JP2015055887A - データ管理サーバー及び在宅診療連携システム - Google Patents

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Abstract

【課題】在宅診療のサービスの普及を好適に支援する。【解決手段】データ管理サーバーは、予め主幹者として定められた医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該主幹者に対して設定された、患者を登録する権限と、当該登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、に基づいて、チーム登録の可否を判断する。チーム登録後、データ管理サーバーは、チームの主幹者に対応するログインアカウント、又は、チームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者それぞれに対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する。【選択図】図12

Description

本発明は、データ管理サーバー及び在宅診療連携システムに関する。
近年、医療の分野においては、在宅診療・介護の重要性が増してきており、在宅療養支援診療所(在支診)の数も年々増加してきている。在宅診療には、在支診の他、訪問看護ステーション、訪問介護事業所、薬局等、複数の医療施設・医療従事者が関係している。
在支診が在宅診療を始めるためには、患者の医療情報だけでなく、介護情報(患者の住居環境、生活状況等)を把握しておくことが有効であり、医療情報と介護情報を、その患者の診療に携わる医療従事者間で共有化できる仕組みが望まれる。
例えば、在宅介護に関わる多職種間で情報を連携する統合型在宅介護サービス支援システムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムでは、バイタルデータやADL(日常生活動作)データが保存され、閲覧可能となる。
特開2002−215800号公報
しかしながら、医療或いは介護に従事する者が、在宅診療のサービス事業を始めようとして、上記のようなシステムを構築するためには、多大な投資が必要であり、資金力の乏しい者がかかる事業に参入するための障壁が高いという問題がある。
また、上記システムを構築することが可能な事業者にとっては、医療或いは介護に従事する者を自力で確保して、在宅診療のサービス事業を始めることは容易ではないという問題がある。
従って、現状では、在宅診療のサービスを普及させることが難しいという問題がある。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、在宅診療のサービスの普及を好適に支援することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、予め主幹者として定められた医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該主幹者に対して設定された、患者を登録する権限と、当該登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、に基づいて、チーム登録の可否を判断する判断手段と、前記登録された患者に対して、前記指定された複数の医療従事者を対応付けて記憶する第1記憶手段と、前記登録された患者の在宅診療に関する在宅診療情報を記憶する第2記憶手段と、前記チームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者それぞれに対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する情報共有手段と、を備えるデータ管理サーバーである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のデータ管理サーバーにおいて、前記主幹者に対して、登録可能な患者の人数と、チーム毎に指定可能な医療従事者の人数と、が予め定められており、前記判断手段は、前記登録可能な患者の人数に基づいて、患者の登録を許可するか否かを判断し、前記指定可能な医療従事者の人数に基づいて、医療従事者の指定を許可するか否かを判断する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のデータ管理サーバーにおいて、前記指定された複数の医療従事者のメールアドレス宛てに登録画面のリンク情報を含む電子メールを送信することで、前記指定された複数の医療従事者に前記チームを構成するメンバーとして指定されたことを通知する通知手段を備える。
請求項4に記載の発明は、在宅診療に関わる情報を管理するデータ管理サーバーと、医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された在宅診療連携システムであって、前記データ管理サーバーは、予め主幹者として定められた医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該主幹者に対して設定された、患者を登録する権限と、当該登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、に基づいて、チーム登録の可否を判断する判断手段と、前記登録された患者に対して、前記指定された複数の医療従事者を対応付けて記憶する第1記憶手段と、前記登録された患者の在宅診療に関する在宅診療情報を記憶する第2記憶手段と、前記チームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者それぞれに対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する情報共有手段と、を備える。
本発明によれば、在宅診療のサービスの普及を好適に支援することができる。
在宅診療連携システムのシステム構成図である。 データ管理サーバーの機能的構成を示すブロック図である。 ユーザー管理テーブルの例を示す図である。 チーム対応テーブルの例を示す図である。 第1在宅診療情報の例を示す図である。 第2在宅診療情報の例を示す図である。 ToDo情報の例を示す図である。 チャット情報の例を示す図である。 掲示板情報の例を示す図である。 看護・介護スケジュール情報の例を示す図である。 端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 在宅患者毎に形成されるチームのイメージを示す図である。 データ管理サーバーと主幹者の端末装置と参加者の端末装置により実行されるチーム登録処理を示すラダーチャートである。 メンバー指定画面の例を示す図である。 ユーザー登録画面の例を示す図である。 チーム登録処理におけるデータ管理サーバーの処理を示すフローチャートである。 チーム登録処理におけるデータ管理サーバーの処理を示すフローチャートである。 データ管理サーバーと端末装置により実行される患者状況確認画面表示処理を示すラダーチャートである。 患者状況確認画面の例を示す図である。 バイタルデータ入力画面の例を示す図である。 サービス入力画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る在宅診療連携システムの一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔在宅診療連携システムの構成〕
図1に、本実施の形態における在宅診療連携システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、在宅診療連携システム100は、地域のデータセンターに設置されたデータ管理サーバー10及び外部サーバー20と、在宅患者を中心とした複数の医療施設としての在宅療養支援診療所30A,30B、訪問看護ステーション30C、訪問介護事業所30D、薬局30Eに所属する医療従事者が使用可能な端末装置40と、を備えて構成されている。データ管理サーバー10と端末装置40とは、通信ネットワークを介して接続可能となっている。
在宅療養支援診療所30Aは、在宅患者の主治医が所属する医療施設である。在宅療養支援診療所30Bは、在宅患者の副主治医が所属する医療施設である。訪問看護ステーション30Cは、在宅患者の訪問看護を行う看護師が所属する医療施設である。訪問介護事業所30Dは、在宅患者のケアプランを作成するケアマネージャーや、在宅患者の訪問介護を行う訪問介護員(ホームヘルパー)が所属する医療施設である。薬局30Eは、在宅患者に処方された薬を扱う薬剤師が所属する医療施設である。
在宅患者の在宅診療に携わる医療従事者は、端末装置40から処置内容を入力する。入力された情報(在宅診療情報等)は、データ管理サーバー10に保存され、在宅患者に対して形成されたチーム内の医療従事者に公開される。
