JP3341255B2 - 光センサ - Google Patents

光センサ

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JP3341255B2
JP3341255B2 JP29288593A JP29288593A JP3341255B2 JP 3341255 B2 JP3341255 B2 JP 3341255B2 JP 29288593 A JP29288593 A JP 29288593A JP 29288593 A JP29288593 A JP 29288593A JP 3341255 B2 JP3341255 B2 JP 3341255B2
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芳郎 村田
毅 高倉
立岩 張
教禎 堀江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の有無や大きさを
検出する際に用いて好適な光センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光センサは、図10に示すよう
に、光を発光する発光体1(例えば、LED)と、発光
体1から発光された光を伝達し、それを出射する光ファ
イバ2と、光ファイバ2から出射された光を平行光に変
換するレンズ3と、レンズ3から出射された平行光の進
路方向を変える反射面4より構成される。
【0003】発光体1から発光された光は、光ファイバ
2を通ってレンズ3に入射し、そこで所定の幅を有する
平行光にされた後、反射面4に入射され、そこで反射さ
れて物体5に照射される。
【0004】図10の右側のグラフは光の照射面の位置
と光の強度との関係を示している。一般にLEDの出射
光は鋭い指向性を持つため、照射される光の強度は、照
射面の中央部で強く、中央部から離れるに従って弱くな
る強度分布を示す。
【0005】物体5へ向けて出射された光は、物体5に
よってその大きさ分だけ遮られ、物体5によって遮られ
なかった光が光検出器6に入射される。光検出器6に光
が入射されると光検出器6は入射光に対応する受光信号
を発生し、比較回路7へ出力する。また、基準値発生回
路8は基準信号を発生し、比較回路7へ出力する。
【0006】比較回路7において、光検出器6から入力
された受光信号と、基準値発生回路8から入力された基
準信号の大小が比較され、平行光12内に物体5がある
か否かが判定される。次に、判定結果に対応する信号が
検出信号として出力される。
【0007】また、発光体1にレーザ光を用いるレーザ
平行光リニアセンサがある。このレーザ平行光リニアセ
ンサは、発光体1にレーザ光を用いるため、比較的強度
が均一な平行光を物体5に照射することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
センサでは、物体に照射する所定の幅を有する光の強度
は、光束内で均一ではなく、光束内の位置によって異な
るため、光の強度が弱いところに物体がある場合は、光
が物体によって遮られることによる光量の変化量も小さ
くなる。従って、物体の位置によっては、検出器に入射
する光の強度の変化が小さくなり、検出感度および検出
精度が低下する場合があるという課題があった。
【0009】また、光束内の位置によって光の強度が異
なるため、同じ大きさの物体であっても、それが光束内
にある位置によって、検出器に入射される光量が異な
る。従って、物体の大きさを検出することができないと
いう課題があった。
【0010】さらに、発光体としてレーザ光を用いたレ
ーザ平行光リニアセンサは、装置が大型となり、価格が
高くなるという課題があった。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、物体に照射する光の強度を光束内で均一に
し、物体の有無および大きさを検出することができるよ
うにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の光センサ
は、光を発生する発光手段と、発光手段から発生する光
を略平行光に変換する変換手段と、変換手段から照射さ
れる略平行光を分割反射し、反射光の幅を略平行光の幅
に対して拡大する複数の反射面を有する反射手段と、反
射手段の表面に形成され、発光手段から発生する光の略
中央部のみを抽出する開口絞りとを備えることを特徴と
する。
【0013】本発明の第2の光センサは、光を発生する
発光手段と、発光手段から発生する光を、外側に広がる
非平行光に変換する変換手段と、変換手段から照射され
る非平行光を分割反射し、反射光の幅を非平行光の投影
幅に対して拡大する複数の反射面を有する反射手段とを
備えることを特徴とする。
【0014】本発明の第3の光センサは、光を発生する
発光手段と、発光手段から発生する光を略平行光に変換
する変換手段と、変換手段から照射される略平行光を反
射する反射手段とを備え、反射手段は、第1の面方向を
有する複数の第1の面と、それぞれが複数の第1の面の
それぞれと、交互に連続して配置される第2の面方向を
有する複数の第2の面と、第3の面方向を有する1つの
第3の面により形成され、複数の第1の面は、変換手段
から照射される略平行光を入射し、複数の第2の面は、
第1の面に入射された略平行光を反射させて隙間の開い
た複数の反射光を形成し、第3の面は、第2の面により
形成された複数の第1の反射光を出射することを特徴と
する。
【0015】本発明の第1の光センサにおいては、発光
手段により発生された光が、変換手段により略平行光に
変換され、分割手段により、その略平行光が分割反射さ
れ、その反射光の幅が略平行光の幅に対して拡大され
る。さらに、開口絞りにより、反射光のうちの、発生光
の略中央部に相当する光のみが抽出される。
【0016】本発明の第2の光センサにおいては、発光
手段により発生された光が、変換手段により外側に広が
る非平行光に変換され、分割手段により、変換された非
