JP5344778B1 - 情報提供装置、および情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザからの申し送り情報を他のユーザへ送信すること。
【解決手段】情報提供装置300は、ユーザが所持するユーザ端末から、認証情報を受信する認証情報受信手段と、認証情報受信手段によって受信された認証情報に基づいて認証を行って、ユーザを特定するユーザ特定手段と、ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に関連する他のユーザからの申し送り情報を記録装置から読み出す申し送り情報読み出し手段と、申し送り情報読み出し手段によって読み出された申し送り情報を、ユーザ特定手段によって特定されたユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換する申し送り情報変換手段と、申し送り情報変換手段によって変換された送信用申し送り情報をユーザ端末へ送信する送信用申し送り情報送信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供装置、および情報提供システムに関する。
次のような介護支援システムが知られている。この介護支援システムでは、複数の事業所に配置された端末とネットワークを介して接続され、事業所に所属するスタッフが利用者に対して介護サービスを行う上で必要な介護サービス情報を端末に提供する(例えば、特許文献1)。
特開2010−205263号公報
介護サービスに携わるスタッフであるユーザは、職種が医師、看護士、介護士等の多種にわたる上、ユーザの熟練度も様々であるため、ユーザ間で情報の申し送りをするに当たり、ユーザ間で申し送り情報に対する理解度が相違したり、ユーザの職種によっては、申し送り情報に開示することが好ましくない情報が含まれている可能性がある。しかしながら、従来の介護支援システムでは、これらの課題を解決するための方法については、何ら検討されていなかった。
本発明による情報提供装置は、ユーザが所持するユーザ端末から、認証情報を受信する認証情報受信手段と、認証情報受信手段によって受信された認証情報に基づいて認証を行って、ユーザを特定するユーザ特定手段と、ユーザ特定手段によって特定されたユーザの職種を特定する職種特定手段と、ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度を特定する熟練度特定手段と、ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に関連する他のユーザによって文章で入力された申し送り情報を記録装置から読み出す申し送り情報読み出し手段と、申し送り情報読み出し手段によって読み出された申し送り情報の文章内に含まれる、ユーザ特定手段によって特定されたユーザに応じた変換対象用語を特定する変換対象用語特定手段と、変換対象用語特定手段によって特定された変換対象用語を対象として、申し送り情報読み出し手段によって読み出された申し送り情報を、ユーザ特定手段によって特定されたユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換する申し送り情報変換手段と、申し送り情報変換手段によって変換された送信用申し送り情報をユーザ端末へ送信する送信用申し送り情報送信手段とを備え、記録装置には、職種ごとに用語を変換するための職種別用語変換辞書と、ユーザの担当業務に対する熟練度ごとに用語を変換するための熟練度別用語変換辞書とが記録されており、変換対象用語特定手段は、申し送り情報の文章内に、職種特定手段によって特定されたユーザの職種に応じた職種別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該用語を変換対象用語として特定して、申し送り情報変換手段は、職種別用語変換辞書を参照して、変換対象用語特定手段によって特定された変換対象用語を変換し、変換対象用語特定手段は、申し送り情報の文章内に、熟練度特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度に応じた熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該用語を変換対象用語として特定して、申し送り情報変換手段は、熟練度別用語変換辞書を参照して、変換対象用語特定手段によって特定された変換対象用語を変換することを特徴とする
本発明では、記録装置には、ユーザへの開示を禁止する情報が職種ごとに記録されており、変換対象用語特定手段は、申し送り情報の文章内に、ユーザの職種に対して開示が禁止されている用語が含まれている場合には、該用語を変換対象用語として特定し、申し送り情報変換手段は、申し送り情報の文章内から変換対象用語特定手段によって特定された変換対象用語を削除するようにしてもよい
発明による情報提供装置はまた、ユーザが所持するユーザ端末から、認証情報を受信する認証情報受信手段と、認証情報受信手段によって受信された認証情報に基づいて認証を行って、ユーザを特定するユーザ特定手段と、ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度を特定する熟練度特定手段と、ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に関連する他のユーザによって文章で入力された申し送り情報を記録装置から読み出す申し送り情報読み出し手段と、申し送り情報読み出し手段によって読み出された申し送り情報の文章内に含まれる、ユーザ特定手段によって特定されたユーザに応じた変換対象用語を特定する変換対象用語特定手段と、変換対象用語特定手段によって特定された変換対象用語を対象として、申し送り情報読み出し手段によって読み出された申し送り情報を、ユーザ特定手段によって特定されたユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換する申し送り情報変換手段と、申し送り情報変換手段によって変換された送信用申し送り情報をユーザ端末へ送信する送信用申し送り情報送信手段とを備え、記録装置には、ユーザの担当業務に対する熟練度ごとに、用語を変換するための熟練度別用語変換辞書が記録されており、変換対象用語特定手段は、申し送り情報に、熟練度特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度に応じた熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該用語を変換対象用語として特定し、申し送り情報変換手段は、熟練度別用語変換辞書を参照して、変換対象用語特定手段によって特定された変換対象用語を変換することを特徴とする。