データ管理サーバー10は、各医療施設に所属する医療従事者により入力された在宅診療情報を蓄積し管理する。
外部サーバー20は、在宅療養支援診療所30Aの医師により入力された電子カルテ情報、外部の病院において生成された医用画像の画像データ等を含む一般の診療情報を蓄積し管理する。データ管理サーバー10と外部サーバー20との間で、相互に情報のやり取りを行うこととしてもよい。ただし、外部サーバー20からデータ管理サーバー10に送信される診療情報は、在宅診療チーム内に公開を許可された内容に限られる。
なお、在宅診療連携システム100を構成する医療施設の数は、特に限定されない。例えば、図1に示すように、在宅診療連携システム100は、さらに、在宅患者の緊急時の受け入れ先となる後方支援病院30Fを含む構成であってもよい。
〔データ管理サーバーの構成〕
図2に、データ管理サーバー10の機能的構成を示す。
図2に示すように、データ管理サーバー10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM15、記憶部16等を備えて構成されており、各部はバス17により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、データ管理サーバー10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、記憶部16に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM15に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信ネットワークを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
RAM15は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部16から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部16は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部16には、端末装置40に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して端末装置40のユーザーに在宅診療連携サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
また、記憶部16には、ユーザー管理テーブル160、患者基本情報161、チーム対応テーブル162、第1在宅診療情報163、第2在宅診療情報164、ToDo情報165、チャット情報166、掲示板情報167、看護・介護スケジュール情報168等が記憶される。
図3に、ユーザー管理テーブル160の例を示す。ユーザー管理テーブル160は、在宅診療連携サービスを利用するユーザー(医療従事者)毎に、ユーザーに関する情報を管理するためのテーブルである。ユーザー管理テーブル160には、施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対して、パスワードと、施設名と、氏名と、メールアドレスと、主幹者フラグと、患者登録人数と、招待人数と、が対応付けられて格納される。施設IDは、医療施設毎に予め定められている医療施設の識別情報である。スタッフIDは、各医療施設に所属する医療従事者の当該医療施設内での識別情報である。施設ID及びスタッフIDの組み合わせによって、在宅診療連携システム100内の医療従事者(ユーザー)が特定される。パスワードは、在宅診療連携サービスを利用する際のユーザー認証に用いられるものであり、ユーザー登録の際にユーザー本人が設定するものである。施設名は、ユーザーが所属する医療施設の名称である。氏名は、ユーザーの氏名である。メールアドレスは、ユーザーのメールアドレスである。主幹者フラグは、施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対応する医療従事者が主幹者であるか否かを示すものである。主幹者とは、在宅患者に対する在宅診療チームを形成する際に指揮をとる者をいう。施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対応する医療従事者が予め主幹者として定められている場合には、主幹者フラグは「1」であり、施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対応する医療従事者が主幹者でない場合には、主幹者フラグは「0」である。患者登録人数は、主幹者が登録可能な患者の人数であり、主幹者フラグが「1」である場合に値が格納される。招待人数は、主幹者がチーム毎に指定可能な医療従事者の人数であり、主幹者フラグが「1」である場合に値が格納される。
患者基本情報161は、患者毎の患者に関する情報である。患者基本情報161には、例えば、患者の氏名、年齢、生年月日、性別、住所、医療施設の患者ID、看護・介護を提供する施設の患者或いは利用者ID、傷病、病状、投与中の薬剤、介護情報(要介護度等)等が含まれる。
図4に、チーム対応テーブル162の例を示す。チーム対応テーブル162には、複数の患者について、患者毎に、当該患者と、当該患者の在宅診療に関わる複数の医療施設に所属する複数の医療従事者と、が対応付けられて格納される。すなわち、各患者について、当該患者の在宅診療に携わる医療従事者のチームが形成される。複数の医療従事者として、例えば、医師、看護師、ケアマネージャー、訪問介護員、薬剤師等が含まれる。ある患者に対応付けられている複数の医療従事者の中には、異なる職種の医療従事者が含まれるが、同じ職種の医療従事者が含まれていてもよい。チーム対応テーブル162には、各医療従事者の情報として、施設ID、施設名、スタッフID、氏名、メールアドレス、主幹者フラグ等が含まれる。
第1在宅診療情報163、第2在宅診療情報164、ToDo情報165、チャット情報166及び掲示板情報167は、患者毎の在宅診療に関する在宅診療情報である。
図5に、第1在宅診療情報163の例を示す。第1在宅診療情報163は、複数の患者について、患者毎に、当該患者のバイタルデータと、バイタルデータの測定日時と、測定者と、が対応付けられている。バイタルデータには、患者の体温、血圧(上・下)、脈拍、呼吸数等の測定項目毎の測定値が含まれる。また、バイタルデータに、SpO2、尿量、皮膚状態等が含まれていてもよい。また、第1在宅診療情報163において、測定者に加えて、さらに、測定者が所属する医療施設、医師・看護師・訪問介護員等の区別情報等が対応付けられていることとしてもよい。
図6に、第2在宅診療情報164の例を示す。第2在宅診療情報164は、複数の患者について、患者毎に、当該患者に対する行為情報と、行為の処置日時と、行為者と、が対応付けられている。行為情報は、患者に対する医療行為、看護行為又は介護行為を示す情報である。行為情報には、行為内容、行為区分が含まれる。行為区分は、行為情報を所定の分類方法によって複数の区分に分類したグループである。ここでは、行為区分として、「処方」、「医療行為」、「サービス」、「画像」を用いる。行為情報が医師から発行された処方に関する情報である場合には、「処方」に分類される。行為情報が医師の指示に基づいて行われた医療行為に関する情報である場合には、「医療行為」に分類される。行為情報が看護又は介護によるサービスに関する情報である場合には、「サービス」に分類される。行為情報が画像を伴う情報である場合には、「画像」に分類される。処置日時は、各行為を行った日時である。行為者は、各行為を行った医療従事者である。また、第2在宅診療情報164において、行為者に加えて、さらに、行為者が所属する医療施設、医師・看護師・訪問介護員等の区別情報等が対応付けられていることとしてもよい。
なお、「処方」に分類される行為情報については、外部サーバー20に蓄積されている各患者の電子カルテ情報から取得される。
図7に、ToDo情報165の例を示す。ToDo情報165は、患者毎の、当該患者に関する期限付きタスクを示す情報である。ToDo情報165には、複数の患者について、患者毎に、依頼先(その行為をする人)と、行為内容と、期限と、入力者と、完了有無と、が含まれる。入力者が入力者本人に対してすべきことを記録する場合には、依頼先と入力者が同一人物となる。完了有無とは、ToDo情報165に記載された期限付きタスクについて、その行為が実行されたか否かを示す情報である。ToDo情報165に対して、新規に登録されたレコードについては、完了有無は「無」である。タスクの実行が完了したレコードについては、完了有無は「有」に変更される。
図8に、チャット情報166の例を示す。チャット情報166は、患者毎の、当該患者に関するコメントを示す情報である。チャット情報166には、複数の患者について、患者毎に、チャットIDと、患者に関するコメント内容と、入力日時と、入力者と、が含まれる。チャットIDとは、入力されるコメントのグループを示す識別情報であり、あるコメントと、あるコメントに対する返信コメント(返信コメントに対する返信コメントも含む。)と、からなる複数のコメントについては、同一のチャットIDが付与される。
