JP5583256B1 - 救急医療システム、救急時対応装置、および救急医療情報提供装置 - Google Patents

救急医療システム、救急時対応装置、および救急医療情報提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザに対して施すべき処置内容を救急時対応装置の操作者へ通知する。
【解決手段】救急時対応装置200は、ユーザを特定するための情報を救急医療情報提供装置300へ送信するユーザ特定情報送信手段と、救急医療情報提供装置300から、ユーザに対して施す処置内容を示す処置内容情報を受信する処置内容情報受信手段と、処置内容情報受信手段によって受信された処置内容情報に基づいて特定される処置内容を操作者に通知する処置内容通知手段とを備え、救急医療情報提供装置300は、救急時対応装置200からユーザを特定するための情報を受信するユーザ特定情報受信手段と、ユーザ特定情報受信手段によって特定されるユーザに対して施すべき処置内容を示す処置内容情報を特定する処置内容情報特定手段と、処置内容情報特定手段によって特定された処置内容情報を救急時対応装置へ送信する処置内容情報送信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、救急医療システム、救急時対応装置、および救急医療情報提供装置に関する。
次のような保護・介護システムが知られている。この保護・介護システムでは、外出先や移動中に事故や急病といった緊急事態に遭遇した要保護者は、所持する携帯情報端末機器を使用してシステム運営者側に通報する。このとき要保護者の識別情報をシステム運営者側に通報するとともに、要保護者は、システム運営者側のオペレーターに遭遇している緊急事態や自分自身の具体的状況を伝えて、より相応しい保護・介護サービスを受けるように要請する。システム運営者側のコンピュータ装置では、通報された要保護者の識別情報と要保護者から伝えられた緊急事態に関する具体的情報と要保護者の健康状態に関する個別情報とを総合的に判断して、提供すべき保護・介護サービスの内容や程度を確定する(例えば、特許文献1)。
特開2005−173854号公報
従来の保護・介護システムでは、システム運営者側のコンピュータ装置は、要保護者から伝えられた緊急事態に関する具体的情報と要保護者の健康状態に関する個別情報とに基づいて提供すべき保護・介護サービスの内容や程度を確定するため、要保護者がシステム運営者側のオペレーター等とコミュニケーションをとれる状況にある必要がある。このため、従来の保護・介護システムをユーザの救急時対応のために用いようとした場合、ユーザが自身の状況を伝えることができないほどの救急処置が必要な状況にある場合には、ユーザに対して施すべき救急処置の内容を確定することができず、ユーザに対して適切な救急処置を施すことができない可能性があった。
本発明による救急医療システムは、ユーザに救急処置が必要な状況下において、ユーザに救急処置を施す操作者が操作する救急時対応装置と、救急時対応装置と通信回線を介して接続された救急医療情報提供装置とで構成される救急医療システムであって、救急時対応装置は、ユーザを特定するための情報を救急医療情報提供装置へ送信するユーザ特定情報送信手段と、救急医療情報提供装置から、ユーザに対して施す処置内容を示す処置内容情報を受信する処置内容情報受信手段と、処置内容情報受信手段によって受信された処置内容情報に基づいて特定される処置内容を操作者に通知する処置内容通知手段とを備え、救急医療情報提供装置は、救急時対応装置からユーザを特定するための情報を受信するユーザ特定情報受信手段と、記録装置から、ユーザ特定情報受信手段によって受信されたユーザを特定するための情報に関連付けられているユーザ情報を読み出すユーザ情報読出手段と、ユーザ情報読出手段によって読み出されたユーザ情報に、ユーザが服薬中の薬に関する情報を示す服薬情報が含まれる場合に、服薬情報に基づいてユーザが服薬中の薬の薬名を特定する薬名特定手段と、薬の薬名と、薬名によって決まる処置内容を示す処置内容情報とを含んで記録装置に記録されている処置内容特定用情報を参照して、処置内容特定用情報の中に、薬名特定手段によって特定された薬名を含む処置内容特定用情報が記録されているか否かを判定する服薬情報判定手段と、ユーザ情報読出手段によって読み出されたユーザ情報に、ユーザの病歴を示す病歴情報が含まれる場合に、病歴情報に基づいて、ユーザがかかった病気の病名を特定する病名特定手段と、病気の病名と、病名によって決まる処置内容を示す処置内容情報とを含んで記録装置に記録されている処置内容特定用情報を参照して、処置内容特定用情報の中に、病名特定手段によって特定された病名を含む処置内容特定用情報が記録されているか否かを判定する病歴情報判定手段と、服薬情報判定手段による判定結果と病歴情報判定手段による判定結果のみに基づいて、救急時対応装置へ送信するための送信用処置内容情報を特定する処置内容情報特定手段と、処置内容情報特定手段によって特定された送信用処置内容情報を、ユーザに対して施す処置内容を示す処置内容情報として、救急時対応装置へ送信する処置内容情報送信手段とを備え、処置内容情報特定手段は、服薬情報判定手段によって、薬名特定手段によって特定された薬名を含む処置内容特定用情報が記録されていると判定された場合には、その処置内容特定用情報に含まれる処置内容情報を送信用処置内容情報として特定し、病歴情報判定手段によって、病名特定手段によって特定された病名を含む処置内容特定用情報が記録されていると判定された場合には、その処置内容特定用情報に含まれる処置内容情報を送信用処置内容情報として特定することを特徴とする。
本発明による救急時対応装置は、上記救急医療システムで用いられる。
本発明による救急医療情報提供装置は、上記救急医療システムで用いられる。
本発明によれば、症状ごとの処置内容を特定するための処置内容特定用情報を参照して、ユーザに対して施すべき処置内容を示す処置内容情報を特定し、特定した処置内容を操作者に通知するようにしたので、ユーザがコミュニケーションを取れない状況であっても、操作者は処置内容を把握して、ユーザに対して救急処置を施すことができる。
救急医療システム100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 救急時対応装置200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 救急医療情報提供装置300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 救急時対応装置200で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。 救急医療情報提供装置300で実行される処理の流れを示すフローチャート図である。
