JP5594136B2 - 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 - Google Patents
液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5594136B2 JP5594136B2 JP2010517930A JP2010517930A JP5594136B2 JP 5594136 B2 JP5594136 B2 JP 5594136B2 JP 2010517930 A JP2010517930 A JP 2010517930A JP 2010517930 A JP2010517930 A JP 2010517930A JP 5594136 B2 JP5594136 B2 JP 5594136B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- diamine
- polyimide
- formula
- polyamic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 Nc1ccc(CO*=O)c(N)c1 Chemical compound Nc1ccc(CO*=O)c(N)c1 0.000 description 3
- MMWRGWQTAMNAFC-UHFFFAOYSA-N C1NC=CC=C1 Chemical compound C1NC=CC=C1 MMWRGWQTAMNAFC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- DMAVOYDDVIXMOV-UHFFFAOYSA-N CC(OCc1cc(N)cc(N)c1)=O Chemical compound CC(OCc1cc(N)cc(N)c1)=O DMAVOYDDVIXMOV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- WTPSKRRDCIQEAN-UHFFFAOYSA-N CC(OCc1cc([N+]([O-])=O)cc([N+]([O-])=O)c1)=O Chemical compound CC(OCc1cc([N+]([O-])=O)cc([N+]([O-])=O)c1)=O WTPSKRRDCIQEAN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- GPHYIQCSMDYRGJ-UHFFFAOYSA-N [O-][N+](c1cc([N+]([O-])=O)cc(CO)c1)=O Chemical compound [O-][N+](c1cc([N+]([O-])=O)cc(CO)c1)=O GPHYIQCSMDYRGJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C219/00—Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C219/32—Compounds containing amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton having amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings and esterified hydroxy groups bound to acyclic carbon atoms or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings of the same carbon skeleton
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
- C08G73/06—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
- C08G73/10—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08G73/1075—Partially aromatic polyimides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
- C08G73/06—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
- C08G73/10—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08G73/1075—Partially aromatic polyimides
- C08G73/1078—Partially aromatic polyimides wholly aromatic in the diamino moiety
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L79/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
- C08L79/04—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
- C08L79/08—Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1337—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
- G02F1/133711—Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by organic films, e.g. polymeric films
- G02F1/133723—Polyimide, polyamide-imide
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
1. 下記式[1]のジアミンを含むジアミン成分とテトラカルボン酸二無水物成分とを反応させて得られるポリアミック酸、又は該ポリアミック酸をイミド化したポリイミド、の少なくとも一方を含有する液晶配向処理剤。
2. 式[1]で表されるジアミンが、ポリアミック酸の合成に使用する全ジアミン成分の20〜100mol%である、上記1に記載の液晶配向処理剤。
3. 式[1]で表されるジアミンが、2つのアミノ基をメタまたはパラの位置に有するジアミンである、上記1又は2に記載の液晶配向処理剤。
4. 下記式[2]で表されるジアミンを、テトラカルボン酸二無水物成分と反応させるジアミン成分に含む、上記1に記載の液晶配向処理剤。
5. テトラカルボン酸二無水物成分が、脂環式構造又は脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分である、上記1〜4のいずれかに記載の液晶配向処理剤。
6. 上記1〜5のいずれかに記載の液晶配向処理剤から得られる液晶配向膜。
7. 上記6に記載の液晶配向膜を具備する液晶表示素子。
8. 下記式[1−1]のジアミン。
<式[1]のジアミン>
式[1]で表されるジアミンにおいて、ベンゼン環上の各置換基の位置は特に限定されない。液晶配向膜とした時の液晶の配向性の観点からは、2つのアミノ基の位置関係はメタまたはパラが好ましく、また、ポリアミック酸やポリイミドの溶媒溶解性を高めるという観点では、メタがより好ましい。2つのアミノ基の位置関係がメタの場合、即ち1,3−ジアミノベンゼン構造の場合に、メチレンエステルの位置は、4又は5の位置が好ましく、特に、アミノ基の求核性を高める効果や容易に合成できる点から、5の位置がより好ましい。
