JP2001001868A - ワイパアーム - Google Patents

ワイパアーム

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JP2001001868A
JP2001001868A JP11175277A JP17527799A JP2001001868A JP 2001001868 A JP2001001868 A JP 2001001868A JP 11175277 A JP11175277 A JP 11175277A JP 17527799 A JP17527799 A JP 17527799A JP 2001001868 A JP2001001868 A JP 2001001868A
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retainer
arm head
arm
branch
shaft
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JP11175277A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsumoto
浩志 松本
Masami Muramatsu
昌美 村松
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/32Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by constructional features of wiper blade arms or blades
    • B60S1/34Wiper arms; Mountings therefor
    • B60S1/3425Constructional aspects of the arm
    • B60S1/3445Joints between elements
    • B60S1/345Joints between elements the elements being a link piece and a mounting head
    • B60S1/3452Joints between elements the elements being a link piece and a mounting head the joint being a snap fit pivot joint

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームヘッドとリテーナとの連結部分の強度
を補強してこの連結部分の損傷を防止できるワイパアー
ムを得る。 【解決手段】 ワイパアーム10では、アームヘッド2
6の分岐部30の一対の分岐脚32間に架け渡した連結
軸28をリテーナ18の軸孔22に挿入してアームヘッ
ド26にリテーナ18を連結する。引張コイルスプリン
グ38を設けてリテーナ18にアーム圧を付与する。補
強リブ34を連結軸28に隣接させて一対の分岐脚30
間に架け渡して分岐部30及び連結軸28を補強する。
このため、引張コイルスプリング38の付勢力によりア
ームヘッド26の連結軸28がリテーナ18の軸孔22
に押圧されたり、ワイパ払拭動作時にリテーナ18基端
側によりアームヘッド26の分岐部30に一対の分岐脚
32の間隔を広げる力が作用しても、アームヘッド26
の分岐部30や連結軸28の折損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のウインドシ
ールドガラスを払拭する車両用ワイパ装置のワイパアー
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ワイパ装置のワイパアームにおい
ては、例えば、アルミダイキャスト成形されたアームヘ
ッドを備えており、このアームヘッドの先端側には金属
板をプレス加工して形成されたリテーナが配設されてい
る。リテーナは断面コ字状とされており、リテーナ基端
側の側壁間にアームヘッドの先端側を嵌合してリベット
をこの嵌合部分に貫通させることにより、リベットを回
動軸としてリテーナがアームヘッドに回動可能に連結さ
れている。
【0003】ところで、このようなワイパアームでは、
アームヘッド及びリテーナが金属製とされると共に回動
軸がリベットとされているため、アームヘッド、リテー
ナ及びリベットの強度が比較的高くされており、これに
より、アームヘッドとリテーナとの連結部分の損傷が防
止されている。
【0004】また一方、ワイパアームの軽量化により払
拭動作における慣性を小さくできるという利点やコスト
を低減できるという利点等から、樹脂製とされたワイパ
アームがある。このようなワイパアームは、例えば、ア
ームヘッドを備えている。アームヘッドにはその先端を
二股に分岐する一対の分岐脚が形成された分岐部が設け
られている。さらに、このワイパアームはリテーナを備
えており、リテーナの基端側には軸孔が形成されてい
る。アームヘッドの分岐脚間にリテーナの基端側を配置
させ、連結軸を挿入させることにより、リテーナの基端