記録装置には、製品名ごとにその製品の詳細情報が記録されており、変換対象用語特定手段は、申し送り情報に、製品名が含まれている場合には、該製品名を変換対象用語として特定し、申し送り情報変換手段は、記録装置からその製品の詳細情報を読み出して、変換対象用語特定手段によって変換対象用語として特定された製品名に詳細情報を付加するようにしてもよい。
記録装置には、製品名ごとにその製品の代替品に関する情報が記録されており、変換対象用語特定手段は、申し送り情報に、製品名が含まれている場合には、該製品名を変換対象用語として特定し、申し送り情報変換手段は、記録装置からその製品の代替品に関する情報を読み出して、変換対象用語特定手段によって変換対象用語として特定された製品名に代替品に関する情報を付加するようにしてもよい。
本発明による情報提供装置は、ユーザ端末から、担当業務に関する他のユーザへの申し送り情報を受信する申し送り情報受信手段と、申し送り情報受信手段によって受信された申し送り情報を記録装置へ記録する申し送り情報記録手段とをさらに備えることが好ましい。
本発明による情報提供システムは、上記いずれかのユーザ端末と、上記いずれかの情報提供装置とを通信回線を介して接続したことを特徴とする。
本発明によれば、申し送り情報を、ユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換してからユーザ端末へ送信するため、ユーザ間での申し送り情報に対する理解度の相違や、申し送り情報にユーザに対して開示することが好ましくない情報が含まれているか否かを加味して申し送り情報を変換してからユーザに開示することができる。
情報提供システム100の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 ユーザ端末200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 情報提供装置300の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 情報提供装置300で実行される申し送り情報記録処理の流れを示すフローチャート図である。 情報提供装置300で実行される申し送り情報送信処理の流れを示すフローチャート図である。
図1は、本実施の形態における情報提供システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報提供システム100は、複数のユーザ端末200と、情報提供装置300とで構成される。ユーザ端末200は、複数のユーザがそれぞれ所持する端末であって、例えばスマートフォン、タブレット端末、PDA、パソコン等の情報端末が用いられる。また、情報提供装置300は、複数のユーザ端末200と通信を行って種々の処理を実行するための装置であって、例えば、サーバ装置やパソコン等の情報処理装置が用いられる。
本実施の形態では、情報提供装置300と各ユーザ端末200とは、例えばインターネットや携帯電話網等の通信回線を介して接続される。なお、図1では、1台の情報提供装置300と2台のユーザ端末200とで構成される例を示しているが情報提供システム100の構成はこれに限定されない。例えば、複数の情報提供装置300で処理を分散させるようにしてもよい。また、ユーザ端末200の数は特に限定されるものではない。
図2は、本実施の形態におけるユーザ端末200としてタブレット端末を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、タブレット端末に、情報提供装置300から情報を受信して表示するためのアプリケーションをインストールすることにより、本実施の形態におけるユーザ端末200として動作する。なお、アプリケーションのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、ユーザがこれをダウンロードにより入手し、ユーザ端末200にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、アプリケーションのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
ユーザ端末200は、タッチパネル201と、通信モジュール202と、制御装置203とを備えている。
タッチパネル201は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、ユーザ端末200のユーザは、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、ユーザ端末200を操作することができる。タッチパネル201は、ユーザによるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置203へ出力する。
通信モジュール202は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介してインターネットに接続するためのモジュールが用いられる。ユーザ端末200は、この通信モジュール202を介して情報提供装置300と通信を行う。
制御装置203は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、ユーザ端末200の全体を制御する。なお、制御装置203を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、ユーザ端末200を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、上述したアプリケーションのプログラムが記録されている。
図3は、本実施の形態における情報提供装置300としてサーバ装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報提供装置300は、操作部材301と、接続IF(インターフェース)302と、制御装置303と、記録装置304とを備えている。
