JP6497037B2 - 患者情報表示プログラム、患者情報表示方法及び患者情報表示装置 - Google Patents

患者情報表示プログラム、患者情報表示方法及び患者情報表示装置 Download PDF

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Description

本件は、患者情報表示プログラム、患者情報表示方法及び患者情報表示装置に関する。
医師や看護師などの医療従事者が患者宅に訪問して診療を行う在宅医療が知られている。在宅医療には、訪問診療と往診の2つの診療形態がある(例えば特許文献1参照)。訪問診療は、患者宅に定期的に訪問して診療を行う定期的な診療形態である。往診は、患者の急変時など、患者の求めに応じて緊急で患者宅に訪問して診療を行う非定期的な診療形態である。
訪問診療の場合、診療日時が事前に決められている。このため、医療従事者は病院の設備として管理されている端末装置(例えばノート型のPersonal Computer(PC)など)を持参して患者宅に訪問することができる。以下の説明では、病院の設備として管理されている端末装置を電子カルテ端末と呼ぶ。医療従事者は病院内や病院外で電子カルテ端末を操作して、病院内に設けられたサーバから患者の診療情報を記録した電子カルテを取得する。医療従事者は、電子カルテを取得した後、診療中又は診療後に診療内容をその電子カルテに記録する。尚、病院内に設けられたサーバに電子カルテが保存されていることは知られている(例えば特許文献2参照)。
一方、往診の場合、診療日時が事前に決められていない。このため、病院から緊急連絡を受けた医療従事者が例えば夜間や休日などにより自宅に在宅していれば電子カルテ端末を持参して患者宅に訪問することができない場合がある。この場合、医療従事者は病院の設備として管理されていない端末装置(例えば自己所有のスマートフォンやタブレット端末など)を操作して電子カルテシステムから電子カルテを取得し、診療内容を記録する。尚、以下の説明では、病院の設備として管理されていない端末装置を非電子カルテ端末と呼ぶ。
特開2010−176371号公報 特開2013−206284号公報
ところが、非電子カルテ端末装置の画面の大きさは、電子カルテ端末の画面と比べると小さい場合がある。このため、電子カルテ端末に表示される電子カルテの各種項目をそのまま非電子カルテ端末装置に表示させると、電子カルテの閲覧性が著しく劣化するという問題点がある。
そこで、1つの側面では、訪問診療か往診かによって表示させる項目を変更することができる患者情報表示プログラム、患者情報表示方法及び患者情報表示装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示の患者情報表示プログラムは、訪問診療か往診かの選択を受け付け、受け付けた前記選択が往診である場合、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる、処理をコンピュータに実行させる患者情報表示プログラムである。
本明細書に開示の患者情報表示方法は、訪問診療か往診かの選択を受け付け、受け付けた前記選択が往診である場合、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる、処理を含む患者情報表示方法である。
本明細書に開示の患者情報表示装置は、訪問診療か往診かの選択を受け付ける受付手段と、受け付けた前記選択が往診である場合、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる制御を行う制御手段と、を備える患者情報表示装置である。
本明細書に開示の患者情報表示プログラム、患者情報表示方法及び患者情報表示装置によれば、訪問診療か往診かによって表示させる項目を変更することができる。
図1は、電子カルテシステムの一例を説明するための図である。 図2は、患者情報表示装置のハードウェア構成の一例である。 図3は、患者情報表示装置のブロック図の一例である。 図4は、メニュー情報記憶部,・・・,実行機能記憶部がそれぞれ記憶するテーブルを説明するための図である。 図5は、電子カルテ作成画面表示処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、訪問診療の際に電子カルテ端末に表示される画面の一例である。 図7は、オーダ画面の一例である。 図8は、診療予約画面の一例である。 図9は、書状作成画面の一例である。 図10は、処方テンプレート画面の一例である。 図11は、カルテ入力テンプレート画面の一例である。 図12は、往診の際に電子カルテ端末に表示される画面の一例である。 図13は、往診の際に非電子カルテ端末に表示される画面の一例である。 図14は、表示切り分け処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、診療時刻記録処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、診療点数算出処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、死亡診断書生成処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、実行機能集計処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、電子カルテシステムSの一例を説明するための図である。
電子カルテシステムSは、電子カルテ端末100と患者情報表示装置200を含んでいる。電子カルテシステムSにプリンタPRを含めてもよい。電子カルテ端末100は、Local Area Network(LAN)などのネットワークNW1やアクセスポイントAP1を介して有線又は無線により患者情報表示装置200と接続されている。電子カルテ端末100及び患者情報表示装置200は病院10の設備として病院10内に設置され、病院10の関係者によって管理されている。例えば、電子カルテ端末100には端末装置毎に病院10の関係者によって設定された識別情報により管理されている。識別情報としては、例えばユーザー名、アカウント名やコンピュータ名などがある。識別情報が付与されているか否かによって電子カルテ端末100か否かを確認することができる。尚、病院10には、診療所やクリニックといった医療機関も含まれる。また、例えば病院10の耐震性が低い場合や病院10が水害を被る地域に立地している場合には、患者情報表示装置200が病院10外に設置されていてもよい。
