JP2012516257A - 回動可能なワイパーアームを有するワイパーアセンブリ - Google Patents
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Abstract
長手方向軸X−Xを有すると共にワイパーブレード8を保持するように構成されたワイパーアーム4を含むワイパーアセンブリ3が提供される。ワイパーアーム4は自由端5を含む。第1の回動軸A−Aを中心にして回動可能な支持部材6が、ワイパーアーム4の上記長手方向軸X−Xに対して実質的に交差方向に延び、ワイパーアーム4を支持するように構成される。支持部材6は、ワイパーアーム4の自由端5が少なくとも部分的に挿入される孔13を含む。ワイパーアーム4の自由端5及び孔13は第2の回動軸B−Bを画定し、該第2の回動軸B−Bを中心にしてワイパーアーム4が回動可能である。第2の回動軸B−Bは、ワイパーアーム4の長手方向軸X−Xとずれている。
【選択図】図3a
【選択図】図3a
Description
本発明はワイパーアセンブリ、特に、自動車の窓を払拭するのに適したワイパーアセンブリに関する。
自動車に使用するための、自動車の窓を払拭するように構成されたワイパーアセンブリが一般に知られている。そのような既知の従来型ワイパーアセンブリは、ワイパーアームに接続されかつ回動可能に駆動される支持部材を含み、この支持部材がさらにワイパーブレードを保持している。ワイパーアームはヒンジによって支持要素に接続されており、このヒンジによりワイパーアームを自動車の窓から離すように屈曲させることで、ワイパーブレードの交換またはワイパーブレードによるウインドシールドの清掃を可能にする。既知のワイパーアセンブリは、一方の自由端が支持部材に接続されていると共に、他方の自由端がテンションスプリングに接続されているC字フックを含んでいる。テンションスプリングがさらにワイパーアームに接続されており、ワイパーアームにテンションをかけてワイパーブレードを自動車の窓に当接させている。
既知の従来型ワイパーアセンブリの懸念事項は、ワイパーブレードを交換するために、テンションスプリングの引張力に抗してワイパーアームを窓から離すように動かさねばならないことである。一方では、これにより、支持部材及びワイパーアームの接続点に機械的歪みがかかり、その結果、機械的摩耗及び機械的引裂きが生じる。他方では、これにより、ワイパーブレードが取り外されているときにテンションスプリングが加える力によりワイパーアームが突然その元位置に倒伏し、ワイパーブレードが未装着のままワイパーアームが窓を強打し窓ガラスを損傷させる危険性ももたらされる。
従来型ワイパーアセンブリに伴う上述の懸念事項の一解決策が、特許文献1に提案されており、そこでは、支持部材がその回動軸に対して交差方向に延びる通路を含んでいることが開示されている。ワイパーアームがワイパーブレードを支持し、支持部材の上記通路の自由端に挿入されることによって、ワイパーアームが支持部材に対してその長手方向軸を中心にして回動することができる。ワイパーアームは支持部材の回動軸に対して交差方向に延びている。ワイパーアームはその自由端に、該ワイパーアームの回動をロックするように支持部材のソケットに収容することができるプラグが設けられている。ワイパーアームは、ばねがプラグをソケットに付勢する、ばね部材の付勢に抗して、その軸方向に可動である。ワイパーアームをソケットから軸方向に引くことによって、プラグがソケットから出て、ワイパーアームがその長手方向軸を中心にして回動することができることで、ワイパーブレードの交換を可能にしている。
特許文献1に提示されている解決策の一懸念事項は、特許文献1のワイパーアームもまた、ワイパーブレードを自動車の窓ガラスに押し付けるリーフスプリングとして機能することに関連している。ワイパーブレードを交換するには、ワイパーアームを軸方向に引く前に、ワイパーアームをその弾性変形によるその弾性力に抗して自動車の窓から手で持ち上げてワイパーブレードと窓との間に十分なクリアランスを形成するようにせねばならない。このことは、ユーザーが、ワイパーアームの軸方向と、窓ガラスに対して垂直な方向、したがって、ワイパーアームを回動させながらワイパーアームの軸方向に対して実質的に垂直な方向との双方に引張力を加え続けねばならないことを意味する。これは、ユーザーが力を加えながら複数の動きを調整することを要する。さらに、ワイパーアームに加えられる持ち上げ力により、ワイパーアームの滑らかな回動を妨げる曲げモーメントが通路内に生じることになる。
特許文献1によれば、ウインドシールドからあまり遠くに引くとワイパーアーム(リーフスプリング)を恒久的に変形させる潜在的可能性が存在する。これはワイパーアームの塑性変形につながり、この塑性変形がさらにワイピング性能の完全な損失につながりかねない。
車を外に駐車しているときにワイパーブレードがウインドシールドに凍りつく傾向がある冬季に、ワイパーアームが変形する可能性が増す。
したがって、ワイパーブレードの交換時に使用することが非常に容易であると共に、指摘した懸念事項を少なくとも軽減する改良型ワイパーアセンブリを提供することが望まれている。
これらの懸念事項のうちの1つまたは複数に、より良好に対処するために、長手方向軸を有すると共にワイパーブレードを保持するように構成されたワイパーアームを含むワイパーアセンブリが提供される。ワイパーアームは自由端を含む。この自由端はワイパーアームと単一部品を形成するか、または代替的にワイパーアームに固定接続される。さらに、アセンブリは、第1の回動軸を中心にして回動可能であると共に、ワイパーアームの長手方向軸に対して実質的に交差方向に延びる支持部材を含む。支持部材は自由端を介してワイパーアームを支持するように構成される。支持部材は、ワイパーアームの自由端が少なくとも部分的に挿入される孔を含む。ワイパーアームの自由端及び孔は第2の回動軸を画定し、該第2の回動軸を中心にしてワイパーアームが回動可能である。第2の回動軸は、ワイパーアームの長手方向軸とずれている。
ワイパーアームが中心にして回動することができる軸が、ワイパーアームの長手方向軸とは異なっているという条件によって、ワイパーアームに取着されたワイパーブレードと自動車の窓ガラスとの間のクリアランスが、ワイパーアームが回動すると直ぐに自動的に生じることになる。したがって、ワイパーアームの回動を可能にするクリアランスを生じさせるために、ワイパーアームを窓ガラスから引く必要がない。ここで、特許文献1のワイパーアセンブリの場合は、ワイパーアームの長手方向軸が回動軸と一致していることが理解される。
支持部材の孔に挿入されるワイパーアームの自由端は、ワイパーアームの一体部品とすることができ、また、ワイパーアームに固定された別部品とすることもできる。
ワイパーアセンブリの一実施形態では、第2の回動軸がワイパーアームの長手方向軸と実質的に平行であることで、自動車の窓ガラスの近くでワイパーアームの容易な回動を可能にする。
ワイパーアセンブリの一実施形態では、第2の回動軸は、ワイパーアームの長手方向軸に対して傾斜している。このようにして、第2の回動軸の角度が払拭すべき窓ガラスから上方向に向いている限り、ワイパーアームの回動と同時にワイパーアームが自動車の窓ガラスから離れるように動くことになる。
ワイパーアセンブリの一実施形態では、孔は実質的に円形の断面を有し、前記孔に少なくとも部分的に挿入されるワイパーアームの自由端は対応する断面を有しており、そのため、ワイパーアームの自由端はヒンジとして機能することができる。
ワイパーアセンブリの一実施形態では、孔は支持部材の内部スペースに延び、ワイパーアームの自由端は上記内部スペースに突出し、ワイパーアセンブリは、ワイパーアームを支持部材に解除可能に連結するようにワイパーアームの自由端及び上記支持部材に作用しかつ内部スペース内に少なくとも部分的に配置される解除可能な連結手段をさらに含む。このようにして、連結手段を見えなくすることができ、特に支持部材の非常にコンパクトな設計が得られる。さらに、これにより、連結手段は環境から、特に連結手段の適正動作を損ねかねない塵埃から保護される。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、ワイパーアームの自由端は上記孔内で軸方向に可動であり、連結手段は、ワイパーアームを支持部材に対して付勢する弾性部材を含む。これにより、ワイパーアームと支持部材を互いに解除可能に連結する都合のよい方法が提供される。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、弾性部材はワイパーアームの遠位端と上記内部スペースの壁との間に配置されると共にワイパーアームの遠位端及び上記内部スペースの壁に作用する螺旋ばねであり、非常に費用効果的な設計を生む。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、ワイパーアームをワイパーアセンブリの少なくとも動作位置で支持部材にロックするように構成されたロック手段が設けられている。それにより、ワイパーアセンブリの使用時に、ワイパーアームが支持部材に連結した状態に維持され、該ワイパーアームの動きにより分離することがない。