式[3]で表されるジニトロ化合物は、下記反応式のように、ピリジンやトリエチルアミンなどの塩基存在下で、目的のジアミンの置換基の位置に対応するジニトロベンジルアルコールに、目的のジアミンのRに対応するカルボン酸クロリドまたは酸二無水物を反応させることにより合成することができる。
前記した式[1]のジアミンの好ましい置換基の位置に対応するジニトロベンジルアルコールとしては、2,4−ジニトロベンジルアルコール、3,5−ジニトロベンジルアルコール、2,5−ジニトロベンジルアルコール等がある。
上記式[1−1]又は[1−2]のジアミンは、その他の式[1]で表されるジアミンと同様に前記した方法によって合成することができる。
上記式[1−1]又は[1−2]のジアミンにおいて、2つのアミノ基の位置関係はメタまたはパラが好ましく、また、ポリアミック酸やポリイミドの溶媒溶解性を高めるという観点では、メタがより好ましい。
以下に、式[1−2]で表されるジアミンの中でも特に好ましいものとして、上記[b]の形態である具体例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記した式[1]で表されるジアミンは、テトラカルボン酸二無水物と反応させることで、ポリアミック酸を得ることができ、このポリアミック酸をイミド化することでポリイミドとすることができる。
本発明において、ポリアミック酸を合成する際に用いるジアミン成分は、式[1]で表されるジアミンのみであってもよく、その他のジアミンから選ばれる1種または2種以上を組み合わせてもよい。
式[2]で表されるジアミンにおいて、Arがベンゼン環であり、R2が水素原子であるのが好ましい。
例えば、TN液晶用配向膜(プレチルト角が3〜5°)では式[19]のジアミンの含有量をジアミン成分全体の10〜30mol%とし、OCB用配向膜、あるいはVA用配向膜(プレチルト角が10〜90°)では、式[26]〜[33]のジアミンの含有量をジアミン成分全体の5〜40mol%とするとよいが、これに限定されない。
本発明のポリアミック酸またはポリイミドにおいて、上記したジアミン成分と反応させるテトラカルボン酸二無水物成分は、特に限定されず、また、1種類のテトラカルボン酸二無水物であってもよく、2種類以上のテトラカルボン酸二無水物を併用してもよい。
本発明において、テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分の重合反応方法は特に限定されない。一般的には、有機溶剤中で混合することにより重合反応してポリアミック酸とすることができ、このポリアミック酸を脱水閉環させることによりポリイミドとすることができる。
テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分を有機溶剤中で重合反応させる際の温度は、通常0〜150℃、好ましくは5〜100℃、より好ましくは10〜80℃である。温度が高い方が重合反応は早く終了するが、高すぎると高分子量の重合体が得られない場合がある。
本発明のポリイミドは、上記したポリアミック酸をイミド化したポリイミドである。ポリアミック酸のイミド化は、有機溶媒中において、塩基性触媒と酸無水物の存在下で1〜100時間攪拌することにより可能である。
塩基性触媒としてはピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン等を挙げることができる。中でもピリジンは、反応を進行させるのに適度な塩基性を持つので好ましい。また、酸無水物としては無水酢酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸などを挙げることができる。中でも無水酢酸は、イミド化終了後に、得られたポリイミドの精製が容易となるので好ましい。有機溶媒としては前述したポリアミック酸重合反応時に用いる溶媒を使用することができる。
このようにして得られたポリイミドの溶液には、添加した触媒などが残存しているので、液晶配向処理剤に用いる場合には、ポリイミドを回収・洗浄してから使用することが好ましい。
このような操作は、前記のポリアミック酸に対しても行うことができる。例えば、ポリアミック酸の重合に用いた溶媒を液晶配向処理剤中に含有させたくない場合や、反応溶液中の未反応のモノマー成分や不純物を除きたい場合には、上記の沈殿回収及び精製を行えばよい。
本発明の液晶配向処理剤は、上記のようにして得られたポリアミック酸及びポリイミドから選ばれた重合体の少なくとも一種を含有する塗布液である。
その製造例を挙げると、前記したポリアミック酸又はポリイミドの反応溶液をそのまま、または希釈したものでもよく、反応液から沈殿回収したものを有機溶媒に再溶解してもよい。また、希釈や再溶解の工程においては、基板への塗布性を制御するための溶媒組成の調整や、塗膜の特性を改善するための添加物の追加などを行うことができる。更には、上記とは異なる構造のポリイミドの溶液や、ポリアミック酸の溶液と混合したり、他の樹脂成分を添加してもよい。
以上のようにして得られた液晶配向処理剤は、基板に塗布する前に濾過することが好ましい。
本発明の液晶配向処理剤は、基板に塗布し、乾燥、焼成することで塗膜とすることができ、この塗膜面をラビング処理することにより、ラビング用の液晶配向膜として使用される。またラビング処理をしないVA用液晶配向膜、光配向膜としても使用される。
この際、用いる基板としては透明性の高い基板であれば特に限定されず、ガラス基板、アクリル基板若しくはポリカーボネート基板などのプラスチック基板などを用いることができ、液晶駆動のためのITO電極などが形成された基板を用いることがプロセスの簡素化の観点から好ましい。また、反射型の液晶表示素子では片側の基板のみにならばシリコンウエハー等の不透明な物でも使用でき、この場合の電極はアルミ等の光を反射する材料も使用できる。
液晶配向処理剤を塗布した後の乾燥の工程は、必ずしも必要とされないが、塗布後から焼成までの時間が基板ごとに一定していない場合や、塗布後ただちに焼成されない場合には、乾燥工程を含むのが好ましい。乾燥は、基板の搬送等により塗膜形状が変形しない程度に溶媒が蒸発していればよく、その乾燥手段については特に限定されない。具体例を挙げるならば、50〜150℃、好ましくは80〜120℃のホットプレート上で、0.5〜30分、好ましくは1〜5分乾燥させる方法である。
焼成後の塗膜の厚みは、厚すぎると液晶表示素子の消費電力の面で不利となり、薄すぎると液晶表示素子の信頼性が低下する場合があるので、好ましくは10〜200nm、より好ましくは50〜100nmである。
上記のようにして基板上に形成された塗膜面のラビング処理は、既存のラビング装置を使用することができる。この際のラビング布の材質としては、コットン、レーヨン、ナイロンなどが挙げられる。
このようにして得られた液晶表示素子は、TN液晶表示素子、STN液晶表示素子、TFT液晶表示素子、OCB液晶表示素子、更には、横電界型の液晶表示素子、VA液晶表示素子など、種々の方式による表示素子に好適に用いられる。
(実施例1)
3,5−ジアミノベンジル アセテートの合成;
1H-NMR(d-DMSO,δppm):8.80(1H,t),8.67(2H,d),5.33(2H,s),2.13(3H,s)
なお、1H−NMRとは、分子内水素原子の核磁気共鳴スペクトルを意味する。
式[ii]の化合物20.0g(0.083mol)を1,4−ジオキサン200mlに溶解させ、十分脱気と窒素置換を行い、酸化白金2.0gを加え、再び十分脱気を行った上水素ガス雰囲気にし、室温で24時間反応させた。反応終了後、セライトにて酸化白金を取り除き、溶媒除去を行った後、メタノールにて溶解させ、活性炭処理と再結晶(溶媒:エタノール)を行い、乳白色の固体(式[iii]の化合物12g(0.067mol)、収率81%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δppm):6.11(2H,d),5.98(1H,t),4.92(2H,s),3.60(4H,Br),2.13(3H,s)
ポリアミック酸、およびポリイミドの合成などに使用した化合物の略号は、以下のとおりである。
