JP5584459B2 - 車輌用複数気筒エンジン - Google Patents

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Description

本発明は車輌用複数気筒エンジンに関し、主として自動二輪車に適した複数気筒エンジンに関する。
一般道路での走行を目的とした自動二輪車に搭載される複数気筒エンジンには、一般に、図13に示すような平面クランク軸(等間隔クランク軸)400が設けられている。この等間隔の平面クランク軸400は4気筒エンジン用であり、各気筒用のクランクピン401、402、403、404は、それらの中心線がクランク軸芯を通る同一平面に含まれるように配置されており、これに伴って、点火時期は180°の等間隔にチューニングされている。
上記のような一般道路走行用の自動二輪車のエンジンに対し、サーキット走行等を目的としたレース用自動二輪車の複数気筒エンジンにおいて、ハイパフォーマンスを得るため、図14に示すような不等間隔クランク軸(非平面クランク軸)500が用いられることがある(特許文献1)。図14に示す不等間隔クランク軸500も4気筒エンジンであり、各気筒用のクランクピン501、502、503、504が、クランク軸の軸芯回りに不等間隔で配置され、点火時期が不等間隔にチューニングされている。
特開平9−166126号公報
ところで、自動二輪車で、ロードスポーツを楽しむために生産されるモデルでは、上記のようなサーキット走行でのハイパフォーマンス性と市販価格の両立を図る努力が、設計及び生産上の重要な課題である。しかし、サーキット走行でのハイパフォーマンス性は、一般道での走行を楽しむユーザーにとっては不要な性能である。
サーキット走行でのハイパフォーマンスの要求を応えるために、一般道路走行用のエンジンの改造用にレースキットが販売されているが、従来部品のチューニングに留まる程度であり、十分満足のゆくものではない。サーキット走行のために、実質的にパーフォーマンスを向上させようとすれば、クランク軸自体を上記不等間隔クランク軸に取り替えることになるが、クランクケースの改造も含め、エンジン全体の大がかりな改造が必要となり、簡単に取り替えることは不可能である。
本発明は、車輌用複数気筒エンジン、特に自動二輪車用の複数気筒エンジンにおいて、クランクケース及び変速ギヤ機構等に大がかりな改造を加えることなく、平面クランク軸を採用する一般道路走行用の仕様と、不等間隔クランク軸を採用するサーキット走行用の仕様との間で、簡単に変更できる車輌用複数気筒エンジを提供することを目的としている。
また、クランク軸を通常の回転方向とは逆向きに回転させる仕様に、容易に変更できることも目的としている。
上記課題を解決するため、本願の第1の発明は、2個のクランクケース部材が合わされる2分割構造のクランクケースと、クランク軸と、前記クランク軸の回転動力がクラッチを介して伝達される変速用入力軸と、前記変速用入力軸から変速ギヤ機構を介して変速自在に前記回転動力が伝達される変速用出力軸とを、互いに平行にクランクケース内に収納した車輌用複数気筒エンジンにおいて、前記クランク軸は、少なくとも一つのクランクウエブの外周にクランクギヤを備えると共に、前記クランク軸の軸芯が前記クランクケース部材の合わせ面内に位置するように配置され、前記クラッチは、前記クランクギヤに径方向の外方から対向して、前記クランクギヤに噛み合うクラッチギヤを備え、前記クランクケースには、前記クランクケース部材の前記合わせ面内に軸芯が位置して前記クランク軸から前記クラッチに動力伝達可能なカウンタ軸を前記軸芯回りに回動可能に収納しうる収納空間を確保し、前記クラッチの軸芯から前記カウンタ軸が配置された場合の前記カウンタ軸の軸芯までの距離(L2)が、前記クランク軸の軸芯から前記クラッチの軸芯までの距離(L3)よりも短くなるように、前記収納空間が形成されている
前記第1の発明において、好ましくは、前記収納空間は、前記カウンタ軸としてバランサウエイトを有するバランサ軸が前記軸芯回りに回転可能に収納されうるように、形成されており、 前記クランク軸の軸芯から前記カウンタ軸が配置された場合の前記カウンタ軸の軸芯までの距離(L1)が、前記クランクギヤのピッチ円直径(2・R2)と同一距離だけ離れるように、前記収納空間が形成されている