図9に、掲示板情報167の例を示す。掲示板情報167は、患者毎の、当該患者に関する連絡事項を示す情報である。掲示板情報167には、複数の患者について、患者毎に、患者に関する連絡事項内容と、入力日時と、入力者と、が含まれる。
図10に、看護・介護スケジュール情報168の例を示す。看護・介護スケジュール情報168は、患者毎の、当該患者に対する看護又は介護のスケジュールを示す情報である。看護・介護スケジュール情報168には、看護又は介護を行う医療従事者(行為者)と、看護又は介護を行う日時と、看護・介護内容と、が含まれる。
制御部11は、予め主幹者として定められた医療従事者に対応するログインアカウントからデータ管理サーバー10にアクセスがあった場合に、主幹者に対して設定された、患者を登録する権限と、登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、に基づいて、チーム登録の可否を判断する。すなわち、制御部11は、判断手段として機能する。
具体的には、制御部11は、ユーザー管理テーブル160からログインユーザーに対応する患者登録人数(登録可能な患者の人数)を取得し、患者登録人数に基づいて、患者の登録を許可するか否かを判断する。また、制御部11は、ユーザー管理テーブル160からログインユーザーに対応する招待人数(指定可能な医療従事者の人数)を取得し、招待人数に基づいて、医療従事者の指定を許可するか否かを判断する。
制御部11は、指定された複数の医療従事者のメールアドレス宛てに登録画面のリンク情報を含む電子メールを送信することで、指定された複数の医療従事者にチームを構成するメンバーとして指定されたことを通知する。すなわち、制御部11は、通知手段として機能する。
制御部11は、チームの主幹者に対応するログインアカウント、又は、チームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者それぞれに対応するログインアカウントからデータ管理サーバー10にアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する。すなわち、制御部11は、情報共有手段として機能する。
〔端末装置の構成〕
端末装置40は、患者宅を訪れる複数の医療従事者それぞれが有するものであり、医療従事者が所属する医療施設や在宅患者宅で利用される。端末装置40は、タブレット型端末やノート型PC(Personal Computer)等から構成され、持ち運びが可能となっている。
図11に、端末装置40の機能的構成を示す。
図11に示すように、端末装置40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、RAM45、記憶部46等を備えて構成されており、各部はバス47により接続されている。
制御部41は、CPU等から構成され、端末装置40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、記憶部46に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM45に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部42は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。
端末装置40がタブレット型端末である場合には、操作部42は、電源をオン/オフさせる電源キー等の操作キー、表示部43に積層されたタッチパネルにより構成され、各操作キーに対応する操作信号、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置に応じた操作信号を制御部41に出力する。
表示部43は、LCD等のモニターを備えて構成されており、制御部41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部43は、データ管理サーバー10から受信した各種Web画面の表示用データに基づいて各種Web画面を表示する。
通信部44は、ネットワークインターフェース等により構成され、携帯電話回線等を用いて無線通信を行い、インターネット等の通信ネットワークを介して接続されたデータ管理サーバー10等の外部機器との間でデータの送受信を行う。なお、各医療施設内でのみ使用される端末装置40については、無線通信機能を備えている必要はなく、通常の通信機能を備えていればよい。
RAM45は、制御部41により実行制御される各種処理において、記憶部46から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部46は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種処理プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、記憶部46には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
〔在宅診療連携システムにおける動作〕
次に、在宅診療連携システム100における動作について説明する。
主幹者となる医療従事者(医師、ケアマネージャー等)は、予め、データ管理サーバー10に対し、主幹者となる権限を付与してくれるよう申し込みを行っておく。主幹者となる医療従事者は、主幹者となるための主幹ライセンスを購入することによって、主幹者となる権限が与えられる。
主幹者となる医療従事者は、データ管理サーバー10とデータ通信可能に接続された端末装置40からの操作により、主幹者自身のユーザー登録を行う。具体的には、端末装置40から主幹者となる医療従事者が所属する医療施設の施設ID、主幹者となる医療従事者の施設内でのスタッフID、主幹者となる医療従事者が設定したパスワード、主幹者となる医療従事者が所属する医療施設の名称(施設名)、主幹者となる医療従事者の氏名、主幹者となる医療従事者のメールアドレスが通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により、主幹ライセンスを購入した医療従事者について、端末装置40から施設ID、スタッフID、パスワード、施設名、氏名及びメールアドレスが受信される。そして、制御部11により、受信された各情報が記憶部16のユーザー管理テーブル160に登録されるとともに、ユーザー管理テーブル160内の登録されたユーザーに対応する主幹者フラグが「1」に設定され、患者登録人数及び招待人数がそれぞれ所定の数に設定される。ここで、所定の数は、予め定められた値でもよいし、主幹ライセンスを購入した医療従事者が指定した値でもよい。例えば、患者登録人数として「20」が設定され、招待人数として「10」が設定される。このようにして、主幹ライセンスを購入した医療従事者に対し、患者を登録する権限と、登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、が設定される。
この際、データ管理サーバー10では、例えば、予め主幹ライセンスを購入した医療従事者が所属する医療施設の施設ID及び医療従事者の施設内でのスタッフIDを記憶しておき、端末装置40から送信された施設ID及びスタッフIDと比較することにより、主幹ライセンスを購入した者であるか否かを判断し、主幹ライセンスを購入した者に対してのみ、上記主幹者としてのユーザー登録を許可する。
図12に、在宅患者毎に形成されるチームのイメージを示す。予め主幹者として定められた医療従事者は、患者Xを登録するとともに、患者Xの在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして、複数の医療従事者を招待することができる。
また、主幹者は、別の患者Yについても同様に、患者Yを登録することができ、患者Yの在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして、複数の医療従事者を招待することができる。
