JP5595642B2 - トナー搬送装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明はトナーを所定位置へ搬送するトナー搬送装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、高画質な画像を簡易な操作でかつ短時間にて形成でき、保守管理も容易であることから、たとえば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機などに広く普及している。電子写真方式の画像形成装置(以下単に「画像形成装置」という)は、たとえば、感光体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、転写装置と、定着装置とを含む。
感光体はその表面に感光膜が形成されたローラ状部材である。帯電装置は電圧の印加を受けて感光体表面を所定電位に帯電させる。露光装置は、帯電状態にある感光体表面に、画像情報に応じた光を照射して静電潜像を形成する。現像装置は、感光体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像に現像する。転写装置は感光体表面のトナー像を記録媒体(用紙)に転写する。
定着装置は、たとえば、内部に加熱装置を含む定着ローラと定着ローラに圧接する加圧ローラとを含む。未定着トナー像を担持する記録媒体が定着ローラと加圧ローラとの圧接部を通過すると、トナー像は記録媒体に熱定着される。これによって、記録媒体上に画像が印刷される。
現像装置は、静電潜像が形成されて回転する感光体に対して対向配置される現像ローラと、現像剤を収容する現像槽とを備え、現像ローラによって現像槽内の現像剤を感光体側へ搬送することにより、感光体上の静電潜像を現像する。ここで、現像剤がトナーとキャリアとを含む2成分現像剤である場合は、キャリアが現像槽内に残され、トナーのみが現像に用いられて消費される。消費された分のトナーは、別途トナー補給装置によって現像槽内に補給される。
2成分現像剤を用いた現像装置では、撹拌部材によってキャリアとトナーとを混合撹拌することが必要である。前記撹拌部材は、現像装置によって現像動作が行われる前に現像槽内の現像剤を一定時間撹拌して所定値以上に帯電させる、いわゆる予備撹拌を行う。また、前記攪拌部材は、現像装置が現像動作を開始すると、槽内の現像剤を撹拌するとともに、トナーカートリッジから補給されるトナーと槽内の現像剤とを混合撹拌する。攪拌された現像剤は感光体へ供給され、静電潜像の現像に供される。
現像槽へのトナー補給は、トナーカートリッジの供給口と現像槽の補給口とを連通させ、予め定めるタイミングに応じてトナーカートリッジから現像槽へ適切な量のトナーを補給することによって実現される。前記供給口および前記補給口には、それぞれシャッタが設けられている。これらシャッタは、トナー補給時、またはトナーカートリッジおよび現像装置が画像形成装置に装着された時、前記供給口および補給口を開放する。また、トナーカートリッジまたは現像装置が画像形成装置から取り外される時、前記供給口および補給口はシャッタによって塞がれ、供給口および補給口からトナーが漏れないようになっている。
例えば、下記特許文献1に示されている画像形成装置には、トナーホッパと現像ユニットとを連通するトナー搬送路(トナー搬送パイプ)の一方の開口部を開閉自在なシャッタが設けられている。このシャッタは、進退移動することによって開口部を開閉するようになっている。具体的には、このシャッタは、現像ユニットが画像形成装置本体へ装着されると前記開口部を開放し、現像ユニットが画像形成装置本体から取り外されると前記開口部を塞ぐようになっている。
しかしながら、特許文献1に示されるシャッタを用いてトナー搬送路の開口部の開閉を行うと、前記開口部を開放したときのシャッタの逃げ場(格納スペース)が必要となり、画像形成装置の省スペース化の妨げになるという問題がある。
これに対し、下記特許文献2には、フレキシブルシートからなるシャッタを備えた現像剤補給装置が示されている。フレキシブルシートは変形し易いことからコンパクト化でき、これに伴いフレキシブルシートの格納スペースもコンパクトにでき、画像形成装置の省スペース化に資する事が可能になる。
特開2007−78848号公報(公開日:平成19年3月29日) 特開平9−230684号公報(公開日:平成9年9月5日)
しかしながら、フレキシブルシートは剛性が低いために、開口部の周囲壁面とフレキシブルシートとの間に隙間が生じ易く、この隙間からトナーが漏れやすいといった問題が生じていた。
この問題を抑制すべく、前記開口部の周囲壁面に対するフレキシブルシートの圧接力を過剰にすることによって、前記周囲壁面に対するフレキシブルシートの密着性を高めると、フレキシブルシートと前記周囲壁面との摩擦力が過剰になってしまい、フレキシブルシートを円滑に進退移動させることが困難になる。
