JP5583120B2 - オブジェクトを検出するための光電スイッチおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明はオブジェクト検出用の光電スイッチおよび方法に関し、該光電スイッチおよび方法では、支持体と、電磁放射を検出する検出用半導体チップと、該検出用半導体チップの隣または上方に配置され特別に形成および/または配置された方向選択素子とを使用する。
被検査領域または被検査エリアにおいてオブジェクトを検出するための手段が数多く公知となっている。オブジェクトを検出する1つの手段に、光電スイッチを使用する手段がある。以下では光電スイッチという用語は、近接センサおよび動きセンサも指す。光電スイッチとは、少なくとも1つの放出源と少なくとも1つの検出器とを備えた電気光学システムである。放出源としては、電磁放射を放出する半導体チップが挙げられる。放出源は送光器または放射源とも称される。それに対して検出器は、電磁放射を検出する半導体チップであり、このような半導体チップはセンサまたは受光器とも称される。
光電スイッチの動作原理を以下で簡単に説明する。放出源は、所定の波長領域の電磁放射を適切な光強度Iで送出する。検出器は少なくとも、この電磁放射のこの所定の波長領域に対する感度を有する。光電スイッチに存在する検出対象のオブジェクトにより、放出源と検出器との間の放射経路が変化する。検出器において、このようにして生じる電磁放射の輝度に生じた変化が検出される。このようにして検出されたものは、最終的に電気的なスイッチング信号に変換され、さらに処理される。
輝度Lとしては、放射される光強度Iと見かけの発光面の大きさAとの比が定義される。輝度のSI単位は、カンデラ毎平方メートルcd/mである。輝度は、放射測定で単位ワット×m−2×ステラジアン−1ないしはW・m−2・sr−1で得られる放射密度Lに対応する測光量である。
光電スイッチは基本的に、透過型光電スイッチと反射型光電スイッチとに分けられる。透過型光電スイッチでは、放出源と検出器とが相互に対向し、該放出源の主放射方向は検出器に向かう方向である。したがって、検出器は必ず、放出源から得られる輝度を検出する。オブジェクトが放出源と検出器との間の放射経路に入ると、該放射経路は遮断され、放出源から送出された放射が検出されないことが、後続の処理ユニットにおいて評価される。
このような透過型光電スイッチに対して、反射型光電スイッチでは放出源と検出器とが相互に対向せず、さらに有利には、同じケーシング内に設けられる。このことにより、構成が比較的面倒でなくなる。基本的に反射型光電スイッチでは、オブジェクトを検出するために2つの異なる手法がある。
1つの手法では、反射性のエレメントが一方の側に配置され、放出源および検出器を有するケーシングが、対向する側に配置される。前記反射性エレメントおよびケーシングは、放射経路がオブジェクトによって遮断されることにより、検出器で検出される輝度が変化するように方向づけされる。
反射器を使用しない択一的構成もある。放出源の放射経路にオブジェクトが存在する場合、該放出源の放射が該オブジェクトに当たり、該オブジェクトの表面構成に起因して該放射はオブジェクトの表面で散乱される。この放射の散乱により、送出された放射の一部が検出器に入射し、検出器における輝度の変化が検出される。
このような構成の光電スイッチで一般的な問題は、周辺パラメータの影響であり、たとえば昼光や外部光等である。
検出器と放出源とは、ケーシング内部で1つの同じ支持体に収容されることが多くなってきている。このことにより、電気的な駆動制御部を簡単に構成することができる。このことにより、光電スイッチの構成で別の問題が生じる。この別の問題とは、いわゆる送出側の半導体チップと検出側の半導体チップとの間のいわゆるクロストークに留意しなければならないことである。このようなクロストークは、たとえば、放射がケーシングから出る前に放出源から直接的な経路で検出器に入力結合した場合に生じる。また、放射がケーシング内部で反射されて検出器に入射した場合にも、このようなクロストークが発生する。クロストークによって検出器に達した放射は、検出器の特性曲線上の動作点を変化させてしまう。このような動作点の変化により、検出器の感度が顕著に悪くなってしまうことがある。光電スイッチの感度を上昇させるために、周辺の影響とクロストークとを低減する努力が常に払われている。
本発明の課題は、オブジェクトの検出感度が上昇したオブジェクト検出用の光電スイッチおよびオブジェクト検出方法を提供することである。
前記課題は、独立請求項に記載された特徴によって解決される。従属請求項に本発明の別の有利な構成が記載されている。