側がアームヘッドの先端側に回動可能に連結されてい
る。この連結状態では、アームヘッドの分岐部に形成さ
れた一対の分岐脚間にリテーナの基端側が配置されてい
る。さらに、アームヘッドとリテーナとの間には引張コ
イルスプリングが架け渡されており、この引張コイルス
プリングの付勢力によってリテーナに被払拭面方向への
押圧力が付与される構成である。
【0005】しかしながら、このような樹脂製のワイパ
アームでは、引張コイルスプリングの付勢力によりアー
ムヘッドの連結軸がリテーナの軸孔周縁に押圧されるた
め、この連結軸が樹脂製にて分岐脚と一体に成形されて
いる場合には折損し易い。さらに、ワイパの払拭動作時
には被払拭面とブレードラバーとの払拭摩擦によりリテ
ーナに払拭方向と反対方向への力が反力として作用する
ことにより、このリテーナとアームヘッドとの連結部分
がこじれ、リテーナの基端側がアームヘッドの分岐部に
形成された一対の分岐脚のそれぞれに当接する。このた
め、この分岐部にその分岐脚の間隔を広げようとする力
(ワイパアームの先端を力点とすると、リテーナ基端側
の一対の分岐脚との2つの当接点の一方を支点とし他方
を作用点とするてこの原理による力)が作用し、この分
岐部の根元部分(分岐脚の根元部分)や連結軸が折損し
易い。すなわち、樹脂製のワイパアームでは、金属製の
ワイパアームに比べアームヘッドとリテーナとの連結部
分(分岐部、連結軸)の強度が低いため、この連結部分
が損傷し易いという問題がある。
【0006】また、上記と同様に樹脂製のワイパアーム
であって、リテーナの基端側を二股に分岐する分岐部を
形成し、この分岐部の分岐脚間にアームヘッド先端側を
配置させ、連結軸を挿入させることにより、アームヘッ
ドにリテーナを連結したワイパアームにおいても、上記
と同様の理由から、アームヘッドとリテーナとの連結部
分(分岐部、連結軸)が損傷し易いという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、アームヘッドとリテーナとの連結部分の強度を補
強してこの連結部分の損傷を防止できるワイパアームを
得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のワイパ
アームは、樹脂製とされ一端がピボット軸に固定された
アームヘッドと、前記アームヘッドの他端に基端側が回
動可能に連結されたリテーナと、前記アームヘッドと前
記リテーナとの間に架け渡されて前記リテーナに付勢力
を付与する付勢手段と、を有し、先端に被払拭面を払拭
するワイパブレードが連結されるワイパアームにおい
て、前記アームヘッドは、他端を二股に分岐する一対の
分岐脚が形成された分岐部と、前記分岐部の一対の分岐
脚間に架け渡された連結軸と、を備え、前記リテーナ
は、基端側に一部が開放して形成された開放部を有し、
前記開放部から前記連結軸が挿入される軸孔と、前記開
放部に対応しかつ前記連結軸に隣接して前記一対の分岐
脚間に架け渡された補強リブと、を備えたことを特徴と
している。
【0009】請求項1に記載のワイパアームによれば、
アームヘッドの分岐部に架け渡された連結軸がリテーナ
の軸孔に開放部から挿入されることにより、アームヘッ
ドにリテーナが回動可能に連結されている。この連結状
態では、アームヘッドの分岐部に形成された一対の分岐
脚間にリテーナの基端側が配置されている。また、アー
ムヘッドとリテーナとの間には付勢手段が架け渡されて
おり、付勢手段によってリテーナに付勢力が付与されて
いる。
【0010】ところで、付勢手段の付勢力によりアーム
ヘッドの連結軸がリテーナの軸孔周縁に押圧され、これ
により、この連結軸に負荷が掛かる。また、ワイパの払
拭動作時には被払拭面とブレードラバーとの払拭摩擦に
よりリテーナに払拭方向と反対方向への力が反力として
作用するため、このリテーナとアームヘッドとの連結部
分がこじれ、リテーナの基端側がアームヘッドの分岐部
に形成された一対の分岐脚のそれぞれに当接する。これ
により、この分岐部にその分岐脚の間隔を広げようとす
る力(ワイパアームの先端を力点とすると、リテーナ基
端側と一対の分岐脚との2つの当接点の一方を支点とし
他方を作用点とするてこの原理による力)が作用し、こ
の分岐部の根元部分(分岐脚の根元部分)や連結軸に負
荷が掛かる。
【0011】ここで、アームヘッドの分岐部には補強リ
ブが形成されている。この補強リブは連結軸に隣接して
一対の分岐脚間に架け渡されており、これにより、アー
ムヘッドの分岐部及び連結軸が相互に補強されている。
このため、付勢手段の付勢力によりアームヘッドの連結
軸に負荷が掛かっても、この連結軸の折損を防止でき
る。また、ワイパの払拭動作時にアームヘッドの分岐部
の根元部分(分岐脚の根元部分)や連結軸に負荷が掛か
っても、この分岐部の根元部分や連結軸の折損を防止で
きる。
【0012】またここで、アームヘッドの連結軸の肉厚
を厚くすることによってもアームヘッドの分岐部及び連
結軸を補強することができるが、この場合には連結軸の
肉厚を厚くするに従いリテーナの軸孔を大きくしなけれ
ばならず、このため、リテーナの軸孔周辺部分の肉厚が
薄くなり、この部分の強度が低下して折損し易くなると