本願の第2の発明は、2個のクランクケース部材が合わされる2分割構造のクランクケースと、不等間隔クランク軸と、前記クランク軸の回転動力がクラッチを介して伝達される車輌用複数気筒エンジンにおいて、前記クランク軸は、少なくとも一つのクランクウエブの外周にクランクギヤを備えると共に、前記クランク軸の軸芯が前記クランクケース部材の合わせ面内に位置するように配置され、前記クランクギヤに噛み合い前記クラッチへ動力伝達可能なバランサギヤ及びバランサウエイトを有するバランサ軸を備え、前記クラッチは、前記クランクギヤに径方向の外方から対向して、前記バランサギヤに噛み合うクラッチギヤを備え、前記クランクケースには、前記クランクケース部材の前記合わせ面内に軸芯が位置して前記クランク軸から前記クラッチに動力伝達可能なカウンタ軸を前記軸芯回りに回動可能に収納する収納空間を確保し、前記クランク軸の軸芯から前記カウンタ軸の軸芯までの距離(L1)が、前記クランクギヤのピッチ円直径(2・R2)と同一距離だけ離れ、かつ、前記クラッチの軸芯から前記カウンタ軸の軸支持部の中心線までの距離(L2)が、前記クランク軸の軸芯から前記クラッチの軸芯までの距離(L3)よりも短くなるように、前記収納空間が形成されている
本願の第3の発明は、車輌用複数気筒エンジンの仕様変更方法であり、前記請求項2に記載のクランクケースに対し、クランク軸を、不等間隔クランク軸に交換し、前記クラッチギヤを、平面クランク軸用のクラッチギヤよりも小径の不等間隔クランク軸用のクラッチギヤに交換し、前記収納空間には、前記クランクギヤと同一外径を有し、前記不等間隔クランク軸のクランクギヤと前記不等間隔クランク軸用のクラッチギヤとに噛み合う、バランサギヤを有するバランサ軸を、前記収納空間内に収納する、ことを特徴とする。
本願の第4の発明は、第3の発明とは逆順序で行う車輌用複数気筒エンジンの仕様変更方法であり、前記第2の発明のクランクケースに対し、クランク軸を、不等間隔クランク軸から平面クランク軸に交換し、前記クラッチギヤを、不等間隔クランク軸用のクラッチギヤよりも大径の平面クランク軸用のクラッチギヤに交換し、前記収納空間内から前記バランサ軸を取り外し、前記平面クランク軸のクランクギヤに前記平面クランク軸用のクラッチギヤを噛み合わせる、ことを特徴とする。
本願発明によると、(1)クランクケースに、選択的にカウンタ軸が取付可能なカウンタ軸収納空間を設けているので、平面クランク軸(等間隔クランク軸)を備えた一般道路走行用に適した仕様と、不等間隔クランク軸を備えたサーキット走行に適した仕様との間で、クランクケース及び変速ギヤ機構等のエンジン構成部材に大掛かりな改造を加えることなく、簡単に仕様変更することができ、製造コスト及び仕様変更にかかるコストを節約することができる。

(2)一般道路走行用のクランク軸として、平面クランク軸を採用していると、鍛造により簡単に製造でき、部品の製造コストを節約することができる。
(3)前記カウンタ軸収納空間を、ブリーザ用気液分離室とすることにより、クランクケース内の空間を有効に利用できる。
(4)サーキット走行用に適した不等間隔クランク軸を備え、該カウンタ軸に、バランサウエイトと、前記クランクギヤ及び前記クラッチギヤと同一平面上に配置されたカウンタギヤと、を備えることにより、一般道路走行仕様から容易にサーキット走行仕様に変更でき、かつ、クランクギヤ、クラッチギヤ及びカウンタギヤを同一平面内でコンパクトに配置できる。
(5)サーキット走行用に不等間隔クランク軸を備えた場合に、カウンタ軸が、前記クランクギヤとは別位置のクランクギヤに噛み合う入力側カウンタギヤと、前記クラッチギヤに噛み合う出力側カウンタギヤと、を備えていると、カウンタ軸のカウンタギヤの形成位置の設計自由度が増加する。また、入力側カウンタギヤと出力側カウンタギヤの径を異ならせることにより、クランク軸からクラッチへの経路における減速比を向上させることができる。
(6)一般道路走行用に平面クランク軸を備えた場合に、前記カウンタ軸支持部に前記カウンタ軸を支持し、該カウンタ軸に、前記クランクギヤとは別位置のクランクギヤに噛み合う入力側カウンタギヤと、前記クラッチギヤに噛み合う出力側カウンタギヤとを備えていると、クランク軸が通常の回転方向と逆方向に回転させる仕様に、簡単に適用させることができる。
(7)一般道路走行用に平面クランク軸を備えた場合に、前記カウンタ軸支持部に前記カウンタ軸を支持し、該カウンタ軸に、該カウンタ軸の回転により駆動する発電機又はモータを備えることにより、カウンタ軸収納スペースを、発電機又はモータの配置スペースとして有効利用でき、エンジンのコンパクト化を図ることができる。