CBDA:1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
<ジアミン>
DABAc:3,5−ジアミノベンジル アセテート
DABBu:3,5−ジアミノベンジル ブチレート
DABCPr:3,5−ジアミノベンジル シクロプロパンカルボキシレート
DABCPe:3,5−ジアミノベンジル シクロペンタンカルボキシレート
DABCPP:3,5−ジアミノベンジル 3−シクロペンチルプロパノエート
DABCHx:3,5−ジアミノベンジル シクロヘキサンカルボキシレート
C14DAB:4−テトラデシルオキシ−1,3−ジアミノベンゼン
3−ABA:3−アミノベンジルアミン
<有機溶媒>
NMP:N−メチル−2−ピロリドン
γ−BL:γ−ブチロラクトン
BC:ブチルセロソルブ
DPM:ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
<分子量の測定>
重合反応により得られたポリイミドの分子量は、該ポリイミドをGPC(常温ゲル浸透クロマトグラフィー)装置によって測定し、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド換算値として数平均分子量と重量平均分子量を算出した。
GPC装置:Shodex社製 (GPC-101)
カラム:Shodex社製 (KD803、KD805の直列)
カラム温度:50℃
溶離液:N,N-ジメチルホルムアミド(添加剤として、臭化リチウム−水和物(LiBr・H2O)が30mmol/L、リン酸・無水結晶(o-リン酸)が30mmol/L、テトラヒドロフラン(THF)が10ml/L)
流速:1.0ml/分
検量線作成用標準サンプル:東ソー社製 TSK 標準ポリエチレンオキサイド(分子量 約900,000、150,000、100,000、30,000)、および、ポリマーラボラトリー社製 ポリエチレングリコール(分子量 約12,000、4,000、1,000)。
重合反応により得られたポリイミドのイミド化率は、該ポリイミドをd6−DMSO(ジメチルスルホキシド−d6)に溶解させ、1H−NMRを測定し、イミド化せずに残存しているアミド酸基の比率をプロトンピークの積算値の比から求め算出した。
実施例2〜7で調製した液晶配向処理剤、実施例13〜24で調製した液晶配向処理剤、および比較例1〜2で調製した液晶配向処理剤について、以下のようにして液晶セルを作製した。
液晶配向処理剤を透明電極付きガラス基板にスピンコートし、80℃のホットプレート上で5分間乾燥させた後、210℃のホットプレート上で10分間焼成を行い、膜厚70nmの塗膜を形成させた。この塗膜面をロール径120mmのラビング装置でレーヨン布を用いて、ロール回転数1000rpm、ロール進行速度50mm/sec、押し込み量0.3mmの条件でラビングし、液晶配向膜付き基板を得た。液晶配向膜付き基板を2枚用意し、その1枚の液晶配向膜面上に6μmのスペーサーを散布した後、その上からシール剤を印刷し、もう1枚の基板を液晶配向膜面が向き合いラビング方向が直行するようにして張り合わせた後、シール剤を硬化させて空セルを作製した。この空セルに減圧注入法によって、液晶MLC−2003(メルク・ジャパン社製)を注入し、注入口を封止して、ツイストネマティック液晶セルを得た。
なお、実施例2〜7、および比較例1〜2における各液晶配向処理剤の組成、各液晶配向膜についての物性の測定、および特性の評価等の結果は、表1、表2にまとめて示した。また、実施例13〜24における各液晶配向処理剤の組成、各液晶配向膜についての物性の測定、および特性の評価等の結果は、表3、表4にまとめて示した。
ラビング耐性の検証試験として押し込み量を0.5mmに変えた条件でラビングし、膜表面を強焦点レーザー顕微鏡にて観察した。評価は以下のように行った。
○:削れカスやラビング傷が観察されない。
△:削れカスやラビング傷が観察される。
×:膜が剥離する又は目視でラビング傷が観察される。
<プレチルト角測定>
作製したツイストネマティック液晶セルを105℃で5分間加熱した後、プレチルト角の測定と電圧保持率の測定を行った。プレチルト角はクリスタルローテーション法を用いて測定した。
<電圧保持率の測定>
作製したツイストネマティック液晶セルの電圧保持率の測定は、90℃の温度下で4Vの電圧を60μs間印加し、16.67ms後の電圧を測定し、電圧がどのくらい保持できているかを電圧保持率として計算した。なお、電圧保持率の測定には東陽テクニカ社製のVHR−1電圧保持率測定装置を使用した。
作製したツイストネマティック液晶セルに、23℃の温度下で直流電圧を0Vから0.1V間隔で1.0Vまで印加し、各電圧でのフリッカー振幅レベルを測定し、検量線を作成した。5分間アースした後、交流電圧3.0V、直流電圧5.0Vを印加し、1時間後のフリッカー振幅レベルを測定し、予め作製した検量線と照らし合わせる事によりRDCを見積もった。
(このRDCの見積もり方法は、フリッカー参照法という。)
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを5.00g(0.025mol)、ジアミン成分として、DABAcを4.69g(0.026mol)を用い、NMP38.73g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−1)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−1)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、固形分が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて上記の手順で液晶セルを作製し、上記のような物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−1)20gに、NMPを46.67g加えて希釈し、無水酢酸3.29gとピリジン1.40gを加え、40℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール250ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−1)の白色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は12,259、重量平均分子量は35,793であった。また、イミド化率は80%であった。
得られたポリイミド(SPI−1)2gに、NMP18gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にNMP8.0g、BC12.0gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、NMPが65質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを6.09g(0.031mol)、ジアミン成分として、DABAcを4.00g(0.022mol)、C14DABを3.04g(0.01mol)用い、NMP74.5g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−2)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−2)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、固形分が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−2)50gに、NMPを116.67g加えて希釈し、無水酢酸7.39gとピリジン3.15gを加え、50℃で3時間反応させてイミド化した。
