JP2013244863A - 車両用内装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】基材がウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される車両用内装材において、車室内の静寂性を高めることが可能な車両用内装材を提供する。
【解決手段】ピラーガーニッシュは、リヤウィンドウ13との間に介在する緩衝材40が取り付けられるピラーガーニッシュであって、板状をなし、一方の板面が意匠面21Aとされる基材21であって、リヤウィンドウ13に対して周縁部21Cが重畳するとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配される基材21と、基材21の周縁部21Cにおいて基材21の裏面21Bに設けられるとともに、緩衝材40が取り付けられる座面31を有する台座部30と、を備え、座面31は、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと対向状に配されるとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに沿う面であるものとされてなる。
【選択図】図5
【解決手段】ピラーガーニッシュは、リヤウィンドウ13との間に介在する緩衝材40が取り付けられるピラーガーニッシュであって、板状をなし、一方の板面が意匠面21Aとされる基材21であって、リヤウィンドウ13に対して周縁部21Cが重畳するとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配される基材21と、基材21の周縁部21Cにおいて基材21の裏面21Bに設けられるとともに、緩衝材40が取り付けられる座面31を有する台座部30と、を備え、座面31は、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと対向状に配されるとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに沿う面であるものとされてなる。
【選択図】図5
Description
本発明は、車両用内装材に関する。
従来、車両用内装材として、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1では、Cピラーの車室内側のパネル面を覆うピラーガーニッシュ(車両用内装材)が開示されている。そして、このピラーガーニッシュの側縁部が、ウィンドウガラスの車室内側の面に対して隙間を設けて向き合っていることが記載されている。
このようなピラーガーニッシュにおいて、本願出願人は、車室内の静寂性を高めるための対策として、ピラーガーニッシュの裏面(意匠面と反対側の面)に緩衝材を取り付け、ピラーガーニッシュとウィンドウガラスとの間に緩衝材を介在させることにより、ピラーガーニッシュとウィンドウガラスとの間の隙間から車室内に進入する走行音等を遮るものを開発した。
しかしながら、このようなピラーガーニッシュは、その裏面とウィンドウガラスの車室内側の面とが互いに交わる方向に延設されるため、ピラーガーニッシュの裏面に取り付けられた緩衝材をウィンドウガラスに押し当てようとすると、緩衝材がピラーガーニッシュの裏面に沿う方向に変形したり、ピラーガーニッシュから外れたりする事態が生じ易く、緩衝材をウィンドウガラスまたは/およびピラーガーニッシュに対して十分に密着させることが困難であった。このため、Cピラーの車室内側に配されるピラーガーニッシュのように、基材がウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される車両用内装材において、緩衝材をウィンドウガラスと車両用内装材のそれぞれに対して密着させることにより遮音性を向上し、車室内の静寂性をより高めるという点において、改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、基材がウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される車両用内装材において、車室内の静寂性を高めることが可能な車両用内装材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の車両用内装材は、ウィンドウガラスとの間に介在する緩衝材が取り付けられる車両用内装材であって、板状をなし、一方の板面が意匠面とされる基材であって、前記ウィンドウガラスに対して少なくとも一部が重畳するとともに、当該ウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される基材と、前記基材の前記ウィンドウガラスと重畳する部分において当該基材の他方の板面に設けられるとともに、前記緩衝材が取り付けられる座面を有する台座部と、を備え、前記座面は、前記ウィンドウガラスの前記車室内側の面と対向状に配されるとともに、前記ウィンドウガラスの前記車室内側の面に沿う面であるものとされてなることに特徴を有する。
