図10には、アームヘッド本体2に回動規制部材30を装着した状態を示す。図示されるように、回動規制部材30の両側のピボット軸穴32には、それぞれアームヘッド本体2の両側のピボット軸16が嵌合している。これにより、回動規制部材30は、アームヘッド本体2の両側のヘッド腕部12の間に配置され、ヘッドカバー4の内側に収容された状態となり、また、ピボット軸16の周りで軸回転可能となっている。この場合、ピボット軸穴32は、下端に開放端を有するU字型凹部32Aを有しているので、アームヘッド本体2への回動規制部材30の装着時には、ピボット軸16は、凹部32Aの開放端を通ってピボット軸穴32内に導入される。したがって、アームヘッド本体2への回動規制部材30の着脱は、極めて容易に行うことができる。
次に、図11から図13に基づいて、本実施形態のワイパーアーム1の作用について説明する。
リテーナ3の回動角度を所定角度以内に制限すべき場合(ワイパーアーム1がロックバック状態となることを防止すべき場合)においては、図11に示すように、回動規制部材30を回動規制位置に配置する。回動規制位置において、回動規制部材30は、ワイパーアーム1の長手方向に沿って配置され、台座部17の上面17A及び嵌合凸部17Bの上に載置された状態となる。この場合、回動規制部材30の嵌合凹部34は、台座部17の嵌合凸部17Bが嵌合した状態となり、また、回動規制部材30の後端面35は、ヘッド基部11の支持面11Aに当接して後方からから支持される。したがって、回動規制部材30は、ぐらつくことなく、回動規制位置に適切に保持される。
一方、回動規制部材30の当接突起部33は、リテーナ3側に配置されている。これにより、図11に示すように、リテーナ3がアームヘッド2に対して所定角度の回動をすると、回動規制部材30の当接突起部33がリテーナ3の当接段部23に当接し、この結果、リテーナ3の所定角度を超えての回動が阻止されるようになっている。このようにして、ワイパー装置の使用(被払拭面の払拭作業)に伴うリテーナ3の小さな回動は許容される一方、リテーナ3の所定角度を超えての回動は制限されるようになっている。
また、回動規制位置において、回動規制部材30は、台座部17の上面17A及び嵌合凸部17Bによって、台座部17により下方から支持されているとともに、後端面35がヘッド基部11の前面である支持面11Aに当接することによって、ヘッド基部11により後方から支持されている。したがって、回動規制部材30によりリテーナ3の回動を規制する場合、リテーナ3から回動規制部材30に加わる力の上下方向(ワイパーアーム1の長手方向と上下に直交する方向)と前後方向(ワイパーアーム1の長手方向)の分力は、それぞれ、台座部17とヘッド基部11により適切に受け止められる。よって、回動規制時において、回動規制部材30は、リテーナ3を確実に支持することができるようになっている。
一方、ワイパーアーム1をロックバック状態とする場合(リテーナ3を起立状態とする場合)には、図12に示すように、回動規制部材30をピボット軸16の周りで起立方向に回転させることにより、回動規制部材30を回動許容位置に配置する。回動許容位置において、回動規制部材30は、ワイパーアーム1の長手方向に対して起立状態にあり、リテーナ3の基端部21から離れた位置に配置されているので、図13に示すように、リテーナ3が起立位置に向けて回動したときでも、回動規制部材30とリテーナ3が干渉することはない。したがって、回動規制部材30を回動させるという簡単な操作だけで、必要に応じて、リテーナ3は起立位置まで回動させることにより、ワイパーアーム1をロックバック状態とすることが可能となる。
回動許容位置において、回動規制部材30の延設部36は、ヘッド基部11の上面11Bに当接して、下側から支持されている。これにより、回動規制部材30は、回動規制位置を超えて余計な回動をすることはなく、回動規制位置において適切に保持されるようになっている。
なお、リテーナ3が起立位置に達すると、リテーナ3の基端部21の当接段部23は、台座部17の嵌合凹部17Bと係合する。この係合により、リテーナ3の起立位置を超えての回動が禁止され、リテーナ3の位置は、起立位置において適切に保持されるようになっている。
以上のように、本実施形態のワイパーアーム1によれば、リテーナ3の所定角度を超えての回動を規制する回動規制部材30を備え、回動規制部材30が、アームヘッド本体2に設けたピボット軸16の周りで回動することにより、回動規制位置と回動許容位置をとり得るようにしたので、通常は、回動規制位置に配置した回動規制部材30により、リテーナ3の回動角度を所定角度以内に適切に制限する一方、必要に応じて、回動規制部材30を回動許容位置へと回動させることにより、リテーナ3を起立位置まで回動可能とできる。したがって、通常は、リテーナ3の制限範囲を超えての回動が適切に防止され、洗車時等における意図しないロックバックによってワイパーアーム1が破損してしまうような事態が有効に防止される一方、回動規制部材30の回動という簡単な操作を行うだけで、必要に応じて、ワイパーアーム1をロックバック状態とすることもできる。