電子カルテ端末100は電子カルテの閲覧に適した携帯可能な端末装置である。電子カルテ端末100としては例えばノート型のPCがあるが、電子カルテの閲覧に適した端末装置であれば限定されない。電子カルテ端末100は、医療従事者によって操作される。医療従事者は主治医か否かによってその属性が分けられている。具体的には、主治医及び副主治医が属する主治医属性と、主治医及び副主治医の指導の下に医療に従事する常勤の医師、臨時医を含む非常勤の医師、代理の医師などが属する非主治医属性とに分けられる。非主治医属性には看護師、薬剤師、理学療法士なども含まれる。尚、属性の分け方は主治医属性と非主治医属性に限定されず、例えば常勤医と非常勤医といった分け方であってもよい。図1に示すように、医療従事者は病院10内の電子カルテ端末100を持参して、患者宅21に訪問することができる。
例えば、訪問診療の場合、事前に決められた訪問日時に従って、医療従事者は電子カルテ端末100を持参して、患者宅21に訪問する。訪問日時が事前に決められているため、訪問日時が勤務時間内であれば医療従事者は病院10内にいることが多い。したがって、医療従事者は病院10から電子カルテ端末100を持参して患者宅21に訪問する。医療従事者は患者宅21から電子カルテ端末100で患者情報表示装置200にアクセスしてログインし、電子カルテを作成する画面を起動する。医療従事者は画面上で訪問診療を表す選択を行うと、患者情報表示装置200はその選択を受け付ける。患者情報表示装置200は訪問診療を表す選択を受け付けると、訪問診療に要する各種情報を、インターネットや携帯電話網といったネットワークNW2及びアクセスポイントAP2を介して電子カルテ端末100に送信する。電子カルテ端末100の表示部は患者情報表示装置200から送信された訪問診療に要する各種情報を表示する。尚、患者宅21におけるアクセスポイントAP2と電子カルテ端末100との接続は、有線接続であってもよい。
一方、往診の場合、患者宅21や患者宅22から代表受付が電話により緊急連絡を受け付ける。受け付けた代表受付の者は医療従事者のスケジュール、内線番号、緊急連絡先及び電子メールアドレスなどを示した用紙や画面を確認し、往診可能な医療従事者に電話や電子メールなどの通信機能により連絡を繋ぐ。往診可能な医療従事者には主治医属性の医療従事者及び非主治医属性の医療従事者の双方が含まれる。そして、連絡を受けた往診可能な医療従事者が病院10内又はその付近にいれば、医療従事者は病院10から電子カルテ端末100を持参して、患者宅21に訪問する。医療従事者は患者宅21から電子カルテ端末100で患者情報表示装置200にアクセスしてログインし、電子カルテを作成する画面を起動する。医療従事者は画面上で往診を表す選択を行うと、患者情報表示装置200はその選択を受け付ける。患者情報表示装置200は往診を表す選択を受け付けると、往診に要する各種情報を、ネットワークNW2及びアクセスポイントAP2を介して電子カルテ端末100に送信する。電子カルテ端末100の表示部は、患者情報表示装置200から送信された往診に要する各種情報を表示する。
ところが、連絡を受けた医療従事者が電子カルテ端末100を取りに行けない程度に離れた場所や取りに行くと多大な時間がかかる場所にいる場合がある。この場合、病院10によって管理されてない非電子カルテ端末300を持参して、患者宅22に訪問する。医療従事者は患者宅22から非電子カルテ端末300で患者情報表示装置200にアクセスしてログインし、電子カルテを作成する画面を起動する。医療従事者は画面上で往診を表す選択を行うと、患者情報表示装置200はその選択を受け付ける。患者情報表示装置200は往診を表す選択を受け付けると、往診に要する各種情報を、ネットワークNW2及び携帯基地局BSを介して非電子カルテ端末300に送信する。非電子カルテ端末300の表示部は、患者情報表示装置200から送信された往診に要する各種情報を表示する。
次に、図2を参照して、上述した患者情報表示装置200のハードウェア構成について説明する。
図2は、患者情報表示装置200のハードウェア構成の一例である。
図2に示すように、患者情報表示装置200は、少なくともCentral Processing Unit(CPU)200A、Random Access Memory(RAM)200B、Read Only Memory(ROM)200C及びネットワークI/F(インタフェース)200Dを含んでいる。電子カルテ端末100及び非電子カルテ端末300も基本的に同様の構成を有する。患者情報表示装置200は、必要に応じて、Hard Disk Drive(HDD)200E、入力I/F200F、出力I/F200G、入出力I/F200H、ドライブ装置200Iの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU200A・・・ドライブ装置200Iは、内部バス200Jによって互いに接続されている。少なくともCPU200AとRAM200Bとが協働することによってコンピュータが実現される。
入力I/F200Fには、入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。
出力I/F200Gには、表示装置720が接続される。表示装置720としては、例えば液晶ディスプレイがある。
入出力I/F200Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUniversal Serial Bus(USB)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F200Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。
入力I/F200F及び入出力I/F200Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F200Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
ドライブ装置200Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCompact Disc(CD)−ROM、Digital Versatile Disc(DVD)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置200Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。
ネットワークI/F200Dは、例えばポートとPhysical Layer Chip(PHYチップ)とを備えている。患者情報表示装置200は、ネットワークI/F200Dを介してネットワークNW1,NW2と接続される。
