JP4419991B2 - シャッター装置、現像剤収容体、廃現像剤収容体、および、画像形成装置 - Google Patents

シャッター装置、現像剤収容体、廃現像剤収容体、および、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シャッター装置、画像形成装置、現像剤カートリッジ、及び、像形成ユニットに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置には、開閉可能なシャッター装置を備えたものがある。このシャッター装置は、例えば、二つのユニット間での現像剤の移動の許容または規制するためのものである。そして、シャッター装置は、現像剤が通過可能な開口を有し現像剤の漏れを防止するためのシール部材と、前記シール部材の開口を塞ぐ第一位置と前記シール部材の開口を露出させる第二位置との間を移動可能なシャッターと、を備えており、シール部材は、シャッターに押圧された状態で、現像剤の漏れを防止する。そして、該シャッターが第二位置に移動した際(すなわち、シャッターが開いた際)には、上記二つのユニット間で現像剤の移動が可能となる。
特開2001−83788号公報
しかし、シャッターが第二位置に位置する際(すなわち、シャッターが開いた際)に、シール部材が、現像剤の漏れを適切に防止できない恐れがある。
例えば、シャッターが、開いた際にシール部材の開口の周囲の一部のみを押圧(圧縮)する場合には、該周囲にてシール部材の厚みが急変する箇所が発生してしまう。そして、これに起因して、シャッターが開いた際に、シール部材と該シール部材が対向する対向部材との間に隙間が生じていまい、上記二つのユニット間を移動中の現像剤が、該隙間から漏れる恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤の漏れを適切に防止できるシャッター装置、画像形成装置、現像剤カートリッジ、及び、像形成ユニットを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、シャッター装置が、開口を有し圧縮可能なシール部材と、該シール部材の開口の縁部全体よりも大きい開口を有するシャッターと、を備えており、前記シャッター装置とは異なる壁部材が有する開口と前記シール部材の開口とを対向させて前記シール部材が前記壁部材に固定され、前記シャッターの開口と前記シール部材の開口とが対向する位置において、前記シール部材が、前記壁部材と前記シャッターとの間に挟まれて圧縮されており、前記シャッターと前記シャッター装置とは異なる対向部材とが対向配置された際に、前記シャッターの開口に対向する前記シール部材の開口の縁部全体が、前記対向部材と接触可能となることを特徴とするシャッター装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
画像形成装置に設けられたシャッター装置であって、現像剤が通過可能な開口を有し、現像剤の漏れを防止するためのシール部材と、該シール部材の開口よりも大きい開口を有し、前記シール部材の開口を塞ぐ第一位置と、前記シール部材の開口を露出させる第二位置との間を移動可能なシャッターであって、前記第二位置に位置する際に、該シャッターの開口の縁部全体が前記シール部材の開口の縁部全体を囲んだ状態で該シール部材を押圧するシャッターと、を備えたことを特徴とするシャッター装置。
このようなシャッター装置によれば、シャッターが、シール部材の開口よりも大きい開口を有し、前記第二位置に位置する際に、該シャッターの開口の縁部全体が前記シール部材の開口の縁部全体を囲んだ状態で該シール部材を押圧することにより、シール部材の開口の周囲の部分が、対向部材に適切に接触するから、シール部材と対向部材の間に隙間が生じ難くなり、現像剤の漏れを適切に防止することが可能となる。
(a1)現像剤が通過可能な開口を有し、現像剤の漏れを防止するためのシール部材と、(a2)該シール部材の開口よりも大きい開口を有し、前記シール部材の開口を塞ぐ第一位置と、前記シール部材の開口を露出させる第二位置との間を移動可能なシャッターであって、前記第二位置に位置する際に、該シャッターの開口の縁部全体が前記シール部材の開口の縁部全体を囲んだ状態で該シール部材を押圧するシャッターと、(a3)を備えたシャッター装置、(b)を有することを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、シャッターが、シール部材の開口よりも大きい開口を有し、前記第二位置に位置する際に、該シャッターの開口の縁部全体が前記シール部材の開口の縁部全体を囲んだ状態で該シール部材を押圧することにより、シール部材の開口の周囲の部分が、対向部材に適切に接触するから、シール部材と対向部材の間に隙間が生じ難くなり、現像剤の漏れを適切に防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記シャッター装置を二つ有し、該二つのシャッター装置は、各々のシャッターが前記第二位置に位置する際に各々のシール部材の開口の間を現像剤が移動可能なように、隣り合って設けられ、該二つのシャッター装置のシャッターが前記第二位置に位置する際には、各シャッターに押圧されたシール部材が、接触することとしてもよい。
かかる場合には、二つのシャッター装置の間を通過する現像剤の漏れを適切に防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記二つのシャッター装置のシャッターが前記第二位置に位置する際には、各シャッターに押圧されたシール部材の開口の縁部が、二つのシャッターに挟まれていることとしてもよい。
かかる場合には、二つのシャッターの間からの現像剤の漏れを有効に防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記二つのシャッター装置は、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を収容するための収容部と、該現像剤にて前記像担持体に担持された潜像を現像剤像として可視化するための現像剤担持体と、を有する像形成ユニット、に設けられた第一シャッター装置と、該像形成ユニットに対して着脱可能であり、前記収容部に現像剤を供給するための現像剤カートリッジ、に設けられた第二シャッター装置と、であることとしてもよい。
二つのシャッター装置が、前記像形成ユニットと前記現像剤カートリッジに設けられている場合には、二つのシャッター装置の間を通過する現像剤の量が多くなるから、前記シャッター装置を設けたことによる効果、すなわち、現像剤の漏れを適切に防止できる効果が、より有効に奏される。
また、かかる画像形成装置であって、前記第一シャッター装置のシャッターは、前記第一位置から前記第二位置へ移動する際に、前記第二シャッター装置のシャッターに接触する接触部を有し、前記接触部は、前記第一シャッター装置のシャッターが前記第二位置から前記第一位置へ移動する際に、前記シール部材の開口に対向する位置に至らないこととしてもよい。
かかる場合には、第二シャッター装置のシャッターが、前記第一シャッター装置の接触部により汚れることを防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記二つのシャッター装置のシール部材は、発泡ウレタンであり、前記二つのシャッター装置のシャッターは、その厚みが前記シール部材の厚みよりも小さい金属板であることとしてもよい。
かかる場合には、二つのシール部材が接触しやすくなり、現像剤の漏れを有効に防止することが可能となる。
また、現像剤が充填された現像剤カートリッジであって、現像剤が通過可能な開口を有し、現像剤の漏れを防止するためのシール部材と、該シール部材の開口よりも大きい開口を有し、前記シール部材の開口を塞ぐ第一位置と、前記シール部材の開口を露出させる第二位置との間を移動可能なシャッターであって、前記第二位置に位置する際に、該シャッターの開口の縁部全体が前記シール部材の開口の縁部全体を囲んだ状態で該シール部材を押圧するシャッターと、を備えたシャッター装置、を有することを特徴とする現像剤カートリッジ。
このような現像剤カートリッジによれば、現像剤の漏れを適切に防止することが可能となる。
また、潜像を担持するための像担持体と、現像剤を収容するための収容部と、該現像剤にて前記像担持体に担持された潜像を現像剤像として可視化するための現像剤担持体と、を有する像形成ユニットであって、現像剤が通過可能な開口を有し、現像剤の漏れを防止するためのシール部材と、該シール部材の開口よりも大きい開口を有し、前記シール部材の開口を塞ぐ第一位置と、前記シール部材の開口を露出させる第二位置との間を移動可能なシャッターであって、前記第二位置に位置する際に、該シャッターの開口の縁部全体が前記シール部材の開口の縁部全体を囲んだ状態で該シール部材を押圧するシャッターと、を備えたシャッター装置、を有することを特徴とする像形成ユニット。
このような像形成ユニットによれば、現像剤の漏れを適切に防止することが可能となる。
===画像形成装置の概要===
