JP2013206284A - 電子カルテシステム及び診療情報表示方法 - Google Patents

電子カルテシステム及び診療情報表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末に表示された電子カルテから業務に必要な情報を探すのに時間がかかる。
【解決手段】無線によりネットワークと接続し,位置情報を検出し,選択された患者の診療情報を表示する携帯端末と,利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及びカルテ情報のうち診療情報として表示する内容を職種情報と携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,診療情報を生成する制御手段とを有しネットワークを介して携帯端末と接続するサーバとを有し,携帯端末は利用者の利用者識別情報と携帯端末の位置情報とをサーバに送信し,制御手段は,利用者情報と利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と位置情報に対応する位置区分とカルテ表示優先情報とに基づいて,選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,携帯端末に送信し,携帯端末は,受信した診療情報を表示する電子カルテシステム。
【選択図】 図3

Description

本発明は,電子カルテシステム及び診療情報表示方法に関する。
多くの医療機関では,医師や看護師,薬剤師等の医療従事者は,電子カルテシステムを使用して,処方や検査等のオーダ毎の伝票を作成し診療情報を共有及び管理する。例えば,医師は,処方や検査の指示をするための伝票や,患者の診療経過を記録するカルテ記事を作成する。看護師は,検査予約や再診予約等の伝票作成を行う。また,看護師は,医師が作成した,入院患者に対する指示伝票に従い対応する。薬剤師は,医師からの処方オーダに従い調剤を行う。各医療従事者は,電子カルテシステムに接続できるパソコンやタブレット型端末等の機器を使って診療情報を作成又は参照し,職種毎に必要となる診療情報を基に業務を行う。
電子カルテシステムが保存する診療情報は,処方指示のような使用頻度の多い情報だけでなく,紹介状や同意書等使用頻度の少ない情報をも含み,全ての診療情報が機器の画面に一覧で表示されることがある。このような場合,医療従事者は,その一覧から必要な診療情報を探して業務を行う。
特開2001−22864号公報 特開2000−200369号公報
しかしながら,例えば,粒度を上げ細かく診療情報を管理する場合や,治療が長期間に及ぶ場合等では,蓄積された診療情報量が膨大になることもある。これにより,医師が診療するときに必要な情報を探す負荷が大きくなり,医師は診療に専念できず,患者への的確な診断が阻害されてしまう恐れがある。
特に,往診や訪問看護等により病院外の診療では,医師や看護師が携帯電話等の携帯端末を使用して診療情報を参照する場合,携帯端末画面のサイズはパソコンと比較して小さいため,一度に表示可能な情報量は限られる。そのため,医師や看護師は,携帯端末を使って訪問先での診療に必要な情報を探し,その情報を画面に表示するまでに時間がかかってしまい,診療に専念できない。
そこで,本発明の目的は,医療従事者の職種情報と位置情報とを基に必要な診療情報を携帯端末で表示できる電子カルテシステム,及び診療情報表示方法を提供することとする。
電子カルテシステムの第1の側面は,
無線によりネットワークと接続し,位置情報を検出し,選択された患者の診療情報を表示する携帯端末と,利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有し,ネットワークを介して前記携帯端末と接続するサーバとを有し,前記携帯端末は,前記携帯端末の利用者の利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを前記サーバに送信し,前記制御手段は,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,前記携帯端末は,受信した前記診療情報を表示する。
電子カルテシステムの第1の側面によれば,利用者は職種に応じて必要な又は優先度の高い診療情報を携帯端末から参照できる。
本実施の形態における電子カルテシステムの構成を示す図である。 本実施の携帯における携帯端末の構成を示す図である。 本実施の形態におけるサーバの構成を示す図である。 本実施の形態における利用者情報と住所情報の一例を示す図である。 本実施の形態における予約情報と患者情報の一例を示す図である。 本実施の形態におけるカルテ情報の一例を示す図である。 本実施の形態におけるカルテ優先表示情報の一例を示す図である 本実施の形態における携帯端末の操作手順を示す図である。 本実施の形態における携帯端末に表示される操作画面の例を示す図である。 本実施の形態における携帯端末に表示される診療情報の一例を示す図である。 本実施の形態におけるユーザ認証処理フローを示す図である。 本実施の形態における診療情報表示処理フローの概要を示す図である。 本実施の形態における診療情報表示処理フローの詳細を示す図である。
以下,図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
[電子カルテシステム]
