JP5589782B2 - 車両用内装材 - Google Patents

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本発明は、車両用内装材に関する。
従来、車両パネルに車両用内装材を取り付ける場合、車両パネルと車両用内装材との間には、シール材が介在される。このシール材によって、車両パネルと車両用内装材との間の隙間をシールすることで、車両用内装材と車両パネルの間で発生する異音や外気の車室内への浸入を防ぐことができる。このようなシール材を備えた車両用内装材の一例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
ところで、車両パネルにおいては、シール材によってシールされる箇所が、全長に渡って一定ではなく、部分的に凹んでいる場合がある。これに対して、シール材は、全長に渡って同じ高さを有するものが用いられるのが一般的である。このため、例えば、車両パネルが凹んでいる箇所をシールするためには、凹んだ分だけ車両用内装材の一部を突き出してやり、この突き出し箇所(押圧部)によって、シール材を支持することによりシール材の一部を車両パネル側へ押圧する必要がある。このような押圧部は、材料コストを低減するために、例えば、リブ形状とされる場合がある。
特開2009−298351号公報
上述のように押圧部をリブ形状とした場合は、押圧部が全面に渡ってシール材に当接する構成と比較して、シール材に対する押圧箇所(押圧面積)が少なくシール材の支持も不安定となり、シール材をバランスよく車両パネル側に押圧することが困難となる結果、シール性能を損なうおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、押圧部をリブ形状としつつも、当該押圧部によってシール材をバランスよく支持し車両パネル側に押圧することが可能な車両用内装材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両パネルに取り付けられる車両用内装材であって、当該車両用内装材と前記車両パネルとの間をシールするシール材と、前記シール材の少なくとも一部を支持し前記車両パネル側へ押圧する押圧部と、を備え、前記押圧部は、前記車両用内装材における前記車両パネル側の面から、前記車両パネルに向けて突き出すリブ形状をなし、前記シール材の幅より狭い幅を有し、前記シール材の長さ方向に沿って延びるリブ本体と、前記リブ本体から、前記シール材の幅方向に沿って、それぞれ延びる第1リブ及び第2リブと、を備え、前記第1リブ及び前記第2リブは、前記リブ本体を境にして、互いに反対方向に延びるとともに、前記シール材の前記長さ方向において、互いにずれた位置に配されていることに特徴を有する。
本発明では、押圧部によって、シール材の少なくとも一部を支持し車両パネル側へ押圧する構成となっている。ここで、押圧部を構成するリブ本体は、シール材の幅より狭い幅を有している。このため、リブ本体の幅がシール材の幅と同じ幅である構成と比較して、押圧部に係る材料コストを低減できる。そして、押圧部は、シール材の幅方向に延びる第1リブ及び第2リブを備えている。この第1リブ及び第2リブによって、シール材を幅方向において、バランスよく支持し車両パネル側に押圧することができる。
さらに、第1リブ及び第2リブとは、シール材の長さ方向において、互いにずれた位置に配されている。このようにすれば、シール材の長さ方向において、第1リブ及び第2リブの2箇所でシール材を安定して支持できるとともに車両パネル側に押圧することができる。
以上のことから、本発明においては、押圧部をリブ形状とすることで、材料に係るコストを低減する構成としつつも、シール材を、その長さ方向及び幅方向において、安定して支持できるとともに車両パネル側へ押圧することができ、車両用内装材と車両パネルとの間を確実にシールすることができる。
また、本発明においては、第1リブ及び第2リブを、リブ本体を境にして、互いに反対側に延びる形状とした。この構成によって奏する効果について説明する。本発明のような押圧部を、仮に射出成形にて成形する場合、成形後の樹脂材料の冷却に伴って、押圧部が収縮する場合がある。
