JP2022179851A - 油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプハウジングの内部に摺動しつつ変位可能に収納された内部ハウジングを備える可変容量ポンプにおいて、油圧制御装置の制御の安定化と内部ハウジングの動作の円滑化を図ること。【解決手段】油圧制御装置10は、可変容量ポンプ20と制御弁70とを備える。前記可変容量ポンプ20は、ポンプハウジング30と、このポンプハウジング30の内部に形成されている収納空間部31と、収納空間部31の内壁面34に摺動しつつ変位可能に収納されている内部ハウジング40と、この内部ハウジング40のロータ室41に相対的に偏心可能に収納されたポンプ用ロータ50と、前記収納空間部31のなかの前記内部ハウジング40によって区画された制御室37及びバネ収納室38と、このバネ収納室38に収納されたバネ60とを有する。前記バネ収納室38は、外部から遮断されているとともに前記制御室37のみに連通路90によって連通している。【選択図】図1

Description

本発明は、可変容量ポンプを備えた油圧制御装置に関する。
自動車のエンジンは、燃費の向上が求められている。そのための一環として近年、エンジンに潤滑用のオイルを供給する油圧制御装置に、可変容量ポンプを備えた技術が広く採用されている。油圧制御装置に可変容量ポンプを採用することにより、自動車の走行状態などに応じてエンジンオイルの吐出圧力を変化させることが可能となる。この結果、エンジンの出力トルクの低減を図ることができる。
詳しく述べると、油圧制御装置は、エンジンの回転に応じて回転する可変容量ポンプの吐出量及び油圧を制御する。これにより、エンジンの回転数に関わらず、エンジンに対して所望の油圧でオイルを供給することができる。この種の油圧制御装置の可変方法としては、可変容量ポンプからの吐出圧力を利用し、制御弁によって油圧を制御する方式が広く採用されている。このような油圧制御装置として、例えば、特許文献1や特許文献2が知られている。
特許文献1の油圧制御装置は、オイルパン(オイル供給源に相当)から供給対象(エンジンの被オイル供給部に相当)にオイルを供給する可変容量ポンプと、この可変容量ポンプから吐出されたオイルを供給対象へ導く供給流路(油路に相当)と、この供給流路に連通している入力ポート及びこの入力ポートから導入したオイルを導出する制御ポートを有しているソレノイドバルブ(制御弁に相当)とを備えている。
可変容量ポンプは、ハウジング(ポンプハウジングに相当)と、このハウジングの内部に形成されているポンプ収容部(収納空間部に相当)と、このポンプ収容部に変位可能に収納されているカムリング(内部ハウジングに相当)と、このカムリングの貫通孔(ロータ室に相当)に回転可能に収納されているロータ(ポンプ用ロータに相当)と、ポンプ収容部にカムリングによって互いに別れて区画されている制御室及びスプリング収容部(バネ収納室に相当)と、このスプリング収容部に収納されており内部ハウジングを制御室側へ付勢するカムスプリング(バネに相当)と、を有している。
カムリングは、ポンプ収容部を画成している内壁面に対して、摺動しつつ直線方向に変位する。制御室は、ソレノイドバルブの制御ポートのみに連通している。スプリング収容部は、ハウジングの各ポートと制御弁の各ポートの、全てから遮断された、いわゆる閉鎖空間である。
しかし、特許文献1の油圧制御装置では、可変容量ポンプからオイルを吐出するときの容積変化に伴い、吐出圧力の脈動が発生し得る。この脈動の振幅の大きさは、ソレノイドバルブの挙動と制御室の圧力に影響するので、この結果、カムリングの変位の変動につながる。油圧制御装置の制御の安定化を図るには、カムリングの変位の変動を抑制できることが好ましい。
また、上述のように特許文献1のカムリングは、ポンプ収容部の内壁面に摺動しつつ変位する。ポンプ収容部の内部を変位する、カムリングの動作の円滑化を図るには、内部ハウジングの摺動面の潤滑性を高めることが求められる。そのためには、スプリング収容部側においても、ポンプ収容部の内壁面とカムリングの摺動面との間の潤滑性を高めることが好ましい。
一方、特許文献2の油圧制御装置は、オイルパン(オイル供給源に相当)からメインギャラリ(エンジンの被オイル供給部に相当)にオイルを供給する可変容量ポンプと、この可変容量ポンプから吐出されたオイルをメインギャラリへ導く連通路(油路に相当)と、この連通路路に連通している供給ポート及びこの供給ポートから導入したオイルを導出する制御ポートを有している制御弁と、を備えている。