次に、図1、図2を用いて、『画像形成装置』としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その構成例及び動作例について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。図2は、プリンタ10の制御ユニット100の構成を示したブロック図である。なお、図1には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙カセット92は、プリンタ10の下部に配置されており、露光ユニット40は、プリンタ10の上部に配置されている。
<<<プリンタ10の構成例>>>
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、『像形成ユニット』の一例としてのプロセスユニット20、露光ユニット40、『現像剤カートリッジ』の一例としてのトナーカートリッジ60、転写ユニット70、定着ユニット80、ユーザへの報知手段をなす表示ユニット(不図示)、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100(図2)を有している。また、プロセスユニット20は、図1に示すように、ユニットの骨格を成す樹脂製のユニットフレーム21と、トナーカートリッジ60が挿入可能なカートリッジ挿入部22と、『像担持体』の一例としての感光体31と、更に、該感光体31の回転方向に沿って、帯電器32、現像部50、ローラ39を有している。
感光体31は、その外周面に形成された感光層を有し、該感光層の表面に潜像を担持する。この感光体31は、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように反時計回りに回転する。
帯電器32は、感光体31を帯電するためのものである。露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体31上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体31上に照射する。
現像部50は、『現像剤』の一例としてのトナーで感光体31上の潜像を現像する機能を有し、『収容部』の一例としてのトナー収容部51と、『現像剤担持体』の一例としての現像ローラ52と、供給ローラ53と、規制ブレード54と、アジテータ56と、を備えている。
トナー収容部51は、トナーを収容するためのものである。現像ローラ52は、その表面にトナーを担持して回転することにより、当該トナーを感光体31と対向する現像位置に搬送する。現像ローラ52は、感光体31に接触しており、現像位置に搬送されたトナーにて感光体31上に担持された潜像をトナー像として可視化する(すなわち、接触状態で現像する)。供給ローラ53は、現像ローラ52に当接する回転可能な部材であり、トナー収容部51に収容されたトナーを現像ローラ52に供給する機能と、現像後に現像ローラ52に残存するトナーを現像ローラ52から剥ぎ取る機能を有している。規制ブレード54は、現像ローラ52にその軸方向に沿って当接して、現像ローラ52に担持されたトナーの層厚を規制し、また、現像ローラ52に担持されたトナーに電荷を付与する。アジテータ56は、回転することにより、トナーを撹拌する機能と、トナー収容部51内のトナーを供給ローラ53へ送る機能を有している。
トナーカートリッジ60には、トナーが充填されており、トナーカートリッジ60は、カートリッジ挿入部22への挿入後に、プロセスユニット20に装着される。そして、トナーカートリッジ60は、ユニットフレーム21に装着された状態で、充填されたトナーをトナー収容部51に補給する。なお、トナーカートリッジ60の構成については、後述する。
転写ユニット70は、感光体31に形成されたトナー像を媒体に転写するための装置である。ローラ39は、感光体31に当接して、媒体に転写されなかったトナー(トナー像)を、感光体31表面上で均一に分散させるためのものである。
定着ユニット80は、定着ローラ80aと加圧ローラ80bを有し、媒体上に転写されたトナー像を、加熱加圧して媒体に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。また、メインコントローラ101は、インターフェイス112を介してコンピュータと接続され、このコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている
<<<プリンタ10の動作例>>>
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。まず、不図示のコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体31、現像ローラ52等が回転する。
感光体31は、回転しながら、帯電位置において帯電器32により順次帯電される。感光体31の帯電された領域は、感光体31の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。感光体31上に形成された潜像は、感光体31の回転に伴って現像位置に至り、現像ローラ52によってトナーで現像される。これにより、感光体31上にトナー像が形成される。
感光体31上に形成されたトナー像は、感光体31の回転に伴って転写位置に至り、転写ユニット70によって、媒体に転写される。なお、媒体は、給紙カセット92から、給紙ローラ94を介して転写ユニット70へ搬送される。
媒体に転写されたトナー像は、定着ユニット80によって加熱加圧されて媒体に融着される。そして、トナー像が融着された媒体は、それぞれ一対の搬送ローラ95と一対の排紙ローラ96とを介して、排紙トレイ98へ搬送される。
一方、媒体に転写されなかった感光体31上のトナーは、ローラ39によって均一に分散される。そして、均一に分散されたトナーは、現像位置にて現像ローラ52によって剥ぎ取られて、トナー収容部51に回収される。
===トナーカートリッジ60及びその周辺の構成例===
次に、図3〜図11を用いて、トナーカートリッジ60の構成例と、該トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着されているときに該トナーカートリッジ60の周辺に位置するプロセスユニット20の部材の構成例について説明する。
図3は、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際の状態を示した図である。図4は、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際の状態を示した図である。図5は、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、トナーカートリッジ60の正面図である。図6は、図5に示すトナーカートリッジ60の背面図である。図7は、図5に示すトナーカートリッジ60からCRGシャッター630を取り除いた状態を示した図である。図8は、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、トナーカートリッジ60の正面図である。図9は、図8に示すトナーカートリッジ60の背面図である。図10は、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていない際の、プロセスユニット20の上面図である。図11は、挿入部シャッター230及びその周辺を示した図である。なお、図3〜図9には矢印にて上下方向が、図5〜図11には矢印にて長手方向が、それぞれ示されている。
<<<トナーカートリッジ60の構成>>>
まず、トナーカートリッジ60の構成について、説明する。
トナーカートリッジ60は、カートリッジ本体(以下、「CRG本体」とも呼ぶ)610と、外カバー620と、『シャッター』の一例としてのCRGシャッター630と、『シール部材』の一例としてのカートリッジシール(以下、「CRGシール」とも呼ぶ)640と、アジテータ650と、を有している。
CRG本体610は、トナーを収容する『収容体』である。このCRG本体610は、図3に示すように、その断面形状が円となっている、円筒状の容器である。CRG本体610は、図7に示すように、その外周面にまっすぐな壁である壁部611を有している。この壁部611は、長手方向の中央側に位置している。
また、壁部611には、CRG本体610内のトナーがCRG本体610外へ向けて通過可能なCRG開口612が設けられている。そして、該CRG開口612が露出している際には、CRG本体610内のトナーが該CRG開口612を通過して、トナーカートリッジ60外へ移動可能となっている。CRG本体610は、CRGシャッター630が移動する際に、該CRGシャッター630を直進移動させるガイドとなるガイド部614を有している。