上述したRAM200Bには、ROM200CやHDD200Eに記憶されたプログラムがCPU200Aによって格納される。RAM200Bには、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU200Aによって格納される。格納されたプログラムをCPU200Aが実行することにより、後述する各種の機能が実現され、また、各種の動作が実行される。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
次に、図3及び図4を参照して、患者情報表示装置200の詳細について説明する。
図3は、患者情報表示装置200のブロック図の一例である。図4は、メニュー情報記憶部201,・・・,実行機能記憶部207がそれぞれ記憶するテーブルを説明するための図である。
患者情報表示装置200は、図3に示すように、メニュー情報記憶部201、従事者情報記憶部202及び患者情報記憶部203を含んでいる。患者情報表示装置200は、強調項目記憶部204、施設情報記憶部205、傷病情報記憶部206及び実行機能記憶部207を含んでいる。患者情報表示装置200は、受付手段としての受付部208及び制御手段としての表示制御部209を含んでいる。患者情報表示装置200は、診療時刻記録部210、送信手段としての診療点数算出部211、死亡診断書生成部212及び実行機能集計部213を含んでいる。
メニュー情報記憶部201は、電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に表示させる電子カルテの表示項目を定義するメニュー情報を記憶している。メニュー情報をどのように定義するかは電子カルテシステムSの管理者や運用担当者などによって適宜決定される。ここで、メニュー情報記憶部201は、図4(a)に示すように、メニュー情報テーブルT1,T1´を記憶している。メニュー情報テーブルT1は、受付部208が電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300から受け付けた選択が往診を表す選択である場合に利用される。メニュー情報テーブルT1´は、受付部208が電子カルテ端末100から受け付けた選択が訪問診療を表す選択である場合に利用される。メニュー情報テーブルT1,T1´は、少なくとも領域、連番及び表示項目を構成要素としている。領域は電子カルテ端末100の画面を複数の矩形の領域に分割した場合に領域毎に付与される情報を表している。例えば、電子カルテ端末100の画面を縦方向に3分割した場合、領域1は画面右端の領域を表し、領域2は画面左端の領域を表し、領域3は画面中央の領域を表している(図12参照)。尚、画面の3分割は一例であって、少なくとも2分割あればよい。連番は各領域に表示させる表示項目の上からの順序を表している。例えば、領域2において、主病名の表示項目は領域2の一番上に表示され、バイタルラインの表示項目は、主病名の直下に表示され、直近の過去カルテの表示項目はバイタルラインの直下に表示される(図12参照)。尚、表示項目の順序や数についても特に限定されない。表示制御部209は、メニュー情報テーブルT1に基づいて、往診の際に電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に表示させる表示項目を診療に要する情報として決定する。尚、受付部208が受け付けた選択が訪問診療を表す選択である場合、表示制御部209は、メニュー情報テーブルT1´に定義された後述する全ての表示項目を診療に要する情報として電子カルテ端末100に表示させる。
従事者情報記憶部202は、医療従事者に関する情報を記憶している。具体的には、図4(b)に示すように、従事者情報記憶部202は、従事者情報テーブルT2を記憶している。従事者情報テーブルT2は、少なくとも従事者名、職種及び電話番号を構成要素としている。電話番号は、医療従事者の緊急連絡先の電話番号である。表示制御部209は、従事者情報テーブルT2に登録された従事者名や電話番号を電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に表示させる。医療従事者は表示された従事者名の中から自身の名前を選択すると、電子カルテ端末100の送信部や非電子カルテ端末300の送信部は、選択された従事者名を患者情報表示装置200に送信する。
患者情報記憶部203は、患者と患者の主治医に関する情報を記憶している。具体的には、図4(c)に示すように、患者情報記憶部203は、患者情報テーブルT3を記憶している。患者情報テーブルT3は、少なくとも患者名と、その患者を主に診療する主治医を構成要素としている。表示制御部209は、患者情報テーブルT3に登録された患者名を、電子カルテ端末100の表示部や非電子カルテ端末300の表示部に表示させる。医療従事者は表示された患者名の中から自身が担当する患者名を選択すると、電子カルテ端末100の送信部や非電子カルテ端末300の送信部は、選択された患者名を患者情報表示装置200に送信する。
強調項目記憶部204は、強調する表示項目に関する情報を予め記憶している。具体的には、図4(d)に示すように、強調項目記憶部204は、強調項目テーブルT4を記憶している。強調項目テーブルT4は、少なくとも項目名を構成要素としている。表示制御部209は、強調項目テーブルT4に登録された項目名を有する表示項目を強調して電子カルテ端末100の表示部や非電子カルテ端末300の表示部に表示させる。例えば、非主治医属性に属する医療従事者が患者を診療する場合、表示制御部209は、電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に表示させる項目を強調項目テーブルT4に基づいて強調して表示させる。これにより、患者の診療に主治医ほど慣れていない非主治医属性の医療従事者であっても、重要な表示項目の見落としや見誤りを防ぐことができる。
施設情報記憶部205は、往診を担う医療機関に関する情報を記憶している。具体的には、図4(e)に示すように、施設情報記憶部205は、施設情報テーブルT5を記憶している。施設情報テーブルT5は、少なくとも施設区分と病床数を構成要素としている。施設区分はイ、ロ、ハのいずれかにより表される。イは、在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院であって別に厚生労働大臣が定めるものである。ロは、在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院(イに規定するものを除く。)である。ハは、イからロに掲げるもの以外の保険医療機関である。病床数は、その施設が有する病床数である。診療点数算出部211は、施設情報テーブルT5を利用して、診療点数を算出する。
傷病情報記憶部206は、患者が患っている傷病に関する情報を記憶している。具体的には、図4(f)に示すように、傷病情報記憶部206は、傷病情報テーブルT6を記憶している。傷病情報テーブルT6は、少なくとも患者名と傷病名を構成要素としている。死亡診断書生成部212が死亡診断書を生成する場合に、表示制御部209は傷病情報テーブルT6を利用する。