図1は、本実施の形態における救急医療システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。救急医療システム100は、救急時対応装置200と、救急医療情報提供装置300とで構成される。救急時対応装置200は、ユーザが所持する端末であって、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報端末が用いられる。また、救急医療情報提供装置300は、救急時対応装置200と通信を行って種々の処理を実行するための装置であって、例えば、サーバ装置やパソコン等の情報処理装置が用いられる。
本実施の形態では、救急時対応装置200と救急医療情報提供装置300とは、例えばインターネットや携帯電話網等の通信回線を介して接続される。なお、図1では、救急医療システム100は、救急時対応装置200と救急医療情報提供装置300とがそれぞれ1台ずつで構成される例を示しているが救急医療システム100の構成はこれに限定されない。例えば、複数の救急医療情報提供装置300で処理を分散させるようにしてもよいし、救急時対応装置200の数は特に限定されるものではない。
図2は、本実施の形態における救急時対応装置200としてスマートフォンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、スマートフォンに救急医療情報提供装置300と通信を行って、以下に説明する種々の機能を提供するための救急医療アプリケーションがインストールされることにより、本実施の形態における救急時対応装置200として動作する。なお、救急医療アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、救急時対応装置200にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、救急医療アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
救急時対応装置200は、タッチパネル201と、通信モジュール202と、マイク203と、制御装置204と、スピーカー205とを備えている。
タッチパネル201は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、救急時対応装置200のユーザは、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、救急時対応装置200を操作することができる。タッチパネル201は、ユーザによるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置204へ出力する。
通信モジュール202は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。救急時対応装置200は、この通信モジュール202を介して救急医療情報提供装置300と通信を行う。
マイク203は、ユーザによる発話音声を入力するための集音装置である。マイク203から入力されたアナログデータは、制御装置204でデジタル信号に変換される。
制御装置204は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、救急時対応装置200の全体を制御する。なお、制御装置204を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、救急時対応装置200を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述した救急医療アプリケーションのプログラムが記録されている。
スピーカー205は、音声を出力するための出力装置である。制御装置204は、他のユーザから着信があった場合の音声データや、不揮発性メモリに記録されている音声データをスピーカー205を介して出力する。
図3は、本実施の形態における救急医療情報提供装置300としてサーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。救急医療情報提供装置300は、操作部材301と、接続IF(インターフェース)302と、制御装置303と、記録装置304とを備えている。
操作部材301は、救急医療情報提供装置300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続IF302は、救急医療情報提供装置300をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、救急医療情報提供装置300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記録装置304は、救急医療情報提供装置300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
本実施の形態における救急医療システム100では、救急時対応装置200を所持するユーザに救急処置が必要な状況が発生した場合に、ユーザに対して救急処置を施す人物が操作者として救急時対応装置200を操作して、ユーザに対して施すべき救急処置の内容やユーザを搬送する病院の情報等を取得することができる。操作者としては、例えば、ユーザに救急処置が必要な状況が発生した際にその場に居合わせた人物や、通報に応じて駆け付けた救急隊員等が想定される。
従来、救急現場においては、救急車の到達前から病院搬送中の間における救急処置としては、どの救急患者に対しても画一的な処置が行われるのが一般的であった。しかしながら、このような画一的な処置ではなく、救急患者の状況に応じた適切な処置が施されれば、患者にとって好ましい結果につながる可能性が高くなる。その一方で、普段からお薬手帳や健康保険証といった救急患者の状況を把握できるようなものを携行していない人が多く、これが救急患者の状況に応じた処置を施すための障害となっていた。そこで、本実施の形態では、ユーザが携帯している可能性が高いスマートフォン等の携帯端末を救急時対応装置200として用いて、以下に説明する処理により、操作者がユーザの救急時に適切な対応をとることができるようにするための方法について説明する。
救急医療情報提供装置300の記録装置304には、救急患者の症状に応じた救急処置の内容を特定するための処置内容特定用情報があらかじめ記録されている。処置内容特定用情報としては、救急処置名、救急処置内容説明用のテキストデータ、救急処置内容説明用の画像データ、服薬キーワード、病歴キーワードが含まれる。なお、本実施の形態では、処置内容特定用情報に含まれる救急処置名、救急処置内容説明用のテキストデータ、救急処置内容説明用の画像データを処置内容情報と呼ぶ。
救急処置名としては、救急処置の一般的な呼び名が記録される。救急処置内容説明用のテキストデータとしては、操作者に対して、救急処置の内容や方法を説明するための文字データが記録される。救急処置内容説明用の画像データとしては、操作者に対して、救急処置の内容や方法を説明するための画像データが記録される。服薬キーワードとしては、処置内容特定用情報によって特定される救急処置を施す必要が生じる症状を発症するおそれがある患者が服薬中である可能性が高い薬の薬名がキーワードとして記録される。対象となる薬が複数ある場合には、複数の薬名が記録される。病歴キーワードとしては、処置内容特定用情報によって特定される救急処置を施す必要が生じる症状を発症するおそれがある病名がキーワードとして記録される。対象となる病名が複数ある場合には、複数の病名が記録される。
