JP5000961B2 - ワイパーアーム - Google Patents

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本発明は、車両等のワイパー装置に備えられるワイパーアームに関し、特に、アームヘッドとアーム本体との回動を規制する構造(いわゆるロックバックを規制する構造)を有するワイパーアームに関する。
ワイパー装置は、一般に、自動車のウィンドウ面等の被払拭面を払拭するワイパーブレードと、ワイパーブレードを支持するワイパーアームと、ワイパーアームに対してリンク機構を介して連係する駆動モータとから構成される。ワイパーアームは、リンク機構に連結されるアームヘッドと、アームヘッドに回動可能に連結されたリテーナと、リテーナに保持されたアームピースからなり、アームピースによりワイパーブレードを保持する。アームヘッドとリテーナの連結部分には、バネ手段が設けられる。このバネ手段が、リテーナを被払拭面方向に付勢することにより、ワイパーブレードを被払拭面に押し付けるための押し付け力が発生するようになっている(例えば、本出願人による特願2004−47604号、特願2006−181844号等を参照)。
図5、図6には、従来のワイパーアームにおけるアームヘッドとリテーナの連結部分を示す。図示されるように、アームヘッド102とリテーナ104は、軸103を介して回動自在に連結されている。アームヘッド102の先端部102Bには、スリット102Cが形成されている。このスリット102C内に、ガイドピン112の基端部112Aが配置され、軸113を介してアームヘッド102に対して回動自在に支持される。ガイドピンの周囲には、押し付け力を発生するためのコイルスプリング(図示せず)が圧縮状態で配置される。
特願2004−47604号 特願2006−181844号
ところで、ワイパーアームの種類によっては、アームヘッドに対するリテーナの回動角度を制限して、ワイパーアームがいわゆるロックバック状態(アームヘッドに対してリテーナが略直角に起立した状態)をとることがないようにしたい場合がある。図5、図6に示すワイパーアームは、このようなロックバック規制のために、アームヘッド102とリテーナ104の回動角度を制限する機構を備えている。詳しく説明すると、ワイパーアーム102の先端部102Bの両側部には、溝部121が形成され、これらの溝部121内に、リテーナ104の両側面に設けられた爪部122が配置されている。このような構成により、図5に示すように、アームヘッド102に対してリテーナ104が所定角度回転すると、爪部122が溝部121の前端123に当接し、それ以上の回転が阻止され、アームヘッド102に対してリテーナ104が必要以上に回動してしまわないようになっている。
しかしながら、図5、図6のワイパーアームでは、回動規制の構造として溝部121及び爪部122を設けているので、その分、アームヘッド2及びリテーナ104に加工が必要となり、ワイパーアームの製造コストの上昇を招いていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、車両等のワイパー装置に備えられるワイパーアームにおいて、アームヘッドに対するアーム本体(リテーナ及びアームピース)の回動を規制する構造(ロックバックを規制する構造)を簡素化し、コスト削減を可能としたワイパーアームを提供することを目的とする。
本発明では、ワイパーブレードが連結され得るアーム本体と、前記アーム本体が回動自在に連結されるアームヘッドと、前記アーム本体と前記アームヘッドの間に圧縮状態で介装されるコイルバネと、前記コイルバネの内側に配置されるガイドピンとを備え、前記ガイドピンの端部を、前記アームヘッドの端部に形成された凹部内に回動自在に軸支したワイパーアームにおいて、前記凹部内に、前記ガイドピンに当接して前記ガイドピンの回動範囲を制限する当接部を設け、前記当接部との当接により回動が規制された状態の前記ガイドピンを介して、前記アーム本体の前記アームヘッドに対する回動を規制するようにした。
前記当接部は、前記凹部の底部に形成された隆起部であってもよい。
前記アーム本体は、前記ガイドピンと係合し得る係合部を備え、回動が規制された状態の前記ガイドピンが前記係合部と係合することにより、前記アーム本体の回動が規制されるようにしてもよい。
本発明によれば、アームヘッド(例えばアームヘッド2)の端部(例えば先端部2B)に形成された凹部(例えばスリット11)に当接部(例えば隆起部19)を形成し、この当接部がガイドピン(例えばガイドピン12)の一部(例えば基端部12A)と当接することにより、ガイドピンのアームヘッドに対する回動を規制し、このガイドピンを介して、アームヘッドに対するアーム本体(例えばリテーナ4及びアームピース5)の回動を適切な範囲に規制する。具体的には、例えば、アーム本体の係合部(例えばリベット16)にガイドピンが係合することによりアーム本体の回動が適切な範囲に規制される。したがって、アームヘッドに対するアーム本体の回動は、凹部に当接部を設けただけの簡素な構造で、適切な範囲に規制され(例えばワイパーアームがロックバック状態とならないように規制され)、加工工数の削減によるコスト削減を図り得る。また、当接部は、凹部内に形成されるので、外からは見えず、ワイパーアームの美観が向上する。
以下、添付図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
図1は、本発明の各実施形態におけるワイパーアームの全体構成を示す側面図である。図示されるように、ワイパーアーム1は、アームヘッド2と、アームヘッド2に対して軸3を介して回動可能に連結されたリテーナ4と、リテーナ4に保持されたアームピース5とを備えている。アームヘッド2は、基端部2Aにおいて、図示されない駆動機構(駆動モータ及びリンク機構)に連結される。アームピース5は、先端のフック部において、図示されないワイパーブレードに連結される。このような構成により、ワイパーアーム1に支持されたワイパーブレードは、駆動機構により自動車のウィンドウ等の被払拭面に沿って動かされ、被払拭面を払拭するようになっている。なお、実施形態におけるリテーナ4とアームピース5のユニットが、特許請求の範囲におけるアーム本体に相当する。
図2から図4には、アームヘッド2とリテーナ4の連結部分の構成を示す。図示されるように、アームヘッド2の先端部2Bには、スリット11が形成されている。このスリット11内に、ガイドピン12の基端部12Aが配置される。ガイドピン12の基端部12Aは、スリット11を横切って延びる軸13を介して、アームヘッド2に対して回動可能に支持されている。
ガイドピン12は、基端部12Aから延び出す長手部12Bを備え、この長手部12Bの周囲に、コイルスプリング14及びストッパ部材15が配置される。ストッパ部材15は、リベット16を介してリテーナ4に対して固定されており、ガイドピン12の先端部12C側は、ストッパ部材15の上面15Aとリベット16の間に配置されている。なお、図3及び図4では、コイルスプリング14及びストッパ部材15の図示は省略している。
コイルスプリング14は、ガイドピン12の基端部12Aとストッパ部材15のスプリング支持部15Bの間に、圧縮状態で保持されている。このコイルスプリング14のバネ力により、アームヘッド2とリテーナ4は、初期状態においてわずかに角度を持った状態(折れ曲がった状態)となっているが、ワイパー装置の使用時にワイパーブレードが被払拭面(例えば自動車のウィンドウ面)に押し付けられると、被払拭面からの反力によって、リテーナ4はアームヘッド2に対する角度を狭める方向(アームヘッド2とリテーナ4が直線上に配置される方向)に回転する。この結果、コイルスプリング14は、リテーナ4を初期状態に戻る方向に回転させるように付勢し、この付勢力に応じた押し付け力でワイパーブレードが被払拭面に押し付けられることになる。
スリット11の底面11Aには、ガイドピン12の基端部12Aの上方に位置するように、隆起部19が形成されている。図3に示すように、アームヘッド2に対してリテーナ4を上方向に回転させると、リテーナ4に固定されたリベット16がガイドピン12に下側から当接し、ガイドピン12もリテーナ4と同じ方向に回転させられる。これにより、ガイドピン12が所定角度の回転をすると、ガイドピン12の基端部1Aが隆起部19に当接し、ガイドピン12のそれ以上の回転が制限される。この結果、リベット16においてガイドピン12と係合したリテーナ4も、アームヘッド2に対するそれ以上の回転が制限されることになる。これにより、リテーナ4がアームヘッド2に対して必要以上に大きく回動してしまうこと(例えば、いわゆるオーバーロックバック状態となってしまうこと)を適切に防止できる。なお、隆起部19は、ガイドピン12と当接してガイドピン12の回動を規制し得るものであれば、特に形状は限定されない。
以上のように、本実施形態のワイパーアーム1によれば、ガイドピン12の基端部12Aが収容されるスリット11内に隆起部19を形成し、ガイドピン12が所定角度回転したときに、ガイドピン12の基端部12Aが隆起部19に当接し、ガイドピン12の必要範囲以上の回動が規制され、この回動規制されたガイドピン12を介して、アームヘッド2とリテーナ4の相対回転が適切な範囲に規制される。この場合、ガイドピン12の回動を規制するための構造は、スリット11内に形成された隆起部19だけであるので、従来のワイパーアームにおける回動規制構造(例えば図5、図6のワイパーアームにおける溝部121及び爪部122)と比較して極めて簡素な構造で回動規制を達成でき、製造工数の削減によるコスト削減を図り得る。また、隆起部19は、スリット11内に隠れているので、ワイパーアーム1の外観をシンプルに保つことができ、ワイパーアーム1の美観が向上する。
本発明の実施形態におけるワイパーアームの全体構造を示す側面図である。 同じくアームヘッドとリテーナの連結部分を示す断面図である。 同じくアームヘッドとリテーナの連結部分を示す側面図である。 同じくアームヘッドとリテーナの連結部分を示す底面図である。 従来のワイパーアームにおけるアームヘッドとリテーナの連結部分を示す側面図である。 同じくアームヘッドとリテーナの連結部分を示す底面図である。
符号の説明
1 ワイパーアーム
2 アームヘッド
4 リテーナ
5 アームピース
11 スリット
12 ガイドピン
12A ガイドピンの基端部
14 コイルスプリング
15 ストッパ部材
16 リベット
19 隆起部