(8)本発明において、前記クランクケースは、上側クランクケース部材と下側クランクケース部材とに上下分割構造とし、前記両クランクケース部材の合わせ面に、前記クランク軸の軸芯及び前記カウンタ軸支持部の前記中心線を位置させていると、クランクケースの製造及び各軸の組み付け作業が容易になる。
本発明の第1の実施の形態に係る自動二輪車用エンジンを、各軸を通る面で切断した簡略断面図である。 図1の要部の詳細断面図である。 図2のIII-III断面図である。 図3のカウンタ軸収納空間の拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る自動二輪車用エンジンを、各軸を通る面で切断した簡略断面図である。 図5のVI-VI断面詳細図である。 本発明の第3の実施の形態に係る自動二輪車用エンジンを、各軸を通る面で切断した簡略断面図である。 図7の要部の詳細断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る自動二輪車用エンジンを、各軸を通る面で切断した簡略断面図である。 図9の要部の詳細断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る自動二輪車用エンジンを、各軸を通る面で切断した簡略断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る自動二輪車用エンジンの縦側断面略図である。 従来の平面クランク軸の簡略斜視図である。 従来の不等間隔クランク軸の簡略斜視図である。
以下に説明する第1乃至第4の実施の形態(図1乃至図10)では、クランクケース及びギヤ変速ギヤ機構は実質的に共通であり、クランク軸の種類、カウンタ軸の有無及びその種類並びにクラッチギヤの種類(径)を、各種組み合わせることにより、それぞれの実施の形態を構成している。したがって、各実施の形態の説明において、他の実施の形態との相違を明確にするために必要な場合には、他の実施の形態の構造と対比させて説明している。
[第1の実施の形態]
図1〜図4は、一般道路走行用として、平面クランク軸3Aを備えた第1の実施の形態に係る自動二輪車用4気筒エンジンであり、カウンタ軸を取り付けていない仕様である。各図において、自動二輪車の車幅方向を矢印Wで表示している。また、乗車したライダーから見た左右方向を、車輌の左右方向として説明している。
図1は各軸を通る平面で切断したエンジンの簡略断面図であり、クランクケース1は、後側に変速機ケース部2を一体に備えており、クランクケース1の前部には、車幅方向Wに延びる前記平面クランク軸3Aが配置され、変速機ケース部2内には、変速用入力軸5と変速用出力軸6とが前記平面クランク軸3Aと平行に配置されている。出力軸6は入力軸5の後方に配置されている。
平面クランク軸3Aは、左右の軸受10、11及び軸方向中間部の複数のジャーナル軸受12を介してクランクケース1に回転可能に支持されており、この平面クランク軸3Aには、右側から順に第1、第2、第3及び第4気筒用の各クランクピン14−1、14−2、14−3、14−4が形成され、それぞれコンロッドを介して対応する気筒のピストン13−1、13−2、13−3、13―4に連結されている。この平面クランク軸3Aは、第1気筒用のクランクピン14−1と第4気筒用のクランクピン14−4とが、クランク軸芯O1回りの同一位相(同一クランク角度)に形成され、第2及び第3気筒用のクランクピン14−2、14−3は、前記第1及び第4気筒用のクランクピン14−1、14−4に対し、クランク軸芯O1回りの180°の位相差で形成されている。したがって、総てのクランクピン14−1、14−2、14−3、14−4の中心線は、クランク軸芯O1を通る同一平面内に含まれている。このエンジンの点火順序は、たとえば第1、第3、第4及び第2気筒となっており、点火時期(爆発時期)は、クランク角度180°の等間隔に設定されている。
平面クランク軸3Aの右側から二番目のクランクウエブ15aの外周面と、左側から3番目のクランクウエブ15bの外周面には、それぞれ第1及び第2のクランクギヤ21A、21Bが一体に形成されている。
入力軸5の左右両端部は、軸受30、31により変速機ケース部2に回転可能に支持されており、入力軸5上には、右側から順に、入力側第1速ギヤ41、入力側第2速ギヤ42、入力側第3速ギヤ43、入力側第4速ギヤ44、入力側第5速ギヤ45及び入力側第6速ギヤ46が軸方向移動不能に固着されている。
