JP2010023667A - ワイパアーム及び車両用ワイパ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックバック状態におけるアーム部材に対する回動規制力を向上させることができるワイパアーム及び車両用ワイパを提供する。
【解決手段】サポート部材としてのサポートアーム21は、各アーム部21a(側壁部)から延出形成された延出片を幅方向(連結ピン15の軸線方向)外側に折曲することで形成された折曲係合部41を有し、アームヘッド12には、アーム部材としてのリテーナ13のロックバック状態において折曲係合部41とその折曲線方向に係合してリテーナ13の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部42が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイパアーム及び車両用ワイパに関するものである。
従来、車両用ワイパのワイパアームは、車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、基端部がアームヘッドに回動可能に連結され、先端部にワイパブレードが装着されるアーム部材とを備えている(例えば特許文献1参照)。また、アームヘッドとアーム部材との間には付勢機構が介在されており、該付勢機構は、通常状態(通常の使用状態)において、アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、アーム部材を払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては、アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢するようになっている。
このようなワイパアームでは、アーム部材は、側壁部の下端から延出形成された延出片を回動軸線方向の内側に折曲することで形成された折曲爪を有する。この折曲爪は、ロックバック状態において、その内面部分(腹部分)でアームヘッドと当接して、アーム部材の起立姿勢方向(反払拭面側)への回動を規制するようになっている。これにより、アーム部材は、折曲爪がアームヘッドと当接する位置で払拭面に対して起立状態で保持されるようになっている。
特開2005−238869公報
しかしながら、上記のようなワイパアームでは、折曲爪はロックバック状態においてその曲げ方向とは反対側の方向にアームヘッドと当接している。そのため、アーム部材に対して起立状態で保持する位置よりも更に反払拭面側に力が加えられてしまった場合、その負荷によりアーム部材の折曲爪が曲げ戻されるように変形し、アーム部材が起立状態で保持させたい所定位置より回動してしまう虞がある。このように折曲爪による規制が効かなくなると、ロックバック状態においてアーム部材がアームヘッドの上面と接触してしまい、該アームヘッド上面の塗装剥がれ等が生じる虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ロックバック状態におけるアーム部材に対する回動規制力を向上させることができるワイパアーム及び車両用ワイパを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、基端部が前記アームヘッドに回動可能に連結されたアーム部材と、前記アームヘッドと前記アーム部材との間に介在され、通常状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、前記アーム部材を前記払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢する付勢機構とを備えたワイパアームであって、前記アーム部材は、回動軸線方向に対向する一対の側壁部と、該一対の側壁部の少なくとも一方から延出形成された延出片を前記軸線方向に折曲することで形成された折曲係合部とを有し、前記アームヘッドには、前記アーム部材のロックバック状態において前記折曲係合部とその折曲線方向に係合して前記アーム部材の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部が設けられたことを特徴とする。
この発明では、ロックバック状態におけるアーム部材の回動規制は、該アーム部材の一対の側壁部の少なくとも一方に折曲形成された折曲係合部とアームヘッドに形成された回動規制部とが該折曲係合部の折曲線方向に係合することによってなされる。そのため、例えば、アーム部材に対して起立状態で保持する位置よりも更に反払拭面側に力が加えられてしまった場合等に、折曲係合部が曲げ戻し変形方向とは異なる方向(折曲線方向)に力を受け止めるので曲げ戻し変形することがなく、アーム部材に対する回動規制力を向上させることができる。これにより、アーム部材が起立状態で保持させたい所定位置より回動してしまうのを防止することができ、その結果、アームヘッド上面の塗装剥がれ等を抑制することが可能である。また、この発明では、折曲係合部がアーム部材に形成されるため、付勢機構のタイプ(圧縮コイルスプリング式や引張コイルスプリング式等)によらず様々なワイパアームに適用することが可能である。