光電スイッチの少なくとも1つの実施形態では、該光電スイッチは半導体エレメントを有する。この半導体エレメントは、支持体上面を有する支持体を備えている。この支持体上面に、電磁放射を検出する少なくとも1つの検出用半導体チップと、電磁放射を送出する少なくとも1つの送出用半導体チップとが設けられる。これらの半導体チップはとりわけ、可視放射を検出ないしは放出するように構成されており、有利には近赤外放射を検出ないしは放出するように構成されている。
少なくとも1つの実施形態では、光電スイッチは少なくとも1つの方向選択素子を支持体の上面に有する。前記方向選択素子はとりわけ、検出側半導体チップおよび/または放射送出半導体チップのうちいずれか1つに対して設けられている。このような方向選択素子を介して、半導体チップが受け取る放射ないしは半導体チップから放出される放射の角度領域が制限される。換言するとたとえば、方向選択素子によって、放射送出半導体チップによって生成された放射が所定の空間角度領域には入らないかまたは実質的に入らないように、放射送出半導体チップの放射特性が制限されるかまたは調整される。検出側半導体チップに関しては制限されるとは、所定の角度領域から検出側半導体チップに達する放射が存在しないかまたは実質的に存在しないことを意味する。すなわち、方向選択素子を介して、検出可能すなわち受信可能な放射が半導体素子から放出される角度、ないしは、半導体素子から放出される放射が入る角度が制限される。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、受信可能な放射の少なくとも1つの主放射軸が、放出される放射の少なくとも1つの主放射軸に対して傾斜する。この主放射軸はたとえば、半導体チップから放出される放射の対称軸または光軸であるか、または、半導体チップが受信する放射の対称軸または光軸であるか、または、放射のうち最大強度となる部分が延在する方向である。
このことは、光軸、および/または放射の最大強度の部分が放出される方向、および/または放出される放射の対称軸が、受信される放射の相応の主方向軸に対して平行にならないように、たとえば放射を送出する半導体チップに対して設けられた方向選択素子が該半導体チップの放射特性を制限または設定することを意味することができる。換言すると、放射を送出する半導体チップの光軸および/または放射を検出する半導体チップの光軸は有利には、該半導体チップに対して設けられた方向選択素子の機械的な軸および/または光軸および/または対称軸と一致しない。検出側の半導体チップに関しては主放射軸は、放射の大部分が半導体チップまたは放射を感知する該半導体チップの面に当たる方向とすることもできる。
それぞれの主放射軸を決定するためには、各送出側半導体チップまたは検出側半導体チップの放射特性ないしは受信特性と、半導体チップに方向選択素子が設けられている場合には該方向選択素子による放射特性または受信特性の変化との双方を考慮しなければならない。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、検出側の半導体チップの主放射軸と送出側の半導体チップの主放射軸との間の角度は、半導体チップに方向選択素子が設けられている場合には該方向選択素子を考慮して、5°以上65°以下であり、とりわけ15°以上45°以下であり、有利には20°以上40°以下である。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、前記方向選択素子は遮蔽部および/または集光レンズおよび/または散乱レンズおよび/またはフレネルレンズおよび/またはプリズムおよび/または反射器によって形成される。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、支持体と、該支持体の上面に設けられ電磁放射を検出する少なくとも1つの検出半導体チップと、該検出半導体チップに隣接し該支持体の上面に設けられたバリアまたは遮蔽部とを有する半導体エレメントが設けられる。この実施形態では、前記バリアまたは遮蔽部は、検出すべき電磁放射を透過しない材料から成り、前記検出半導体チップから離隔され、前記バリアおよび前記検出半導体チップが支持体の上面に垂直に平行投影される場合には、該バリアの投影面と検出半導体チップの投影面とが少なくとも部分的に重なり合うように、該バリアまたは遮蔽部は成形されている。
光電スイッチの半導体エレメントの上記の構成により、まず第一に、検出器がオブジェクトを検出できる領域が制限付きで限定される。このような限定によってさらに、たとえば昼光や外部照明等の周辺影響に起因して検出器に当たる輝度が低減される。検出される領域を制限することにより、このような周辺パラメータがオブジェクトの検出に及ぼす影響が低減され、検出器の動作点が安定化する。方向選択素子が遮蔽部、レンズまたは反射器として形成される場合にも、相応のことが当てはまる。