本発明は、フレキシブルシートを進退移動させることによって開口部の開閉を行うトナー搬送装置において、トナー漏れ抑制とフレキシブルシートの円滑移動とを両立させる事を目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明は、可撓性シートと、搬送するトナーを通過させる開口部が形成されているトナー搬送部材と、前記可撓性シートを前記トナー搬送部材に接触させながら一定経路において進退移動させ、前記可撓性シートにて前記開口部を塞ぐ閉状態と前記開口部を開放する開状態とを切り換えるシート支持機構とを有するトナー搬送装置において、前記トナー搬送部材は、前記可撓性シートの移動を案内する案内面を有し、この案内面は凸状の湾曲面を含んでおり、この湾曲面に前記開口部が形成されていることを特徴とする。本発明の構成によれば、前記湾曲面に前記可撓性シートを均一な圧力で接触(密着)させることができるため、前記開口部からのトナー漏れを抑制しつつ可撓性シートを円滑に進退移動させることが可能になるという効果を奏する。
また、本発明のトナー搬送装置において、前記可撓性シートにはトナー通過孔が形成されており、前記開状態において前記トナー通過孔と前記開口部とが重なることによって前記開口部が開放するようになっていてもよい。
さらに、本発明のトナー搬送装置において、前記トナー通過孔は前記可撓性シートに対して切り抜き状に形成され、前記トナー通過孔の周りにおける前記可撓性シートの縁部は、前記進退移動の方向に凹んでいる形状であることが好ましい。これにより、可撓性シートに対して前記進退方向に移動させるための引っ張り力を与えても、前記縁部に撓みが生じることを抑制できる。それゆえ、可撓性シートを引っ張って前記進退移動させても、前記縁部がトナー搬送部材における前記開口部の周りの縁部に引っかかってしまうという事態の発生を抑制でき、可撓性シートを円滑に移動させることが可能になる。
また、本発明のトナー搬送装置において、前記トナー通過孔は、六角形になっており、前記縁部のうちの前記進退移動の方向に凹んでいる形状の部分に前記六角形の頂点が位置する構成であってもよい。
さらに、本発明のトナー搬送装置において、前記可撓性シートはフッ素樹脂からなることが好ましい。この構成によれば、フッ素樹脂は低摩擦抵抗の材料であることから、可撓性シートの移動中において可撓性シートに作用する摩擦抵抗を低減させることができる。それゆえ、可撓性シートの移動をより一層円滑に行うことが可能になる。また、フッ素樹脂にはトナーが融着しにくいため、可撓性シートの外面にトナーが融着してしまって融着箇所の摩擦抵抗が高くなってしまうという不都合をも抑制できる。
また、本発明のトナー搬送装置において、前記可撓性シートはポリエチレンテレフタレートからなることが好ましい。この構成によれば、ポリエチレンテレフタレートは強度に優れた樹脂であることから、可撓性シートの耐久性を向上させることが可能になる。
さらに、本発明のトナー搬送装置において、前記可撓性シートはポリエチレンテレフタレートからなる基材の外面に対してフッ素樹脂を付着させたシートであることが好ましい。この構成によれば、フッ素樹脂を用いる事の利点(可撓性シートの移動の円滑化)と、ポリエチレンテレフタレートを用いる事の利点(可撓性シートの耐久性の向上)とを両立できる。
また、本発明のトナー搬送装置において、前記案内面にはモルトプレーンが設けられていることが好ましい。この構成によれば、モルトプレーンは摩擦抵抗の低い材料であるため、前記案内面と可撓性シートとの間に生じる摩擦抵抗を低減でき、可撓性シートの移動をより一層円滑に行うことが可能になる。
さらに、本発明のトナー搬送装置において、前記案内面には突起部が形成されていることが好ましい。これにより、前記突起部によって前記可撓性シートと前記案内面との接触面積を減らすことができるため、前記可撓性シートと前記案内面との間に生じる摩擦抵抗を低減でき、可撓性シートの移動をより一層円滑に行うことが可能になる。
また、本発明のトナー搬送装置において、前記シート支持機構は、前記可撓性シートを第1移動方向に引っ張る弾性部材と、外力を受けて前記可撓性シートを第1移動方向とは逆方向の第2移動方向に引っ張るレバー部材とを有することが好ましい。この構成によれば、レバー部材に与える外力を強めると前記可撓性シートを第2移動方向に移動させることができ、レバー部材に対して与える外力を弱めると弾性部材の引っ張り力によって前記可撓性シートを第2移動方向とは逆方向の第1移動方向に移動させることができる。つまり、前記構成によれば、レバー部材と弾性部材という簡易な部材だけで前記可撓性シートを進退移動させることが可能になり、前記可撓性シートを進退移動させるための複雑な駆動機構を備える必要がなく、トナー搬送装置の小型化に資することが可能になる。
さらに、本発明のトナー搬送装置は、前記進退移動の方向との直交方向に向けて3つの区域が並ぶように前記トナー通過孔を3つの区域に分割し、前記直交方向における一方の端部側の区域を第1区域とし、前記直交方向における他方の端部側の区域を第2区域とし、第1区域と第2区域との間の区域を第3区域とした場合、前記トナー通過孔は、第3区域が第1区域および第2区域よりも前記進退移動の方向に拡がるように形成されていることが好ましい。これにより、可撓性シートに対して前記進退方向に移動させるための引っ張り力を与えても、可撓性シートにおけるトナー通過孔の周りの縁部に撓みが生じることを抑制できる。それゆえ、可撓性シートを引っ張って前記進退移動させても、可撓性シートにおけるトナー通過孔の周りの縁部がトナー搬送部材における開口部の周りの縁部に引っかかってしまうという事態の発生を抑制でき、可撓性シートを円滑に移動させることが可能になる。
