JP2006213325A - ワイパアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアームが損傷を受けるのを防止する。
【解決手段】アームヘッド22にはストッパ壁56を備えたヘッドカバー48が取外し可能に被嵌されており、当該ストッパ壁56は縦壁50とアーム部材24の基端部上端52との間に挿入配置されている。従って、ヘッドカバー48の装着状態でワイパアーム12が払拭面離間方向へ回動されると、ストッパ壁56が基端部上端52と縦壁50との間に挟み込まれ、それ以上の回動が規制される。従って、洗車時に不用意にロックバックされてワイパアーム12が損傷を受けるのを防止することができる。一方、ブレードラバー交換時等には、ヘッドカバー48を取外せばロックバックさせることができるので、メンテナンス性も良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、払拭姿勢と完全な起立姿勢のいずれの姿勢もとることが可能なワイパアームに関する。
一般に、ワイパアームは、ピボット軸に固定されるアームヘッドと、このアームヘッドに設けられた支軸にヒンジ結合され、払拭面に対して接離する方向へ回動可能とされたアーム部材と、このアーム部材とアームヘッドとの間に掛け渡され、アーム部材の先端部に係止されたワイパブレードのブレードラバーが払拭面に押し付けられるようにアーム部材を払拭面側へ押圧付勢するスプリングと、を含んで構成されている。
上記構成のワイパアームを完全な起立姿勢状態(即ち、スプリングの付勢力によって、アーム部材の基端部がアームヘッドに当接した位置にアーム部材を保持する所謂ロックバック状態)にさせようとしたとき、車種によっては、アーム部材の基端部がエンジンフードの後縁等に干渉することがある。そこで、このような車種では、かかる干渉を防止するために、ワイパアームを小角度だけ起立させてその起立状態を維持させる所謂セミロックバック機構が採用されている。セミロックバック機構は、ワイパアームを一旦起立姿勢方向へ手動にて回動させ、アーム部材とアームヘッドとの間に、予め備えられたスペーサを介在させた後に、ワイパアームを手から放すことでスプリングの付勢力によって払拭面方向への回動をスペーサによって阻止してセミロックバック状態を維持する機構であり、特許文献1に開示された機構等、種々の構成のものが提案されている。
ところで、近年、デザインや軽量化の観点から、樹脂製のワイパアームが採用(主にリヤワイパ装置で採用)されている。この種の樹脂製のワイパアームにおいて、上述したようなボディー構造上の制限が無い場合には、通常、ブレードラバーの交換等のメンテナンス性を考慮して、従来通りの完全なロックバック状態にすることができるように構成されている。
しかしながら、完全なロックバック状態にすることができる構成を採用した場合、以下に説明する問題が生じる。
すなわち、従来通りの完全なロックバック状態にすることが可能な構成というのは、逆に言えば、スプリングの付勢力以上の外力が付勢方向と反対方向にワイパアームに加われば、手動によるロックバック操作によらずとも、ロックバックされてしまう。従って、洗車装置を使って洗車をする際に、使用者が気づかないうちに、洗車装置が備えている洗浄物(布やブラシ等)がワイパアームに引っ掛かり、ワイパアームがロックバックされてしまうそおれがある。さらに、ワイパアームがロックバックされた状態のまま、洗車装置による洗車作業が続けられると、洗車装置によってワイパアームが損傷を受けることも考えられる。
ここで、従来のワイパアームの中には、完全なロックバック状態及びセミロックバック状態のいずれにも全くすることができないようにさせたものもある。つまり、ワイパアームを払拭面から離間する方向へ手で持上げれば、ワイパアームは持ち上がるが、手を放せば、付勢力で瞬時に元の状態に復帰してしまい、ある角度でワイパアームが保持されるということが全く無いという構成である。このような構成であれば、上述した洗車時の問題は生じないことになる。しかしながら、この構成を採ると、上述したメンテナンスがし難いという問題が生じる。
実開昭63−30261号公報
本発明は上記事実を考慮し、良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアームが損傷を受けるのを防止することができるワイパアームを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るワイパアームは、ピボット軸に固定されるアームヘッドと、前記アームヘッドの支軸に対して払拭面接離方向へ回動可能に連結されると共に、払拭面を払拭するワイパブレードが先端部に係止されるアーム部材と、前記アーム部材と前記アームヘッドとに係止され、払拭姿勢で前記ワイパブレードが払拭面に押し付けられるように前記アーム部材に払拭面側への押圧力を付勢する押圧手段と、を含んで構成され、前記払拭姿勢から前記アーム部材が前記アームヘッドに当接するまで前記アーム部材を払拭面離間方向へ回動させるとき前記押圧手段による付勢方向が払拭面接近方向から払拭面離間方向に変わる節度位置を越えて前記アーム部材を完全な起立姿勢にすることが可能なワイパアームにおいて、前記アームヘッド又は前記アーム部材に対して取外し可能に設けられ、前記アームヘッド又は前記アーム部材への装着状態において、前記アーム部材の前記払拭姿勢位置から前記完全な起立姿勢位置に至るまでの前記アーム部材の回動軌道上に位置して前記アーム部材と前記アームヘッドとの間に配置されており、前記アーム部材若しくは前記アームヘッドと当接することにより前記アームヘッドに対する前記アーム部材の払拭面離間方向へのそれ以上の回動を規制する回動規制手段を設けた、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、回動規制手段はアームヘッド又はアーム部材に対して取外し可能に設けられており、回動規制手段がアームヘッド又はアーム部材に装着された状態では、回動規制手段がアーム部材とアームヘッドとの間に配置されると共に、アーム部材の払拭姿勢位置から完全な起立姿勢位置に至るまでのアーム部材の回動軌道上に位置される。このため、アーム部材が払拭面離間方向へ回動されると、アーム部材又はアームヘッドは回動規制手段に当接し、これによりアームヘッドに対するアーム部材の払拭面離間方向へのそれ以上の回動が規制される。
従って、洗車装置を使って洗車をする際に、使用者が気づかないうちに、洗車装置が備えている洗浄物(布やブラシ等)がアーム部材に引っ掛かり、アーム部材が完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)とされるのを防止することができる。その結果、アーム部材が完全な起立姿勢状態とされたまま、洗車装置による洗車作業が続けられ、洗車装置によってアーム部材が損傷を受けるのを防止することができる。
また、本発明によれば、必要に応じて回動規制手段によってアーム部材を完全な起立姿勢状態にすることができるため、アーム部材の先端部に係止されるワイパブレードの交換作業等のメンテナンスがし易く、ワイパブレード(のブレードラバー)の変形(へたり)や凍結といった問題も生じない。
総括すると、本発明によれば、良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアームが損傷を受けるのを防止することができる。
請求項2記載の本発明に係るワイパアームは、請求項1記載の発明において、前記回動規制手段は、前記アーム部材が前記払拭姿勢位置から前記節度位置に至るまでの回動範囲内において前記アーム部材の払拭面離間方向への回動を規制するものとして構成されている、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明によれば、アーム部材が払拭姿勢位置から押圧手段による付勢方向が反転する節度位置に至るまでの回動範囲内において、アーム部材の払拭面離間方向への回動が規制されるため、アーム部材の回動が回動規制手段によって規制されたときには、アーム部材は節度位置を越えていないことになる。従って、回動が規制されたアーム部材は、押圧手段による払拭面接近方向への押圧力(付勢力)を受けて払拭姿勢状態に自動復帰される。
請求項3記載の本発明に係るワイパアームは、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記アーム部材は、樹脂製とされていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明によれば、アーム部材が樹脂製とされているため、金属製のアーム部材に比べれば、強度は低いといえる。それ故、強度の低い樹脂製のアーム部材を備えたワイパアームに対して本発明を適用することにより、洗車装置によってアーム部材が不用意に完全な起立姿勢状態になることを防止することができる本発明の存在価値は高いものといえる。
請求項4記載の本発明に係るワイパアームは、請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載の発明において、前記ワイパアームは、車両のリヤワイパ装置に適用される、ことを特徴としている。
請求項4記載の本発明によれば、ワイパアームは車両のリヤワイパ装置に適用される。ここで、通常、リヤワイパ装置の場合、払拭面が比較的立っているため、ワイパアームは払拭面の天地方向へ回動する場合が多い。従って、ワイパアームの側面側から、洗浄装置が備えている洗浄物が侵入し、ワイパアームが引っ掛けられる可能性が高い。しかし、本発明では回動規制手段を備えているため、このような場合においても、不用意にアーム部材が完全な起立姿勢状態にされるのを有効に防止することができる。
〔第1実施形態〕
以下、図1乃至図6を用いて、本発明に係るワイパアームの第1実施形態について説明する。
図6には、本実施形態に係るリヤワイパ装置10の車両搭載状態の外観斜視図が示されている。また、図5には当該リヤワイパ装置10の全体斜視図が示されている。さらに、図1乃至図3には、本実施形態に係るワイパアーム12の姿勢状態図がそれぞれ示されている。
まず、図5及び図6を用いて、本実施形態に係るリヤワイパ装置10の概略構成について概説する。図6に示されるように、リヤワイパ装置10は、「払拭面」としてのリヤガラス14の下縁中央側に配設されている。図5に示されるように、リヤワイパ装置10は、駆動源となるリヤワイパモータ16と、リヤワイパモータ16が駆動することにより軸線回りに減速回転するピボット軸18と、このピボット軸18の先端部に固定されてリヤガラス14に沿って払拭運動を行うワイパアーム12と、ワイパアーム12の先端部に係止(連結)されてリヤガラス14を払拭するワイパブレード20と、によって構成されている。