図1は,本実施の形態における電子カルテシステムの構成を示す図である。電子カルテシステム10は,各患者の診療記録等を有するカルテ情報を記憶するサーバ11と,パソコン等のクライアント13とを病院内に有する。 サーバ11は,LANや無線通信等の病院内ネットワーク12を介してクライアント13と接続する。
カルテ情報には,処方,検査等の各種オーダ伝票や患者の診療経過を記録するカルテ記事だけでなく,紹介状,同意書,レントゲン写真等,医療従事者の業務で使用されるあらゆる情報が含まれる。医師,看護師,薬剤師,検査技師,事務担当者等の各医療従事者は,クライアント13を操作してサーバ11に接続し,その職種に応じて必要となる情報をカルテ情報から参照しながら業務を行う。
しかしながら,医療従事者は,クライアント13を使用すると病院内でしかカルテ情報を参照できず,往診や訪問看護,訪問介護等の病院外での業務の際には,医師,看護師,ケアマネージャは紙媒体等で持ち歩く必要がある。また,医療従事者は,病院内であってもクライアント13が設置してある場所でしかカルテ情報を参照できない。
そのため,電子カルテシステム10は,さらに,医療従事者がどこからでもカルテ情報を容易に参照できるように, 病院内と病院外のいずれからでもサーバ11に接続できる携帯端末14,16を有する。携帯端末14,16は,例えばスマートフォン,PDA,タブレット型PC等の携帯型情報通信端末である。
病院内にあることを表す携帯端末14は,病院内ネットワーク12を介してサーバ11に接続する。携帯端末14とサーバ11とを接続する病院内ネットワーク12は,サーバ11と送受信するデータを保護するため,暗号化された無線LAN通信であってもよい。
病院外にあることを表す携帯端末16は,携帯電話網15を介してサーバ11に接続する。なお,携帯端末16は,携帯電話網14を利用し,VPN(Virtual Private Network)方式等でセキュアなネットワークを確立してサーバ11に接続してもよい。
携帯端末14,16の表示画面は,通常,クライアント13と比較して非常に小さい。そのため,携帯端末14,16の表示画面に一度に表示できる情報量が限られ,クライアント13と同じ構成でカルテ情報の各種情報を表示することは難しい。さらに,上述のとおり,カルテ情報が有する各種情報のうち,医療従事者が業務で使用する情報は職種に応じて異なる,又はその優先度が異なる。そのため,職種に応じて必要となる情報のみを,又は優先度の高い情報のみを携帯端末に表示できることが望ましい。
また,病院外の業務と病院内の業務とで,必要となる情報が異なる場合もある。例えば,病院外では,医療従事者が訪問先で診療に専念できるように,携帯端末16から訪問先患者への指示や処方等のカルテ情報をすぐに参照できることが求められる。一方,病院内では,医療従事者が,クライアント13だけでなく携帯端末14からも,外来患者や入院患者等の任意の患者を選択して,選択した患者のカルテ情報を参照できるようにすることが求められる。
そこで,本実施の形態では,後述する診療情報表示プログラムにより,携帯端末の利用者の職種と携帯端末の位置情報とに基づいて,カルテ情報からその利用者の業務に必要な情報を編集した診療情報を携帯端末に表示する。
[携帯端末の構成]
図2は,本実施の携帯における携帯端末の構成を示す図である。図2の携帯端末16は,ROM20と,CPU21と,RAM22と,位置検出手段23と,無線通信手段24と,表示手段25とバス26とを有する。携帯端末14も図2と同様な構成を有する。
位置検出手段23は,GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信する。無線通信手段24は,携帯電話網や無線LANの無線方式によるデータの送受信を行うための回路群である。表示手段25は,LCDやタッチパネルを有し,操作画面や各種メッセージ等を表示し,利用者からの操作を受け付ける。
ROM20は,病院内ネットワーク12又は携帯電話網15を介しサーバ11との接続を行う通信制御プログラム201,位置検出手段23が受信した信号を基に位置情報を計算する測位プログラム202,後述する診療情報取得プログラム203等の各種プログラムや,プログラムの実行に必要なデータを記憶する。
CPU21は,ROM20に記憶された各種プログラムを実行し,携帯端末16内の各装置の制御を行う。例えば,CPU21は,診療情報取得プログラム203を実行して,予約患者情報要求手段204,予約患者一覧受信手段205,診療情報要求手段206,診療情報受信手段207の機能を実現する。
予約患者情報要求手段204は,携帯端末16の利用者による操作に応じて,サーバ11に対して予約患者一覧又は訪問先の患者の診療情報を要求する。予約患者一覧受信手段205は,サーバ11から送信された予約患者一覧を受信し,表示手段25に表示する。また,診療情報要求手段206は,サーバ11に対して,予約患者一覧から選択された患者の診療情報を要求する。診療情報受信手段207は,サーバ11から送信された,選択された患者の診療情報を受信し,表示手段25に表示する。
RAM22は,CPU21がROM20からロードした各種プログラムや一時的なデータ等を記憶する。
[サーバの構成]
図3は,本実施の形態におけるサーバの構成を示す図である。図3のサーバ11は,ROM30と,CPU31と,RAM32と,病院内ネットワーク12及び携帯電話網15に接続するインタフェース33と,外部記憶手段34と,バス35とを有する。
ROM30は,携帯端末14,16と通信を行うための通信制御プログラム301や後述する認証プログラム302,診療情報表示プログラム303等の各種プログラムと,プログラムの実行に必要なデータとを記憶する。