請求項2に記載の発明は、車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、基端部が前記アームヘッドに回動可能に連結されたアーム部材と、前記アームヘッドと前記アーム部材との間に介在され、通常状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、前記アーム部材を前記払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢する付勢機構とを備えたワイパアームであって、前記付勢機構は、前記アーム部材に付勢力を付与するためのコイルスプリングと、前記アーム部材の回動軸線方向に対向する一対の側壁部が前記アームヘッドに回動可能に連結されてなり、前記コイルスプリングの付勢力を前記アーム部材に作用させるためのサポート部材とを備え、前記サポート部材は、その一対の側壁部の少なくとも一方から延出形成された延出片を前記回動軸線方向に折曲することで形成された折曲係合部を有し、前記アームヘッドには、前記アーム部材のロックバック状態において前記折曲係合部とその折曲線方向に係合して前記アーム部材の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部が設けられたことを特徴とする。
この発明では、ロックバック状態におけるアーム部材の回動規制は、サポート部材の一対の側壁部の少なくとも一方に折曲形成された折曲係合部とアームヘッドに形成された回動規制部とが該折曲係合部の折曲線方向に係合することによってなされる。そのため、例えば、アーム部材に対して起立状態で保持する位置よりも更に反払拭面側に力が加えられてしまった場合等に、折曲係合部が曲げ戻し変形方向とは異なる方向(折曲線方向)に力を受け止めるので曲げ戻し変形することがなく、アーム部材に対する回動規制力を向上させることができる。これにより、アーム部材が起立状態で保持させたい所定位置より回動してしまうのを防止することができ、その結果、アームヘッド上面の塗装剥がれ等を抑制することが可能である。
請求項3に記載の発明は、車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、基端部が前記アームヘッドに回動可能に連結されたアーム部材と、前記アームヘッドと前記アーム部材との間に介在され、通常状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、前記アーム部材を前記払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢する付勢機構とを備えたワイパアームであって、前記アーム部材は、回動軸線方向に対向する一対の側壁部と、該一対の側壁部の少なくとも一方から延出形成された延出片を前記軸線方向に折曲することで形成された折曲係合部とを有し、前記付勢機構は、前記アーム部材に付勢力を付与するためのコイルスプリングと、前記アームヘッドに回動可能に連結され前記コイルスプリングの付勢力を前記アーム部材に作用させるためのサポート部材とを備え、前記サポート部材には、前記アーム部材の起立姿勢方向への回動に伴い該アーム部材の前記折曲係合部とその折曲線方向に係合して前記アーム部材の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部が設けられたことを特徴とする。
この発明では、ロックバック状態におけるアーム部材の回動規制は、該アーム部材の一対の側壁部の少なくとも一方に折曲形成された折曲係合部とサポート部材に形成された回動規制部とが該折曲係合部の折曲線方向に係合することによってなされる。そのため、例えば、アーム部材に対して起立状態で保持する位置よりも更に反払拭面側に力が加えられてしまった場合等に、折曲係合部が曲げ戻し変形方向とは異なる方向(折曲線方向)に力を受け止めるので曲げ戻し変形することがなく、アーム部材に対する回動規制力を向上させることができる。これにより、アーム部材が起立状態で保持させたい所定位置より回動してしまうのを防止することができ、その結果、アームヘッド上面の塗装剥がれ等を抑制することが可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のワイパアームにおいて、前記付勢機構は、前記コイルスプリングとして前記アーム部材の長手方向に直列配置された圧縮コイルスプリング及び引張コイルスプリングを備え、前記サポート部材は、前記アーム部材との間において介在された前記引張コイルスプリングが係止されてその引っ張り力を前記アーム部材に作用させるように構成されたことを特徴とする。
この発明では、圧縮コイルスプリングと引張コイルスプリングとを直列配置したタイプのワイパアームにおいて、ロックバック状態におけるアーム部材に対する回動規制力を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載のワイパアームにおいて、前記アームヘッドの回動規制部は、前記アームヘッドの前記払拭面側の部位において、前記回動軸線方向に間隔を空けて少なくとも一対設けられたことを特徴とする。