別の構成では、光電スイッチの半導体エレメントはさらに、電磁放射を送出する送出半導体チップを有し、前記バリアは検出器と放出源との間に配置される。このようにしてさらに、送出された放射によって検出半導体チップに発生するクロストークが低減される。投影面がこのように部分的に重なり合うことにより、たとえば半導体エレメントのノイズ特性に起因するいわゆるクロストークが検出器に入射しないことが保証される。このことにより、検出器のいわゆる固有ノイズが低減され、検出器の動作点が最適な動作点に維持され、より高い感度が実現される。
1つの構成では、方向選択素子は接着材によって支持体の上面に取り付けられ、とりわけバリアが接着材によって支持体の上面に取り付けられる。有利にはこの接着材も、検出される放射に対して吸収性であるかまたは反射性である。択一的に、方向選択素子を半導体エレメントのケーシングの一部として、射出成形またはトランスファモールド法によって形成することもできる。この構成では、半導体エレメントの製造は低コストになる。
別の構成では、放射を検出する別の検出半導体チップが支持体の上面に設けられる。各検出器と放出源との間にそれぞれバリアが、支持体の上面に設けられる。これらの検出器が検出する放射は同じである。オブジェクトに起因する輝度の変化が、両検出器に作用する。比較ユニットによって両検出器の信号を評価することができる。2つの検出器と1つの放出源とが1つの半導体エレメントに設けられている場合、送出半導体チップに対するオブジェクトの相対運動を検出することができる。このようにして、オブジェクトが送出半導体チップに対して左側にあるか、右側にあるか、または送出半導体チップの直接上方にあるかを簡単に推定することができる。半導体チップに設けられる検出器が2つより多い場合、オブジェクトを2次元で位置検出することができる。
別の構成ではさらに、半導体エレメントに放射を送出する別の送出半導体チップが配置される。この構成では、放出源は時分割多重化方式で動作し、送出半導体チップは振幅変調されるかまたは振幅変調されない。時分割多重化方式は、現時点でどの放射が検出されたかを時分割管理によって検出器に知らせるために使用される。たとえば周波数分割多重化方式、符号分割多重化方式または波長分割多重化方式等の他の方式も使用することができる。その際には、検出器は適切なデマルチプレクサユニットにより、送出半導体チップのどの放射が検出されたかを把握する。
放射のさらなる妨害影響が発生するのを回避するために有利なのは、信号を振幅変調することである。このような変調は「バーストモード」伝送とも称される。搬送波のこのような「バースト」により、周辺のさらなる妨害影響が阻止される。
多数の検出器および放出源を使用することにより、検査すべき領域の分解能は格段に上昇し、各オブジェクトの位置を、放射を送出する送出半導体チップに対する相対位置でより精確に推定することができる。
ここでは、方向選択素子の形状は制限されない。たとえば、バリアをL字形、アーチ形または斜行形に形成することができる。検出器の感度を改善するためには必ず、投影面が相互に部分的に重なり合うように留意しなければならない。換言すると、基本的には、検出半導体チップが送出半導体チップの放射の影にあるように留意しなければならない。
別の構成では、少なくとも1つの光学的素子が放出源ないしは検出器の放射経路に挿入される。これによってビーム導波を改善することができ、感度を上昇させることができる。
1つの構成では、検出半導体チップはフォトトランジスタないしはフォトダイオードないしはフォトレジスタである。
送出半導体チップは有利にはレーザダイオードであるかまたはLEDである。本発明では、送出放射および検出放射の波長は決して、所定の領域に限定されない。送出放射は有利には近赤外線波長領域である。また、電磁スペクトルの紫外線領域や可視領域でも、オブジェクトの検出を行うことができる。
有利には複数の検出半導体チップおよび/または複数の放射送出半導体チップが設けられる少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、大部分の割合の検出半導体チップの主放射軸またはすべての検出半導体チップの主放射軸および/または大部分の割合の放射送出半導体チップの主放射軸またはすべての放射送出半導体チップの主放射軸は、それぞれ相互に傾いて方向づけされる。換言すると、とりわけ支持体の上面を基準として、たとえば2つの検出半導体チップおよび/または受信半導体チップの主放射軸の方向は同じでない。また、検出半導体チップの主放射軸を、放射送出半導体チップの主放射軸と同じ方向にすることもできる。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、放射検出半導体チップは特殊用途集積回路(英語:application specific integrated circuit、略してASIC)である。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、方向選択素子は検出半導体チップおよび/または放射送出半導体チップに形状接続するように成形される。形状接続とは、半導体チップが方向選択素子に対して嵌合する形状を有することを意味することができる。たとえば、半導体チップは少なくとも2つの境界面において、少なくとも局所的に方向選択素子によって包囲される。