なお、ワイパアーム12の要部構成については後に詳述するが、概略的にはワイパアーム12は樹脂製とされており、ピボット軸18に固定されるアームヘッド22と、アームヘッド22に対して払拭面接離方向へ回動可能に連結されると共に先端部にワイパブレード20が揺動可能にヒンジ結合されたアーム部材24と、によって構成されている。また、ワイパブレードの構成には種々あるが、本実施形態では、複数のレバー30の端部に形成された保持爪30Aによって長尺状かつゴム製のブレードラバー32を保持する所謂トーナメント方式の保持構造が採用されたワイパブレード20が使用されている。
次に、図1を用いて、上述したワイパアーム12の要部構成について詳細に説明する。ワイパアーム12のアームヘッド22は樹脂製とされており、その基端部22Aはピボット軸18の先端部に挿嵌されて締結ナット34によって締結固定されている。また、アームヘッド22の先端部には、両側壁を繋ぐ方向を軸方向とする支軸(ヒンジ軸)36が設けられている。さらに、アームヘッド22の中間部の下縁側には、ピン状のスプリング係止部38を有するブロック形状の台座部40が一体に形成されている。
上記構成のアームヘッド22の先端部には、長尺状のアーム部材24が連結されている。アーム部材24は樹脂製とされており、底面側が開放された略コ字形の断面形状を成している。また、アーム部材24の基端部24A側は厚肉化されており、この部分にアームヘッド22の支軸36が挿通可能な略U字形状の切欠42が形成されている。さらに、アーム部材24の中間部には、頂壁側から垂下した状態で設けられた略U字形状のスプリング係止部44が一体に形成されている。そして、切欠42にアームヘッド22の支軸36が挿入された状態で、アームヘッド22のスプリング係止部38とアーム部材24のスプリング係止部44とに、「押圧手段」としての(引張コイル)スプリング46の両端部が係止されている。これにより、アーム部材24は、アームヘッド22の先端部に支軸36回りに払拭面接離方向(図1の矢印A方向)へ回動可能に連結されている。また、払拭姿勢では、双方のスプリング係止部38、44(即ち、スプリング46の付勢力の作用点)を結ぶ線分が支軸36に対して下方側に位置されるため、アーム部材24には払拭面側への押圧力が付勢されている。
なお、上記構成において、「押圧手段」としてのスプリング46は、下位概念的には「付勢手段」として把握される要素である。
ここで、図1及び図2に示されるように、上述したアームヘッド22には、「回動規制手段(より下位には「カバー部材」として把握される要素である。)」としての樹脂製のヘッドカバー48が取外し可能に装着(被嵌)されている。ヘッドカバー48は、アームヘッド22の締結ナット34付近を平面視で覆う頂壁部48Aと、頂壁部48Aの周縁から屈曲垂下されてアームヘッド22の基端部22A付近を覆う周壁部48Bと、を備えている。さらに、頂壁部48Aの先端から若干控えた位置には、アームヘッド22の中間部に形成された略逆U字形状の縦壁50とアーム部材24の基端部上端(切欠42の上縁側端部)52との間に形成された隙間54に略垂直に入り込むストッパ壁56(広義には、「回動規制部」として把握される要素である。)が一体に形成されている。
このストッパ壁56は、図2に示される如く、支軸36を中心とするアーム部材24の基端部上端52の回動軌道(点Oを中心とする円軌道)Y上に位置されており、従ってヘッドカバー48がアームヘッド22に装着された状態では、アーム部材24の基端部上端52がストッパ壁56に当接(干渉)するようになっている。一方、前述した台座部40も、図3に示される如く、支軸36を中心とするアーム部材24の基端部上端52の回動軌道Y上に位置されており、従ってヘッドカバー48がアームヘッド22に装着されていない状態では、アーム部材24の基端部上端52は台座部40の頂面に当接(干渉)する構成である。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図4には、本実施形態に係るワイパアーム12の回動状態の模式図が示されている。この図に示されたO点はアームヘッド22の支軸36に相当し、又S1、S2は引張りスプリング46の付勢力の作用点であるスプリング係止部38、44にそれぞれ相当する。
図1に示された状態がワイパアーム12の払拭姿勢状態である。この場合、スプリング係止部38、44を結ぶ線分が支軸36の下側に位置されるため、アーム部材24には払拭面接近方向への押圧力が付勢される。また、払拭姿勢状態をとるときには、ワイパアーム12の外観デザインの向上を図るため、ヘッドカバー48はアームヘッド22に装着される。
ここで、ワイパアーム12が払拭姿勢状態とされたまま、洗車装置を使って洗車をしたとする。このとき、従来技術の課題として説明したように、使用者が気づかないうちに、洗車装置が備えている洗浄物(布やブラシ等)がワイパアーム12に引っ掛かり、図2に示されるように、ワイパアーム12が払拭面離間方向へ回動されることがある。