可変容量ポンプは、ポンプハウジングと、このポンプハウジングの内部に形成されている収納凹部(収納空間部に相当)と、この収納凹部に変位可能に収納されている調整リング(内部ハウジングに相当)と、この調整リングの貫通孔(ロータ室に相当)に回転可能に収納されているロータ(ポンプ用ロータに相当)と、収納凹部にカムリングによって互いに別れて区画されている高圧空間、制御空間及び低圧空間(バネ収納室に相当)と、この低圧空間に収納されており調整リングを制御空間側へ付勢する圧縮コイルスプリング(バネに相当)と、を有している。
低圧空間は、ほぼ大気圧であり、ポンプハウジングの吸入ポートに連通している。高圧空間は、ポンプハウジングの吐出ポートに連通している。制御空間は、ポンプハウジングの各ポートから遮断されているとともに、制御弁を介してポンプハウジングの吐出ポート及び高圧空間に連通している。高圧空間及び制御空間の油圧を受けた調整リングは、圧縮コイルスプリングの付勢力に抗する方向へ回転変位する。さらに、ポンプハウジングは、制御空間のオイルを外部にリークさせるオイル逃がし穴を有する。制御空間のオイルを、オイル逃がし穴によって外部にリークさせることにより、制御空間内の油圧の急変を抑制できるというものである。
しかし、特許文献2の調整リングは、収納凹部の内壁面に対して摺動することなく、回転可能な構成である。しかも、圧縮コイルスプリングを収納している低圧空間は、吸入ポートに連通している。高圧空間は、吐出ポートに連通している。制御空間は、制御弁を介して高圧空間に連通している。つまり低圧空間、高圧空間及び制御空間には、オイルが入っている。従って、特許文献2の油圧制御装置は、特許文献1の油圧制御装置のような潤滑性の課題を有してしない。
特開2019-019697号公報 特許第5960616号公報
本発明は、ポンプハウジングの内部に収納空間部を画成している内壁面に、摺動しつつ変位可能に収納されている内部ハウジングを備えた可変容量ポンプにおいて、油圧制御装置の制御の安定化と、収納空間部の内部を変位する内部ハウジングの動作の円滑化とを、両立させることができる技術を、提供することを課題とする。
本発明によれば、オイル供給源から被オイル供給部へオイルを供給する可変容量ポンプと、この可変容量ポンプから吐出されたオイルを前記被オイル供給部へ導く油路と、この油路に連通している入力ポートと、この入力ポートから導入したオイルを導出する制御ポートと、を有している制御弁と、を備えた油圧制御装置において、
前記可変容量ポンプは、前記オイル供給源に連通する吸入ポートと、前記油路を介して前記被オイル供給部に連通する吐出ポートと、を有するポンプハウジングと、このポンプハウジングの内部に形成されている収納空間部と、この収納空間部に、この収納空間部を画成している内壁面に摺動しつつ、変位可能に収納されている内部ハウジングと、この内部ハウジングのロータ室に回転可能に収納されるとともに、このロータ室に対して前記内部ハウジングの変位方向へ相対的に偏心可能なポンプ用ロータと、前記内部ハウジングによって、前記収納空間部のなかの、前記内部ハウジングの変位方向の両側に互いに別れて区画されている、制御室及びバネ収納室と、このバネ収納室に収納されており、前記内部ハウジングを前記制御室側へ付勢するバネと、を有しており、
前記制御室は、前記制御弁の前記制御ポートのみに連通することで、前記油路から前記制御弁の前記入力ポート及び前記制御ポートを介して導入したオイルの圧力に従って前記内部ハウジングの変位量を制御することが可能な空間であり、
前記バネ収納室は、前記ポンプハウジングの前記吸入ポート及び前記吐出ポートから遮断されているとともに、前記制御室のみに連通路によって連通している、ことを特徴とする油圧制御装置が提供される。
好ましくは、前記内部ハウジングは、前記収納空間部を直線方向に変位可能に収納されており、前記連通路は、前記内部ハウジングの、変位方向の両端間を貫通している。
好ましくは、前記連通路は、前記ポンプハウジングに有している。
好ましくは、前記ポンプハウジングは、前記制御室から前記連通路を通って前記バネ収納室へ流入したオイルの一部によって、前記バネ収納室の内部に有した異物を外部へ排出可能なオリフィスを有している。