本発明によれば、座面がウィンドウガラスの車室内側の面と対向状に配されるとともに、ウィンドウガラスの車室内側の面に沿う面であるものとされてなるから、座面に取り付けられた緩衝材を、当該座面に対して平行に近い方向に延設されるウィンドウガラスの車室内側の面に押し当てるようにして、車両用内装材を車両に取り付けることができる。
これにより、基材がウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される車両用内装材において、座面を備えていない構成、例えば、基材の他方の板面に取り付けられた緩衝材をウィンドウガラスに押し当てる構成と比べて、緩衝材が基材の他方の板面に沿う方向に変形したり、車両用内装材から外れたりする事態が生じ難い。この結果、緩衝材をウィンドウガラスと車両用内装材のそれぞれに対して密着させることにより遮音性を向上することができ、車室内の静寂性を高めることができる。
これにより、基材がウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される車両用内装材において、座面を備えていない構成、例えば、基材の他方の板面に取り付けられた緩衝材をウィンドウガラスに押し当てる構成と比べて、緩衝材が基材の他方の板面に沿う方向に変形したり、車両用内装材から外れたりする事態が生じ難い。この結果、緩衝材をウィンドウガラスと車両用内装材のそれぞれに対して密着させることにより遮音性を向上することができ、車室内の静寂性を高めることができる。
上記構成において、前記台座部には、前記緩衝材が取り付けられる部分より前記基材から遠い側に、前記座面から前記ウィンドウガラスに向けて立ち上がる立ち上がり部が設けられているものとすることができる。
このような構成によれば、立ち上がり部により緩衝材を基材と反対側から支持することができ、緩衝材が基材と反対側に倒れることを規制することができる。このため、緩衝材をウィンドウガラスと車両用内装材のそれぞれに対して、より一層確実に密着させることができる。
上記構成において、前記立ち上がり部は、リブ状をなし、前記基材において前記他方の板面から突出するリブと一体的に成形することができる。
このような構成によれば、基材の他方の板面から突出するリブとは別に立ち上がり部を形成する必要がなく、立ち上がり部を設けることが容易である。また、当該リブにより立ち上がり部と基材とが連なるものとすることができ、立ち上がり部の強度を高いものとすることができる。
上記構成において、前記基材は、その周縁部において前記他方の板面に、前記緩衝材があてがわれる基材側座面を有しており、前記基材側座面と前記立ち上がり部とで、前記緩衝材を挟持するものとすることができる。
このような構成によれば、基材側座面と立ち上がり部とで緩衝材を挟持することにより、緩衝材が基材側および当該基材と反対側に倒れることを規制することができる。このため、緩衝材をウィンドウガラスと車両用内装材のそれぞれに対して、より一層確実に密着させることができる。
本発明によれば、基材がウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される車両用内装材において、車室内の静寂性を高めることが可能な車両用内装材を提供することができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図5によって説明する。図1は、ピラーガーニッシュ20が取り付けられた車両10の車室内の状態を示す斜視図である。なお、以下の説明においては、図1の左側を車両前方とし、右側を車両後方とするとともに、図1の上方を上方とし、下方を下方とする。
本発明の一実施形態を図1ないし図5によって説明する。図1は、ピラーガーニッシュ20が取り付けられた車両10の車室内の状態を示す斜視図である。なお、以下の説明においては、図1の左側を車両前方とし、右側を車両後方とするとともに、図1の上方を上方とし、下方を下方とする。
車両10は、図1に示すように、リヤシート11の側方に配されるサイドウィンドウ12と、リヤシート11の後方に配されるリヤウィンドウ13(ウィンドウガラス)と、を備えている。リヤウィンドウ13は、車幅方向に延設されたガラス面を有する。そして、車両10には、サイドウィンドウ12とリヤウィンドウ13との間にCピラーが配されている。