この場合、本実施形態では、アームヘッド22の中間部の縦壁50とアーム部材24の基端部上端52との隙間54にストッパ壁56が存在するため、アーム部材24の基端部上端52がヘッドカバー48のストッパ壁56に当接(干渉)し、まずこの時点でアーム部材24の支軸36回りの払拭面離間方向への回動が規制される。さらにアーム部材24に払拭面離間方向への負荷が加わった場合でも、ストッパ壁56が撓んでアームヘッド22の縦壁50とアーム部材24の基端部上端52との間に挟み込まれる格好となり、そのとき、アーム部材24の基端部上端52が払拭面離間方向に回動される際の回動軌跡X上にこのストッパ壁56が位置しているので、ワイパアーム12のそれ以上の払拭面離間方向への回動が阻止(規制)される。
従って、洗車装置を使って洗車をする際に、使用者が気づかないうちに、洗車装置が備えている洗浄物がワイパアーム12に引っ掛かり、ワイパアーム12が次述する完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)とされるのを防止することができる。その結果、本実施形態によれば、ワイパアーム12が完全な起立姿勢状態とされたまま、洗車装置による洗車作業が続けられ、洗車装置によってワイパアーム12が損傷を受けるのを防止することができる。
一方、ワイパブレード20のブレードラバー32の交換作業等のメンテナンス時、或いは、ブレードラバー32の変形(へたり)を防止したり、ワイパブレード20の凍結による作動不良を防止する目的で、ワイパアーム12を完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)にしたい場合には、図3に示されるように、まずヘッドカバー48がアームヘッド22から取外される。なお、ヘッドカバー48はアームヘッド22に弾性的な係止(樹脂爪が弾性変形してアームヘッド22や締結ナット34に係止)によって装着されているため、取外し作業は極めて容易である。
ヘッドカバー48を取外したら、アーム部材24を支軸36回りに払拭面離間方向へ回動させていけばよい。この場合、図4において、支軸36に相当するO点とアームヘッド22側のスプリング係止部38に相当するS1点は不動であり、アーム部材24側のスプリング係止部44に相当するS2点のみがO点を中心として円弧Tを移動軌跡として回動していく。
アーム部材24の払拭面離間方向への回動角がθ1に至ると、O点とS1点とS2点の三点が同一直線Q上に位置される。この回動角θ1を境としてスプリング46の付勢方向が払拭面接近方向から払拭面離間方向に反転される。つまり、直線Qで示される位置が本発明における節度位置である。このことを図4を用いて説明すると、ワイパアーム12の払拭姿勢位置R1から節度位置Qまでの領域A(回動角θ1)内においては、ワイパアーム12には払拭面接近方向への付勢力が作用しており、節度位置Qから完全な起立姿勢位置R2までの領域B(回動角θ2−θ1)内においてはワイパアーム12には払拭面離間方向への付勢力が作用している。
ワイパアーム12が節度位置Qを越えると、前記の如く、スプリング46の付勢方向が払拭面離間方向に変わるため、ワイパアーム12は、アーム部材24の基端部上端52がアームヘッド22の台座部40の頂面に当接するまで円弧Tに沿って回動される。見方を変えれば、ワイパアーム12の払拭面離間方向への回動は、アーム部材24の基端部上端52がアームヘッド22の台座部40の頂面に当接することで規制される。このときのワイパアーム12の回動角はθ2であり、このときのワイパアーム12の状態が図3に示す完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)である。
上記の如くしてワイパアーム12を完全な起立姿勢状態にすれば、ワイパブレード20のブレードラバー32の交換作業等のメンテナンス作業も容易に行うことができ、或いは、ブレードラバー32の変形(へたり)を防止したり、ワイパブレード20の凍結による作動不良を効果的に防止することができる。
このように本実施形態に係るワイパアーム12では、ヘッドカバー48の先端部にストッパ壁56を設けたので、必要に応じてヘッドカバー48をアームヘッド22に着脱させることにより、ワイパアーム12の回動を、払拭姿勢位置と完全な起立姿勢位置との間の途中位置(図2図示位置)又は完全な起立姿勢位置(図3図示位置)に選択的に規制することができる。その結果、本実施形態によれば、良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアーム12が損傷を受けるのを防止することができる。
また、本実施形態に係るワイパアーム12では、ストッパ壁56を備えたヘッドカバー48がアームヘッド22に取外し可能に装着されているため(着脱可能とされているため)、ストッパ壁56によるワイパアーム12の回動規制をヘッドカバー48の着脱によって選択することができる。従って、メンテナンス時等には作業者が自分の意思でワイパアーム12を完全な起立姿勢状態にさせることとなり、不用意にワイパアーム12が完全な起立姿勢状態になるのを効果的に防止することができる。
さらに、本実施形態に係るワイパアーム12では、ワイパアーム12が払拭姿勢位置からスプリング46による付勢方向が反転する節度位置Qになるまでの回動範囲(領域A)内において、ワイパアーム12の払拭面離間方向への回動が規制されるため、ワイパアーム12の回動がストッパ壁56によって規制されたときには、ワイパアーム12は節度位置Qを越えていないことになる。従って、回動が規制されたワイパアーム12は、スプリング46による払拭面接近方向への押圧力(付勢力)を受けて払拭姿勢状態に自動復帰される。