本発明では、油圧制御装置の制御の安定化と、収納空間部の内部を変位する内部ハウジングの動作の円滑化を両立させることができる。
本発明による油圧制御装置の概念図である。 図1に示される可変容量ポンプの断面図である。 図2の3-3線に沿った断面である。
本発明を実施するための形態を、添付図に基づいて以下に説明する。なお、本実施の形態では、油圧制御装置10がエンジン(図示せず)に搭載された構成を例示する。
図1に示されるように、油圧制御装置10は、オイル供給源11(エンジンのオイルパン11)から被オイル供給部13(エンジンの供給対象部分13)へオイルを供給する可変容量ポンプ20と、この可変容量ポンプ20を制御する制御弁70とを備えている。
被オイル供給部13は、エンジンのメインギャラリと、このメインギャラリを通過したオイルが、各分配流路を経て供給される部位とを含む。被オイル供給部13に供給されたオイルは、この被オイル供給部13を通過した後、オイル供給源11(オイルパン11)に戻る。
可変容量ポンプ20は、エンジンの回転に応じて回転するとともに、エンジンの1回転毎に吐出されるオイルの吐出量(ポンプ容量)が変更可能に構成されている。可変容量ポンプ20には、例えばベーンポンプが用いられている。
図1及び図2に示されるように、この可変容量ポンプ20は、内部に収納空間部31を形成されているポンプハウジング30と、収納空間部31に変位可能に収納されている内部ハウジング40と、この内部ハウジング40のロータ室41に回転可能に収納されているポンプ用ロータ50と、を有している。
ポンプハウジング30は、オイル供給源11に吸入油路12を介して連通する吸入ポート32と、被オイル供給部13に供給油路14を介して連通する吐出ポート33とを有する。吸入油路12は、ストレーナー15を備えている。供給油路14は、オイルフィルタ16及びリリーフ弁17を備えている。リリーフ弁17は、供給油路14の油圧が一定値まで上昇した場合に開放して、オイルの一部をオイル供給源11へ戻す。
図2に示されるように、ポンプハウジング30のなかの、収納空間部31を画成している面34のことを、「内壁面34」という。ポンプハウジング30は、ハウジング本体35と、このハウジング本体35の側面の開口を塞ぐリッド36(図3参照)と、によって構成されている。収納空間部31は、ハウジング本体35とリッド36とによって囲まれた空間であって、ポンプ用ロータ50の軸52の軸線CL1に沿う方向から見て概ね矩形状に形成されている。
内部ハウジング40は、収納空間部31を画成している内壁面34に摺動しつつ、直線方向Asに変位可能であり、カムリングまたは調圧部材ということができる。以下、この直線方向Asのことを、適宜「内部ハウジング40の変位方向As」や「内部ハウジング40のスライド方向As」と、言い換えることにする。
収納空間部31は、内部ハウジング40によって、この内部ハウジング40の変位方向Asの両側に、互いに別れて区画された2つの室37,38を有する。2つの室37,38の一方は制御室37であり、他方はバネ収納室38(非制御室38)である。制御室37及びバネ収納室38は、閉鎖された空間である。バネ収納室38には、内部ハウジング40を制御室37側へ付勢するバネ60が収納されている。このバネ60は、例えば圧縮コイルばねである。
ここで、内部ハウジング40の外面のなかの、制御室37に面している第1面42aのことを「制御面42a」、バネ収納室38に面している第2面42bのことを「バネ付勢面42b」、収納空間部31を画成している内壁面34を摺動する吸入側の第3面42cのことを「摺動面42c」、この第3面42cとは反対側の吐出側の第4面42dのことを「受圧面42d」という。
また、収納空間部31を画成している内壁面34のなかの、内部ハウジング40の制御面42aに向かい合っている面34aのことを、特に「被制御面34a」という。
内部ハウジング40の制御面42aは、ポンプハウジング30の被制御面34aに最接近した場合(図2に示された状態の場合)に、これ以上接近して、被制御面34aに接することがないように規制されている。このように、制御面42aが被制御面34aに最接近したときの、内部ハウジング40の位置を、初期位置という。バネ60は、内部ハウジング40に予圧を付与することによって、内部ハウジング40の初期位置を維持させている。内部ハウジング40が初期位置にある状態であっても、収納空間部31には、内部ハウジング40の変位方向Asの両側に、各々の室37,38を有する。
