JP6252038B2 - 情報処理プログラム及び情報処理装置 - Google Patents
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まず、図1〜図20を参照して、本発明に係る情報処理装置としての業務端末装置140(図11参照)の第1の実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、在宅診療連携システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、在宅診療連携システム100は、地域のデータセンターに設置されたデータ管理サーバー10及び外部サーバー20と、在宅患者を中心とした複数の医療施設としての在宅療養支援診療所30A,30B、訪問看護ステーション30C、訪問介護事業所30D、薬局30Eに所属する医療従事者が使用可能な携帯端末装置40と、各医療施設に設置されている業務端末装置140と、を備えて構成されている。データ管理サーバー10と携帯端末装置40、データ管理サーバー10と業務端末装置140は、通信ネットワークを介して接続可能となっている。なお、ここでは、訪問看護ステーション30Cに設置されている業務端末装置140を例にして説明する。
データ管理サーバー10は、各医療施設に所属する医療従事者により入力された在宅診療情報(バイタルデータ、行為情報)、ToDo情報、チャット情報、掲示板情報、看護・介護スケジュール情報を蓄積し管理する。
図2に、データ管理サーバー10の機能的構成を示す。
図2に示すように、データ管理サーバー10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM15、記憶部16等を備えて構成されており、各部はバス17により接続されている。
図4に、第1在宅診療情報163の例を示す。第1在宅診療情報163は、複数の患者について、患者毎に、当該患者のバイタルデータと、バイタルデータの測定日時と、測定者と、が対応付けられている。バイタルデータには、患者の体温、血圧(上・下)、脈拍、呼吸数等の測定項目毎の測定値が含まれる。また、バイタルデータに、SpO2、尿量、皮膚状態等が含まれていてもよい。また、第1在宅診療情報163において、測定者に加えて、さらに、測定者が所属する医療施設、医師・看護師・訪問介護員等の区別情報等が対応付けられていることとしてもよい。
なお、「処方」に分類される行為情報については、外部サーバー20に蓄積されている各患者の電子カルテ情報から取得される。
業務端末装置140に対しても、同様である。
携帯端末装置40は、患者宅を訪れる複数の医療従事者それぞれが有するものであり、医療従事者が在宅患者を訪れた場合に、在宅患者の在宅診療に関する記録を行うために用いられる。また、医療従事者は、各自が所属する医療施設等で携帯端末装置40を利用することとしてもよい。携帯端末装置40は、タブレット型端末やノート型PC(Personal Computer)等から構成され、持ち運びが可能となっている。また、携帯端末装置40は、無線通信機能を備え、データ管理サーバー10との間で通信ネットワークを介してデータの送受信を行う。
図10に示すように、携帯端末装置40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、RAM45、記憶部46等を備えて構成されており、各部はバス47により接続されている。
携帯端末装置40がタブレット型端末である場合には、操作部42は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部43に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部41に出力する。
業務端末装置140は、訪問看護ステーション30Cに設置されており、一般的なPC等から構成されている。業務端末装置140は、訪問看護ステーション30Cに所属する医療従事者(看護師)が訪問看護ステーション30C内で使用されている業務アプリケーション(第2のアプリケーション)において看護記録を入力する際に用いられる。また、業務端末装置140は、携帯端末装置40と同様、データ管理サーバー10にアクセスし、ウェブラウザー上で動作する在宅用アプリケーション(第1のアプリケーション)において各患者についてのデータの入力・参照を行う際に用いられる。
図11に示すように、業務端末装置140は、制御部141、操作部142、表示部143、通信部144、RAM145、記憶部146等を備えて構成されており、各部はバス147により接続されている。
また、記憶部146には、看護記録情報146aが記憶される。看護記録情報146aは、業務アプリケーションから入力された情報であり、患者毎、記録日毎に、複数の項目について、項目とその内容とが対応付けられている。
制御部141は、コピー対象の項目が複数まとめて選択された場合には、まとめて選択された項目のそれぞれについて、当該項目と当該項目に対応する内容とを対応付けてクリップボード145aに記憶させる。
制御部141は、貼り付け対象の項目として選択された項目に対応する内容をクリップボード145aから読み出し、当該読み出された内容を貼り付け領域として指定された領域に貼り付ける。
次に、在宅診療連携システム100における動作について説明する。
図12は、在宅診療連携システム100内のデータ管理サーバー10と携帯端末装置40により実行される患者状況確認画面表示処理を示すラダーチャートである。この処理は、在宅診療連携システム100内のいずれかの医療施設に所属する医療従事者が在宅患者を訪れた際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、携帯端末装置40における処理は、制御部41と記憶部46に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
図13に、携帯端末装置40の表示部43に表示される患者状況確認画面50の例を示す。患者状況確認画面50は、温度版領域51、連携領域52、患者基本情報領域53、ToDo領域54、チャット領域55、掲示板領域56を含む。
なお、処方欄において、時間的に始めのマークMaは、処方が発行された日時を示し、それに続くマークMb,Mc,Md,Me,Mf,Mgは、投薬が継続される期間を示している。