押圧部が収縮すると、シール材の長さ方向における第1リブと第2リブとの対向間隔が小さくなることがある。ここで、仮に、第1リブと第2リブとが、リブ本体を境にして、同じ側に延びる形状である場合、両リブの対向間隔が小さくなると、第1リブと第2リブとが成形型を挟み込む可能性がある。これによって、押圧部を成形型から脱型する際に、型抜きが困難となる事態が懸念される。そこで、本発明では、第1リブ及び第2リブを、リブ本体を境にして、互いに反対側に延びる形状とした。このようにすれば、仮に、成形時に押圧部が収縮した場合であっても、第1リブ及び第2リブによって、成形型を挟み込む事態を抑制でき、型抜きを容易に行うことができる。
上記構成において、前記第1リブは、少なくとも、2つ以上設けられ、前記第1リブ及び前記第2リブは、前記シール材の長さ方向において、交互に配列されているものとすることができる。このようにすれば、シール材の長さ方向において、シール材を、第2リブ及び少なくとも2つの第1リブ、つまり計3箇所のリブで支持することができ、かつ車両パネル側に押圧することができる。これにより、車両用内装材と車両パネルとの間をより確実にシールすることができる。
本発明によれば、シール材をバランスよく支持できるとともに車両パネル側に押圧することが可能なリブ形状をなす押圧部を備えた車両用内装材を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るドアトリムを裏面側から視た状態を示す斜視図。 図1のドアトリムを裏面側から視た状態を示す平面図。 図1において、押圧部付近を拡大して示す拡大図。 図2において、押圧部付近を拡大して示す拡大図。 図4の押圧部を示す断面図(図4のA−A線で切断した図に対応)。 図4の押圧部を示す断面図(図4のB−B線で切断した図に対応)。
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。図1及び図2は、本実施形態のドアトリム10(車両用内装材)の裏面(意匠面とは反対側の面、ドアパネル12側の面)を示したものである。ドアトリム10は、車両用のドアパネル12(車両パネル、図5、図6参照)に取り付けられるもので、正面視略方形状をなし(図2参照)、例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって構成されている。
ドアトリム10には、ドアポケットを取り付けるための開口部15、スピーカグリルを取り付けるための開口部16や、オーナメントを取り付けるための開口部17などが形成されている。なお、ドアトリム10の材質は、合成樹脂に限定されず、例えば、木質系材料と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。
ドアトリム10の裏面には、図1に示すように、ドアトリム10をドアパネル12に取り付けるためのクリップ座14が設けられている。クリップ座14に形成された装着孔14A(図4参照)にはクリップ(図示せず)が装着され、クリップをドアパネル12に取り付けることで、ドアパネル12に対して、ドアトリム10が取り付け可能な構成となっている。
ドアトリム10の周端部11には、図2に示すように、シール材20が貼り付けられている。なお、図2及び図4においては、シール材20を2点鎖線で図示してある。シール材20は、周端部11に沿って延びる形状をなし、周端部11のうち、上端部を除く、ほぼ全周に亘って貼り付けられている。シール材20は、断面視略方形をなし、全長に亘ってほぼ同じ高さ(厚さ)を有している。シール材20は、例えば発泡ゴムによって構成されており、柔軟性を有している。シール材20は、例えば接着剤や粘着テープなどで、ドアトリム10の周端部11に貼り付けられている。
シール材20の厚さ(図5に示す左右方向の長さ)は、同方向におけるドアトリム10(後述する押圧部30を含む)とドアパネル12との対向間隔よりも大きく設定されている。このため、ドアトリム10をドアパネル12に取り付けた状態においては、シール材20は、その全長(一部を除く)に亘って、自然状態(シール材20がドアトリム10とドアパネル12とに挟まれていない状態)よりも圧縮された状態となり、ドアトリム10とドアパネル12との双方に密着する構成となっている。これにより、シール材20によって、ドアトリム10とドアパネル12との間をシールすることができ、ドアトリム10とドアパネル12の間で異音が発生する事態や、車室外からドアトリム10の裏面を介して外気が車室内へ浸入する事態などを抑制することができる。