また、CRG本体610は、その長手方向において壁部611の外側に、CRGシャッター630と接触可能なリブ616(図7)を有している。このリブ616は、その長手方向がCRG本体610の長手方向と略直交するように、設けられている。また、リブ616は、その長手方向の一端側に位置し、CRGシャッター630が移動する際に該CRGシャッター630に接触しない湾曲部616a(図16A参照)と、その長手方向の他端側に位置し、CRGシャッター630が移動する際に該CRGシャッター630に接触する平坦部616b(図16A参照)と、を有している。
また、CRG本体610は、図6に示すように、その背面側で、かつ、長手方向中央側に、突起617を有している。また、CRG本体610は、その下部に、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際に、プリンタ本体に設けられたコネクタ(不図示)と接触可能なCRGコネクタ618、を有している。
外カバー620は、中空の円筒であり、CRG本体610の外周面を覆っている。この外カバー620は、CRG本体610に対して回動移動可能に支持されている。外カバー620は、その周面で、かつ、その長手方向の中央部に、把手部621を有しており、ユーザ等によって、該把手部621が操作されることにより、外カバー620が回転移動する構成となっている。
外カバー620は、図7に示すように、その長手方向の両端部に、一定間隔で設けられた複数の凸623によって構成されているピニオン部622、を有している。また、外カバー620は、その下部に、該外カバー620の回転移動に伴って移動するフック626を有している。
外カバー620は、図6と図9に示すように、把手部621が操作されて該外カバー620が回転移動する際に、CRG本体610の突起617が該外カバー620に対して相対移動できるように、逃げ穴627を有している。また、外カバー620は、その一端側が逃げ穴627の縁部と繋がっており、その他端側が突起617に向かって延出しているレバー628、を有している。
CRGシール640は、図7に示すように、CRG開口612を囲むように壁部611に固定されており、CRG本体610とCRGシャッター630の間からのトナーの漏れを防止するためのものである。このCRGシール640は、中央部に『シール部材の開口』の一例としてのCRGシール開口642を有しており、該CRGシール開口642の大きさは、CRG開口612の大きさとほぼ同じである。また、CRGシール640は、発泡ウレタンであり、CRG本体610とCRGシャッター630の間に挟まって圧縮されている。
CRGシャッター630は、CRG本体610に対して直進移動可能に支持され、開位置(図8)と閉位置(図5)との間を直進移動することによって開閉する。そして、CRGシャッター630は、『第一位置』である閉位置に位置する際にはCRGシール開口642を塞ぎ、『第二位置』である開位置に位置する際にはCRGシール開口642を露出させる。
CRGシャッター630は、その厚みがCRGシール640の厚みよりも小さい金属製の薄板であり、その長手方向の両端部がガイド部614に接触しながら、直進移動する構成となっている。
CRGシャッター630は、図5に示すように、その長手方向の中央で、かつ、短手方向の一端側に『シャッターの開口』の一例としてのCRGシャッター開口631を有しており、開位置に位置する際には、図4に示すように該CRGシャッター開口631がCRGシール開口642に対向する位置に位置し、閉位置に位置する際には、図3に示すように該CRGシャッター開口631はCRGシール開口642に対向しない位置に位置する。なお、CRGシャッター開口631の大きさは、CRGシール開口642の大きさよりも大きい。
また、CRGシャッター630は、図5に示すように、一定間隔で設けられた複数の穴633によって構成されているラック部632を有している。このラック部632の穴633に対して、ピニオン部622の凸623が、係合可能な構成となっている。
また、CRGシャッター630は、図5に示すように、閉位置から開位置へ移動(開移動)する際に、後述する挿入部シャッター230に接触可能なCRG接触部634、を有している。このCRG接触部634は、CRGシャッター630の短手方向一端にて、挿入部シャッター230側へ延出する延出部である。
また、CRGシャッター630は、CRGシャッター630の開位置から閉位置への移動(閉移動)において、途中の区間のみにて挿入部シャッター230に係合する係合片636(図5)、を有している。この係合片636は、弾性を有しており、弾性変形することにより、挿入部シャッター230に係合し、かつ、該挿入部シャッター230への係合が解除される。また、係合片636は、CRGシャッター630の長手方向両端側の、リブ616に対向する位置に位置している。
アジテータ650は、図3に示すように、CRG本体610の内部に、中心軸を中心として回転可能に設けられている。そして、アジテータ650は、回転することにより、CRG本体610内のトナーをCRG開口612に向けて搬送する機能、及び、CRG本体610内のトナーを撹拌する機能を有している。なお、アジテータ650は、図3中の矢印で示すように反時計方向に回転し、その中心軸の位置は、上下方向において、CRG開口612の位置とほぼ同じである。
<<<カートリッジ挿入部22の構成>>>
前述したように、プロセスユニット20は、トナーカートリッジ60が挿入されるカートリッジ挿入部22を有している。
このカートリッジ挿入部22は、図10と図11に示すように、ロック用穴210と、ロック解除凸部220と、『シャッター』の一例としての挿入部シャッター230と、溝240と、貫通穴250と、挿入部開口260(図3)と、『シール部材』の一例としての挿入部シール270と、を有している。なお、挿入部シャッター230と挿入部シール270が、『第一シャッター装置』を構成しており、前述のCRGシャッター630とCRGシール640が、『第二シャッター装置』を構成している。
ロック用穴210は、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際には、外カバー620のフック626が通り抜け可能であり、かつ、トナーカートリッジ60がプリンタに装着された際には、該フック626が通り抜け不可能な、穴である。
ロック解除凸部220は、外カバー620のCRG本体610に対するロックを解除するためのものであり、ロック解除凸部220が、外カバー620のレバー628に接触して該レバー628を変形させることにより、突起617のレバー628に対する係止が解除される。
溝240は、トナーカートリッジ60をカートリッジ挿入部22に挿入する際のガイドの機能を有している。すなわち、CRGコネクタ618が該溝240に沿って進入することにより、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されることとなる。
貫通穴250は、トナーカートリッジ60のCRGコネクタ618が貫通可能な穴である。そして、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際には、貫通穴250を貫通したCRGコネクタ618が、プリンタ本体に設けられたコネクタと接触する。
挿入部開口260は、図3や図4に示すように、トナー収容部51とカートリッジ挿入部22を仕切る仕切り壁22aに設けられており、該挿入部開口260が露出している際に、トナーカートリッジ60内のトナーがトナー収容部51に補給される。
挿入部シール270は、挿入部開口260を囲むように仕切り壁22aに固定されており、該仕切り壁22aと挿入部シャッター230の間からのトナーの漏れを防止するためのものである。この挿入部シール270は、図3に示すように、中央部に『シール部材の開口』の一例としての挿入部シール開口272を有しており、該挿入部シール開口272の大きさは、挿入部開口260の大きさと同じである。また、挿入部シール270は、CRGシール640同様、発泡ウレタンであり、仕切り壁22aと挿入部シャッター230の間で圧縮されている。
挿入部シャッター230は、仕切り壁22aに直進移動可能に支持され、『第一位置』である閉位置(図3)と『第二位置』である開位置(図4)との間を直進移動することによって開閉する。そして、挿入部シャッター230は、閉位置に位置する際には挿入部シール270を塞ぎ、開位置に位置する際には挿入部シール270を露出させる。
挿入部シャッター230は、その厚みがCRGシール640の厚みよりも小さい金属製の薄板であり、その長手方向(該長手方向は、CRGシャッター630の長手方向に沿っている)の両端部が、仕切り壁22aに設けられたガイド部280に接触しながら、直進移動する構成となっている。
また、挿入部シャッター230は、図11に示すように、その長手方向の中央部に、仕切り壁22aから遠ざかる方向に突出した(トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際に、CRGシャッター630側に突出した)突出部231、を有している。そして、この突出部231と仕切り壁22aの間にて、挿入部シール270が圧縮されている。