CPU31は,ROM30に記憶された各種プログラムを実行し,サーバ11の各装置の制御を行う。例えば,CPU31は,認証プログラム302を実行して,携帯端末14,16から送信された利用者ID(利用者識別情報)とパスワードに基づいてユーザ認証を行う。また,CPU31は,診療情報表示プログラム303を実行して,携帯端末情報受信手段304,予約患者情報生成手段305,診療情報送信手段306の機能を実現する。
携帯端末情報受信手段304は,携帯端末の予約患者情報要求手段204により送信されたリクエスト信号とともに,携帯端末14,16に入力された利用者IDと携帯端末14,16の位置情報とを受信する。また,予約患者情報生成手段305は,受信した位置情報に基づき,携帯端末14,16へ予約患者一覧を送信する,又は受信した位置情報に最も近くにいる患者を選択する。そして,診療情報送信手段306は,選択された患者の診療情報を生成し携帯端末14,16に送信する。
RAM32は,CPU31がROM30からロードした各種プログラムや一時的なデータ等を記憶する。
外部記憶手段34は,利用者情報307,住所情報308,予約情報309,患者情報310,カルテ情報311,カルテ表示優先情報312等,認証プログラム302や診療情報表示プログラム303の実行に必要なデータを記憶する。
ここで,図4〜図7に,外部記憶手段34が記憶する情報308〜312の一例を示す図である。図4は,本実施の形態における利用者情報と住所情報の一例を示す図である。図5は,本実施の形態における予約情報と患者情報の一例を示す図である。図6は,本実施の形態におけるカルテ情報の一例を示す図である。図7は,本実施の形態におけるカルテ優先表示情報の一例を示す図である。
図4(1)の利用者情報307は,各利用者に割り当てられる利用者ID毎のパスワード及び利用者の職種を有する。利用者IDとパスワードは,携帯端末14,16からサーバに接続するときの認証処理で使用される。本実施の形態において,職種とは,医師,看護師,薬剤師,ケアマネージャ等,利用者の職務を表す。また,図4(2)の住所情報308は,緯度経度に対応する住所を有する。
図5(1)の予約情報309は,利用者ID毎の予約患者の一覧である。予約情報は,利用者ID毎に予約日時,予約時間及び各患者に割り当てられる患者IDを有する。図5(2)の患者情報310は,患者ID毎に患者の氏名及び住所を有する。
図6のカルテ情報311は,各患者の全診療記録である。具体的には,カルテ情報311は,処方オーダやカルテ記事等の電子カルテの種類を示す情報種別に対し,各情報種別の記載項目である項目種別とその記載内容である項目内容とを,患者毎に有する。
図7のカルテ優先表示情報312は,カルテ情報311のうち,携帯端末14,16に診療情報として表示する情報と,その情報の優先度を規定する。具体的には,カルテ優先表示情報312は,利用者IDに対応する職種毎及び位置情報に対応する位置区分毎に,情報種別の表示優先度と項目種別の表示優先度を有する。位置区分とは,携帯端末14,16の位置情報に基づいて,診療端末14,16が病院内,病院外のいずれかにあることを示す区分である。カルテ優先表示情報312の「情報種別優先度」列及び「項目種別優先度」列の番号は,表示優先度を表す。優先度の番号が小さい順に優先されるが,優先度「0」の項目種別は非表示となる。つまり,優先度「1」の項目種別が最優先となり,対応する情報種別内で最上位に表示される。
例えば,図7の行番号01〜09は,医師が病院内にいるとき携帯端末14に診療情報として表示する情報の優先度を表す。これにより,携帯端末14の表示手段25には,情報種別が,カルテ記事,処方オーダ,検体検査オーダ,指示オーダ,再診予約オーダの順に上から並べられて表示される。また,項目種別及び項目内容は,対応する情報種別の下に表示される。
具体的には,カルテ記事の下には主訴,所見の順に,処方オーダの下には薬品,用法の順に,それぞれ項目種別及び項目内容が表示される。検体検査オーダの下には検査内容が,指示オーダの下には指示内容がそれぞれ表示される。一方,項目種別優先度が「0」である,処方オーダの服用開始日,再診予約の予約日及び再診予約の担当医は,表示されない。つまり,診療情報は,カルテ優先表示情報312の規定内容に従って表示される。そのため,利用者は,カルテ優先表示情報312に優先度を設定することで,所望の診療情報を所望の並び順に,携帯端末14,16に表示することができる。
さらに,カルテ優先表示情報312は,職種毎及び位置区分毎に項目種別の修飾方法を規定する。図7では,「修飾方法」列が「無」である項目種別は,所定の文字サイズで表示されることを表す。一方,「修飾方法」列が「斜体」である項目種別は,文字が斜体になって携帯端末に表示されることを表す。例えば,図7の行番号04は,医師が病院内で携帯端末14に診療情報を表示すると,処方オーダの用法欄の文字が斜体になることを表す。なお,修飾方法は斜体に限らず,太字への変更,又は文字の色・サイズの変更でもよい。
[携帯端末の操作手順]
図8は,本実施の形態における携帯端末の操作手順を示す図である。図9は,本実施の形態における携帯端末に表示される操作画面の例を示す図である。
図9(1)は,携帯端末14,16からサーバに接続するためのログイン画面401を示す。携帯端末14,16の利用者は,利用者ID欄402,パスワード欄403にそれぞれ自身の利用者ID,パスワードを入力し,画面の下部に表示されているログインボタン404を押す(S10)。これにより,利用者IDとパスワードがサーバ11に送信され,認証プログラム302によるユーザ認証処理が行われる。
