JP4938606B2 - ワイパアーム - Google Patents

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本発明は、自動車のウインドシールドガラス等の払拭面を払拭するワイパブレードを揺動させるのに利用されるワイパアームに関する。
この種のワイパアームとして、図4に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このワイパアーム1は、図4に示すように、基端部2aをピボット軸8にナット9を介して固定すると共に、先端部2bに支軸3を形成したアームヘッド2と、基端部4aが支軸3に回動自在に支持されると共に、先端部にワイパブレード(いずれも図示省略)が装着されるリテーナ4と、これらアームヘッド2のスプリング係止部2fとリテーナ4のスプリング係止部4fとにコイル部6の両側に設けられたフック部7a,7bがそれぞれ係止され、該リテーナ4の先端部を払拭面側へ押圧付勢するアームスプリング5と、を備えている。
リテーナ4の基端部4aの下面4cの中央には、アームスプリング5のコイル部6の基端側のフック部7bが挿入される逃げ溝4dを形成してある。この逃げ溝4dの相対向する両内面には、アームスプリング5のコイル部6の基端側のフック部7bが逃げ溝4dの内部に収納するのを規制するストッパとしての当接部4eを突設してある。そして、このリテーナ4の当接部4eにより、アームスプリング5のコイル部6の基端側のフック部7bが逃げ溝4dの内部に収まることができないので、洗浄中や高速走行中の横風等によるリテーナ4の不意のロックバック状態(ワイパアーム1のリテーナ4を完全な起立姿勢に維持してロックする状態)への移行が未然に回避されるようになっている。
特開2004−345583号公報(図3)
しかしながら、前記従来のワイパアーム1では、リテーナ4のロックバックを当接部4eで規制すると、アームスプリング5のコイル部6が伸びるおそれがあり、このコイル部6が伸びてしまうと、ウインドシールドガラス等の払拭面を払拭するための押圧力(アーム圧)を得ることができなくなるという問題が発生した。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、リテーナのロックバック時にアームスプリングのコイル部の伸びを確実に防止して常に正常なアーム圧を得ることができるワイパアームを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、基端部をピボット軸に固定すると共に、先端部に支軸を形成したアームヘッドと、基端部が前記支軸に回動自在に支持されると共に、先端部にワイパブレードが装着されるリテーナと、これらアームヘッドのスプリング係止部とリテーナのスプリング係止部とにコイル部の両側に設けられたフック部がそれぞれ係止され、該リテーナの先端部を払拭面側へ押圧付勢するアームスプリングと、を備えたワイパアームにおいて、前記リテーナの前記アームヘッドに対する回動に際して、前記アームスプリングのコイル部の基端が前記リテーナに形成した規制面に当接するようにして、前記リテーナのロックバック状態を回避するようにしたことを特徴する。
請求項2の発明は、請求項1記載のワイパアームであって、前記リテーナの規制面は、該リテーナの基端部に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のワイパアームであって、前記リテーナの規制面は、該リテーナに形成されたアームスプリング収納部の側壁であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載のワイパアームであって、前記リテーナのアームスプリング収納部に収納された前記アームスプリングのコイル部は、前記規制面側に偏寄していることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、リテーナのアームヘッドに対する回動に際して、アームスプリングのコイル部の基端がリテーナに形成した規制面に当接するようにして、リテーナのロックバック状態を回避するようにしたことにより、リテーナのロックバック時にアームスプリングのコイル部の伸びを確実に防止して常に正常なアーム圧を得ることができる。