また、本実施形態に係るワイパアーム12では、ワイパアーム12の回動を規制するストッパ壁56をヘッドカバー48の頂壁部48Aの先端部内側(ヘッドカバー48の内方側)に形成したので、ワイパアーム12の外観を損ねることなく、ワイパアーム12の回動を規制し、ひいてはワイパアーム12が損傷を受けるのを防止することができる。
さらに、本実施形態に係るワイパアーム12では、アームヘッド22及びアーム部材24が樹脂製とされているため、金属製のアーム部材に比べれば、強度は低いといえる。それ故、強度の低い樹脂製のアームヘッド22及びアーム部材24を備えたワイパアーム12に対して本発明を適用することにより、洗車装置によってアーム部材24が不用意に完全な起立姿勢状態になることを防止することができる本発明の存在価値は高いものといえる。
また、本実施形態では、本発明が適用されたワイパアーム12を車両のリヤワイパ装置10に用いたので、以下の点で功を奏す。すなわち、通常、リヤワイパ装置10の場合、払拭面であるリヤガラス14が比較的立っているため、ワイパアーム12はリヤガラス14の天地方向(重力方向)へ回動する場合が多い。従って、ワイパアーム12の側面側から、洗浄装置が備えている洗浄物が侵入し、ワイパアーム12が引っ掛けられる可能性が高い。しかし、本実施形態に係るワイパアーム12はその回動を規制するストッパ壁56を備えているので、このような場合においても、不用意にワイパアーム12が完全な起立姿勢状態にされるのを有効に防止することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図7を用いて、本発明に係るワイパアームの第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と実質的に同一の構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、第2実施形態に係るワイパアーム60では、「回動規制手段(より下位には「カバー部材」として把握される要素である。)」としての樹脂製のヘッドカバー62がアームヘッド22に対してヒンジ結合されている点に特徴がある。
具体的に説明すると、アームヘッド22の基端部22Aには一対の半円形状の取付部64が一体に形成されており、これらの取付部64間にヘッドカバー62の基端部62Aがヒンジピン66によってヒンジ結合されている。従って、本実施形態のヘッドカバー62はアームヘッド22に対して取外し不可となるが、ヒンジピン66回りに回動可能とされている。また、ヘッドカバー48の先端部62Bには比較的厚肉のストッパ壁68(広義には、「回動規制部」として把握される要素である。)が一体に形成されており、ヘッドカバー62が閉止された状態では、アームヘッド22の基端部22Aの先端とアーム部材24の基端部上端52との間の隙間54に入り込むようになっている。
上記構成によれば、通常使用時においてはヘッドカバー62が閉止された状態とされる。従って、この状態でアーム部材24が払拭面離間方向へ支軸36回りに回動されると、アーム部材24の基端部上端52がストッパ壁68に当接して、それ以上の払拭面離間方向への回動が阻止される。一方、メンテナンス時等、ロックバックさせたいときには、ヘッドカバー62をヒンジピン66回りに払拭面離間方向へ回動させて開放状態とする。これにより、ストッパ壁68が隙間54に存在しなくなるので、ワイパアーム60は完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)となる。
従って、本実施形態によっても、ヘッドカバー62を開閉させることにより、ワイパアーム12の払拭面離間方向への回動を選択的に規制することができる。その結果、本実施形態によれば、良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアーム60が損傷を受けるのを防止することができる。
また、ヘッドカバー62を開閉構造とした点以外は前述した第1実施形態と同様の構成を踏襲しているので、第1実施形態において説明した前記以外の効果(ワイパアーム60を自動復帰させられる点、ワイパアーム60の外観品質を低下させることなく、ワイパアーム60の回動を規制できる点、アームヘッド22及びアーム部材24が樹脂製であるが故の有利性、リヤワイパ装置10に適用したが故の有利性)を本実施形態においても得ることができる。
さらに、本実施形態によれば、ヘッドカバー62がアームヘッド22に対して開閉可能にヒンジ結合されているため、何らかの原因でヘッドカバー62に外力が加わったとしても、ヘッドカバー62がアームヘッド22から離脱して紛失するといった事態は生じないというメリットもある。
〔第3実施形態〕
次に、図8及び図9を用いて、本発明に係るワイパアームの第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と実質的に同一の構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図8及び図9に示されるように、第3実施形態に係るワイパアーム70では、「回動規制手段(より下位には「カバー部材」として把握される要素である。)」としての樹脂製のヘッドカバー72がアーム部材24に対してヒンジ結合されている点に特徴がある。