データ管理サーバー10では、通信部14によりマークの位置を示す情報が受信されると、制御部11により、記憶部16の第2在宅診療情報164から指定されたマークに対応する行為情報、処置日時、行為者が読み出され、読み出された行為情報、処置日時、行為者を表示するための表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、指定されたマークに対応する行為情報、処置日時、行為者が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりタスクの実行が完了した旨の情報が受信されると、制御部11により、記憶部16のToDo情報165において、実行が完了したタスクに対応する完了有無が「有」に変更される。完了有無が「有」となった情報については、以降、患者状況確認画面50のToDo領域54において表示対象から除かれる。
データ管理サーバー10では、通信部14により本日データの入力ボタンB1の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、バイタルデータを入力するための表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、バイタルデータ入力画面が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりバイタルデータ、測定日時、測定者が受信されると、制御部11により、受信されたデータ(バイタルデータ、測定日時、測定者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16に第1在宅診療情報163として記憶される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりサービス入力ボタンB11の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、サービス(看護・介護行為等)を入力するための表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、サービス入力画面が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14により各チェック位置を示す情報、処置日時、行為者が受信されると、制御部11により、各チェック位置に対応するサービス内容、処置日時、行為者が対象患者と対応付けられて、記憶部16に第2在宅診療情報164として記憶される。
データ管理サーバー10では、通信部14により新規ボタンB2の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、ToDo情報を入力するためのToDo情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、ToDo情報入力画面が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14により依頼先、行為内容、期限、入力者が受信されると、制御部11により、受信されたデータ(依頼先、行為内容、期限、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16にToDo情報165として記憶される。
データ管理サーバー10では、通信部14により新規ボタンB3の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、チャット情報を入力するためのチャット情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、チャット情報入力画面が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりコメント内容、入力日時、入力者が受信されると、制御部11により、チャットIDが付与され、チャットID及び受信されたデータ(コメント内容、入力日時、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16にチャット情報166として記憶される。
データ管理サーバー10では、通信部14により返信ボタンB4,B5の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、チャット情報を入力するためのチャット情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、チャット情報入力画面が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりコメント内容、入力日時、入力者が受信されると、制御部11により、返信対象であるコメントと同一のチャットIDが付与され、チャットID及び受信されたデータ(コメント内容、入力日時、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16にチャット情報166として記憶される。
データ管理サーバー10では、通信部14により新規ボタンB6の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、掲示板情報を入力するための掲示板情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して携帯端末装置40に送信される。
携帯端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、掲示板情報入力画面が表示部43に表示される。
データ管理サーバー10では、通信部14により連絡事項内容、入力日時、入力者が受信されると、制御部11により、受信されたデータ(連絡事項内容、入力日時、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16に掲示板情報167として記憶される。
次に、図16を参照して、訪問看護ステーション30Cに設置された業務端末装置140により実行される第1の情報コピー処理について説明する。この処理は、在宅用アプリケーションにおいて表示されている情報(事前に携帯端末装置40から入力された情報)を業務アプリケーションにコピーする際に実行される処理であり、制御部141と記憶部146に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
なお、看護記録入力領域71を指定するだけで、「貼り付け」を選択しなくとも、自動的に「看護記録」と対応付けられている内容が看護記録入力領域71に入力されることとしてもよい。
なお、シャワー浴、末梢スキンケア等の処置については、ユーザーがコピー対象項目一覧90を見ながら、業務アプリケーション画面70において、通常どおり、チェックすることとしてもよい。