少なくとも1つの実施形態の光電スイッチでは、方向選択素子はレンズ体によって形成され、該レンズ体は半導体チップに一体成形され、該半導体チップを少なくとも2つの境界面で部分的に包囲するか、または有利には完全に包囲する。この構成では、方向選択素子を射出成形またはキャスト法によって、とりわけ結合剤なしで半導体チップに直接設けることができる。
ここで記載した光電スイッチはたとえば、物または肢体の動きを検出するために使用することができ、とりわけジェスチャ検出に使用することができる。たとえばここで記載した光電スイッチは、移動電話機、キーボード、ナビゲーションシステム、電子機器、コンピュータ、ポータブルコンピュータ、操作インタフェースおよび/または自動車分野において、とりわけ制御部の補助機器として、またはデータ入力に使用される。
最後に、オブジェクトを検出するための方法を提供する。この方法では、半導体チップで検出された放射の強度を、後置接続された評価ユニットにおいて評価し、該強度の大きさに基づいて、該オブジェクトと半導体エレメントとの間の間隔を推定することができる。たとえばこの方法によって、上記の実施形態のうち1つまたは複数の実施形態に関連して説明したように光電スイッチを動作させることができる。したがって、前記方法の特徴は光電スイッチに関して開示した通りであり、該光電スイッチの特徴も、前記方法に関して説明した通りである。
以下で本発明の実施例を、図面に即して詳細に説明する。同一もしくは同機能の構成要素には、それぞれ同じ参照番号を付している。また、図示されている構成要素は縮尺どおりに描かれたものではなく、理解を深める目的でむしろ個々の構成要素が過度に大きく、簡略化して描かれている場合もある。
オブジェクトを検出するための半導体エレメントを有する一実施例の光電スイッチを示す。 択一的な形状のバリアを有する別の実施例の半導体エレメントを示す。 択一的な形状のバリアを有する半導体エレメントを含む別の実施例の光電スイッチを示す。 図1に示した実施例の発展形態を示す。 図4に示した実施例の発展形態を示す。 上記構成におけるオブジェクトを検出する原理を概略的に示す。 図4に示された実施例の発展形態による原理を概略的に示す別の図である。 図6に示された2つの検出半導体チップによって検出された放射密度の信号特性を示す。 オブジェクトを検出するための半導体エレメントを有する別の実施例の光電スイッチの平面図である。 択一的な形状のバリアを有する別の実施例の半導体エレメントを示す。 図10に示された検出半導体チップによって検出された光電流の信号特性を示す。 シミュレータによって求められた、図10の検出半導体チップの光電流の信号特性を示す。 別の実施例の光電スイッチを示す。 別の実施例の光電スイッチを示す。 別の実施例の光電スイッチを示す。 別の実施例の光電スイッチを示す。
図1に、半導体エレメント1を有する一実施例の光電スイッチを示す。半導体エレメント1は、上面21を有する支持体2を備えている。この上面21に、放射を送出する半導体チップ3が設けられている。さらに、放射を検出する半導体チップ4も上面21に設けられている。以下では、検出半導体チップ4を検出器4と称し、放射を送出する半導体チップ3を放出源3と称する。
上面21に設けられた検出器4と放出源21との間に方向選択素子が設けられており、該方向選択素子はバリア5として形成されている。このバリア5によって、検出器4によって検出される放射の角度領域が制限される。バリア5は、検出器4が放出源3の放射の影に入るように成形されている。このことは、バリア5の断面がL字形であることにより実現される。バリア5および検出器4に対して垂直方向の平行投影を使用する場合、該バリア5および該検出器4の3次元の点が投影平面に垂直に結像される。この投影平面が支持体の上面21である場合、バリア5の投影面と検出器4の投影面とが少なくとも部分的に重なり合う。ここでは図中の領域6が、バリア5によって形成される放射の影として示されており、放射が上面に垂直に当たる場合にバリア5のこのような影6が生じ、検出器4を少なくとも部分的に覆う。