また、本発明のトナー搬送装置は、前記トナー通過孔が、第1頂点と第2頂点とを結ぶ第1辺と、第2頂点と第3頂点とを結ぶ第2辺と、第3頂点と第4頂点とを結ぶ第3辺と、第4頂点と第5頂点とを結ぶ第4辺と、第5頂点と第6頂点とを結ぶ第5辺と、第6頂点と第1頂点とを結ぶ第6辺と有し、第1辺が第1区域に属し、第4辺が第2区域に属し、第3頂点と第6頂点とを結ぶ対角線が第3区域に属し、第1辺と第4辺と前記対角線とが前記進退移動の方向に平行であり、前記対角線が第1辺および第4辺よりも前記進退移動の方向に延びている六角形であってもよい。
さらに、本発明のトナー搬送装置において、前記トナー搬送部材は、一方の端部にトナー受入口が形成されており、他方の端部にトナー放出口が形成されているトナー搬送パイプであり、前記開口部は前記トナー放出口であってもよい。
また、本発明の画像形成装置は、前記トナー搬送装置と現像装置とトナーカートリッジとを備えており、前記トナーカートリッジと前記トナー搬送装置と前記現像装置とが上から下に向けてこの順序で配置されており、前記トナーカートリッジの内部と前記トナー搬送パイプとは前記トナー受入口を挟んで連通し、前記現像装置の内部と前記トナー搬送パイプの内部とは前記トナー放出口を挟んで連通している構成である。この構成によれば、トナーカートリッジの内部と現像装置の内部とは前記トナー搬送パイプを介して連通していることとなり、前記トナー搬送パイプを介してトナーカートリッジ内部のトナーを前記現像装置の内部に搬送することが可能になる。
以上のように、本発明は、可撓性シートと、搬送するトナーを通過させる開口部が形成されているトナー搬送部材と、前記可撓性シートを前記トナー搬送部材に接触させながら一定経路において進退移動させ、前記可撓性シートにて前記開口部を塞ぐ閉状態と前記開口部を開放する開状態とを切り換えるシート支持機構とを有するトナー搬送装置において、前記トナー搬送部材は、前記可撓性シートの移動を案内する案内面を有し、この案内面は凸状の湾曲面を含んでおり、この湾曲面に前記開口部が形成されていることを特徴とする。それゆえ、前記湾曲面に前記可撓性シートを均一な圧力で接触(密着)させることができるため、前記開口部からのトナー漏れを抑制しつつ可撓性シートを円滑に進退移動させることが可能になるという効果を奏する。
〔トナー搬送装置の構成〕
本発明の実施の一形態に係るトナー搬送装置(トナー搬送ユニット)について図1〜図5、図10を用いて以下詳細に説明する。図1および図2は本実施形態のトナー搬送装置1の内部を示す模式図である。図3(a)および図3(b)は、トナー搬送装置1の開口部2bとフレキシブルシート3との位置関係を示す説明図である。図4は、トナー搬送装置1の外観を示す斜視図である。図5は、トナー搬送装置1を分解した様子を示す図である。
図1、図4、図5に示すように、トナー搬送装置1は、外形が四角柱状のトナー搬送パイプ2と、フレキシブルシート3と、レバー4と、牽引部5と、ガイド部材6とを有している。なお、図4および図5では、トナー搬送パイプ2の外観を明確に示すために、フレキシブルシート3を省略して図示している。
トナー搬送パイプ(トナー搬送部材)2は、一方の端部に形成されている開口部2aと他方の端部に形成されている開口部2bとを連通する管であって、開口部2aから開口部2bへ向かう方向が鉛直方向となるトナー搬送路である。つまり、トナー受入口である開口部2aから供給されたトナーは、自由落下によって、トナー放出口である開口部2bから放出されるようになっている。
なお、トナー搬送パイプ2は外形が四角柱状であることから外壁面(側面)を四つ有していることになるが、図1に示すように、牽引部5が形成されている外壁面を「外壁面2c」とし、外壁面2cと平行な関係にある外壁面を「外壁面2d」とする。
フレキシブルシート(可撓性シート)3は、図3(a)および図3(b)に示すように、開口部2bを塞ぐためのシール領域3aを含む長尺状のシートである。また、フレキシブルシート3には、開口部2bを開放してトナー搬送パイプ2内のトナーを開口部2bから外部へ放出するためのトナー通過孔3bが形成されている。そして、フレキシブルシート3は、図1および図2に示されるように、シートの一方の端部3cが外壁面2dに面し、シートの他方の端部3dが外壁面2cに面し、シートの中央部がトナー搬送パイプ2の開口部2bに面するように配置される。
フレキシブルシート3は、柔軟性の有る材質からなるシートであれば特に材質に制限はないが、本実施形態では、フッ素樹脂(たとえばテフロン(登録商標))からなるシートがフレキシブルシート3として使用される。
レバー(シート支持機構,レバー部材)4は、図4および図5に示すように、支持軸10を中心に回転可能にトナー搬送装置1に取り付けられるL字状のレバーである。また、図1および図2に示すように、レバー4の一方の端部4aが外壁面2d側に配され、レバー4の他方の端部4bが外壁面2c側に配されるように、レバー4はトナー搬送パイプ2に嵌めこまれる。