具体的に説明すると、ヘッドカバー72は、全体としてはアーム部材24と対向する側の面及び底面が開放された略箱体形状(縦断面形状は略L字形)を成しており、頂壁部72A及び周壁部72Bを備えている。なお、このヘッドカバー72も樹脂製とされている。
ヘッドカバー72の周壁部72Bの内側(アーム部材24寄り)には、一対の支軸74が同軸上に突出形成されており、これに対応してアーム部材24の基端部24Aの両側面にも一対の軸支孔76が形成されている。一対の支軸74が一対の軸支孔76に挿入されることにより、ヘッドカバー72は支軸74回りに回動可能にアーム部材24に取り付けられている。また、ヘッドカバー72の周壁部72Bの中間部内側には、一対の係止突起78が形成されており、これに対応してアームヘッド22の両側部下縁には係止突起78が弾性的に係止可能な矩形状の切欠80が形成されている。従って、ヘッドカバー72が閉止状態とされたときには、アームヘッド22の切欠80にヘッドカバー72の係止突起78が係止され、ヘッドカバー72が不用意に開放しないようになっている。
また、ヘッドカバー72の頂壁部72Aの中央部裏面には、舌片状の係合突起82が一体に形成されている。これに対応して、アームヘッド22の中央部には上端部が所定角度で斜めに屈曲された被係合突起84が一体に形成されている。ヘッドカバー72が閉止された状態では、ヘッドカバー72の係合突起82がアームヘッド22の被係合突起84に係合されている。
また、アーム部材24の基端部24Aには、ヘッドカバー72の板厚程度の段差部86が一体に形成されている。なお、この段差部86は、ヘッドカバー72が閉止されたときに、ヘッドカバー72とアーム部材24との見切りを概ね面一にするべく形成されたものである。ヘッドカバー72が閉止された状態では、ヘッドカバー72の頂壁部72Aの先端部88が、アーム部材24の段差部86と所定の隙間90をあけて対向して配置されている。
上記構成によれば、通常使用時においてはヘッドカバー72が閉止された状態とされる。この状態でワイパアーム70を払拭面離間方向へ回動させると、それに伴いアーム部材24が支軸36回りに払拭面離間方向へ回動される。そして、ワイパアーム70の回動角が所定角度になると、アーム部材24の段差部86がヘッドカバー72の頂壁部72Aの先端部88に当接し、更にヘッドカバー72の係合突起82がアームヘッド22の被係合突起84に深く係合する(食い込む)ことで、ワイパアーム70の払拭面離間方向への回動が阻止される。一方、メンテナンス時等、ロックバックさせたいときには、ヘッドカバー72の係止突起78を切欠80から外せばよい。係止突起78による係止状態が解除されると、ヘッドカバー72を支軸74回りに図8の矢印B方向へ開放させることができる。これにより、ワイパアーム70を完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)にすることができる。
従って、本実施形態によっても、ヘッドカバー72を開閉させることにより、ワイパアーム70の払拭面離間方向への回動を選択的に規制することができる。その結果、本実施形態によれば、良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアーム70が損傷を受けるのを防止することができる。
また、ヘッドカバー72を開閉構造とした点以外は前述した第1実施形態と同様の構成を踏襲しているので、第1実施形態において説明した前記以外の効果(ワイパアーム70を自動復帰させられる点、ワイパアーム70の外観品質を低下させることなく、ワイパアーム70の回動を規制できる点、アームヘッド22及びアーム部材24が樹脂製であるが故の有利性、リヤワイパ装置10に適用したが故の有利性)を本実施形態においても得ることができる。
さらに、ヘッドカバー72を開閉構造としたという観点では、前述した第2実施形態と同様であるので、何らかの原因でヘッドカバー72に外力が加わったとしても、ヘッドカバー72がアームヘッド22から離脱して紛失するといった事態は生じないというメリットは、本実施形態においてもそのまま当てはまる。
加えて、本実施形態の場合、ヘッドカバー72がアーム部材24側にヒンジ結合されており、ワイパアーム70をロックバックさせる際には、ヒンジ中心となる支軸74回りに図8の矢印B方向へ開放されるため、アームヘッド22の基端部22Aの背面側のスペース92を確保する必要がない。従って、本実施形態に係るワイパアーム70は、このようなスペース92を確保できない車体構造の車種に対しては好適である。
〔第4実施形態〕
次に、図10及び図11を用いて、本発明に係るワイパアームの第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と実質的に同一の構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図10に示されるように、第4実施形態に係るワイパアーム100では、ヘッドカバーに替えて、「回動規制手段」としてのキャップ102を使用してワイパアーム100の回動規制を行っている点に特徴がある。