この突出部231は、『シャッターの開口』の一例としての挿入部シャッター開口232を有しており、挿入部シャッター230は、開位置に位置する際には、図4に示すように該挿入部シャッター開口232が挿入部シール開口272に対向する位置に位置し、閉位置に位置する際には、図3に示すように該挿入部シャッター開口232が挿入部シール開口272に対向しない位置に位置する。なお、挿入部シャッター開口232の大きさは、挿入部シール開口272の大きさよりも大きい。
また、突出部231には、長手方向にて挿入部シャッター開口232の外側(長手方向両端側)に、CRGシャッター630の係合片636が係合可能な係合穴234、が設けられている。
===トナーカートリッジ着脱の際のトナーカートリッジ及びその周辺の動作例===
次に、図3〜図11、図12A〜図12D、図13A、図13B、図14A〜図14C、図15A〜図15C、図16A〜図16C、図17A〜図17D、図18A、図18Bを用いて、トナーカートリッジ60着脱の際のトナーカートリッジ及びその周辺の動作例について、説明する。
図12A〜図12Dは、外カバー620のCRG本体610に対するロックと、該ロックの解除を説明するための図であり、図12Aは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていないときに、突起617がレバー628を係止している状態を示した図である。図12Bは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際に、突起617のレバー628に対する係止が解除されている状態を示した図である。図12Cは、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際に、突起617のレバー628に対する係止が解除されている状態を示した図である。図12Dは、図12B中のA方向から、突起617等を示した図である。
図13A〜図13Dは、CRG本体610のカートリッジ挿入部22に対するロックと、該ロックの解除を説明するための図であり、図13Aは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際の、フック626とロック用穴210の位置関係を示した図である。図13Bは、図13AのX−X断面図である。図13Cは、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際の、フック626とロック用穴210の位置関係を示した図である。図13Dは、図13CのY−Y断面図である。
図14Aは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際の、CRGシャッター630と挿入部シャッター230の周辺部を示した図である。図14Bは、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際の、CRGシャッター630と挿入部シャッター230の周辺部を示した図である。図14Cは、図14Bの要部拡大図である。
図15A〜図15Cは、外カバー620を回転移動させる回転力を、CRGシャッター630を直進移動させる直進力に変換するメカニズムを説明するための図であり、図15Aは、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、ラック部632とピニオン部622を示した図である。図15Bは、移動中のCRGシャッター630のCRG接触部634が、挿入部シャッター230に接触した際の、ラック部632とピニオン部622を示した図である。図15Cは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、ラック部632とピニオン部622を示した図である。
図16A〜図16Cは、CRGシャッター630と挿入部シャッター230の開移動を説明するための図であり、図16Aは、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図16Bは、移動中のCRGシャッター630のCRG接触部634が、挿入部シャッター230に接触した際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図16Cは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。
図17A〜図17Dは、CRGシャッター630と挿入部シャッター230の閉移動を説明するための図であり、図17Aは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図17Bは、移動中のCRGシャッター630の係合片636が、挿入部シャッター230に係合した際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図17Cは、挿入部シャッター230が、係合片636に操作されて、閉位置に至った際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図17Dは、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。
図18Aは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、該CRGシャッター630とCRGシール640の位置関係を示した図である。図18Bは、挿入部シャッター230が開位置に位置する際の、該挿入部シャッター230と挿入部シール270の位置関係を示した図である。
なお、図13Aと図13Cでは、説明の都合上、トナーカートリッジ60のフック626以外の部分が、図示されていない。また、図12A〜図12C、図13B、図13D、図14A、図14B、図15A〜図15C、図16A〜図16C、図17A〜図17D、図18A、図18Bには、矢印にて上下方向が示され、図12A〜図12D、図13A〜図13D、図18A、図18Bには、矢印にて長手方向が示されている。
<<トナーカートリッジ装着の際のトナーカートリッジ及び周辺部材の動作例>>
まず、トナーカートリッジ60をプロセスユニット20に装着するときのトナーカートリッジ60及び周辺部材の動作例について説明する。
[1.初期状態について]
ここでは、トナーカートリッジ60及び周辺部材の初期状態、すなわち、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20のカートリッジ挿入部22に挿入される前の、トナーカートリッジ60及び周辺部材の状態、について説明する。
トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていないときには、図5に示すように、CRGシャッター630が閉位置にて静止しており、CRGシール640のCRGシール開口642(CRG開口612)は塞がれている。
また、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていないときには、外カバー620のレバー628は、図6に示すように、CRG本体610の突起617に接触しており、該突起617によって係止されている。
また、ピニオン部622を構成する複数の凸623の一部が、ラック部632を構成する複数の穴633の一部と係合している(図15A参照)。CRGシャッター630の係合片636は、リブ616の湾曲部616aに対向して(ただし、湾曲部616aに接触していない)、平坦部616bに接触しないから、該平坦部616bに押されない(図16A参照)。
カートリッジ挿入部22側に着目すると、図11に示すように、挿入部シャッター230が閉位置にて静止しており、挿入部シール270の挿入部シール開口272(挿入部開口260)は塞がれている。
[2.トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入される迄の動作について]
ここでは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されるまでの、すなわち、図3に示される状態になるまでの、トナーカートリッジ60等の動作について、説明する。
ユーザ等が、把手部621を持って、トナーカートリッジ60をカートリッジ挿入部22に向けて下ろすと、CRGコネクタ618が溝240に沿って進入して、該トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入される。そして、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際には、図14Aに示すように、CRGシャッター630と挿入部シャッター230は、対向するように隣り合うこととなる。
また、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際には、ロック解除凸部220によって、外カバー620のCRG本体610に対するロックが解除される。すなわち、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていないときには、図12Aに示すように、レバー628が突起617に係止されているが、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際には、図12Bに示すように、ロック解除凸部220がレバー628に接触して変形させることにより、突起617のレバー628に対する係止が解除される。