この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール1.25L中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−2)の白色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は16,321、重量平均分子量は39,857であった。また、イミド化率は85%であった。
ポリイミド(SPI−2)2gに、γ−BL18gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.0g、BC6.0g、DPM6.0gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを13.53g(0.073mol)、ジアミン成分として、DABAcを4.00g(0.022mol)、3−ABAを3.67g(0.030mol)、C14DABを7.12g(0.022mol)用い、NMP116.0g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−3)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−3)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、固形分が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−3)100gに、NMPを233.33g加えて希釈し、無水酢酸15.66gとピリジン6.67gを加え、70℃で3時間反応させてイミド化した。
この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール1.25L中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−3)の薄茶色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は18,649、重量平均分子量は41,774であった。また、イミド化率は94%であった。
ポリイミド(SPI−3)2gに、γ−BL18gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.0g、BC6.0g、DPM6.0gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを12.5g(0.064mol)、ジアミン成分として、3−ABAを5.56g(0.046mol)、C14DABを6.25g(0.020mol)用い、NMP97.20g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液を得た(PAA−4)。
ポリアミック酸(PAA−4)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、固形分が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、比較対象とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−4)50gに、NMPを116.67g加えて希釈し、無水酢酸7.39gとピリジン3.15gを加え、70℃で3時間反応させてイミド化を行ったが、反応中にゲル化してしまった。
再度、ポリアミック酸溶液(PAA−4)50gに、NMPを116.67g加えて希釈し、無水酢酸7.39gとピリジン3.15gを加え、イミド化の反応温度を50℃にして行った。
この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール250ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−4)の白色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は16,338、重量平均分子量は39,865であった。またイミド化率は80%であった。
ポリイミド(SPI−4)1gに、γ−BL9gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL4.0g、BC3.0g、DPM3.0gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、比較対象とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
3,5−ジアミノベンジル ブチレートの合成;
TLCで原料スポットが消失したのを確認し、反応溶液を冷やした純水中に注ぎ、析出した固体をろ過し、メタノールと水で洗浄を行った。その後、エタノールとイソプロピルアルコールの混合溶媒を用いて再結晶を行い、乳白色の結晶(式[iv]の化合物24g(0.082mol)、収率82%)を得た。
1H-NMR(d-DMSO,δppm):8.80(t,1H),8.67(d,2H),5.35(s,2H),2.45(m,2H),1.65(m,2H),0.93-0.89(m,3H)
式[iv]の化合物24.0g(0.082mol)を1,4−ジオキサン200mlに溶解させ、十分脱気と窒素置換を行い、白金/カーボン2.4gを加え、再び十分脱気を行った上で水素ガス雰囲気にし、室温で24時間反応させた。反応終了後、白金/カーボンをセライトろ過で取り除き、更に活性炭処理をした上で溶媒除去を行い、茶色の粘体(式[v]の化合物12g(0.058mol)、収率71%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δppm):6.11(d,2H),5.99(t,1H),4.94(s,2H),3.62(br,4H),2.30-1.98(m,2H),1.61-1.50(m,2H),0.91-0.86(m,3H)
3,5−ジアミノベンジル シクロプロパンカルボキシレートの合成;
1H-NMR(CDCl3,δppm):8.80(t,1H),8.67(d,2H),5.33(s,2H),1.80-1.73 (m,1H),0.98-0.92(m,4H)
式[vi]の化合物20.0g(0.075mol)、酸化白金2.0gを、1.4−ジオキサン250mlに加え、水素雰囲気下室温で攪拌した。反応終了後、酸化白金をセライトろ過で取り除き、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去を行った。溶媒留去後の残渣をメタノール200mlに溶解させ、活性炭を2.0g加え室温で攪拌した。活性炭をセライトろ過により除去し、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を留去し、残渣を酢酸エチル/ヘキサン=1/5を用いて再結晶し、乳白色固体(式[vii]の化合物12.0g(0.582mol)、収率78%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δppm):6.11(d,2H),5.98(t,1H),4.92(s,2H),3.60(br,4H),1.78-1.65 (m,1H),0.98-0.92(m,4H)
3,5−ジアミノベンジル シクロペンタンカルボキシレートの合成;
1H-NMR(CDCl3,δppm):9.01(t,1H),8.56-8.54(m,2H),5.30(d,2H),2.91-2.83(m,1H),2.03-1.58(m,8H)