さらに、レバー4の端部4aにはフレキシブルシート3の端部3cが固定具8によって固定されている。そして、図1および図2に示すように、レバー4の端部4bを外壁面2cに近づけるようにレバー4に外力を与えると(図1のZ方向の外力を与えると)、外壁面2d側において、レバー4の端部4aが鉛直方向と逆方向に引き上げられる。これに伴い、外壁面2d側においては、フレキシブルシート3が鉛直方向とは逆方向に移動し、開口部2b側においては、フレキシブルシート3が外壁面2cから外壁面2dへ向かう方向に移動し、外壁面2c側においては、フレキシブルシート3が鉛直方向に移動する。
牽引部(シート支持機構)5は、図1に示すように、固定具5aとバネ部材5bとフック5cとを有する。牽引部5において、バネ部材(弾性部材)5bの一方の端部はフック5cに架けられ、バネ部材5bの他方の端部は固定具5aによってフレキシブルシート3の端部3dに固定されている。そして、バネ部材5bは、鉛直方向とは逆方向にフレキシブルシート3を牽引するように復元力を発生する。それゆえ、図1および図2に示すように、レバー4に与えられているZ方向の外力を弱めると、外壁面2c側においては、フレキシブルシート3が鉛直方向とは逆方向に牽引され(移動し)、開口部2b側においては、フレキシブルシート3が外壁面2dから外壁面2cへ向かう方向に移動し、外壁面2d側においては、フレキシブルシート3が鉛直方向に移動する。なお、図1は、バネ部材5bが復元した状態を示しており、図2は、バネ部材5bが伸びている状態を示している。
ガイド部材6は、フレキシブルシート3を挟んでトナー搬送パイプ2と対向するようにトナー搬送パイプ2の端部に嵌められている。また、図1および図5に示すように、ガイド部材6には開口部2bと略同一面積の開口部6aが形成されており、開口部2bと開口部6aとがフレキシブルシート3を挟んで対向するように、ガイド部材6がトナー搬送パイプ2に嵌められている。これにより、フレキシブルシート3は、開口部2bの周縁において、ガイド部材6とトナー搬送パイプ2とに挟まれつつ、スライド移動可能になっている。
また、図1に示すように、トナー搬送パイプ2の開口部2bの周囲の壁面は曲率を有し、開口部2bと外壁面2cとの間および開口部2bと外壁面2dとの間は半円状の曲面になっている。より具体的に説明すると、トナー搬送パイプ2の外壁面2c・2dはフレキシブルシート3の移動を案内する案内面になっているが、この外壁面2c・2dには凸状の湾曲面αが含まれており(図1および図5参照)、湾曲面αに開口部2bが形成されている。これにより、牽引部5またはレバー4によって引っ張られるフレキシブルシート3は湾曲面αに均一な圧接力で接触し、開口部2bからのトナー漏れが抑制される。
さらに、図1に示すように、モルトプレーン12aが外壁面2c・2d(特に湾曲面α)に両面テープで貼り付けられている。また、モルトプレーン12bがガイド部材6の内側面(トナー搬送パイプ2側の面)に両面テープで貼り付けられている。このように、モルトプレーン(ポリウレタン,緩衝材)12aおよび12bを取り付けることによって、フレキシブルシート3の移動時の摩擦や磨耗を低減するようにしている。
以上にて説明したトナー搬送装置1において、バネ部材5bが復元している状態では、図1および図3(a)に示されるように、フレキシブルシート3のトナー通過孔3bが外壁面2cに面し、フレキシブルシート3のシール領域3aが開口部2bに面している。つまり、バネ部材5bが復元している状態では、開口部2bはシール領域3aによって塞がれており、トナー搬送パイプ2内のトナーが開口部2bから外部に向けて漏れることはない。
そして、図1の状態においてレバー4の端部4bに対してZ方向への外力を与えると、レバー4の端部4aがフレキシブルシート3を鉛直方向と逆向きに引き上げる。これにより、外壁面2d側においてはフレキシブルシート3が鉛直方向とは逆方向にスライドし、開口部2b側においてはフレキシブルシート3が外壁面2cから外壁面2dへ向かう方向にスライドし、外壁面2c側においてはフレキシブルシート3が鉛直方向にスライドする。その結果、図2および図3(b)に示されるように、フレキシブルシート3のシール領域3aは外壁面2dに面する位置へ移動し、フレキシブルシート3のトナー通過孔3bが開口部2bに面する位置へ移動する。これにより、トナー搬送パイプ2の開口部2bは外部に向けて開放され、トナー搬送パイプ2内のトナーを外部へ放出できるようになる。
さらに、図2の状態においてレバー4の端部4bに対して与えられているZ方向の外力を弱めると、バネ部材5bが復元する(図1の状態に戻る)。このとき、外壁面2c側においてフレキシブルシート3が鉛直方向とは逆方向にスライドし、開口部2b側においてフレキシブルシート3が外壁面2dから外壁面2cへ向かう方向にスライドし、外壁面2d側においてフレキシブルシート3が鉛直方向にスライドする。その結果、図1および図3(a)に示されるように、フレキシブルシート3のシール領域3aは開口部2bに面する位置へ移動し、フレキシブルシート3のトナー通過孔3bは外壁面2cに面する位置へ移動する。これにより、フレキシブルシート3のシール領域3aによって開口部2bが塞がれ、トナー搬送パイプ2内のトナーが開口部2bから外部に向けて漏れることはない。