具体的に説明すると、本実施形態においても、前述した他の実施形態と同様に、アームヘッド22はピボット軸18に締結ナット34(広義には、「締結具」として把握される要素である。)で固定されるようになっている。但し、本実施形態では、ヘッドカバーを使って締結ナット34を含むアームヘッド22全体を覆うのではなく、より簡易な構造である樹脂製のキャップ102を締結ナット34に装着(被嵌)させることにより、締結ナット34を覆う構成を採用している。なお、キャップ102の裏面側には、締結ナット34の下縁に弾性的に係止される樹脂爪が軸方向に一体形成されており、締結ナット34に対して上方側から被せることにより、キャップ102を締結ナット34に装着させることができるようになっている。
上述したキャップ102は円筒状の周壁部102A(広義には、「回動規制部」として把握される要素である。)を備えており、組付状態において、アーム部材24の基端部上端52とキャップ102の周壁部102Aの周面との間には僅かな隙間104が設定されている。従って、キャップ102を締結ナット34に装着させた状態では、キャップ102は締結ナット34に対して時計方向及び反時計方向(図10の矢印C方向)のいずれにも相対回転可能とされている。
さらに、上述したキャップ102の周壁部102Aには、周方向の所定位置に矩形状の切欠106が形成されている。この切欠106の切欠幅はアーム部材24の基端部上端52の幅方向寸法と略同一に設定されている。
上記構成によれば、ワイパアーム100が払拭姿勢をとる場合には、キャップ102は所定の相対回転位置(切欠106がアーム部材24の基端部上端52と対面しない位置)で保持される。この状態でワイパアーム100を払拭面離間方向へ回動させると、それに伴いアーム部材24が支軸36回りに払拭面離間方向へ回動される。そして、ワイパアーム100の回動角が所定角度になると、アーム部材24の基端部上端52がキャップ102の周壁部102Aに当接し、アーム部材24の基端部上端52が払拭面離間方向に回動される際の回動軌道Xが妨げられ、それ以上のワイパアーム100の回動が阻止(規制)される。一方、メンテナンス時等、ロックバックさせたいときには、キャップ102を締結ナット34回りに相対回転させて、アーム部材24の基端部上端52に切欠106を対面させる。これにより、ワイパアーム100の回動時におけるアーム部材24の基端部上端52の逃げ(基端部上端52の上記回動軌道X)が確保される。つまり、ワイパアーム100の回動規制が解除される。従って、アーム部材24の基端部上端52がキャップ102の切欠106内へ入り込みながら、基端部上端52が図示しない台座部(図3に図示したものと同じ)に当接するまでワイパアーム100は回動可能とされ、完全な起立姿勢状態(ロックバック状態)にすることができる。
従って、本実施形態によっても、キャップ102を締結ナット34に対して相対回転させることにより、ワイパアーム100の払拭面離間方向への回動を選択的に規制することができる。その結果、本実施形態によれば、良好なメンテナンス性を確保することができ、しかも使用者の意図しないロックバックによってワイパアーム100が損傷を受けるのを防止することができる。
また、本実施形態においても、第1実施形態において説明した前記以外の効果(ワイパアーム70を自動復帰させられる点、ワイパアーム70の外観品質を低下させることなく、ワイパアーム70の回動を規制できる点、アームヘッド22及びアーム部材24が樹脂製であるが故の有利性、リヤワイパ装置10に適用したが故の有利性)は同様に得られる。
さらに、本実施形態では、締結ナット34にこれよりも一回り大きいキャップ102を被嵌させるだけなので、ヘッドカバーを装着する場合に比べて見栄えは劣るものの、部品は小型化され安価なものとすることができる。
加えて、本実施形態では、キャップ102を締結ナット34に対して相対回転させるだけでワイパアーム100の回動規制を選択的に行うことができるため、前述した実施形態のように、ヘッドカバーをアームヘッド22から取外したり、アームヘッド22に対してヘッドカバーを開閉させたりする動作が不要となる。従って、操作性が非常に良いという利点がある。
上述した図10に示される構成ではキャップ102に切欠106を形成したが、これに限らず、図11に示される構成を採ってもよい。この実施形態に係るワイパアーム110では、「回動規制手段」としてのキャップ112の周壁部112Aに切欠を形成するのではなく、周方向の所定範囲に径方向外側へ向けて突出される突起部114(広義には、「回動規制部」として把握される要素である。)が一体に形成されている。従って、キャップ112の周壁部112Aは、突起部114が形成されていない一般部116と突起部114とによって構成されている。
上記構成によれば、キャップ112の突起部114をアーム部材24の基端部上端52に対面させた場合には、基端部上端52が突起部114に当接(干渉)することにより、ワイパアーム110の払拭面離間方向への回動が所定の回動角に規制される。一方、キャップ112の周壁部112Aにおける一般部116をアーム部材24の基端部上端52に対面させた場合には、当該一般部116による規制は受けず、ワイパアーム110はロックバック可能とされる。
