JP5594905B2 - 自動原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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本発明は、デジタル複写機やイメージスキャナー等に用いられる、原稿を走査して読み取る画像読取部を備えた画像形成装置に関し、特に、原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた複合機等に搭載される画像読取部には、シート状の原稿を読み取るために順次原稿載置台(コンタクトガラス)上へ送り込み、読み取り終了後に原稿載置台上から排出するような自動原稿搬送装置(Automatic Document Feeder)を備えたものがある。このような画像読取部においては、原稿押さえを閉じたままで自動原稿搬送装置によって原稿を自動的に搬送して読み取るシートスルー方式と、読み取る毎に自動原稿搬送装置を含む原稿押さえを開閉して原稿載置台(コンタクトガラス)上の原稿を1枚ずつ取り替えて光学系(走査手段)を移動させて原稿を読み取る原稿固定方式の2種類の読み取り方式が可能である。
上記のような自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置では、原稿固定方式によって原稿を読み取る場合、原稿載置台上に原稿を載置したり、読み取りの終了した原稿を取り除いたりするために、原稿押さえと共に自動原稿搬送装置を持ち上げる必要がある。自動原稿搬送装置は重量が大きいため、自動原稿搬送装置を持ち上げる際に把持する把持部が必要となる。
例えば、特許文献1には、自動原稿搬送装置の前面に、スキャナー部(画像読取部)本体の前面よりも突出するようにして正面側に向けて斜め上方に突出した凹形状の取っ手部が形成された画像形成装置が開示されている。
特開2009−192634号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、凹形状の取っ手部に指を差し入れて把持し、自動原稿搬送装置を開閉するため、指を差し入れる部分が分かりにくい。また、下方向からしか手を入れることができない上、取っ手部の直下には画像読取部が存在するため、自動原稿搬送装置を閉じる際に画像読取部と自動原稿搬送装置との間に指を挟む危険性もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、構成が簡単で開閉時の操作性に優れた自動原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ヒンジ部を介して画像読取部の上方に回動自在に支持され、前記画像読取部の上面に配置された原稿載置台に原稿を搬送する自動原稿搬送装置において、前記自動原稿搬送装置の回動端側の側面に、握り手形状の把持部を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動原稿搬送装置において、前記把持部は、両端が前記自動原稿搬送装置の回動端側の側面に支持された両持ち形状であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動原稿搬送装置において、前記把持部は、一端が前記自動原稿搬送装置の回動端側の側面に支持された片持ち形状であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動原稿搬送装置において、前記把持部の上方及び下方に、前記把持部を上下から把持可能な空間を設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動原稿搬送装置において、前記把持部は、前記画像読取部から突出する操作部と上下方向に重ならない位置に設けられることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の自動原稿搬送装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、自動原稿搬送装置の回動端側に握り手形状の把持部を設けることにより、自動原稿搬送装置を開閉する際に把持する部分が一目でわかるため、開閉時の操作性が向上する。また、把持部を手のひら全体で確実に把持できるため、重量の重い自動原稿搬送装置でも円滑に開閉することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の自動原稿搬送装置において、把持部を、両端が前記自動原稿搬送装置の回動端側の側面に支持された両持ち形状とすることにより、持ち易く、且つ強度の高い耐久性に優れた把持部となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成の自動原稿搬送装置において、把持部を、一端が自動原稿搬送装置の回動端側の側面に支持された片持ち形状とすることにより、さらに持ち易い形状の把持部となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の自動原稿搬送装置において、把持部の上方及び下方に、把持部を上下から把持可能な空間を設けることにより、上方、或いは下方のどちらからでも把持部を把持することができ、ユーザーによる開閉操作の自由度が広がりユーザービリティーが向上する。