以上のように、本実施形態のトナー搬送装置1は、フレキシブルシート3と、搬送するトナーを通過させる開口部2bが形成されているトナー搬送パイプ2と、フレキシブルシート3をトナー搬送パイプ2に接触させながら一定経路において進退移動させるシート支持機構(牽引部5およびレバー4)とを有する構成である。
このようなトナー搬送装置1によれば、シート支持機構がフレキシブルシート3を進退移動させることによって、フレキシブルシート3にて開口部2bを塞ぐ閉状態と、トナー通過孔3bと開口部2bとを重ならせて開口部2bを開放する開状態とを切り換えることが可能になる。
さらに、本実施形態のトナー搬送装置1では、トナー搬送パイプ2の開口部2bのシャッタとして変形自在のフレキシブルシート3を用いることから、シャッタの逃げ場(格納スペース)を自由にレイアウトすることができる。それゆえ、トナー搬送装置1を小型化でき、トナー搬送装置1を装着する画像形成装置の省スペース化を図ることができる。また、フレキシブルシート3は柔軟な素材からなるため、トナー搬送パイプ2にフレキシブルシート3を密着させ易く、隙間からのトナー漏れを抑制し易くなる。
また、本実施形態のトナー搬送装置1によれば、外壁面2c・2dには凸状の湾曲面αが含まれ、この湾曲面αに開口部2bが形成されている。それゆえ、開口部2bの周囲(湾曲面)においてフレキシブルシート3を均一な圧力で接触(密着)させることができるため、開口部2bからのトナー漏れを抑制しつつフレキシブルシート3を円滑に進退移動させることが可能になる。
なお、トナー搬送装置1に形成される湾曲面αの曲率半径は5mm以上であって30mm以下であることが好ましい。湾曲面αの曲率半径が5mm未満ではフレキシブルシート3をスムーズに動かすことが困難になり、湾曲面αの曲率半径が30mmを超えると湾曲面αに対するフレキシブルシート3の圧接力が弱くなりトナー漏れが起こり易くなるからである。
また、図10(a)に示すように、フレキシブルシート3の進退移動の方向との直交方向に向けて3つの区域が並ぶようにトナー通過孔3bを3つの区域に分割し、前記直交方向における一方の端部側の区域を第1区域とし、前記直交方向における他方の端部側の区域を第2区域とし、第1区域と第2区域との間の区域を第3区域とする場合、第3区域が第1区域および第2区域よりも前記進退移動の方向に拡がるように形成されている。なお、フレキシブルシート3の進退移動の方向とは、図1〜図3、図10に示される第1移動方向および第2移動方向である。図10(a)のように、第3区域が第1区域および第2区域よりも前記進退移動の方向に拡がるようにトナー通過孔3bが形成されていると、フレキシブルシート3に対して前記進退方向に移動させるための引っ張り力を与えても、フレキシブルシート3におけるトナー通過孔3bの周りの縁部に撓みが生じることを抑制できる。それゆえ、フレキシブルシート3を引っ張って前記進退移動させても、フレキシブルシート3におけるトナー通過孔3bの周りの縁部がトナー搬送パイプ2における開口部2bの周りの縁部に引っかかってしまうという事態の発生を抑制でき、フレキシブルシート3を円滑に移動させることが可能になる。
これに対し、図11(a)(b)のように、フレキシブルシート120に形成されるトナー通過孔110が進退移動の方向に垂直な辺を有する形状の場合、フレキシブルシート120に対して前記進退方向に移動させるための引っ張り力を与えると、図12(a)(b)のように、トナー通過孔110の周りの縁部に撓みが形成され、トナー通過孔110の周りの縁部が開口部2bの周りの縁部に引っかかってしまうという問題が生じる。なお、図11(b)は図11(a)のフレキシブルシート120をAA線で切断した場合の断面図であり、図12(b)は図12(a)のフレキシブルシート120をBB線で切断した場合の断面図である。
また、本実施形態では、トナー通過孔3bは、図10(a)に示すように、第1頂点aと第2頂点bとを結ぶ第1辺と、第2頂点bと第3頂点cとを結ぶ第2辺と、第3頂点cと第4頂点dとを結ぶ第3辺と、第4頂点dと第5頂点eとを結ぶ第4辺と、第5頂点eと第6頂点fとを結ぶ第5辺と、第6頂点fと第1頂点aとを結ぶ第6辺と有し、第1辺が第1区域に属し、第4辺が第2区域に属し、第3頂点と第6頂点とを結ぶ対角線が第3区域に属し、第1辺と第4辺と前記対角線とが前記進退移動の方向に平行であり、前記対角線が第1辺および第4辺よりも前記進退方向に延びている六角形になっている。つまり、図10(a)のトナー通過孔3bは、鈍角の2つの頂点(第3頂点cと第6頂点f)がフレキシブルシート3の進退移動の方向(第1移動方向,第2移動方向)に向いている多角形になっている。但し、トナー通過孔3bの形状は図10(a)のような六角形状に限定されるものではなく、例えば、図10(b)に示されるように、フレキシブルシート3の進退移動の方向と平行な長軸と前記直交方向と平行な短軸とを有する楕円のトナー通過孔3gであってもよいし、図10(c)に示されるように、前記進退移動の方向に平行な対角線と前記直交方向に平行な対角線とを有するひし形のトナー通過孔3hであってもよい。要は、第3区域が第1区域および第2区域よりもフレキシブルシート3の進退移動の方向に拡がるようにトナー通過孔3bの形状が定められていればよいのである。