また、回動規制位置において、回動規制部材30は、台座部17の上面17A及び嵌合凸部17B上に載置され、更に、嵌合凹部34が台座部17の嵌合凸部17Bと嵌合することによって、台座部17の上面17A及び嵌合凸部17Bにより下方から支持されるとともに、後端面35がヘッド基部11の支持面11Aに当接することによって、ヘッド基部11の支持面11Aにより後方から支持される。したがって、リテーナ3から回動規制部材30に加わる力の上下方向(ワイパーアーム1の長手方向と直交する方向)と前後方向(ワイパーアーム1の長手方向)の分力は、それぞれ、台座部17とヘッド基部11により適切に受け止められる。よって、回動規制のための構造には、十分な強度が確保され、確実な回動規制を行うことができる。
また、回動規制部材30を回動規制位置に配置すれば、ヘッドカバー4は、アームヘッド本体2に対して完全に装着された状態(アームヘッド本体2の全体を覆った状態)とでき、回動規制部材30は、ヘッドカバー4の内側に完全に隠された状態とすることができるので(図2参照)、ワイパーアーム1の外観を全く変更することなく、回動規制機能付きのワイパーアーム1を提供できる。
また、回動規制部材30は、アームヘッド2に対して容易に着脱することができるので、ワイパーアーム1がロックバック状態となるのを許容すべき使用環境においては、アームヘッド本体2から回動規制部材30を取り外した状態で、ワイパーアーム1を使用することができる。すなわち、ワイパーアーム1は、それが用いられる使用環境に応じて回動規制部材30を着脱することにより、他の構成を特に変更することなく、ロックバック可能なワイパーアームとしても、またリテーナ3の回動範囲が制限されるワイパーアームとしても用いることができる。したがって、ワイパーアーム1の使用者は、その使用環境に応じて、回動規制部材30の着脱をすることにより、使用者側でワイパーアーム1の機能変更を自由に行うことができるので、ワイパーアームの使用における自由度及び利便性が向上する。
また、本実施形態のワイパーアーム1は、従来構造のワイパーアームと比較して、アームヘッド2のヘッド腕部12にピボット軸16を設け、このピボット軸16に対して回動規制部材30を装着するだけで構成できる。したがって、従来構造のワイパーアームからの構成の変更が必要最小限で済み、リテーナ3の回動規制機能付きのワイパーアーム1を低コストで提供できる。
また、ワイパーアーム1は、回動規制部材30を取り外した場合、従来構造のワイパーアームと比較して、アームヘッド2のヘッド腕部12の内側面12Aに、小さな突起部であるピボット軸16が設けられている点でのみ異なるもので、極めて小さな構造上の差異しか有していない。したがって、ワイパーアームの製造及び販売においては、ピボット軸16を備えたワイパーアーム1を製造したうえで、リテーナ3の回動制限が必要とされる市場(例えばヨーロッパ市場)に対しては、回動規制部材30を備えた状態のワイパーアーム1を販売する一方で、リテーナ3の回動角度制限が必要とされない市場(例えば日本市場)に対しては、回動規制部材30を備えない状態のワイパーアーム1を販売することも可能である。したがって、回動制限付きと回動制限無しのワイパーアームを区別なく製造することができ、製造コストを削減できる。
図14から図18には、本発明の第2の実施形態を示す。
図14に示すように、本実施形態のワイパーアーム41は、アームヘッド42の上面に設けられた装着部43を備えている。装着部43の両側の側面44には、側方に突出したピボット軸45が設けられている。
図15に示すように、本実施形態の回動規制部材50は、上面部51と、上面部51の両側から下方に延び出す一対の側面部52とを備えた略U字型部材である。両側の側面部52には、それぞれ、ピボット軸穴53が形成されている。また、上面部51からは、上方に当接突起部54が延び出している。
図16から図18には、回動規制部材50を装着部43に装着した状態を示す。図示されるように、装着部43の左右のピボット軸45は、それぞれ、回動規制部材50の左右のピボット軸穴53に嵌合する。これにより、回動規制部材50は、装着部43に対して、ピボット軸45周りで回動可能に軸支される。この結果、回動規制部材50は、図16から図18に示すような起立状態の回動規制位置と、リテーナ46から離れる方向に回動して倒れた状態となった回動許容位置(図示せず)との間で回動し得るようになっている。
回動規制位置において、回動規制部材50の当接突起部54は、リテーナ46に近接した位置に配置されるので、リテーナ3を所定角度回動させると、リテーナ3の後端部47が回動規制部材50の突起部54に当接する。これにより、リテーナ3の回動は、所定角度以内に適切に制限されるようになっている。