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、ロック手段は、ワイパーアームを、動作位置とは異なる非動作位置でも支持部材にロックできるように構成されている。これにより、ワイパーブレードを交換し易い位置にワイパーアームをロックでき、かつ、ユーザーがワイパーアームを非動作位置に手で保持する必要がなくなる。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、ロック手段は、突起−穴(lug-and-hole)ロック手段であり、それにより、ワイパーアームを支持部材に対して堅牢にロックする手段が提供される。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、ワイパーアームは、上記第2の回動軸を中心にして少なくとも90度の角度に亘って、好ましくは上記第2の回動軸を中心にして少なくとも180度の角度に亘って回動可能であり、それにより、ユーザーは、交換すべきワイパーブレードに対して良好なアクセスが可能になる。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、ワイパーアームは、外側スリーブによって囲まれた単一の高引張強度材料からなる構造部材を含む長手形状部を含む。それにより、非常に優れた機械的特性を有する非常に強力なワイパーアームが提供される。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、高引張強度材料は、1000MPAよりも高い、詳細には1500MPAよりも高い、より詳細には1800MPAよりも高い引張強度を有する材料の群から選択され、好ましくは、高張力鋼組成を含む材料の群から選択される。これにより、非常に優れた機械的特性を有する複合ワイパーアームが提供される。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、構造部材はワイヤー、シート及び管状部材のうちの1つである。これにより、複合ワイパーアームの製造可能性が向上する。
ワイパーアセンブリの一実施の形態では、構造部材は孔に突出し、第2の回動軸を画定する。これにより、ワイパーアームの構造的一体性及び強度が向上する。
本発明によるワイパーアセンブリのさらなる有利な実施形態を、特許請求の範囲において、かつ、図面を参照しながら以下の記載において説明する。
図1は、窓ガラス2を有する車等の自動車1の一部を概略的に示す。自動車1は、例えば降雨時などに窓ガラス2を払拭するために設けられた一組のワイパーアセンブリ3を備えている。図1の例における自動車1は、窓ガラス2の表面積の大部分を共に覆う2つ一組のワイパーアセンブリ3を備えている。当然ながら、覆うべき表面積に応じてまたはコストの観点から、異なる数のアセンブリを設けることも可能である。以下、本発明を、ワイパーアセンブリを1つだけ参照しながら説明するが、当然ながら本発明はそれに限定されるものではない。
各ワイパーアセンブリ3はそれぞれ、支持部材6に第1の自由端5が連結されているワイパーアーム4を含む。ワイパーアーム4は、その第2の自由端7に、窓ガラス2に接触しているワイパーブレード8と連結可能な接続手段(詳細には図示せず)を含む。支持部材6は、ドライブモーター9及びレバー10、11のアセンブリによって駆動され、図1に点線で示すように窓ガラス2の上を往復運動する。これ自体は当業者に周知である。
図2aは、ワイパーアセンブリ3の第1の実施形態の一部をより詳細に断面図で示す。ワイパーアセンブリ3は、ワイパーアーム4の第1の自由端5に連結されている支持部材6を含むことが分かる。支持部材6は、第1の回動軸A−Aを中心にして回動可能であるように、レバー10、11の一方に、または直接、ドライブモーター9(図1を参照)のドライブシャフト(図示せず)に連結可能な連結部12を含む。
支持部材6には、ワイパーアーム4の自由端5が少なくとも部分的に挿通される孔13が設けられている。ワイパーアーム4の自由端5及び孔13は第2の回動軸B−Bを画定し、該第2の回動軸B−Bを中心にしてワイパーアーム4が回動可能である。図2aの例では、第2の回動軸B−Bはワイパーアーム4の長手方向軸と平行である。図示のように、第1の回動軸A−Aは、ワイパーアーム4の長手方向軸X−Xに対して実質的に交差方向に延びている。
ワイパーアーム4は好ましくは、図2aの例に示すように、いわゆる複合ワイパーアームである。図2aの例では、ワイパーアーム4は、外側スリーブ15によって囲まれた単一の高引張強度材料からなる構造部材14を含む長手形状部4aを含む。高引張強度材料は、800MPaよりも大きい、例えば1000MPaよりも大きい、好ましくは1500MPaよりも大きい、より好ましくは1800MPaよりも大きい引張強度を有する材料の群から選択されることができる。さらに好ましくは、そのような材料は、高張力鋼組成を含む材料の群から選択される。