請求項2の発明によれば、リテーナの規制面は、リテーナの基端部に形成されていることにより、リテーナのロックバック時にアームスプリングのコイル部の伸びをより確実に防止して常に安定したアーム圧を得ることができると共に、アームスプリングのコイル部の基端を確実に当接することができる。
請求項3の発明によれば、リテーナの規制面は、リテーナに形成されたアームスプリング収納部の側壁であることにより、リテーナのロックバック時にアームスプリングのコイル部の伸びをより確実に防止して常に安定したアーム圧を得ることができると共に、従来のリテーナをそのまま使用することも可能となる。
請求項4の発明によれば、リテーナのアームスプリング収納部に収納されたアームスプリングのコイル部は、規制面側に偏寄していることにより、リテーナのロックバック時にアームスプリングのコイル部の伸びをより確実に防止して常に安定したアーム圧を得ることができると共に、リテーナのアームヘッドに対する回動の規制角度を小さく設定することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態のワイパアームを用いたワイパ装置を一部断面で示す側面図、図2は同ワイパアームの平面図、図3は同ワイパアームのロックバック防止時の側面図である。
図1に示すように、自動車用のワイパ装置10は、ワイパアーム20と、このワイパアーム20の先端部に回動自在に連結されるワイパブレード30とで構成されている。このワイパブレード30は、自動車のウインドシールドガラス等の払拭面に当接させるゴム製のブレードラバー31と、このブレードラバー31の両端に取り付けられた一対のレバーヨーク32,32と、この各レバーヨーク32の中央部に両端部が掛け渡されて回動自在に支持された合成樹脂製のブレードレバー33とで構成されている。そして、ワイパアーム20のリテーナ25の先端部25bに支軸34を介してブレードレバー33の中央部を回動自在に装着してある。
図1〜図3に示すように、ワイパアーム20は、基端部21aをピボット軸11にナット12を介して固定すると共に、先端部21bに支軸22を一体形成した合成樹脂製のアームヘッド21と、基端部25aに支軸22が回動自在に支持される係止凹部26を形成すると共に、先端部25bにワイパブレード30を装着する合成樹脂製のリテーナ25と、これらアームヘッド21とリテーナ25との間に介在され、該リテーナ25の先端部25bを自動車のウインドシールドガラス等の払拭面側へ押圧付勢する金属製のアームスプリング29とを備えている。
図1〜図3に示すように、アームヘッド21の基端部21aには、ピボット軸11の上端11aが嵌合される段差円形状の結合孔21cを形成してある。また、アームヘッド21の先端部21bの正面中央には凹部21dを切欠き形成してある。このアームヘッド21の凹部21dの相対向する内面間の前側には略楕円柱状の支軸22を横方向に一体突出形成してあると共に、該凹部21dの相対向する内面の支軸22の後方にはアームスプリング係止用のピン(スプリング係止部)23を一体突出形成してある。
また、図1,図3に示すように、リテーナ25の中途部25cは天井壁と両側壁とで断面コ字状に形成してあり、その内部にアームスプリング29が収納されるアームスプリング収納部が形成されている。さらに、リテーナ25の中途部25cの両側壁の相対向する内面間には、アームスプリング係止用のピン(スプリング係止部)28を一体突出形成してある。そして、アームヘッド21のスプリング係止用のピン23とリテーナ25のスプリング係止用のピン28には、アームスプリング29のコイル部29aの両側に設けられたフック部29c,29dの鉤状の先端がそれぞれ係止されている。
図2に示すように、リテーナ25の基端部25aは、アームヘッド21の先端部21bの凹部21d内に収納される大きさに形成してある。また、図1,図3に示すように、リテーナ25の基端部25aの後面の中央から中心部にかけて略C字状の係止凹部26を形成してあり、該係止凹部26内にアームヘッド21の支軸22を着脱かつ回動自在に連結されている。さらに、リテーナ25の基端部25aの下面25Aの中央には、アームスプリング29のコイル部29aの基端29b側のフック部29dが収納される収納凹部27を形成してある。この収納凹部27はリテーナ25の基端部25aの前面25Bから後面25Cに延びるように縦溝状に形成してある。さらに、リテーナ25の基端部25aの前面25Bはアームスプリング29のコイル部29aの基端29bが当接するストッパとしての規制面となっている。このリテーナ25の規制面(前面)、すなわちアームスプリング収納部の側壁25Bにアームスプリング29のコイル部29aの基端29bが当接することにより、リテーナ25の基端部25aの収納凹部27内に収納されたアームスプリング29のコイル部29aの基端29b側のフック部29dの伸びが防止されるようになっている。この際、リテーナ25の中途部25cのアームスプリング収納部内に収納されているアームスプリング29のコイル部29aは、側壁(規制面)25B側に偏寄している。