なお、本実施の形態では、フレキシブルシート3としてフッ素樹脂が用いられている。ここで、フッ素樹脂を用いる利点としては、(a)フッ素樹脂は摩擦抵抗が低く、フレキシブルシート3とトナー搬送パイプ2あるいはガイド部材6との間の摩擦抵抗を下げられるため、フレキシブルシート3を円滑にスライドさせることが可能になる事、(b)フッ素樹脂は表面エネルギーが低いため、フレキシブルシート3にトナー成分が融着しにくくなり、フレキシブルシート3を円滑にスライドさせることが可能になる事、が挙げられる。
また、フッ素樹脂ではなく、PET(ポリエチレンテレフタレート)をフレキシブルシート3としても構わない。PETを用いる利点としてはフレキシブルシート3の耐久性を向上させられる事が挙げられる。但し、フレキシブルシート3として最も理想的なシートは、PETからなる基材の外面にフッ素樹脂を塗布または貼り付けてなるシートである。このようなシートであれば、フッ素樹脂を用いる事の利点(フレキシブルシート3のスライドの高円滑性)とPETを用いる事の利点(高耐久性)とを兼ね備えているからである。
さらに、トナー搬送パイプ2の外壁面2c・2dやガイド部材6の内側面はフレキシブルシート3を案内する案内面として機能するが、この案内面にはモルトプレーン12a・12bが設けられていることになる。これにより、フレキシブルシート3に作用する摩擦抵抗を低減でき、フレキシブルシート3の移動をより一層円滑に行うことが可能になる。
また、本実施形態のトナー搬送装置1によれば、外壁面2c・2dには突起部11が形成されている。これにより、外壁面2c・2dとフレキシブルシート3との接触面積を減少させることができ、外壁面2c・2dとフレキシブルシート3との間に発生する摩擦を低減させることができる。
さらに、本実施形態によれば、図1に示すように、フレキシブルシート3を進退移動させるためのシート移動機構は、フレキシブルシート3を第1移動方向に引っ張るバネ部材5bを含む牽引部5と、外力を受けてフレキシブルシート3を第2移動方向(第1移動方向と逆方向)に引っ張るレバー4とを有する構成である。この構成によれば、図1および図2に示すように、レバー4に与える外力を強めるとフレキシブルシート3を第2移動方向に移動させることができ、レバー4に対して与える外力を弱めるとバネ部材5bの引っ張り力によってフレキシブルシート3を第1移動方向に移動させることができる。つまり、前記構成によれば、レバー4とバネ部材5bという簡易な部材だけでフレキシブルシート3を進退移動させることができ、フレキシブルシート3を進退移動させるための複雑な駆動機構を備える必要がなく、トナー搬送装置1の小型化に資することが可能になる。
また、図3に示すようにトナー通過孔3bはフレキシブルシート3に対して切り抜き状に形成されており、トナー通過孔3bの周りにおけるフレキシブルシート3の縁部は前記進退移動方向に凹んでいるといえる。それゆえ、フレキシブルシート3に対して前記進退方向に移動させるための引っ張り力を与えても、トナー通過孔3bの周りにおけるフレキシブルシート3の縁部に撓みが生じることを抑制できる。それゆえ、フレキシブルシート3を引っ張って前記進退移動させても、トナー通過孔3bの周りにおけるフレキシブルシート3の縁部がトナー搬送パイプ2の開口部2bの縁部に引っかかってしまうという事態の発生を抑制でき、フレキシブルシート3を円滑に移動させることが可能になる。また、トナー通過孔3bは六角形になっており、トナー通過孔3bの周りにおけるフレキシブルシート3の縁部のうちの前記進退移動方向に凹んでいるといる部分に六角形の頂点が位置しているといえる。
〔画像形成装置の構成〕
以下では、図1〜図5に示したトナー搬送装置1を備える本実施形態の画像形成装置について説明する。図6は、本実施形態の画像形成装置20の内部構成を示した模式図であり、図7は、画像形成装置20の外観を示す斜視図である。
図7に示されるように、画像形成装置20は、コンパクト設計のプリンタであり、装置の上面部分に排紙トレー21が設けられている構成である。また、図6に示されるように、画像形成装置20は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)およびブラック(K)の4色トナーを組み合わせたフルカラー画像を形成可能であり、各色の感光体ユニットがCMYKの順に配置され、現像された各色のトナー像を中間転写ベルトに順次転写していくタンデム型の中間転写方式を採用している。
画像形成装置20は、補給用のトナーを貯蔵するトナーカートリッジ25と、感光体表面の静電潜像を現像する現像装置(現像ユニット)26と、トナーカートリッジ25から現像装置26へトナーを補給するためのトナー搬送装置1と、感光体を有する感光ユニット27と、各色トナーのトナー像を一時的に積層して転写するための中間転写ベルト28と、記録用紙を収納する給紙カセット22と、給紙カセット22から給紙される記録用紙に対して中間転写ベルト28上の積層トナー像を転写する転写ユニット29と、転写されたトナー像を記録用紙に定着させる定着ユニット30とを備える。