操作部材301は、情報提供装置300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
接続IF302は、情報提供装置300をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報提供装置300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続IF302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
記録装置304は、情報提供装置300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
以下、医療と訪問介護を連携させた地域包括ケアサービスにおいて、被介護者を担当する医師、看護士、介護士、薬剤師、理学療法士といった人物がユーザとなってユーザ端末200を操作し、これらのユーザ間で被介護者に関する申し送り情報を情報提供装置300を介して共有する場合を想定して、本実施の形態における情報提供システム100における処理について説明する。このために、ユーザ端末200には、上述したアプリケーションとして、あらかじめ地域包括ケアアプリケーションがインストールされているものとする。
ユーザ端末200では、制御装置203は、ユーザによってタッチパネル201上に表示されたアイコンがタッチされることにより、本実施の形態における情報提供システム100で利用するための地域包括ケアアプリケーションの実行が指示されると、地域包括ケアアプリケーションを起動して、タッチパネル201上にユーザIDとパスワードの入力を受け付けるためのログイン画面を表示する。ログインに用いるユーザIDとパスワードはあらかじめ発行してユーザに通知されているものとする。
例えば、ユーザが、ユーザ端末200を介して情報提供装置300にアクセスし、事前に氏名、職種、当該職種に応じた業務の経験年数等の種々のユーザ情報を入力してユーザ登録を行うと、情報提供装置300の制御装置303によって、ユーザIDとパスワードが発行されるものとする。制御装置303は、発行したユーザIDとパスワード、及びユーザ登録に用いられたユーザ情報を関連付けたユーザ登録情報を記録装置304に記録する。
制御装置203は、ログイン画面上でユーザにユーザIDとパスワードが入力されてログインが指示されると、入力されたユーザIDとパスワードを認証情報として情報提供装置300へ送信する。
情報提供装置300では、制御装置303は、ユーザ端末200から認証情報を受信すると、記録装置304に記録されたユーザ登録情報の中に、ユーザ端末200から受信したユーザIDとパスワードの組と同一のデータが存在するか否かを判断する。その結果、同一のユーザIDとパスワードの組が存在する場合には、ユーザを特定するとともにユーザ端末200によるログインを許可し、存在しない場合にはログインを禁止する。制御装置303は、ユーザ端末200へこの認証結果を示す情報を送信する。これによって、ユーザ端末200から地域包括ケアアプリケーションを介した情報提供システム100の利用が可能となる。
ユーザは、ユーザ端末200を操作して、自身の担当業務に関する他のユーザへの申し送り事項を入力し、その情報を申し送り情報として情報提供装置300へ送信することができる。本実施の形態では、例えば、ユーザは、被介護者を訪問して、診察や患者の状況を確認した場合に、その被介護者の訪問結果をタッチパネル201上で入力し、それをその被介護者を担当する他のユーザへの申し送り事項とすることができる。具体的には、ユーザは、タッチパネル201上で申し送り事項の入力を行うための入力画面を表示するように指示することができる。制御装置203は、ユーザによって入力画面の表示が指示された場合には、タッチパネル201上に不図示の入力画面を表示する。
制御装置203は、入力画面を表示した際には、タッチパネル201上に入力画面とともに仮想的なキーボードなどの文字入力画面を表示し、該文字入力画面上でのユーザのタッチ操作を検出して、文字の入力を受け付ける。あるいは、入力画面上で指先やタッチペンを用いた手書き文字の入力を受け付けるようにしてもよい。
ユーザは、入力画面上で、被介護者の状況について、他のユーザへの申し送り事項をテキスト入力する。例えば、ユーザが医師である場合には、その日の被介護者の診察結果を当該被介護者を担当する他の医師、看護士、介護士、薬剤師、理学療法士といった他のユーザへの申し送り事項として入力する。また、ユーザが介護士である場合には、その日の被介護者に対して行った世話の内容や、介護士がその日に気付いた点などを当該被介護者を担当する医師、看護士、他の介護士、薬剤師、理学療法士といった他のユーザへの申し送り事項として入力する。
制御装置203は、ユーザによって入力画面上で申し送り事項が入力され、情報提供装置300への送信が指示された場合には、入力画面上で入力された申し送り事項の情報、すなわち申し送り情報と、被介護者を特定するための情報と、申し送り情報を入力したユーザのユーザIDとを通信回線を介して情報提供装置300へ送信する。なお、被介護者を特定するための情報としては、各被介護者を一意に特定するための情報、例えば被介護者IDが用いられる。
情報提供装置300では、制御装置303は、ユーザ端末200から申し送り情報と被介護者を特定するための情報とユーザIDとを受信すると、これらを関連付けて記録装置304に記録する。
情報提供装置300では、あらかじめ被介護者を特定するための情報と、その被介護者を担当するユーザのユーザIDとが関連付けて記録されており、制御装置303は、この関連付け情報を用いて、ユーザが担当する被介護者を特定することができる。本実施の形態では、制御装置303は、上述したように、ユーザ端末200によるログインを許可した後に、ユーザ端末200から、ログインしたユーザの担当業務に関する申し送り情報として、ユーザが担当する被介護者に対する申し送り情報の閲覧が要求された場合には、当該ユーザが担当する被介護者を特定し、特定した被介護者に対する他のユーザからの申し送り情報が記録装置304に記録されているか否かを判断する。