救急時対応装置200では、制御装置204は、ユーザによってタッチパネル201上に表示されたアイコンがタッチされることにより、上述した救急医療アプリケーションの実行が指示されると、救急医療アプリケーションを起動する。
ユーザは、救急医療アプリケーションが起動された後にタッチパネル201に表示される画面上で操作を行って、ユーザ自身が救急処置が必要になった際に、操作者に対して適切な処置内容を通知するために必要な情報として、ユーザに関連するユーザ情報を入力する。本実施の形態では、ユーザ情報としては、例えば、ユーザの属性を示すユーザ属性情報と、ユーザが服薬中の薬に関する情報を示す服薬情報と、ユーザの病歴を示す病歴情報と、ユーザの救急搬送先を示す救急搬送先情報とを含む。
ユーザ属性情報としては、ユーザの氏名、生年月日、血液型、身長、体重といった情報が入力される。服薬情報としては、ユーザが服薬中の薬がある場合に、その薬の名称(以下「薬名」)が入力される。なお、ユーザが服薬中の薬が複数ある場合には、複数の薬名が入力される。病歴情報としては、ユーザが現在かかっている病気や、過去にかかったことがある病気の名称(以下「病名」)が入力される。救急搬送先情報としては、ユーザが通院中の場合に、通院中の病院と、通院中の病院における担当医師の氏名と、通院中の病院の電話番号が入力される。なお、ユーザが通院中の病院が複数ある場合には、複数の病院に関する情報が入力されるとともに、いずれか一つの病院が救急時の優先搬送先として指定される。
制御装置204は、ユーザがユーザ情報の入力を完了した場合には、通信モジュール202を介して、入力されたユーザ情報を救急医療情報提供装置300へ送信する。
救急医療情報提供装置300では、制御装置303は、救急時対応装置200からユーザ情報を受信した場合には、ユーザに対して、あらかじめ決められた桁数からなるユーザを一意に特定するためのユーザIDを発行するとともに、発行したユーザIDとユーザ情報とを関連付けて記録装置304へ記録する。また、制御装置303は、発行したユーザIDを救急時対応装置200へ送信する。救急時対応装置200では、制御装置204は、救急医療情報提供装置300からユーザIDを受信すると、受信したユーザIDをメモリに記録するとともに、ユーザに通知する。
ユーザは、救急医療アプリケーションの利用を開始した後は、任意のタイミングでユーザ情報に含まれるユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報、救急搬送先情報の登録内容を修正することができる。制御装置204は、ユーザによって、ユーザ情報に含まれる情報のいずれかが修正された場合には、メモリに記録されているユーザIDとともに、修正後のユーザ情報を救急医療情報提供装置300へ送信する。
救急医療情報提供装置300では、制御装置303は、救急時対応装置200からユーザIDとともに、修正されたユーザ情報を受信した場合には、受信したユーザIDに関連付けて記録されているユーザ情報を、受信した修正後の内容に書き換えて更新する。これによって、ユーザ情報は、常に最新の状態が維持される。
救急時対応装置200を所持したユーザが外出先で気分が悪くなったり倒れたりしたときなど、ユーザに救急処置が必要な状況が発生した場合には、その場に居合わせた人物や、通報に応じて駆け付けた救急隊員等が操作者となり、ユーザが所持している救急時対応装置200を操作して、ユーザに適した処置の内容を把握する。これによって、操作者は、救急処置が必要なユーザに対して、ユーザに適した処置を施すことができる。以下、操作者が救急時対応装置200を利用してユーザに適した処置の内容を把握する方法について説明する。
一般的に、救急時対応装置200として用いるスマートフォンでは、第三者による無断操作を防止するために、端末にロックがかけられることが多い。この場合、端末のロックを解除することができるのは救急時対応装置200のユーザのみであり、ユーザが救急処置が必要な状況下では、ユーザ自身が救急時対応装置200のロックを解除することは困難である。よって、本実施の形態では、救急時対応装置200にロックがかけられている場合であっても、救急医療アプリケーションの実行は許可されている。これによって、ユーザ自身が救急時対応装置200のロックを解除することが困難な状況であっても、操作者は、救急医療アプリケーションを実行することができる。
上述したように、操作者としては、その場に居合わせた人物等の一般人や、通報に応じて駆け付けた救急隊員等の医療関係者など、様々な人物が想定される。このため、操作者の中には、ユーザの個人情報を見せるべき人と見せるべきでない人が存在することになる。よって、本実施の形態では、救急医療情報提供装置300に記録されているユーザ情報には閲覧制限がかけられており、制御装置303は、救急時対応装置200からの要求に対しては、上述したユーザIDにより認証を行ったユーザと、ユーザ情報の閲覧制限を解除するための解除コードを正確に入力した操作者に対してのみ、ユーザ情報の閲覧を許可する。なお、解除コードは、例えば、救急隊員のように、ユーザ情報を把握した上で適切な処置を行う必要がある操作者に対してあらかじめ通知されており、通知済みの解除コードは、救急医療情報提供装置300の記録装置304に記録されている。
制御装置204は、救急時対応装置200のロックが解除されている状態で救急医療アプリケーションを起動した場合には、ユーザによって救急医療アプリケーションの実行が指示されたと判定する。この場合、ユーザは、ユーザ情報の登録、修正、閲覧が可能となる。一方、御装置204は、救急時対応装置200がロックされている状態で救急医療アプリケーションを起動した場合には、操作者によって救急医療アプリケーションの実行が指示されたと判定する。
制御装置204は、操作者によって救急医療アプリケーションの実行が指示されることにより救急医療アプリケーションを起動した場合には、タッチパネル201に解除コードの入力を促すための解除コード入力画面を表示する。
あらかじめ解除コードが発行されている操作者は、その解除コードを解除コード入力画面上で入力し、入力完了のための操作を行う。入力完了のための操作としては、例えば解除コード入力画面上に表示された完了ボタンにタッチする等が考えられる。一方、解除コードを発行されていない操作者は、解除コード入力画面上で解除コードを入力せずに、入力完了のための操作を行うことになる。制御装置204は、解除コード入力画面上で入力された解除コード、または解除コードが入力されていないことを示す情報を操作者判定用情報としてメモリに記録する。