内部ハウジング40の内部に画成されているロータ室41は、ポンプ用ロータ50の軸線CL1に沿う方向から見て、円形状の貫通孔の構成である。この軸線CL1は、内部ハウジング40の変位方向Asに対して、直交する方向(図3参照)へ延びている。
内部ハウジング40の摺動面42cには、吸入連通路43が形成されている。この吸入連通路43は、ポンプハウジング30の吸入ポート32にロータ室41を連通させている。
内部ハウジング40の受圧面42d(摺動面42cとは反対側の面42d)には、凹状の圧力室44が形成されている。この圧力室44は、収納空間部31を画成している内壁面34と内部ハウジング40の受圧面42dとによって区画された閉鎖空間である。圧力室44の周囲は、シール部材45によってシールされている。この圧力室44は、ポンプハウジング30に形成されている吐出連通路39を介してロータ室41に連通しているとともに、吐出ポート33に連通しており、オイルの吐出圧力が作用するので高圧空間ということができる。内部ハウジング40の摺動面42cは、圧力室44内に作用する吐出圧力によって、収納空間部31を画成している内壁面34に押し付けられている。
ポンプ用ロータ50は、ロータ室41よりも小径である。従って、ポンプ用ロータ50に対し、内部ハウジング40は変位方向Asへ、相対的に偏心可能である。詳しく述べると、ポンプ用ロータ50は、1つのロータ51と複数のベーン55と2つのガイドリング56(一方のみを示す。)とを有する。ロータ51は、軸線CL1に沿って延びる軸52と、この軸52に固定された筒状のロータコア53とを有する。
軸52は、ポンプハウジング30に軸受54,54(図3参照)によって回転可能に支持されるとともに、例えば、図示せぬエンジンのクランクシャフトに直接又は間接的に接続されている。従って、軸52はクランクシャフトの回転に連動して回転可能である。
ロータコア53の外周面には、軸線CL1に対して放射状に延びる複数のスリット53aが形成されている。複数のベーン55は、各スリット53aに対して径方向へスライド可能に嵌め込まれている。各ベーン55の先端面(ポンプ径方向の外側端面)は、ロータ51の回転に伴ってロータ室41の内周面を摺動可能である。
2つのガイドリング56は、大径の孔を有している環状の部材であり、ロータコア53に対して軸線CL1方向の両側に位置し、軸52を径方向に包囲している。この各ガイドリング56は、内部ハウジング40と共に、この内部ハウジング40の変位方向Asへ偏心可能である。つまり、ガイドリング83の軸線CL2(ロータ室41の軸線CL2)は、軸52の軸線CL1に対して一致した状態から偏心した状態に変化することができる。
各ガイドリング56の外周面には、各ベーン55におけるポンプ径方向の内側端面が摺動可能に当接している。従って、ロータ室41、ロータ51及び各ガイドリング56の外周面の間には、各ベーン55によって仕切られた扇状(ファン形状)のポンプ室57が複数画成されている。
各ポンプ室57のうち、ロータ51の回転方向(図2に示される例では図反時計回り)において、吸入連通路43と吐出連通路39との中間部分に対し、吸入連通路43側の領域は吸入領域となっており、吐出連通路39側の領域は吐出領域となっている。
図2に示されるように、内部ハウジング40の制御面42aが、ポンプハウジング30の被制御面34aに最接近した場合には、ガイドリング56の軸線CL2は、軸52の軸線CL1に対して被制御面34a側へ最も偏心している。この場合に、各ポンプ室57間での容積変化が最大となるので、可変容量ポンプ20の吐出量及び油圧は最大となる。各ポンプ室57が、吸入連通路43から中間部分へ向かうに従い、各ポンプ室57の容積が大きくなることにより、吸入連通路43を通じてポンプ室57にオイルが吸入される。一方、各ポンプ室57が、中間部分から吐出連通路39に接近するに従い、各ポンプ室57の容積が小さくなることにより、吐出連通路39を通じてポンプ室57からオイルが吐出される。
内部ハウジング40の制御面42aが、ポンプハウジング30の被制御面34aから離間するに従い、軸52の軸線CL1に対するガイドリング56の軸線CL2の偏心量が縮小する。そのため、各ポンプ室57間での容積変化が小さくなり、吐出量が減少する。その後、軸52の軸線CL1に対してガイドリング56の軸線CL2が一致した場合には、各ポンプ室57の容積変化がゼロとなるので、可変容量ポンプ20の吐出量はゼロに近付く。