制御装置303は、特定した被介護者に対する他のユーザからの申し送り情報が記録装置304に記録されていると判断した場合には、ログインされたユーザ端末200に対して他のユーザからの申し送り情報を送信する。本実施の形態では、制御装置303は、ユーザ端末200に対して他のユーザからの申し送り情報を送信するに当たって、ログインユーザの職種や担当業務に対する熟練度に応じて申し送り情報を変換する。そして、制御装置303は、変換後の申し送り情報を送信用申し送り情報として、ユーザ端末200へ送信する。
具体的には、記録装置304には、ユーザへの開示を禁止する情報が職種ごとに記録されている。制御装置303は、上述したユーザ登録情報に基づいてログインユーザの職種を特定し、申し送り情報にログインユーザの職種に対して開示が禁止されている情報が含まれている場合には、申し送り情報内から開示が禁止されている情報を削除することによって送信用申し送り情報を生成する。
例えば、医師が被介護者の診察結果を示す申し送り情報を入力した場合、この申し送り情報には、被介護者の病名などの、本人や家族の同意なしに他の職種のユーザに開示することが禁止された個人情報が含まれる可能性がある。本実施の形態では、このようなユーザの職種によって閲覧の可否が決まる情報をあらかじめ職種ごとに設定しておき、申し送り情報内にログインユーザの職種に対して開示が禁止されている情報が含まれる場合には、申し送り情報内からその情報を削除する。これによって、申し送り情報を入力するユーザは、自身が入力する申し送り情報の中に他の職種のユーザが閲覧すべきではない情報が含まれているか否かを意識せずに、自由にデータの入力を行うことができる。また、申し送り情報を閲覧するユーザに対して、本来は閲覧が禁止されている情報を開示してしまうことを防ぐことができる。
一例を挙げると、「褥瘡」という単語が医師と看護士以外の職種に対しては開示を禁止するように登録されている場合に、医師が被介護者の診察結果の申し送り情報に、「褥瘡の悪化は著しく、部分壊死の可能性があります。」という文章を入力すると、「褥瘡」という単語が含まれる当該文章は他の医師や看護士には開示されるが、介護士には開示されないといったような閲覧制限をかけることができる。
また、記録装置304には、職種ごとに、用語を変換するための職種別用語変換辞書が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、ログインユーザの職種に応じた職種別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、職種別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換することによって送信用申し送り情報を生成する。
例えば、申し送り情報に含まれる用語には、医師、看護士、介護士等の同じ職種間では理解することができるが、他の職種には理解が困難な専門用語や、職種によって意味が異なったり、取るべき措置が職種ごとに異なる用語等が含まれる可能性がある。本実施の形態では、このようなユーザの職種ごとに理解度が異なる用語を、他の職種のユーザでも理解可能な言葉に変換するための職種別用語変換辞書を用意しておき、制御装置303は、申し送り情報内にログインユーザの職種に応じた職種別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には該職種別用語変換辞書を参照して用語を変換する。これによって、申し送り情報を入力するユーザは、自身が入力する申し送り情報の中に職種によっては理解の仕方が異なる用語が含まれているか否かを意識せずに、自由にデータの入力を行うことができる。また、申し送り情報を閲覧するユーザは、自身の職種に応じた用語に置き換えられた情報を閲覧して、申し送り内容を正確に把握することができる。
一例を挙げると、医師が被介護者の診察結果の申し送り情報に、ラキソベロンという薬品名の略称である「ラキソ」という単語を含めた場合、この用語は、ログインユーザが薬品名に詳しくないユーザ、例えば介護士である場合には、「ラキソベロン」と変換される。あるいは、医師が被介護者の診察結果の申し送り情報に、「報告」という単語を含めた場合、この用語は、ユーザが看護士である場合には、「報告(システムに登録、緊急時は医師へ電話、或いは119番通報)」と変換され、ユーザが介護士である場合には、「報告(システムに登録、緊急時は119番通報)」と変換され、医師からの申し送り事項を職種ごとに具体的に明示することができる。
また、制御装置303は、上述したユーザ登録情報に基づいてログインユーザの職種に応じた業務の経験年数を特定する。記録装置304には、当該担当業務と年数との組に対して、ユーザの担当業務に対する熟練度ごとに用語を変換するための熟練度別用語変換辞書が記録されている。制御装置303は、申し送り情報に、ログインユーザの担当業務に対する熟練度に応じた熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、熟練度別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換することによって送信用申し送り情報を生成する。
例えば、申し送り情報に含まれる用語には、同じ職種間であっても、ベテランユーザは理解できるが経験の浅いユーザは理解することができない用語など、担当業務に対する経験年数の違いによっては理解度が異なる用語が含まれる可能性がある。本実施の形態では、このようなユーザの担当業務に対する熟練度の違いによって理解度が異なる用語を、熟練度を示す指標として経験年数を用いて、他の熟練度のユーザでも理解可能な言葉に変換するための熟練度別用語変換辞書を用意しておく。例えば、Aという用語を経験年数が1年〜5年のユーザに対してはBという用語に変換し、経験年数が6年〜10年のユーザに対してはCという用語に変換し、経験年数が10年以上のユーザに対してはDという用語に変換するといった変換関係を記録した熟練度別用語変換辞書をあらかじめ用意しておく。