図1中、放出源3によって放出される放射の主放射軸Uを破線によって示している。送出される放射は、バリア5によって有意に影響されることはなく、支持体表面21に対して垂直方向になる。それに対して、検出器4によって受信される放射の主放射軸Vは、放出源3の主放射軸Uに対して傾斜している。この受信される放射の主放射軸Vも破線によって示している。主放射軸Uを傾斜させるためには、バリア5によって遮蔽を行う。たとえば主放射軸U,Vは、大部分の放射が放出される方向によって定義されるか、または、検出器4の有効検出面積が最大になる方向によって定義される。
投影面が相互に少なくとも部分的に重なり合うようにこのように成形することにより、放出源3と検出器4との間のクロストークと周辺影響とが低減される。このようにして、たとえば近赤外領域で放射を検出する検出器は、半導体エレメント1上方においてオブジェクトの動きを検出することができる。
オブジェクトが放射経路に存在する場合、放出源3の放射は該オブジェクトの表面で少なくとも部分的に散乱され、多数の方向に後方に戻っていく。散乱した放射は、検出器4によって少なくとも部分的に検出される。
バリア5は接着材によって上面21に設けられる。この接着材は有利には、バリア5と同様に、送出放射ないしは検出放射を吸収する材料から形成される。理想的には、この放射は完全に吸収される。
1つの構成では有利には、バリアの上部分の厚さAは最大0.3mmであり、該上部分の長さBは最大0.8mmであり、該バリアの下部分の長さは最大0.8mmであり、該バリアが成す影6は最大0.5mmであり、該バリアの下部分の厚さDは最大0.3mmであり、該バリアと送出半導体チップ3との間の間隔Eは最大0.6mmである。放出源3と検出器4との間の間隔は、有利には最大1.2mmである。放出源3は有利にはランバート放射源である。このようにバリア5を成形することにより、検出器4との放出源3のクロストークが阻止される。理想的には支持体2の材料も、送出放射ないしは検出放射に対して吸収性である。このようにして、放出源3によって生成された放射がバリア5の下方にいわば潜り込むことが阻止される。
放出源3として、たとえばレーザダイオードまたはLEDを設けることができる。検出器4としてはたとえばフォトトランジスタ、フォトダイオードまたはフォトレジスタを設けることができる。
図2,3および4において、別の実施例の光電スイッチを示す。図2,3および4の各図において、第2の検出器4と別のバリア5とが上面21に配置されている。この別のバリア5は、前記別の検出器4と放出源3との間に配置されている。図2,3および4のバリア5の形状は、図1のバリア5の形状と異なる。
前記別の検出器4および前記別のバリア5によって、検査される領域内にオブジェクトがあるか否かと、放出源3に対するオブジェクトの相対位置とを、簡単に推定できるようになる。両検出器4によって輝度信号ないしは放射密度信号が評価されるので、両信号を評価することにより、オブジェクトが放出源3の左側、中央または右側のいずれにあるかを求めることができる。輝度の値によってさらに、オブジェクトと放出源3との間の間隔Fの大きさを推定することができる。
図8に、半導体エレメント1とオブジェクトとの間の異なる間隔Fで両検出器4が受信した輝度の信号特性を示す。
図8では、単位mmで表される範囲Xを横軸として、放射密度Lを単位mW/mmで示している。図中の範囲Xは放出源3を基準として表されており、0mmの点Xは、放出源3が存在する位置である。ここではオブジェクトとして、20mm×20mmの白色の紙を使用した。図8では、放出源3に約100mAの典型的な入力電流を使用し、10μAのオーダの光電流IPhotoを検出できる検出器4を使用した。
この白色紙を、半導体エレメント1の上方で左側から右側へ動かした。第1のテストでは、間隔Fを5mmに設定した。各破線は左側の検出器4の受信信号を示し、実線は右側の検出器4の受信信号を示す。−14mm以上−7mm以下の領域では、左側の検出器4のみが放射密度Lを検出するのに対し、+7mm〜+14mmの領域では右側の検出器4のみが放射密度Lを検出するのが明瞭に認識できる。
オブジェクトがこのような領域にある場合、放出源3に対するオブジェクトの相対位置を完全に明瞭に求めることができる。−7mm〜+7mmの領域では、オブジェクトと半導体エレメント1との間の間隔が約5mmである場合、両検出器4が検出できる領域であって、該オブジェクトが放出源3の上方の中央にあることを推定できる領域が得られる。
間隔Fが5mmである場合、−7mm〜+7mmの領域にわたって放射密度Lが一定であることが認識できる。したがって、間隔Fが小さい場合、ここではたとえば5mmである場合、検出器4においてほぼデジタルの出力信号を期待できることを前提とすることができる。間隔Fが拡大すると、たとえば10mmまたは20mmになった場合、曲線は図8に示されたように変化する。検出される領域は拡大されるが、受信される輝度Lは低減されるのが認識できる。