式[viii]の化合物24.0g(0.082mol)、白金/カーボン2.5gを、メタノール250mlに加え、水素雰囲気下室温で攪拌した。反応終了後、白金/カーボンをセライトろ過で取り除き、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去を行った。溶媒留去後の残渣をメタノール200mlに溶解させ、活性炭を2.0g加え室温で攪拌した。活性炭をセライトろ過により除去し、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を留去し、更に減圧下乾燥して、褐色液体(式[ix]の化合物19.3g(0.082mol)、収率96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δppm):6.10(d,2H),5.97(t,1H),4.92(s,2H),3.52(br,4H),2.77(m,1H),1.95-1.51(m,8H)
3,5−ジアミノベンジル 3−シクロペンチルプロパノエートの合成;
1H-NMR(CDCl3,δppm): 9.02(t,1H),8.57-8.54(m,2H),5.30(s,2H),2.49-2.43(m,2H),1.83-1.45(m,9H),1.18-1.04(m,2H)
式[x]の化合物29.8g(0.092mol)、白金/カーボン3.1を、メタノール300mlに加え、水素雰囲気下室温で攪拌した。反応終了後、白金/カーボンをセライトろ過で取り除き、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去を行った。溶媒留去後の残渣を酢酸エチル/ヘキサン=1/6を用いて再結晶し、薄茶色固体(式[xi]の化合物21.6g(0.082mol)、収率89%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δppm):6.11(d,2H),5.99(t,1H),4.92(s,2H),3.60(br,4H),2.39-2.34(m,2H),1.81-1.45(m,9H),1.17-1.20(m,2H)
3,5−ジアミノベンジル シクロヘキサンカルボキシレートの合成;
1H-NMR(CDCl3,δppm):9.01(t,1H),8.55-8.53(m,2H),5.30(d,2H),2.44(tt,1H),2.02-1.92(m,2H),1.83-1.64(m,3H),1.55-1.18(m,5H)
式[xii]の化合物24.8g(0.081mol)、白金/カーボン2.5gを、メタノール250mlに加え、水素雰囲気下室温で攪拌した。反応終了後、白金/カーボンをセライトろ過で取り除き、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒留去を行った。溶媒留去後の残渣をメタノール200mlに溶解させ、活性炭を2.0g加え室温で攪拌した。活性炭をセライトろ過により除去し、ロータリーエバポレーターを用いて溶媒を留去し、更に減圧下乾燥して、褐色液体(式[xiii]の化合物19.3g(0.078mol)、収率96%)を得た。
1H-NMR(CDCl3,δppm):6.10(d,2H),5.98(t,1H),4.92(s,2H),3.61(br,4H),2.34(tt,1H),1.98-1.89(m,2H),1.81-1.14(m,8H)
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを7.64g(0.039mol)、ジアミン成分として、DABBu2.50g(0.012mol)、3−ABAを1.95g(0.016mol)、C14DABを3.84g(0.012mol)用い、NMP63.79g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−5)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−5)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、ポリアミック酸が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−5)50gに、NMPを116.67g加えて希釈し、無水酢酸7.83gとピリジン3.33gを加え、70℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール1.25L中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−5)の薄茶色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は16,358、重量平均分子量は38,735であった。また、イミド化率は90%であった。
ポリイミド(SPI−5)2gに、γ−BL18gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.0g、BC6.0g、DPM6.0gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを5.00g(0.025mol)、ジアミン成分として、DABCPrを5.32g(0.026mol)を用い、NMP41.32g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−6)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−6)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、ポリアミック酸が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−6)20gに、NMPを46.67g加えて希釈し、無水酢酸3.06gとピリジン1.31gを加え、40℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール250ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−6)の白色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は13,329、重量平均分子量は33,233であった。また、イミド化率は81%であった。
得られたポリイミド(SPI−6)2.00gに、γ−BL18.0gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.0g、BC6.00g、DPM6.00gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを5.52g(0.028mol)、ジアミン成分として、DABCPrを1.79g(0.009mol)、3−ABAを1.42g(0.011mol)、C14DABを2.79g(0.009mol)用い、NMP46.1g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−7)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−7)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、ポリアミック酸が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−7)40.0gに、NMPを93.3g加えて希釈し、無水酢酸6.02gとピリジン2.49gを加え、60℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール500ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−7)の白茶色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は17,430、重量平均分子量は48,532であった。また、イミド化率は90%であった。