制御装置303は、申し送り情報内にログインユーザの担当業務に対する熟練度に応じた熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該熟練度別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換する。これによって、申し送り情報を入力するユーザは、自身が入力する申し送り情報の中に、熟練度によってはその用語を理解できないユーザがいるのではないかということを意識せずに、自由にデータの入力を行うことができる。また、申し送り情報を閲覧するユーザは、自身が理解可能な用語に置き換えられた情報を閲覧して、申し送り内容を把握することができる。
一例を挙げると、医師が被介護者の診察結果の申し送り情報に、「脂肪腫」という単語を含めた場合、この用語は、ユーザが熟練した看護士である場合には、「脂肪腫(悪性腫瘍に分類される脂肪肉腫が稀にありCT/MRIでの診断が必要)」と変換され、ユーザが新人の看護士である場合には、「脂肪腫(大半が良性腫瘍、痛みなし、急激に大きくなると悪性の可能性あり)」と変換され、医師からの申し送り事項を担当看護士の熟練度にかかわらず正確に理解させることができる。
また、記録装置304には、製品名ごとにその製品の詳細情報が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、詳細情報が記録されている製品名が含まれている場合には、記録装置304からその製品の詳細情報を読み出して、申し送り情報内の製品名に読み出した詳細情報を付加して送信用申し送り情報を生成する。
例えば、申し送り情報に含まれる用語には、医師が投薬を指示する薬品名が含まれる可能性がある。この場合、投薬を指示する医師は薬品名のみを申し送り事項に含める可能性があるが、実際に投薬を行ったり、被介護者に服用を指示する看護士は、その服用方法を正確に把握する必要がある。このため、薬品名に対してその服用方法を特定するための詳細情報を記録しておき、申し送り情報にその薬品名が含まれている場合には、詳細情報を付加して、服用方法を正確に伝えることができる。
一例を挙げると、医師が被介護者の診察結果を記した申し送り情報に、上述したラキソベロンという薬品名の略称である「ラキソ」という単語が含まれている場合、この用語は、ログインユーザが実際に投薬を行ったり、被介護者に服用を指示する看護士である場合には、「ラキソ(食後1錠・3回)」と変換されることにより、この薬の服用方法を明示することができる。
また、薬に関する知識を有する医師や看護士は、薬品名を見ればそれがどういう効果を有する薬かを理解することができるが、薬に関する知識に乏しい介護士等は、薬品名を見てもそれが何の薬であるかを理解することができない可能性がある。このため、薬品名に対してその薬の内容を特定するための詳細情報を記録しておき、申し送り情報にその薬品名が含まれている場合には、詳細情報を付加して理解を容易にすることができる。
一例を挙げると、医師が被介護者の診察結果を記した申し送り情報に、上述したラキソベロンという薬品名の略称である「ラキソ」という単語が含まれている場合、この用語は、ログインユーザが薬品名に詳しくないユーザ、例えば介護士である場合には、「ラキソベロン(下剤)」と変換されることにより、この薬が下剤であることを明示することができる。
また、記録装置304には、製品名ごとにその製品の代替品に関する情報が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、代替品に関する情報が記録されている製品名が含まれている場合には、記録装置304からその製品の代替品に関する情報を読み出して、申し送り情報内の製品名に代替品に関する情報を付加することにより送信用申し送り情報を生成する。
例えば、薬品には、同じ効能を有する薬品が複数存在する場合があり、ジェネリック医薬品等がこれに該当する。このため、本実施の形態では、薬品名に対してその薬品に対応するジェネリック医薬品の名称を関連付けて記録しておき、申し送り情報にその薬品名が含まれている場合には、その薬品に対応するジェネリック医薬品名を付加して、医師が指示した薬には代替品があることを他のユーザに伝えることができる。
一例を挙げると、医師が被介護者の診察結果を記した申し送り情報に、上述したラキソベロンという薬品名の略称である「ラキソ」という単語を含めた場合、この用語は、ログインユーザが薬品名に詳しいユーザ、例えば看護士である場合には、「ラキソ(ジェネリック:ベルベロン、チャルドール、ラキソデート)」と変換されることにより、この薬の代替品としてジェネリック医薬品が存在することを明示することができる。なお、この場合は、上述した詳細情報と代替品の情報が併せて追加されるため、実際には、「ラキソ(ジェネリック:ベルベロン、チャルドール、ラキソデート、食後1錠・3回)」のように変換されることになる。
図4は、本実施の形態において、情報提供装置300で実行される申し送り情報記録処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、上述したようにユーザ端末200から申し送り情報を受信すると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
ステップS10において、制御装置303は、ユーザ端末200から受信した申し送り情報と、被介護者を特定するための情報、例えば被介護者IDと、ユーザIDとを関連付けて記録装置304に記録する。その後、処理を終了する。
図5は、本実施の形態において、情報提供装置300で実行される申し送り情報送信処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理は、上述したようにユーザ端末200から申し送り情報の閲覧が要求されると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
ステップS110において、制御装置303は、上述したように、ログインを受け付けたユーザのユーザIDに関連付けて記録されている被介護者を特定することにより、ログインしたユーザが担当している被介護者を特定する。その後、ステップS120へ進む。
ステップS120では、制御装置303は、ステップS110で特定した被介護者に対する他のユーザからの申し送り情報が記録装置304に記録されているか否かを判断する。ステップS120で否定判断した場合には、処理を終了する。これに対して、ステップS120で肯定判断した場合には、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御装置303は、ステップS110で特定した被介護者に対する他のユーザからの申し送り情報を記録装置304から読み出して、ステップS140へ進む。