実行機能記憶部207は、電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300で実行された機能に関する情報を記憶する。具体的には、図4(g)に示すように、実行機能記憶部207は、実行機能テーブルT7を記憶する。実行機能テーブルT7は、少なくとも機能名と実行日時を構成要素としている。例えば、電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300において、書状を作成する機能や会計を行う機能が実行されて画面上にこれらの機能が表示された場合、実行機能集計部213は実行機能テーブルT7に実行された機能と実行日時を登録する。
受付部208は、訪問診療か往診かの選択を電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300から受け付ける。また、受付部208は、電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300で選択された従事者名及び患者名を受け付ける。さらに、受付部208は、電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に入力された診療開始、電子カルテの保存指示及び死亡登録を受け付ける。
表示制御部209は、患者の診療情報としての電子カルテを複数の表示項目に分けて記憶したメニュー情報記憶部201を参照して、複数の表示項目から、受け付けた選択に応じた表示項目を表示させる。表示制御部209は、表示項目を電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に表示させる。特に、表示制御部209は、受け付けた選択と選択を実行した端末の種別とに応じた表示項目を電子カルテ端末100や非電子カルテ端末300に表示させる。また、表示制御部209は、受け付けた選択と選択を行った医師の属性とに応じて、表示項目の表示態様を変化させる。
診療時刻記録部210は、受付部208が診療開始を受け付けた場合、診療開始日時を記録する。診療時刻記録部210は、受付部208が電子カルテの保存指示を受け付けた場合、診療終了日時を記録する。
診療点数算出部211は、診療時刻記録部210が記録した診療開始日時及び診療終了日時に基づいて、診療時間を計算する。診療点数算出部211は、計算した診療時間に基づいて、診療点数を加算するか否かを決定する。診療点数算出部211は、受付部208が死亡登録を受け付けた場合、所定の診療点数を加算する。
死亡診断書生成部212は、受付部208が死亡登録を受け付けた場合、死亡診断書を生成し、印刷装置に死亡診断書を印刷させる。
続いて、図5乃至図14を参照して、患者情報表示装置200の動作について説明する。
まず、医療従事者は電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300を持参して患者宅21や患者宅22に訪問する。訪問診療である場合には、医療従事者は電子カルテ端末100を持参して訪問する。往診である場合には、医療従事者は電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300を持参して訪問する。
訪問した患者宅21又は患者宅22において、医療従事者は電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300の電源が投入されていなければ、電源を投入する。医療従事者が電源投入後に画面上に表示される所定のアイコンに指示を与えると、当該アイコンに関連付けられた電子カルテ作成画面が起動する(ステップS101)。電子カルテ作成画面が起動すると、電子カルテ端末100の表示部又は非電子カルテ端末300の表示部は初めに訪問診療か往診かの選択を要求するボタンを表示する。医療従事者がいずれかのボタンに対して選択を行うと、電子カルテ端末100の送信部又は非電子カルテ端末300の送信部は、選択が行われたボタンと関連付けられた訪問診療又は往診を表す選択を送信する。すなわち、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300は、訪問診療か往診かの選択を患者情報表示装置200に送信する。
受付部208は、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300から送信された訪問診療か往診かの選択を受け付ける(ステップS102)。表示制御部209は、受付部208が受け付けた選択が訪問診療を表す選択であると判断した場合(ステップS103:NO)、メニュー情報記憶部201を参照して、訪問診療に応じた表示項目を表示させる(ステップS104)。
上述したように、メニュー情報記憶部201にはメニュー情報テーブルT1´が記憶されている。したがって、電子カルテ端末100の表示部又は非電子カルテ端末300の表示部は、メニュー情報テーブルT1´に登録された表示項目を表示する。例えば、メニュー情報テーブルT1´に、過去の電子カルテを表す過去カルテ、所見入力、所見入力を支援するツール機能などの表示項目が登録されていれば、電子カルテ端末100の表示部又は非電子カルテ端末300の表示部は、図6に示すように、登録された表示項目を表示する。
図6では、複数の過去カルテを表す表示項目AR2−1,AR2−2,AR2−3、所見入力を表す表示項目AR0、ツール機能を表す表示項目AR3が表示されている。このほか、オーダを表す表示項目AR1、付随情報を表す表示項目AR4及び禁忌/アレルギー/感染症といった患者のプロファイル情報を表す表示項目AR5が表示されている。感染症を既往歴としてもよい。すなわち、オーダ、付随情報及びプロファイル情報もメニュー情報テーブルT1´に登録されており、画面には8つの表示項目AR0,・・・,AR5が表示されている。尚、オーダは、怪我の処置や薬の処方、注射など診療の中で行う医療行為や処方の注文を登録する表示項目である。図7に示すように、オーダを表す表示項目AR1に患者に与える薬を登録すれば、登録された内容が薬剤師に連絡される。
付随情報は、電子カルテの作成と関連付いた各種機能をまとめたタブの集合であり、例えば会計機能、書状作成機能、診療予約機能などを有する。図6では、カルテと記載されたタブが選択されているため、電子カルテ端末100には主として電子カルテの作成に要する各種表示項目AR0〜AR5が表示されている。例えば、医療従事者が予約と記載されたタブを選択すると、図8に示すように、電子カルテ端末100の表示部は、次回の診療予約を行うための画面を表示する。例えば、医療従事者が書状と記載されたタブを選択すると、図9に示すように、電子カルテ端末100の表示部は、他病院への紹介文書といった文書を作成する画面を表示する。図9では、ポインタPtに指示された項目の内容である紹介状が画面の下段に表示されている。このように、タブを選択する度に、電子カルテ端末100の表示部は、タブに関連付けられた機能を実現する画面を表示する。