この発明では、アームヘッドの回動規制部がアーム部材の回動軸線方向に間隔を空けて少なくとも一対設けられるため、回動規制部と折曲係合部との係合による回動規制力をバランス良く作用させることができる。また、回動規制部がアームヘッドの払拭面側の部位に設けられるため、回動規制部と折曲係合部との係合によりその係合部分に万一塗装剥がれが生じても、外観見栄えを著しく損ねてしまうことはない。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のワイパアームにおいて、前記折曲係合部は、前記一対の回動規制部のそれぞれと係合可能となるように前記一対の側壁部の一方に形成されたことを特徴とする。
この発明では、折曲係合部を形成するための曲げ加工箇所を少なく抑えることができるため、ワイパアームの製造の簡素化に貢献することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1又は2に記載のワイパアームにおいて、前記アームヘッドには、前記回動規制部に加えて、前記折曲係合部の内面と係合する規制補助面が設けられたことを特徴とする。
この発明では、回動規制部と折曲係合部との折曲線方向の係合によるアーム部材の回動規制だけでなく、折曲係合部の内面と規制補助面との係合、即ち、折曲係合部の曲げ方向への係合によってもアーム部材の回動規制がなされるため、より強力な回動規制力を得ることが可能である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のワイパアームの先端に、払拭面を払拭するためのワイパブレードを連結して構成されたことを特徴とする。
この発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載のワイパアームを用いることから、
ロックバック状態におけるアーム部材に対する回動規制力が向上された車両用ワイパを提供できる。
従って、上記記載の発明によれば、ロックバック状態におけるアーム部材に対する回動規制力を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両用ワイパ1は、車体に対し回動可能に支持されたピボット軸2にその基端部が固定されるワイパアーム11と、該ワイパアーム11の先端部に回動可能に連結されるワイパブレード(図示略)とから構成され、ワイパモータの駆動によるピボット軸2の往復揺動にて、フロントガラス表面(払拭面)を払拭するものである。
ワイパアーム11は、アームヘッド12と、基端部がアームヘッド12に回動可能に連結されるアーム部材としてのリテーナ13と、そのリテーナ13内に配置されリテーナ13の先端部を払拭面側に付勢する付勢機構14とを備えてなる。
アームヘッド12は、基端部においてピボット軸2に固定するための固定孔12aを有しており、その固定孔12aにピボット軸2の先端部が嵌挿されてネジ止めされることにより、ピボット軸2とともに一体回動するように固定される。
アームヘッド12の先端部には、リテーナ13と連結するための連結部12bが構成され、該連結部12bには、払拭面と略平行な回動軸(連結ピン15)にてリテーナ13が回動可能に連結されている。また、連結部12bには、その幅方向(連結ピン15の軸線方向)の両端からリテーナ13の先端側に向かって延びる一対の延出部12cが形成されている。
リテーナ13は、金属板材からプレス加工等により成形されるものである。図2及び図3(a)(b)(c)に示すように、リテーナ13は、上壁部13aと該上壁部13aの幅方向両側から下方に延びる一対の側壁部13b(図3(c)参照)とを有し、下方(払拭面側)に開口する断面コ字状をなしている。リテーナ13の基端部において、各側壁部13b間に前記アームヘッド12の連結部12bが挿入されている。そして、各側壁部13b間には、アームヘッド12の連結部12bを挿通するように連結ピン15がブッシュ15aを介して装着されている。
リテーナ13内には、該リテーナ13とアームヘッド12の連結部12bとにそれぞれ連結された付勢機構14が収容されている。付勢機構14は、サポート部材としてのサポートアーム21、スプリングガイド22及びストッパ部材23と、リテーナ13の長手方向に沿って直列配置された圧縮コイルスプリング24及び引張コイルスプリング25とを備えている。
サポートアーム21は、金属板材からプレス加工等により成形されるものであり、リテーナ13の長手方向に延びる長尺状をなしている。サポートアーム21は、幅方向(連結ピン15の軸線方向)に並設された一対の側壁部としてのアーム部21aと、その一対のアーム部21aの先端を繋ぐ架設部21bとを有している。各アーム部21aの基端部は、前記アームヘッド12の各延出部12cの幅方向内側に配置されるとともに、アームヘッド12の連結部12bを貫通する連結ピン26にて回動可能に連結されている。尚、この連結部12bとアーム部21aとの連結軸(連結ピン26)は、連結部12bとリテーナ13との連結軸(連結ピン15)と平行をなすとともに、該連結ピン15よりも先端側、且つ上側(反払拭面側)に設けられている。
また、各アーム部21aの先端部は、その下端に当接凹部21cが形成されている。各当接凹部21cは、図3(a)(c)に示すように、リテーナ13の各側壁部13b下端から幅方向内側に突出するように折曲形成された支持爪13cと上下方向に当接している。即ち、各アーム部21aの先端部は、リテーナ13の各支持爪13cにより支持されている。