入力軸5の右端部はクラッチ室20に突出し、該右側突出部分には、多板式摩擦クラッチ35が設けられると共に、前記第1のクランクギヤ21Aと同一平面に配置された第1のクラッチギヤ28Aが空転自在に嵌合しており、該第1のクラッチギヤ28Aは前記第1のクランクギヤ21Aに噛み合うと共にクラッチ35の入力側アウターケース(クラッチハウジング)36に結合されている。クラッチ35の出力側インナーハブ37は変速用入力軸5に固着されている。アウターケース36とインナーハブ37との間は、周知のように多数の摩擦板を介して断続操作自在に接続される。
図1の要部の詳細断面を示す図2において、出力軸6は、左右両端部が軸受55、57により変速機ケース部2に回転可能に支持されており、出力軸6の外周には中間筒軸80が固着され、この中間筒軸80の外周には、右側から順に、出力側第1速ギヤ61、出力側第2速ギヤ62、出力側第3速ギヤ63、出力側第4速ギヤ64、出力側第5速ギヤ65、出力側第6速ギヤ66が、空転自在に嵌合しており、それぞれ前記入力側第1速ギヤ41、入力側第2速ギヤ42、入力側第3速ギヤ43、入力側第4速ギヤ44、入力側第5速ギヤ45及び入力側第6速ギヤ46に常時噛み合っている。
図1に示すように、出力軸6の左端部は変速機ケース部2外に突出し、該左側突出端部には出力スプロケット67が固着されている。該出力スプロケット67は駆動チェーン68を介して後車輪のスプロケット69に連結している。
出力軸6上の出力側第1速ギヤ61と出力側第2速ギヤ62との軸方向間、出力側第3速ギヤ63と出力側第4速ギヤ64との軸方向間、並びに出力側第5速ギヤ65と出力側第6速ギヤ66との軸方向間には、シフト機構用の第1スライダリング51、第2のスライダリング52及び第3のスライダリング53が、出力軸6の中間筒軸80(図2)に対し軸方向移動可能にスプライン嵌合すると共に、それぞれ周方向に間隔をおいて複数の係合孔54を有している。上記中間筒軸80は、各スライダリング51、52、53を軸方向に摺動自在に支持するスライダレールとしての機能を果たす。
一方、各出力側ギヤ61、62、63、64、65、66の軸方向の端面には、各スライダリング51、52、53側へ突出して各係合孔54に係合可能な係合突起56がそれぞれ形成されている。
前記各スライダリング51、52、53の軸方向の操作機構としては、3本のカム溝71、72、73を有するシフトカムドラム75と、各カム溝71、72、73に駆動ピンが係合する第1、第2及び第3のシフトフォーク81、82、83と、各シフトフォーク81、82、83が軸方向移動自在に支持されるシフト軸85が設けられている。シフトカムドラム75及びシフト軸85は、出力軸6及び入力軸5と平行に、かつ、両軸5、6の下方に配置されており、各シフトフォーク81、82、83のフォーク爪部は、各スライダリング51、52、53の外周に形成された各環状溝58に係合している。3個のシフトフォーク81、82、83は、総て同形状のものが使用されている。
図2において、シフトカムドラム75は、通常の自動二輪車のドラム操作機構と同様に、揺動可能なチェンジアーム機構(図示せず)及びチェンジ軸(図示せず)を介してチェンジペダル(図示せず)に連動連結されている。すなわち、チェンジペダルの踏み込み動作あるいは引き上げ動作により、チェンジアーム機構77を介して、所定回動量ずつシフトカムドラム75が回動し、各カム溝71、72、73を介して、シフトフォーク81、82、83を軸方向に移動し、各スライダリング51、52、53を選択的に軸方向に移動するように構成されている。
図1において、クランクケース1には、選択的にカウンタ軸を回転自在に支持できるカウンタ軸支持部85が形成されている。該カウンタ軸支持部85は、軸支持孔を有するボス状に形成されると共に、軸方向に間隔をおいた複数箇所(たとえば3箇所)に形成されており、これらのカウンタ軸支持部85の中心線O2の周囲には、一定容積のカウンタ軸収納空間S1が確保されている。
図3は、図2のIII-III断面図であり、クランク軸方向に見て、前記カウンタ軸支持部85の中心線O2と、クランク軸芯O1と、入力軸芯O3との位置関係を具体的に示している。符号C1及び符号C3で示す円は、第1のクランクギヤ21Aのピッチ円及び第1のクラッチギヤ28Aのピッチ円を示している。