ステップS140では、制御装置303は、上述したように、ログインユーザのユーザ登録情報に基づいてログインユーザの職種を特定し、申し送り情報に、ログインユーザの職種に対して開示が禁止されている情報が含まれているか否かを判断する。ステップS140で否定判断した場合には、後述するステップS160へ進む。これに対して、ステップS140で肯定判断した場合には、ステップS150へ進む。
ステップS150では、制御装置303は、ステップS130で読み出した申し送り情報内から、開示が禁止されている情報を削除する。その後、ステップS160へ進む。
ステップS160では、制御装置303は、上述したように、申し送り情報にログインユーザの職種に応じた職種別用語変換辞書に登録されている用語が含まれているか否かを判断する。ステップS160で否定判断した場合には、後述するステップS180へ進む。これに対して、ステップS160で肯定判断した場合には、ステップS170へ進む。
ステップS170では、制御装置303は、職種別用語変換辞書を参照して、ステップS130で読み出した申し送り情報内の用語を変換する。その後、ステップS180へ進む。
ステップS180では、制御装置303は、上述したように、申し送り情報にログインユーザの担当業務に対する熟練度に応じた熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれているか否かを判断する。ステップS180で否定判断した場合には、後述するステップS200へ進む。これに対して、ステップS180で肯定判断した場合には、ステップS190へ進む。
ステップS190では、制御装置303は、熟練度別用語変換辞書を参照して、ステップS130で読み出した申し送り情報内の用語を変換する。その後、ステップS200へ進む。
ステップS200では、制御装置303は、上述したように、申し送り情報に、記録装置304に詳細情報が記録されている製品名が含まれているか否かを判断する。ステップS200で否定判断した場合には、後述するステップS220へ進む。これに対して、ステップS200で肯定判断した場合には、ステップS210へ進む。
ステップS210では、制御装置303は、記録装置304からその製品の詳細情報を読み出して、ステップS130で読み出した申し送り情報内の製品名に付加する。その後、ステップS220へ進む。
ステップS220では、制御装置303は、上述したように、申し送り情報に、記録装置304に代替品に関する情報が記録されている製品名が含まれているか否かを判断する。ステップS220で否定判断した場合には、後述するステップS240へ進む。これに対して、ステップS220で肯定判断した場合には、ステップS230へ進む。
ステップS230では、制御装置303は、記録装置304からその製品の代替品に関する情報を読み出して、ステップS130で読み出した申し送り情報内の製品名に代替品に関する情報を付加する。その後、ステップS240へ進む。
ステップS240では、制御装置303は、ステップS130で読み出した申し送り情報を上記ステップS140〜S230の処理によって変換することによって得られた送信用申し送り情報を申し送り情報の閲覧が要求されたユーザ端末200へ送信する。その後、処理を終了する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)制御装置303は、ユーザ端末200から、ユーザIDとパスワードとを含む認証情報を受信し、受信した認証情報に基づいて認証を行ってユーザを特定するようにした。そして、ログインユーザの担当業務に関連する申し送り情報が記録装置304に記録されている場合に、記録装置304から申し送り情報を読み出すとともに、申し送り情報を、ログインユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換して、ユーザ端末200へ送信するようにした。これによって、ユーザ間での申し送り情報に対する理解度の相違や、申し送り情報にユーザに対して開示することが好ましくない情報が含まれているか否かを加味して申し送り情報を変換してからユーザに開示することができる。また、介護ステーション、リハビリステーション、看護ステーション、薬局、病院等といった多事業所間、および医師、看護士、介護士、薬剤師、理学療法士といった多職種間で申し送り情報を共有させることができるとともに、多職種間のコミュニケーションを支援することができる。
(2)制御装置303は、ユーザ登録情報に基づいてログインユーザの職種を特定し、申し送り情報にログインユーザの職種に対して開示が禁止されている情報が含まれている場合には、申し送り情報内から開示が禁止されている情報を削除するようにした。これによって、申し送り情報を入力するユーザは、自身が入力する申し送り情報の中に他の職種のユーザが閲覧すべきではない情報が含まれているか否かを意識せずに、自由にデータの入力を行うことができる。また、申し送り情報を閲覧するユーザに対して、本来は閲覧が禁止されている情報を開示してしまうことを防ぐことができる。
(3)記録装置304には、職種ごとに、用語を変換するための職種別用語変換辞書が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、ログインユーザの職種に応じた職種別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、職種別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換するようにした。これによって、申し送り情報を入力するユーザは、自身が入力する申し送り情報の中に職種によっては理解の仕方が異なる用語が含まれているか否かを意識せずに、自由にデータの入力を行うことができる。また、申し送り情報を閲覧するユーザは、自身の職種に応じた用語に置き換えられた情報を閲覧して、申し送り内容を正確に把握することができる。