図1に示されるように、制御弁70は、制御室37の制御圧力を制御することによって、ポンプハウジング30に対する内部ハウジング40の偏心量を制御し、この結果、可変容量ポンプ20のオイル吐出量及び油圧を制御するものである。この制御弁70は、例えばソレノイドバルブによって構成されており、入力ポート71と制御ポート72とドレンポート73とスプール74とを有している。
入力ポート71は、供給油路14に入力流路75を通じて連通している。なお、入力ポート71が連通する供給油路14には、ポンプハウジング30の吐出ポート33及び吐出連通路39(図2参照)を含むものとする。制御ポート72は、入力ポート71から導入したオイルを、制御流路76を通じて制御室37へ導出可能に、連通している。ドレンポート73は、制御室37から制御流路76を通じて制御ポート72に導入したオイルを、オイル供給源11へ戻し可能に、連通している。スプール74は、入力ポート71と制御ポート72とを連通する第1制御位置と、制御ポート72とドレンポート73とを連通する第2制御位置と、に切り替え可能な切り替え部材である。
制御弁70は、例えば、制御部80の指令を受けたソレノイド77によって、スプール74が駆動されることにより、入力ポート71と制御ポート72とを連通する第1制御位置と、制御ポート72とドレンポート73とを連通する第2制御位置と、に切り替え動作をする。
制御部80は、供給油路14やエンジンのメインギャラリ等の油圧情報や、エンジンの状態の情報を含む各種の情報を受けて制御弁70を制御する。
図2も参照すると、上述のように制御室37は閉鎖された空間であって、制御弁70の制御ポート72のみに連通している。従って、制御室37は、供給油路14から制御弁70の入力ポート71及び制御ポート72を介して導入したオイルの圧力(制御圧力)に従って、内部ハウジング40の変位量を制御することが可能である。
なお、この制御弁70は、スプール74の移動量を制御することによって、入力ポート71から制御ポート72へ流れるオイルの流量を無段階に制御することが可能である。この結果、制御室37の制御圧力を無段階に制御することができる。
上記説明から明らかなように、制御室37は、ポンプハウジング30の吸入ポート32及び吐出ポート33と、制御弁70の入力ポート71と、から遮断されるとともに、制御ポート72にのみ連通している。バネ収納室38は、ポンプハウジング30の吸入ポート32及び吐出ポート33と、制御弁70の入力ポート71及び制御ポート72と、から遮断されている。
図2に示されるように、内部ハウジング40の変位方向Asにおいて、バネ付勢面42bのなかの油圧が作用する面積は、制御面42aのなかの油圧が作用する面積に対して、同一(概ね同一を含む)であることが好ましい。
図2及び図3に示されるように、制御室37とバネ収納室38とは、少なくとも1つの連通路90によって連通している。このため、制御室37内のオイルを、連通路90によってバネ収納室38へ積極的に導入することが可能である。
この連通路90は、制御室37に発生した油圧の脈動を、バネ収納室38の油圧によって打ち消すように、制御室37とバネ収納室38とを連通していればよく、形状や大きさなど、構成を問わない。例えば、収納空間部31内における内部ハウジング40の位置の変化に従って、制御室37及びバネ収納室38の各容量が変化する。この各容量の変化が、制御室37に発生した油圧の脈動の抑制に与える影響を勘案して、連通路90の諸元を設定する。
例えば、この連通路90は、内部ハウジング40の、変位方向Asの両端42a,42b間(制御面42aからバネ付勢面42bまで)を直線状に貫通した構成とすることができる。つまり、連通路90は、内部ハウジング40の変位方向Asの両端42a,42b間にわたって、直線状に貫通しているだけの、簡素な構成である。このため、制御室37とバネ収納室38との圧力差を極めて小さく設定することができる。この構成の場合の連通路90は、図3に示されるように、内部ハウジング40の内部を貫通した貫通孔状の第1連通路91、または、内部ハウジング40の外面に形成された溝92aを、収納空間部31を形成している内壁面34によって塞ぐことによって貫通孔状に構成された第2連通路92とすることができる。