図13は、在宅診療連携システム100内のデータ管理サーバー10と主幹者の端末装置40とチームに招待された医療従事者(以下、参加者という。)の端末装置40により実行されるチーム登録処理を示すラダーチャートである。この処理は、ある患者の在宅診療に関わるチームを登録する際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置40における処理は、制御部41と記憶部46に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、主幹者の端末装置40において、操作部42によりWebブラウザー上からデータ管理サーバー10が提供する在宅診療連携サービスにアクセスするためのURLが入力されると、入力されたURLが通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10においては、通信部14により主幹者の端末装置40から在宅診療連携サービスにアクセスするためのURLが受信されると、主幹者の端末装置40に対し、ログイン画面を表示するための表示用データが送信される。なお、データ管理サーバー10のWebサーバー機能により端末装置40に送信されるログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、端末装置40で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
主幹者の端末装置40においては、通信部44によりログイン画面の表示用データが受信されると、表示部43にログイン画面が表示される。ログイン画面には、施設ID、スタッフID及びパスワードの入力欄が含まれる。ログイン画面において、操作部42からの操作により、施設ID、スタッフID及びパスワードが入力されると、入力された施設ID、スタッフID及びパスワードが通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される(ステップS1)。
データ管理サーバー10においては、通信部14により施設ID、スタッフID及びパスワードが受信されると、ユーザー認証が行われる。具体的には、図3に示すユーザー管理テーブル160から、受信された施設ID及びスタッフIDの組み合わせと一致するレコードが検索され、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致する場合には、ユーザー認証がOKであると判断される。受信された施設ID及びスタッフIDの組み合わせがユーザー管理テーブル160にない場合、又は、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致しない場合には、ユーザー認証はNGであると判断される。ユーザー認証がOKであると判断されると、端末装置40のWebブラウザーにおける操作に従って在宅診療連携サービスが提供される。ユーザー認証がNGであると判断された場合、端末装置40にユーザー認証がNGである旨が通信部14を介して通知される。
ユーザー認証後、主幹者の端末装置40において、操作部42からの操作により、新たに登録される患者の患者基本情報が入力される(ステップS2)。入力された患者基本情報は、通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により患者基本情報が受信されると、制御部11により、受信された患者基本情報が、記憶部16に患者基本情報161として登録される(ステップS3)。
次に、主幹者の端末装置40において、操作部42からの操作により、登録患者の在宅診療に関わるチームの構成メンバーとして複数の医療従事者が指定される(ステップS4)。指定された医療従事者を示す情報は、通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
図14に、主幹者の端末装置40の表示部43に表示されるメンバー指定画面50の例を示す。メンバー指定画面50には、メールアドレス入力領域51,52,53、送信先を増やすボタンB1、送信ボタンB2、キャンセルボタンB3が設けられている。メールアドレス入力領域51,52,53は、チームを構成する各医療従事者のメールアドレスを入力するための領域である。主幹者は、メールアドレス入力領域51,52,53に、登録患者のチームに招待したい医療従事者のメールアドレスを入力することで、チームを構成する医療従事者を指定する。送信先を増やすボタンB1は、メールアドレスの入力領域を増やすことを指示するためのボタンである。送信ボタンB2は、メールアドレス入力領域51,52,53に入力された送信先に招待メールを送信することを指示するためのボタンである。キャンセルボタンB3は、メンバー指定画面50における入力内容のキャンセルを指示するためのボタンである。メールアドレスの入力後、送信ボタンB2が押下されると、指定された医療従事者を示す情報(メールアドレス)がデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により、指定された医療従事者を示す情報が受信されると、制御部11により、受信された情報に基づいて、登録患者の在宅診療に関わるチーム構成メンバーが記憶部16のチーム対応テーブル162に登録される(ステップS5)。具体的には、制御部11により、主幹者の情報、及び、主幹者の端末装置40から受信した複数のメールアドレスが登録患者と対応付けられてチーム対応テーブル162に格納される。
次に、データ管理サーバー10では、制御部11により、記憶部16のチーム対応テーブル162が参照され、登録患者に対応するチームのメンバーとして指定された医療従事者のメールアドレス宛てに、登録画面のリンク情報を含む電子メール(チームへの招待メール)が通信部14を介して送信される(ステップS6)。このようにして、主幹者により指定された複数の医療従事者に、チームを構成するメンバーとして指定されたことが通知される。
チームの構成メンバーとして指定された医療従事者(参加者)の端末装置40では、通信部44により、データ管理サーバー10から送信された招待メールが受信されると、制御部41により、招待メールが表示部43に表示される。招待メールには、招待されたチームに参加するためにユーザー登録を行う画面へのリンク情報(URL)が含まれている。参加者が、自らが使用する端末装置40において、操作部42からの操作により、リンク情報をクリックすると、データ管理サーバー10からユーザー登録画面の表示用データが提供され、表示部43にユーザー登録画面が表示される。リンク情報は、患者毎、当該患者に対応付けられた医療従事者毎に異なっており、データ管理サーバー10では、あるユーザー登録画面から入力された情報が、どの患者の在宅診療に関わるチームのどの医療従事者に対応する情報であるか、認識できるようになっている。
図15に、参加者の端末装置40の表示部43に表示されるユーザー登録画面60の例を示す。ユーザー登録画面60には、施設ID入力領域61、施設名入力領域62、スタッフID入力領域63、氏名入力領域64、メールアドレス入力領域65、ログインパスワード入力領域66、権限選択領域67、登録ボタンB11、キャンセルボタンB12が含まれる。
施設ID入力領域61は、参加者が所属する医療施設の施設IDを入力するための領域である。施設名入力領域62は、参加者が所属する医療施設の施設名を入力するための領域である。スタッフID入力領域63は、参加者が所属する医療施設における参加者のスタッフIDを入力するための領域である。氏名入力領域64は、参加者の氏名を入力するための領域である。メールアドレス入力領域65は、参加者のメールアドレスを入力するための領域である。メールアドレスは、データ管理サーバー10側が既に取得している情報であるから、予め入力されていることとしてもよい。ログインパスワード入力領域66は、参加者がログインする際のパスワードを入力するための領域である。権限選択領域67は、管理者、一般のいずれかを選択するための領域である。管理者は、施設内で、スタッフの登録やスケジュール管理を行う権限を有する者である。登録ボタンB11は、ユーザー登録画面60における入力内容の登録を指示するためのボタンである。キャンセルボタンB12は、ユーザー登録画面60における入力内容のキャンセルを指示するためのボタンである。
参加者の端末装置40では、操作部42からの操作により、ユーザー登録画面において、施設情報(施設ID、施設名)及びユーザー情報(スタッフID、氏名、パスワード)が入力される(ステップS7)。入力された施設情報及びユーザー情報は、通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により施設情報及びユーザー情報が受信されると、制御部11により、受信された情報に基づいて、記憶部16のチーム対応テーブル162、ユーザー管理テーブル160に参加者の追加情報が登録される(ステップS8)。
以上で、チーム登録処理が終了する。
図16及び図17は、チーム登録処理(図13参照)におけるデータ管理サーバー10の処理を、より詳細に示したフローチャートである。
まず、いずれかの端末装置40においてログイン操作が行われ、データ管理サーバー10において、通信部14により、端末装置40から施設ID、スタッフID及びパスワードが受信された場合に、制御部11により、ログインユーザーが登録されたユーザーであるか否かが判断される(ステップS11)。具体的には、制御部11により、図3に示すユーザー管理テーブル160から、受信された施設ID及びスタッフIDの組み合わせと一致するレコードが検索され、検索されたレコードのパスワードと受信されたパスワードが一致する場合には、登録されたユーザーであると判断される。