図9(2)は,ユーザ認証処理でエラーとならずに完了した結果,携帯端末14,16の表示手段25に表示されるメインメニュー405を示す。メインメニュー405には,利用者に診療の予約をしている患者を検索する予約患者検索406,病棟毎に患者を検索する病棟別検索407,患者の氏名で検索するカナ検索408等の検索方法が表示される。本実施の形態では,利用者は,携帯端末14,16に予約患者の診療情報を参照するために,メインメニュー405から予約患者検索406を選択する(S11)。
ここで,利用者が予約患者検索406を選択した場合,携帯端末14,16の位置情報に応じて,画面の遷移先が切り替わる(S12)。利用者が携帯端末14を病院内で操作した場合には,図9(2)から図9(3)の画面に遷移する(S13)。また,利用者が携帯端末16を病院外で操作して,図9(2)のメインメニュー406で予約患者検索406を選択すると,後述するように,最も近くにいる予約患者の診療情報,例えば図10(3)の診療情報503に遷移する(S15)。
図9に戻り,図9(3)は,病院内にいる利用者がメインメニュー405の予約患者検索406を選択した結果,携帯端末に表示される予約患者一覧409の一例である。予約患者一覧409は,利用者が携帯端末14を操作した時の属する日における予約時間と,その予約者と,携帯端末14の操作時点での診療状況とを有する。これにより,利用者は,携帯端末14を操作した日に自身に予約をしている患者を把握することができる。そして,利用者は,予約患者一覧409に表示される患者のなかから,診療情報を確認したい患者を選択する(S13)。
図10は,本実施の形態における携帯端末に表示される診療情報の一例を示す図である。図10は,例として,作成日付が2012年2月24日であるカルテ情報から生成された診療情報を示す。
本実施の形態では,後述するように,サーバ11は,診療情報表示プログラム303により,カルテ情報を日付順に編集して診療情報を生成する。携帯端末14,16はサーバ11から診療情報を受信し,図10のように,最新日付の診療情報を初めに表示する。利用者は,表示手段25上で指をスライドすることにより,表示手段25の画面をスクロールさせて2番目に新しい日付の診療情報を表示させることができる。さらに,利用者は,このスライド動作を繰り返すことで,所望の日付の診療情報を表示させることができる。
図10(1)は,医師以外の利用者,例えば看護師が図9(3)の予約患者一覧409から患者Cを選択したとき,携帯端末14に表示される診療情報501である(S14)。診療情報501では,情報種別がカルテ記事,検体検査オーダ,処方オーダ,再診予約オーダ,指示オーダの順に表示される。これは,図7には図示していないが,カルテ表示優先情報312に,職種が医師以外の職種で,かつ位置区分が病院内のとき,上記の順に情報種別表示優先度が規定されているためである。また,各情報種別の下に表示されている項目種別も,同様に,カルテ表示優先情報312に従い表示されている。
図10(2)は,医師が図9(3)の予約患者一覧409から患者Cを選択したとき,携帯端末14に表示される診療情報502である(S14)。診療情報502は,図7のカルテ表示優先情報312の行番号01〜09に基づいて,カルテ記事,処方オーダ,検体検査オーダ,指示オーダ,再診予約オーダの順に表示される。つまり,図10(1)の診療情報501とは表示順序が異なる。
また診療情報502では,処方オーダの薬品と用法の文字が太字に修飾されている。これは,図7のカルテ表示優先情報312の行番号03,04の「修飾」列に,文字を太字に修飾するよう規定されているためである。
さらに,診療情報502では,処方オーダの服用開始日は表示されない。これは,図7のカルテ表示優先情報312の行番号05に,項目種別表示優先度が「0」に規定されているためである。同様に,図7のカルテ表示優先情報312の行番号08,09により,再診予約オーダの予約日及び担当医も表示されない。
図10(3)は,看護師が病院外で図9(2)のメインメニュー405から,予約患者検索406を選択したときに,携帯端末16に表示される診療情報503である(S15)。これは,後述する診療情報表示プログラムにより,携帯端末の位置情報から最も近くにいる予約患者Fが選択され,予約患者Fの診療情報が生成されるためである。
診療情報503では,情報種別が,図7のカルテ表示優先情報312の行番号12〜20に基づいて,指示オーダ,処方オーダ,カルテ記事,検体検査オーダ,再診予約の順に表示されている。また,図7のカルテ表示優先情報312の行番号15に基づいて,処方オーダの服用開始日が太字に修飾されている。再診予約オーダの予約日及び担当医は,カルテ表示優先情報312行番号19,20で項目種別表示優先度が「0」に規定されているため,表示されない。
このように,本実施の形態では,利用者がログイン画面後のメインメニューで予約患者検索を選択すると,画面の遷移先が位置情報に対応する位置区分に基づいて切り替わる。位置区分が病院内の場合には,予約患者一覧が携帯端末に表示され,利用者は予約患者一覧から任意の患者を選択し診療情報を表示することができる。
一方,位置区分が病院内の場合には,携帯端末の位置情報から最も近くにいる患者の診療情報が表示される。そして,位置区分が病院内又は病院外のいずれの場合でも,診療情報は,カルテ表示優先情報で職種毎及び位置区分毎に規定された情報種別と項目種別の優先度に基づいて表示される。