Cピラーは、図示しないピラーアウタパネルと、図4に示すピラーインナパネル15とで中空状に構成されている。Cピラーには、ピラーアウタパネルの側縁に設けられたフランジと、ピラーインナパネル15の側縁に設けられたフランジ15Aとが互いに接合され、フランジ部(図示せず)が形成されている。そして、Cピラーには、フランジ部にリヤウィンドウ13の側端部が固定されるとともに、ピラーインナパネル15にピラーガーニッシュ20が取り付けられている。
ピラーガーニッシュ20は、図4に示すように、板状をなす基材21を備える。
基材21は、合成樹脂材料、あるいは合成樹脂材料と天然繊維(ケナフなど)を混合した材料等を成形してなる。基材21には、図4に示すように、車室内側に配される一方の板面に、表皮材22が貼着され、意匠面21Aが形成されている。また、基材21には、図2に示すように、車室外側に配される裏面21B(他方の板面)に、車両の前後方向および上下方向に沿って延びる剛性リブ23(他方の板面から突出するリブ)と、裏面21Bから突出するクリップ座24とが設けられている。剛性リブ23は、ピラーガーニッシュ20の剛性を高める機能を有する。
基材21は、合成樹脂材料、あるいは合成樹脂材料と天然繊維(ケナフなど)を混合した材料等を成形してなる。基材21には、図4に示すように、車室内側に配される一方の板面に、表皮材22が貼着され、意匠面21Aが形成されている。また、基材21には、図2に示すように、車室外側に配される裏面21B(他方の板面)に、車両の前後方向および上下方向に沿って延びる剛性リブ23(他方の板面から突出するリブ)と、裏面21Bから突出するクリップ座24とが設けられている。剛性リブ23は、ピラーガーニッシュ20の剛性を高める機能を有する。
ピラーガーニッシュ20は、図2に示すように、クリップ座24に取り付けられたクリップ24Aを介して、ピラーインナパネル15の車室内側に取り付けられている。そして、ピラーガーニッシュ20がピラーインナパネル15に取り付けられた状態では、基材21は、図4に示すように、後方に配された周縁部21Cがリヤウィンドウ13に対して重畳するとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配されるものとされている。このとき、リヤウィンドウ13とピラーガーニッシュ20の間には、図5に示すように、間隙Gが形成されている。
基材21には、図2に示すように、その周縁部21Cにおいて裏面21Bに台座部30が設けられている。そして、台座部30には、後述する座面31に、間隙Gを塞ぐようにして緩衝材40が取り付けられている。また、基材21は、その周縁部21Cにおいて裏面21Bに、緩衝材40があてがわれる基材側座面26を有している。
緩衝材40は、図2に示すように、長尺状(四角柱状)の弾性を有する部材とされており、例えばポリウレタン等とされている。緩衝材40には、ピラーガーニッシュ20に取り付けられた状態において、座面31側に配される座面側側面40Aに図示しない接着剤層が付されている。なお、緩衝材40のうち座面側側面40A以外の3つの側面、すなわち、ピラーガーニッシュ20に取り付けられた状態において、基材21側に配される基材側側面40B、基材側側面40Bの反対側に配される立ち上がり部側側面40C、および座面側側面40Aの反対側に配されるウィンドウガラス側側面40Dには、それぞれ接着剤層は付されていない。ピラーガーニッシュ20が車両10に取り付けられた状態において、間隙Gに露出する基材側側面40Bには接着剤層が付されていないので、基材側側面40Bにゴミ等が付着する虞がなく、ピラーガーニッシュ20に緩衝材40を取り付けたことにより車室内の意匠性が損われることがない。
台座部30は、図3に示すように、基材21の裏面21Bから車室外側に向けて突出するリブ状をなし、ピラーガーニッシュ20の周縁部21Cに沿って、ピラーガーニッシュ20の上端付近から下端付近まで延設されている。そして、台座部30は、車両10の後側(リヤウィンドウ13側)に座面31を有する。また、台座部30には、緩衝材40が取り付けられる部分より基材21から遠い側(車室外側)、すなわち、台座部30の突出端側に、座面31からリヤウィンドウ13に向けて立ち上がる立ち上がり部32が設けられている。
座面31は、図5に示すように、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと対向状に配されるとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに沿う面とされている。座面31とリヤウィンドウ13との離間距離は、緩衝材40の高さ寸法よりやや短いものとされており、座面31とリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aとが互いに平行に延設されている。これにより、ピラーガーニッシュ20を車両10に取り付けた状態では、緩衝材40が、座面31とリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aとの間で圧縮されて、弾性変形するものとされている。そして、弾性変形した緩衝材40の弾発力により、緩衝材40が座面31と、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aのそれぞれに密着する構成とされている。