制御装置204は、操作者によって入力完了のための操作が行われた場合には、タッチパネル201に、ユーザの救急状態を確認するための救急状態確認画面を表示する。救急状態確認画面では、操作者に対して、現在のユーザの状態を確認するための質問が表示され、操作者は、ユーザの状態に合わせて質問に回答する。
本実施の形態では、制御装置204は、ユーザが操作者の呼びかけに対して反応するか否かを確認するための質問として、例えば「反応はありますか?」という質問を救急状態確認画面に表示するとともに、これに対して操作者が応答するための「はい」、「いいえ」の各ボタンを表示する。制御装置204は、操作者による「はい」ボタン、または「いいえ」ボタンのタッチ操作を検出することにより、ユーザの反応の有無を特定し、特定結果を示す情報をメモリに記録する。
また、制御装置204は、ユーザの呼吸の有無を確認するための質問として、例えば「呼吸はありますか?」という質問を救急状態確認画面に表示するとともに、これに対して操作者が応答するための「はい」、「いいえ」の各ボタンを表示する。制御装置204は、操作者による「はい」ボタン、または「いいえ」ボタンのタッチ操作を検出することにより、ユーザの呼吸の有無を特定し、特定結果を示す情報をメモリに記録する。
制御装置204は、メモリに記録されているユーザのユーザIDと操作者判定用情報とを救急医療情報提供装置300へ送信する。
救急医療情報提供装置300では、制御装置303は、救急時対応装置200から上記の情報を受信した場合には、まず、記録装置304に記録されている解除コードの中に、操作者判定用情報として受信した解除コードと一致するものが存在するか否かを判定することにより、受信した解除コードが有効な解除コードであるかを認証する。その結果、存在すると判定した場合には、救急時対応装置200を操作している操作者は、ユーザ情報の閲覧が許可された人物であると判定する。一方、制御装置303は、記録装置304に記録されている解除コードの中に、操作者判定用情報として受信した解除コードと一致するものが存在しない場合や、操作者判定用情報として解除コードが入力されていないことを示す情報を受信した場合には、救急時対応装置200を操作している操作者は、ユーザ情報の閲覧が禁止された人物であると判定する。
制御装置303は、救急時対応装置200から受信したユーザIDに基づいて、記録装置304からユーザのユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報、救急搬送先情報を読み出す。
制御装置303は、読み出したユーザの服薬情報に基づいて、ユーザが服薬中の薬を特定する。制御装置303は、記録装置304に記録されている処置内容特定用情報を参照し、処置内容特定用情報の中に、服薬キーワードに、ユーザの服薬情報に基づいて特定した服薬中の薬の薬名を含む処置内容特定用情報が記録されているか否かを判定する。その結果、処置内容特定用情報の中に、服薬キーワードにユーザが服薬中の薬の薬名を含む処置内容特定用情報が記録されていると判定した場合には、その処置内容特定用情報に含まれる処理内容情報を記録装置304から読み出す。
また、制御装置303は、読み出したユーザの病歴情報に基づいて、ユーザの病歴を特定する。制御装置303は、記録装置304に記録されている処置内容特定用情報を参照し、処置内容特定用情報の中に、病歴キーワードに、ユーザの病歴情報に基づいて特定したユーザが過去にかかったことがある病気の病名を含む処置内容特定用情報が記録されているか否かを判定する。その結果、処置内容特定用情報の中に、病歴キーワードにユーザが過去にかかったことがある病気の病名を含む処置内容特定用情報が記録された処置内容特定用情報が記録されていると判定した場合には、その処置内容特定用情報に含まれる処理内容情報を記録装置304から読み出す。
制御装置303は、記録装置304から読み出したユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報、救急搬送先情報、処置内容情報を送信用情報として、救急時対応装置200へ送信する。このとき、制御装置303は、上述した処理で、解除コードに基づいて、救急時対応装置200を操作している操作者が、ユーザ情報の閲覧が禁止された人物であると判定した場合には、送信用情報のうち、ユーザの個人情報に該当し、一般人による救急処置の際に必要にならないと考えられる制限対象情報に対しては、閲覧を制限するための加工を施して送信用情報を更新した後に、救急時対応装置200へ送信する。
なお、送信用情報のうち、どの情報を制限対象情報とするかは、あらかじめ設定されており、例えば、ユーザ属性情報に含まれる生年月日、身長、体重と、服薬情報と、病歴情報とが制限対象情報して設定されている。また、これらの制限対象情報に対する閲覧を制限するための加工としては、制限対象情報を空文字に置き換えたり、制限対象情報を削除したり、制限対象情報を塗りつぶしたりといった編集が施される。
救急時対応装置200では、制御装置204は、救急医療情報提供装置300から受信した送信用情報をタッチパネル201に表示して、操作者へ通知する。このとき、制御装置204は、ユーザの救急状態に基づいて、送信用情報に含まれる各情報を表示する順序を変更する。
具体的には、制御装置204は、上述した救急状態確認画面上での操作に基づくユーザの救急状態の特定結果を示す情報をメモリから読み出し、該情報に基づいて、操作者の呼びかけに対するユーザの反応の有無、およびユーザの呼吸の有無を判定する。制御装置204は、その結果、ユーザの反応およびユーザの呼吸の少なくとも一方がないと判定した場合には、送信用情報に含まれる救急搬送先情報を優先して表示する。例えば、制御装置204は、タッチパネル201に救急搬送先情報を表示した救急搬送先情報表示画面を表示し、ユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、処置内容情報を表示した処置内容表示画面を表示し、さらにユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、ユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報を表示したユーザ関連情報表示画面を表示するというように、画面を遷移させる。
一方で、制御装置204は、ユーザの反応およびユーザの呼吸の両方があると判定した場合には、送信用情報に含まれる処置内容情報を優先して表示する。例えば、制御装置204は、タッチパネル201に処置内容情報を表示した処置内容情報表示画面を表示し、ユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、ユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報を表示したユーザ関連情報表示画面を表示し、さらにユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、救急搬送先情報を表示した救急搬送先情報表示画面を表示するというように、画面を遷移させる。