いう問題が生じる。これに対し、請求項1に記載のワイ
パアームでは、アームヘッドの分岐部に補強リブを設け
ることによりアームヘッドの分岐部及び連結軸を補強し
ているため、リテーナの軸孔を大きくする必要がなく、
リテーナの軸孔周辺部分の強度を維持できる。したがっ
て、請求項1に記載のワイパアームによれば、リテーナ
の軸孔周辺部分の強度を維持しつつアームヘッドの分岐
部及び連結軸を相互に補強することができる。
【0013】さらに、アームヘッドの連結軸に隣接する
補強リブは、リテーナの軸孔開放部に対応しているた
め、ワイパの払拭動作時にリテーナがアームヘッドに対
して回動しても補強リブがリテーナの軸孔の開放部周縁
に接触せず、このため、補強リブがリテーナのアームヘ
ッドに対する回動を阻害しない。したがって、補強リブ
をアームヘッドの連結軸に隣接して形成しても、ワイパ
の払拭動作におけるリテーナのアームヘッドに対する回
動が補強リブによって阻害されることを防止できる。
【0014】請求項2に記載のワイパアームは、一端が
ピボット軸に固定されたアームヘッドと、樹脂製とされ
前記アームヘッドの他端に基端側が回動可能に連結され
たリテーナと、前記アームヘッドと前記リテーナとの間
に架け渡されて前記リテーナに付勢力を付与する付勢手
段と、を有し、先端に被払拭面を払拭するワイパブレー
ドが連結されるワイパアームにおいて、前記リテーナ
は、基端を二股に分岐する一対の分岐脚が形成された分
岐部と、前記分岐部の一対の分岐脚間に架け渡された連
結軸と、を備え、前記アームヘッドは、他端側に一部が
開放して形成された開放部を有し、前記開放部から前記
連結軸が挿入される軸孔と、前記開放部に対応しかつ前
記連結軸に隣接して前記一対の分岐脚間に架け渡された
補強リブと、を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載のワイパアームによれば、
リテーナの分岐部に架け渡された連結軸がアームヘッド
の軸孔に開放部から挿入されることにより、アームヘッ
ドにリテーナが回動可能に連結されている。この連結状
態では、リテーナの分岐部に形成された一対の分岐脚間
にアームヘッドの他端側が配置されている。また、アー
ムヘッドとリテーナとの間には付勢手段が架け渡されて
おり、付勢手段によってリテーナに付勢力が付与されて
いる。
【0016】ところで、付勢手段の付勢力によりリテー
ナの連結軸がアームヘッドの軸孔周縁を押圧し、これに
より、この連結軸に負荷が掛かる。また、ワイパの払拭
動作時には被払拭面とブレードラバーとの払拭摩擦によ
りリテーナに払拭方向と反対方向への力が反力として作
用するため、このリテーナとアームヘッドとの連結部分
がこじれ、リテーナの分岐部に形成された一対の分岐脚
のそれぞれがアームヘッドの他端側に当接する。これに
より、この分岐部にその分岐脚の間隔を広げようとする
力(ワイパアームの先端を力点とすると、アームヘッド
他端側と一対の分岐脚との2つの当接点の一方を支点と
し他方を作用点とするてこの原理による力)が作用し、
この分岐部の根元部分(分岐脚の根元部分)や連結軸に
負荷が掛かる。
【0017】ここで、リテーナの分岐部には補強リブが
形成されている。この補強リブは連結軸に隣接して一対
の分岐脚間に架け渡されており、これにより、リテーナ
の分岐部及び連結軸が相互に補強されている。このた
め、付勢手段の付勢力によりリテーナの連結軸に負荷が
掛かっても、この連結軸の折損を防止できる。また、ワ
イパの払拭動作時にリテーナの分岐部の根元部分(分岐
脚の根元部分)や連結軸に負荷が掛かっても、この分岐
部の根元部分や連結軸の折損を防止できる。
【0018】またここで、リテーナの連結軸の肉厚を厚
くすることによってもリテーナの分岐部及び連結軸を補
強することができるが、この場合には連結軸の肉厚を厚
くするに従いアームヘッドの軸孔を大きくしなければな
らず、このため、アームヘッドの軸孔周辺部分の肉厚が
薄くなり、この部分の強度が低下して折損し易くなると
いう問題が生じる。これに対し、請求項2に記載のワイ
パアームでは、リテーナの分岐部に補強リブを設けるこ
とによりリテーナの分岐部及び連結軸を補強しているた
め、アームヘッドの軸孔を大きくする必要がなく、アー
ムヘッドの軸孔周辺部分の強度を維持できる。したがっ
て、請求項2に記載のワイパアームによれば、アームヘ
ッドの軸孔周辺部分の強度を維持しつつリテーナの分岐
部及び連結軸を相互に補強することができる。
【0019】さらに、リテーナの連結軸に隣接する補強
リブは、アームヘッドの軸孔開放部に対応しているた
め、ワイパの払拭動作時にリテーナがアームヘッドに対
して回動しても補強リブがアームヘッドの軸孔の開放部
周縁に接触せず、このため、補強リブがリテーナのアー
ムヘッドに対する回動を阻害しない。したがって、補強
リブをリテーナの連結軸に隣接して形成しても、ワイパ
の払拭動作におけるリテーナのアームヘッドに対する回
動が補強リブによって阻害されることを防止できる。
【0020】請求項3に記載のワイパアームは、請求項
1または請求項2に記載のワイパアームにおいて、前記
付勢手段が、前記リテーナに前記アームヘッドに対する