(4)記録装置304には、当該担当業務と年数との組に対して、ユーザの担当業務に対する熟練度ごとに用語を変換するための熟練度別用語変換辞書が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、ログインユーザの担当業務に対する熟練度に応じた熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、熟練度別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換するようにした。これによって、申し送り情報を入力するユーザは、自身が入力する申し送り情報の中に、熟練度によってはその用語を理解できないユーザがいるのではないかということを意識せずに、自由にデータの入力を行うことができる。また、申し送り情報を閲覧するユーザは、自身が理解可能な用語に置き換えられた情報を閲覧して、申し送り内容を把握することができる。
(5)記録装置304には、製品名ごとにその製品の詳細情報が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、詳細情報が記録されている製品名が含まれている場合には、記録装置304からその製品の詳細情報を読み出して、申し送り情報内の製品名に読み出した詳細情報を付加するようにした。これによって、薬品名に対してその服用方法を特定するための詳細情報を記録しておけば、申し送り情報にその薬品名が含まれている場合に、詳細情報を付加して、服用方法を正確に伝えることができる。
(6)記録装置304には、製品名ごとにその製品の代替品に関する情報が記録されており、制御装置303は、申し送り情報に、代替品に関する情報が記録されている製品名が含まれている場合には、記録装置304からその製品の代替品に関する情報を読み出して、申し送り情報内の製品名に代替品に関する情報を付加するようにした。これによって、薬品名に対してその薬品に対応するジェネリック医薬品の名称を関連付けて記録しておけば、申し送り情報にその薬品名が含まれている場合に、その薬品に対応するジェネリック医薬品名を付加して、医師が指示した薬には代替品があることを他のユーザに伝えることができる。
(7)制御装置303は、ユーザ端末200から、担当業務に関する他のユーザへの申し送り情報を受信し、受信した申し送り情報と、被介護者を特定するための被介護者IDと、ログインユーザのユーザIDとを関連付けて記録装置304へ記録するようにした。これによって、ユーザ端末200上で入力された申し送り情報を記録装置304へ記録して、ユーザ間で共有することが可能となる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の情報提供システム100は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、医療と訪問介護を連携させた地域包括ケアサービスにおいて、被介護者を担当する医師、看護士、介護士、薬剤師、理学療法士といった人物がユーザとなってユーザ端末200を操作し、これらのユーザ間で被介護者に関する申し送り情報を情報提供装置300を介して共有する場合を想定した情報提供システム100について説明した。しかしながら、情報提供システム100は、地域包括ケアサービス以外の業務で利用するようにしてもよい。すなわち、制御装置303が、ユーザ端末200から認証情報を受信し、受信した認証情報に基づいて認証を行ってユーザを特定し、ユーザの担当業務に関連する申し送り情報が記録装置304に記録されている場合に、記録装置304から申し送り情報を読み出すとともに、申し送り情報をユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換して、ユーザ端末200へ送信することが好ましい他の業務やサービスに対しても本発明は適用可能である。
(2)上述した実施の形態では、制御装置303は、ユーザ端末200に対して他のユーザからの申し送り情報を送信するに当たって、ログインユーザの職種や担当業務に対する熟練度に応じて申し送り情報を変換するようにした。そして、その具体的な方法として、(A)申し送り情報からログインユーザの職種に対して開示が禁止されている情報を削除、(B)職種別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換、(C)熟練度別用語変換辞書を参照して申し送り情報内の用語を変換、(D)申し送り情報内の製品名に製品の詳細情報を付加、(E)申し送り情報内の製品名に代替品に関する情報を付加といった変換処理を行う例について説明した。しかしながら、制御装置303は、この(A)〜(E)の変換処理のうち、少なくとも1つの変換処理を行うようにしてもよい。また、情報提供システム100が扱う業務やサービスに応じて、他の変換処理を追加してもよい。
(3)上述した実施の形態では、ユーザ端末200は、例えばスマートフォン、タブレット、PDA、パソコン等の一般的な情報端末が用いられる例について説明した。しかしながら、これらの汎用性のある情報端末ではなく、情報提供装置300と通信を行うための専用端末を用いてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 情報提供システム
200 ユーザ端末
201 タッチパネル
202 通信モジュール
203 制御装置
300 情報提供装置
301 操作部材
302 接続IF
303 制御装置
304 記録装置

Claims (7)

  1. ユーザが所持するユーザ端末から、認証情報を受信する認証情報受信手段と、
    前記認証情報受信手段によって受信された前記認証情報に基づいて認証を行って、ユーザを特定するユーザ特定手段と、
    前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザの職種を特定する職種特定手段と、
    前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度を特定する熟練度特定手段と、
    前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に関連する他のユーザによって文章で入力された申し送り情報を記録装置から読み出す申し送り情報読み出し手段と、
    前記申し送り情報読み出し手段によって読み出された前記申し送り情報の文章内に含まれる、前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザに応じた変換対象用語を特定する変換対象用語特定手段と、