このポリイミド(SPI−7)2.00gに、γ−BL18.0gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.00g、BC6.00g、DPM6.00gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを5.71g(0.029mol)、ジアミン成分として、DABCPeを2.11g(0.009mol)、3−ABAを1.47g(0.012mol)、C14DABを2.88g(0.009mol)用い、NMP48.7g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−8)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−8)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、ポリアミック酸が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−8)40.0gに、NMPを93.3g加えて希釈し、無水酢酸5.98gとピリジン2.57gを加え、60℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール500ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−8)の白茶色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は14,757、重量平均分子量は36,865であった。また、イミド化率は90%であった。
このポリイミド(SPI−8)2.00gに、γ−BL18.0gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.00g、BC6.00g、DPM6.00gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを5.71g(0.029mol)、ジアミン成分として、DABCPPを2.36g(0.009mol)、3−ABAを1.47g(0.012mol)、C14DABを2.88g(0.009mol)用い、NMP48.7g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−9)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−9)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、ポリアミック酸が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−9)40.0gに、NMPを93.3g加えて希釈し、無水酢酸5.86gとピリジン2.51gを加え、60℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール500ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−9)の白茶色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は14,900、重量平均分子量は35,161であった。また、イミド化率は91%であった。
このポリイミド(SPI−9)2.00gに、γ−BL18.0gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.00g、BC6.00g、DPM6.00gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
テトラカルボン酸二無水物成分として、CBDAを5.71g(0.029mol)、ジアミン成分として、DABCHxを2.23g(0.009mol)、3−ABAを1.47g(0.012mol)、C14DABを2.88g(0.009mol)用い、NMP49.2g中、室温で16時間反応させポリアミック酸溶液(PAA−10)を得た。
ポリアミック酸溶液(PAA−10)10.0gをNMP23.3g、BC10.0gを用いて希釈し、ポリアミック酸が6質量%、NMPが64質量%、BCが30質量%の溶液とし、本発明とする液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
ポリアミック酸溶液(PAA−10)40.0gに、NMPを93.3g加えて希釈し、無水酢酸5.92gとピリジン2.54gを加え、60℃で3時間反応させてイミド化した。この反応溶液を室温程度まで冷却後、メタノール500ml中に投入し、沈殿した固形物を回収した。さらに、この固形物をメタノールで数回洗浄した後、100℃で減圧乾燥して、ポリイミド(SPI−10)の白茶色粉末を得た。このポリイミドの数平均分子量は15,864、重量平均分子量は41,355であった。また、イミド化率は88%であった。
このポリイミド(SPI−10)2.00gに、γ−BL18.0gを加え、50℃で20時間攪拌した。攪拌終了時点でポリイミドは完全に溶解していた。さらにこの溶液にγ−BL8.00g、BC6.00g、DPM6.00gを加え、50℃で20時間攪拌し、ポリイミドが5質量%、γ−BLが65質量%、DPMが15質量%、BCが15質量%の溶液とし、本発明の液晶配向処理剤を得た。この塗布液を用いて実施例2と同様に、液晶セルを作製し、物性の測定、特性の評価を行なった。
なお、2008年6月17日に出願された日本特許出願2008−158456号の明細書、特許請求の範囲、及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
Claims (7)
- 式[1]で表されるジアミンが、ポリアミック酸の合成に使用する全ジアミン成分の20〜100mol%である、請求項1に記載の液晶配向処理剤。
- 式[1]で表されるジアミンが、2つのアミノ基をメタまたはパラの位置に有するジアミンである、請求項1又は2に記載の液晶配向処理剤。
- テトラカルボン酸二無水物成分が、脂環式構造又は脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分である、請求項1〜4のいずれかに記載の液晶配向処理剤。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の液晶配向処理剤から得られる液晶配向膜。
- 請求項6に記載の液晶配向膜を具備する液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010517930A JP5594136B2 (ja) | 2008-06-17 | 2009-06-16 | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008158456 | 2008-06-17 | ||
JP2008158456 | 2008-06-17 | ||
PCT/JP2009/060964 WO2009154208A1 (ja) | 2008-06-17 | 2009-06-16 | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子、並びに新規なジアミン |
JP2010517930A JP5594136B2 (ja) | 2008-06-17 | 2009-06-16 | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013258610A Division JP5729458B2 (ja) | 2008-06-17 | 2013-12-13 | ポリアミック酸またはポリイミドの原料として有用な新規なジアミン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009154208A1 JPWO2009154208A1 (ja) | 2011-12-01 |
JP5594136B2 true JP5594136B2 (ja) | 2014-09-24 |