立ち上がり部32は、図5に示すように、車両10の前後方向に延びるリブ状をなし、基材21の基材側座面26と対向状に配されている。立ち上がり部32と基材側座面26との離間距離は、緩衝材40の幅寸法と略一致するものとされており、基材側座面26と立ち上がり部32とで、緩衝材40を挟持可能とされている。立ち上がり部32は、図2に示すように、ピラーガーニッシュ20の周縁部21Cに沿って間欠的に複数(本実施形態では3個)設けらており、緩衝材40をその長手方向において複数の箇所で基材21と反対側(車両外側)から支持可能とされている。
立ち上がり部32は、図5に示すように、基材21において裏面21Bから突出する剛性リブ23と一体的に成形されている。具体的には、立ち上がり部32は、台座部30と剛性リブ23とがT字状に交差する部分において、剛性リブ23に連なるとともに、リブ状に突出する台座部30の突出端部から庇状に延出するものとされている。
このような構成により、基材側座面26と、座面31と、立ち上がり部32の基材側の面とが、図5に示すように、断面視コの字状に配されるものとされている。そして、当該コの字状に囲まれた空間がリヤウィンドウ13側(車両後側)に向けて開口するものとされている。このため、当該コの字状に囲まれた空間に緩衝材40を収容することにより、リヤウィンドウ13とピラーガーニッシュ20の間に形成される間隙Gを緩衝材40で塞ぐことができる。
次に、ピラーガーニッシュ20の車両10への組み付け手順について説明する。
まず、緩衝材40を、座面側側面40Aに付された接着剤層を介してピラーガーニッシュ20の座面31に対して取り付ける。続いて、緩衝材40が取り付けられたピラーガーニッシュ20をピラーインナパネル15に対して取り付ける。すると、緩衝材40のウィンドウガラス側側面40Dがリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して押し当てられ、緩衝材40がリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと座面31とに密着する。このとき、緩衝材40には、リヤウィンドウ13からの反作用や、車室内側の面13Aとの摩擦力等により、基材21側(車室内側)または基材21と反対側(車室外側)に向けて力が掛かることがある。このような場合には、緩衝材40は、基材側側面40Bおよび立ち上がり部側側面40Cが、それぞれ基材21の基材側座面26および立ち上がり部32により支持される。以上のようにして、ピラーガーニッシュ20の車両10への組み付けが完了する。
まず、緩衝材40を、座面側側面40Aに付された接着剤層を介してピラーガーニッシュ20の座面31に対して取り付ける。続いて、緩衝材40が取り付けられたピラーガーニッシュ20をピラーインナパネル15に対して取り付ける。すると、緩衝材40のウィンドウガラス側側面40Dがリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して押し当てられ、緩衝材40がリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと座面31とに密着する。このとき、緩衝材40には、リヤウィンドウ13からの反作用や、車室内側の面13Aとの摩擦力等により、基材21側(車室内側)または基材21と反対側(車室外側)に向けて力が掛かることがある。このような場合には、緩衝材40は、基材側側面40Bおよび立ち上がり部側側面40Cが、それぞれ基材21の基材側座面26および立ち上がり部32により支持される。以上のようにして、ピラーガーニッシュ20の車両10への組み付けが完了する。
次に、本実施形態のピラーガーニッシュ20における作用および効果について説明する。
本実施形態のピラーガーニッシュ20は、リヤウィンドウ13との間に介在する緩衝材40が取り付けられるピラーガーニッシュ20であって、板状をなし、一方の板面が意匠面21Aを構成する基材21であって、リヤウィンドウ13に対して周縁部21Cが重畳するとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配される基材21と、基材21の周縁部21Cにおいて基材21の裏面21Bに設けられるとともに、緩衝材40が取り付けられる座面31を有する台座部30と、を備え、座面31は、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと対向状に配されるとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに沿う面であるものとされてなる。