これによって、ユーザの反応が無い場合やユーザの呼吸が無い場合など、救急搬送先への搬送が優先されることが好ましい状況においては、救急搬送先情報を優先して表示させることによって、操作者に救急搬送先を優先して通知することができる。また、ユーザの反応もあり呼吸もある場合のように、救急搬送先への搬送よりもその場での救急処置が優先されることが好ましい状況においては、処置内容情報を優先して表示させることによって、操作者にユーザに対して施すべき処置内容を優先して通知することができる。
また、本実施の形態では、制御装置204は、操作者に救急搬送先情報を通知する際には、タッチパネル201に表示した救急搬送先情報表示画面上に、操作者から救急搬送先への発呼指示を受け付けるための通話ボタンを表示する。制御装置204は、操作者によって通話ボタンがタッチされたことを検出した場合には、救急搬送先情報に基づいて救急搬送先の病院の電話番号を特定し、救急時対応装置200が備える通話機能を起動して、特定した電話番号を発信先として電話をかける。これによって、操作者は、電話番号を入力することなく、簡易な操作で救急搬送先の病院へ電話をかけることができる。また、ユーザが救急状態にあり、操作者が慌てている場合であっても、電話番号の入力ミスをなくし、確実に救急搬送先の病院へ発呼することができる。
図4は、本実施の形態において、救急時対応装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、上述したように、救急時対応装置200にロックがかけられている状態で、操作者によって救急医療アプリケーションが指示されると起動するプログラムとして、制御装置204によって実行される。
ステップS10において、制御装置204は、タッチパネル201に解除コードの入力を促すための解除コード入力画面を表示する。その後、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置204は、操作者によって解除コードが入力されて、入力完了のための操作が行われたか否かを判断する。ステップS20で肯定判断した場合には、ステップS30へ進む。
ステップS30では、制御装置204は、解除コード入力画面上で入力された解除コード、または解除コードが入力されていないことを示す情報を操作者判定用情報としてメモリに記録する。その後、ステップS40へ進む。
ステップS40では、制御装置204は、タッチパネル201に、ユーザの救急状態を確認するための救急状態確認画面を表示する。この救急状態確認画面上では、上述したように、操作者に対して、ユーザが操作者の呼びかけに対して反応するか否かを確認するための質問やユーザの呼吸の有無を確認するための質問が表示され、操作者からの回答の入力を受け付ける。
その後、ステップS50へ進み、制御装置204は、救急状態確認画面上に表示された質問に対して、操作者からユーザの救急状態に関する回答を受け付けたか否かを判断する。ステップS50で肯定判断した場合には、ステップS60へ進む。
ステップS60では、制御装置204は、操作者からの回答内容に基づいてユーザの救急状態を特定し、その特定結果を示す情報をメモリに記録する。その後、ステップS70へ進む。
ステップS70では、制御装置204は、メモリに記録されているユーザのユーザIDと操作者判定用情報とを救急医療情報提供装置300へ送信する。その後、ステップS80へ進む。
ステップS80では、制御装置204は、救急医療情報提供装置300から上述した送信用情報を受信したか否かを判断する。ステップS80で肯定判断した場合には、ステップS90へ進む。
ステップS90では、制御装置204は、ステップS60で記録したユーザの救急状態の特定結果を示す情報をメモリから読み出し、該情報に基づいて、ユーザの救急状態、すなわち操作者の呼びかけに対するユーザの反応の有無、およびユーザの呼吸の有無を判定する。その後、ステップS100へ進む。
ステップS100では、制御装置204は、ステップS90での判定の結果、ユーザの反応およびユーザの呼吸の両方があるか否かを判断する。ステップS100で肯定判断した場合には、ステップS110へ進む。一方、ステップS100で否定判断した場合には、ステップS120へ進む。
ステップS110では、制御装置204は、送信用情報に含まれる処置内容情報を優先してタッチパネル201に表示して操作者に通知する。ここでは、制御装置204は、上述したように、タッチパネル201に処置内容情報を表示した処置内容情報表示画面を表示し、ユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、ユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報を表示したユーザ関連情報表示画面を表示し、さらにユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、救急搬送先情報を表示した救急搬送先情報表示画面を表示するというように画面を遷移させる。その後、ステップS130へ進む。
また、ステップS120では、制御装置204は、送信用情報に含まれる救急搬送先情報を優先して表示する。ここでは、制御装置204は、上述したように、タッチパネル201に救急搬送先情報を表示した救急搬送先情報表示画面を表示し、ユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、処置内容情報を表示した処置内容表示画面を表示し、さらにユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、ユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報を表示したユーザ関連情報表示画面を表示するというように画面を遷移させる。その後、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御装置204は、操作者によって、救急搬送先情報表示画面上に表示された通話ボタンがタッチされることにより、操作者から救急搬送先への発呼指示を受け付けたか否かを判断する。ステップS130で否定判断した場合には、処理を終了する。これに対して、ステップS130で肯定判断した場合には、ステップS140へ進む。
ステップS140では、制御装置204は、救急搬送先情報に基づいて救急搬送先の病院の電話番号を特定し、救急時対応装置200が備える通話機能を起動して、特定した電話番号を発信先として発呼することにより、救急搬送先として登録されている病院へ電話をかける。その後、処理を終了する。
図5は、本実施の形態において、救急医療情報提供装置300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、救急時対応装置200から、図4のステップS70で送信された情報を受信すると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