構造部材14はブシュ16と共に孔13に挿通されている。ブシュ16は、図2aに示すように別個の部分とすることができるが、特にワイパーアーム4の外側スリーブ15がプラスチック材料から作製される場合は、ワイパーアーム4の一体部とすることもでき(図3を参照)、ワイパーアーム4の容易な回動を可能にする範囲で、孔13に密接に嵌合するように寸法が定められている。図2aにさらに示されるように、ワイパーアーム4の自由端5、具体的には構造部材14のその部分がブシュ16と共に内部スペース17に延びている。構造部材14はその遠位端に、直径がブシュ16よりも大きいディスク状支持要素18が設けられた内部スペース17への突出部を有する。支持要素18と内部スペース17の内表面19との間に、ブシュ16を囲むように圧縮ばね等の弾性部材20が設けられている。弾性部材20には予め張力が付与されており、支持要素18と内表面19との間で圧縮されるときにワイパーアーム4を支持部材6に対して付勢する。
弾性部材20は完全には圧縮されず、そのため、ワイパーアーム4は孔13に対して軸方向に移動可能となっている。図2aに示す状況では、ワイパーアームは、(図示しない)窓ガラスを払拭するのに用いることができるいわゆる動作位置にある。ワイパーアーム4が使用中に不慮に回動するのを防止するために、支持部材6は、ワイパーアーム4の自由端5に設けられた凹部22に収容可能な凸部21を含む(突起−穴)。第2の回動軸B−Bを中心にしてワイパーアーム4を回動させるために、ユーザーは、凹部22から凸部21を解除させるように、弾性部材20の力に抗してワイパーアーム4を内部スペース17から引き抜くことができる。ワイパーアーム4の回動は、例えば、90度若しくは180度の角度、または都合のよい任意の他の角度にわたって行うことができる。ワイパーアーム4が第2の回動軸B−Bを中心にして支持部材6に対し180度回動する、ワイパーアーム4のこの状況、すなわち非動作位置は図2bに示す。
実際に、ロック手段を形成する凸部21と凹部22とを、ワイパーアーム4をその非動作位置においても支持部材6にロックさせるように構成できることに留意されたい。
このようにして、全体的に参照符号23で示した解除可能な連結手段が設けられており、この解除可能な連結手段は少なくとも部分的に内部スペース17に配置され、ワイパーアーム4を支持部材6に解除可能に連結するようにワイパーアーム4の自由端5及び支持部材6に作用する。
図2aに示されるように、第2の回動軸B−Bは、ワイパーアーム4の長手方向軸X−Xとは異なっている、すなわち、ワイパーアーム4の長手方向軸X−Xとは一致しない。図2aの例では、これは、二段折れ(double bend)がワイパーアーム4の自由端5付近にある構造部材14を形成することによって達成される。特に、第2の回動軸B−Bは長手方向軸X−Xと平行であり、そのため、第2の回動軸B−Bを中心にしたワイパーアーム4の回動時にクリアランスC(図2b)が生じることが分かる。このクリアランスは、ワイパーブレードの交換時にワイパーアーム4と(図示しない)窓ガラスとの間に或る特定のスペースが存在することを確実にする。
ワイパーアセンブリ3のさらなる実施形態を図3aに示すが、この実施形態は、第2の回動軸B−Bがここではワイパーアーム4の長手方向軸X−Xに対して角度αのもとで位置するように配置されている点以外、図2aのワイパーアセンブリ3と同じである。これは、ワイパーアーム4が、第2の回動軸を中心にして回動すると、図2a及び図2bを参照して説明したのと同様に、ワイパーアーム4が回動運動を受けるだけでなく、(図示しない)窓ガラスから離れるように動くという作用を有する。このことは、図3aに、ワイパーアーム4のこの非動作位置を示す点線によって示す。
支持部材6へのワイパーアーム4の円錐面による固定(conical fixation)は、断面が円形である必要はない。図3bは、断面が正方形である、第1の実施形態の図3aの平面D−Dによる断面を示す。図3cは、断面が多角形である、第2の実施形態の図3aの平面D−Dによる断面を示す。
図4及び図5には、ワイパーアセンブリのさらなる実施形態が示されており、ここでは、弾性部材20の代替的な実施形態が例示されている。図4は、弾性部材20がリーフスプリングである場合を示している。リーフスプリング20の短辺は支持部材6に固定されている。長辺はワイパーアームの端が通る孔を有する。アームが引き抜かれるとリーフスプリングが撓む。ワイパーアーム4の端部は、或る特定の動きを可能にするように幾らかのクリアランスをリーフスプリング20の穴内に有する。