これにより,病院内では,利用者は,自身に予約をしている患者を任意に選択し,自身の職種に応じて必要な,若しくは優先度の高い診療情報を確認することができる。また,病院外では,例えば訪問先の患者について,利用者は,自身の職種に応じて必要な,若しくは優先度の高い診療情報を簡単な操作で確認することができる。
[ユーザ認証処理]
図11は,本実施の形態におけるユーザ認証処理フローを示す図である。
利用者は,携帯端末14,16からサーバ11に接続するため,図9(1)のログイン画面401の利用者ID欄402,パスワード欄403に,それぞれ自身の利用者IDとパスワードを入力し,ログインボタン404を押す(S21)。これにより,利用者が入力した利用者IDとパスワードが,携帯端末14,16からサーバ11に送信される。
サーバ11のCPU31は,認証プログラム302を実行し,ユーザ認証処理を開始する。サーバ11のCPU31は,受信した利用者IDに基づき,利用者情報307が有するパスワードを取得し(S22),受信したパスワードと利用者情報307のパスワードとを照合する(S23)。
パスワードが一致しない場合は,サーバ11のCPU31は,エラーメッセージを携帯端末14,16に送信する。そして,エラーメッセージを受信した携帯端末14,16は,パスワードが不一致であること示すエラー画面を表示し(S24),所定の時間の経過後,ログイン画面401を再表示する。
パスワードが一致した場合は,サーバ11のCPU31は,認証完了メッセージを携帯端末14,16に送信する。そして,認証完了メッセージを受信した携帯端末14,16は,図9(2)のメインメニュー405を表示する(S25)。この後,利用者は,メインメニュー405に表示された検索方法406〜408から任意の検索方法を選択し,所望の患者の診療情報を参照することができる。
このように,電子カルテシステム10は,携帯端末14,16から診療情報を参照することができる利用者を,利用者情報307に自身の利用者IDとパスワードとを有する利用者に限定している。
[診療情報表示処理]
図12は,本実施の形態における診療情報表示処理フローの概要を示す図である。図13は,本実施の形態における診療情報表示処理フローの詳細を示す図である。以下,診療情報表示処理フローについて,図12,図13を用いながら2つの実施の形態を挙げて説明する。
第1の実施の形態では,利用者が病院内の携帯端末14から診療情報を参照する。具体的には,利用者IDがAAAAである医師(以下医師AAAAと記す。)が,2012年3月1日に携帯端末14を操作して予約患者検索を行い,患者Cの診療情報を参照するものとする。
第2の実施の形態では,利用者が病院外の携帯端末16から診療情報を参照する。具体的には,利用者IDがBBBBである看護師(以下看護師BBBBと記す。)が,2012年3月1日に訪問先の患者C宅で携帯端末16を操作して予約患者検索を行い,患者Cの診療情報を参照するものとする。
[第1の実施の形態(利用者が病院内の携帯端末14から診療情報を参照)]
医師AAAAが図9(2)のメインメニュー405で予約患者検索406を選択すると,携帯端末14のCPU21は診療情報取得プログラム203を実行して,予約患者情報の要求を行う(S30)。具体的には,携帯端末14のCPU21は,医師AAAAによる予約患者検索406の選択に応答して,位置検出手段23が受信した信号を基に,携帯端末14の位置情報を計算する(S30−1)。そして,携帯端末14のCPU21は,予約患者情報を要求するリクエスト信号とともに,携帯端末14の位置情報とユーザ認証処理のステップS21で入力された利用者ID「AAAA」とをサーバ11へ送信する(S30−2)。
サーバ11が位置情報と利用者ID「AAAA」とを受信すると(S31),サーバ11のCPU31は診療情報表示プログラム303を実行して,受信した位置情報に基づき位置区分を生成し,携帯端末14が病院内又は病院外にあるかを判定する(S32)。
具体的には,サーバ11のCPU31は,受信した位置情報が有する携帯端末の緯度経度に基づいて,その緯度経度に対応する住所を,図4(2)の住所情報308から取得する(S32−1)。そして,取得した住所が病院の住所と一致する場合には,サーバ11のCPU31は位置区分「病院内」を生成し,取得した住所が病院の住所と一致しない場合には,サーバ11のCPU31は位置区分「病院外」を生成する(S32−2)。そして,位置区分が病院内の場合は,サーバ11のCPU31は予約患者一覧の送信処理を開始する(S33)。一方,位置区分が病院外の場合は,サーバ11のCPU31は,受信した位置情報に最も近くにいる予約患者の選択処理を開始する(S36)。第1の実施の形態では,医師AAAAが病院内にある携帯端末14を操作しているため位置区分は病院内となる。
位置区分が病院内の場合,サーバ11のCPU31は,利用者ID「AAAA」に基づいて,携帯端末14を操作している日(2012年3月1日)における医師AAAAの予約患者の患者IDと予約時間とを図5(1)の予約情報309から取得し,さらに患者IDに対応する患者氏名を図5(2)患者情報310から取得する(S33−1)。すなわち,サーバ11のCPU31は,図5(1)の予約情報309から行番号01,03,05等の患者IDと予約時間とを取得し,図5(2)のの患者情報310から行番号01〜03等の患者氏名を取得する。
そして,サーバ11のCPU31は,予約時間順に患者ID,患者氏名を並べた予約患者一覧を生成し,携帯端末14へ送信する(S33−2)。