ステップS200において、制御装置303は、記録装置304に記録されている解除コードの中に、操作者判定用情報として受信した解除コードと一致するものが存在するか否かを判定することにより、解除コードの認証を行う。その後、ステップS210へ進む。
ステップS210では、制御装置303は、ステップS200での認証の結果、認証OKであるか否か、すなわち記録装置304に記録されている解除コードの中に、操作者判定用情報として受信した解除コードと一致するものが存在するか否かを判断する。
ステップS210で肯定判断した場合には、ステップS220へ進み、制御装置303は、救急時対応装置200を操作している操作者は、ユーザ情報の閲覧が許可された人物であると判定して、ステップS240へ進む。
これに対して、ステップS210で否定判断した場合には、ステップS230へ進み、制御装置303は、急時対応装置200を操作している操作者は、ユーザ情報の閲覧が禁止された人物であると判定して、ステップS240へ進む。
ステップS240では、制御装置303は、救急時対応装置200から受信したユーザIDに基づいて、記録装置304からユーザのユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報、救急搬送先情報を読み出す。その後、ステップS250へ進む。
ステップS250では、制御装置303は、ステップS240で読み出したユーザの服薬情報に基づいて、ユーザが服薬中の薬を特定し、記録装置304に記録されている処置内容特定用情報の中から、服薬キーワードにユーザの服薬情報に基づいて特定した服薬中の薬の薬名を含む処置内容特定用情報を特定し、特定した処置内容特定用情報に含まれる処理内容情報を記録装置304から読み出す。その後、ステップS260へ進む。
ステップS260では、制御装置303は、ステップS240で読み出したユーザの病歴情報に基づいて、ユーザの病歴を特定し、記録装置304に記録されている処置内容特定用情報の中から、病歴キーワードにユーザの病歴情報に基づいて特定したユーザが過去にかかったことがある病気の病名を含む処置内容特定用情報を特定し、特定した処置内容特定用情報に含まれる処理内容情報を記録装置304から読み出す。その後、ステップS270へ進む。
ステップS270では、制御装置303は、記録装置304から読み出したユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報、救急搬送先情報、処置内容情報を関連付けて送信用情報を作成する。その後、ステップS280へ進む。
ステップS280では、制御装置303は、ステップS230で救急時対応装置200を操作している操作者が、ユーザ情報の閲覧が禁止された人物であると判定したか否かを判断する。ステップS280で否定判断した場合には、後述するステップS300へ進む。これに対して、ステップS280で肯定判断した場合には、ステップS290へ進む。
ステップS290では、制御装置303は、ステップS270で作成した送信用情報に含まれる情報のうち、あらかじめ設定された制限対象情報に対して閲覧を制限するための加工を施して送信用情報を更新する。その後、ステップS300へ進む。
ステップS300では、制御装置303は、送信用情報を救急時対応装置200へ送信する。その後、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)救急時対応装置200では、制御装置204は、ユーザを特定するためのユーザIDを救急医療情報提供装置300へ送信し、救急医療情報提供装置300から、ユーザに対して施す処置内容を示す処置内容情報を受信し、受信した処置内容情報に基づいて特定される処置内容を操作者に通知するようにした。また、救急医療情報提供装置300では、制御装置303は、救急時対応装置200からユーザIDを受信し、記録装置304に記録されている症状ごとの処置内容を特定するための処置内容特定用情報を参照して、受信したユーザIDに基づいて特定されるユーザに対して施すべき処置内容を示す処置内容情報を特定し、特定した処置内容情報を救急時対応装置200へ送信するようにした。これによって、ユーザが急病等でコミュニケーションを取れない状況であっても、操作者は処置内容を把握して、ユーザに対して救急処置を施すことができる。
(2)救急医療情報提供装置300の記録装置304には、ユーザIDとユーザ情報とが関連付けて記録されており、制御装置303は、受信したユーザIDに関連付けられているユーザ情報を読み出して救急時対応装置200へ送信し、救急時対応装置200では、制御装置204は、救急医療情報提供装置300から受信したユーザ情報を操作者に通知するようにした。これによって、操作者は、ユーザ情報に含まれるユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報、救急搬送先情報といったユーザに関する情報を把握することができる。
(3)制御装置303は、ユーザIDに関連付けられている服薬情報に基づいて、ユーザが服薬中の薬の薬名を特定し、特定した薬名をキーワードに含む処置内容特定用情報を特定するようにした。これによって、ユーザが服薬中の薬から、ユーザが発症する可能性がある症状を推定して、その症状に応じた処置内容を操作者に通知することができるため、操作者により、救急処置が必要なユーザにとって好ましい処置が施される可能性を向上させることができる。
(4)制御装置303は、ユーザIDに関連付けられている病歴情報に基づいて、ユーザが現在または過去にかかった病気の病名を特定し、特定した病名をキーワードに含む処置内容特定用情報を特定するようにした。これによって、ユーザの病歴から、ユーザが発症する可能性がある症状を推定して、その症状に応じた処置内容を操作者に通知することができるため、操作者により、救急処置が必要なユーザにとって好ましい処置が施される可能性を向上させることができる。
(5)制御装置204は、操作者からの操作に基づいて、ユーザの救急状態を特定し、その特定結果に基づいて、ユーザ情報に含まれる救急搬送先情報と、処置内容情報とのどちらの通知を優先して行うかを判定するようにした。具体的には、制御装置204は、ユーザの反応およびユーザの呼吸の少なくとも一方がないと判定した場合には、救急搬送先情報の通知を、処置内容情報の通知よりも優先して行うと判定し、ユーザの反応およびユーザの呼吸の両方があると判定した場合には、処置内容情報の通知を、救急搬送先情報の通知よりも優先して行うと判定するようにした。これによって、ユーザの反応が無い場合やユーザの呼吸が無い場合など、救急搬送先への搬送が優先されることが好ましい状況においては、救急搬送先情報を優先して表示させることによって、操作者に救急搬送先を優先して通知することができる。また、ユーザの反応もあり呼吸もある場合のように、救急搬送先への搬送よりもその場での救急処置が優先されることが好ましい状況においては、処置内容情報を優先して表示させることによって、操作者にユーザに対して施すべき処置内容を優先して通知することができる。