半導体エレメント1に後置接続された評価ユニットにおいて、両検出器4の情報を比較する。この評価ユニットは図中に示されていない。この比較ではたとえば、左側の検出器4の放射と右側の検出器4の放射との比が形成される。たとえばこの放射比の形成によって、オブジェクトの間隔Fを示すアナログ情報が得られる。
バリア5は、射出成形またはトランスファモールド法によって半導体エレメント1に挿入することができる。その際に有利なのは、バリア5をケーシングの下部分の一部とすることである。
図5に、図4に示した実施例の発展形態を示す。図4との相違点として、図5では、半導体エレメントの上方にカバー7が、半導体チップ3,4の放射経路に挿入されている。このカバー7は、1つの構成ではガラスである。択一的に、カバー7は光学的素子である。放出源3から送出された電磁放射の一部は、ガラスカバー7の表面で反射される。バリア5を上記のように形成することにより、放出源3から検出器4に直接入力結合されることが無くなる。このようにして、放出源3と検出器4とのクロストークは非常に大きく低減される。このことにより、検出器4の感度が大きく上昇する。図6に、検出される領域を示している。この領域は、図4の半導体エレメント1によって監視される。オブジェクトがこの検査される領域に存在する場合、放出源3から送出された放射はこのオブジェクトの表面で反射される。図6には、検出器4が高感度である領域Gと、左側の検出器4および右側の検出器4がそれぞれ、検出される放射を受信する領域とが示されている。両検出器4で期待される輝度の信号特性は、図8に示した信号特性と定性的に比較することができる。
図7では、高感度領域Gを拡大するための別の実施例のバリア5を示している。ここでは、バリア5の上部分の側縁部が斜行することによって高感度領域G′が得られることを認識できる。この高感度領域G′の大きさは、バリア5の上部分が斜行していない場合の高感度領域Gより大きい。
クロストークおよび周辺の影響がさらに低減されることには変わりがなく、なおかつ、この領域の拡大が顕著になる。
また、オブジェクトが放出源3の上方に直接存在する場合、両検出器4のいずれも放射を受信しないことも可能である。この領域は死角領域と称され、両高感度領域G間にある。
図9に別の実施例を示す。同図では3つの検出器4が半導体エレメントに設けられており、これらの検出器4によって正三角形が形成されている。このように形成された正三角形内に放出源3が配置されている。放出源3と検出器4との間に環状のバリア5が挿入されており、該バリア5は、図1で説明したような特性を有するように成形されている。図9のこのような構成により、検出される領域の分解能が上昇する。
図10に別の実施例の半導体エレメント1を示す。ここでは、バリア5の上部分は該バリア5の下部分に対して直角に配置されず、所定の角度を成すように設けられている。このような構成によっても、図7の実施例と同様に、クロストークや周辺パラメータの影響が大きくなることなく、高感度領域G′が拡大する。
図11および図12において、図10に示した左側の検出器4の光電流Iphotoと右側の検出器4の光電流Iphotoとを示している。図11中の光電流Iphotoは実測によって得られたものであり、図12中の光電流Iphotoはシミュレーションによって得られたものである。基本的には、シミュレーション結果が実測結果と定性的に一致すると言える。ここで信号特性の解釈に関しては、とりわけ図8を参照されたい。ここでは、図10中の角曲げされたバリア5によって放出源3の上方の領域が、たとえば図4に示されたバリア5が設けられた場合よりも監視されることに留意されたい。
図10,11に示されているように、オブジェクトと半導体エレメント1との間の高さないしは間隔Fによって、検出半導体チップ4によって受信される放射量が決まる。オブジェクトと半導体エレメント1との間の間隔が大きくなると、検出器4で検出されると期待される輝度Lは小さくなる。図9に示されたような第3の検出器を使用することにより、このような2次元の識別が改善される。さらに別の検出器4と放出源3とを挿入することにより、そのたびに領域の分解能は改善される。
1つの実施例では、放出源3から送出されるパルスは振幅変調されたパルスである。このことにより、周辺影響によるこの放射パルスの変化は小さくなる。基本的には、半導体エレメント1の所要エネルギーを低減するために放射をパルス波形で送出するようにすべきである。
半導体エレメント1は、光電スイッチとして使用されるように設けられる。近接センサや指紋センサとしてこの半導体エレメント1を設けることもできる。