本実施形態では、図5に示すように、ドアパネル12において、シール材20の設置箇所における一部が、車室外側(図5の右側)に凹んだ凹部12Aを有している。このような凹部12Aは、例えば、ドアパネル12の強度確保等の目的で形成される。ドアトリム10の周端部11(シール材20の設置箇所)のうち、凹部12Aに対向する箇所(図2の右側の周端部)には、図2に示すように、押圧部30が形成されている。
押圧部30は、ドアトリム10と一体的に形成されており、ドアトリム10の裏面(車両用内装材における車両パネル側の面)から、ドアパネル12に向けて突き出すリブ形状をなしている。この押圧部30は、図5に示すように、ドアパネル12の凹部12Aと対向する箇所に形成されており、シール材20の一部を支持しドアパネル12側へ押圧する機能を担っている。
押圧部30によって、シール材20の一部を支持しドアパネル12側へ押圧することで、ドアパネル12が凹部12Aを有している場合(ドアパネル12の一部が車室外側へ凹んでいる場合)であっても、シール材20とドアパネル12とを確実に密着させることができ、ドアトリム10とドアパネル12との間を確実にシールすることができる。なお、図5においては、自然状態にあるシール材20を2点鎖線で示してある。言い換えると、押圧部30を形成することで、その厚さが全長に渡って一定であるシール材20を用いた場合であっても、凹部12Aの形成箇所を確実にシールすることができる。
次に、押圧部30の構成について、詳しく説明をする。押圧部30は、図4に示すように、シール材20の長さ方向(図4では上下方向)に沿って延びるリブ本体31と、リブ本体31からシール材20の幅方向(図4の左右方向)に沿った方向に、それぞれ延びる複数のリブ32と、から構成されている。つまり、各リブ32は、リブ本体31の延設方向に対して、直交する形で延びている。また、各リブ32は、シール材20の幅方向において、リブ本体31を基準とした一方又は他方に延びている。
リブ本体31は、その幅(図4の左右方向の長さ)が、シール材20の幅より小さく設定されている。また、リブ本体31は、図3及び図5に示すように、延設方向の両端部が、端部に向かうにつれてドアトリム10側に近づく形で傾斜する形状をなしている。つまり、リブ本体31は、ドアパネル12において押圧部30と対向する箇所(凹部12Aを含む)の凹み形状に対応してドアパネル12側に突き出している。
各リブ32は、図4に示すように、例えば、リブ本体31と同じ幅で形成されている。各リブ32のリブ本体31からの延設長さ(図4における左右方向の長さ)は、図4における最上部のリブ32を除いて、ほぼ同じ長さで設定されている。
また、各リブ32は、図3及び図5に示すように、ドアトリム10からの高さ(ドアパネル12側への突出長さ、図5における左右方向の長さ)が、その形成箇所におけるリブ本体31の高さと等しくなる形で形成されている。
図6に示すように、各リブ32において、ドアパネル12と対向する面が、シール材20を押圧する押圧面32Aとされる。また、各リブ32の延設方向における端部は、端部に向かうにつれてドアトリム10側に近づく形で傾斜する傾斜面32Bとされる。つまり、リブ32は、突出側(図6の上側)に向かうにつれて、図6の左右方向における長さが小さくなる形で形成されている。これにより、例えば、リブ32を射出成形にて成形する場合は、成形型からリブ32を型抜きし易くなっている。
そして、各リブ32のうち、リブ33(第1リブ)及びリブ34(第2リブ)は、図4に示すように、リブ本体31を境にして、互いに反対方向に延びている。なお、図4において、リブ本体31から右側に延びているものがリブ33で、リブ本体31から左側に延びているものがリブ34であるが、リブ33及びリブ34の延設方向を互いに入れ替えた構成としてもよい。
また、リブ33及びリブ34は、シール材20の長さ方向(図4の上下方向)において、互いにずれた位置(一致しない位置)に配されている。なお、本実施形態においては、リブ33が2箇所形成されている。言い換えると、リブ33及びリブ34は、シール材20の長さ方向において、交互に配列されている。