つまり、図1〜図5に示されるトナー搬送装置1は、トナーカートリッジ25と現像装置26との間に配置される。より具体的に説明すると、図8に示されるように、トナーカートリッジ25、トナー搬送装置1、現像装置26が上から下に向けてこの順序で配置され、ガイド部材6の開口部6aの周縁が現像装置26のトナー補給口26aの周縁に接続し、トナー搬送装置1の開口部2aの周縁がトナーカートリッジ25のトナー供給口25aの周縁に接続している。
これにより、トナーカートリッジ25の内部とトナー搬送パイプ2の内部とはトナー搬送パイプ2の上端部の開口部2aを挟んで連通しており、現像装置26の内部とトナー搬送パイプ2の内部とはトナー搬送パイプ2の下端部の開口部2bを挟んで連通することになる。それゆえ、トナーカートリッジ25のトナーは、開口部2aからトナー搬送パイプ2の内部に落下し、トナー搬送パイプ2の内部から開口部2b・6aを経由して現像装置26に落下する。
また、画像形成装置20において現像装置26は交換可能な部材であり、図9に示されるように、現像装置支持台20aの上面において現像装置26をスライドさせることによって現像装置26を画像形成装置20から取り外すことができる。
ここで、図9に示すように、現像装置26が画像形成装置20から取り外されている場合、トナー搬送装置1においては、レバー4の端部4bに対して外力が与えられておらず、バネ部材5bが復元している状態である。それゆえ、現像装置26が画像形成装置20から取り外されている場合、トナー搬送パイプ2の開口部2bは塞がれており、トナーカートリッジ25のトナーがトナー搬送パイプ2の開口部2bから漏れることはない。
これに対し、現像装置26が画像形成装置20に装着されると、図8に示されるように、現像装置26の外壁がレバー4の端部4bに当接して、端部4bに対してZ方向の外力が与えられるようになっている。これにより、現像装置26が画像形成装置20に装着された場合、トナー搬送パイプ2の開口部2bは開放され、トナーカートリッジ25のトナーがトナー搬送パイプ2を経由して現像装置26に落下するようになっている。
なお、図8、図9には示されていないが、トナーカートリッジ25のトナー供給口25aの開閉を切り換えるシャッタが設けられており、トナーカートリッジ25または現像装置26が画像形成装置20から取り外される場合はシャッタによってトナー供給口25aは塞がれ、トナーカートリッジ25または現像装置26が画像形成装置20に装着されるとシャッタが移動してトナー供給口25aは開放されるようになっている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のトナー搬送装置は、電子写真方式のプリンタ、複写機、複合機、ファクシミリ装置に適用可能である。
本実施形態のトナー搬送装置の内部を示す図であり、トナー搬送パイプの開口部がフレキシブルシートによって閉鎖されている様子を示した模式図である。 本実施形態のトナー搬送装置の内部を示す図であり、トナー搬送パイプの開口部が開放されている様子を示した模式図である。 (a)は、トナー搬送パイプの開口部が閉鎖されている状態においての当該開口部とフレキシブルシートとの位置関係を示す説明図であり、(b)は、トナー搬送パイプの開口部が開放されている状態においての当該開口部とフレキシブルシートとの位置関係を示す説明図である。 図1および図2のトナー搬送装置の外観を示した斜視図である。 図4のトナー搬送装置の分解図である。 本実施形態の画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 図6に示す画像形成装置の外観を示した斜視図である。 図6に示される画像形成装置において現像装置が嵌めこまれた様子を示した模式図である。 図6に示した画像形成装置において現像装置が取り外された様子を示した模式図である。 (a)は、図1に示されるフレキシブルシートに形成されるトナー通過孔を示した説明図であり、(b)は、トナー通過孔の第1の変形例を示した説明図であり、(c)は、トナー通過孔の第2の変形例を示した説明図である。 (a)は、シートの進退移動の方向に垂直な辺を有するトナー通過孔の形成されたフレキシブルシートを示した図であり、(b)は(a)に示すフレキシブルシートをAA線で切断した場合の断面を示す図である。 (a)は図10のフレキシブルシートが撓んだ場合の形態を示した図であり、(b)は(a)に示すフレキシブルシートをAA線で切断した場合の断面を示す図である。
符号の説明
1 トナー搬送装置
2 トナー搬送パイプ(トナー搬送部材)
2a 開口部(トナー受入口)
2b 開口部(トナー放出口)
2c 外壁面(案内面)
2d 外壁面(案内面)
3 フレキシブルシート(可撓性シート)
3b トナー通過孔
4 レバー(シート支持機構,レバー部材)
5 牽引部(シート支持機構)
5a 固定具
5b バネ部材(弾性部材)
5c フック
11 突起部
12a モルトプレーン
12b モルトプレーン
20 画像形成装置
25 トナーカートリッジ
26 現像装置
α 湾曲面

Claims (14)

  1. 可撓性シートと、