本実施形態のピラーガーニッシュ20は、リヤウィンドウ13との間に介在する緩衝材40が取り付けられるピラーガーニッシュ20であって、板状をなし、一方の板面が意匠面21Aを構成する基材21であって、リヤウィンドウ13に対して周縁部21Cが重畳するとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配される基材21と、基材21の周縁部21Cにおいて基材21の裏面21Bに設けられるとともに、緩衝材40が取り付けられる座面31を有する台座部30と、を備え、座面31は、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと対向状に配されるとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに沿う面であるものとされてなる。
本実施形態によれば、座面31がリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aと対向状に配されるとともに、リヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに沿う面であるものとされてなるから、座面31に取り付けられた緩衝材40を、当該座面31に対して平行に近い方向に延設されるリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに押し当てるようにして、ピラーガーニッシュ20を車両10に取り付けることができる。
これにより、基材21がリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配されるピラーガーニッシュ20において、座面31を備えていない構成、例えば、基材の他方の板面に取り付けられた緩衝材をウィンドウガラスに押し当てる構成と比べて、緩衝材40が基材21の裏面21Bに沿う方向に変形したり、ピラーガーニッシュ20から外れたりする事態が生じ難い。この結果、緩衝材40をリヤウィンドウ13とピラーガーニッシュ20のそれぞれに対して密着させることにより遮音性を向上することができ、車室内の静寂性を高めることができる。
これにより、基材21がリヤウィンドウ13の車室内側の面13Aに対して角度を有する姿勢で配されるピラーガーニッシュ20において、座面31を備えていない構成、例えば、基材の他方の板面に取り付けられた緩衝材をウィンドウガラスに押し当てる構成と比べて、緩衝材40が基材21の裏面21Bに沿う方向に変形したり、ピラーガーニッシュ20から外れたりする事態が生じ難い。この結果、緩衝材40をリヤウィンドウ13とピラーガーニッシュ20のそれぞれに対して密着させることにより遮音性を向上することができ、車室内の静寂性を高めることができる。
また、本実施形態では、台座部30には、緩衝材40が取り付けられる部分より基材21から遠い側に、座面31からリヤウィンドウ13に向けて立ち上がる立ち上がり部32が設けられている。このため、立ち上がり部32により緩衝材40を基材21と反対側から支持することができ、緩衝材40が基材21と反対側に倒れることを規制することができる。この結果、緩衝材40をリヤウィンドウ13とピラーガーニッシュ20のそれぞれに対して、より一層確実に密着させることができる。
また、本実施形態では、立ち上がり部32は、リブ状をなし、基材21において裏面21Bから突出する剛性リブ23と一体的に成形されている。このため、剛性リブ23とは別に立ち上がり部32を形成する必要がなく、立ち上がり部32を設けることが容易である。また、剛性リブ23により立ち上がり部32と基材21とが連なるものとすることができ、立ち上がり部32の強度を高いものとすることができる。
また、本実施形態では、基材21は、その周縁部21Cにおいて裏面21Bに、緩衝材40があてがわれる基材側座面26を有しており、基材側座面26と立ち上がり部32とで、緩衝材40を挟持するものとされている。このため、基材側座面26と立ち上がり部32とで緩衝材40を挟持することにより、緩衝材40が基材21側および当該基材21と反対側に倒れることを規制することができる。この結果、緩衝材40をリヤウィンドウ13とピラーガーニッシュ20のそれぞれに対して、より一層確実に密着させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、車両用内装材として、Cピラーに取り付けられるピラーガーニッシュ20を例示したが、これに限定されない。車両用内装材は、基材がウィンドウガラスに対して少なくとも一部が重畳するとともに、当該ウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される基材を備えるものであればよく、例えば、Aピラー等に取り付けられるピラーガーニッシュや、ドアトリム等であってもよい。