ログインユーザーが登録されたユーザーである場合には(ステップS11;YES)、制御部11により、ユーザー管理テーブル160から、ログインユーザーの施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対応付けられている主幹者フラグが参照され、ログインユーザーが主幹者であるか否かが判断される(ステップS12)。具体的には、主幹者フラグが「1」の場合には、ログインユーザーが主幹者であると判断され、主幹者フラグが「0」の場合には、ログインユーザーが主幹者でないと判断される。
ログインユーザーが主幹者である場合には(ステップS12;YES)、制御部11により、端末装置40に対し、メニュー画面を表示するための表示用データが通信部14を介して送信される。
主幹者の端末装置40では、通信部44によりメニュー画面の表示用データが受信されると、表示部43にメニュー画面が表示される。主幹者用のメニュー画面には、患者登録ボタンが含まれる。操作部42によりメニュー画面から患者登録ボタンが押下されると、患者登録要求が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により患者登録要求が受信されると(ステップS13;YES)、制御部11により、ユーザー管理テーブル160から、ログインユーザーの施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対応付けられている患者登録人数が取得される。そして、制御部11により、ログインユーザーを主幹者としてチーム対応テーブル162に既に登録されている患者(チーム対応テーブル162において、ログインユーザーがチーム構成メンバーとして登録されており、ログインユーザーに対応する主幹者フラグが「1」である患者)と今回登録しようとしている患者を合わせた数が患者登録人数以下であるか否かが判断される(ステップS14)。
ログインユーザーを主幹者としてチーム対応テーブル162に既に登録されている患者と今回登録しようとしている患者を合わせた数が患者登録人数より多い場合には(ステップS14;NO)、制御部11により、警告画面を表示するための表示用データが通信部14を介して主幹者の端末装置40に送信される(ステップS15)。
主幹者の端末装置40では、通信部44により警告画面の表示用データが受信されると、表示部43に警告画面が表示される。警告画面には、患者登録人数を超えている旨の警告と、追加ライセンスを購入するか否かを選択するための選択画面と、が含まれる。選択画面では、患者を登録する権限を何人分追加するかが指定可能となっている。主幹者は、追加人数に応じて課金されることになる。選択画面において、操作部42からの操作により、追加ライセンスを購入するか否かが選択されると、追加ライセンスを購入するか否かを示す情報(追加ライセンスを購入する場合には、追加人数を含む。)が通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により追加ライセンスを購入するか否かを示す情報が受信され、この情報に基づいて、制御部11により、主幹者が追加ライセンスを購入するか否かが判断される(ステップS16)。主幹者が追加ライセンスを購入する場合には(ステップS16;YES)、制御部11により、追加で購入された内容に基づいて、ユーザー管理テーブル160の主幹者に対応するレコードの患者登録人数が更新される(ステップS17)。そして、ステップS14に戻り、処理が繰り返される。
ステップS14において、ログインユーザーを主幹者としてチーム対応テーブル162に既に登録されている患者と今回登録しようとしている患者を合わせた数が患者登録人数以下である場合には(ステップS14;YES)、制御部11により、患者登録画面を表示するための表示用データが通信部14を介して主幹者の端末装置40に送信される。
主幹者の端末装置40では、通信部44により患者登録画面の表示用データが受信されると、表示部43に患者登録画面が表示される。患者登録画面において、操作部42からの操作により、患者基本情報が入力されると、入力された患者基本情報が通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により患者基本情報が受信されると、制御部11により、受信された患者基本情報が、記憶部16に患者基本情報161として登録される(ステップS18)。
次に、図17に移り、主幹者の端末装置40において、操作部42からの操作により、登録された患者の在宅診療に関わるチームの構成メンバーを指定する旨の指示が行われると、メンバー指定要求が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりメンバー指定要求が受信されると(ステップS19;YES)、制御部11により、メンバー指定画面を表示するための表示用データが通信部14を介して端末装置40に送信される。
主幹者の端末装置40では、通信部44によりメンバー指定画面の表示用データが受信されると、表示部43にメンバー指定画面が表示される。メンバー指定画面において、操作部42からの操作により、チームを構成するメンバーに関する情報(メールアドレス)が入力されると、入力された情報が通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりメールアドレスが受信されると、制御部11により、ユーザー管理テーブル160から、ログインユーザーの施設ID及びスタッフIDの組み合わせに対応付けられている招待人数が取得され、指定された医療従事者の数(受信されたメールアドレスの数)が招待人数以下であるか否かが判断される(ステップS20)。
指定された医療従事者の数が招待人数より多い場合には(ステップS20;NO)、制御部11により、警告画面を表示するための表示用データが通信部14を介して主幹者の端末装置40に送信される(ステップS21)。
主幹者の端末装置40では、通信部44により警告画面の表示用データが受信されると、表示部43に警告画面が表示される。警告画面には、招待人数を超えている旨の警告と、追加ライセンスを購入するか否かを選択するための選択画面と、が含まれる。選択画面では、1チーム当たり指定可能な医療従事者の人数を何人分追加するかが指定可能となっている。主幹者は、追加人数に応じて課金されることになる。選択画面において、操作部42からの操作により、追加ライセンスを購入するか否かが選択されると、追加ライセンスを購入するか否かを示す情報(追加ライセンスを購入する場合には、追加人数を含む。)が通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により追加ライセンスを購入するか否かを示す情報が受信され、この情報に基づいて、制御部11により、主幹者が追加ライセンスを購入するか否かが判断される(ステップS22)。主幹者が追加ライセンスを購入する場合には(ステップS22;YES)、制御部11により、追加で購入された内容に基づいて、ユーザー管理テーブル160の主幹者に対応するレコードの招待人数が更新される(ステップS23)。そして、ステップS20に戻り、処理が繰り返される。
ステップS20において、指定された医療従事者の数が招待人数以下である場合には(ステップS20;YES)、制御部11により、登録患者と対応付けられて、当該患者についての在宅診療チームを構成するメンバーが記憶部16のチーム対応テーブル162に登録される(ステップS24)。具体的には、制御部11により、主幹者の施設ID、施設名、スタッフID、氏名、メールアドレスが登録患者と対応付けられてチーム対応テーブル162に格納されるとともに、主幹者の端末装置40から受信された複数のメールアドレスが登録患者と対応付けられてチーム対応テーブル162に格納される。また、チーム対応テーブル162において、主幹者に対応する主幹者フラグは「1」に設定され、指定された医療従事者(参加者)に対応する主幹者フラグは「0」に設定される。なお、主幹者の施設ID、施設名、スタッフID、氏名、メールアドレス等の情報は、ユーザー管理テーブル160から取得される。
次に、制御部11により、チーム対応テーブル162が参照され、指定された医療従事者(参加者)のメールアドレス宛てに招待メールが通信部14を介して送信される(ステップS25)。
参加者の端末装置40では、通信部44により、招待メールが受信され、操作部42からの操作により、メールの本文中に含まれるリンク情報(URL)がクリックされると、参加者の登録要求が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により参加者の登録要求が受信されると(ステップS26;YES)、制御部11により、ユーザー登録画面を表示するための表示用データが通信部14を介して端末装置40に送信される。