一方、回動規制部材50を回動許容位置へと回動させると、回動規制部材50の突起部54は、リテーナ46の後端部47から離れた位置に配置されるので、リテーナ46が起立位置に向けて回動したとしても、突起部54とリテーナ46が干渉することはなくなる。これにより、リテーナ46を起立位置として、ワイパーアーム41をロックバック状態とすることが可能となる。
このように、装着部43から外側に延び出すピボット軸45に装着される回動規制部材50を用いても、上記第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 ワイパーアーム
2 アームヘッド本体
3 リテーナ
4 ヘッドカバー
5 リターンスプリング
11 ヘッド基部
11A ヘッド基部の支持面
11B ヘッド基部の上面
12 ヘッド腕部
13 駆動軸穴
14 連結軸
15 係止ピン
16 ピボット軸
17 台座部
17A 台座部の上面
17B 台座部の嵌合凸部
21 リテーナの基端部
22 連結軸穴
23 リテーナの当接段部
24 リテーナの先端部
25 保持凹部
26 係止部
30 回動規制部材
31 回動規制部材の側面
32 ピボット軸穴
32A 凹部
33 回動規制部材の当接突起部
34 回動規制部材の嵌合凹部
35 回動規制部材の後端面
36 回動規制部材の延設部
41 ワイパーアーム
42 アームヘッド
43 装着部
44 装着部の側面
45 ピボット軸
46 リテーナ
47 リテーナの後端部
50 回動規制部材
51 回動規制部材の上面部
52 回動規制部材の側面部
53 ピボット軸穴
54 回動規制部材の当接突起部

Claims (8)

  1. ワイパーブレードを保持可能なアーム本体と、前記アーム本体を使用位置と起立位置の間で回動可能であるように連結軸を介して軸支するアームヘッドとを備えたワイパーアームにおいて、
    前記アームヘッドに対してピボット軸を介して軸支された回動規制部材を備え、
    前記回動規制部材は、前記ピボット軸周りの回動により、前記アーム本体との当接により前記アーム本体の回動角度を制限する回動規制位置と、前記アーム本体の回動角度を制限することのない回動許容位置とに選択的に配置され得るようになっており、
    前記アームヘッドは、前記回動規制部材が前記回動規制位置にあるときに前記回動規制部材が載置される台座部を備え、回動規制時に前記アーム本体から前記回動規制部材に及ぼされる力のワイパーアームの長手方向に垂直な方向への分力を前記台座部で支持するようにし、
    前記回動規制位置において、前記アーム本体は、前記回動規制部材に対して前記台座部と反対側から当接し、
    前記アームヘッドは、アームヘッド本体と、前記アームヘッド本体を被覆するヘッドカバーとを備え、前記回動規制部材は、前記ヘッドカバーの内側に収容されているワイパーアーム。
  2. 前記回動規制部材と前記台座部の一方に嵌合凸部を備えるとともに、前記回動規制部材と前記台座部の他方に嵌合凹部を備え、前記回動規制部材が前記回動規制位置に配置されたときに、前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合するようにした請求項1に記載のワイパーアーム。
  3. 前記アームヘッドは、前記ワイパーアームの長手方向と略垂直な支持面を備え、前記回動規制部材が前記回動規制位置にあるときに、前記回動規制部材が前記支持面と当接することにより、回動規制時に前記アーム本体から前記回動規制部材に及ぼされる力のワイパーアームの長手方向への分力を前記支持面により支持するようにした請求項1又は請求項2に記載のワイパーアーム。
  4. 前記台座部は、前記アーム本体が起立位置にあるときに前記アーム本体と当接することにより、前記アーム本体を起立位置に保持するようになっている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイパーアーム。
  5. 前記アームヘッドは、前記アーム本体の基端部の両側に配置される一対のヘッド腕部を備え、前記ピボット軸は、前記一対のヘッド腕部の内側面に設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイパーアーム。
  6. 前記アームヘッドは、前記回動規制部材が装着される装着部を備え、前記ピボット軸は、前記装着部の両側側面に設けられている請求項1に記載のワイパーアーム。
  7. 前記回動規制部材は、前記アームヘッドに対して着脱可能である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイパーアーム。
  8. 前記ヘッドカバーは、前記回動規制部材が前記回動規制位置に配置することにより、前記アームヘッド本体の全体を被覆することができるようになっている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイパーアーム。

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