前記被払拭面方向への押圧力を付与すると共に前記連結
軸に前記軸孔に対する前記軸孔開放方向の反対側への押
圧力を付与する、ことを特徴としている。
【0021】請求項3に記載のワイパアームによれば、
付勢手段がリテーナにアームヘッドに対する被払拭面方
向への押圧力を付与するため、付勢手段の付勢力により
リテーナは被払拭面方向へ押圧され、これにより、ワイ
パアームの先端に連結されたワイパブレードを被払拭面
に接触させることができる。
【0022】また、この付勢手段はその付勢力が上記被
払拭面方向への押圧力として作用させるが、さらに上記
付勢力の分力によって、連結軸に軸孔に対する軸孔開放
方向の反対側への押圧力としても付与させるため、付勢
手段の付勢力は連結軸が軸孔の開放部から抜け出ること
を防止する力(軸孔への連結軸の挿入を補助する補助
力)として作用する。このため、軸孔が開放部を有して
いても、通常のワイパ使用状態(アームヘッドとリテー
ナとが連結されると共にこれらに付勢手段が架け渡され
た状態)で、連結軸が軸孔の開放部から抜け出してリテ
ーナがアームヘッドから外れることを防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係るワイパアーム10の主要部が断面図にて示されてお
り、図2には、(A)においてワイパアーム10が適用
されて構成された車両用ワイパ装置12の全体構成が平
面図にて示されると共に(B)において車両用ワイパ装
置12の全体構成が側面図にて示されている。また、図
3には、ワイパアーム10の主要部が平面図にて示され
ている。
【0024】車両用ワイパ装置12はワイパアーム10
を備えており、ワイパアーム10は樹脂製とされてい
る。ワイパアーム10には先端側においてアームピース
14が形成されている。アームピース14の先端側には
ワイパブレード16が連結されており、ワイパブレード
16はブレードラバー40によって被払拭面としての車
両のウインドシールドガラス(図示省略)を払拭する。
【0025】アームピース14の末端側にはリテーナ1
8が一体に形成されており、リテーナ18の基端側は凸
状に突出している(以下、この部分を「凸状部20」と
いう)。この凸状部20には軸孔22が形成されてお
り、軸孔22は凸状部20をリテーナ18幅方向へ貫通
している。この軸孔22はリテーナ18基端側へ開放さ
れており(以下、この開放部分を「開放部24」とい
う)、この開放部24から軸孔22に後述するアームヘ
ッド26の連結軸28が挿入されている。
【0026】リテーナ18の基端側にはアームヘッド2
6が配設されている。アームヘッド26の先端側には分
岐部30が形成されており、分岐部30にはアームヘッ
ド26の先端を二股に分岐する一対の分岐脚32が形成
されている。この分岐部30の一対の分岐脚32間には
連結軸28が架け渡されており、この連結軸28が上述
したリテーナ18の軸孔22に開放部24から挿入され
ることにより、リテーナ18の基端側がアームヘッド2
6の先端側に回動可能に連結されている。この連結状態
においては、アームヘッド26の分岐部30に形成され
た一対の分岐脚32間に上述したリテーナ18の凸状部
20が配置されている。
【0027】ここで、アームヘッド26の分岐部30に
は板状の補強リブ34が形成されている。補強リブ34
は分岐部30の一対の分岐脚32間に架け渡されると共
に、連結軸28と一体に(連結軸28に隣接して)形成
されており、これにより、分岐部30及び連結軸28が
相互に補強されている。また、補強リブ34は連結軸2
8からワイパアーム10末端側の斜め下方へ延伸して形
成されている。これにより、補強リブ34を上述したリ
テーナ18の軸孔22開放部24に対応させており、ワ
イパの払拭動作時にリテーナ18がアームヘッド26に
対して回動しても、補強リブ34がリテーナ18の軸孔
22の開放部24周縁に接触しない。さらにまた、リテ
ーナ18の回動最下位置(図4に示すフリー状態でのリ
テーナ18の位置)から回動最上位置(図5に示すロッ
クバック状態でのリテーナ18の位置)までの範囲でリ
テーナ18をアームヘッド26に対して回動させても、
補強リブ34がリテーナ18の軸孔22の開放部24周
縁に接触しない配置とされている。したがって、補強リ
ブ34がリテーナ18のアームヘッド26に対する回動
を阻害することが防止されている。
【0028】アームヘッド26の末端側は車両に設けら
れたピボット軸(図示省略)に固定されており、これに
より、ワイパアーム10が往復回転する。なお、アーム
ヘッド26はカバー36に被覆されている。
【0029】上述したリテーナ18とアームヘッド26
との間には付勢手段としての引張コイルスプリング38
が架け渡されており、引張コイルスプリング38はリテ
ーナ18に付勢力を付与している。ここで、この引張コ
イルスプリング38の付勢力によってリテーナ18に
は、アームヘッド26に対するウインドシールドガラス
(図示省略)方向への押圧力が付与されており、これに
より、ワイパアーム10の先端に連結されたワイパブレ
ード16をウインドシールドガラスに接触させている。
さらに、この引張コイルスプリング38の付勢力(詳し