    前記変換対象用語特定手段によって特定された前記変換対象用語を対象として、前記申し送り情報読み出し手段によって読み出された前記申し送り情報を、前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換する申し送り情報変換手段と、
    前記申し送り情報変換手段によって変換された前記送信用申し送り情報を前記ユーザ端末へ送信する送信用申し送り情報送信手段とを備え、
    前記記録装置には、職種ごとに用語を変換するための職種別用語変換辞書と、ユーザの担当業務に対する熟練度ごとに用語を変換するための熟練度別用語変換辞書とが記録されており、
    前記変換対象用語特定手段は、前記申し送り情報の文章内に、前記職種特定手段によって特定されたユーザの職種に応じた前記職種別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該用語を前記変換対象用語として特定して、前記申し送り情報変換手段は、前記職種別用語変換辞書を参照して、前記変換対象用語特定手段によって特定された前記変換対象用語を変換し、
    前記変換対象用語特定手段は、前記申し送り情報の文章内に、前記熟練度特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度に応じた前記熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該用語を前記変換対象用語として特定して、前記申し送り情報変換手段は、前記熟練度別用語変換辞書を参照して、前記変換対象用語特定手段によって特定された前記変換対象用語を変換することを特徴とする情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供装置において、
    前記記録装置には、ユーザへの開示を禁止する情報が職種ごとに記録されており、
    前記変換対象用語特定手段は、前記申し送り情報の文章内に、ユーザの職種に対して開示が禁止されている用語が含まれている場合には、該用語を前記変換対象用語として特定し、
    前記申し送り情報変換手段は、前記申し送り情報の文章内から前記変換対象用語特定手段によって特定された前記変換対象用語を削除することを特徴とする情報提供装置。
  3. ユーザが所持するユーザ端末から、認証情報を受信する認証情報受信手段と、
    前記認証情報受信手段によって受信された前記認証情報に基づいて認証を行って、ユーザを特定するユーザ特定手段と、
    前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度を特定する熟練度特定手段と
    前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザの担当業務に関連する他のユーザによって文章で入力された申し送り情報を記録装置から読み出す申し送り情報読み出し手段と、
    前記申し送り情報読み出し手段によって読み出された前記申し送り情報の文章内に含まれる、前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザに応じた変換対象用語を特定する変換対象用語特定手段と、
    前記変換対象用語特定手段によって特定された前記変換対象用語を対象として、前記申し送り情報読み出し手段によって読み出された前記申し送り情報を、前記ユーザ特定手段によって特定されたユーザに提供するための送信用申し送り情報に変換する申し送り情報変換手段と、
    前記申し送り情報変換手段によって変換された前記送信用申し送り情報を前記ユーザ端末へ送信する送信用申し送り情報送信手段とを備え、
    前記記録装置には、ユーザの担当業務に対する熟練度ごとに、用語を変換するための熟練度別用語変換辞書が記録されており、
    前記変換対象用語特定手段は、前記申し送り情報の文章内に、前記熟練度特定手段によって特定されたユーザの担当業務に対する熟練度に応じた前記熟練度別用語変換辞書に登録されている用語が含まれている場合には、該用語を前記変換対象用語として特定し、
    前記申し送り情報変換手段は、前記熟練度別用語変換辞書を参照して、前記変換対象用語特定手段によって特定された前記変換対象用語を変換することを特徴とする情報提供装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記記録装置には、製品名ごとにその製品の詳細情報が記録されており、
    前記変換対象用語特定手段は、前記申し送り情報に、前記製品名が含まれている場合には、該製品名を前記変換対象用語として特定し、
    前記申し送り情報変換手段は、前記記録装置からその製品の詳細情報を読み出して、前記変換対象用語特定手段によって前記変換対象用語として特定された製品名に前記詳細情報を付加することを特徴とする情報提供装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記記録装置には、製品名ごとにその製品の代替品に関する情報が記録されており、
    前記変換対象用語特定手段は、前記申し送り情報に、前記製品名が含まれている場合には、該製品名を前記変換対象用語として特定し、
    前記申し送り情報変換手段は、前記記録装置からその製品の代替品に関する情報を読み出して、前記変換対象用語特定手段によって前記変換対象用語として特定された製品名に前記代替品に関する情報を付加することを特徴とする情報提供装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報提供装置において、
    前記ユーザ端末から、担当業務に関する他のユーザへの前記申し送り情報を受信する申し送り情報受信手段と、
    前記申し送り情報受信手段によって受信された前記申し送り情報を前記記録装置へ記録する申し送り情報記録手段とをさらに備えることを特徴とする情報提供装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のユーザ端末と、請求項1〜6のいずれかに記載の情報提供装置とを通信回線を介して接続した情報提供システム。
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