なお、図10及び図11に示される各実施形態では、締結ナット34にキャップ102、112が被嵌される構成を例にして説明したが、これに限らず、ボルトとナットの関係を逆にしてキャップをボルトの頭部に被嵌させる構成を採ってもよい。例えば、ピボット軸の上端部に雄ねじを形成する替わりに、その部分を取り除いてウエルドナットを溶着しておき、上からボルト締めする構成とし、そのボルトの頭部にキャップを被嵌させるようにしてもよい。
なお、上述した各実施形態では、リヤワイパ装置10に対して本発明を適用したが、これに限らず、フロントワイパ装置に対して本発明を適用してもよい。
また、上述した各実施形態では、アームヘッド22及びアーム部材24を樹脂製としたが、これに限らず、金属製としてもよい。特に言及すると、樹脂製のアーム部材24に替えて、各々金属製とされたリテーナとアームピースとによって「アーム部材」が構成されたワイパアームに対しても、本発明は適用可能である。この場合の例としては、アームヘッドの先端部にリテーナの基端部がヒンジ結合され、リテーナの先端部に狭幅板状のアームピースの基端部がリベット等により固定され、アームピースの先端部に形成されたフックにワイパブレードがヒンジ結合されたもの等がある。
第1実施形態に係るワイパアームの作動説明用の拡大図であり、ワイパアームの払拭姿勢状態を示す要部縦断面図である。 第1実施形態に係るワイパアームの作動説明用の拡大図であり、ワイパアームの払拭面離間方向への回動がストッパ壁によって規制された状態を示す要部縦断面図である。 第1実施形態に係るワイパアームの作動説明用の拡大図であり、ワイパアームの完全な起立姿勢状態を示す要部縦断面図である。 第1実施形態に係るワイパアームの回動状態を付勢力の作用方向との関係で示す模式図である。 第1実施形態に係るリヤワイパ装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。 第1実施形態に係るリヤワイパ装置の車両搭載状態を示す外観斜視図である。 第2実施形態に係るワイパアームの要部を示す図1に対応する縦断面図である。 第3実施形態に係るワイパアームの要部を示す図1に対応する縦断面図である。 図9に示されるヘッドカバーをアームヘッドから分離した状態を示す斜視図である。 第4実施形態に係り、キャップに切欠を形成したタイプを示す斜視図である。 第4実施形態に係り、キャップに突起部を形成したタイプを示す斜視図である。
符号の説明
10 リヤワイパ装置
12 ワイパアーム
14 リヤガラス(払拭面)
18 ピボット軸
20 ワイパブレード
22 アームヘッド
24 アーム部材
34 締結ナット
36 支軸
40 台座部
46 スプリング(押圧手段)
48 ヘッドカバー(回動規制手段)
56 ストッパ壁
60 ワイパアーム
62 ヘッドカバー(回動規制手段)
68 ストッパ壁
70 ワイパアーム
72 ヘッドカバー(回動規制手段)
82 係合突起
84 被係合突起
100 ワイパアーム
102 キャップ(回動規制手段)
102A 周壁部
110 ワイパアーム
112 キャップ(回動規制手段)
114 突起部

Claims (4)

  1. ピボット軸に固定されるアームヘッドと、
    前記アームヘッドの支軸に対して払拭面接離方向へ回動可能に連結されると共に、払拭面を払拭するワイパブレードが先端部に係止されるアーム部材と、
    前記アーム部材と前記アームヘッドとに係止され、払拭姿勢で前記ワイパブレードが払拭面に押し付けられるように前記アーム部材に払拭面側への押圧力を付勢する押圧手段と、
    を含んで構成され、
    前記払拭姿勢から前記アーム部材が前記アームヘッドに当接するまで前記アーム部材を払拭面離間方向へ回動させるとき前記押圧手段による付勢方向が払拭面接近方向から払拭面離間方向に変わる節度位置を越えて前記アーム部材を完全な起立姿勢にすることが可能なワイパアームにおいて、
    前記アームヘッド又は前記アーム部材に対して取外し可能に設けられ、前記アームヘッド又は前記アーム部材への装着状態において、前記アーム部材の前記払拭姿勢位置から前記完全な起立姿勢位置に至るまでの前記アーム部材の回動軌道上に位置して前記アーム部材と前記アームヘッドとの間に配置されており、前記アーム部材若しくは前記アームヘッドと当接することにより前記アームヘッドに対する前記アーム部材の払拭面離間方向へのそれ以上の回動を規制する回動規制手段を設けた、
    ことを特徴とするワイパアーム。
  2. 前記回動規制手段は、前記アーム部材が前記払拭姿勢位置から前記節度位置に至るまでの回動範囲内において前記アーム部材の払拭面離間方向への回動を規制するものとして構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイパアーム。
  3. 前記アーム部材は、樹脂製とされている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワイパアーム。
  4. 前記ワイパアームは、車両のリヤワイパ装置に適用される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイパアーム。
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