また、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入される際に、CRGコネクタ618が、貫通穴250を貫通し、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されたときには、CRGコネクタ618が、プリンタ本体に設けられたコネクタと接触する。
また、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入される途中に、フック626が、ロック用穴210を通り抜け、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際には、図13Aに示すように、フック626が、ロック用穴210を通り抜け可能な状態を維持している。
また、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入される際に、CRGシャッター630は閉位置にて静止しており、係合片636は、図16Aに示すように、リブ616(平坦部616b)に押されていないから、挿入部シャッター230側へ突出せず、係合穴234に係合しない。
[3.把手部が操作される際の動作について]
ここでは、閉位置に位置するCRGシャッター630が、開位置に至るまでの、すなわち、図3に示される状態から図4に示される状態になるまでの、トナーカートリッジ60等の動作について、説明する。
ロック解除凸部220による突起617のレバー628に対する係止の解除後に、ユーザ等が、把手部621を所定の方向(図3に示す矢印の方向)に押す(操作する)ことによって、外カバー620が回転移動を開始する。なお、外カバー620の回転移動の際に、図12B〜図12Dに示すように、ロック解除凸部220がレバー628に接触する状態が維持されるから、外カバー620の回転移動中に突起617がレバー628を係止しない。
そして、外カバー620の回転移動の際に、CRGシャッター630が直進移動する。すなわち、ユーザ等が把手部621を押す力が、外カバー620に、該外カバー620を回転移動させる回転力として伝達される。そして、ラック部632とピニオン部622が係合した状態で外カバー620が回転移動することにより、前記回転力が、ピニオン部622とラック部632を介して、CRGシャッター630に、該CRGシャッター630を直進移動させる直進力に変換されて、伝達される。そして、CRGシャッター630は、前記直進力によって、ガイド部614に接触しながら直進移動することとなる。
そして、ユーザ等によって把手部621が図3に示す位置から図4に示す位置まで押される(これに伴い、外カバー620が回転移動する)ことにより、図15A〜図15Cに示すように、CRGシャッター630が、閉位置から開位置まで直進移動(開移動)することとなる。なお、把手部621が図4に示す位置まで押されると、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に装着されることとなる。
また、CRGシャッター630が直進移動する際に、該CRGシャッター630のCRG接触部634によって、挿入部シャッター230もガイド部280に接触しながら直進移動する。
すなわち、CRGシャッター630が閉位置に位置するときには、図16Aに示すように、CRG接触部634が挿入部シャッター230に接触していないが、CRGシャッター630が閉位置から移動した直後に、図16Bに示すように、CRG接触部634が、挿入部シャッター230の突出部231の、挿入部シャッター230の短手方向の一端235(より具体的には、該一端235の、挿入部シャッター230の長手方向の一端接触部235a)、に接触する。そして、CRGシャッター630がさらに移動する際に、CRG接触部634が、一端接触部235aに接触して押す(具体的には、押し下げる)ことにより、図16Cに示すように、挿入部シャッター230が、閉位置から開位置へ直進移動(開移動)することとなる。なお、一端接触部235aが、挿入部シャッター230が閉位置から開位置へ移動する際に、CRGシャッター630に接触する『接触部』に該当する。
また、挿入部シャッター230が閉位置から開位置へ直進移動する際には、図16Bと図16Cに示すように、CRGシャッター630の係合片636は、リブ616の平坦部616bにより押されて弾性変形するが、挿入部シャッター230の係合穴234に係合しない(接触しない)。
また、CRGシャッター630が閉位置から開位置へ移動することにより、図4に示すように、CRGシール開口642が、対向するCRGシャッター開口631を介して露出することとなる。同様に、挿入部シャッター230が閉位置から開位置へ移動することにより、挿入部シール開口272も、対向する挿入部シャッター開口232を介して露出することとなる。
また、図18Aに示すように、CRGシャッター630は、開位置に位置する際に、CRGシャッター開口631の縁部631a全体がCRGシール開口642の縁部642a全体を囲んだ状態で、CRGシール640を押圧する。同様に、図18Bに示すように、挿入部シャッター230は、開位置に位置する際に、挿入部シャッター開口232の縁部232a全体が挿入部シール開口272の縁部272a全体を囲んだ状態で、挿入部シール270を押圧する。そして、図14Bに示すように、CRGシャッター230に押圧されたCRGシール640と、挿入部シャッター230に押圧された挿入部シール270が、接触している。さらに、図14Cに示すように、CRGシール640の縁部642aと挿入部シール270の縁部272aが、CRGシャッター630と挿入部シャッター230に挟まれている。
また、ユーザ等によって把手部621が図3に示す位置から図4に示す位置まで押される(これに伴い、外カバー620が回転移動する)と、CRG本体610がカートリッジ挿入部22に対しロックされる。
すなわち、把手部621が図3に示す位置に位置する際には、図13Aと図13Bに示すように、外カバー620のフック626が、ロック用穴210を通り抜け可能な状態となっている。そして、把手部621が押されることにより、外カバー620の移動に伴って移動するフック626が、図13Aに示す矢印の方向に移動し、把手部621が図4に示す位置に至ると、フック626が、図13Cに示す位置に至る。かかる際には、図13Dに示すように、壁210aが障害物となるから、該フック626が、ロック用穴210を通り抜け不可能な状態となっている。
上述したように、把手部621が操作されて外カバー620等が動作することにより、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着されることとなる。そして、トナーカートリッジ60の装着後に、CRG本体610内のアジテータ650が回転することにより、CRG本体610内のトナーが、CRG開口612と挿入部開口260を介して、トナー収容部51に補給されることとなる。
<<トナーカートリッジ取り外しの際のトナーカートリッジ及び周辺の動作例>>
次に、トナーカートリッジ60をプロセスユニット20から取り外すときのトナーカートリッジ60及び周辺部材の動作例について説明する。
[1.初期状態について]
ここでは、トナーカートリッジ60及び周辺部材の初期状態、すなわち、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着されているときの、トナーカートリッジ60及び周辺部材の状態、について説明する。
トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着されているときには、図14Bに示すように、CRGシャッター630と挿入部シャッター230が、それぞれ開位置にて静止して対向している(隣り合っている)。そして、トナーカートリッジ60のトナーが、互いに対向するCRGシール開口642と挿入部シール開口272を通過して、トナー収容部51に移動可能な状態となっている。
また、図17Aに示すように、CRGシャッター630のCRG接触部634が、挿入部シャッター230に接触している。また、CRGシャッター630の係合片636は、リブ616の平坦部616bに接触して、該平坦部616bに押されているが、挿入部シャッター230の係合穴234に係合していない(接触していない)。
CRGシール640は、CRGシャッター530と壁部611の間で圧縮されており、そのCRGシール開口642が、露出している。同様に、挿入部シール270は、挿入部シャッター230と仕切り壁22aの間で圧縮されており、挿入部シール開口272が、露出している。また、図14Bに示すように、CRGシャッター630に押圧されたCRGシール640と、挿入部シャッター230に押圧された挿入部シール270が、接触している。さらに、図14Cに示すように、CRGシール640の縁部642aと挿入部シール270の縁部272aが、CRGシャッター630と挿入部シャッター230に挟まれている。