なお、各リブ32のうち、リブ33及びリブ34以外のリブは、一対のリブ32がシール材20の長さ方向において、同じ位置に配されている。つまり、本実施形態でいうリブ33(第1リブ)及びリブ34(第2リブ)とは、各リブ32のうち、シール材20の長さ方向(図4の左右方向)において、他のリブが配されていないリブである。また、シール材20の長さ方向(図4の上下方向)において、隣接する両リブ33の対向間隔L1は、リブ33及びこれと隣接するリブ32との対向間隔L2よりも大きく設定されている。
以上、説明したように、本実施形態のドアトリム10は、ドアパネル12に取り付けられるものであって、ドアトリム10とドアパネル12との間をシールするシール材20と、シール材20の少なくとも一部を支持しドアパネル12側へ押圧する押圧部30と、を備え、押圧部30は、ドアトリム10におけるドアパネル12側の面から、ドアパネル12に向けて突き出すリブ形状をなし、シール材20の幅より狭い幅を有し、シール材20の長さ方向に沿って延びるリブ本体31と、リブ本体31から、シール材20の幅方向に沿って、それぞれ延びるリブ33及びリブ34と、を備え、リブ33及びリブ34は、リブ本体31を境にして、互いに反対方向に延びるとともに、シール材20の長さ方向において、互いにずれた位置に配されていることに特徴を有する。
本実施形態では、押圧部30によって、シール材20の少なくとも一部を支持しドアパネル12側へ押圧する構成となっている。ここで、押圧部30を構成するリブ本体31は、シール材20の幅より狭い幅を有している。このため、リブ本体31の幅がシール材20の幅と同じ幅である構成と比較して、押圧部30に係る材料コストを低減できる。そして、押圧部30は、シール材20の幅方向に延びるリブ33及びリブ34を備えている。このリブ33及びリブ34によって、シール材20を幅方向において、バランスよく支持しドアパネル12側に押圧することができる。
さらに、リブ33及びリブ34とは、シール材20の長さ方向において、互いにずれた位置に配されている。このようにすれば、シール材20の長さ方向において、リブ本体31に加え、リブ33及びリブ34の2箇所においても、シール材20を支持し、ドアパネル12側に押圧することができ、安定して押圧できる。
以上のことから、本実施形態においては、押圧部30をリブ形状とすることで、材料に係るコストを低減する構成としつつも、シール材20を、その長さ方向及び幅方向において、安定して支持でき、かつドアパネル12側へ押圧することができる。これにより、ドアトリム10とドアパネル12との間を確実にシールすることができる。
また、本実施形態においては、シール材20の長さ方向において、互いにずれた位置に配されたリブ33及びリブ34を、リブ本体31を境にして、互いに反対側に延びる形状とした。この構成によって奏する効果について説明する。本実施形態のような押圧部30を、仮に射出成形にてドアトリム10と一体的に成形する場合、成形後の樹脂材料の冷却に伴って、押圧部30が収縮する場合がある。
押圧部30が収縮すると、シール材20の長さ方向におけるリブ33とリブ34との対向間隔が小さくなることがある。ここで、仮に、リブ33とリブ34とが、リブ本体31を境にして、同じ側に延びる形状である場合、リブ33とリブ34との対向間隔が小さくなると、リブ33とリブ34とが成形型を挟み込む可能性がある。これによって、押圧部30を成形型から脱型する際に、型抜きが困難となる事態が懸念される。
そこで、本実施形態では、リブ33及びリブ34を、リブ本体31を境にして、互いに反対側に延びる形状(つまり、リブ33とリブ34とが対向しないような形状)とした。このようにすれば、仮に、成形時に押圧部30が収縮した場合であっても、リブ33及びリブ34によって、成形型を挟み込む事態を抑制でき、型抜きを容易に行うことができる。これにより、成形型に型抜きのための構造(例えば、押し出しピンなど)を設ける必要がなく、押圧部30の成形に係るコストを低減できる。
なお、押圧部30を成形型から脱型し易くするためには、各リブ32の形成本数を少なくし、シール材20の長さ方向における各リブ32の間隔を大きくすることも考えられる。しかしながら、各リブ32の本数を少なくすると、シール材20の押圧箇所が少なくなる結果、シール材20を安定してドアパネル12側へ押圧することが困難となる。この点、本実施形態においては、シール材20の長さ方向における各リブ32の間隔を大きくすることなく、押圧部30を成形型から脱型し易くすることができる。