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の自動原稿搬送装置において、把持部を、画像読取部から突出する操作部と上下方向に重ならない位置に設けることにより、自動原稿搬送装置の開閉時に把持部と操作部との間で手を挟む危険性がなくなり、安全性が向上する。また、操作部の操作性や視認性が低下するおそれもなくなる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成の自動原稿搬送装置を搭載することにより、自動原稿搬送装置の開閉時の操作性及び安全性に優れたユーザービリティーの高い画像形成装置となる。
本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す側面断面図 本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置の内部構造を示す側面断面図 自動原稿搬送装置が搭載される画像読取部の内部構造を示す側面断面図 本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置を下方から見た外観斜視図 本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置のヒンジ部周辺の側面断面図 本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置を上方から見た斜視図 本発明の他の実施形態に係る自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置を上方から見た斜視図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。図1において、画像形成装置100(ここでは一例としてデジタル複合機を示す)では、コピー動作を行う場合、後述する画像読取部6において原稿の画像データを読み取り画像信号に変換する。一方、複合機本体2内の画像形成部3において、帯電ユニット4により図中のA方向に回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、画像読取部6で読み取られた原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザー走査ユニット等)7からのレーザービームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙機構10から用紙搬送路11及びレジストローラー対12を経由して画像形成部3に搬送され、この画像形成部3において転写ローラー13(画像転写部)により感光体ドラム5の表面におけるトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラー対14aを有する定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した用紙搬送路15に送られて、用紙搬送路15の分岐点に設けられた複数の経路切換ガイドを有する経路切換機構21、22によって用紙の搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、反転搬送路16に送られて両面コピーされた後に)、第1排出トレイ17a、第2排出トレイ17bから成る用紙排出部に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置が、感光体ドラム5の回転方向に対しクリーニング装置18の下流側に設けられている。さらに、給紙機構10は、複合機本体2に着脱自在に取り付けられ、用紙を収納する複数の給紙カセット10a、10bと、その上方に設けられるスタックバイパス(手差しトレイ)10cと、を備えてなり、これらは用紙搬送路11によって感光体ドラム5及び現像ユニット8等からなる画像形成部3に繋がっている。
装置本体上部には、画像読取部6が配置されており、装置本体上面には画像読取部6のコンタクトガラス25(図5参照)上に載置される原稿を押さえて保持するプラテン(原稿押さえ)24が開閉可能に設けられており、プラテン24上には自動原稿搬送装置27が付設されている。画像読取部6と自動原稿搬送装置27は、画像読取装置28を構成している。
用紙搬送路15は、具体的には、定着ローラー対14aの下流側において、まず左右二股に分岐し、一方の経路(図1では右方向に分岐する経路)は排出ローラー対20aを経由して第1排出トレイ17aに連通するように構成されている。そして、他方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は搬送ローラー対19を経由して二股に分岐し、一方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は排出ローラー対20bを経由して第2排出トレイ17bに連通するように構成されている。これに対し、他方の経路(図1では下方向に分岐する経路)は反転搬送路16に連通するように構成されている。