くは付勢力の分力)によってアームヘッド26の連結軸
28には、リテーナ18の軸孔22に対する軸孔22開
放方向の反対側(ワイパアーム10の先端側)への押圧
力が付与されており、これにより、アームヘッド26の
連結軸28がリテーナ18の軸孔22から抜け出すこと
が防止される構成である。
【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0031】以上の構成の車両用ワイパ装置12のワイ
パアーム10は、アームヘッド26の分岐部30に架け
渡された連結軸28がリテーナ18の軸孔22に開放部
24から挿入されることにより、アームヘッド26にリ
テーナ18が回動可能に連結されている。この連結状態
では、アームヘッド26の分岐部30に形成された一対
の分岐脚32間にリテーナ18の基端側(凸状部20)
が配置されている。また、アームヘッド26とリテーナ
18との間には引張コイルスプリング38が架け渡され
ており、引張コイルスプリング38によってリテーナ1
8に付勢力が付与されている。
【0032】ここで、引張コイルスプリング38がリテ
ーナ18にアームヘッド26に対するウインドシールド
ガラス(図示省略)方向への押圧力を付与するため、引
張コイルスプリング38の付勢力によりリテーナ18は
ウインドシールドガラス方向へ押圧され、これにより、
ワイパアーム10の先端に連結されたワイパブレード1
6をウインドシールドガラスに接触させることができ
る。
【0033】また、この引張コイルスプリング38はそ
の付勢力が上記ウインドシールドガラス方向への押圧力
として作用させるが、さらに上記付勢力の分力によっ
て、アームヘッド26の連結軸28にリテーナ18の軸
孔22に対する軸孔22開放方向の反対側(ワイパアー
ム10の先端側)への押圧力としても付与させるため、
引張コイルスプリング38の付勢力は連結軸28が軸孔
22の開放部24から抜け出ることを防止する力(軸孔
22への連結軸28の挿入を補助する補助力)として作
用する。このため、軸孔22が開放部24を有していて
も、通常のワイパ使用状態(アームヘッド26とリテー
ナ18とが連結されると共にこれらに引張コイルスプリ
ング38が架け渡された状態)で、連結軸28が軸孔2
2の開放部24から抜け出してリテーナ18がアームヘ
ッド26から外れることを防止できる。
【0034】ところで、引張コイルスプリング38の付
勢力によりアームヘッド26の連結軸28がリテーナ1
8の軸孔22周縁に押圧され、これにより、この連結軸
28に負荷が掛かる。また、図3に示す如く、ワイパの
払拭動作時にはウインドシールドガラス(図示省略)と
ブレードラバー40との払拭摩擦によりリテーナ18に
払拭方向と反対方向への力が反力として作用するため、
このリテーナ18とアームヘッド26との連結部分がこ
じれ、リテーナ18の基端側(凸状部20)がアームヘ
ッド26の分岐部30に形成された一対の分岐脚32の
それぞれに当接する(払拭方向が図3に示す方向である
場合には図3の点A1及び点B1で当接し、払拭方向が
図3に示す方向の反対方向である場合には図3の点A2
及び点B2で当接する)。これにより、この分岐部30
にその分岐脚32の間隔を広げようとする力{ワイパア
ーム10の先端を力点とすると、リテーナ18基端側と
一対の分岐脚32との2つの当接点の一方(点A1また
は点A2)を支点とし他方(点B1または点B2)を作
用点とするてこの原理による力}が作用し、この分岐部
30の根元部分(分岐脚32の根元部分)や連結軸28
に負荷が掛かる。
【0035】ここで、アームヘッド26の分岐部30に
は補強リブ34が形成されている。この補強リブ34は
連結軸28と一体とされて(連結軸28に隣接して)一
対の分岐脚32間に架け渡されており、これにより、ア
ームヘッド26の分岐部30及び連結軸28が相互に補
強されている。このため、引張コイルスプリング38の
付勢力によりアームヘッド26の連結軸28に負荷が掛
かっても、この連結軸28の折損を防止できる。また、
ワイパの払拭動作時にアームヘッド26の分岐部30の
根元部分(分岐脚32の根元部分)や連結軸28に負荷
が掛かっても、この分岐部30の根元部分や連結軸28
の折損を防止できる。
【0036】またここで、アームヘッド26の連結軸2
8の肉厚を厚くすることによってもアームヘッド26の
分岐部30及び連結軸28を補強することができるが、
この場合には連結軸28の肉厚を厚くするに従いリテー
ナ18の軸孔22を大きくしなければならず、このた
め、リテーナ18の軸孔22周辺部分の肉厚が薄くな
り、この部分の強度が低下して折損し易くなるという問
題が生じる。これに対し、、本実施の形態に係るワイパ
アーム10では、アームヘッド26の分岐部30に補強
リブ34を設けることによりアームヘッド26の分岐部
30及び連結軸28を補強しているため、リテーナ18
の軸孔22を大きくする必要がなく、リテーナ18の軸
孔22周辺部分の強度を維持できる。したがって、本実
施の形態に係るワイパアーム10によれば、リテーナ1
8の軸孔22周辺部分の強度を維持しつつアームヘッド
26の分岐部30及び連結軸28を相互に補強すること