さらに変形例の連通路90(つまり、第3連通路93)は、図3に示されるように、内部ハウジング40のほかに、他の部位に設けることが可能である。例えば、第3連通路93は、ポンプハウジング30に有してもよい。このため、内部ハウジング40の構成にかかわらず、第3連通路93を最適となるように任意に設定できる。第3連通路93(変形例の連通路90)の設定の自由度を高めることができる。
図1及び図2に示されるように、さらにポンプハウジング30は、制御室37から連通路90を通ってバネ収納室38へ流入したオイルの一部によって、バネ収納室38の内部に有した異物(摩耗粉など)を外部へ排出可能なオリフィス100を有している。このオリフィス100は、バネ収納室38からポンプハウジング30の壁を貫通した貫通孔の一部または全体を小径の孔とすることによって、バネ収納室38とポンプハウジング30の外部との間に差圧(圧力差)を生じさせることが可能な構成である。しかも、オリフィス100を有することによって、収納空間部31内における内部ハウジング40の背圧(バネ収納室38の圧力)を抜くことができる。また、オリフィス100は小径の孔であるため、外部の異物は入りにくい。
このオリフィス100による、バネ収納室38とポンプハウジング30の外部との間の差圧、つまり内外差圧は、次の条件を勘案して設定される。
第1条件は、制御室37の油圧とバネ収納室38の油圧との間の差圧、つまり室間差圧が、予め設定された基準差圧(例えば微小値)よりも小さい範囲に設定されることである。室間差圧が小さいことによって、制御室37の油圧の脈動とバネ収納室38の油圧の脈動とを、概ね同じにすることができる。この結果、制御室37の油圧が脈動すれば、これに応じてバネ収納室38の油圧も脈動する。制御室37の油圧の脈動を、バネ収納室38の油圧によって打ち消し合うことになる。
第2条件は、制御室37から連通路90を通ってバネ収納室38へ流入したオイルの一部によって、バネ収納室38の内部に有している、摩耗粉などの微細な異物をポンプハウジング30の外部へ排出可能なことである。
このオリフィス100の小径の部位の直径は、0.5mm~3.0mmに設定されることが好ましい。このオリフィス100には、貫通孔にオリフィス板を備えた構成を含む。
上記構成の油圧制御装置10の作用について説明する。図2に示されるように、制御室37から連通路90を通ってバネ収納室38へ流入したオイルの圧力は、バネ付勢面42bに作用する。連通路90の長さは、制御室37とバネ収納室38との間を連通するだけなので、極めて短い。このため、制御室37の油圧の脈動とバネ収納室38の油圧の脈動とは、若干の差圧があるものの、常に概ね同じである。制御室37の油圧が脈動すれば、これに応じてバネ収納室38の油圧も脈動する。つまり、制御室37の油圧の脈動とバネ収納室38の油圧の脈動とは、互いに打ち消し合うことになる。従って、制御室37に発生した油圧の脈動を、バネ収納室38の油圧によって抑制することができる。
以上の説明をまとめると、次のとおりである。
図1に示されるように、油圧制御装置10は、
オイル供給源11から被オイル供給部13へオイルを供給する可変容量ポンプ20と、
この可変容量ポンプ20から吐出されたオイルを被オイル供給部13へ導く油路14(供給油路14)と、
この油路14に連通している入力ポート71と、この入力ポート71から導入したオイルを導出する制御ポート72と、を有している制御弁70と、を備えている。
図2に示されるように、前記可変容量ポンプ20は、
前記オイル供給源11に連通する吸入ポート32と、前記油路14を介して前記被オイル供給部13に連通する吐出ポート33と、を有するポンプハウジング30と、
このポンプハウジング30の内部に形成されている収納空間部31と、
この収納空間部31に、この収納空間部31を画成している内壁面34に摺動しつつ、変位可能に収納されている内部ハウジング40と、
この内部ハウジング40のロータ室41に回転可能に収納されるとともに、このロータ室41に対して前記内部ハウジング40の変位方向Asへ相対的に偏心可能なポンプ用ロータ50と、
前記内部ハウジング40によって、前記収納空間部31のなかの、前記内部ハウジング40の変位方向Asの両側に互いに別れて区画されている、制御室37及びバネ収納室38と、
このバネ収納室38に収納されており、前記内部ハウジング40を前記制御室37側へ付勢するバネ60と、を有している。