    搬送するトナーを通過させる開口部が形成されているトナー搬送部材と、
    前記可撓性シートを前記トナー搬送部材に接触させながら一定経路において進退移動させ、前記可撓性シートにて前記開口部を塞ぐ閉状態と前記開口部を開放する開状態とを切り換えるシート支持機構とを有するトナー搬送装置において、
    前記トナー搬送部材は、前記可撓性シートの移動を案内する案内面を有し、前記案内面は凸状の湾曲面を含んでおり、前記湾曲面に前記開口部が形成されており、
    前記湾曲面の曲率半径は5mm以上であって30mm以下であることを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記可撓性シートにはトナー通過孔が形成されており、
    前記開状態において前記トナー通過孔と前記開口部とが重なることによって前記開口部が開放するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記トナー通過孔は前記可撓性シートに対して切り抜き状に形成され、
    前記トナー通過孔の周りにおける前記可撓性シートの縁部は、前記進退移動の方向に凹んでいる形状であることを特徴とする請求項2に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記トナー通過孔は六角形になっており、前記縁部のうちの前記進退移動の方向に凹んでいる形状の部分に前記六角形の頂点が位置していることを特徴とする請求項3に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記可撓性シートはフッ素樹脂からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  6. 前記可撓性シートはポリエチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  7. 前記可撓性シートは、ポリエチレンテレフタレートからなる基材の外面に対してフッ素樹脂を付着させたシートであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  8. 前記案内面には突起部が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  9. 前記シート支持機構は、前記可撓性シートを第1移動方向に引っ張る弾性部材と、外力を受けて前記可撓性シートを第1移動方向とは逆方向の第2移動方向に引っ張るレバー部材とを有することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  10. 前記進退移動の方向との直交方向に向けて3つの区域が並ぶように前記トナー通過孔を3つの区域に分割し、前記直交方向における一方の端部側の区域を第1区域とし、前記直交方向における他方の端部側の区域を第2区域とし、第1区域と第2区域との間の区域を第3区域とした場合、
    前記トナー通過孔は、第3区域が第1区域および第2区域よりも前記進退移動の方向に拡がるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のトナー搬送装置。
  11. 前記トナー通過孔は、
    第1頂点と第2頂点とを結ぶ第1辺と、第2頂点と第3頂点とを結ぶ第2辺と、第3頂点と第4頂点とを結ぶ第3辺と、第4頂点と第5頂点とを結ぶ第4辺と、第5頂点と第6頂点とを結ぶ第5辺と、第6頂点と第1頂点とを結ぶ第6辺と有し、
    第1辺が第1区域に属し、第4辺が第2区域に属し、第3頂点と第6頂点とを結ぶ対角線が第3区域に属し、
    第1辺と第4辺と前記対角線とが前記進退移動の方向に平行であり、前記対角線が第1辺および第4辺よりも前記進退移動の方向に延びている六角形であることを特徴とする請求項10に記載のトナー搬送装置。
  12. 前記案内面は、移動する前記可撓性シートと摩擦する面であり、
    前記案内面には、移動する前記可撓性シートと摩擦するモルトプレーンが設けられていることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  13. 前記トナー搬送部材は、一方の端部にトナー受入口が形成されており、他方の端部にトナー放出口が形成されているトナー搬送パイプであり、
    前記開口部は前記トナー放出口であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のトナー搬送装置。
  14. 請求項13に記載のトナー搬送装置と現像装置とトナーカートリッジとを備えた電子写真方式の画像形成装置であって、
    前記トナーカートリッジと前記トナー搬送装置と前記現像装置とが上から下に向けてこの順序で配置されており、
    前記トナーカートリッジの内部と前記トナー搬送パイプとは前記トナー受入口を挟んで連通し、前記現像装置の内部と前記トナー搬送パイプの内部とは前記トナー放出口を挟んで連通していることを特徴とする画像形成装置。

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