(2)上記実施形態においては、台座部30がピラーガーニッシュ20の周縁部21Cに沿って延びるものを例示したが、これに限定されない。例えば、台座部が車両前後方向に延びるリブとされており、当該リブの後端面が座面とされるものであってもよい。
(3)上記実施形態においては、台座部30がピラーガーニッシュ20の上端付近から下端付近まで延設されているものを例示したが、これに限定されない。例えば、台座部がピラーガーニッシュ20の周縁部21Cに沿って間欠的に複数配されていてもよい。
(4)上記実施形態においては、立ち上がり部32として、剛性リブ23と一体的に成形されるものを例示したが、これに限定されない。例えば、立ち上がり部は、剛性リブ23と別体とされ、座面の面内から突出する突起部であってもよく、リブ状をなす台座部の突出端側をウィンドウガラス側に折り曲げてなる折り返し部であってもよい。
(5)上記実施形態においては、基材側座面26と立ち上がり部32とで、緩衝材40を挟持するものを例示したが、これに限定されない。例えば、基材側座面または/および立ち上がり部は緩衝材と離間して配されていてもよく、緩衝材が基材側または立ち上がり部側に倒れようとする際に、基材側座面または/および立ち上がり部で支持可能とされていてもよい。
(6)上記実施形態においては、緩衝材40が長尺状(四角柱状)の弾性を有する部材とされるものを例示したが、これに限定されない。緩衝材は、ウィンドウガラスと車両用内装材の間に介在する部材であればよく、その形状や性質は適宜変更可能である。
10...車両、11...リヤシート、12...サイドウィンドウ、13...リヤウィンドウ(ウィンドウガラス)、13A...車室内側の面、15...ピラーインナパネル、20...ピラーガーニッシュ(車両用内装材)、21...基材、21A...意匠面、21B...裏面、23...剛性リブ(他方の板面から突出するリブ)、26...基材側座面、30...台座部、31...座面、32...立ち上がり部、40...緩衝材、G隙間
Claims (4)
- ウィンドウガラスとの間に介在する緩衝材が取り付けられる車両用内装材であって、
板状をなし、一方の板面が意匠面とされる基材であって、前記ウィンドウガラスに対して少なくとも一部が重畳するとともに、当該ウィンドウガラスの車室内側の面に対して角度を有する姿勢で配される基材と、
前記基材の前記ウィンドウガラスと重畳する部分において当該基材の他方の板面に設けられるとともに、前記緩衝材が取り付けられる座面を有する台座部と、を備え、
前記座面は、前記ウィンドウガラスの前記車室内側の面と対向状に配されるとともに、前記ウィンドウガラスの前記車室内側の面に沿う面であるものとされてなることを特徴とする車両用内装材。 - 前記台座部には、前記緩衝材が取り付けられる部分より前記基材から遠い側に、前記座面から前記ウィンドウガラスに向けて立ち上がる立ち上がり部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装材。
- 前記立ち上がり部は、リブ状をなし、前記基材において前記他方の板面から突出するリブと一体的に成形されてなることを特徴とする請求項2に記載の車両用内装材。
- 前記基材は、その周縁部において前記他方の板面に、前記緩衝材があてがわれる基材側座面を有しており、
前記基材側座面と前記立ち上がり部とで、前記緩衝材を挟持するものとされていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用内装材。
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WO2019110333A1 (de) * | 2017-12-06 | 2019-06-13 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verkleidungselement zur verkleidung einer seitenfläche eines fahrzeuginnenraums sowie fahrzeug |
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2012
- 2012-05-28 JP JP2012120442A patent/JP2013244863A/ja active Pending
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