(6)救急時対応装置200では、制御装置204は、操作者から、ユーザ情報の閲覧制限を解除するための解除コードの入力を受け付け、入力された解除コードを救急医療情報提供装置300へ送信するようにした。また、救急医療情報提供装置300では、制御装置303は、救急時対応装置200から受信した解除コードが有効な解除コードであるかを認証し、解除コードが有効な解除コードではないと判定した場合には、ユーザ情報を対象として、あらかじめ設定された少なくとも一部の情報、すなわち制限対象情報に対する閲覧制限のための編集を行うようにした。これによって、ユーザ情報の閲覧が禁止された人物に対して、あらかじめ設定された制限対象情報の閲覧を禁止して、ユーザの個人情報を保護することができる。
(7)制御装置204は、操作者に救急搬送先情報を通知する際には、タッチパネル201に表示した救急搬送先情報表示画面上に、操作者から救急搬送先への発呼指示を受け付けるための通話ボタンを表示し、操作者によって通話ボタンがタッチされたことを検出した場合には、救急搬送先情報に基づいて救急搬送先の病院の電話番号を特定し、救急時対応装置200が備える通話機能を起動して、特定した電話番号を発信先として発呼するようにした。これによって、操作者は、電話番号を入力することなく、簡易な操作で救急搬送先の病院へ電話をかけることができる。また、ユーザが救急状態にあり、操作者が慌てている場合であっても、電話番号の入力ミスをなくし、確実に救急搬送先の病院へ発呼することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の救急医療システム100は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、ユーザ情報には、服薬情報と病歴情報を含み、処置内容特定用情報には、服薬キーワードと病歴キーワードとを含むようにして、制御装置303は、ユーザIDに関連付けられている服薬情報と病歴情報を特定して、特定した薬名や病名をキーワードに含む処置内容特定用情報を特定するようにし、特定した処置内容特定用情報に含まれる処置内容情報を送信用情報に含めるようにした。しかしながら、制御装置303は、服薬情報と病歴情報のいずれか一方に基づいて、処置内容特定用情報を特定するようにしてもよい。
(2)上述した実施の形態では、制御装置303は、記録装置304に記録されている解除コードの中に、救急時対応装置200から操作者判定用情報として受信した解除コードと一致するものが存在するか否かを判定することにより、受信した解除コードが有効な解除コードであるかを認証するようにして、認証OKである場合は、救急時対応装置200を操作している操作者は、ユーザ情報の閲覧が許可された人物であると判定するようにした。この場合、制御装置303は、認証OKであると判定した解除コードが他の操作者によって不正に使用されることを防ぐために、認証OKであると判定した解除コードを無効にするとともに、解除コードを受信した日時を解除コードの使用日時として記録し、同時に受信したユーザIDを当該解除コードの使用対象ユーザIDとして記録するようにしてもよい。これによって、一度使われた解除コードを無効化して、解除コードの不正使用を防止するとともに、解除コードの使用日時や使用対象ユーザIDを記録することで、解除コードの利用履歴を管理することもできる。
(3)上述した実施の形態では、制御装置204は、ユーザの反応およびユーザの呼吸の少なくとも一方がないと判定した場合には、救急搬送先情報の通知を処置内容情報の通知よりも優先して行うと判定し、ユーザの反応およびユーザの呼吸の両方があると判定した場合には、処置内容情報の通知を救急搬送先情報の通知よりも優先して行うと判定するようにした。このとき、制御装置204は、救急搬送先情報の通知を処置内容情報の通知よりも優先して行うと判定した場合には、タッチパネル201に救急搬送先情報を表示した救急搬送先情報表示画面を表示し、ユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、処置内容情報を表示した処置内容表示画面を表示し、さらにユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、ユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報を表示したユーザ関連情報表示画面を表示するというように画面を遷移させるようにした。しかしながら、救急搬送先情報の通知を処置内容情報よりも優先して行うようにすれば、表示する画面の順序はこれに限定されない。すなわち、ユーザ情報の通知を処置内容情報の通知よりも優先して行い、ユーザ情報の中で救急搬送先情報の通知を最優先させれば、上記の画面遷移例に限定されない。
また、制御装置204は、処置内容情報の通知を救急搬送先情報の通知よりも優先して行うと判定した場合には、タッチパネル201に処置内容情報を表示した処置内容情報表示画面を表示し、ユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、ユーザ属性情報、服薬情報、病歴情報を表示したユーザ関連情報表示画面を表示し、さらにユーザによって次画面へ切り替えるための操作が行われた場合に、救急搬送先情報を表示した救急搬送先情報表示画面を表示するというように画面を遷移させるようにした。しかしながら、処置内容情報の通知を救急搬送先情報の通知よりも優先して行うようにすれば、表示する画面の順序はこれに限定されない。すなわち、処置内容情報の通知をユーザ情報の通知よりも優先して行うように画面を遷移させれば、上記の画面遷移例に限定されない。
(4)上述した実施の形態では、救急時対応装置200は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報端末等の一般的な情報端末が用いられる例について説明した。しかしながら、これらの汎用性のある情報端末ではなく、救急医療情報提供装置300と通信を行うための専用端末を用いてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 救急医療システム
200 救急時対応装置
201 タッチパネル
202 通信モジュール
203 マイク
204 制御装置
205 スピーカー
300 救急医療情報提供装置
301 操作部材
302 接続IF
303 制御装置
304 記録装置

Claims (10)

  1. ユーザに救急処置が必要な状況下において、ユーザに救急処置を施す操作者が操作する救急時対応装置と、前記救急時対応装置と通信回線を介して接続された救急医療情報提供装置とで構成される救急医療システムであって、
    前記救急時対応装置は、
    ユーザを特定するための情報を前記救急医療情報提供装置へ送信するユーザ特定情報送信手段と、
    前記救急医療情報提供装置から、ユーザに対して施す処置内容を示す処置内容情報を受信する処置内容情報受信手段と、
    前記処置内容情報受信手段によって受信された前記処置内容情報に基づいて特定される前記処置内容を操作者に通知する処置内容通知手段とを備え、