また、ツール機能に表示された処方テンプレートが選択されると、図10に示すように、電子カルテ端末100の表示部は、処方テンプレート画面を表示する。処方テンプレート画面は、薬を処方する際に使用する定型化された選択画面である。医療従事者はオーダに薬の処方について登録を行う際、処方テンプレート画面を表示させることで、薬やその用法、用量などの選択を容易に行うことができる。また、ツール機能に表示されたカルテ入力テンプレートが選択されると、図11に示すように、電子カルテ端末100の表示部は、カルテ入力テンプレート画面を表示する。カルテ入力テンプレート画面は、電子カルテを作成する際に使用する定型化された入力画面である。医療従事者は電子カルテを作成する際、カルテ入力テンプレート画面を表示させることで、電子カルテの記載内容の均一化を図ることができる。
このように、電子カルテ端末100において訪問診療を表す選択がなされると、訪問診療に適した表示項目が電子カルテ端末100に表示される。電子カルテ端末100には多くの表示項目が表示されるため、医療従事者はこれらの表示項目を使い分けて詳細な診療を行うことができる。
一方、表示制御部209は、受付部208が受け付けた選択が往診を表す選択であると判断した場合(ステップS103:YES)、電子カルテ作成画面を起動した端末の種別を確認する(ステップS105)。例えば、医療従事者が病院10の勤務時間中に緊急連絡を受けた場合、電子カルテ端末100を持参して患者宅21や患者宅22に行くことになる。逆に、医療従事者が病院10の勤務時間外に緊急連絡を受けた場合、非電子カルテ端末300を持参して患者宅21や患者宅22に行くことになる。表示制御部209は、受付部208が受け付けた選択に電子カルテ端末100を識別する識別情報が関連付けられていれば、電子カルテ作成画面を起動した端末装置が電子カルテ端末100であると判断する。逆に、表示制御部209は、受付部208が受け付けた選択に当該識別情報が関連付けられていなければ、電子カルテ作成画面を起動した端末装置が非電子カルテ端末300であると判断する。例えば、受付部208が受け付ける選択に電子カルテ端末100及び非電子カルテ端末300に付与されたMedia Access Control(MAC)アドレスを関連付けて判断するようにしてもよい。この場合、特定のMACアドレスを有する端末装置を電子カルテ端末100と判断するようにしてもよい。
表示制御部209は、電子カルテ端末100であると判断した場合(ステップS106:YES)、電子カルテ端末100に応じた表示項目を表示させる(ステップS107)。この場合、往診であるため、表示制御部209は、メニュー情報記憶部201のメニュー情報テーブルT1を利用する。
したがって、メニュー情報テーブルT1に登録された表示項目が電子カルテ端末100に表示される。図4(a)に示すように、メニュー情報テーブルT1には、禁忌/アレルギー/感染症、・・・、所見入力がそれぞれ表示項目として登録されている。このため、図12に示すように、電子カルテ端末100の表示部は、登録された表示項目を領域及び連番に従って表示する。具体的には、画面右側を表す領域1には、禁忌/アレルギー/感染症の表示項目AR10が表示される。画面左側を表す領域2には、主病名、バイタルサイン(例えば体温、血圧や脈拍など)及び過去カルテ(直近)の表示項目AR6,AR7,AR8が上から順に並べられて表示される。画面中央を表す領域3には、所見入力の表示項目AR9が表示される。すなわち、画面には5つの表示項目AR6,・・・,AR10が表示されている。尚、緊急性の高い往診を考慮すると、少なくとも過去カルテ(直近)の表示項目AR8、バイタルサインの表示項目AR7及び所見入力の表示項目AR9を表示させることが好ましい。
このように、往診であっても医療従事者が電子カルテ端末100を持参していれば、各種表示項目AR6,・・・AR10を表示可能な領域を非電子カルテ端末300に比べて十分に確保できる。緊急性の高い往診では表示項目を、往診で要求される重要な表示項目に限定し、訪問診療の場合の表示項目より少なくすることで、医療従事者は短時間で患者の情報を把握することができる。特に、非主治医属性の医療従事者にとっては画面上に表示される情報及び機能が少なくなるため、往診の際に要求される重要な情報を非主治医属性の医療従事者に的確に伝えることができる。
一方、表示制御部209は、非電子カルテ端末300であると判断した場合(ステップS106:NO)、非電子カルテ端末300に応じた表示項目を表示させる(ステップS108)。この場合も、往診であるため、表示制御部209は、電子カルテ端末100の場合と同様に、メニュー情報記憶部201のメニュー情報テーブルT1を利用する。
しかしながら、非電子カルテ端末300は各種表示項目を表示可能な領域を電子カルテ端末100と比べて十分に確保できないことが多い。このため、図13に示すように、表示制御部209が非電子カルテ端末300にメニュー情報テーブルT1に登録された表示項目を表示させる際には、表示制御部209は領域毎に分けて表示させる。例えば、最初に非電子カルテ端末300に領域1の表示項目AR10を表示させる。そして、医療従事者の手指やタッチペンにより表示項目AR10を含む画面を左に移動させる操作が行われると、非電子カルテ端末300に領域2の表示項目AR6,・・・,AR8を表示させる。さらに、領域2の表示項目AR6,・・・,AR8を表示された状態で、表示項目AR6,・・・,AR8を含む画面を左に移動させる操作が行われると、非電子カルテ端末300に領域3の表示項目AR9を表示させる。領域3の表示項目AR9を表示された状態で、表示項目AR9を含む画面を右に移動させる操作が行われると、非電子カルテ端末300に領域2の表示項目AR6,・・・,AR8を表示させる。
このように、表示項目AR6,・・・AR10の表示先が非電子カルテ端末300である場合には、領域毎に表示項目AR6,・・・AR10を表示させる。これにより、電子カルテ端末100より小さな画面を有する非電子カルテ端末300を持参して緊急性の高い往診を行う場合でも、医療従事者は短時間で患者の情報を把握することができる。特に、非主治医属性の医療従事者にとっては画面上に表示される情報及び機能が少なくなるため、電子カルテ端末100を持参していなくても、往診の際に要求される重要な情報を的確に伝えることができる。