以上実施形態のワイパアーム20によれば、図3に示すように、洗浄中や高速走行中の横風等によりリテーナ25が不意にロックバック状態(ワイパアーム20のリテーナ25を完全な起立姿勢に維持してロックする状態)へ移行しようとすると、アームスプリング29のコイル部29aの基端29b側のフック部29dがリテーナ25の基端部25aの収納凹部27の天壁面27aに当接すると共に、該アームスプリング29のコイル部29aの基端29bがリテーナ25の基端部25aの規制面25Bに当接して規制され、リテーナ25のロックバック状態が未然に回避される。これにより、リテーナ25のロックバック移行時にアームスプリング29のコイル部29aの伸びを確実に防止することができ、リテーナ25の先端部25bのアーム圧(ウインドシールドガラス等の払拭面を払拭するための押圧力)を常に正常かつ安定した状態で確保することができる。
そして、アームスプリング29のコイル部29aの基端29bが当接する規制面をリテーナ25の中途部25cのアームスプリング収納部の側壁25Bとすることで、従来のリテーナをそのまま使用することも可能となる。
また、アームスプリング収納部内に収納されたアームスプリング29のコイル部29aを、規制面25B側に偏寄させることで、リテーナ25のアームヘッド21に対する回動の規制角度を小さく設定することができる。
尚、前記実施形態によれば、合成樹脂製のアームヘット及びリテーナを用いたが、合成樹脂製に限らず、金属製のものでも良い。
本発明の一実施形態のワイパアームを用いたワイパ装置を一部断面で示す側面図である。 上記ワイパアームの平面図である。 上記ワイパアームのロックバック防止時の側面図である。 従来のワイパアームのロックバック防止時の断面図である。
符号の説明
11 ピボット軸
20 ワイパアーム
21 アームヘッド
21a 基端部
21b 先端部
22 支軸
23 アームスプリング係止用のピン(スプリング係止部)
25 リテーナ
25a 基端部
25b 先端部
25A 下面
25B アームスプリング収納部の側壁(規制面)
25C 後面
27 縦溝状の収納凹部
28 アームスプリング係止用のピン(スプリング係止部)
29 アームスプリング
29a コイル部
29b コイル部の基端
29c,29d フック部
30 ワイパブレード

Claims (4)

  1. 基端部をピボット軸に固定すると共に、先端部に支軸を形成したアームヘッドと、基端部が前記支軸に回動自在に支持されると共に、先端部にワイパブレードが装着されるリテーナと、これらアームヘッドのスプリング係止部とリテーナのスプリング係止部とにコイル部の両側に設けられたフック部がそれぞれ係止され、該リテーナの先端部を払拭面側へ押圧付勢するアームスプリングと、を備えたワイパアームにおいて、
    前記リテーナの前記アームヘッドに対する回動に際して、前記アームスプリングのコイル部の基端が前記リテーナに形成した規制面に当接するようにして、前記リテーナのロックバック状態を回避するようにしたことを特徴するワイパアーム。
  2. 請求項1記載のワイパアームであって、
    前記リテーナの規制面は、該リテーナの基端部に形成されていることを特徴とするワイパアーム。
  3. 請求項1記載のワイパアームであって、
    前記リテーナの規制面は、該リテーナに形成されたアームスプリング収納部の側壁であることを特徴とするワイパアーム。
  4. 請求項3に記載のワイパアームであって、
    前記リテーナのアームスプリング収納部に収納された前記アームスプリングのコイル部は、前記規制面側に偏寄していることを特徴とするワイパアーム。
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