ができる。
【0037】さらに、アームヘッド26の連結軸28に
隣接する補強リブ34は、リテーナ18の軸孔22の開
放部24に対応しているため、ワイパの払拭動作時にリ
テーナ18がアームヘッド26に対して回動しても補強
リブ34がリテーナ18の軸孔22の開放部24周縁に
接触せず、このため、補強リブ34がリテーナ18のア
ームヘッド26に対する回動を阻害しない。したがっ
て、補強リブ34をアームヘッド26の連結軸28に隣
接して形成しても、ワイパの払拭動作におけるリテーナ
18のアームヘッド26に対する回動が補強リブ34に
よって阻害されることを防止できる。
【0038】さらにまた、リテーナ18の回動最下位置
(図4に示すフリー状態でのリテーナ18の位置)から
回動最上位置(図5に示すロックバック状態でのリテー
ナ18の位置)までの範囲でリテーナ18をアームヘッ
ド26に対して回動させても、補強リブ34がリテーナ
18の軸孔22の開放部24周縁に接触しない。したが
って、補強リブ34をアームヘッド26の連結軸28に
隣接して形成しても、補強リブ34がリテーナ18のア
ームヘッド26に対する回動を阻害することを常に防止
できる。
【0039】なお、本実施の形態では、補強リブ34を
アームヘッド26の連結軸28と一体に形成した構成と
したが、これに限らず、補強リブ34は連結軸28に隣
接していればよく、必ずしも補強リブ34を連結軸28
と一体に形成する必要はない。 (変形例)図6には、本実施の形態の変形例に係るワイ
パアーム50が適用されて構成された車両用ワイパ装置
52の主要部が断面図にて示されており、図7には、車
両用ワイパ装置52の主要部が平面図にて示されてい
る。
【0040】車両用ワイパ装置52はワイパアーム50
を備えており、ワイパアーム50は樹脂製とされてい
る。ワイパアーム50は末端側においてアームヘッド5
4を備えている。アームヘッド54の末端側は車両に設
けられたピボット軸(図示省略)に固定されており、こ
れにより、ワイパアーム50が往復回転する。
【0041】アームヘッド54の先端側は凸状に突出し
ており(以下、この部分を「凸状部56」という)、こ
の凸状部56には軸孔58が形成されている。この軸孔
58は凸状部56をアームヘッド54幅方向へ貫通して
いる。また、この軸孔58はアームヘッド54先端側へ
開放されており(以下、この開放部分を「開放部60」
という)、この開放部60から軸孔58に後述するリテ
ーナ62の連結軸64が挿入されている。
【0042】アームヘッド54の先端側にはリテーナ6
2が配設されている。リテーナ62の基端側には分岐部
66が形成されており、分岐部66にはリテーナ62の
基端を二股に分岐する一対の分岐脚68が形成されてい
る。この分岐部66の一対の分岐脚68間には連結軸6
4が架け渡されており、この連結軸64が上述したアー
ムヘッド54の軸孔58に開放部60から挿入されるこ
とにより、リテーナ62の基端側がアームヘッド54の
先端側に回動可能に連結されている。この連結状態にお
いては、リテーナ62の分岐部66に形成された一対の
分岐脚68間に上述したアームヘッド54の凸状部56
が配置されている。
【0043】ここで、リテーナ62の分岐部66には板
状の補強リブ70が形成されている。補強リブ70は分
岐部66の一対の分岐脚68間に架け渡されると共に、
連結軸64と一体に(連結軸64に隣接して)形成され
ており、これにより、分岐部66及び連結軸64が相互
に補強されている。また、補強リブ70は連結軸64か
ら反アームヘッド54側へ延伸して形成されている。こ
れにより、補強リブ70を上述したアームヘッド54の
軸孔58開放部60に対応させており、ワイパの払拭動
作時にリテーナ62がアームヘッド54に対して回動し
ても、補強リブ70がアームヘッド54の軸孔58の開
放部60周縁に接触しない。さらにまた、リテーナ62
の回動最下位置(フリー状態でのリテーナ62の位置)
から回動最上位置(ロックバック状態でのリテーナ62
の位置)までの範囲でリテーナ62をアームヘッド54
に対して回動させても、補強リブ70がリテーナ62の
軸孔58の開放部60周縁に接触しない配置とされてい
る。したがって、補強リブ70がリテーナ62のアーム
ヘッド54に対する回動を阻害することが防止されてい
る。
【0044】上述したアームヘッド54とリテーナ62
との間には付勢手段としての引張コイルスプリング72
が架け渡されており、引張コイルスプリング72はリテ
ーナ62に付勢力を付与している。ここで、この引張コ
イルスプリング72の付勢力によってリテーナ62に
は、アームヘッド54に対するウインドシールドガラス
(図示省略)方向への押圧力が付与されており、これに
より、ワイパアーム50の先端に連結された後述するワ
イパブレード(図示省略)をウインドシールドガラス
(図示省略)に接触させている。さらに、この引張コイ
ルスプリング72の付勢力(詳しくは付勢力の分力)に
よってリテーナ62の連結軸64には、アームヘッド5
4の軸孔58に対する軸孔58開放方向の反対側(ワイ
パアーム50の末端側)への押圧力が付与されており、
これにより、リテーナ62の連結軸64がアームヘッド