表示制御部209は、ステップS107又はステップS108の処理が終了すると、主治医か否かによって表示を切り分ける後述の表示切り分け処理を実行する(ステップS109)。具体的には、表示制御部209は、従事者情報記憶部202を参照して、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に対し従事者名を選択させる画面を表示させる。これにより、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300の画面には従事者情報テーブルT2に登録された従事者名が表示される。医療従事者は表示された従事者名の中から自身の名前を選択する。これにより、選択された従事者名が電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300から送信され、図14に示すように、受付部208は従事者名を受け付ける(ステップS201)。
続いて、表示制御部209は、患者情報記憶部203を参照して、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に対し患者名を選択させる画面を表示させる。これにより、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300の画面には患者情報テーブルT3に登録された患者名が表示される。医療従事者は表示された患者名の中から診療する患者名を選択する。これにより、選択された患者名が電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300から送信され、図14に示すように、受付部208は患者名を受け付ける(ステップS202)。
表示制御部209は、ここで、受け付けた従事者名が患者の主治医か否かを判断する(ステップS203)。例えば、受け付けた患者名が患者太郎である場合、表示制御部209は患者情報テーブルT3(図4(c)参照)を利用して患者太郎の主治医が医師太郎であると判断できる。そして、受付部208が受け付けた従事者名が医師太郎である場合には(図4(b)参照)、表示制御部209は、患者太郎の主治医であると判断する。一方、受け付けた患者名が患者太郎であることにより主治医が医師太郎であると判断しても、受付部208が受け付けた従事者名が看護花子である場合には(図4(b)参照)、表示制御部209は、患者太郎の主治医でないと判断する。
表示制御部209は、主治医でないと判断した場合(ステップS203:NO)、強調対象項目のフォント、太さ及び背景色を変更する(ステップS204)。すなわち、表示制御部209は、強調項目記憶部204を参照して、強調項目テーブルT4に登録された項目名を取得する。強調項目テーブルT4に、禁忌、アレルギー及び感染症が登録されていれば(図4(d)参照)、表示制御部209は、これらを取得して禁忌、アレルギー及び感染症を表す表示項目を強調表示する。このように、医療従事者の属性によって表示項目の表示態様が変化する。これにより、往診の際に非主治医属性の医療従事者が患者を診療することがあっても、重要な表示項目の確認漏れを防ぐことができる。
表示制御部209は、ステップS204の処理が完了すると、次いで、医療従事者が操作する端末装置がタブレット端末又は電子カルテ端末100であるか否かを判断する(ステップS205)。例えば、表示制御部209は、医療従事者が操作する端末装置から識別情報を取得可能であるか確認し、取得可能であると判断した場合、端末装置が電子カルテ端末100であると判断する。一方、端末装置から識別情報を取得可能でないと判断した場合、非電子カルテ端末300であると判断し、画面の解像度を取得する。表示制御部209は、取得した解像度が所定の解像度以上であればタブレット端末であると判断する。表示制御部209は、取得した解像度が所定の解像度未満であればスマートフォンであると判断する。尚、タブレット端末とスマートフォンを判別できれば、解像度に代わる別の情報(例えば画面の表示に関する解像度以外の情報)を利用して判断するようにしてもよい。
表示制御部209は、タブレット端末又は電子カルテ端末100でないと判断した場合(ステップS205:NO)、端末装置がスマートフォンであると判断し、主治医電話呼出画面をスマートフォンに表示させる(ステップS206)。主治医電話呼出画面は、電話により主治医を呼び出すための画面であり、訪問診療の際には表示されない画面である。表示制御部209は、従事者情報記憶部202及び患者情報記憶部203を参照して主治医の電話番号を特定して主治医電話呼出画面に表示させる。これにより、主治医以外の医師や看護師が患者宅21,22に滞在しても即座に主治医に連絡をとることができる。主治医電話呼出画面に含まれる所定のボタンが押下された場合、スマートフォンの電話機能を利用して特定された電話番号に電話がかけられる。例えば一定時間以内に応答がない場合には、副主治医の電話番号を特定して主治医電話呼出ボタンに表示させるようにしてもよい。尚、ステップS203の処理において表示制御部209が主治医であると判断した場合(ステップS203:YES)、表示切り分け処理を終了する。また、ステップS205の処理において表示制御部209が、タブレット端末又は電子カルテ端末100であると判断した場合(ステップS205:YES)、表示切り分け処理を終了する。
続いて、図15乃至図17を参照して、患者情報表示装置200が実行する往診時の診療点数算出処理について説明する。
図15は、診療時刻記録処理の一例を示すフローチャートである。図16は、診療点数算出処理の一例を示すフローチャートである。図17は、死亡診断書生成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS109の表示切り分け処理が終了すると、図15に示すように、表示制御部209は、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に電子カルテ作成画面を表示させる(ステップS301)。これにより、訪問診療であれば、電子カルテ端末100の表示部は図6に示すような電子カルテ作成画面を表示する。電子カルテ端末100を持参した往診であれば、電子カルテ端末100の表示部は図12に示すような電子カルテ作成画面を表示する。非電子カルテ端末300を持参した往診であれば、非電子カルテ端末300の表示部は図13の領域1に示すような電子カルテ作成画面を表示する。
表示制御部209は、次いで、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に診療開始指示ボタンを表示させる(ステップ302)。医療従事者は電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に表示された診療開始指示ボタンを押下する。これにより、電子カルテ端末100の送信部又は非電子カルテ端末300の送信部は診療開始の旨を送信し、受付部208が診療開始を受け付ける。