さらに、上記の半導体エレメントを使用してオブジェクトを検出する方法も提供する。この方法では、検出器4における輝度を、後置接続された評価ユニットにおいて評価し、該輝度の大きさに基づいてオブジェクトと半導体エレメント1との間の間隔を推定する。この輝度は、検出器4で検出される放射の強度を表す尺度である。
図13に示された光電スイッチの実施例では、レンズ体として成形された方向選択素子8が、上面21から見て放出源3の上方に設けられる。たとえば、方向選択素子8は放出源3のキャスティングによって形成される。方向選択素子8によって、図13中に矢印線によって示されたように、放出源3によって生成された放射はそれぞれ、検出器4から横方向に偏向される。たとえばシリコーンまたは熱可塑性プラスチック等である方向選択素子8の材料は、有利には半導体チップ3の材料と物理的に直接コンタクトする。
複数の放出源3が送出する放射の波長は相互に異なるように構成することができ、この構成を、検出器4に設けられる波長フィルタの併用で実現することもできる。択一的または付加的に、放出源3を多重化方式で動作させ、とりわけ時分割多重化方式で動作させることができる。
図14に示された実施例では、方向選択素子8はそれぞれ、放射を透過するプリズムによって形成される。このプリズムは検出器4に後置される。プリズムの光屈折作用により、放出源3によって生成された放射はそれぞれ、所定の空間角度領域から、たとえば図中にないオブジェクトで反射することにより、検出器4に達する。これは、図14において矢印線によって示されている。
方向選択素子8を支持体2に固定するためのホルダをそれぞれ、検出器4と放出源3との間に設けられる遮蔽部として形成することができる。このホルダは、図中には示されていない。このようなホルダにより、放射が放出源3から直接、図中にないオブジェクトで反射せずに検出器4に達するのを阻止することができる。
図15に示された光電スイッチの実施例では、半導体モジュール1の方向選択素子8はそれぞれ、図14のようにプリズムによって形成されるのではなく、集光レンズによって形成される。図15の構成と異なり、方向選択素子8を集光レンズではなく、フレネルレンズとすることもできる。
図16では、方向選択素子8はそれぞれ反射器によって形成される。この実施形態では、反射器8の一部を、検出器4と、それぞれ対応する放出源3との間に設けることができる。図16の構成と異なって、反射器8を相互に異なるようにするのではなく、相互に同様の構成で形成することもできる。その際には、反射器8を、対応する放出源3に直接コンタクトさせるか、または放出源3から空間的に分離することもできる。対応する放出源3と反対側の反射器8の面に、該放出源3から送出された放射に対して吸収作用を有するコーティングを設けて、検出器4に達する散乱放射を低減するかまたは阻止することができる。これら2つの主放射軸U,Vのいずれの方向も、上面21に対して同じでない。
上記の本発明は、実施例に基づく上記説明によって限定されることはない。むしろ本発明はあらゆる新規の特徴ならびにそれらの特徴のあらゆる組み合わせを含むものであり、これには殊に特許請求の範囲に記載した特徴のあらゆる組み合わせが含まれる。このことはこのような特徴またはこのような組み合わせ自体が特許請求の範囲あるいは実施例に明示的には記載されていない場合であっても当てはまる。
本願は、ドイツ連邦共和国特許出願第102008029467.5号の優先権を主張するものであり、その開示内容は参照により本願に取り入れられる。

Claims (15)

  1. 半導体エレメント(1)を有する光電スイッチにおいて、
    前記半導体エレメント(1)は、
    支持体(2)と、
    前記支持体(2)の上面(21)に設けられ電磁放射を検出する少なくともつの検出半導体チップ(4)と、
    前記支持体(2)の上面(21)に設けられ電磁放射を送出する少なくともつの送出半導体チップ(3)と、
    前記支持体(2)の上面(21)に設けられ、前記検出半導体チップ(4)によって受信される電磁放射および/または前記送出半導体チップ(3)によって放出される電磁放射の角度領域を制限する、少なくとも1つの方向選択素子(5)と、
    を有し、
    前記検出半導体チップ(4)によって受信される電磁放射の主放射軸(V)は、前記送出半導体チップ(3)によって放出される電磁放射の主放射軸(U)に対して傾斜しており、
    前記方向選択素子は、前記検出半導体チップ(4)によって検出される電磁放射を透過しない材料から成る複数のバリア(5)によって形成されており、
    前記バリア(5)は、前記バリア(5)および前記検出半導体チップ(4)が前記支持体(2)の上面(21)に垂直に平行投影された場合に、前記バリア(5)の投影面と前記検出半導体チップ(4)の投影面とが少なくとも部分的に重なり合うように成形され、電磁放射が前記上面(21)に垂直に当たる場合に影(6)が生じ、前記影(6)が前記検出半導体チップ(4)を少なくとも部分的に覆い、