参加者の端末装置40では、通信部44によりユーザー登録画面の表示用データが受信されると、表示部43にユーザー登録画面が表示される。ユーザー登録画面において、操作部42からの操作により、参加者自身に関する施設情報(施設ID、施設名)及びユーザー情報(スタッフID、氏名、パスワード)が入力されると、入力された施設情報及びユーザー情報が通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により施設情報及びユーザー情報が受信されると、制御部11により、受信された情報に基づいて、記憶部16に参加者の追加情報が登録される(ステップS27)。具体的には、制御部11により、参加者の端末装置40から受信した施設ID、施設名、スタッフID及び氏名が、チーム対応テーブル162の該当する患者の該当する医療従事者(参加者)に対応するレコードの各フィールドに格納される。また、制御部11により、参加者の端末装置40から受信した施設ID、スタッフID、パスワード、施設名、氏名と、チーム対応テーブル162に格納されている該当する医療従事者(参加者)のメールアドレスと、がユーザー管理テーブル160に登録される。また、ユーザー管理テーブル160に登録された参加者のレコードの主幹者フラグは「0」に設定される。
そして、ステップS26に戻り、参加者の人数分だけ処理が繰り返される。
ステップS11において、ログインユーザーが登録されたユーザーでない場合(ステップS11;NO)、ステップS12において、ログインユーザーが主幹者でない場合(ステップS12;NO)、ステップS13において、患者登録要求が受信されない場合(ステップS13;NO)、ステップS16において、主幹者が追加ライセンスを購入しない場合(ステップS16;NO)、ステップS19において、メンバー指定要求が受信されない場合(ステップS19;NO)、ステップS22において、主幹者が追加ライセンスを購入しない場合(ステップS22;NO)、ステップS26において、参加者の登録要求が受信されない場合には(ステップS26;NO)、処理が終了する。
図18は、在宅診療連携システム100内のデータ管理サーバー10と端末装置40により実行される患者状況確認画面表示処理を示すラダーチャートである。この処理は、在宅診療連携システム100内のいずれかの医療施設に所属する医療従事者が在宅患者を訪れた際に実行される処理である。データ管理サーバー10における処理は、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、端末装置40における処理は、制御部41と記憶部46に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、端末装置40において、操作部42によりWebブラウザー上から在宅診療連携サービスに対するログイン操作が行われる(ステップS31)。ログイン及びユーザー認証については、チーム登録処理における処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、データ管理サーバー10では、制御部11により、記憶部16に記憶されているチーム対応テーブル162が参照され、チームを構成するメンバーとしてログインユーザー(医療従事者)が対応付けられている患者が抽出される(ステップS32)。そして、制御部11により、端末装置40に対し、抽出された一又は複数の患者を含む患者リスト画面を表示するための表示用データが通信部14を介して送信される。
端末装置40では、通信部44により患者リスト画面の表示用データが受信されると、表示部43に患者リスト画面が表示される(ステップS33)。操作部42により患者リスト画面から今回訪問中の対象患者が選択されると(ステップS34)、選択された対象患者が通信部44によりデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により対象患者が受信されると、制御部11により、記憶部16から対象患者の在宅診療情報が読み出される(ステップS35)。具体的には、制御部11により、第1在宅診療情報163から対象患者のバイタルデータ及び当該バイタルデータに対応付けられている測定日時が読み出され、第2在宅診療情報164から対象患者に対する行為情報及び当該行為情報に対応付けられている処置日時が読み出され、対象患者に関するToDo情報165、チャット情報166、掲示板情報167が読み出される。また、制御部11により、対象患者の患者基本情報161が読み出される。
次に、制御部11により、読み出された各情報に基づいて、患者状況確認画面の表示用データが生成される(ステップS36)。生成された患者状況確認画面の表示用データは、制御部11により、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40においては、通信部44によりデータ管理サーバー10から患者状況確認画面の表示用データが受信されると、制御部41により、患者状況確認画面の表示用データに基づいて、対象患者の患者状況確認画面が表示部43に表示される(ステップS37)。
図19に、端末装置40の表示部43に表示される患者状況確認画面70の例を示す。患者状況確認画面70は、温度版領域71、連携領域72、患者基本情報領域73、ToDo領域74、チャット領域75、掲示板領域76を含む。
温度版領域71は、バイタルデータをグラフ化して表示するための領域である。温度版領域71において、横軸71aにバイタルデータの測定日時がとられ、縦軸71bに体温、血圧、脈拍等のバイタルデータの測定値がとられている。図19では、温度版領域71において、体温及び血圧(上・下)の測定値が折れ線グラフで表示されている。
連携領域72は、在宅診療連携システム100内の在宅診療における連携状況を表示するための領域である。連携領域72には、温度版領域71と共通の横軸71a(処置日時)に対して、縦軸72bに行為区分(処方、医療行為、サービス、画像)が配置されている。すなわち、温度版領域71及び連携領域72において、対象患者のバイタルデータと対象患者に対する行為情報とは、共通の時間軸(横軸71a)に沿って表示される。
連携領域72には、処方欄、医療行為欄、サービス欄、画像欄に分けられて、各行為が行われた日時が示される。処方欄には、医師から発行された処方の有無又は期間を示すマークが日時に相当する位置に表示される。医療行為欄には、医師の指示に基づいて行われた医療行為の有無を示すマークが日時に相当する位置に表示される。サービス欄には、看護又は介護によるサービスの有無を示すマークが日時に相当する位置に表示される。画像欄には、画像を伴う行為の有無を示すマークが日時に相当する位置に表示される。具体的には、連携領域72では、各行為区分に属する行為が患者に対して行われた場合に、縦軸72bの行為区分に対応する欄であって、かつ、横軸71aの処置日時に相当する位置に、その行為が行われたことを示すマークが表示される。マークが表示されていない日時においては、各行為区分に属する行為が行われなかったことを示す。各マークは、各行為を行う医療従事者毎に色、パターン又は形状を変えることとしてもよい。また、各行為を行う医療従事者が所属する医療施設毎にマークの色、パターン又は形状を変えることとしてもよいし、各行為を行う医療従事者の職種毎にマークの色、パターン又は形状を変えることとしてもよい。
なお、処方欄において、時間的に始めのマークMaは、処方が発行された日時を示し、それに続くマークMb,Mc,Md,Me,Mf,Mgは、投薬が継続される期間を示している。
連携領域72において、操作部42からのユーザーの操作により、いずれかのマークが指定された場合に、制御部41により、患者状況確認画面70内の指定されたマークの位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりマークの位置を示す情報が受信されると、制御部11により、記憶部16の第2在宅診療情報164から指定されたマークに対応する行為情報、処置日時、行為者が読み出され、読み出された行為情報、処置日時、行為者を表示するための表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、指定されたマークに対応する行為情報、処置日時、行為者が表示部43に表示される。
患者基本情報領域73は、対象患者の患者基本情報161を表示するための領域である。操作部42からのユーザーの操作により、患者基本情報領域73が押下されると、患者基本情報の詳細情報が別ウィンドウで表示されることとしてもよい。
ToDo領域74は、対象患者に関する期限付きタスクを表示するための領域である。ToDo領域74には、対象患者に関して、ログインユーザーがすべきことが表示される。具体的には、データ管理サーバー10において、対象患者についてのToDo情報165のうち、依頼先がログインユーザーであり、かつ、完了有無が「無」であるものが抽出され、ToDo領域74の表示用データが生成される。例えば、ToDo領域74には、「訪問看護の指示書の発行依頼」等が表示される。操作部42からのユーザーの操作により、ToDo領域74に表示されているいずれかのタスクが指定されると、指定されたToDo情報の詳細情報(行為内容、期限、入力者(依頼した人))が表示される。