受付部208は診療開始を受け付けるまで待機を続け(ステップS303:NO)、診療開始を受け付けたと判断した場合(ステップS303:YES)、診療時刻記録部210は診療開始日時を記録する(ステップS304)。その後、受付部208は電子カルテ保存指示を受け付けるまで待機を続ける(ステップS305:NO)。次いで、受付部208は、電子カルテ保存指示を受け付けたと判断した場合(ステップS305:YES)、診療時刻記録部210は診療終了日時を記録する(ステップS306)。診療時刻記録部210が診療開始日時及び診療終了日時を記録すると、診療点数算出部211及び表示制御部209は後述の診療点数算出処理を実行する(ステップS307)。診療点数算出処理は診療点数を算出するための処理である。診療点数算出部211は診療点数算出処理を完了すると、算出した診療点数を医事会計システムに送信する(ステップS308)。尚、医事会計システムは、診療点数に基づいて往診費用に関する請求書を発行する処理を含むコンピュータシステムである。
次に、図16を参照して、診療点数算出処理について説明する。
上述したステップS306の処理が完了すると、診療点数算出部211は施設種別を取得する(ステップS401)。具体的には、診療点数算出部211は施設情報記憶部205を参照して、施設情報テーブルT5に登録された施設区分及び病床数を施設種別として取得する。尚、取得した施設種別に応じた診療点数が予め決めらおり、施設区分イ、ロ、ハの順に診療点数が高くなる。
次いで、診療点数算出部211は往診時刻から時間帯を特定する(ステップS402)。時間帯は通常時間帯、夜間及び深夜に分けられている。例えば夜間は18時から22時であり、深夜は例えば22時以降である。特定した時間帯に応じた診療点数が予め決められており、深夜、夜間、通常時間帯の順に診療点数が高くなる。診療点数算出部211は取得した施設種別と特定した時間帯により定められる診療点数を保持する。
次いで、診療点数算出部211は診療時間を計算する(ステップS403)。診療時間は、診療終了日時と診療開始日時との差分により計算される。ここで、診療点数算出部211は計算した診療時間が1時間を越えているか否かを判断する(ステップS404)。診療点数算出部211が1時間を越えていると判断した場合(ステップS404:YES)、30分又はその端数を増すごとに100点を診療点数に加算する(ステップS405)。
診療点数算出部211がステップS405の処理を終えると、表示制御部209は死亡登録画面を電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に表示させる(ステップS406)。死亡登録画面は患者の死亡を登録するための画面であり、訪問診療の場合には表示されない画面である。医療従事者は患者の死亡を確認した場合、死亡登録画面に患者の死亡を登録する。これにより、電子カルテ端末100の送信部又は非電子カルテ端末300の送信部は死亡登録の旨を送信し、受付部208が死亡登録を受け付ける。
受付部208は死亡登録を受け付けなければ(ステップS407:NO)、処理を終了する。一方、受付部208は死亡登録を受け付けたと判断した場合(ステップS407:YES)、診療点数算出部211は診療点数に200点を加算する(ステップS408)。診療点数算出部211はステップS408の処理が完了すると、表示制御部209及び死亡診断書生成部212は後述の死亡診断書生成処理を実行する(ステップS409)。
次に、図17を参照して、死亡診断書生成処理について説明する。
上述したステップS408の処理が完了すると、表示制御部209は死亡病名指定画面を電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300に表示させる(ステップS501)。表示制御部209は傷病情報記憶部206を参照し、傷病情報テーブルT6(図4(f)参照)に登録された患者名に応じた傷病名を死亡病名指定画面に表示させる。死亡病名指定画面は死亡の原因となった病名を指定するための画面であり、訪問診療の場合には表示されない画面である。したがって、医療従事者が患者太郎を診療している場合、傷病情報テーブルT6に登録された亜急性感染性心内膜炎及びインフルエンザAソレン型が死亡病名指定画面に表示される。医療従事者は死亡病名指定画面に表示された傷病名により患者が死亡したと判断した場合、表示された傷病名を選択する。これにより、電子カルテ端末100の送信部又は非電子カルテ端末300の送信部は、選択された傷病名を送信し、受付部208がその傷病名を受け付ける。
受付部208は傷病名を受け付けなければ(ステップS502:NO)、処理を終了する。一方、受付部208は傷病名を受け付けたと判断した場合(ステップS502:YES)、死亡診断書生成部212は死亡診断書を生成する(ステップS503)。ステップS503の処理が完了すると、死亡診断書生成部212はプリンタPRに死亡診断書を印刷させる(ステップS504)。これにより、病院10のプリンタPRは死亡診断書を排紙する。このように、往診時刻や往診時間などに基づいて、往診費用の請求に要する情報である診療点数が動的に計算されて請求書が発行され、場合によっては死亡診断書が発行される。これにより、緊急性が高い往診という状況において医療従事者は診療費用や死亡診断書発行費用の請求漏れを防ぐことができる。
次に、図18を参照して、実行機能集計処理について説明する。
図18は、実行機能集計処理の一例を示すフローチャートである。
実行機能集計部213は、表示制御部209を監視し、電子カルテ端末100又は非電子カルテ端末300で実行された機能を確認する。実行機能集計部213は、機能が実行されたと判断した場合(ステップS601:YES)、実行した機能を記録する(ステップS602)。これにより、実行機能記憶部207の実行機能テーブルT7には、図4(g)に示すように、実行された機能名と実行日時とが登録される。尚、実行機能集計部213は、機能が実行されていないと判断した場合(ステップS601:NO)、処理を終了する。