    死角領域が、前記検出半導体チップ(4)の間かつ前記送出半導体チップ(3)の真上に存在し、検出すべきオブジェクトが前記死角領域に存在する場合、前記検出半導体チップ(4)は前記死角領域から電磁放射を受信しない、
    光電スイッチ。
  2. 前記主放射軸(U,V)は相互に、15°以上45°以下の角度で傾斜する、
    請求項1記載の光電スイッチ。
  3. 前記バリア(5)は、前記検出半導体チップ(4)から離隔されている、請求項1または2記載の光電スイッチ。
  4. 前記バリア(5)は、それぞれ、前記送出半導体チップ(3)と前記検出半導体チップ(4)との間に設けられており、
    前記検出半導体チップ(4)が電磁放射を受信する検出領域は重ならない、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  5. 前記バリア(5)は接着材によって前記支持体(2)の上面(21)に取り付けられている、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  6. 前記支持体(2)の上面(21)に配置される、電磁放射を検出する前記検出半導体チップ(4)は2つより多く、前記検出すべきオブジェクトを2次元で位置検出可能である、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  7. 前記検出半導体チップ(4)の主放射軸(V)の方向は相互に平行である、
    請求項6記載の光電スイッチ。
  8. 前記送出半導体チップ(3)は、振幅変調された放射パルスまたは振幅変調されない放射パルスを時分割多重方式で送出する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  9. 前記バリア(5)はL字形および/またはアーチ形および/または斜行するように成形されている、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  10. 前記半導体チップ(3,4)のうち少なくとも1つの上方で行われる電磁放射の導波を改善するための少なくとも1つの光学的素子(7)が、前記半導体チップ(3,4)の放射経路に配置される、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  11. 電磁放射を検出する前記検出半導体チップ(4)は、特殊用途集積回路であるか、またはフォトトランジスタであるか、またはフォトダイオードであるか、またはフォトレジスタである、
    請求項1から10までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  12. 電磁放射を送出する前記送出半導体チップ(3)はレーザダイオードまたはLEDであり、
    前記バリア(5)が前記支持体(2)の前記上面(21)に垂直に平行投影される場合には、前記検出半導体チップ(4)は前記バリア(5)によって完全に覆われている、
    請求項4記載の光電スイッチ。
  13. 前記送出半導体チップ(3)は、少なくとも2つ設けられ、
    前記送出半導体チップ(3)は、相互に異なる波長を有する電磁放射を送出する、
    請求項1から12までのいずれか1項記載の光電スイッチ。
  14. 請求項1から13までのいずれか1項記載の光電スイッチによってオブジェクトを検出する方法であって、
    前記検出半導体チップ(4)において検出された電磁放射の強度を、後置接続された評価ユニットにおいて評価し、
    前記電磁放射の強度の大きさに基づいて、前記オブジェクトと前記半導体エレメント(1)との間の間隔を推定する方法において、
    前記半導体エレメント(1)において、前記検出半導体チップ(4)を少なくとも2つ使用して電磁放射の検出を行い、
    前記評価ユニットにおいて、前記少なくとも2つの検出半導体チップ(4)の強度を評価し、
    検出された前記電磁放射の強度に基づき、電磁放射を送出する前記送出半導体チップ(3)に対する前記オブジェクトの相対位置を求める
    ことを特徴とする方法。
  15. 別の送出半導体チップ(3)および/または別の検出半導体チップ(4)を使用して、前記オブジェクトを検出する分解能を上昇させ、
    前記半導体チップ(3,4)の放射経路において光学的素子(7)を使用して、オブジェクトを検出する感度を上昇させる、
    請求項14記載の方法。
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