    前記救急医療情報提供装置は、
    前記救急時対応装置から前記ユーザを特定するための情報を受信するユーザ特定情報受信手段と、
    記録装置から、前記ユーザ特定情報受信手段によって受信された前記ユーザを特定するための情報に関連付けられているユーザ情報を読み出すユーザ情報読出手段と、
    前記ユーザ情報読出手段によって読み出された前記ユーザ情報に、ユーザが服薬中の薬に関する情報を示す服薬情報が含まれる場合に、前記服薬情報に基づいてユーザが服薬中の薬の薬名を特定する薬名特定手段と、
    薬の薬名と、前記薬名によって決まる処置内容を示す処置内容情報とを含んで前記記録装置に記録されている処置内容特定用情報を参照して、前記処置内容特定用情報の中に、前記薬名特定手段によって特定された前記薬名を含む前記処置内容特定用情報が記録されているか否かを判定する服薬情報判定手段と、
    前記ユーザ情報読出手段によって読み出された前記ユーザ情報に、ユーザの病歴を示す病歴情報が含まれる場合に、前記病歴情報に基づいて、ユーザがかかった病気の病名を特定する病名特定手段と、
    病気の病名と、前記病名によって決まる処置内容を示す処置内容情報とを含んで前記記録装置に記録されている処置内容特定用情報を参照して、前記処置内容特定用情報の中に、前記病名特定手段によって特定された前記病名を含む前記処置内容特定用情報が記録されているか否かを判定する病歴情報判定手段と、
    前記服薬情報判定手段による判定結果と前記病歴情報判定手段による判定結果のみに基づいて、前記救急時対応装置へ送信するための送信用処置内容情報を特定する処置内容情報特定手段と、
    前記処置内容情報特定手段によって特定された前記送信用処置内容情報を、前記ユーザに対して施す処置内容を示す処置内容情報として、前記救急時対応装置へ送信する処置内容情報送信手段とを備え
    前記処置内容情報特定手段は、前記服薬情報判定手段によって、前記薬名特定手段によって特定された前記薬名を含む前記処置内容特定用情報が記録されていると判定された場合には、その処置内容特定用情報に含まれる前記処置内容情報を前記送信用処置内容情報として特定し、前記病歴情報判定手段によって、前記病名特定手段によって特定された前記病名を含む前記処置内容特定用情報が記録されていると判定された場合には、その処置内容特定用情報に含まれる前記処置内容情報を前記送信用処置内容情報として特定することを特徴とする救急医療システム。
  2. 請求項1に記載の救急医療システムにおいて、
    前記ユーザ情報は、ユーザの属性を示すユーザ属性情報と、前記服薬情報と、前記病歴情報と、ユーザの救急搬送先を示す救急搬送先情報とを含み、
    前記ユーザ情報読出手段によって読み出された前記ユーザ情報を前記救急時対応装置へ送信するユーザ情報送信手段とをさらに備え、
    前記救急時対応装置は、
    前記救急医療情報提供装置から、前記ユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
    前記ユーザ情報受信手段によって受信された前記ユーザ情報を操作者に通知するユーザ情報通知手段とをさらに備えることを特徴とする救急医療システム。
  3. 請求項2に記載の救急医療システムにおいて、
    前記救急時対応装置は、
    操作者からの操作に基づいて、ユーザの救急状態を特定する救急状態特定手段と、
    前記救急状態特定手段によって特定されたユーザの救急状態に基づいて、前記ユーザ情報通知手段による前記ユーザ情報の通知と、前記処置内容通知手段による前記処置内容の通知のどちらを優先して行うかを判定する優先通知判定手段とをさらに備えることを特徴とする救急医療システム。
  4. 請求項3に記載の救急医療システムにおいて、
    前記優先通知判定手段は、前記救急状態特定手段によって特定されたユーザの救急状態に基づいて、操作者の呼びかけに対するユーザの反応の有無、およびユーザの呼吸の有無を判定し、ユーザの反応およびユーザの呼吸の少なくとも一方がないと判定した場合には、前記ユーザ情報通知手段による前記ユーザ情報の通知を、前記処置内容通知手段による前記処置内容の通知よりも優先して行うと判定し、ユーザの反応およびユーザの呼吸の両方があると判定した場合には、前記処置内容通知手段による前記処置内容の通知を、前記ユーザ情報通知手段による前記ユーザ情報の通知よりも優先して行うと判定することを特徴とする救急医療システム。
  5. 請求項4に記載の救急医療システムにおいて、
    前記ユーザ情報通知手段は、前記救急状態特定手段によって特定されたユーザの救急状態に基づいて、ユーザの反応およびユーザの呼吸の少なくとも一方がないと判定した場合には、前記ユーザ情報に含まれる情報のうち、前記救急搬送先情報を優先して通知することを特徴とする救急医療システム。
  6. 請求項2〜5のいずれか一項に記載の救急医療システムにおいて、
    前記救急時対応装置は、
    操作者から、前記ユーザ情報の閲覧制限を解除するための解除コードの入力を受け付ける解除コード入力受付手段と、
    前記解除コード入力受付手段によって入力が受け付けられた前記解除コードを前記救急医療情報提供装置へ送信する解除コード送信手段とをさらに備え、
    前記救急医療情報提供装置は、
    前記救急時対応装置から、前記解除コードを受信する解除コード受信手段と、
    前記解除コード受信手段によって受信された前記解除コードが有効な解除コードであるかを認証する認証手段と、
    前記認証手段によって前記解除コードが有効な解除コードではないと判定された場合には、前記ユーザ情報特定手段によって特定された前記ユーザ情報を対象として、あらかじめ設定された少なくとも一部の情報に対する前記操作者の閲覧を制限するための編集を行うユーザ情報編集手段とをさらに備えることを特徴とする救急医療システム。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の救急医療システムにおいて、
    前記ユーザ情報通知手段は、前記ユーザ情報に含まれる前記救急搬送先情報を表示する場合には、操作者から救急搬送先への発呼指示を受け付けるための通話ボタンを表示装置に表示することを特徴とする救急医療システム。
  8. 請求項7に記載の救急医療システムにおいて、
    前記救急時対応装置は、
    操作者による前記通話ボタンの操作を検出した場合には、前記救急搬送先情報に基づいて、救急搬送先として指定された病院の電話番号を特定し、該電話番号に宛てて発呼する発呼手段をさらに備えることを特徴とする救急医療システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の救急時対応装置。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の救急医療情報提供装置。
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