なお、ToDo領域74に表示されているタスクの実行が完了した場合には、操作部42からのユーザーの操作に応じて、制御部41により、タスクの実行が完了した旨の情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりタスクの実行が完了した旨の情報が受信されると、制御部11により、記憶部16のToDo情報165において、実行が完了したタスクに対応する完了有無が「有」に変更される。完了有無が「有」となった情報については、以降、患者状況確認画面70のToDo領域74において表示対象から除かれる。
チャット領域75は、対象患者に関するコメントを表示するための領域である。チャット領域75において、今日の患者の様子や今日のできごとを伝えることで、チーム間で情報を共有することができる。具体的には、データ管理サーバー10において、対象患者についてのチャット情報166に基づいて、各コメントについて、入力者、入力日時、コメント内容をチャット領域75に表示するための表示用データが生成される。チャット情報166に、入力者とともに入力者が所属する医療施設が含まれる場合には、各コメントについて、入力者が所属する医療施設が表示されてもよい。また、チャット領域75に表示されている枠75a,75bは、同一のチャットIDが付与されたコメントであることを示している。すなわち、同一のチャットIDが付与されたコメントが一つである場合には、枠75bのように、枠内に含まれるコメントは一つとなる。一方、同一のチャットIDが付与されたコメントが複数存在する場合には、枠75aのように、枠内に含まれるコメントは複数となる。
掲示板領域76は、対象患者に関する連絡事項を表示するための領域である。例えば、掲示板領域76には、「褥瘡が悪化しています。」といった患者をサポートするチーム全体で気を付ける事項等が表示される。具体的には、データ管理サーバー10において、対象患者についての掲示板情報167に基づいて、各連絡事項について、入力者、入力日時、連絡事項内容を掲示板領域76に表示するための表示用データが生成される。掲示板情報167に、入力者とともに入力者が所属する医療施設が含まれる場合には、各連絡事項について、入力者が所属する医療施設が表示されてもよい。
次に、患者状況確認画面70におけるデータの入力方法について説明する。患者状況確認画面70において、操作部42からのユーザーの操作により、本日データの入力ボタンB21が押下されると、制御部41により、患者状況確認画面70内の本日データの入力ボタンB21の位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により本日データの入力ボタンB21の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、バイタルデータを入力するための表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、バイタルデータ入力画面が表示部43に表示される。
図20に、端末装置40の表示部43に表示されるバイタルデータ入力画面80の例を示す。バイタルデータ入力画面80において、操作部42からのユーザーの操作により、体温、血圧、SpO2、咳・痰、メモ等が入力されると、制御部41により、入力されたバイタルデータ、測定日時、測定者(ログインユーザー)が対応付けられて、通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりバイタルデータ、測定日時、測定者が受信されると、制御部11により、受信されたデータ(バイタルデータ、測定日時、測定者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16に第1在宅診療情報163として記憶される。
バイタルデータ入力画面80において、操作部42からのユーザーの操作により、サービス入力ボタンB31が押下されると、制御部41により、バイタルデータ入力画面80内のサービス入力ボタンB31の位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりサービス入力ボタンB31の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、サービス(看護・介護行為等)を入力するための表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、サービス入力画面が表示部43に表示される。
図21に、端末装置40の表示部43に表示されるサービス入力画面90の例を示す。サービス入力画面90において、操作部42からのユーザーの操作により、看護、介護、診察、リハビリテーションの各項目について、行われたサービスがチェックされると、制御部41により、サービス入力画面90内の各チェック位置を示す情報、処置日時、行為者(ログインユーザー)が対応付けられて、通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により各チェック位置を示す情報、処置日時、行為者が受信されると、制御部11により、各チェック位置に対応するサービス内容、処置日時、行為者が対象患者と対応付けられて、記憶部16に第2在宅診療情報164として記憶される。
サービス入力画面90の戻るボタンB41が押下されると、表示部43の表示はバイタルデータ入力画面80に戻る。バイタルデータ入力画面80の戻るボタンB32が押下されると、表示部43の表示は患者状況確認画面70に戻る。
患者状況確認画面70において、操作部42からのユーザーの操作により、ToDo領域74の新規ボタンB22が押下されると、制御部41により、患者状況確認画面70内の新規ボタンB22の位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により新規ボタンB22の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、ToDo情報を入力するためのToDo情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、ToDo情報入力画面が表示部43に表示される。
ToDo情報入力画面において、操作部42からのユーザーの操作により、依頼先、行為内容、期限が入力されると、制御部41により、入力された依頼先、行為内容、期限と、入力者(ログインユーザー)と、が対応付けられて、通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により依頼先、行為内容、期限、入力者が受信されると、制御部11により、受信されたデータ(依頼先、行為内容、期限、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16にToDo情報165として記憶される。
患者状況確認画面70において、操作部42からのユーザーの操作により、チャット領域75の新規ボタンB23が押下されると、制御部41により、患者状況確認画面70内の新規ボタンB23の位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により新規ボタンB23の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、チャット情報を入力するためのチャット情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、チャット情報入力画面が表示部43に表示される。
チャット情報入力画面において、操作部42からのユーザーの操作により、コメント内容が入力されると、制御部41により、入力されたコメント内容、入力日時、入力者(ログインユーザー)が対応付けられて、通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりコメント内容、入力日時、入力者が受信されると、制御部11により、チャットIDが付与され、チャットID及び受信されたデータ(コメント内容、入力日時、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16にチャット情報166として記憶される。
また、チャット領域75において、既に表示されているコメントに対して返信する場合には、操作部42からのユーザーの操作により、返信ボタンB24,B25が押下され、制御部41により、患者状況確認画面70内の返信ボタンB24,B25の位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により返信ボタンB24,B25の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、チャット情報を入力するためのチャット情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、チャット情報入力画面が表示部43に表示される。