図2は、自動原稿搬送装置27の内部構造を示す側面断面図である。カバー部材31内には、原稿給紙トレイ29から原稿排出トレイ32に至る原稿搬送路dが形成されており、原稿搬送路dに沿ってピックアップローラー33、給紙ベルト34及び分離ローラー35、レジストローラー対36、搬送ローラー対37、38、39、及び40、CISローラー41、反転ローラー対42、排出ローラー対43等から成る原稿搬送部材が設けられている。
給紙ベルト34は駆動ローラー44aと従動ローラー44bに掛け回されており、下方から分離ローラー35が所定の圧力で接触している。分離ローラー35にはトルクリミッターが内蔵されており、回転負荷が所定トルクを下回る場合のみ給紙ベルト34と逆方向に回転し、回転負荷が所定トルクを上回る場合には給紙ベルト34と従動回転するようになっている。ピックアップローラー33の上方には原稿の上面位置を検知する上面検知センサー50が配置されている。
コンタクトガラス25は、自動読取用ガラス25aと手置き原稿用ガラス25bから成り、自動読取用ガラス25aに対向して配置されたシェーディング補正用の白基準板と、白基準板の上部にあって白基準板を自動読取用ガラス25aに向けて押圧するための原稿押圧部(いずれも図示せず)とが設けられている。なお、原稿搬送路dはレジストローラー対36から自動読取用ガラス25aに至る間において反転するように湾曲している。また、原稿搬送路dには、原稿の存否或いは通過を検知するための給紙センサーS1、排出センサーS2を含む複数の用紙検知センサーが適所に設けられている。
次に、自動原稿搬送装置27を用いたシートスルー方式の原稿搬送動作について説明する。シートスルー方式においては、原稿給紙トレイ29に画像面を上向きにして複数枚の原稿をセットした後、画像形成装置100の操作パネル55(図1参照)のコピー開始ボタンがオンされると、昇降機構(図示せず)により上昇したリフト板45が原稿を介してピックアップローラー33を押し上げ、ピックアップローラー33を含む枠体(図示せず)の重さがリフト板45に加わることにより、原稿の上面が所定の圧力(給紙圧)でピックアップローラー33に押しつけられる。
ここで、ピックアップローラー33、駆動ローラー44a、従動ローラー44b及び給紙ベルト34は、図示しない枠体に配置されている。また、ピックアップローラー33は駆動ローラー44aと不図示のギアで連結されており、ローラー駆動モーター(図示せず)により駆動ローラー44aが回転すると、駆動ローラー44aと従動ローラー44bとにより張架された給紙ベルト34が回転駆動されると共に、ピックアップローラー33も回転駆動される。
原稿給紙トレイ29にセットされた原稿は、ピックアップローラー33によって通常上段の複数枚が給紙ベルト34と分離ローラー35のニップ部に送られる。そして、複数枚の原稿のうち分離ローラー35により最上の1枚のみが分離されてレジストローラー対36に向けて搬送される。その際、原稿の先端が給紙センサーS1によって検出されてから所定の距離だけその原稿が搬送された後、ローラー駆動モーターの作動停止によってピックアップローラー33及び給紙ベルト34の回転駆動が停止され一次給紙が終了する。一次給紙された原稿は、その先端がレジストローラー対36のニップ部に撓みが形成された状態で停止させられる。
一次給紙が終了してから所定時間経過後、二次給紙が開始される。つまり、二次給紙駆動モーター(図示せず)の作動によりレジストローラー対36が回転駆動される。原稿は、レジストローラー対36、搬送ローラー対37〜39、CISローラー41により、自動読取用ガラス25aを経て排出ローラー対43に向けて搬送された後、最終的には排出ローラー対43によって原稿排出トレイ32上に排出される。その際、排出センサーS2により原稿の後端通過を検知したことによって、原稿1枚の画像読み取りの完了を検出するようになっている。
ここで排出センサーS2は、原稿の搬送完了毎に原稿枚数を計数するカウント機能を有しており、給紙センサーS1が後続の原稿を検知していれば、2枚目以降の原稿搬送が上記と同様に続行される。なお、原稿は、自動読取用ガラス25aを通過する際に、搬送ガイド53と当接することによって上方から自動読取用ガラス25aに向けて軽く押圧されながら搬送され、その原稿の画像が自動読取用ガラス25aを通じて画像読取部6(図1参照)により読み取られるようになっている。
また、両面原稿を読み取る場合は、CISローラー41に対向して設けられたコンタクトイメージセンサー51で原稿裏面の画像を読み取り、自動読取用ガラス25aで原稿表面の画像を読み取る一段階読み取り法と、自動読取用ガラス25aで原稿表面の画像を読み取った後、分岐爪47a、47b、及び47cにより原稿を反転トレイ30に振り分け、反転ローラー対42を逆転させて、原稿の裏面を上にした状態で再びレジストローラー対36の上流側に搬送し、自動読取用ガラス25aで原稿裏面の画像を読み取る二段階読み取り法とがある。
コンタクトイメージセンサー51による読み取りは読み取り時間が短縮できる反面、自動読取用ガラス25aでの読み取りに比べて画質の面で劣る。そのため、文字原稿などの場合はコンタクトイメージセンサー51を用いた一段階読み取り法を用い、写真原稿など高画質、高精細な読み取りが要求される場合は反転トレイ30を用いた二段階読み取り法を用いることが好ましい。