また、外カバー620のフック626は、図13Cに示す位置に位置しており、前述したように、CRG本体610は、カートリッジ挿入部22に対しロックされている。また、図12Cに示すように、ロック解除凸部220がレバー628を変形させているから、突起617は、レバー628を係止しておらず、外カバー620が回転移動可能な状態となっている。また、CRGコネクタ618は、プリンタ本体に設けられたコネクタと接触している。
[2.シャッターが閉動作する際のトナーCRG等の動作について]
ここでは、開位置に位置するCRGシャッター630が、閉位置に至るまでの、すなわち、図4に示される状態から図3に示される状態になるまでの、トナーカートリッジ60等の動作について、説明する。
突起617のレバー628に対する係止が解除されているので、ユーザ等が、把手部621を所定の方向(図4に示す矢印の方向)に押す(操作する)ことによって、外カバー620が回転移動を開始する。そして、前述したように、外カバー620の回転移動に伴って、該外カバー620を回転移動させる回転力が、ピニオン部622とラック部632によって、CRGシャッター630を直進移動させる直進力に変換されて、CRGシャッター630が、ガイド部614に接触しながら直進移動する。
そして、ユーザ等によって把手部621が図4に示す位置から図3に示す位置まで押される(これに伴い、外カバー620が回転移動する)ことにより、図15A〜図15Cに示すように、CRGシャッター630が、開位置から閉位置まで直進移動(閉移動)することとなる。
また、CRGシャッター630が直進移動する際に、該CRGシャッター630の係合片636によって、挿入部シャッター230もガイド部280に接触しながら直進移動する。
すなわち、CRGシャッター630が開位置に位置するときには、図17Aに示すように、係合片636は、リブ616の平坦部616bに押されて弾性変形している(挿入部シャッター230側へ突出している)が、係合穴234に係合していない(接触していない)。そして、CRGシャッター630が開位置から移動した直後に、図17Bに示すように、弾性変形して挿入部シャッター230側へ突出している係合片636が、係合穴234に係合する(接触する)。そして、CRGシャッター630がさらに移動する際に、係合片636がCRGシャッター630を押す(具体的には、押し上げる)ことにより、挿入部シャッター230を、開位置から図17Cに示す閉位置へ移動させる。
CRGシャッター630は、挿入部シャッター230が閉位置に至った際に、閉位置に至っておらず、挿入部シャッター230が閉位置に至った後も、さらに直進移動が可能である。そして、CRGシャッター630は、さらに直進移動することにより、図17Dに示す閉位置へ至る。かかる移動の際には、係合片636は、平坦部616bに接触せず(湾曲部616aに対向する)、該平坦部616bに押されないから、係合穴234に係合しない。
なお、CRGシャッター630(挿入部シャッター230)が開位置から閉位置へ直進移動する際には、図17Bと図17Cに示すように、挿入部シャッター230の一端接触部235aは、CRGシャッター630のCRG接触部634に接触しない。また、図3と図4に示すように、挿入部シャッター230の短手方向の一端235(一端接触部235a)は、該挿入部シャッター230が開位置から閉位置へ移動する際に、挿入部シール開口272に対向する位置に至らない。
また、CRGシャッター630が開位置から閉位置へ移動することにより、CRGシール開口642(CRG開口612)が、該CRGシャッター630によって塞がれることとなる(図14A)。同様に、挿入部シャッター230が開位置から閉位置へ移動することにより、挿入部シール開口272(挿入部開口260)も、該挿入部シャッター230によって塞がれることとなる。
また、ユーザ等によって把手部621が図4に示す位置から図3に示す位置まで押される(これに伴い、外カバー620が回転移動する)と、図13Aと図13Bに示すように、CRG本体610のカートリッジ挿入部22に対するロックが、解除される。
[3.トナーCRGを取り外す際のトナーCRG等の動作について]
ここでは、CRGシャッター630が閉位置にて静止しているトナーカートリッジ60を、カートリッジ挿入部22から取り外すときの、トナーカートリッジ60等の動作について、説明する。
ユーザ等が、把手部621を持って、カートリッジ挿入部22に挿入されたトナーカートリッジ60を上方へ持ち上げると、該トナーカートリッジ60がプロセスユニット20から取り外される。また、トナーカートリッジ60が取り外される際に、図12Aに示すように突起617がレバー628を係止するから、外カバー620がCRG本体610に対して回転移動できないようにロックされる。
===本実施の形態に係るシャッター装置の有効性について===
上述したように、本実施の形態に係る『シャッター装置』(ここでは、『第一シャッター装置』を例に挙げて説明する)は、『現像剤』(トナー)が通過可能な開口を有し、トナーの漏れを防止するための『シール部材』(CRGシール640)と、CRGシール640の『開口』(CRGシール開口642)よりも大きい『開口』(CRGシャッター開口631)を有し、CRGシール開口642を塞ぐ『第一位置』(閉位置)と、CRGシール開口642を露出させる『第二位置』(開位置)との間を移動可能な『シャッター』(CRGシャッター630)と、を備えている。そして、該CRGシャッター630は、前記開位置に位置する際に、該CRGシャッター630の『開口』(CRGシャッター開口631)の縁部631a全体がCRGシール開口642の縁部642a全体を囲んだ状態でCRGシール640を押圧する。これにより、トナーの漏れを適切に防止することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
「発明が解決しようとする課題」の項で説明したように、CRGシャッター630が開いた際(すなわち、CRGシャッター630が開位置に位置する際)に、CRGシール640が、トナーの漏れを適切に防止できない恐れがある。
ここで、図19A〜図19Cに示す比較例を用いて、具体的に説明する。図19Aは、CRGシャッター810が閉じた際の、該CRGシャッター810とCRGシール820を示した図である。図19Bは、CRGシャッター810が開いた際の、該CRGシャッター810とCRGシール820を示した図である。図19Cは、図19BのZ−Z断面図である。比較例に係るCRGシール820には、本実施形態に係るCRGシール640同様に、CRGシール開口821が設けられているが、比較例に係るCRGシャッター810には、本実施形態に係るCRGシャッター630とは異なり、CRGシャッター開口が設けられていない。そして、CRGシール開口821を塞ぐ際には、図19Aに示すように、CRGシャッター810がCRGシール820を覆う位置に位置するが、CRGシール開口821を露出させる際には、CRGシャッター810が、図19Bに示上下方向において、該CRGシャッター810全体がCRGシール820よりも、下方の位置に位置する。
そして、図19Bに示すようにCRGシャッター810が開いた際には、該CRGシャッター810が、CRGシール820の、図19Bに示す上下方向の下側の部分822のみを圧縮するように、押圧している。なお、CRGシャッター810に押圧されていない部分(すなわち、前記上下方向の上側の部分)は、図19Cに示すように、圧縮状態が解除されることとなる。このため、CRGシール820の、CRGシール開口821の周囲の部分に、該CRGシール820の厚みが急変する部分(図19Cに示す部分E)が発生してしまう。そして、該部分Eが、CRGシール820が対向する対向部材(すなわち、挿入部シール270または挿入部シャッター230)に適切に接触しないことにより、該部分Eと対向部材の間に隙間が生じてしまい、トナーカートリッジ60からトナー収容部51へ移動中のトナーが、図19Bの長手方向においてCRGシール開口821から外側に向かう方向(図19Bにて矢印Dにて示す方向)に、前記隙間に沿って移動して、漏れる恐れがある。
これに対して、本実施の形態においては、図18Aに示すように、CRGシャッター630は、CRGシール開口642よりも大きいCRGシャッター開口631を有し、前記開位置に位置する際に、CRGシャッター開口631の縁部631a全体がCRGシール開口642の縁部642a全体を囲んだ状態でCRGシール640を押圧することとしている。かかる場合には、CRGシール開口642の周囲の部分(図18Aにて点線Fに対応する部分)が均一に押圧されることにより、CRGシール開口631の周囲の部分が、対向部材(挿入部シール270または挿入部シャッター230)に適切に接触するから、上述した隙間が生じにくくなり、トナーカートリッジ60とトナー収容部51の間を移動中のトナーの漏れを適切に防止できる。