クランクケース1(変速機ケース部2も含む)は、略水平な合わせ面Yを境として、上側クランクケース部材1aと下側クランクケース部材1bとに2分割されており、上記合わせ面Yに、クランク軸芯O1及びカウンタ軸支持部85の中心線O2が位置している。従って、筒状のカウンタ軸支持部85も、上下2分割構造となっている。また、入力軸6はクランク軸3及びカウンタ軸支持部85の下方に配置されている。
カウンタ軸支持部85の中心線O2は、該中心線O2とクランク軸芯O1との距離L1が第1のクランクギヤ21Aのピッチ円直径(2R1)と等しくなる位置であって、かつ、前記中心線O2と入力軸芯O3との距離L2が、クランク軸芯O1と入力軸芯O3との距離L3より小さい、位置に設定されている。すなわち、カウンタ軸支持部85の中心線O2は、O1O2間距離L1=ピッチ円直径2R1と、O2O3間距離L2<O1O3間距離L3とを満足する位置に設定されている。
図4は、カウンタ軸収納空間S1を、ブリーザ用の気液分離室として利用した状態を示しており、カウンタ軸収納空間(気液分離室)S1の上壁には、気体成分排出管86が形成され、また、カウンタ軸収納空間S1の下側には、気液分離後のオイル成分が一時的に溜まる円弧状の下壁87が形成されている。
(実施の形態のシフト操作等)
図1は中立状態であり、この状態からクラッチ35を切り、チェンジペダルを操作すると、シフトカムドラム75が所定回動量だけ回動し、第1のカム溝71により第1のシフトフォーク81が右方に移動し、出力側第1速ギヤ61の係合突起56に第1のスライダリング51の係合孔54が係合し、出力側第1速ギヤ61と出力軸6とが動力伝達可能に連結される。
上記第1速状態でクラッチ35を接続すると、図3の矢印A1方向に回転する平面クランク軸3Aの回転動力は、第1のクランクギヤ21A、第1のクラッチギヤ28A、図1のクラッチ35のアウターケース36、摩擦板、インナーハブ37を介して入力軸5に伝達され、入力軸5からは、入力側第1速ギヤ41、出力側第1速ギヤ61、出力側第1速ギヤ61の係合突起56、第1のスライダリング51の係合孔54及び第1のスライダリング51を介して出力軸6に伝達され、出力軸6からは、出力スプロケット67、駆動チェーン68、スプロケット69を介して後車輪に伝達される。
第1速から第2速に変速する場合には、チェンジペダルの操作によってシフトカムドラム75をさらに所定量回動することにより、第1のスライダリング51を左方に移動し、第1のスライダリング52の係合孔54を出力側第2速ギヤ62の係合突起56に係合する。
第3速乃至第6速に変速する場合には、シフトカムドラム75を順次、所定量ずつ回動してゆくことにより、第2のスライダリング52を右方(第3速)あるいは左方(第4速)に移動したり、第3のスライダリング53を右方(第5速)あるいは左方(第5速)に移動する。
(実施の形態の効果)
(1)クランク軸として、一般道路走行用の平面クランク軸3Aを備えているので、鍛造で簡単に製造できることにより、クランク軸3Aの製造コストを低減でき、また、カウンタ軸支持部85をクランクケース1に形成しているので、クランクケース1及び変速ギヤ機構を変更することなく、カウンタ軸を有するエンジン仕様に、簡単に仕様変更することができる。
(2)カウンタ軸収納空間S1を、クランク室内のオイルミストの気液分離室として有効利用しているので、エンジンの大形化を防ぐことができる。
[第2の実施の形態]
図5及び図6は、サーキット走行用として、不等間隔クランク軸3Bを備えた第2の実施の形態に係る自動二輪車用4気筒エンジンであり、前記第1の実施の形態と同じ名称の部品又は部分には、同じ符号を附し、重複説明は省略する。
図5において、クランクケース1、変速機ケース部2及び変速ギヤ機構は第1の実施の形態と同じであり、第1の実施の形態と異なる構成として、前述のサーキット走行用の不等間隔クランク軸3Bを備え、カウンタ軸支持部85に、カウンタ軸(バランサ軸)88を支持し、入力軸5に、第1の実施の形態とは径の異なる第2のクラッチギヤ28Bを備えている。また、不等間隔クランク軸3Bの回転方向は、第1の実施の形態の平面クランク軸3Aの回転方向とは逆方向に設定されている。
不等間隔クランク軸3Bは、第1、第2、第3及び第4気筒用の各クランクピン14−1、14−2、14−3、14−4の中心線が、クランク軸芯O1を通る複数の平面に分散配置され、点火時期が不等間隔に設定されている。