チャット情報入力画面において、操作部42からのユーザーの操作により、コメント(返信)の内容が入力されると、制御部41により、入力されたコメント内容、入力日時、入力者(ログインユーザー)が対応付けられて、通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14によりコメント内容、入力日時、入力者が受信されると、制御部11により、返信対象であるコメントと同一のチャットIDが付与され、チャットID及び受信されたデータ(コメント内容、入力日時、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16にチャット情報166として記憶される。
患者状況確認画面70において、操作部42からのユーザーの操作により、掲示板領域76の新規ボタンB26が押下されると、制御部41により、患者状況確認画面70内の新規ボタンB26の位置を示す情報が通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により新規ボタンB26の位置を示す情報が受信されると、制御部11により、掲示板情報を入力するための掲示板情報入力画面の表示用データが生成され、通信部14を介して端末装置40に送信される。
端末装置40では、データ管理サーバー10から受信した表示用データに基づいて、掲示板情報入力画面が表示部43に表示される。
掲示板情報入力画面において、操作部42からのユーザーの操作により、連絡事項内容が入力されると、制御部41により、入力された連絡事項内容、入力日時、入力者(ログインユーザー)が対応付けられて、通信部44を介してデータ管理サーバー10に送信される。
データ管理サーバー10では、通信部14により連絡事項内容、入力日時、入力者が受信されると、制御部11により、受信されたデータ(連絡事項内容、入力日時、入力者)が対象患者と対応付けられて、記憶部16に掲示板情報167として記憶される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、主幹者として定められた医療従事者が、患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療従事者を指定することで、患者毎の在宅診療チームを容易に形成することができるので、在宅診療のサービスの普及を好適に支援することができる。
また、主幹者に対して、登録可能な患者の人数や、チーム毎に指定可能な医療従事者の人数を設けることで、主幹者の利用に制限を加えることができる。
また、データ管理サーバー10は、指定された複数の医療従事者のメールアドレス宛てに登録画面のリンク情報を含む電子メールを送信するので、指定された複数の医療従事者は、チームを構成するメンバーとして指定されたことを知ることができる。
また、主幹者となる医療従事者が主幹ライセンスを購入することで、患者単位でのチーム登録が可能となるので、在宅診療連携サービスを利用するうえで発生する費用の支払い義務の所在が明確となり、チームに招待される側の医療従事者は、参加しやすくなる。
また、データ管理サーバー10は、端末装置40におけるユーザーが、記憶部16に記憶されているチーム対応テーブル162において対象患者に対応付けられている医療従事者である場合にのみ、端末装置40に対象患者の患者状況確認画面70の表示用データを送信するとともに、端末装置40から対象患者の在宅診療情報の入力を受け付けるので、制限されたチーム内のメンバーでのみ情報を共有することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係るデータ管理サーバー及び在宅診療連携システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、主幹者が参加者のメールアドレスを入力し、メールアドレス以外の情報は参加者側で入力する場合について説明したが、主幹者側で参加者に関するメールアドレス以外の情報を入力することとしてもよい。
また、各患者についてチームを形成する際に、各患者に対して複数の医療従事者を対応付ける代わりに、各患者に対して複数の医療施設を対応付けておき、チームとして登録された医療施設に所属する医療従事者全体に対して、当該患者の在宅診療情報を公開することとしてもよい。
また、主幹ライセンスの初期購入時、追加購入時に伴う料金の支払いについては、どのような方法をとってもよい。例えば、主幹者宛てに請求書が送付されることとしてもよいし、予め登録された主幹者の銀行口座から自動振替により引き落とされることとしてもよい。
また、ある患者についての在宅診療情報の全てをチーム内に公開するのではなく、項目毎に、チーム内に公開するか否かを設定可能としてもよい。
10 データ管理サーバー
11 制御部
14 通信部
16 記憶部
30A,30B 在宅療養支援診療所
30C 訪問看護ステーション
30D 訪問介護事業所
30E 薬局
40 端末装置
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
46 記憶部
50 メンバー指定画面
60 ユーザー登録画面
70 患者状況確認画面
100 在宅診療連携システム
160 ユーザー管理テーブル
161 患者基本情報
162 チーム対応テーブル
163 第1在宅診療情報
164 第2在宅診療情報
165 ToDo情報
166 チャット情報
167 掲示板情報
168 看護・介護スケジュール情報

Claims (4)

  1. 予め主幹者として定められた医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該主幹者に対して設定された、患者を登録する権限と、当該登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、に基づいて、チーム登録の可否を判断する判断手段と、
    前記登録された患者に対して、前記指定された複数の医療従事者を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記登録された患者の在宅診療に関する在宅診療情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記チームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者それぞれに対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する情報共有手段と、
    を備えるデータ管理サーバー。
  2. 前記主幹者に対して、登録可能な患者の人数と、チーム毎に指定可能な医療従事者の人数と、が予め定められており、
    前記判断手段は、前記登録可能な患者の人数に基づいて、患者の登録を許可するか否かを判断し、前記指定可能な医療従事者の人数に基づいて、医療従事者の指定を許可するか否かを判断する請求項1に記載のデータ管理サーバー。
  3. 前記指定された複数の医療従事者のメールアドレス宛てに登録画面のリンク情報を含む電子メールを送信することで、前記指定された複数の医療従事者に前記チームを構成するメンバーとして指定されたことを通知する通知手段を備える請求項1又は2に記載のデータ管理サーバー。
  4. 在宅診療に関わる情報を管理するデータ管理サーバーと、医療施設に所属する医療従事者により使用される端末装置と、が通信ネットワークを介してデータ通信可能に接続された在宅診療連携システムであって、
    前記データ管理サーバーは、
    予め主幹者として定められた医療従事者に対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該主幹者に対して設定された、患者を登録する権限と、当該登録された患者の在宅診療に関わるチームを構成するメンバーとして複数の医療施設に所属する複数の医療従事者を指定する権限と、に基づいて、チーム登録の可否を判断する判断手段と、
    前記登録された患者に対して、前記指定された複数の医療従事者を対応付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記登録された患者の在宅診療に関する在宅診療情報を記憶する第2記憶手段と、
    前記チームを構成するメンバーとして指定された複数の医療従事者それぞれに対応するログインアカウントからアクセスがあった場合に、当該チームに対応する患者の在宅診療情報の入力及び参照を許可する情報共有手段と、
    を備える在宅診療連携システム。
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