54の軸孔58から抜け出すことが防止されている。
【0045】また、リテーナ62の先端側にはアームピ
ース(図示省略)が設けられており、このアームピース
の先端側にはワイパブレード(図示省略)が連結されて
いる。このワイパブレードはブレードラバー(図示省
略)によって被払拭面としての車両のウインドシールド
ガラス(図示省略)を払拭する構成である。
【0046】次に、本変形例の作用を説明する。
【0047】以上の構成の車両用ワイパ装置52のワイ
パアーム50では、リテーナ62の分岐部66に架け渡
された連結軸64がアームヘッド54の軸孔58に開放
部60から挿入されることにより、アームヘッド54に
リテーナ62が回動可能に連結されている。この連結状
態では、リテーナ62の分岐部66に形成された一対の
分岐脚68間にアームヘッド54の先端側(凸状部5
6)が配置されている。また、アームヘッド54とリテ
ーナ62との間には引張コイルスプリング72が架け渡
されており、引張コイルスプリング72によってリテー
ナ62に付勢力が付与されている。
【0048】ここで、引張コイルスプリング72がリテ
ーナ62にアームヘッド54に対するウインドシールド
ガラス(図示省略)方向への押圧力を付与するため、引
張コイルスプリング72の付勢力によりリテーナ62は
ウインドシールドガラス方向へ押圧され、これにより、
ワイパアーム50の先端に連結されたワイパブレード
(図示省略)をウインドシールドガラスに接触させるこ
とができる。
【0049】また、この引張コイルスプリング72はそ
の付勢力が上記ウインドシールドガラス方向への押圧力
として作用させるが、さらに上記付勢力の分力によっ
て、リテーナ62の連結軸64にアームヘッド54の軸
孔58に対する軸孔58開放方向の反対側(ワイパアー
ム50の末端側)への押圧力としても付与させるため、
引張コイルスプリング72の付勢力は連結軸64が軸孔
58の開放部60から抜け出ることを防止する力(軸孔
58への連結軸64の挿入を補助する補助力)として作
用する。このため、軸孔58が開放部60を有していて
も、通常のワイパ使用状態(アームヘッド54とリテー
ナ62とが連結されると共にこれらに引張コイルスプリ
ング72が架け渡された状態)で、連結軸64が軸孔5
8の開放部60から抜け出してリテーナ62がアームヘ
ッド54から外れることを防止できる。
【0050】ところで、引張コイルスプリング72の付
勢力によりリテーナ62の連結軸64がアームヘッド5
4の軸孔58周縁を押圧し、これにより、この連結軸6
4に負荷が掛かる。また、ワイパの払拭動作時にはウイ
ンドシールドガラス(図示省略)とブレードラバー(図
示省略)との払拭摩擦によりリテーナ62に払拭方向と
反対方向への力が反力として作用するため、このリテー
ナ62とアームヘッド54との連結部分がこじれ、リテ
ーナ62の分岐部66に形成された一対の分岐脚68の
それぞれがアームヘッド54の先端側(凸状部56)に
当接する。これにより、この分岐部66にその分岐脚6
8の間隔を広げようとする力(ワイパアーム50の先端
を力点とすると、アームヘッド54先端側と一対の分岐
脚68との2つの当接点の一方を支点とし他方を作用点
とするてこの原理による力)が作用し、この分岐部66
の根元部分(分岐脚68の根元部分)や連結軸64に負
荷が掛かる。
【0051】ここで、リテーナ62の分岐部66には補
強リブ70が形成されている。この補強リブ70は連結
軸64と一体とされて(連結軸64に隣接して)一対の
分岐脚68間に架け渡されており、これにより、リテー
ナ62の分岐部66及び連結軸64が相互に補強されて
いる。このため、引張コイルスプリング72の付勢力に
よりリテーナ62の連結軸64に負荷が掛かっても、こ
の連結軸64の折損を防止できる。また、ワイパの払拭
動作時にリテーナ62の分岐部66の根元部分(分岐脚
68の根元部分)や連結軸64に負荷が掛かっても、こ
の分岐部66の根元部分や連結軸64の折損を防止でき
る。
【0052】またここで、リテーナ62の連結軸64の
肉厚を厚くすることによってもリテーナ62の分岐部6
6及び連結軸64を補強することができるが、この場合
には連結軸64の肉厚を厚くするに従いアームヘッド5
4の軸孔58を大きくしなければならず、このため、ア
ームヘッド54の軸孔58周辺部分の肉厚が薄くなり、
この部分の強度が低下して折損し易くなるという問題が
生じる。これに対し、本変形例に係るワイパアーム50
では、リテーナ62の分岐部66に補強リブ70を設け
ることによりリテーナ62の分岐部66及び連結軸64
を補強しているため、アームヘッド54の軸孔58を大
きくする必要がなく、アームヘッド54の軸孔58周辺
部分の強度を維持できる。したがって、本変形例に係る
ワイパアーム50によれば、アームヘッド54の軸孔5
8周辺部分の強度を維持しつつリテーナ62の分岐部6
6及び連結軸64を相互に補強することができる。
【0053】さらに、リテーナ62の連結軸64に隣接
する補強リブ70は、アームヘッド54の軸孔58開放
部60に対応しているため、ワイパの払拭動作時にリテ
ーナ62がアームヘッド54に対して回動しても補強リ