図1及び図2に示されるように、前記制御室37は、前記制御弁70の前記制御ポート72のみに連通することで、前記油路14から前記制御弁70の前記入力ポート71及び前記制御ポート72を介して導入したオイルの圧力に従って前記内部ハウジング40の変位量を制御することが可能な空間である。
前記バネ収納室38は、前記ポンプハウジング30の前記吸入ポート32及び前記吐出ポート33から遮断されているとともに、前記制御室37のみに連通路90によって連通している。
このように、ポンプハウジング30の各ポート32,33から遮断されているバネ収納室38を、制御室37のみに連通路90によって連通することによって、制御室37内のオイルを、連通路90によってバネ収納室38へ積極的に導入している。
閉鎖された空間であるバネ収納室38が、連通路90によって制御室37のみに連通しているので、可変容量ポンプ20の吐出ポート33から吐出されるオイルの、吐出圧力の脈動が制御室37へ伝わっても、バネ収納室38の油圧によって、打ち消すことができる。つまり、制御室37に発生した油圧の脈動を、バネ収納室38の油圧によって抑制する。この結果、内部ハウジング40の油圧の脈動を抑制できるので、油圧制御装置10の制御の安定化を図ることができ、可変容量ポンプ20の吐出流量を、安定させることができる。内部ハウジング40の油圧の脈動を、バネ60によって抑制する必要もない。バネ60の設計の自由度を、高めることができる。
しかも、収納空間部31を画成している内壁面34と、この内壁面34を摺動する内部ハウジング40の摺動面42cとの、間の潤滑性を、制御室37側とバネ収納室38側の両側にわたって十分に高めることができる。収納空間部31の内部を変位する内部ハウジング40の動作の円滑化を、図ることができる。この結果、内部ハウジング40の変位を制御するときの、制御の安定性を、より高めることができる。加えて、内壁面34と内部ハウジング40の摺動面42cとの間の潤滑性が高まることによって、両者34,42c間の摩耗を抑制することができるので、摩耗粉の発生を極力低減することができる。
このように、閉鎖された空間であるバネ収納室38を、連通路90によって制御室37のみに連通するという、極めて簡単な構成によって、油圧制御装置10の制御の安定化と、収納空間部31の内部を変位する内部ハウジング40の動作の円滑化とを、両立させることができる。しかも、制御弁70の制御ポート72のみに連通している制御室37と、他から遮断されているバネ収納室38とを、連通路90によって連通しているだけなので、油圧制御装置10の制御系全体に影響を及ぼす心配はない。
さらには、図1及び図2に示されるように、ポンプハウジング30は、制御室37から連通路90を通ってバネ収納室38へ流入したオイルの一部によって、バネ収納室38の内部に有している異物を外部へ排出可能なオリフィス100を有している。
制御室37の内部のオイルの一部が、連通路90を通ってバネ収納室38へ流入するので、バネ収納室38の内部は正圧である。バネ収納室38は、オリフィス100によってポンプハウジング30の外部に連通している。このため、バネ収納室38へ流入したオイルの一部は、オリフィス100から外部へ排出される。内壁面34と内部ハウジング40の摺動面42cとの間に発生した摩耗粉などが異物が、バネ収納室38の内部に有していても、バネ収納室38へ流入したオイルの一部がオリフィス100から外部へ排出するときに、オイルと共に排出することができる。バネ収納室38に収納されているバネ60の付勢作用を、異物に阻害されることなく確保することができる。
加えて、一般に、可変容量ポンプ20の吐出ポート33から吐出されるオイルの吐出圧力の脈動が、制御室37へ伝わる。これに対し、制御室37から連通路90を通ってバネ収納室38へ流入したオイルの一部を、オリフィス100によって外部へ排出することにより、制御室37へ伝わる吐出圧力の脈動の振幅を、抑制することができる。
さらに加えて、バネ収納室38は、ポンプハウジング30の各ポート32,33から遮断されている。このため、内部ハウジング40にはバネ収納室38側の背圧を受ける。これに対し、オリフィス100は、バネ収納室38へ流入したオイルの一部を、外部へ排出することによって、内部ハウジング40がバネ収納室38側から受ける背圧を、抑制することができる。
このように、オリフィス100は、バネ収納室38の内部に有している異物を外部へ排出する機能と、可変容量ポンプ20の吐出ポート33から制御室37に与える吐出圧力の脈動の影響を抑制する機能と、内部ハウジング40がバネ収納室38側から受ける背圧を抑制する機能と、を兼ね備えることができる。