該実施の形態では、第1のクランクピン14−1と第2のクランクピン14−2とが相互に180°の位相差で同一平面内に形成され、第3のクランクピン14−3は第2のクランクピン14−2に対し、90°の位相差(90°遅れ)で形成され、第4のクランクピン14−4は第3のクランクピン14−3に対し、180°の位相差で同一平面に形成されている。また、右端から二番目のクランクウエブ15aの外周にクランクギヤ21Cが形成されている。
カウンタ軸支持部85には、軸受90を介してカウンタ軸(バランサ軸)88が回転可能に支持されており、該カウンタ軸88には、不等間隔クランク軸3Bで発生する偶力を打ち消すために、複数、たとえば2個のバランサウエイト93が設けられ、さらに、カウンタ軸88の右端部には、前記クランクギヤ21Cと同一平面にカウンタギヤ(バランサギヤ)94が設けられ、該カウンタギヤ94は前記クランクギヤ21Cに噛み合っている。
入力軸5に設けられた前記第2のクラッチギヤ28Bは、前記クランクギヤ21C及びカウンタギヤ94と同一平面に配置され、カウンタギヤ94に噛み合っている。
図6において、カウンタギヤ94のピッチ円C2の半径R2は、クランクギヤ21Cのピッチ円C1の半径R1と等しく、したがって、クランクギヤ21Cからカウンタギヤ94に等速(減速比1)で動力が伝達される。
第2のクラッチギヤ28Bのピッチ円C3の半径R3は、前記第1の実施の形態の第1のクラッチギヤ28A(図3)のピッチ円C4の半径R4よりも小さくなっており、したがって、第2の実施の形態の第2のクラッチギヤ28Bは、前記クランクギヤ21Cと同一平面に配置されているが、クランクギヤ21Cに噛み合ってはいない。
また、第2の実施の形態の不等間隔クランク軸3Bは、第1の実施の形態のクランク軸3Aの回転方向A1とは逆方向A2に回転するように設定されている。
不等間隔クランク軸3Bの矢印A2方向への回転は、まず、クランクギヤ21Cからカウンタギヤ94に伝達され、カウンタギヤ94を不等間隔クランク軸3Bと同一速度で逆向きに回転させる。さらに、カウンタギヤ94から第2のクラッチギヤ28Bに伝達され、図5のクラッチ35を介して入力軸5に伝達される。入力軸5以降は、前記第1の実施の形態と同様であり、各スライダリング51、52、53を選択的に移動させることにより、所望の変速段位(減速比)にて出力軸6に伝達され、出力スプロケット67、駆動チェーン68、スプロケット69を介して後車輪に伝達される。
(該実施の形態の効果)
第1の実施の形態に対し、平面クランク軸3Aを不等間隔クランク軸3Bに取り替え、バランサウエイト93及びクランクギヤ21Cと同一平面内のカウンタギヤ94を備えたカウンタ軸88をカウンタ軸支持部85に支持し、入力軸5上の第1のクラッチギヤ28A(図3)を、これより小径の第2のクラッチギヤ28B(図5)に取り替えることにより、第1の実施の形態のような一般道路走行用仕様から、第2の実施の形態のような、サーキット走行用仕様に、簡単に改造することができる。
また、カウンタ軸88にバランサウエイト93を備えていることにより、不等間隔クランク軸3Bで発生する偶力を打ち消すことができ、エンジンの振動及び歪みを抑制できる。
[第3の実施の形態]
図7及び図8は、サーキット走行用として、不等間隔クランク軸3Bを備えた第3の実施の形態に係る自動二輪車用4気筒エンジンであり、第2の実施の形態及び第と同じ名称の部品又は部分には、同じ符号を附し、重複説明は省略する。
図7において、前記第2の実施の形態と同様なサーキット走行用の不等間隔クランク軸3B及びカウンタ軸(バランサ軸)88を備えているが、第2の実施の形態と異なる構成は、不等間隔クランク軸3Bの左から三番目のクランクウエブ15bにクランクギヤ21Dを形成し、カウンタ軸88の左端部近傍に前記クランクギヤ21Dに噛み合う入力側カウンタギヤ101を設け、カウンタ軸88の右端部に、入力軸5のクラッチギヤ28Cに噛み合う出力側カウンタギヤ102を設けている。
図8はカウンタ軸88の詳細を示しており、左右両端部のカウンタ軸支持部85に設けられた軸受90は、ニードル及びアウターレースからなるニードルベアリングであり、軸方向の中央部のカウンタ軸支持部85に設けられた軸受90はボールベアリングである。
入力側カウンタギヤ101のピッチ円の半径R2はクランクギヤ21Dのピッチ円の半径R1と等しく、クランクギヤ21Dから入力側カウンタギヤ101に等速(減速比1)で動力伝達されるが、出力側カウンタギヤ102のピッチ円の半径R5は、入力側カウンタギヤ101のピッチ円の半径R2よりも小径に形成されている。これにより、入力側カウンタギヤ101から出力側カウンタギヤ102との間で減速される。すなわち、カウンタ軸88は、バランサ機能と共に減速機能も有している。
また、第3の実施の形態の不等間隔クランク軸3Bは、第2の実施の形態と同様、第1の実施の形態のクランク軸3Aの回転方向A1とは逆方向A2に回転するように設定されている。
第3の実施の形態によると、カウンタ軸88に、入力側カウンタギヤ101と該入力側カウンタギヤ101よりも小径の出力側カウンタギヤ102とを備えているので、カウンタ軸88自体が減速軸の役目を果たし、不等間隔クランク軸3Bとクラッチギヤ28Cとの間の減速比を大きく採ることができ、これによりクラッチ35及び入力軸5の回転速度が低下し、フリクション損失を減らすことができる。
[第4の実施の形態]
図9は、一般道路走行用として、平面クランク軸3Aを備えた第4の実施の形態に係る自動二輪車用4気筒エンジンであり、前記第1の実施の形態及び第と同じ名称の部品又は部分には、同じ符号を附し、重複説明は省略する。
図9において、前記第1の実施の形態と同じクランクケース1、変速着ケース部2、変速ギヤ機構及び平面クランク軸3Aを備えているが、第1の実施の形態と異なる構成は、カウンタ軸支持部85には、軸受90を介してカウンタ軸88が回転可能に支持され、平面クランク軸3Aの左側の第2のクランクギヤ21Bを動力伝達用に利用していることである。
図10において、カウンタ軸88の基本的な構造は図8と同様の構造であり、カウンタ軸88の左端部近傍に前記クランクギヤ21Bに噛み合う入力側カウンタギヤ101を設け、カウンタ軸88の右端部に、入力軸5のクラッチギヤ28Cに噛み合うと共に前記入力側カウンタギヤ101より小径の出力側カウンタギヤ102を設けている。
入力側カウンタギヤ101のピッチ円の半径R2はクランクギヤ21Bのピッチ円の半径R1と等しく、クランクギヤ21Dから入力側カウンタギヤ101に等速(減速比1)で動力が伝達されるが、出力側カウンタギヤ102のピッチ円の半径R5は、入力側カウンタギヤ101のピッチ円の半径R2よりも小径に形成されている。これにより、入力側カウンタギヤ101から出力側カウンタギヤ102との間で減速される。
図8と異なる構成は、カウンタウエイトの変わりにカラー109を配置していることである。
また、第4の実施の形態の平面クランク軸3Aは、第1の実施の形態のクランク軸3Aの回転方向A1とは逆方向A2に回転するように設定されている。
[第5の実施の形態]
図11は、前記第4の実施の形態の構成に加え、カウンタ軸収納空間S1をジェネレータ110の配置に利用し、カウンタ軸88をジェネレータ110の回転軸として利用した構造である。
すなわち、カウンタ軸88にジェネレータ110のロータ111を固着し、カウンタ軸88の回転により発電するように構成している。その他の構成は前記第4の実施の形態と同じである。
[その他の実施の形態]
(1)図12は第6の実施の形態であり、上下2分割構造のクランクケース1を有するエンジンにおいて、上下の合わせ面Yにクランク軸芯O1と入力軸芯O3とを位置させ、カウンタ軸支持部85及びカウンタ軸88を、クランク軸3A(又は3B)及び入力軸5の下方に配置している。
(2)不等間隔クランク軸3Bとしては、前記図5のようなクランクピンのクランク軸周りの配置には限定されず、各種車輌性能に合わせた不等間隔配置を採用することもできる。
(3)図11では、カウンタ軸88をジェネレータに利用しているが、ハイブリット用のモータあるいはスタータに利用することも可能である。
(4)前記各実施の形態は、4気筒エンジンであるが、その他の複数気筒エンジンに本発明を適用することも可能である。
(5)本発明は、自動二輪車用の複数気筒エンジンには限定されず、騎乗型四輪走行車あるいはその他の車輌用の複数気筒エンジンにも適用可能である。
(6)本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
1 クランクケース
1a 上側クランクケース部材
1b 下側クランクケース部材
2 変速機ケース部
3A 平面クランク軸
3B 不等間隔クランク軸
5 入力軸
6 出力軸
14−1,2,3,4 クランクピン
15a、15b クランクウエブ
21A、21B、21C、21D クランクギヤ
28A、28B クラッチギヤ
35 クラッチ
85 カウンタ軸支持部
88 カウンタ軸
93 バランサウエイト
94 カウンタギヤ
101 入力側カウンタギヤ
102 出力側カウンタギヤ
S1 カウンタ軸収納空間
O1 クランク軸芯
O2 カウンタ軸支持部の中心線
O3 入力軸芯

Claims (5)

  1. 2個のクランクケース部材が合わされる2分割構造のクランクケースと、クランク軸と、前記クランク軸の回転動力がクラッチを介して伝達される変速用入力軸と、前記変速用入力軸から変速ギヤ機構を介して変速自在に前記回転動力が伝達される変速用出力軸とを、互いに平行にクランクケース内に収納した車輌用複数気筒エンジンにおいて、
    前記クランク軸は、少なくとも一つのクランクウエブの外周にクランクギヤを備えると共に、前記クランク軸の軸芯が前記クランクケース部材の合わせ面内に位置するように配置され、
    前記クラッチは、前記クランクギヤに径方向の外方から対向して、前記クランクギヤに噛み合うクラッチギヤを備え、
    前記クランクケースには、前記クランクケース部材の前記合わせ面内に軸芯が位置して前記クランク軸から前記クラッチに動力伝達可能なカウンタ軸を前記軸芯回りに回動可能に収納しうる収納空間を確保し、
    前記クラッチの軸芯から前記カウンタ軸が配置された場合の前記カウンタ軸の軸芯までの距離(L2)が、前記クランク軸の軸芯から前記クラッチの軸芯までの距離(L3)よりも短くなるように、前記収納空間が形成されている、ことを特徴とする車輌用複数気筒エンジン。
  2. 請求項1に記載の車輌用複数気筒エンジンにおいて、
    前記収納空間は、前記カウンタ軸としてバランサウエイトを有するバランサ軸が前記軸芯回りに回転可能に収納されうるように、形成されており、
    前記クランク軸の軸芯から前記カウンタ軸が配置された場合の前記カウンタ軸の軸芯までの距離(L1)が、前記クランクギヤのピッチ円直径(2・R2)と同一距離だけ離れるように、前記収納空間が形成されている、車輌用複数気筒エンジン。
  3. 2個のクランクケース部材が合わされる2分割構造のクランクケースと、不等間隔クランク軸と、前記クランク軸の回転動力がクラッチを介して伝達される車輌用複数気筒エンジンにおいて、
    前記クランク軸は、少なくとも一つのクランクウエブの外周にクランクギヤを備えると共に、前記クランク軸の軸芯が前記クランクケース部材の合わせ面内に位置するように配置され、
    前記クランクギヤに噛み合い前記クラッチへ動力伝達可能なバランサギヤ及びバランサウエイトを有するバランサ軸を備え、
    前記クラッチは、前記クランクギヤに径方向の外方から対向して、前記バランサギヤに噛み合うクラッチギヤを備え、
    前記クランクケースには、前記クランクケース部材の前記合わせ面内に軸芯が位置して前記クランク軸から前記クラッチに動力伝達可能なカウンタ軸を前記軸芯回りに回動可能に収納する収納空間を確保し、
    前記クランク軸の軸芯から前記カウンタ軸の軸芯までの距離(L1)が、前記クランクギヤのピッチ円直径(2・R2)と同一距離だけ離れ、かつ、前記クラッチの軸芯から前記カウンタ軸の軸支持部の中心線までの距離(L2)が、前記クランク軸の軸芯から前記クラッチの軸芯までの距離(L3)よりも短くなるように、前記収納空間が形成されている、ことを特徴とする車輌用複数気筒エンジン。
  4. 車輌用複数気筒エンジンの仕様変更方法において、
    前記請求項2に記載のクランクケースに対し、クランク軸を、不等間隔クランク軸に交換し、
    前記クラッチギヤを、平面クランク軸用のクラッチギヤよりも小径の不等間隔クランク軸用のクラッチギヤに交換し、
    前記収納空間には、前記クランクギヤと同一外径を有し、前記不等間隔クランク軸のクランクギヤと前記不等間隔クランク軸用のクラッチギヤとに噛み合う、バランサギヤを有するバランサ軸を、前記収納空間内に収納する、ことを特徴とする車輌用複数気筒エンジン仕様変更方法
  5. 車輌用複数気筒エンジンの仕様変更方法において、
    前記請求項3に記載のクランクケースに対し、クランク軸を、不等間隔クランク軸から平面クランク軸に交換し、
    前記クラッチギヤを、不等間隔クランク軸用のクラッチギヤよりも大径の平面クランク軸用のクラッチギヤに交換し、
    前記収納空間内から前記バランサ軸を取り外し、前記平面クランク軸のクランクギヤに前記平面クランク軸用のクラッチギヤを噛み合わせる、ことを特徴とする車輌用複数気筒エンジン仕様変更方法
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