ブ70がアームヘッド54の軸孔58の開放部60周縁
に接触せず、このため、補強リブ70がリテーナ62の
アームヘッド54に対する回動を阻害しない。したがっ
て、補強リブ70をリテーナ62の連結軸64に隣接し
て形成しても、ワイパの払拭動作におけるリテーナ62
のアームヘッド54に対する回動が補強リブ70によっ
て阻害されることを防止できる。
【0054】さらにまた、リテーナ62の回動最下位置
(フリー状態でのリテーナ62の位置)から回動最上位
置(ロックバック状態でのリテーナ62の位置)までの
範囲でリテーナ62をアームヘッド54に対して回動さ
せても、補強リブ70がアームヘッド54の軸孔58の
開放部60周縁に接触しない。したがって、補強リブ7
0をアームヘッド54の連結軸64に隣接して形成して
も、補強リブ70がリテーナ62のアームヘッド54に
対する回動を阻害することを常に防止できる。
【0055】なお、本変形例では、補強リブ70をリテ
ーナ62の連結軸64と一体に形成した構成としたが、
これに限らず、補強リブ70は連結軸64に隣接してい
ればよく、必ずしも補強リブ70を連結軸64と一体に
形成する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るワイパアームの主要
部を示す断面図である。
【図2】(A)は、本実施の形態に係るワイパアームが
適用されて構成された車両用ワイパ装置の全体構成を示
す平面図であり、(B)は、本実施の形態に係るワイパ
アームが適用されて構成された車両用ワイパ装置の全体
構成を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態に係るワイパアームの主要部を示
す平面図である。
【図4】本実施の形態に係るワイパアームの主要部のフ
リー状態における断面図である。
【図5】本実施の形態に係るワイパアームの主要部のロ
ックバック状態における断面図である。
【図6】本実施の形態の変形例に係るワイパアームの主
要部を示す断面図である。
【図7】本実施の形態の変形例に係るワイパアームの主
要部を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ワイパアーム 12 車両用ワイパ装置 16 ワイパブレード 18 リテーナ 22 軸孔 24 開放部 26 アームヘッド 28 連結軸 30 分岐部 32 分岐脚 34 補強リブ 38 引張コイルスプリング(付勢手段) 50 ワイパアーム 52 車両用ワイパ装置 54 アームヘッド 58 軸孔 60 開放部 62 リテーナ 64 連結軸 66 分岐部 68 分岐脚 70 補強リブ 72 引張コイルスプリング(付勢手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製とされ一端がピボット軸に固定さ
    れたアームヘッドと、前記アームヘッドの他端に基端側
    が回動可能に連結されたリテーナと、前記アームヘッド
    と前記リテーナとの間に架け渡されて前記リテーナに付
    勢力を付与する付勢手段と、を有し、先端に被払拭面を
    払拭するワイパブレードが連結されるワイパアームにお
    いて、 前記アームヘッドは、 他端を二股に分岐する一対の分岐脚が形成された分岐部
    と、 前記分岐部の一対の分岐脚間に架け渡された連結軸と、
    を備え、 前記リテーナは、 基端側に一部が開放して形成された開放部を有し、前記
    開放部から前記連結軸が挿入される軸孔と、 前記開放部に対応しかつ前記連結軸に隣接して前記一対
    の分岐脚間に架け渡された補強リブと、 を備えたことを特徴とするワイパアーム。
  2. 【請求項2】 一端がピボット軸に固定されたアームヘ
    ッドと、樹脂製とされ前記アームヘッドの他端に基端側
    が回動可能に連結されたリテーナと、前記アームヘッド
    と前記リテーナとの間に架け渡されて前記リテーナに付
    勢力を付与する付勢手段と、を有し、先端に被払拭面を
    払拭するワイパブレードが連結されるワイパアームにお
    いて、 前記リテーナは、 基端を二股に分岐する一対の分岐脚が形成された分岐部
    と、 前記分岐部の一対の分岐脚間に架け渡された連結軸と、
    を備え、 前記アームヘッドは、 他端側に一部が開放して形成された開放部を有し、前記
    開放部から前記連結軸が挿入される軸孔と、 前記開放部に対応しかつ前記連結軸に隣接して前記一対
    の分岐脚間に架け渡された補強リブと、 を備えたことを特徴とするワイパアーム。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段が、前記リテーナに前記ア
    ームヘッドに対する前記被払拭面方向への押圧力を付与
    すると共に前記連結軸に前記軸孔に対する前記軸孔開放
    方向の反対側への押圧力を付与する、ことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のワイパアーム。
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