なお、上記においては、シャッター装置として第一シャッター装置(CRGシール640とCRGシャッター630)を例に挙げて説明したが、第二シャッター装置(挿入部シール270と挿入部シャッター230)についても同様な効果が奏される。すなわち、図18Bに示すように、挿入部シャッター230は、挿入部シール開口272よりも大きい挿入部シャッター開口232を有し、前記開位置に位置する際に、挿入部シャッター開口232の縁部232a全体が挿入部シール開口272の縁部272a全体を囲んだ状態で挿入部シール270を押圧するから、挿入部シール開口272の周囲の部分(図18Bにて点線Gに対応する部分)が、対向部材(CRGシール640またはCRGシャッター630)に適切に接触するから、トナーカートリッジ60とトナー収容部51の間を移動中のトナーの漏れを適切に防止できる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記実施の形態において、画像形成装置として、一つの感光体31と一つの現像部50を有するモノクロプリンタを例にとって説明したが、これに限定されるものではない。例えば、色毎に、独立の感光体31と現像部50を有する(いわゆるタンデム方式)カラープリンタにも、本発明を適用することができる。かかる場合には、トナーカートリッジ60も色毎に存在し、各トナーカートリッジ60は、それぞれ所定のカートリッジ挿入部にて着脱され、該トナーカートリッジ60内のトナーが、各々対応する現像部に補給されることとなる。
また、上記実施の形態において、トナーカートリッジ60は、プリンタ本体に取り付けられたプロセスユニット20に対して着脱されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プロセスユニット20がプリンタ本体に対して着脱可能なカートリッジであり、トナーカートリッジ60が、プリンタ本体から取り外されたプロセスユニット20に対して着脱されることとしてもよい。かかる場合には、トナーカートリッジ60が装着された状態のプロセスユニット20が、プリンタ本体に対して着脱されることとなる。
さらに、上記実施の形態において、プリンタ10は、図14Aと図14Bに示すように、前記シャッター装置を二つ有し、該二つのシャッター装置は、各々のシャッター(CRGシャッター630と挿入部シャッター230)が開位置に位置する際に各々のシール部材(CRGシール640と挿入部シール270)の開口の間をトナーが移動可能なように、隣り合って設けられていることとした。そして、該二つのシャッター装置のCRGシャッター630と挿入部シャッター230が開位置に位置する際には、図14Bに示すように、CRGシャッター630に押圧されたCRGシール640と、挿入部シャッター230に押圧された挿入部シール270が、接触することとした。しかし、上記に限定されるものではない。
例えば、プリンタ10は、隣り合う二つのシャッター装置を有さず、すなわち、シャッター装置は、開口が設けられた対向部材に対向しており、該シャッター装置のシャッターが開いた際には、露出するシール部材が、前記対向部材に接触することとしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、前記二つのシャッター装置のCRGシャッター630と挿入部シャッター230が開位置に位置する際には、図14Cに示すように、CRGシャッター630に押圧されたCRGシール640の縁部642aと、挿入部シャッター230に押圧された挿入部シール270の縁部272aが、CRGシャッター630と挿入部シャッター230に挟まれていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、二つのシャッター(CRGシャッター630と挿入部シャッター230)が開位置に位置する際に、CRGシール640の縁部642aと挿入部シール270の縁部272aが、該二つのシャッターに挟まれずに、接触することとしてもよい。
ただし、二つのシャッター(CRGシャッター630と挿入部シャッター230)が開位置に位置する際に、CRGシール640の縁部642aと挿入部シール270の縁部272aが、該二つのシャッターに挟まれている場合には、二つのシャッターの間からのトナーの漏れを有効に防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図3に示すように、前記二つのシャッター装置は、潜像を担持するための『像担持体』(感光体31)と、トナーを収容するための『収容部』(トナー収容部51)と、該トナーにて感光体31に担持された潜像を『現像剤像』(トナー像)として可視化するための『現像剤担持体』(現像ローラ52)と、を有する『像形成ユニット』(プロセスユニット20)、に設けられた第一シャッター装置と、プロセスユニット20に対して着脱可能であり、トナー収容部51にトナーを供給するための『現像剤カートリッジ』(トナーカートリッジ60)、に設けられた第二シャッター装置と、であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ10は、感光体31上のトナーをクリーニングするクリーニングユニットと、プリンタ本体に着脱可能であり、該クリーニングユニットに回収されたトナーが搬送される廃トナーボックスと、を有し、前記二つのシャッター装置は、クリーニングユニットと廃トナーボックスに設けられていることとしてもよい。
ただし、二つのシャッター装置が、プロセスユニット20と、該プロセスユニット20にトナーを供給するトナーカートリッジ60と、に設けられている場合には、二つのシャッター装置の間を通過するトナーの量が多くなるから、上述したシャッター装置を設けたことによる効果、すなわち、トナーの漏れを適切に防止できる効果が、より有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、挿入部シャッター230は、図16A〜図16Cに示すように、閉位置から開位置へ移動する際に、CRGシャッター630に接触する『接触部』(一端接触部235a)を有し、一端接触部235aは、挿入部シャッター230が開位置から閉位置へ移動する際に、挿入部シール270の挿入部シール開口272に対向する位置に至らないこととしたが、これに限定されるものではない。例えば、前記接触部は、挿入部シャッター230が開位置から閉位置へ移動する際に、挿入部シール開口272に対向する位置に至ることとしてもよい。
前記接触部が、挿入部シャッター230が開位置から閉位置へ移動する際に、挿入部シール開口272に対向する位置に至る場合には、該挿入部シール開口272近傍のトナーが接触部に付着してしまい、接触部がCRGシャッター630に接触することによって、該CRGシャッター630が汚れる恐れがある。これに対して、前記接触部(一端接触部235a)が、挿入部シャッター230が開位置から閉位置へ移動する際に、挿入部シール開口272に対向する位置に至らない場合には、挿入部シール開口272近傍のトナーが一端接触部235aに付着し難いから、CRGシャッター630が該トナーによって汚れることを防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、挿入部シール270とCRGシール640は、発泡ウレタンであり、挿入部シャッター230とCRGシャッター630は、その厚みが挿入部シール270とCRGシール640の厚みよりも小さい金属板であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、挿入部シャッター230とCRGシャッター630は、樹脂製の板であることとしてもよい。
ただし、挿入部シャッター230とCRGシャッター630が金属板である場合には、樹脂製の板である場合よりも、その厚みを小さくできるから、該二つのシャッターが開いた際に、挿入部シール270とCRGシール640が接触しやすくなり、トナーの漏れを有効に防止できる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10の制御ユニット100の構成を示したブロック図である。 トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際の状態を示した図である。 トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際の状態を示した図である。 CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、トナーカートリッジ60の正面図である。 図5に示すトナーカートリッジ60の背面図である。 図5に示すトナーカートリッジ60からCRGシャッター630を取り除いた状態を示した図である。 CRGシャッター630が開位置に位置する際の、トナーカートリッジ60の正面図である。 図8に示すトナーカートリッジ60の背面図である。 トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていない際の、プロセスユニット20の上面図である。 挿入部シャッター230及びその周辺を示した図である。 