図5は、弾性部材20が、孔13に対向して位置する、内部スペース17の内表面19の一部に取着されている引張スプリングであることを示す。ワイパーアーム4が完全に引き抜かれること、及び、引張スプリング20が損傷または破壊さえもされることを防止するために、端止め24、例えばブシュをワイパーアーム4の端に接続することができる。しかしながら、弾性部材20の他の解決策も考えられること、及び、図示の実施形態は単に例として挙げられているにすぎず、決して本発明を限定することを意図しないことに留意されたい。
必要に応じて、本発明の詳細な実施形態を本明細書に開示してきたが、開示した実施形態は単に本発明の例示にすぎず、様々な形態で具現することができることを理解されたい。したがって、本明細書に開示している特定の構造的かつ機能的な細部は限定するものとして解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、かつ、本発明を実際にいずれもの適した詳細な構造で様々に用いることの当業者への教示の代表的な基礎として解釈されるべきである。さらに、本明細書で用いている用語及び句は限定することを意図するのではなく、本発明の理解可能な記載を提供するためのものであると解釈されるべきである。
本明細書で用いている場合の「1つの」という語は、1つまたは2つ以上のものとして定義される。本明細書で用いている場合の「複数の」という語は、2つまたは3つ以上のものとして定義される。本明細書で用いる場合の「別の」という語は、少なくとももう1つのまたはさらなるものとして定義される。本明細書で用いている場合の「含む」及び/または「有する」という語は、備える(すなわちオープンランゲージであり、他の要素またはステップを排除しない)ものと定義される。特許請求の範囲におけるいかなる参照符号も特許請求の範囲または本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
単に、特定の幾つかの方策を、相互に異なる従属クレームにおいて記載しているからといって、それらの方策の組合せを利用することができないことを示すものではない。
A−A 第1の回動軸
B−B 第2の回動軸
X−X ワイパーアームの長手方向軸
C クリアランス
1 自動車
2 窓ガラス
3 ワイパーアセンブリ
4 ワイパーアーム
4a 長手形状部
5 ワイパーアームの第1の自由端
6 支持部材
7 ワイパーアームの第2の自由端
8 ワイパーブレード
9 ドライブモーター
10 レバー
11 レバー
12 連結部
13 孔
14 構造部材
15 外側スリーブ
16 ブシュ
17 内部スペース
18 支持要素
19 内表面
20 弾性部材
21 凸部
22 凹部
23 解除可能な連結手段
24 端止め
B−B 第2の回動軸
X−X ワイパーアームの長手方向軸
C クリアランス
1 自動車
2 窓ガラス
3 ワイパーアセンブリ
4 ワイパーアーム
4a 長手形状部
5 ワイパーアームの第1の自由端
6 支持部材
7 ワイパーアームの第2の自由端
8 ワイパーブレード
9 ドライブモーター
10 レバー
11 レバー
12 連結部
13 孔
14 構造部材
15 外側スリーブ
16 ブシュ
17 内部スペース
18 支持要素
19 内表面
20 弾性部材
21 凸部
22 凹部
23 解除可能な連結手段
24 端止め
Claims (15)
- 長手方向軸(X−X)を有すると共にワイパーブレード(8)を保持するように構成されたワイパーアーム(4)を含むワイパーアセンブリ(3)であって、前記ワイパーアーム(4)は該ワイパーアームと単一部品を形成するかまたは該ワイパーアーム(4)に固定接続される自由端(5)を含み、
前記ワイパーアーム(4)の前記長手方向軸(X−X)に対して実質的に交差方向に延びる第1の回動軸(A−A)を中心にして回動可能な支持部材(6)をさらに含み、
前記支持部材(6)は、前記自由端(5)を介して前記ワイパーアーム(4)を支持するように構成されているものにおいて、
前記支持部材(6)は、前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)が少なくとも部分的に挿入される孔(13)を含み、前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)と前記孔(13)とによって第2の回動軸(B−B)が画定され、前記第2の回動軸(B−B)を中心にして前記ワイパーアーム(4)が回動可能であり、かつ、