スプリングガイド22は、図1に示すように、各アーム部21aの間に配置されており、該スプリングガイド22の基端部に形成された取付部22aは、前記連結ピン26にて連結部12bに回動可能に連結されている。図2に示すように、取付部22aには、鍔状をなす基端側ストッパ部22bが形成され、該ストッパ部22bからは、ガイド部22cがリテーナ13の先端側に向かって直線状に延出されている。図3(a)に示すように、ガイド部22cは、圧縮コイルスプリング24に挿通されるとともに、該ガイド部22cの先端部はストッパ部材23に支持されている。
ストッパ部材23は、リテーナ13の幅方向に並設される一対の側部31と、該一対の側部31を繋ぐ上部32とを有する。図3(a)(b)(c)に示すように、ストッパ部材23の各側部31は、その下端面と先端面とで形成される角部分に係合凹部31aを有している。一方、リテーナ13の各側壁部13bには、その下端から幅方向内側に突出する係合爪13dが折曲形成されている。そして、ストッパ部材23の各係合凹部31aはリテーナ13の各係合爪13dと係合し、該ストッパ部材23の各側部31は各係合爪13dにて支持されている。
ストッパ部材23の各側部31は、その基端部分において上方に突出する突出部31bを有しており、該突出部31b上端はリテーナ13の上壁部13aと当接している(図3(b)参照)。また、ストッパ部材23の上部32上面には、リテーナ13の上壁部13aと当接する凸部32aが形成されており、該凸部32aはリテーナ13の上壁部13aと当接することにより上壁部13aとの間のストッパ部材23のがたつきを防ぐ役割をなしている。
ストッパ部材23の上部32には、リテーナ13の先端側に延びる係止部32bが形成されている。係止部32bは上部32から若干下方に傾斜して延びている。また、ストッパ部材23の上部32には、係止部32bとは反対側に延びる先端側ストッパ部32cが形成されている。先端側ストッパ部32cは、上部32からリテーナ13の基端側に一旦延び、そこから下方に延びている。尚、前記サポートアーム21の各アーム部21aは、ストッパ部材23の先端側ストッパ部32cと各側部31との間に挿通されている。
ストッパ部材23の先端側ストッパ部32cには、上下方向に延びる挿通孔32dが形成され、該挿通孔32dにはスプリングガイド22のガイド部22cが挿通されている。そして、挿通孔32dの下端はガイド部22cと当接しており、該ガイド部22cを支持している。
前記圧縮コイルスプリング24は螺旋状をなし、その内側にはスプリングガイド22のガイド部22cが挿通されている。そして、圧縮コイルスプリング24は、その基端部がスプリングガイド22の基端側ストッパ部22bに当接されるとともに、先端部がストッパ部材23の先端側ストッパ部32cに当接され、それらストッパ部22b,32c間でリテーナ13の長手方向に圧縮された状態で保持されている。この圧縮コイルスプリング24の中心軸線は、ストッパ部材23の各係合凹部31a(各側部31)とリテーナ13の各係合爪13dとが長手方向に当接する点(支点P)の上方を通るように設定されている。これにより、圧縮コイルスプリング24の付勢力はストッパ部材23に対し、支点Pを軸として図3(b)における時計回り方向に作用するようになっている。
前記引張コイルスプリング25は、螺旋状のコイル部25aと、該コイル部25aの両端部にそれぞれ設けられたフック状の引っ掛け部25b,25cとを有している。引張コイルスプリング25は、サポートアーム21の各アーム部21a間に配置されており、基端側の引っ掛け部25bがストッパ部材23の係止部32bに係止されている。一方、先端側の引っ掛け部25cは、前記サポートアーム21の架設部21bに形成された係止部21dに係止されている。尚、係止部21dは、架設部21bから若干下方に傾斜して延びている。引張コイルスプリング25は、リテーナ13の長手方向に引っ張られた状態で各係止部32b,21dに係止され、その付勢力は各係止部32b,21dを引き合う方向に作用するようになっている。尚、引張コイルスプリング25は、前記圧縮コイルスプリング24と同軸上に配置されるとともに、それら各コイルスプリング24,25は互いに略同径のものが用いられている。
上記構成のワイパアーム11では、圧縮コイルスプリング24は連結ピン26を起点として、ストッパ部材23及びリテーナ13の係合爪13d(支点P)を該リテーナ13の先端側に押圧する。また、引張コイルスプリング25も連結ピン26を起点として、ストッパ部材23及びリテーナ13の係合爪13dを該リテーナ13の先端側に引っ張る。そして、通常使用状態(リテーナ13が図3(a)に示す位置にある状態)では、各コイルスプリング24,25の作用線(連結ピン26と支点Pとを結ぶ線)は、アームヘッド12とリテーナ13との連結軸(連結ピン15)の反払拭面側を通っているため、各コイルスプリング24,25の付勢力によりリテーナ13の先端部が払拭面側に押圧されるようになっている。