Claims (3)

  1. ワイパーブレードが連結され得るアーム本体と、
    前記アーム本体が回動自在に連結されるアームヘッドと、
    前記アーム本体と前記アームヘッドの間に圧縮状態で介装されるコイルバネと、
    前記コイルバネの内側に配置されるガイドピンと
    を備え、前記ガイドピンの端部を、前記アームヘッドの端部に形成された凹部内に回動自在に軸支したワイパーアームにおいて、
    前記凹部内に、前記ガイドピンに当接して、該ワイパーアームがロックバック状態となる方向への前記ガイドピンの回動範囲を制限する当接部を設け、前記当接部との当接により回動が規制された状態の前記ガイドピンを介して、前記アーム本体の前記アームヘッドに対する回動を規制し、
    前記当接部は、前記凹部の底部に形成された隆起部であり、前記隆起部は前記ガイドピンの基端部の上方に位置するワイパーアーム。
  2. 前記アーム本体は、前記ガイドピンと係合し得る係合部を備え、回動が規制された状態の前記ガイドピンが前記係合部と係合することにより、前記アーム本体の回動が規制されるようにした請求項1に記載のワイパーアーム。
  3. 前記隆起部は前記アームヘッドと一体に形成されている請求項1又は2に記載のワイパーアーム。
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