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における在宅診療連携システムは、第1の実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成によってなるため、図1〜図11を援用して、その構成については図示及び説明を省略する。また、図12に示した患者状況確認画面表示処理、図13〜図15に示した各操作画面についても、第1の実施の形態と同様である。また、業務端末装置140の表示部143に表示される画面についても、図17〜図20に示したものと同様である。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態における在宅診療連携システムは、第1の実施の形態に示した在宅診療連携システム100と同様の構成によってなるため、図1〜図11を援用して、その構成については図示及び説明を省略する。また、図12に示した患者状況確認画面表示処理、図13〜図15に示した各操作画面についても、第1の実施の形態と同様である。また、業務端末装置140の表示部143に表示される画面についても、図17〜図20に示したものと同様である。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
11 制御部
14 通信部
16 記憶部
30A,30B 在宅療養支援診療所
30C 訪問看護ステーション
30D 訪問介護事業所
30E 薬局
40 携帯端末装置
70 業務アプリケーション画面
80 在宅用アプリケーション画面
81 本日の作業一覧
90 コピー対象項目一覧
100 在宅診療連携システム
140 業務端末装置
141 制御部
142 操作部
143 表示部
144 通信部
145 RAM
145a クリップボード
146 記憶部
Claims (5)
- 複数の項目について項目毎に当該項目に対応する内容を表示する第1のアプリケーションと、前記複数の項目について項目毎に当該項目に対応する内容を入力するための第2のアプリケーションと、を起動可能なコンピューターを、
前記第1のアプリケーションにおいて、前記複数の項目について当該項目と当該項目に対応する内容がそれぞれ表示手段に表示された状態で、ユーザーのワンアクション指示により、前記複数の項目の全てをコピー対象の項目としてまとめて選択するための選択手段、
前記ワンアクション指示に応じて、前記まとめて選択された項目のそれぞれと当該項目に対応する内容とを対応付けて一時記憶手段に記憶させるコピー手段、
前記選択手段により前記まとめて選択された項目の一覧を前記表示手段に表示させると同時に、前記第2のアプリケーションにおいて、前記一時記憶手段に記憶された内容を貼り付ける領域候補を前記表示手段に表示させる表示制御手段、
前記表示手段に表示された項目の一覧から貼り付け対象の項目を選択するための第2の選択手段、
前記第2のアプリケーションにおいて、前記表示手段に表示された領域候補から、前記一時記憶手段に記憶された、前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を貼り付ける領域を指定するための指定手段、
前記第2のアプリケーションにおいて、前記一時記憶手段に記憶された、前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を前記指定された領域に貼り付ける貼り付け手段、
として機能させるための情報処理プログラム。 - 前記コンピューターを、さらに、
前記第2の選択手段により選択された項目と、前記指定手段により指定された前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を貼り付ける領域と、を対応付けて記憶する領域記憶手段として機能させ、
前記貼り付け手段は、前記領域記憶手段に項目と領域との対応関係が記憶されている場合には、前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を前記一時記憶手段から読み出し、当該読み出された内容を前記領域記憶手段に記憶されている当該項目に対応する領域に貼り付ける請求項1に記載の情報処理プログラム。 - 前記コンピューターを、さらに、
前記第2の選択手段により選択された項目と、前記指定手段により指定された前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を貼り付ける領域と、を対応付けて記憶する領域記憶手段として機能させ、
前記貼り付け手段は、前記領域記憶手段に項目と領域との対応関係が記憶されている場合には、前記コピー対象の項目として選択された各項目について、当該項目に対応する内容を前記一時記憶手段から読み出し、当該読み出された内容を前記領域記憶手段に記憶されている当該項目に対応する領域に貼り付ける請求項1に記載の情報処理プログラム。 - 前記第1のアプリケーションは、ウェブブラウザー上で動作する請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
- 複数の項目について項目毎に当該項目に対応する内容を表示する第1のアプリケーションと、前記複数の項目について項目毎に当該項目に対応する内容を入力するための第2のアプリケーションと、を起動可能な情報処理装置であって、
前記第1のアプリケーションにおいて、前記複数の項目について当該項目と当該項目に対応する内容がそれぞれ表示手段に表示された状態で、ユーザーのワンアクション指示により、前記複数の項目の全てをコピー対象の項目としてまとめて選択するための選択手段と、
前記ワンアクション指示に応じて、前記まとめて選択された項目のそれぞれと当該項目に対応する内容とを対応付けて一時記憶手段に記憶させるコピー手段と、
前記選択手段により前記まとめて選択された項目の一覧を前記表示手段に表示させると同時に、前記第2のアプリケーションにおいて、前記一時記憶手段に記憶された内容を貼り付ける領域候補を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記表示手段に表示された項目の一覧から貼り付け対象の項目を選択するための第2の選択手段と、
前記第2のアプリケーションにおいて、前記表示手段に表示された領域候補から、前記一時記憶手段に記憶された、前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を貼り付ける領域を指定するための指定手段と、
前記第2のアプリケーションにおいて、前記一時記憶手段に記憶された、前記第2の選択手段により選択された項目に対応する内容を前記指定された領域に貼り付ける貼り付け手段と、
を備える情報処理装置。
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