図12Aは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入されていないときに、突起617がレバー628を係止している状態を示した図である。図12Bは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際に、突起617のレバー628に対する係止が解除されている状態を示した図である。図12Cは、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際に、突起617のレバー628に対する係止が解除されている状態を示した図である。図12Dは、図12B中のA方向から、突起617等を示し図である。 図13Aは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際の、フック626とロック用穴210の位置関係を示した図である。図13Bは、図13AのX−X断面図である。図13Cは、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際の、フック626とロック用穴210の位置関係を示した図である。図13Dは、図13CのY−Y断面図である。 図14Aは、トナーカートリッジ60がカートリッジ挿入部22に挿入された際の、CRGシャッター630と挿入部シャッター230の周辺部を示した図である。図14Bは、トナーカートリッジ60がプロセスユニット20に装着された際の、CRGシャッター630と挿入部シャッター230の周辺部を示した図である。図14Cは、図14Bの要部拡大図である。 図15Aは、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、ラック部632とピニオン部622を示した図である。図15Bは、移動中のCRGシャッター630のCRG接触部634が、挿入部シャッター230に接触した際の、ラック部632とピニオン部622を示した図である。図15Cは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、ラック部632とピニオン部622を示した図である。 図16Aは、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図16Bは、移動中のCRGシャッター630のCRG接触部634が、挿入部シャッター230に接触した際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図16Cは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。 図17Aは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図17Bは、移動中のCRGシャッター630の係合片636が、挿入部シャッター230に係合した際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図17Cは、挿入部シャッター230が、係合片636に操作されて、閉位置に至った際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。図17Dは、CRGシャッター630が閉位置に位置する際の、係合片636とリブ616の位置関係を示した図である。 図18Aは、CRGシャッター630が開位置に位置する際の、該CRGシャッター630とCRGシール640の位置関係を示した図である。図18Bは、挿入部シャッター230が開位置に位置する際の、該挿入部シャッター230と挿入部シール270の位置関係を示した図である。 図19Aは、CRGシャッター810が閉じた際の、該CRGシャッター810とCRGシール820を示した図である。図19Bは、CRGシャッター810が開いた際の、該CRGシャッター810とCRGシール820を示した図である。図19Cは、図19BのZ−Z断面図である。
符号の説明
10 プリンタ、20 プロセスユニット、21 ユニットフレーム、
22 カートリッジ挿入部、22a 仕切り壁、31 感光体、
32 帯電器、39 ローラ、40 露光ユニット、
50 現像部、51 トナー収容部、52 現像ローラ、
53 供給ローラ、54 規制ブレード、56 アジテータ、
60 トナーカートリッジ、70 転写ユニット、
80 定着ユニット、80a 定着ローラ、80b 加圧ローラ、
92 給紙カセット、94 給紙ローラ、95 搬送ローラ、
96 排紙ローラ、98 排紙トレイ、100 制御ユニット、
101 メインコントローラ、102 ユニットコントローラ、
112 インターフェイス、113 画像メモリ、
210 ロック用穴、220 ロック解除凸部、230 挿入部シャッター、
231 突出部、232 挿入部シャッター開口、232a 縁部、
234 係合穴、235 一端、235a 一端接触部、240 溝、
250 貫通穴、260 挿入部開口、270 挿入部シール、
272 挿入部シール開口、272a 縁部、280 ガイド部、
610 CRG本体、611 壁部、612 CRG開口、614 ガイド部、
616 リブ、616a 湾曲部、616b 平坦部、617 突起、
618 CRGコネクタ、620 外カバー、621 把手部、
622 ピニオン部、623 凸、626 フック、627 逃げ穴、
628 レバー、630 CRGシャッター、
631 CRGシャッター開口、631a 縁部、632 ラック部、
633 穴、634 CRG接触部、636 係合片、640 CRGシール、
642 CRGシール開口、642a 縁部、650 アジテータ、
810 CRGシャッター、820 CRGシール、
821 CRGシール開口、821a 縁部

Claims (9)

  1. 現像剤の漏れを防止するためのシャッター装置であって、
    前記シャッター装置が、開口を有し圧縮可能なシール部材と、該シール部材の開口の縁部全体よりも大きい開口を有するシャッターと、を備えており、
    前記シャッター装置とは異なる壁部材が有する開口と前記シール部材の開口とを対向させて前記シール部材が前記壁部材に固定され、
    前記シャッターの開口と前記シール部材の開口とが対向する位置において、前記シール部材が、前記壁部材と前記シャッターとの間に挟まれて圧縮されており、
    前記シャッターと前記シャッター装置とは異なる対向部材とが対向配置された際に、前記シャッターの開口に対向する前記シール部材の開口の縁部全体が、前記対向部材と接触可能となることを特徴とするシャッター装置。
  2. 前記シャッターの厚みが、前記シール部材の厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のシャッター装置。
  3. 前記シャッターが金属板であり、前記シール部材が発砲ウレタンであることを特徴とする請求項1または2に記載のシャッター装置。
  4. 現像剤が収容される現像剤収容体であって、請求項1ないし3のいずれかに記載のシャッター装置を備えることを特徴とする現像剤収容体。
  5. 回収された現像剤を貯留する廃現像剤収容体であって、請求項1ないし3のいずれかに記載のシャッター装置を備えることを特徴とする廃現像剤収容体。
  6. 請求項1ないし3のいずれかに記載のシャッター装置を備える画像形成装置であって、
    少なくとも、現像剤が収容される現像剤収容体または回収された現像剤を貯留する廃現像剤収容体のいずれか1つが前記シャッター装置に対して対向配置可能であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 少なくとも、現像剤担持体を有する像形成ユニットまたは現像剤を回収するクリーニングユニットのいずれか1つを有する画像形成装置であって、少なくとも、前記像形成ユニットまたは前記クリーニングユニットのいずれか1つが請求項1ないし3のいずれかに記載のシャッター装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6または7に記載の画像形成装置であって、
    該画像形成装置には、少なくとも、請求項4に記載の現像剤収容体または請求項5に記載の廃現像剤収容体のいずれか1つが配置され、
    少なくとも、請求項6または7に記載の画像形成装置が備えるシャッター装置が請求項4に記載の現像剤収容体が備えるシャッター装置または請求項5に記載の廃現像剤収容体が備えるシャッター装置のいずれか1つに対応してかつ対向するように設けられており、
    互いに対向するシャッター装置が対向配置された際に、
    互いに対向するシール部材の開口の縁部どうしが接触することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置であって、
    互いに対向する二つのシール部材の開口の縁部が、互いに対向する二つのシャッター間に挟まれていることを特徴とする画像形成装置。
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