なお、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例や変形例に限定されるものではない。
例えば、油圧制御装置10によってオイルが供給される被オイル供給部13として、エンジンについて説明したが、これに限定されるものではなく、エンジン以外(例えば、トランスミッションやデファレンシャルギヤ、ブレーキ等)であってもよい。
また、可変容量ポンプ20にベーンポンプを用いた場合について説明したが、制御室37の油圧を変化させることでオイルの吐出量及び/又は吐出圧を変更できるギヤポンプやトロコイドポンプ等の、他の種類のポンプを採用することが可能である。
また、内部ハウジング40は、収納空間部31に対して、この収納空間部31を画成している内壁面34に摺動しつつ、変位可能に収納された構成であればよく、直線運動をする構成に限定されるものではなく、回転運動をする構成であってもよい。
本発明の油圧制御装置10は、エンジンに搭載された構成に好適である。
10 油圧制御装置
11 オイル供給源
12 吸入油路
13 被オイル供給部
14 供給油路
20 可変容量ポンプ
30 ポンプハウジング
31 収納空間部
32 吸入ポート
33 吐出ポート
34 内壁面
34a 被制御面
37 制御室
38 バネ収納室
40 内部ハウジング
41 ロータ室
42a 制御面
42b バネ付勢面
42c 摺動面
43 吸入連通路
50 ポンプ用ロータ
52 軸
60 バネ
70 制御弁
71 入力ポート
72 制御ポート
90 連通路
91 第1連通路
92 第2連通路
93 第3連通路
100 オリフィス
As 内部ハウジングの変位方向
CL1 ポンプ用ロータの軸の軸線
CL2 ガイドリングの軸線

Claims (4)

  1. オイル供給源から被オイル供給部へオイルを供給する可変容量ポンプと、
    この可変容量ポンプから吐出されたオイルを前記被オイル供給部へ導く油路と、
    この油路に連通している入力ポートと、この入力ポートから導入したオイルを導出する制御ポートと、を有している制御弁と、
    を備えた油圧制御装置において、
    前記可変容量ポンプは、
    前記オイル供給源に連通する吸入ポートと、前記油路を介して前記被オイル供給部に連通する吐出ポートと、を有するポンプハウジングと、
    このポンプハウジングの内部に形成されている収納空間部と、
    この収納空間部に、この収納空間部を画成している内壁面に摺動しつつ、変位可能に収納されている内部ハウジングと、
    この内部ハウジングのロータ室に回転可能に収納されるとともに、このロータ室に対して前記内部ハウジングの変位方向へ相対的に偏心可能なポンプ用ロータと、
    前記内部ハウジングによって、前記収納空間部のなかの、前記内部ハウジングの変位方向の両側に互いに別れて区画されている、制御室及びバネ収納室と、
    このバネ収納室に収納されており、前記内部ハウジングを前記制御室側へ付勢するバネと、を有しており、
    前記制御室は、前記制御弁の前記制御ポートのみに連通することで、前記油路から前記制御弁の前記入力ポート及び前記制御ポートを介して導入したオイルの圧力に従って前記内部ハウジングの変位量を制御することが可能な空間であり、
    前記バネ収納室は、前記ポンプハウジングの前記吸入ポート及び前記吐出ポートから遮断されているとともに、前記制御室のみに連通路によって連通している、
    ことを特徴とする油圧制御装置。
  2. 前記内部ハウジングは、前記収納空間部を直線方向に変位可能に収納されており、
    前記連通路は、前記内部ハウジングの、変位方向の両端間を貫通している、ことを特徴とする請求項1に記載の油圧制御装置。
  3. 前記連通路は、前記ポンプハウジングに有している、ことを特徴とする請求項1に記載の油圧制御装置。
  4. 前記ポンプハウジングは、前記制御室から前記連通路を通って前記バネ収納室へ流入したオイルの一部によって、前記バネ収納室の内部に有した異物を外部へ排出可能なオリフィスを有している、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の油圧制御装置。
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