また、リテーナ13が、通常使用状態から各コイルスプリング24,25の付勢力に抗して起立姿勢方向(反払拭面側)に回動されて、その角度位置が節度点(前記各コイルスプリング24,25の作用線が連結ピン15の軸線と交わる位置)を越えると、付勢機構14の各コイルスプリング24,25の付勢力がリテーナ13に対し反払拭面側に作用するようになっている。これにより、図4(a)に示すように、リテーナ13を、払拭面に対して起立状態とする所謂ロックバックが可能となっている。このとき、付勢機構14のサポートアーム21は、支持爪13cの支持により、連結ピン26を中心軸としてリテーナ13と同方向に回動する。
ここで、図1及び図2に示すように、サポートアーム21の各アーム部21aの基端部には折曲係合部41が形成されている。折曲係合部41は、各アーム部21aの基端部下端から下方に延出形成された延出片を、幅方向(連結ピン15の軸線方向)外側に折曲することで形成されるものである。即ち、折曲係合部41の折曲線は、アーム部21aの長手方向に沿っている。一方、アームヘッド12の連結部12bに形成された各延出部12c先端には、回動規制部42が形成されている。各回動規制部42は、下方に突出するように形成されるとともに、幅方向に互いに間隔を空けて設けられている。
サポートアーム21の各折曲係合部41は、図4(a)(b)に示すように、リテーナ13のロックバック状態において、アームヘッド12の各回動規制部42の規制面42aと折曲線方向に当接する。このとき、各回動規制部42は、リテーナ13の反払拭面側への回動力を受けて該リテーナ13の反払拭面側への回動を規制し、これにより、リテーナ13が起立姿勢で保持されるようになっている。このように、折曲係合部41がその折曲線方向に回動規制部42と当接するため、折曲係合部41がその曲げ方向とは反対の方向にアームヘッド12と当接する従来構成と比べて、リテーナ13に対する回動規制力が向上されている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、サポート部材としてのサポートアーム21は、各アーム部21a(側壁部)から延出形成された延出片を幅方向(連結ピン15の軸線方向)外側に折曲することで形成された折曲係合部41を有し、アームヘッド12には、アーム部材としてのリテーナ13のロックバック状態において折曲係合部41とその折曲線方向に係合してリテーナ13の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部42が設けられる。そのため、例えば、リテーナ13に対して起立状態で保持する位置よりも更に反払拭面側に力が加えられてしまった場合等に、折曲係合部41が曲げ戻し変形する方向とは異なる方向(折曲線方向)に力を受け止めるので曲げ戻し変形することがなく、リテーナ13に対する回動規制力を向上させることができる。これにより、リテーナ13が起立状態で保持させたい所定位置より回動してしまうのを防止することができ、その結果、アームヘッド12上面の塗装剥がれ等を抑制することが可能である。
(2)回動規制部42がリテーナ13の回動軸線方向に間隔を空けて一対設けられるため、回動規制部42と折曲係合部41との係合による回動規制力をリテーナ13にバランス良く作用させることができる。
(3)折曲係合部41及び回動規制部42がワイパアーム11の払拭面側の部位に設けられるため、それら折曲係合部41及び回動規制部42の互いの当接によりその当接部分に万一塗装剥がれが生じても、外観見栄えを著しく損ねてしまうことはない。
(4)付勢機構14は、リテーナ13の長手方向に直列配置された圧縮コイルスプリング24と引張コイルスプリング25とを備え、サポートアーム21は、リテーナ13との間において介在された引張コイルスプリング25が係止されてその引っ張り力をリテーナ13に作用させるように構成される。即ち、圧縮コイルスプリング24と引張コイルスプリング25とを直列配置したタイプのワイパアーム11において、ロックバック状態におけるリテーナ13に対する回動規制力を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態のワイパアーム50では、前記第1実施形態のような圧縮コイルスプリング24と引張コイルスプリング25とを直列配置するタイプの付勢機構14を用いずに、圧縮コイルスプリング24を1つのみ備えたタイプの付勢機構51を用いている。詳しくは、本実施形態の付勢機構51は、第1実施形態の付勢機構14から引張コイルスプリング25、サポートアーム21及びストッパ部材23の係止部32bを除いた構成となっている(図5(a)(b)(c)参照)。従って、以下には、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5(a)(c)に示すように、リテーナ13の各側壁部13bは、その基端部に折曲係合部52を有している。各折曲係合部52は、各側壁部13bの下端から下方に延出形成された延出片を、幅方向(連結ピン15の軸線方向)内側に折曲することで形成されるものである。即ち、折曲係合部52の折曲線は、リテーナ13の長手方向に沿っている。一方、アームヘッド12の延出部12cには、前記第1実施形態と同様に、回動規制部42が突出形成されている。