携帯端末14がサーバ11から予約患者一覧を受信すると,携帯端末14のCPU21は,例えば図9(3)に示すように,予約患者一覧を表示手段25に表示して医師AAAAに患者の選択を促す(S34)。本実施の形態では,医師AAAAは,図9(3)の予約患者一覧409から患者Cを選択する。
そして,携帯端末14のCPU21は,選択された患者Cの患者ID「00003」をサーバ11に送信し,患者Cの診療情報を要求する(S35)。
サーバ11のCPU31は,携帯端末14から患者ID「00003」を受信すると,受信した患者ID「00003」に対応する診療情報を生成する(S37)。まず,サーバ11のCPU31は,ステップS31で受信した利用者ID「AAAA」に対応する職種「医師」を,図4(1)の利用者情報307から取得する(S37−1)。さらに,サーバ11のCPU31は,図6のカルテ情報311から,受信した患者ID「00003」の診療記録,すなわち行番号01〜11のデータを取得する(S37−2)。
次に,サーバ11のCPU31は,ステップS37−2で取得した患者Cの診療記録を編集する(S37−3)。サーバ11のCPU31は,ステップS37−1で取得した職種「医師」,ステップS32−2で生成した位置区分「病院内」,及びステップS37−2で取得した診療記録の情報種別と項目種別に基づいて,図7のカルテ表示優先情報312から,診療情報として表示する情報種別及びその優先度並びに項目種別,その優先度及び修飾方法を取得する。そして,サーバ11のCPU31は,図7のカルテ表示優先情報312に規定された優先度や修飾方法に従い,ステップS37−2で取得した診療記録を日付順に編集する。これにより,患者Cの診療情報が生成される。
ステップS37−3の完了後,サーバ11のCPU31は患者Cの診療情報を携帯端末14へ送信する(S37−4)。そして,携帯端末14のCPU21は,図10(2)のように,受信した診療情報のうち最新日付の診療情報を最初に表示手段25に表示する(S38)。
このように,利用者が病院内で携帯端末14を操作して予約患者検索を行うと,サーバ11は,携帯端末14の位置情報に対応する位置区分「病院内」に基づいて予約患者一覧を生成し,携帯端末14に送信する。そして,利用者が携帯端末14に表示された予約患者一覧から予約患者を選択することにより,サーバ11は,利用者の職種と,携帯端末14の位置区分「病院内」と,カルテ表示優先情報312とに基づいて,カルテ情報311が有する選択した患者の診療記録を編集し,診療情報を生成する。携帯端末14は,サーバ11から受信した,選択した患者の診療情報を表示する。
これにより,病院内にいる利用者は,自身に予約をしている患者について,自身の職種と携帯端末14の位置情報とを基にして,自身の職種に応じて必要な又は優先度の高い診療情報を参照することができる。
[第2の実施の形態(利用者が病院外の携帯端末16から診療情報を参照)]
看護師BBBBが図9(2)のメインメニュー405で予約患者検索406を選択すると,携帯端末16のCPU21は診療情報取得プログラム203を実行して,予約患者情報の要求を行う(S30)。すなわち,携帯端末16のCPU21は,第1の実施の形態と同様に,位置情報を計算後,予約患者情報を要求するリクエスト信号と併せて,位置情報と利用者ID「BBBB」とをサーバ11へ送信する(S30−1,S30−2)。
サーバ11のCPU31は,第1の実施の形態と同様に,S31で受信した位置情報に基づき,位置区分を生成し判定を行う(S32)。第2の実施の形態では,位置区分「病院外」が生成される。
位置区分が「病院外」の場合,サーバ11のCPU31は,看護師BBBBの予約患者のうち,携帯端末16の位置情報に最も近くにいる患者を選択する(S36)。
具体的には,まず,サーバ11のCPU31は,受信した利用者ID「BBBB」に基づいて,携帯端末16を操作している日(2012年3月1日)における医師BBBBの予約患者の患者IDを図5(1)の予約情報309から取得する(S36−1)。すなわち,サーバ11のCPU31は,図5(1)の予約情報309から,行番号02,04の患者ID「20001」,「20002」等を取得する。
次に,サーバ11のCPU31は,ステップS36−1で取得した患者IDから,携帯端末16に表示する患者を選択する(S36−2)。サーバ11のCPU31は,患者の選択にあたり,患者IDに基づいて予約患者の住所を患者情報から取得し,さらに,住所情報308に基づいて予約患者の住所を緯度経度に変換する。そして,サーバ11のCPU31は,各予約患者の緯度経度と携帯端末16の位置情報の緯度経度とを比較する。比較の結果,サーバ11のCPU31は,携帯端末16の位置情報から所定の距離以内にいる予約患者のうち最も近くの予約患者を,携帯端末16に診療情報を表示する患者として選択する。第2の実施の形態では,看護師BBBBは患者F宅で携帯端末16を操作しているため,患者Fが選択される。
ここで,ステップS36−2にて,携帯端末16の位置情報から所定の距離以内に予約患者がいない場合には,サーバ11のCPU31はステップS33−1の処理を実行し,第1の実施の形態と同様に,予約患者一覧を生成して携帯端末16へ送信する。これにより,看護師BBBBは,携帯端末16に表示された予約患者一覧から,患者Fを選択することができる(S35)。
ステップS36−2又はステップS35にて患者Fが選択されると,サーバ11のCPU31は,第1の実施の形態と同様に,患者Fの診療情報を生成して携帯端末16に送信する(S37)。そして,携帯端末16のCPU21は,図10(3)のように,受信した診療情報のうち最新日付の診療情報を最初に表示手段25に表示する(S38)。