Family
ID=41434125
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010517930A Active JP5594136B2 (ja) | 2008-06-17 | 2009-06-16 | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 |
JP2013258610A Active JP5729458B2 (ja) | 2008-06-17 | 2013-12-13 | ポリアミック酸またはポリイミドの原料として有用な新規なジアミン |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013258610A Active JP5729458B2 (ja) | 2008-06-17 | 2013-12-13 | ポリアミック酸またはポリイミドの原料として有用な新規なジアミン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5594136B2 (ja) |
KR (2) | KR101616143B1 (ja) |
CN (1) | CN102067024B (ja) |
TW (2) | TWI510455B (ja) |
WO (1) | WO2009154208A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011115118A1 (ja) | 2010-03-15 | 2011-09-22 | 日産化学工業株式会社 | ポリアミック酸エステル含有液晶配向剤、及び液晶配向膜 |
JPWO2011115079A1 (ja) * | 2010-03-15 | 2013-06-27 | 日産化学工業株式会社 | 光配向処理法用の液晶配向剤、及びそれを用いた液晶配向膜 |
CN102893207B (zh) * | 2010-03-15 | 2015-05-20 | 日产化学工业株式会社 | 聚酰胺酸酯液晶取向剂和使用其的液晶取向膜 |
JP5904119B2 (ja) | 2010-03-15 | 2016-04-13 | 日産化学工業株式会社 | 末端を修飾したポリアミック酸エステルを含有する液晶配向剤、及び液晶配向膜 |
KR101824279B1 (ko) | 2010-06-30 | 2018-01-31 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 액정 배향 처리제, 액정 배향막 및 그것을 사용한 액정 표시 소자 |
JP5900337B2 (ja) | 2010-07-13 | 2016-04-06 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
JP5904121B2 (ja) | 2010-07-26 | 2016-04-13 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向処理剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
KR101878518B1 (ko) * | 2010-10-19 | 2018-07-13 | 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 | 광 배향 처리법에 적합한 액정 배향제, 및 그것을 사용한 액정 배향막 |
TWI427104B (zh) * | 2010-10-26 | 2014-02-21 | Chi Mei Corp | 液晶配向劑,液晶配向膜,及含有該液晶配向膜的液晶顯示元件 |
TWI518116B (zh) * | 2010-10-28 | 2016-01-21 | Nissan Chemical Ind Ltd | Liquid crystal aligning agent, and liquid crystal alignment film |
TWI398291B (zh) * | 2010-12-13 | 2013-06-11 | Ind Tech Res Inst | 配向溶液之純化方法及純化裝置 |
TWI515260B (zh) * | 2011-01-28 | 2016-01-01 | Nissan Chemical Ind Ltd | A liquid crystal aligning agent containing polyacidic acid and polyamic acid |
WO2012157983A2 (ko) * | 2011-05-18 | 2012-11-22 | 주식회사 동진쎄미켐 | 아민 화합물, 이의 제조방법, 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자 |
EP2803672A4 (en) * | 2012-01-12 | 2015-08-19 | Wako Pure Chem Ind Ltd | Means for aligning liquid crystals |
CN104220488B (zh) * | 2012-02-01 | 2017-05-31 | 日产化学工业株式会社 | 新型二胺、聚合物、液晶取向剂、液晶取向膜以及使用其的液晶显示元件 |
CN104145212B (zh) * | 2012-03-16 | 2017-04-19 | 株式会社壮骥 | 液晶取向膜形成用组合物和液晶显示元件 |
JP6299977B2 (ja) * | 2012-12-12 | 2018-03-28 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向処理剤、液晶配向膜および液晶表示素子 |
KR102221553B1 (ko) * | 2014-05-09 | 2021-03-02 | 삼성디스플레이 주식회사 | 3차원 표시 장치 및 이를 위한 액정 렌즈 패널 장치 |
CN108243612A (zh) * | 2016-09-28 | 2018-07-03 | 陶氏环球技术有限责任公司 | 用于合成聚(酰胺酸)和聚酰亚胺聚合物的基于dmpa的溶剂体系 |
JP7425696B2 (ja) * | 2019-07-30 | 2024-01-31 | Tmtマシナリー株式会社 | 合繊糸用糸継システム |
JP7425695B2 (ja) * | 2019-07-30 | 2024-01-31 | Tmtマシナリー株式会社 | 合繊糸用糸継システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57120553A (en) * | 1981-01-21 | 1982-07-27 | Hitachi Ltd | Preparation of aromatic amine compound |
JP2001011177A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-01-16 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 新規ポリイミド組成物およびこれに使用される新規酸二無水物 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4124593A (en) * | 1975-11-13 | 1978-11-07 | Ciba-Geigy Corporation | Aromatic dicarboximides |
JP3212162B2 (ja) * | 1992-10-22 | 2001-09-25 | 日産化学工業株式会社 | ジアミノベンゼン誘導体及びポリイミド及び液晶配向膜 |
JP3201172B2 (ja) | 1994-09-08 | 2001-08-20 | ジェイエスアール株式会社 | 液晶配向剤 |