図5(b)(c)は、リテーナ13がロックバックされた状態のワイパアーム50を示している。同図(b)(c)に示すように、リテーナ13の各折曲係合部52は、リテーナ13のロックバック状態において、アームヘッド12の各回動規制部42の規制面42aと折曲線方向に当接する。このとき、各回動規制部42は、リテーナ13の反払拭面側への回動力を受けて該リテーナ13の反払拭面側への回動を規制し、これにより、リテーナ13が起立姿勢で保持されるようになっている。
また、本実施形態では、アームヘッド12の各延出部12cの下面(払拭面側の面)には、規制補助面53が形成されている。各規制補助面53は、図5(b)に示すように、リテーナ13のロックバック状態において各折曲係合部52の内面52aと当接し、リテーナ13の回動を規制する。即ち、折曲係合部52と回動規制部42との折曲線方向の当接による回動規制だけでなく、折曲係合部52の内面52aと規制補助面53との当接によってもリテーナ13の回動規制がなされるため、より強力な回動規制力を得ることが可能となっている。尚、折曲係合部52の内面52aと規制補助面53とは、折曲係合部52と回動規制部42との折曲線方向の当接と略同時に当接するようになっている。
本実施形態のような構成によれば、リテーナ13の折曲係合部52がその折曲線方向に回動規制部42と当接するため、リテーナ13に対する回動規制力を向上させることができる。また、アームヘッド12には、回動規制部42に加えて、折曲係合部52の内面52aと係合する規制補助面53が設けられるため、より強力な回動規制力を得ることが可能である。また、前記第1実施形態と同様に、回動規制部42がリテーナ13の回動軸線方向に間隔を空けて一対設けられるため、回動規制部42と折曲係合部52との係合による回動規制力をリテーナ13にバランス良く作用させることができる。
(第3実施形態)
前記第2実施形態のワイパアーム50では、折曲係合部52がリテーナ13に形成されるため、付勢機構のタイプ(圧縮コイルスプリング式や引張コイルスプリング式等)によらず様々なワイパアームに適用することが可能となっている。本実施形態のワイパアーム60では、図6(a)(b)に示すように、1つの引張コイルスプリング61を備えたタイプの付勢機構62を用いている点で、前記第2実施形態とは異なる。従って、以下には、第2実施形態(又は、第1実施形態)と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6(a)に示すように、引張コイルスプリング61は、一端がリテーナ13に設けられたリテーナ側係止ピン63に係止されるとともに、他端がアームヘッド12に設けられたヘッド側係止ピン64に係止されたフック65に係止されている。即ち、引張コイルスプリング61の付勢力は、フック65を介して各係止ピン63,64を互いに引きつけ合うように作用する。
図6(a)に示す通常使用状態においては、引張コイルスプリング61の作用線(各係止ピン63,64を通る直線)が払拭面側に位置しているため、該スプリング61の付勢力によりリテーナ13は払拭面側に押圧されるようになっている。また、図6(b)に示すロックバック状態においては、引張コイルスプリング61の作用線が反払拭面側に位置しているため、該スプリング61の付勢力によりリテーナ13は反払拭面側に付勢されるようになっている。
また、本実施形態のワイパアーム60では、前記第2実施形態と同様に、アームヘッド12の延出部12cに回動規制部42及び規制補助面53が形成され、リテーナ13の基端部に折曲係合部52が形成されている。
リテーナ13の各折曲係合部52は、リテーナ13のロックバック状態において、アームヘッド12の各回動規制部42の規制面42aと折曲線方向(リテーナ13の長手方向)に当接する。このとき、各回動規制部42は、リテーナ13の反払拭面側への回動力を受けて該リテーナ13の反払拭面側への回動を規制し、これにより、リテーナ13が起立姿勢で保持されるようになっている。また、本実施形態においても、折曲係合部52と回動規制部42との折曲線方向の当接による回動規制だけでなく、折曲係合部52の内面52aと規制補助面53との当接によってもリテーナ13の回動規制がなされるようになっている。
本実施形態のような構成によっても、前記第2実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本実施形態のワイパアーム70では、回動規制部をサポートアーム21側に設けた点で、回動規制部42をアームヘッド12側に設けた前記第1実施形態の構成と異なる。従って、以下には、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態のワイパアーム70では、リテーナ13の長手方向中腹部には、前記第1実施形態の支持爪13cと同様な形状をなす折曲係合部71が形成されている。折曲係合部71は、リテーナ13の各側壁部13bの下端から下方に延出形成された延出片を、幅方向(連結ピン15の軸線方向)内側に折曲することで形成されるものである。即ち、折曲係合部71の折曲線は、リテーナ13の長手方向に沿っている。一方、サポートアーム21の各アーム部21aに形成された前記当接凹部21cの基端側端面には、回動規制部としての規制面72が形成されている。