前記第2の回動軸(B−B)は、前記ワイパーアームと窓ガラスとの間にクリアランスを与えるように、前記ワイパーアーム(4)の前記長手方向軸(X−X)からずれていることを特徴とするワイパーアセンブリ。 - 前記第2の回動軸(B−B)は、前記ワイパーアーム(4)の前記長手方向軸(X−X)と実質的に平行である、請求項1に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記第2の回動軸(B−B)は、前記ワイパーアーム(4)の前記長手方向軸(X−X)に対して傾斜している、請求項1に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記孔(13)は実質的に円形の断面を有し、前記孔に少なくとも部分的に挿入される前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)は、前記孔に対応する断面を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記孔(13)は非円形の断面を有し、前記孔に少なくとも部分的に挿入される前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)は、前記孔に対応する断面を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記孔(13)は前記支持部材(6)の内部スペース(17)に延び、前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)は前記内部スペース(17)に突出しており、前記内部スペース(17)内に少なくとも部分的に配置され、前記ワイパーアーム(4)を前記支持部材(6)に解除可能に連結すべく前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)及び前記支持部材(6)に作用する解除可能な連結手段をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記ワイパーアーム(4)の前記自由端(5)は、前記孔(13)内で軸方向に移動可能であり、前記連結手段は、前記ワイパーアーム(4)を前記支持部材(6)に対して付勢する弾性部材(20)を含む、請求項6に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記弾性部材(20)は、前記ワイパーアーム(4)の遠位端と前記内部スペース(17)の内表面(19)との間に配置されかつ前記ワイパーアーム(4)の前記遠位端と前記内部スペース(17)の前記内表面(19)とに作用する螺旋ばねである、請求項7に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記ワイパーアーム(4)を少なくとも動作位置で前記支持部材(6)にロックするように構成されたロック手段(21、22)をさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記ロック手段(21、22)は、前記ワイパーアーム(4)を、前記動作位置とは異なる非動作位置でも前記支持部材(6)にロックするように構成されている、請求項9に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記ロック手段(21、22)は、突起−穴ロック手段である、請求項9または10に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記ワイパーアーム(4)は、前記第2の回動軸(B)を中心にして少なくとも90度の角度に亘って、好ましくは前記第2の回動軸(B)を中心にして少なくとも180度の角度に亘って回動可能である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記ワイパーアーム(4)は、外側スリーブ(15)によって囲まれた単一の高引張強度材料からなる構造部材(14)を含む長手形状部(4a)を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記構造部材(14)は、ワイヤー、シート及び管状部材のうちの1つである、請求項12または13に記載のワイパーアセンブリ。
- 前記構造部材(14)は、前記孔(13)に挿通され、前記第2の回動軸(B)を画定する、請求項13または14に記載のワイパーアセンブリ。
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