なお、二段階読み取り法を用いる場合、読み取り終了後の原稿をそのまま原稿排出トレイ32に順次排出すると、排出された原稿は原稿給紙トレイ29にセットした状態と表裏が逆になって積載されることになる。そこで、自動読取用ガラス25aで原稿裏面の画像を読み取った後、分岐爪47a〜47cを揺動させて原稿を再び反転トレイ30上へ導入し、搬送ローラー対40及び排出ローラー対43を介して原稿排出トレイ32へ排出する。これにより、各原稿の表裏が排出前にもう一度反転されるため、原稿給紙トレイ29にセットした状態を保持したまま原稿排出トレイ32上へ積載することができる。
続いて、原稿の画像を電気信号として読み取るための画像読取部6の構成について説明する。図3は、画像読取部6の内部構造を示す側面断面図である。画像読取部6のフレーム6a内には、原稿の画像面に向けて光を照射するランプ(光源)61と、このランプ61からの光を効率よく原稿の画像面に与えるための反射板62と、原稿反射光を直接に受けて反射させる第1ミラー63と、この第1ミラー63からの反射光を受けて反射させる第2ミラー64と、この第2ミラー64からの反射光を受けて反射させる第3ミラー65と、が配設されている。
また、この第3ミラー65からの反射光を導入して集光するレンズ群(不図示)を保持した鏡胴66と、この鏡胴66のレンズ群で集光された原稿反射光を受けて電気信号に変換する光電変換素子を備えたライン型のCCD(光電変換部材)センサー67と、がベースプレート70上に配設されている。なお、原稿反射光の光路を一点鎖線で示す。
ここで、ランプ61、反射板62及び第1ミラー63は第1キャリッジ68上に一体的に固定され、また、第2ミラー64及び第3ミラー65は第2キャリッジ69上に一体的に固定されている。これらの第1及び第2キャリッジ68、69は、走査手段を構成しており、相互に独立しているが連携して往復移動可能になっている。
つまり、上記のシートスルー方式で原稿画像の読取動作が行われる際は、第1キャリッジ68が自動読取用ガラス25aの第1画像読取領域(画像読取位置)R1の直下に移動して保持されるとともに、第2キャリッジ69が所定位置に保持され、他方、原稿固定方式で原稿画像の読取動作が行われる際は、第1キャリッジ68と第2キャリッジ69は相互に原稿反射光の光路長を一定に維持しながら手置き原稿用ガラス25bの第2画像読取領域R2の下方を往復移動(走査移動)する。また、第1キャリッジ68及び第2キャリッジ69は、不図示のキャリッジ駆動モーターにより駆動されるようになっている。また、第1及び第2キャリッジ68、69は、白基準板(不図示)の直下をホームポジションとしている。
このような構成のもと、ランプ61から照射されて原稿の画像面で反射した原稿反射光は、第1ミラー63〜第3ミラー65で反射して鏡胴66内のレンズ群に導入され、レンズ群で集光されてCCDセンサー67上に結像する。そして、このCCDセンサー67で光電変換処理がなされ、原稿画像は電気信号として読み取られる。
図4は、本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置を下方から見た外観斜視図である。自動原稿搬送装置27は、複数枚の原稿を整合して積載する原稿ガイド29aを備えた原稿給紙トレイ29と、原稿給紙トレイ29の下方に設けられた反転トレイ30(図2参照)とを有し、原稿給紙トレイ29及び反転トレイ30は自動原稿搬送装置27のフレーム(図示せず)に対して各々の部材が装着されている。
また、自動原稿搬送装置27のフレームに対し一端(図の左下)を回動支点としてカバー部材31が開閉可能に支持されており、カバー部材31を開放することで原稿搬送路d(図4参照)を開放し、ジャム処理が可能となっている。このカバー部材31の側方には原稿排出トレイ32がプラテン24の上面の一部に直付けで形成されている。プラテン24は2箇所のヒンジ部80a、80bによって画像読取部6の上面の一端に回動自在に支持されており、ヒンジ部80a、80bの下部にはヒンジ足81が付設されている。
プラテン24の裏面には、コンタクトガラス25(図5参照)上に載置された原稿の略全面を覆い押さえる原稿マット24aが設けられている。原稿マット24aは、通常、シート部材とスポンジ等で形成されており、プラテン24及び自動原稿搬送装置27の荷重により圧縮されてコンタクトガラス25上の原稿を確実に保持する。
また、カバー部材31の装置本体前面側(自動原稿搬送装置27の回動端側)の側面には、自動原稿搬送装置27を開閉する際に把持するグリップ(握り手)形状の把持部53が固定されている。把持部53は上下方向に貫通する貫通孔53aを有し、両端部においてカバー部材31に支持される両持ち形状である。
図5は、自動原稿搬送装置27のヒンジ部周辺の構成を示す側面断面図である。図5において、自動原稿搬送装置27は、画像読取部6本体に対してヒンジ部80a、80bの回動支点82を中心として、プラテン24と共に開状態の姿勢27aから閉状態の姿勢27bまで回動可能に構成されている。