その後、実行機能集計部213は、実行した機能毎の集計で実行頻度が往診回数の80%を超える機能がメニュー情報テーブルT1に登録されているか確認する(ステップS603)。実行機能集計部213は、メニュー情報テーブルT1に登録されていないと判断した場合(ステップS604:YES)、新たな領域を追加して、表示対象に当該機能を登録する(ステップS605)。これにより、使用頻度の高い機能は、電子カルテ作成画面を起動させると初期画面の1つとして表示される。例えば、別の機会に訪問診療又は往診を行う際に、使用頻度の高い機能の表示忘れによる確認漏れを防ぐことができる。尚、実行機能集計部213は、メニュー情報テーブルT1に登録されていると判断した場合(ステップS604:NO)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、訪問診療か往診かによって表示させる項目を変えることができる。これにより、緊急性が高い往診である場合には、医療従事者は重要な項目を瞬時に把握できるため、重要事項の確認漏れを防ぐことができる。特に、電子カルテ端末100の画面より小さな画面を有する非電子カルテ端末300を持参して往診を行う場合であっても、医療従事者は重要な項目を瞬時に把握でき、重要事項の確認漏れを防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、電子カルテ端末100を持参した往診において、患者に関する詳細な電子カルテを確認したい場合には、訪問診療の場合に表示される表示項目と同様の表示項目を表示させるようにしてもよい。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)訪問診療か往診かの選択を受け付け、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択に応じた項目を表示させる、処理をコンピュータに実行させる患者情報表示プログラム。
(付記2)受け付けた前記選択と前記選択が行われた端末装置の種別とに応じた項目を表示させる、ことを特徴とする付記1に記載の患者情報表示プログラム。
(付記3)前記選択を行った医師の属性に基づいて、表示させる項目の表示態様を変化させる、ことを特徴とする付記1又は2に記載の患者情報表示プログラム。
(付記4)受け付けた前記選択が往診を表す第1の選択である場合、受け付けた前記選択が訪問診療を表す第2の選択である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる、ことを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載の患者情報表示プログラム。
(付記5)受け付けた前記選択が往診を表す第1の選択である場合、受け付けた前記選択が訪問診療を表す第2の選択である場合に表示されない画面を表示させる、ことを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載の患者情報表示プログラム。
(付記6)受け付けた前記選択が往診を表す第1の選択である場合、往診に関する費用の請求に要する情報を送信する、ことを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の患者情報表示プログラム。
(付記7)訪問診療か往診かの選択を受け付け、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択に応じた項目を表示させる、処理を含む患者情報表示方法。
(付記8)訪問診療か往診かの選択を受け付ける受付手段と、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択に応じた項目を表示させる制御を行う制御手段と、を備える患者情報表示装置。
(付記9)前記制御手段は、受け付けた前記選択と前記選択が行われた端末装置の種別とに応じた項目を表示させる、ことを特徴とする付記8に記載の患者情報表示装置。
(付記10)前記制御手段は、前記選択を行った医師の属性に基づいて、表示させる項目の表示態様を変化させる、ことを特徴とする付記8又は9に記載の患者情報表示装置。
(付記11)前記制御手段は、受け付けた前記選択が往診を表す第1の選択である場合、受け付けた前記選択が訪問診療を表す第2の選択である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる、ことを特徴とする付記8から10のいずれか1項に記載の患者情報表示装置。
(付記12)前記制御手段は、受け付けた前記選択が往診を表す第1の選択である場合、受け付けた前記選択が訪問診療を表す第2の選択である場合に表示されない画面を表示させる、ことを特徴とする付記8から11のいずれか1項に記載の患者情報表示装置。
(付記13)受け付けた前記選択が往診を表す第1の選択である場合、往診に関する費用の請求に要する情報を送信する送信手段を含む、ことを特徴とする付記8から12のいずれか1項に記載の患者情報表示装置。
S 電子カルテシステム
100 電子カルテ端末
200 患者情報表示装置
208 受付部
209 表示制御部
211 診療点数算出部
300 非電子カルテ端末

Claims (7)

  1. 訪問診療か往診かの選択を受け付け、
    受け付けた前記選択が往診である場合、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる、
    処理をコンピュータに実行させる患者情報表示プログラム。
  2. 受け付けた前記選択と前記選択が行われた端末装置の種別とに応じた項目を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の患者情報表示プログラム。
  3. 前記選択を行った医師の属性に基づいて、表示させる項目の表示態様を変化させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の患者情報表示プログラム。
  4. 受け付けた前記選択が往診である場合、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示されない画面を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の患者情報表示プログラム。
  5. 受け付けた前記選択が往診である場合、往診に関する費用の請求に要する情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の患者情報表示プログラム。
  6. 訪問診療か往診かの選択を受け付け、
    受け付けた前記選択が往診である場合、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる、
    処理を含む患者情報表示方法。
  7. 訪問診療か往診かの選択を受け付ける受付手段と、
    受け付けた前記選択が往診である場合、診療に要する情報を複数の項目に分けて記憶した記憶部を参照して、前記複数の項目から、受け付けた前記選択が訪問診療である場合に表示される項目より少ない項目を表示させる制御を行う制御手段と、
    を備える患者情報表示装置。
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