このように,利用者が病院外で携帯端末16を操作して予約患者検索を行うと,サーバ11は,携帯端末16の位置情報に対応する位置区分「病院外」に基づき,携帯端末16に最も近くに住所を有する予約患者の選択を開始する。そして,サーバ11は,利用者の職種と,携帯端末の位置区分「病院外」と,カルテ表示優先情報312とに基づいて,選択した患者の診療記録を編集し,診療情報を生成する。携帯端末14は,サーバ11から受信した,選択した患者の診療情報を表示する。
これにより,病院外にいる利用者は,訪問先の患者について,自身の職種と携帯端末16の位置情報とを基にして,自身の職種に応じて必要な又は優先度の高い診療情報を参照することができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
無線によりネットワークと接続し,位置情報を検出し,選択された患者の診療情報を表示する携帯端末と,
利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有し,ネットワークを介して前記携帯端末と接続するサーバとを有し,
前記携帯端末は,前記携帯端末の利用者の利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを前記サーバに送信し,
前記制御手段は,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,
前記携帯端末は,受信した前記診療情報を表示する電子カルテシステム。
(付記2)
付記1において,
前記位置区分は,病院内又は病院外のいずれかである電子カルテシステム。
(付記3)
付記2において,
さらに,前記記憶手段は,患者毎の住所を有する患者情報と,診療の予約をしている患者の患者識別情報を前記利用者毎に有する予約情報とを記憶し,
前記制御手段は,前記受信した位置情報に対応する位置区分が病院外である場合,前記受信した利用者識別情報と前記受信した位置情報と前記患者情報と前記予約情報とに基づいて,前記受信した利用者識別情報に対応する利用者に診療の予約をしている患者のうち前記受信した位置情報に最も近くにいる患者を選択する電子カルテシステム。
(付記4)
付記3において,
前記受信した利用者識別情報に対応する利用者に診療の予約をしている患者が前記受信した位置情報から所定の距離以内にいなく,前記サーバが患者を選択できない場合,
前記制御手段は,前記受信した利用者識別情報と前記予約情報とに基づいて,前記受信した利用者識別情報に対応する利用者に診療の予約をしている患者の一覧を前記携帯端末に送信し,
前記携帯端末は,受信した一覧を表示して選択を促し,選択された患者の患者識別情報を前記サーバに送信する電子カルテシステム。
(付記5)
付記2において,
さらに,前記記憶手段は,診療の予約をしている患者の患者識別情報を前記利用者毎に有する予約情報とを記憶し,
前記制御手段は,前記受信した位置情報に対応する位置区分が病院内である場合,前記受信した利用者識別情報と前記予約情報とに基づいて,前記受信した利用者識別情報に対応する利用者に診療の予約をしている患者の一覧を前記携帯端末に送信し,
前記携帯端末は,受信した一覧を表示して選択を促し,選択された患者の患者識別情報を前記サーバに送信する電子カルテシステム。
(付記6)
付記1において
前記制御手段は,前記選択された患者の診療記録を日付順に編集して診療情報を生成し,
前記携帯端末は,受信した診療情報を日付の新しい順に表示する電子カルテシステム。
(付記7)
位置情報を検出し,選択された患者の診療情報を表示する携帯端末とネットワークを介して接続するサーバであって,
利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,
前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有し,
前記制御手段は,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,前記携帯端末に前記診療情報を表示させるサーバ。
(付記8)
位置情報を検出し選択された患者の診療情報を表示する携帯端末とネットワークを介して接続し,利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有するサーバを有する電子カルテシステムの診療情報表示方法において,
前記携帯端末が,利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを前記サーバに送信する端末情報送信ステップと,
前記制御手段が,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信する診療情報送信ステップと,
前記携帯端末が,受信した診療情報を表示する診療情報表示ステップとを有する診療情報表示方法。
(付記9)
位置情報を検出し選択された患者の診療情報を表示する携帯端末とネットワークを介して接続し,利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段を有するサーバに診療情報表示処理を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムであって,
前記サーバが,前記携帯端末から,利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを受信する端末情報受信工程と,