ヒンジ部80a、80bは、コンタクトガラス25上に書籍等の厚手の原稿を置いて自動原稿搬送装置27を閉じた際に、ヒンジ部80a、80bの下部に設けられたヒンジ足81が、ヒンジ受け73の奥側ガイド面73a、側方ガイド面73b、及びベアリング74a、74bにより水平方向には移動せず、垂直方向にのみ移動するように構成されている。自動原稿搬送装置27の重量に起因するモーメントによって大きな負荷を受ける装置前後方向(図5の左右方向)については、ベアリング74a、74bでガイドすることにより、ヒンジ足81の円滑な上下動を可能にしている。
図6は、本発明の自動原稿搬送装置27を備えた画像形成装置100を上方から見た斜視図である。自動原稿搬送装置27の装置本体前面側(回動端側)には把持部53が突設されており、自動原稿搬送装置27を開閉する際に把持する部分が一目でわかるようになっている。また、把持部53は手のひら全体で確実に把持できる握り手形状であるため、重量の重い自動原稿搬送装置27でも円滑に開閉することができる。
さらに、把持部53の上方及び下方には画像読取部6の筐体やプラテン24等の他の部材が突出しておらず、貫通孔53aに手を差し入れ可能な空間が形成されている。これにより、上方、或いは下方のどちらからでも貫通孔53aに手を差し入れて把持部53を把持することができ、ユーザーによる開閉操作の自由度が広がりユーザービリティーが向上する。
また、把持部53は、画像読取部6の前面側に突出する操作パネル55と上下方向に重ならない位置に設けられている。これにより、自動原稿搬送装置27の開閉時に把持部33と操作パネル55との間で手を挟む危険性がなくなり、安全性が向上する。また、把持部53によって操作パネル55の操作性や視認性が低下するおそれもない。
図7は、本発明の他の実施形態に係る自動原稿搬送装置27を備えた画像形成装置100を上方から見た斜視図である。図7では、自動原稿搬送装置27の装置本体前面側(回動端側)に、一端がカバー部31の側面に支持された片持ち形状の把持部53が突設されている。他の部分の構成は図6と同様であるため説明を省略する。
図7の構成においても、自動原稿搬送装置27を開閉する際に把持する部分が一目でわかるようになっている。また、把持部53は手のひら全体で確実に把持できる握り手形状であるため、重量の重い自動原稿搬送装置27でも円滑に開閉することができる。
また、把持部53は、画像読取部6の前面側に突出する操作パネル55と上下方向に重ならない位置に設けられているため、自動原稿搬送装置27の開閉時に把持部53と操作パネル55との間で手を挟む危険性がなくなり、安全性が向上する。また、操作パネル55の操作性や視認性が低下するおそれもない。さらに、把持部53は片持ち形状であるため、図6に示した両持ち形状の把持部53に比べて強度的にはやや低下する反面、より把持し易い形状となっている。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態に示した把持部53は握り手形状であれば良く、細部の形状や大きさ、配置位置等は、装置の構成や使用性を考慮して適宜設定することができる。
本発明は、ヒンジ部を介して画像読取部に回動可能に支持される自動原稿搬送装置に利用可能である。本発明の利用により、開閉時の操作性及び安全性に優れた自動原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
6 画像読取部
25 コンタクトガラス(原稿載置台)
25a 自動読取用ガラス
25b 手置き原稿用ガラス
27 自動原稿搬送装置
28 画像読取装置
53 把持部
53a 貫通孔
55 操作パネル(操作部)
80a、80b ヒンジ部
81 ヒンジ足
83 ヒンジベース
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. ヒンジ部を介して画像読取部の上方に回動自在に支持され、前記画像読取部の上面に配置された原稿載置台に原稿を搬送する自動原稿搬送装置において、
    前記自動原稿搬送装置は、原稿給紙トレイと、該原稿給紙トレイの下方に配置される原稿排出トレイと、前記原稿給紙トレイ及び前記原稿給紙トレイの側方に配置され、前記原稿給紙トレイから前記原稿給紙トレイまで原稿を搬送する原稿搬送路と、を有し、
    前記自動原稿搬送装置の回動端側の前記原稿搬送路に対向する側面の、前記画像読取部から前記回動端側に突出する操作部と上下方向に重ならない位置に、握り手形状の把持部を設けたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記把持部は、両端が前記自動原稿搬送装置の回動端側の側面に支持された両持ち形状であることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 前記把持部は、一端が前記自動原稿搬送装置の回動端側の側面に支持された片持ち形状であることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  4. 前記把持部の上方及び下方に、前記把持部を上下から把持可能な空間を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動原稿搬送装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置
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