GB9419203D0 (en) * | 1994-09-23 | 1994-11-09 | Nycomed Innovation Ab | Contrast media |
JP3613421B2 (ja) | 1996-05-31 | 2005-01-26 | Jsr株式会社 | 液晶配向剤 |
JP3650982B2 (ja) | 1996-10-02 | 2005-05-25 | Jsr株式会社 | 液晶配向剤および液晶表示素子 |
JP4513191B2 (ja) * | 2000-08-30 | 2010-07-28 | チッソ株式会社 | ポリアミド酸、ポリイミド、該ポリイミド膜を用いた液晶配向膜、および該配向膜を用いた液晶表示素子 |
WO2004098589A1 (en) * | 2003-05-02 | 2004-11-18 | Elan Pharmaceuticals, Inc. | 4- bromo - 5 - (2- chloro - benzoylamino) - 1h - pyrazole - 3 - carboxylic acid amide derivatives and related compounds as bradykinin b1 receptor antagonists for the treatment of inflammatory diseases |
JP4867222B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2012-02-01 | Jnc株式会社 | フェニレンジアミン、配向膜および液晶表示素子 |
KR100822499B1 (ko) * | 2005-12-01 | 2008-04-16 | 주식회사 엘지화학 | 신규한 폴리이미드 및 이의 제조방법 |
WO2007071091A1 (en) * | 2005-12-23 | 2007-06-28 | Rolic Ag | Photocrosslinkable materials |
JP2008176304A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-31 | Jsr Corp | 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子および光学部材 |
JP4544432B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2010-09-15 | Jsr株式会社 | シンナモイル基を持つジアミン化合物の製造法 |
-
2009
- 2009-06-16 JP JP2010517930A patent/JP5594136B2/ja active Active
- 2009-06-16 KR KR1020117000395A patent/KR101616143B1/ko active IP Right Grant
- 2009-06-16 KR KR1020157025673A patent/KR101704332B1/ko active IP Right Grant
- 2009-06-16 WO PCT/JP2009/060964 patent/WO2009154208A1/ja active Application Filing
- 2009-06-16 CN CN200980123423.XA patent/CN102067024B/zh active Active
- 2009-06-17 TW TW103119539A patent/TWI510455B/zh active
- 2009-06-17 TW TW098120257A patent/TWI485181B/zh active
-
2013
- 2013-12-13 JP JP2013258610A patent/JP5729458B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57120553A (en) * | 1981-01-21 | 1982-07-27 | Hitachi Ltd | Preparation of aromatic amine compound |
JP2001011177A (ja) * | 1999-06-28 | 2001-01-16 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 新規ポリイミド組成物およびこれに使用される新規酸二無水物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5729458B2 (ja) | 2015-06-03 |
KR20110017908A (ko) | 2011-02-22 |
KR101704332B1 (ko) | 2017-02-07 |
TW201434803A (zh) | 2014-09-16 |
TWI510455B (zh) | 2015-12-01 |
WO2009154208A1 (ja) | 2009-12-23 |
JP2014097986A (ja) | 2014-05-29 |
CN102067024A (zh) | 2011-05-18 |
KR20150111376A (ko) | 2015-10-05 |
KR101616143B1 (ko) | 2016-04-27 |
TW201005007A (en) | 2010-02-01 |
CN102067024B (zh) | 2013-08-07 |
JPWO2009154208A1 (ja) | 2011-12-01 |
TWI485181B (zh) | 2015-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5729458B2 (ja) | ポリアミック酸またはポリイミドの原料として有用な新規なジアミン | |
JP5151478B2 (ja) | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 | |
JP5282573B2 (ja) | 液晶配向剤、それを用いた液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
JP5578075B2 (ja) | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 | |
JP5660160B2 (ja) | ジアミン化合物 | |
JP5434821B2 (ja) | 液晶配向剤及びそれを用いた液晶表示素子 | |
JP5751171B2 (ja) | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 | |
US20060024452A1 (en) | Aligning agent for liquid crystal and liquid-crystal display element | |
KR101759756B1 (ko) | 액정 배향제, 그것을 사용한 액정 배향막 및 액정 표시 소자 | |
JP5434927B2 (ja) | 液晶配向処理剤及びそれを用いた液晶表示素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120229 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131015 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140721 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5594136 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |