JP5583494B2 - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents

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本発明は、流体圧機器における流体圧供給源として用いられる可変容量型ベーンポンプに関するものである。
従来の可変容量型ベーンポンプ(以下、単に「ベーンポンプ」と称する。)として、ロータに対するカムリングの偏心量を変化させることによって、ポンプ吐出容量を変化させるものがある。
特許文献1には、カムリング内周のカム面に先端が摺接する複数のベーンがロータに往復動可能に設けられ、カムリングが外周上の一点を支点として回動することで、ロータに対するカムリングの偏心量が変化して吐出容量が変化するベーンポンプが開示されている。
特許文献1のベーンポンプでは、ポンプ室内に作動流体を吸い込む吸込ポートとポンプ室内の作動流体を吐出する吐出ポートとの間の閉じ込み区間において、ロータ中心からカム面までの径がロータの回転に伴って徐々に減少するように設定されている。
また、カムリングの回動によって吐出容量が変化するベーンポンプでは、カムリングが所定の角度であるときのロータに対するカムリングの偏心量に応じて、カム面が所望のカーブになるように形成される。
特許第3743929号公報
しかしながら、特許文献1のようなベーンポンプでは、カムリングが回動して偏心量が変化したときには、カムリングが回動した分だけ、ロータ中心からカム面までの径が変化する。そのため、ロータ中心からカム面までの径とカム面の曲率半径とが一致せず、ロータの回転に伴ってカム面に摺接するベーンが、カム面に追従して往復動できずに瞬間的にカム面から離間して、ポンプ室の作動流体の閉じ込み性能が悪くなるおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、閉込領域において、ベーンのカム面からの離間に起因するポンプ室内の作動流体の閉じ込み性能の悪化を防止することを目的とする。
本発明は、駆動軸に連結されたロータと、前記ロータに対して径方向に往復動可能に設けられる複数のベーンと、前記ロータを収容すると共に、前記ロータの回転に伴って内周のカム面を前記ベーンの先端部が摺動し、前記ロータの中心に対して偏心可能なカムリングと、前記ロータと前記カムリングとの間に画成されたポンプ室と、を備え、前記ロータの回転に伴って前記ロータの中心から前記カム面までの径の増減が切り替わる極点が、前記ロータの回転角が予め設定された所定の角度となったときに出現し、前記ロータに対する前記カムリングの偏心量を変化させることによって、前記ロータの中心から前記カム面までの径が変化し、前記ポンプ室からの作動流体の吐出容量が変化する可変容量型ベーンポンプにおいて、前記カムリングは、前記ロータの回転に伴って前記ポンプ室の容積を拡張する吸込領域と、前記ロータの回転に伴って前記ポンプ室の容積を収縮する吐出領域と、前記吸込領域と前記吐出領域との間に設けられ、前記吸込領域の低圧と前記吐出領域の高圧とが切り替わる閉込領域と、を有し、前記閉込領域は、前記カムリングの偏心量にかかわらず、前記極点が出現する前記予め設定された所定の角度を避けるように設定されることを特徴とする。
本発明では、ロータの中心からカム面までの径の増減が切り替わる極点が、閉込領域の外側で出現するように設定されるため、閉込領域内で径の増減が切り替わることはない。よって、閉込領域において、カム面からベーンが離間することが防止され、ポンプ室内の作動流体の閉じ込み性能の悪化を防止することができる。
本発明を適用可能な可変容量型ベーンポンプにおける駆動軸に垂直な断面を示す断面図である。 本発明を適用可能な可変容量型ベーンポンプにおける駆動軸に平行な断面を示す断面図である。 本発明を適用可能な可変容量型ベーンポンプにおけるカムリングの閉込領域について説明する図である。 本発明の実施の形態に係るカムリングの閉込領域について説明する図である。 本発明の実施の形態に係るロータの回転に伴うロータの中心からカム面までの径の変化を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るカムリングの閉込領域について説明する図である。 本発明の他の実施の形態に係るロータの回転に伴うロータの中心からカム面までの径の変化を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明を適用可能な可変容量型ベーンポンプ100について説明する。
可変容量型ベーンポンプ(以下、単に「ベーンポンプ」と称する。)100は、車両に搭載される油圧機器、例えば、パワーステアリング装置や無段変速機等の油圧供給源として用いられるものである。
ベーンポンプ100は、駆動軸1にエンジン(図示省略)の動力が伝達され、駆動軸1に連結されたロータ2が回転するものである。図1では、ロータ2は反時計回りに回転する。
ベーンポンプ100は、ロータ2に対して径方向に往復動可能に設けられる複数のベーン3と、ロータ2を収容すると共に、ロータ2の回転に伴って内周のカム面4aにベーン3の先端部が摺動しロータ2の中心に対して偏心可能なカムリング4とを備える。
図2に示すように、駆動軸1は、ブッシュ27を介してポンプボディ10に回転自在に支持される。ポンプボディ10には、カムリング4を収容するポンプ収容凹部10aが形成される。ポンプボディ10の端部には、駆動軸1外周とブッシュ27内周との間の潤滑油の漏れを防止するためのシール20が設けられる。
ポンプ収容凹部10aの底面10bには、ロータ2及びカムリング4の一側部に当接するサイドプレート6が配置される。ポンプ収容凹部10aの開口部は、ロータ2及びカムリング4の他側部に当接するポンプカバー5によって封止される。ポンプカバー5には、ポンプ収容凹部10aに嵌合する円形のインロー部5aが形成され、インロー部5aの端面がロータ2及びカムリング4の他側部に当接する。ポンプカバー5は、ポンプボディ10のフランジ部10cにボルト8(図1参照)を介して締結される。
このように、ポンプカバー5とサイドプレート6は、ロータ2及びカムリング4の両側面を挟んだ状態で配置される。これにより、ロータ2とカムリング4との間には、各ベーン3によって仕切られたポンプ室7が画成される。ポンプカバー5が第一サイド部材に該当し、サイドプレート6が第二サイド部材に該当する。この他にも、第一,第二サイド部材は、カムリング4の側面に当接して設けられればよいため、例えば、サイドプレート6を設けずに、ポンプボディ10の一部を第二サイド部材としてもよい。また、カムリング4の両側面に一対のサイドプレート6を設け、各々を第一,第二サイド部材としてもよい。
図1に示すように、カムリング4は、環状の部材であり、ロータ2の回転に伴って各ベーン3間によって仕切られるポンプ室7の容積を拡張する吸込領域41と、各ベーン3間によって仕切られるポンプ室7の容積を収縮する吐出領域42とを有する。また、カムリング4は、吸込領域41と吐出領域42との間をポンプ室7が遷移するときに、ポンプ室7内の作動油を閉じ込める閉込領域43,44を有する。この閉込領域43,44については、図3を参照しながら後で詳細に説明する。
ポンプ室7は、吸込領域41にて作動油(作動流体)を吸込み、吐出領域42にて作動油を吐出する。
ポンプ収容凹部10aの内周面には、カムリング4を取り囲むようにして環状のアダプタリング11が嵌装される。また、アダプタリング11は、ロータ2及びカムリング4と同様に、両側面がポンプカバー5とサイドプレート6とによって挟まれる(図2参照)。
アダプタリング11の内周面には、駆動軸1と平行に延在すると共に、両端部がそれぞれポンプカバー5及びサイドプレート6に挿入された支持ピン13が支持される。支持ピン13にはカムリング4が支持され、カムリング4はアダプタリング11の内部で支持ピン13を支点に揺動する。
支持ピン13は、両端部がそれぞれポンプカバー5及びサイドプレート6に挿入されると共にカムリング4を支持するため、カムリング4に対するポンプカバー5及びサイドプレート6の相対回転を規制する。
アダプタリング11の内周面における支持ピン13と軸対称の位置には、駆動軸1と平行に延びる溝11aが形成される。溝11aには、カムリング4の揺動時にカムリング4の外周面が摺接するシール材14が装着される。
このように、カムリング4外周の収容空間であるカムリング4の外周面とアダプタリング11の内周面との間には、支持ピン13とシール材14とによって、第一流体圧室31と第二流体圧室32とが画成される。
カムリング4は、第一流体圧室31と第二流体圧室32の作動油の圧力差によって、支持ピン13を支点に揺動する。カムリング4が支持ピン13を支点に揺動することによって、ロータ2に対するカムリング4の偏心量が変化し、ポンプ室7の吐出容量が変化する。第一流体圧室31の圧力が第二流体圧室32の圧力よりも大きい場合には、ロータ2に対するカムリング4の偏心量が小さくなり、ポンプ室7の吐出容量は小さくなる。これに対して、第二流体圧室32の圧力が第一流体圧室31の圧力よりも大きい場合には、ロータ2に対するカムリング4の偏心量が大きくなり、ポンプ室7の吐出容量は大きくなる。このように、ベーンポンプ100は、第一流体圧室31と第二流体圧室32との圧力差によってロータ2に対するカムリング4の偏心量が変化し、吐出容量が変化する。
第二流体圧室32内におけるアダプタリング11の内周面には、ロータ2に対する偏心量が小さくなる方向のカムリング4の移動を規制する膨出部12が形成される。膨出部12は、ロータ2に対するカムリング4の最小偏心量を規定するものであり、カムリング4の外周面が膨出部12に当接した状態において、ロータ2の軸心とカムリング4の軸心とはずれた状態を維持する。
膨出部12は、ロータ2に対するカムリング4の偏心量がゼロとならないように、つまり、カムリング4の外周面が膨出部12に当接した状態でも、ロータ2に対するカムリング4の最小偏心量が確保され、ポンプ室7が作動油を吐出可能となるような形状に形成される。このように、膨出部12は、ポンプ室7の最小吐出容量を保障するものである。
なお、膨出部12は、アダプタリング11の内周面に形成する代わりに、第二流体圧室32内におけるカムリング4の外周面に形成するようにしてもよい。また、アダプタリング11を設けず、第一流体圧室31と第二流体圧室32をカムリング4の外周面とポンプ収容凹部10aの内周面との間に画成する場合には、膨出部12は、ポンプ収容凹部10aの内周面に形成される。
ポンプカバー5には、ポンプ室7の吸込領域41に対応して円弧状に開口する吸込ポート15が形成される。また、サイドプレート6には、ポンプ室7の吐出領域42に対応して円弧状に開口する吐出ポート16が形成される。なお、吸込ポート15と吐出ポート16は、図1のように、ポンプ室7の吸込領域41と吐出領域42の形状に近い円弧状に形成するのが望ましいが、吸込領域41と吐出領域42に連通する位置であれば、どのような形状でもよい。
この他にも、吸込ポート15をサイドプレート6に形成し、吐出ポート16をポンプカバー5に形成してもよい。また、吸込ポート15と吐出ポート16とを、ポンプカバー5とサイドプレート6とのいずれか一方に形成してもよい。
カムリング4に対するポンプカバー5及びサイドプレート6の相対回転は支持ピン13によって規制されるため、ポンプ室7の吸込領域41及び吐出領域42に対する吸込ポート15及び吐出ポート16の位置ずれが防止される。
図2に示すように、吸込ポート15は、ポンプカバー5に形成された吸込通路17に連通して形成され、吸込通路17の作動油をポンプ室7の吸込領域へと導く。吐出ポート16は、ポンプボディ10に形成された高圧室18に連通して形成され、ポンプ室7の吐出領域42から吐出される作動油を高圧室18へと導く。
高圧室18は、ポンプ収容凹部10aの底面10bに環状に開口して形成される溝部10dがサイドプレート6にて塞がれることによって画成される。高圧室18は、ポンプボディ10に形成され作動油をベーンポンプ100外部の油圧機器へと導く吐出通路(図示省略)に接続される。
高圧室18は、絞り通路36(図1参照)を介して第二流体圧室32に連通しており、高圧室18の作動油は第二流体圧室32に常時導かれている。つまり、カムリング4は、第二流体圧室32によってロータ2に対する偏心量が大きくなる方向の圧力を常に受けている。
また、ポンプボディ10には高圧室18が形成されるため、高圧室18に導かれる作動油の圧力によって、サイドプレート6はロータ2及びベーン3側に押し付けられる。これにより、ロータ2及びベーン3に対するサイドプレート6のクリアランスが小さくなり、作動油の漏れが防止される。このように、高圧室18は、ポンプ室7からの作動油の漏れを防止するためのプレッシャーローディング機構としても作用する。
図1に示すように、ポンプボディ10には、駆動軸1の軸方向と直交する向きにバルブ収容穴29が形成される。バルブ収容穴29には、第一流体圧室31と第二流体圧室32の作動油の圧力を制御する制御バルブ21が収容される。
制御バルブ21は、バルブ収容穴29に摺動自在に挿入されたスプール22と、スプール22の一端とバルブ収容穴29の底部との間に画成された第一スプール室24と、スプール22の他端とバルブ収容穴29を封止するプラグ23との間に画成された第二スプール室25と、第二スプール室25内に収装され第二スプール室25の容積を拡張する方向にスプール22を付勢するリターンスプリング26とを備える。
スプール22は、バルブ収容穴29の内周面に沿って摺動する第一ランド部22a及び第二ランド部22bと、第一ランド部22aと第二ランド部22bとの間に形成された環状溝22cとを備える。
第一スプール室24には、スプール22が第一スプール室24の容積を収縮する方向に移動した場合にバルブ収容穴29の底部に当接してスプール22の所定以上の移動を規制する第一ストッパ部22dが第一ランド部22aに結合して配置される。
また、第二スプール室25には、スプール22が第二スプール室25の容積を収縮する方向に移動した場合にプラグ23に当接してスプール22の所定以上の移動を規制する第二ストッパ部22eが第二ランド部22bに結合して配置される。リターンスプリング26は、第二ストッパ部22eを取り囲んで第二スプール室25内に収装される。
制御バルブ21には、第一流体圧室31及び第二流体圧室32にそれぞれ連通する第一流体圧通路33及び第二流体圧通路34と、環状溝22cに連通すると共に吸込通路17に連通するドレン通路35と、第一スプール室24に連通すると共に高圧室18に連通する導圧通路(図示省略)とが接続されている。
第一流体圧通路33及び第二流体圧通路34は、ポンプボディ10の内部に形成されると共に、アダプタリング11を貫通して形成される。
スプール22は、両端に画成された第一スプール室24及び第二スプール室25に導かれる作動油の圧力による荷重と、リターンスプリング26の付勢力とがバランスした位置で止まる。スプール22の位置によって、第一流体圧通路33及び第二流体圧通路34が、それぞれ第一ランド部22a及び第二ランド部22bによって開閉され、第一流体圧室31及び第二流体圧室32の作動油が給排される。
第二スプール室25の圧力による荷重とリターンスプリング26の付勢力との合計荷重が第一スプール室24の圧力による荷重よりも大きい場合には、リターンスプリング26が伸長し、スプール22は第一ストッパ部22dがバルブ収容穴29の底部に当接した状態となる。この状態では、図1に示すように、第一流体圧通路33はスプール22の第一ランド部22aによって閉塞され、かつ第二流体圧通路34はスプール22の第二ランド部22bによって閉塞された状態となる。これにより、第一流体圧室31と高圧室18との連通は遮断されると共に、第二流体圧室32とドレン通路35との連通も遮断される。
ここで、第一ランド部22aには環状溝22cに連通する連通路(図示省略)が形成されているため、第一流体圧通路33が第一ランド部22aによって閉塞された状態では、第一流体圧室31は、第一流体圧通路33、連通路、及び環状溝22cを通じてドレン通路35に連通した状態となる。また、第二流体圧室32には絞り通路36を介して高圧室18の作動油が常時導かれているため、第二流体圧室32の圧力は第一流体圧室31の圧力よりも大きくなり、ロータ2に対するカムリング4の偏心量は最大となる。
これに対して、第一スプール室24の圧力による荷重が第二スプール室25の圧力による荷重とリターンスプリング26の付勢力との合計荷重よりも大きい場合には、リターンスプリング26が圧縮され、スプール22はリターンスプリング26の付勢力に抗して移動する。この場合には、第一流体圧通路33は第一スプール室24に連通し、その第一スプール室24を介して導圧通路に連通する。また、第二流体圧通路34はスプール22の環状溝22cに連通し、その環状溝22cを介してドレン通路35に連通する。これにより、第一流体圧室31は高圧室18に連通し、第二流体圧室32はドレン通路35に連通する。したがって、第二流体圧室32の圧力は第一流体圧室31の圧力よりも小さくなり、カムリング4はロータ2に対する偏心量が小さくなる方向に移動する。
なお、第二流体圧通路34と環状溝22cの連通は、スプール22の第二ランド部22bに形成されたノッチ22fを介して行われる。したがって、スプール22の移動量に応じて第二流体圧室32に対するドレン通路35の開口面積が増減する。
以上のように、制御バルブ21は、第一流体圧室31及び第二流体圧室32の作動油の圧力を制御するものであり、吐出通路に介装されたオリフィス(図示省略)の前後差圧によって動作する。第一スプール室24にはオリフィスの上流の作動油が導かれ、第二スプール室25にはオリフィスの下流の作動油が導かれる。
つまり、高圧室18の作動油は、オリフィスを介さずに導圧通路を通じて直接第一スプール室24へと導かれると共に、オリフィスを介して第二スプール室25へと導かれる。なお、オリフィスは、ポンプ室7から吐出された作動油の流れに抵抗を付与するものであれば、可変型、固定型のどちらでもよい。
次に、図3を参照して、カムリング4のカム面4aに設けられる閉込領域43,44について説明する。
カムリング4内周に環状に形成されるカム面4aは、真円形状ではなく、変化量が微小であるため視認できない程度であるが、ロータ2の回転角に応じてロータ2の中心からカム面4aまでの径が複雑に変化する所望のカーブ形状に形成される。ここでいうロータ2の回転角とは、図3に示すように、カムリング4において支持ピン13が設けられる位置を0度としたときの反時計回りの回転角である。
カム面4aは、ロータ2の回転に伴ってポンプ室7の容積を拡張する吸込領域41と、ロータ2の回転に伴ってポンプ室7の容積を収縮する吐出領域42と、吸込領域41と吐出領域42との間に設けられポンプ室7内の作動油を閉じ込める閉込領域43,44とを有する。ここでは、吸込領域41から吐出領域42に遷移する区間を第一閉込領域43とし、吐出領域42から吸込領域41に遷移する区間を第二閉込領域44とする。
閉込領域43,44は、吸込ポート15及び吐出ポート16の間の区間の両端部からそれぞれベーン3の一枚分の厚さを各々減じた区間、即ち図3における区間Xに設定される。更に望ましくは、閉込領域43,44は、それぞれ隣接する吸込ポート15の端部と吐出ポート16の端部との間の区間、即ち図3における区間Yに設定される。
ベーンポンプ100では、ロータ2の回転角が90度のときと270°のときに、ロータ2の回転に伴ってロータ2の中心からカム面4aまでの径の増減が局所的に切り替わる極点が出現する。この極点については、図5を参照しながら後で詳細に説明する。
以下、図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態に係る第一閉込領域43及び第二閉込領域44の設定について説明する。
図4に示すように、ベーンポンプ100では、ロータ2の回転角が90度及び270度の極点が出現する角度を避けるように第一閉込領域43及び第二閉込領域44を設定し、閉込領域43,44には極点が出現しないように設定している。つまり、ベーンポンプ100では、閉込領域43,44の外側に極点が出現するように設定される。換言すると、ベーンポンプ100では、吸込領域41及び吐出領域42にそれぞれ極点が出現するように設定される。
具体的には、第二閉込領域44は、ロータ2の回転角が90度になる手前に設定され、極点が出現する前にベーン3が第二閉込領域44を通過するようになっている。また、第一閉込領域43は、ロータ2の回転角が270度になる手前に設定され、極点が出現する前にベーン3が第一閉込領域43を通過するようになっている。
なお、極点は、ロータ2の回転角が90度のとき及び270度のときのそれぞれの前後90度以内に出現するように設定される。この範囲内に極点が設定されていれば、ベーンポンプ100は正常に作動することが可能である。
次に、図5に示す曲線A〜Eを参照して、本発明の実施の形態に係るベーンポンプ100の作用について説明する。
図5において、横軸は、ロータ2の回転角を示し、縦軸は、ロータ2の中心からカム面4aまでの径を示す。図4に示す曲線A〜Eは、ロータ2の中心に対するカムリング4の中心の偏心量が、それぞれ0.5mm(最小偏心量),1.5mm,2.5mm,3.5mm,及び5.5mm(最大偏心量)のときの各々の場合を示すものである。
曲線A〜Eに示すように、ロータ2の中心からカム面4aまでの径は、0度から90度にかけて減少し、90度のときに最小となる。径が減少するこの区間では、径の減少に伴ってポンプ室7の容積が徐々に収縮し、ポンプ室7内の作動油が吐出ポート16から吐出される。ロータ2の中心からカム面4aまでの径は、90度から270度にかけて増加し、270度のときに最大となる。径が増加するこの区間では、径の増加に伴ってポンプ室7の容積が徐々に拡張され、吸込ポート15から作動油が吸い込まれる。そして、ロータ2の中心からカム面4aまでの径は、270度から360度(0度)にかけて再び減少し、再びポンプ室7内の作動油が吐出ポート16から吐出されることとなる。
このように、ベーンポンプ100では、ロータ2の中心からカム面4aまでの径を拡縮することによって、吸込領域41においてポンプ室7内に作動油を吸い込み、吐出領域42においてポンプ室7内の作動油を吐出している。ベーンポンプ100では、カムリング4の偏心量が大きくなるにつれて、ロータ2の中心からカム面4aまでの径の変化量も大きくなり、吐出容量が大きくなる。
次に、ロータ2の回転に伴うロータ2の中心からカム面4aまでの径の変化において出現する極点について説明する。
曲線Cに着目すると、ロータ2の回転角が90度のとき及び270度のときの周辺において、ロータ2中心からカム面4aまでの径が変化せずに略一定の値を維持するフラットな区間がある。この区間では、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が、当該区間のカム面4aの曲率半径と一致している。よって、この区間では、ロータ2からのベーン3の進出量は一定であり、ロータ2に対して往復動することはない。
一般に、閉込領域43,44では、ポンプ室7に低圧の作動油が吸い込まれる吸込領域41と、ポンプ室7から高圧の作動油が吐出される吐出領域42との間で、ベーン3を高圧側から低圧側に向けて傾斜させる力が発生する。このような力が作用すると、ベーン3は、低圧側の面がロータ2の溝に押し付けられていわゆるセルフロックの状態になり、ベーン3が往復動するロータ2の溝とベーン3との間の摺動抵抗が大きくなる。この摺動抵抗が大きくなると、ベーン3がロータ2に対して往復動する動作が妨げられるおそれがある。よって、閉込領域43,44において、ロータ2の中心からカム面4aまでの径がロータ2の回転に伴って増減した場合には、ベーン3がカム面4aのカーブ形状に追従して往復動できず、ベーン3の先端がカム面4aから離間して、ポンプ室7の作動油の閉じ込み性能が悪化するおそれがある。
そこで、ベーンポンプ100では、カムリング4の偏心量が2.5mm(曲線C)のときの閉込領域43,44の周辺に、ロータ2中心からカム面4aまでの径が一定になる区間を設けている。このように、閉込領域43,44においてベーン3が往復動しないように設定することで、ポンプ室7内に作動油を確実に閉じ込むようにしている。なお、カムリング4の偏心量が2.5mmのときに限らず、カムリング4が所定の偏心量だけ偏心した場合に、ロータ2中心からカム面4aまでの径が一定になる区間を設け、そこが閉込領域43,44になるように設定してもよい。
曲線Cがフラットな特性に設定される区間における他の曲線A,B,D,及びEに着目すると、ロータ2の回転角が90度のときに、曲線A及びBでは、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が局所的に増加して減少する極大点が出現し、曲線D及びEでは、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が局所的に減少して増加する極小点が出現している。
同様に、ロータ2の回転角が270度のときに、曲線A及びBでは、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が局所的に減少して増加する極小点が出現し、曲線D及びEでは、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が局所的に増加して減少する極大点が出現している。
このように、径が局所的に増減する極大点と極小点とが極点である。極点は、ロータ2中心からカム面4aまでの径が一定になるフラットな区間が設定されたときの偏心量を基準偏心量としたときに、基準偏心量に対する相対的な偏心量が大きくなるほど顕著に出現する。そのため、最大偏心量の略半分の偏心量のときを基準偏心量に設定するような特性を持たせれば、極点における径の最大変化量を小さくできる。
極点が出現すると、カム面4aに摺接するベーン3は、ロータ2に対して局所的に往復動することとなる。このようなベーン3の局所的な往復動は、ロータ2はエンジンの駆動によって高速で回転しているため、ごく短い時間のうちに行われる。
具体的には、極小点が出現する場合、極小点の手前では、カム面4aに摺接するベーン3は、その先端がカム面4aから押されてロータ2内へと退避する。その後、極小点を通過すると、高圧室18の作動油の圧力によってロータ2からカム面4aに向けて進出することとなる。
一方、極大点が出現する場合、極大点の手前では、カム面4aを摺接するベーン3は、高圧室18の作動油の圧力によってロータ2からカム面4aに向けて進出する。その後、極大点を通過すると、ベーン3の先端がカム面4aから押されてロータ2へと退避することとなる。
ここで、極点が閉込領域43,44内で出現した場合について考察すると、閉込領域43,44では、前述したとおり、ベーン3を高圧側から低圧側に向けて傾斜させる力が発生し、ロータ2の溝とベーン3との摺動抵抗が大きくなる。この摺動抵抗が大きくなった状態で極点に差し掛かると、ベーン3は、カム面4aに追従するためにごく短い時間のうちに往復動することとなるが、摺動抵抗によって滑らかに往復動できないおそれがある。
そこで、ベーンポンプ100では、カムリング4内周のカム面4aのカーブ形状によって、又はカムリング4に対する吸込ポート15及び吐出ポート16の位置によって、第一閉込領域43と第二閉込領域44とに極点が出現しないように設定している。
曲線A,Bの偏心量の場合には、第二閉込領域44においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が増加する。また、第一閉込領域43においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が減少する。
曲線Cの偏心量の場合には、極点の周辺でロータ2の中心からカム面4aまでの径が略一定になる区間が設定されているため、第二閉込領域44及び第一閉込領域43において、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が略一定となる。
曲線D,Eの偏心量の場合には、第二閉込領域44においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が減少する。また、第一閉込領域43においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が増加する。
以上より、ベーンポンプ100では、最小偏心量である曲線Aから最大偏心量である曲線Eまでの全ての場合において、閉込領域43,44内では、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が増加するか、変化しないか、又は減少するかのいずれかである。ベーンポンプ100では、閉込領域43,44内に極点が発生することはない。
したがって、ベーンポンプ100では、カムリング4の偏心量にかかわらず、閉込領域43,44内でロータ2の中心からカム面4aまでの径の増減が切り替わることはない。よって、閉込領域43,44において、カム面4aからベーン3が離間することが防止され、ポンプ室7内の作動油の閉じ込み性能の悪化を防止できる。
図4に示すように、ベーンポンプ100では、閉込領域43,44を、吸込ポート15及び吐出ポート16の間の区間の両端部からそれぞれベーン3の一枚分の厚さを各々減じた区間Xに設定した。しかしながら、閉込領域43,44は、更に望ましくは、それぞれ隣接する吸込ポート15の端部と吐出ポート16の端部との間の区間、即ち図4における区間Yに設定される。
閉込領域43,44が区間Yに設定された場合には、極点は、吸込ポート15及び吐出ポート16が形成される区間に出現する。これにより、閉込領域43,44から極点が更に離間し、ベーン3が吸込ポート15又は吐出ポート16を通過してポンプ室7内に作動油を完全に閉じ込む前にベーン3が極点を通過することとなる。よって、極点の影響を受けることが更に抑制され、ポンプ室7内の作動油の閉じ込み性能の悪化の防止が顕著になる。
以上の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
ロータ2の中心からカム面4aまでの径の増減が切り替わる極点が、閉込領域43,44の外側で出現するように設定されるため、ロータ2の中心からカム面4aまでの径の増減が閉込領域43,44内で切り替わることはない。よって、閉込領域43,44において、カム面4aからベーン3が離間することが防止され、ポンプ室7内の作動油の閉じ込み性能の悪化を防止することができる。
以下、図6及び図7を参照して、本発明の他の実施の形態に係る第一閉込領域143及び第二閉込領域144の設定について説明する。なお、以下に示す実施の形態では前述した実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
この実施の形態では、ロータ2の回転角に対する第一閉込領域143及び第二閉込領域144の設定が前述した実施の形態とは相違する。
図6に示すように、第二閉込領域144は、ロータ2の回転角が90度になった後に設定され、極点が出現した後にベーン3が第二閉込領域44を通過するようになっている。また、第一閉込領域143は、ロータ2の回転角が270度になった後に設定され、極点が出現した後にベーン3が第一閉込領域143を通過するようになっている。
次に、図7に示す曲線A〜Eを参照して、本発明の他の実施の形態に係る第一閉込領域143及び第二閉込領域144の設定の作用について説明する。
図5と同様に、図7において、横軸は、ロータ2の回転角度を示し、縦軸は、ロータ2の中心からカム面4aまでの径を示す。図7に示す曲線A〜Eは、ロータ2の中心に対するカムリング4の中心の偏心量が、それぞれ0.5mm(最小偏心量),1.5mm,2.5mm,3.5mm,及び5.5mm(最大偏心量)のときの各々の場合を示すものである。
曲線A,Bの偏心量の場合には、第二閉込領域144においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が減少する。また、第一閉込領域143においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が増加する。
曲線Cの偏心量の場合には、極点の周辺でロータ2の中心からカム面4aまでの径が略一定になる区間が設定されているため、第二閉込領域144及び第一閉込領域143において、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が略一定となる。
曲線D,Eの偏心量の場合には、第二閉込領域144においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が増加する。また、第一閉込領域143においては、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が減少する。
以上より、この実施の形態においても、最小偏心量である曲線Aから最大偏心量である曲線Eまでの全ての場合において、閉込領域143,144内では、ロータ2の中心からカム面4aまでの径が増加するか、変化しないか、又は減少するかのいずれかである。よって、閉込領域143,144内に極点が発生することはない。
したがって、この実施の形態においても、カムリング4の偏心量にかかわらず、閉込領域143,144内で径の増減が切り替わることはない。よって、閉込領域143,144において、カム面4aからベーン3が離間することが防止され、ポンプ室7内の作動油の閉じ込み性能の悪化を防止できる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明に係るベーンポンプは、パワーステアリング装置や変速機等の油圧供給源に適用することができる。
100 可変容量型ベーンポンプ
2 ロータ
3 ベーン
4 カムリング
4a カム面
6 サイドプレート
7 ポンプ室
10 ポンプボディ
11 アダプタリング
15 吸込ポート
16 吐出ポート
41 吸込領域
42 吐出領域
43 第一閉込領域
44 第二閉込領域
143 第一閉込領域
144 第二閉込領域

Claims (5)

  1. 駆動軸に連結されたロータと、
    前記ロータに対して径方向に往復動可能に設けられる複数のベーンと、
    前記ロータを収容すると共に、前記ロータの回転に伴って内周のカム面を前記ベーンの先端部が摺動し、前記ロータの中心に対して偏心可能なカムリングと、
    前記ロータと前記カムリングとの間に画成されたポンプ室と、を備え、
    前記ロータの回転に伴って前記ロータの中心から前記カム面までの径の増減が切り替わる極点が、前記ロータの回転角が予め設定された所定の角度となったときに出現し、
    前記ロータに対する前記カムリングの偏心量を変化させることによって、前記ロータの中心から前記カム面までの径が変化し、前記ポンプ室からの作動流体の吐出容量が変化する可変容量型ベーンポンプにおいて、
    前記カムリングは、
    前記ロータの回転に伴って前記ポンプ室の容積を拡張する吸込領域と、
    前記ロータの回転に伴って前記ポンプ室の容積を収縮する吐出領域と、
    前記吸込領域と前記吐出領域との間に設けられ、前記吸込領域の低圧と前記吐出領域の高圧とが切り替わる閉込領域と、を有し、
    前記閉込領域は、前記カムリングの偏心量にかかわらず、前記極点が出現する前記予め設定された所定の角度を避けるように設定されることを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
  2. 前記ポンプ室の前記吸込領域に対応して開口する吸込ポートと、
    前記ポンプ室の前記吐出領域に対応して開口する吐出ポートと、を備え、
    前記閉込領域は、前記吸込ポートと前記吐出ポートとの間の区間の両端部からそれぞれ前記ベーンの厚さを減じた区間であることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型ベーンポンプ。
  3. 前記ポンプ室の前記吸込領域に対応して開口する吸込ポートと、
    前記ポンプ室の前記吐出領域に対応して開口する吐出ポートと、を備え、
    前記閉込領域は、吸込ポートと吐出ポートとの間の区間であることを特徴とする請求項1に記載の可変容量形ベーンポンプ。
  4. 前記ロータ及び前記カムリングの一側部に当接する第一サイド部材と、他側部に当接する第二サイド部材と、を備え、
    前記第一サイド部材と前記第二サイド部材とのいずれか一方には、前記吸込ポートが形成され、他方には、前記吐出ポートが形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の可変容量型ベーンポンプ。
  5. 前記極点は、前記ロータの回転角が90度及び270度となったときに出現し、
    前記閉込領域は、前記ロータの回転角が90度及び270度の前記極点が出現する角度を避けるように設定されることを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の可変容量型ベーンポンプ。
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