このようなワイパアーム70において、リテーナ13が反払拭面側に回動されると、前記第1実施形態と同様に、付勢機構14の各コイルスプリング24,25の付勢力がリテーナ13に対し反払拭面側に作用し、図7(a)に示すロックバック状態となる。このとき、リテーナ13の回動軸(連結ピン15)とサポートアーム21の回動軸(連結ピン26)との位置がずれているため、サポートアーム21の先端部は、反払拭面側への回動に伴いリテーナ13の先端側に向かうように相対移動する。そして、サポートアーム21の各アーム部21aの規制面72がリテーナ13の折曲係合部71とその折曲線方向に当接する。これにより、リテーナ13の反払拭面側への回動が規制され、リテーナ13が起立姿勢で保持されるようになっている。
本実施形態のような構成によれば、サポートアーム21の規制面72とリテーナ13の折曲係合部71とがその折曲線方向に係合することでリテーナ13の回動規制がなされるため、前記第1実施形態と同様に、リテーナ13に対する回動規制力を向上させることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、折曲係合部41はアーム部21aに形成されたが、第2及び第3実施形態と同様に、リテーナ13の側壁部13bに形成される構成としてもよい。
・上記第1実施形態において、第2及び第3実施形態と同様の規制補助面53を形成してもよい。即ち、延出部12cの下面12dに規制補助面を形成し、アーム部21aの折曲係合部41の内面41aと当接するように構成してもよい(図4(b)参照)。
・上記第1実施形態では、各アーム部21aの折曲係合部41が幅方向外側に折曲形成されたが、幅方向内側に折曲形成してもよい。この場合、各アーム部21aの基端部は、各延出部12cの幅方向外側に配置される。
・上記第1実施形態では、圧縮コイルスプリング24と引張コイルスプリング25とが直列配置され、サポート部材としてのサポートアーム21は、リテーナ13との間において介在される引張コイルスプリング25の引っ張り力をリテーナ13の回動力として作用させるように構成された。しかしながら、このような構成に限定されるものではなく、例えば、アームヘッド12と該アームヘッド12に回動可能に連結されたサポート部材との間に圧縮コイルスプリングを介在させて、その圧縮コイルスプリングの弾性力をサポート部材の回動力として作用させるとともに、そのサポート部材をリテーナ13に係合させて該リテーナ13を回動方向(通常状態においては払拭面側、ロックバック状態においては反払拭面側)に付勢する構成としてもよい。
・上記第2実施形態では、折曲係合部52がリテーナ13の一対の側壁部13bにそれぞれ設けられたが、これ以外に例えば、図8に示すように、一対の側壁部13bの一方のみに折曲係合部52を設け、該折曲係合部52がアームヘッド12の一対の回動規制部42にそれぞれ係合する構成としてもよい。この構成によれば、折曲係合部52を形成するための曲げ加工箇所を少なく抑えることができるため、ワイパアームの製造の簡素化に貢献することができる。
・上記各実施形態では、折曲係合部41,52及び回動規制部42はそれぞれ一対設けられたが、それぞれ一対1組として2組以上設けてもよい。また、折曲係合部41,52及び回動規制部42を一対でなく1つのみ設けた構成としてもよい。
第1実施形態における車両用ワイパの斜視図。 ワイパアームの分解斜視図。 (a)は、ワイパアームの断面図、(b)は、ストッパ部材付近の拡大断面図、(c)は、ワイパアームの下面図。 ロックバック状態のワイパアームを示す図であって、(a)は側面図、(b)は、連結部周辺の拡大側面図。 第2実施形態におけるワイパアームを示す図であって、(a)は、通常使用状態における側面図、(b)は、ロックバック状態における側面図、(c)は、ロックバック状態における下面図。 第3実施形態におけるワイパアームを示す図であって、(a)は、通常使用状態における断面図、(b)は、ロックバック状態における断面図。 第4実施形態のワイパアームにおけるロックバック状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は、折曲係合部周辺の拡大側面図。 別例のワイパアームを示す下面図。
符号の説明
1…車両用ワイパ、2…ピボット軸、11,50,60,70…ワイパアーム、12…アームヘッド、13…アーム部材としてのリテーナ、13b…リテーナの側壁部、14,51,62…付勢機構、21…サポート部材としてのサポートアーム、21a…サポート部材の側壁部としてのアーム部、21c…当接凹部、24…圧縮コイルスプリング、25,61…引張コイルスプリング、41,52,71…折曲係合部、41a,52a…折曲係合部の内面、42…回動規制部、53…規制補助面、72…回動規制部としての規制面。

Claims (8)

  1. 車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、
    基端部が前記アームヘッドに回動可能に連結されたアーム部材と、
    前記アームヘッドと前記アーム部材との間に介在され、通常状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、前記アーム部材を前記払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢する付勢機構と
    を備えたワイパアームであって、