前記サーバが,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,前記携帯端末に前記診療情報を表示させる診療情報送信工程とを有するプログラム。
201 :通信制御プログラム
202 :測位プログラム
203 :診療情報取得プログラム
204 :予約患者情報要求手段
205 :予約患者一覧受信手段
206 :診療情報要求手段
207 :診療情報受信手段
301 :通信制御プログラム
302 :認証プログラム
303 :診療情報表示プログラム
304 :携帯端末情報受信手段
305 :予約患者情報生成手段
306 :診療情報送信手段
307 :利用者情報
308 :住所情報
309 :予約情報
310 :患者情報
311 :カルテ情報
312 :カルテ表示優先情報

Claims (7)

  1. 無線によりネットワークと接続し,位置情報を検出し,選択された患者の診療情報を表示する携帯端末と,
    利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有し,ネットワークを介して前記携帯端末と接続するサーバとを有し,
    前記携帯端末は,前記携帯端末の利用者の利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを前記サーバに送信し,
    前記制御手段は,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,
    前記携帯端末は,受信した前記診療情報を表示する電子カルテシステム。
  2. 請求項1において,
    前記位置区分は,病院内又は病院外のいずれかである電子カルテシステム。
  3. 請求項2において,
    さらに,前記記憶手段は,患者毎の住所を有する患者情報と,診療の予約をしている患者の患者識別情報を前記利用者毎に有する予約情報とを記憶し,
    前記制御手段は,前記受信した位置情報に対応する位置区分が病院外である場合,前記受信した利用者識別情報と前記受信した位置情報と前記患者情報と前記予約情報とに基づいて,前記受信した利用者識別情報に対応する利用者に診療の予約をしている患者のうち前記受信した位置情報に最も近くにいる患者を選択する電子カルテシステム。
  4. 請求項2において,
    さらに,前記記憶手段は,診療の予約をしている患者の患者識別情報を前記利用者毎に有する予約情報とを記憶し,
    前記制御手段は,前記受信した位置情報に対応する位置区分が病院内である場合,前記受信した利用者識別情報と前記予約情報とに基づいて,前記受信した利用者識別情報に対応する利用者に診療の予約をしている患者の一覧を前記携帯端末に送信し,
    前記携帯端末は,受信した一覧を表示して選択を促し,選択された患者の患者識別情報を前記サーバに送信する電子カルテシステム。
  5. 位置情報を検出し,選択された患者の診療情報を表示する携帯端末とネットワークを介して接続するサーバであって,
    利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,
    前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有し,
    前記制御手段は,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,前記携帯端末に前記診療情報を表示させるサーバ。
  6. 位置情報を検出し選択された患者の診療情報を表示する携帯端末とネットワークを介して接続し,利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段と,前記携帯端末に表示する診療情報を生成する制御手段とを有するサーバを有する電子カルテシステムの診療情報表示方法において,
    前記携帯端末が,利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを前記サーバに送信する端末情報送信ステップと,
    前記制御手段が,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信する診療情報送信ステップと,
    前記携帯端末が,受信した診療情報を表示する診療情報表示ステップとを有する診療情報表示方法。
  7. 位置情報を検出し選択された患者の診療情報を表示する携帯端末とネットワークを介して接続し,利用者毎の職種情報を有する利用者情報,患者毎の診療記録を有するカルテ情報,及び前記カルテ情報のうち前記診療情報として表示する内容を前記職種情報と前記携帯端末の位置区分とに応じて規定するカルテ表示優先情報を記憶する記憶手段を有するサーバに診療情報表示処理を実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムであって,
    前記サーバが,前記携帯端末から,利用者識別情報と前記携帯端末の位置情報とを受信する端末情報受信工程と,
    前記サーバが,前記利用者情報と,受信した利用者識別情報に対応する利用者の職種情報と,受信した位置情報に対応する位置区分と,前記カルテ表示優先情報とに基づいて,前記カルテ情報が有する選択された患者の診療記録を編集して診療情報を生成し,前記診療情報を前記携帯端末に送信し,前記携帯端末に前記診療情報を表示させる診療情報送信工程とを有するプログラム。
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