上記構成において、リブ33は、2つ設けられ、リブ33及びリブ34は、シール材20の長さ方向において、交互に配列されているものとすることができる。このようにすれば、シール材20の長さ方向において、シール材20を、リブ34及び2つのリブ33、つまり少なくとも計3箇所のリブで支持することができ、かつドアパネル12側へ押圧することができ、ドアトリム10とドアパネル12との間をより確実にシールすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、本発明の第1リブ及び第2リブを備えた押圧部として、押圧部30を例示したが、押圧部の形成箇所及び形状は、これに限定されない。例えば、図1、図2に示す他の押圧部50に本発明の構成(第1リブ及び第2リブを備える構成)を適用してもよい。
(2)上記実施形態では、車両パネルとしてドアパネル12を例示し、車両用内装材としてドアトリム10を例示したが、これに限定されない。車両パネルとの間が、シール材によって、シールされる構成の車両用内装材であれば、本発明の構成を適用することが可能である。
(3)押圧部30を構成する各リブ32(リブ33及びリブ34を含む)の本数及び延設長さは、上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。例えば、リブ33及びリブ34を各2本以上備え、シール材20の長さ方向に沿って交互に配列する構成としてもよい。また、押圧部30は、少なくとも、リブ33及びリブ34を備えていればよく、リブ33及びリブ34以外のリブ32を備えていなくてもよい。
(4)本実施形態では、成形型を用いて押圧部30を形成した場合の効果についても説明したが、押圧部30の成形方法は、成形型を用いたものに限定されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、押圧部30がドアトリム10とは別部品とし、押圧部30をドアトリム10に取り付ける構成としてもよい。
(5)シール材20の形状、材質は上記実施形態のものに限定されず、適宜変更可能である。例えば、ドアトリム10の周端部にシール材を配する場合、複数個のシール材を周端部に沿って配列する構成としてもよい。なお、シール材20の設置個所は、ドアトリム10の周端部に限定されるものではない。
10…ドアトリム(車両用内装材)、12…ドアパネル(車両パネル)、20…シール材、30…押圧部、31…リブ本体、33…リブ(第1リブ)、34…リブ(第2リブ)

Claims (2)

  1. 車両パネルに取り付けられる車両用内装材であって、
    前記車両用内装材と前記車両パネルとの間をシールするシール材と、
    前記シール材の少なくとも一部を支持し前記車両パネル側へ押圧する押圧部と、を備え、
    前記シール材は、長尺状をなし、全長に亘ってほぼ同じ厚さを有しており、
    前記車両パネルは、前記車両用内装材と対向する面の少なくとも一部が車室外側に凹んでなる凹部を備え、
    前記押圧部は、前記車両パネルのうち前記凹部と対向する箇所に形成され、前記車両用内装材における前記車両パネル側の面から前記車両パネルに向けて突き出すリブ形状をなし、前記シール材の幅より狭い幅を有し前記シール材の長さ方向に沿って延びるリブ本体と、前記リブ本体から前記シール材の幅方向に沿ってそれぞれ延びる第1リブ及び第2リブとを備え、
    前記第1リブ及び前記第2リブは、前記リブ本体を境にして、互いに反対方向に延びるとともに、前記シール材の前記長さ方向において、互いにずれた位置に配されており、
    前記リブ本体は、前記凹部の凹み形状に対応して、その延設方向における端部が、該端部に向かうにつれて前記車両用内装材に近づく形で傾斜した形状を有していることを特徴とする車両用内装材。
  2. 前記第1リブは、少なくとも、2つ以上設けられ、
    前記第1リブ及び前記第2リブは、前記シール材の長さ方向において、交互に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
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