    前記アーム部材は、回動軸線方向に対向する一対の側壁部と、該一対の側壁部の少なくとも一方から延出形成された延出片を前記軸線方向に折曲することで形成された折曲係合部とを有し、
    前記アームヘッドには、前記アーム部材のロックバック状態において前記折曲係合部とその折曲線方向に係合して前記アーム部材の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部が設けられたことを特徴とするワイパアーム。
  2. 車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、
    基端部が前記アームヘッドに回動可能に連結されたアーム部材と、
    前記アームヘッドと前記アーム部材との間に介在され、通常状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、前記アーム部材を前記払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢する付勢機構と
    を備えたワイパアームであって、
    前記付勢機構は、
    前記アーム部材に付勢力を付与するためのコイルスプリングと、
    前記アーム部材の回動軸線方向に対向する一対の側壁部が前記アームヘッドに回動可能に連結されてなり、前記コイルスプリングの付勢力を前記アーム部材に作用させるためのサポート部材と
    を備え、前記サポート部材は、その一対の側壁部の少なくとも一方から延出形成された延出片を前記回動軸線方向に折曲することで形成された折曲係合部を有し、
    前記アームヘッドには、前記アーム部材のロックバック状態において前記折曲係合部とその折曲線方向に係合して前記アーム部材の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部が設けられたことを特徴とするワイパアーム。
  3. 車体に対し回動可能に支持されたピボット軸に固定されたアームヘッドと、
    基端部が前記アームヘッドに回動可能に連結されたアーム部材と、
    前記アームヘッドと前記アーム部材との間に介在され、通常状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに払拭面側に付勢し、前記アーム部材を前記払拭面に対して起立状態で保持させるロックバック状態においては前記アーム部材の先端部をその回動軸周りに起立姿勢方向に付勢する付勢機構と
    を備えたワイパアームであって、
    前記アーム部材は、回動軸線方向に対向する一対の側壁部と、該一対の側壁部の少なくとも一方から延出形成された延出片を前記軸線方向に折曲することで形成された折曲係合部とを有し、
    前記付勢機構は、前記アーム部材に付勢力を付与するためのコイルスプリングと、前記アームヘッドに回動可能に連結され前記コイルスプリングの付勢力を前記アーム部材に作用させるためのサポート部材とを備え、前記サポート部材には、前記アーム部材の起立姿勢方向への回動に伴い該アーム部材の前記折曲係合部とその折曲線方向に係合して前記アーム部材の起立姿勢方向への回動を規制する回動規制部が設けられたことを特徴とするワイパアーム。
  4. 請求項2又は3に記載のワイパアームにおいて、
    前記付勢機構は、前記コイルスプリングとして前記アーム部材の長手方向に直列配置された圧縮コイルスプリング及び引張コイルスプリングを備え、
    前記サポート部材は、前記アーム部材との間において介在された前記引張コイルスプリングが係止されてその引っ張り力を前記アーム部材に作用させるように構成されたことを特徴とするワイパアーム。
  5. 請求項1又は2に記載のワイパアームにおいて、
    前記アームヘッドの回動規制部は、前記アームヘッドの前記払拭面側の部位において、前記回動軸線方向に間隔を空けて少なくとも一対設けられたことを特徴とするワイパアーム。
  6. 請求項5に記載のワイパアームにおいて、
    前記折曲係合部は、前記一対の回動規制部のそれぞれと係合可能となるように前記一対の側壁部の一方に形成されたことを特徴とするワイパアーム。
  7. 請求項1又は2に記載のワイパアームにおいて、
    前記アームヘッドには、前記回動規制部に加えて、前記折曲係合部の内面と係合する規制補助面が設けられたことを特徴とするワイパアーム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のワイパアームの先端に、払拭面を払拭するためのワイパブレードを連結して構成されたことを特徴とする車両用ワイパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012218588A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Nippon Wiper Blade Co Ltd ワイパーアーム
JP2014054883A (ja) * 2012-09-11 2014-03-27 Asmo Co Ltd 車両用ワイパ装置

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