平行光が分割反射され、その反射光の幅が非平行光の投
影幅に対して拡大される。
【0017】本発明の第3の光センサにおいては、発光
手段により発生された光が、変換手段により略平行光に
変換される。さらに、複数の第1の面と、それぞれが複
数の第1の面のそれぞれと、交互に連続して配置される
複数の第2の面と、1つの第3の面とにより形成された
反射手段のうちの、複数の第1の面により、変換された
略平行光が入射され、複数の第2の面により第1の面に
入射された略平行光が反射されて隙間の開いた複数の反
射光が形成され、第3の面により、第2の面により形成
された複数の反射光が出射される。
【0018】
【実施例】図1(a)は、本発明の光センサの一実施例
の構成を示す図である。光センサは発光体1から発せら
れた光を導いて、放射光11として放射する光ファイバ
2と、放射光11を平行光12に変換するレンズ3と、
平行光12を反射して物体(図示せず)に照射する反射
部材13と、その表面に形成された、例えば多数の全反
射面14より構成される。
【0019】次に、この光センサの動作を説明する。ま
ず、発光体1(例えば、LED)から発せられた光は、
光ファイバ2に導かれ、放射光11となってレンズ3に
放射される。レンズ3に放射された放射光11は、レン
ズ3により屈折され、平行光12となって反射部材13
に入射される。反射部材13に入射された平行光12
は、その表面に形成された多数の全反射面14で分割さ
れるとともに、反射される。反射部材13は平行光12
に対して斜めに配置されている。このため、この反射光
15の幅は、平行光12の幅よりも大きくされて、物体
に照射される。
【0020】物体に照射された反射光15は、物体によ
って遮られ、物体によって遮られなかった光の強度を図
示せぬ検出器により測定することにより、物体の有無ま
たは物体の大きさ検出することができる。
【0021】このように、平行光12が全反射面14に
より反射されることにより、平行光12が分割されて反
射され、その幅が大きくされるため、反射光15の強度
分布は、図1(b)の曲線Cで示すようになる。即ち、
反射光15の幅は、平行光12の幅より大きくなる。こ
のとき、反射強度の測定は、反射部材13の近傍で行う
ものとする。
【0022】また、図1(b)の曲線Cの山と山の間、
または谷と谷の間の距離は、各反射面間の距離(ピッ
チ)に対応しており、各反射面間のピッチAを、検出す
る物体の大きさよりも十分小さい値とすることにより、
物体の有無や大きさの検出が可能になる。
【0023】図2は、図1(a)の反射部材13を拡大
して示した図である。図2の反射部材13は、例えば絶
対屈折率n1の物質からなり、その周りの物体(例えば
空気)の絶対屈折率をn2とするとき、n1>n2となる
ようにする。
【0024】この反射部材13に、図2に示すように、
外部(空気中)から入射光21(平行光12)が入射す
ると、まず、平面14Aで屈折し、反射部材13の内部
に入射する。次に、平面14Bでの入射光21の入射角
が臨界角を超えるようにすると、そこで全反射され、反
射光15となって再度外部(空気中)に出射される。こ
こでは、入射光21が平面14Aでの屈折を経て平面1
4Bに入射される場合、入射光21の入射光線と、入射
光21の入射点を通る平面14Bの法線とのなす角度
を、平面14Bでの入射光21の入射角と称する。ま
た、sin-1(n2/n1)で表される角度を、臨界角と称する。
【0025】図3(a)は、図1に示した反射部材13
の表面(ここでは、物体に向いた側(光の出射側)の表
面)に、光軸から所定の距離だけ離れた位置に遮光板4
1を設け、光軸の中心部付近の光のみを物体に照射させ
るようにした光センサの他の実施例を示す図である。
【0026】この実施例においては、発光体1から発せ
られた光は、レンズ3を通過して、平行光12となって
反射部材13に照射され、そこで全反射される。しかし
ながら、遮光板41が形成されている領域に入射された
光は、遮光板41により遮光されるので、遮光板41の
ない光軸中心付近の反射光15のみが物体に照射される
ようになされている。
【0027】図3(b)は、レンズ3を通過して、反射
部材13に照射される前の平行光12の強度と検出位置
との関係を示すグラフである。縦軸は平行光12の強度
を表し、横軸は、検出位置を表している。このグラフ
は、光軸に近いほど光の強度が大きく、光軸から離れる
ほど、光の強度が小さくなることを示している。
【0028】ここで、光軸中心付近の光(図3に示した
幅Eの光)の強度は、検出位置によらずほぼ均一となる
ことがわかる。従って、図3(a)の反射部材13に遮
光板41を設けて、光軸付近の光のみを反射させること
により、ほぼ均一な光を物体に照射するようにすること
ができる。
【0029】図3(c)は、反射部材13に遮光板41
を設けて、光軸付近の光のみを物体に照射するようにし
た場合に、物体に照射される反射光15の強度と、検出
位置との関係を示したグラフである。反射部材13と物
体とを所定の距離だけ離すことにより、物体に照射され
る反射光15の強度はほぼ均一にすることができる。縦
軸は検出位置を表し、横軸は反射光の強度を示してい
る。このグラフより、反射光15の強度が、検出位置に
よらずほぼ均一となることがわかる。
【0030】従って、遮光板41を用いて、光軸中心付
近の均一な強度の光のみを反射させるようにすることに
より、物体に照射される光の強度もほぼ均一とすること
ができる。従って、より正確に物体の有無の検出を行う
ことができ、また、より正確に物体の大きさの検出を行
うことが可能となる。
【0031】図4は、図3(a)の実施例、即ち、光を
遮る遮光板41を、反射部材13の表面に設置する例に
対して、レンズ3の表面に絞り51を設置して、遮光板
41と同様の作用(即ち、光軸付近の光のみを透過させ
るようにする作用)をさせるようにした参考図である。
【0032】即ち、図4(参考図)および図5は、絞り
51を用いた場合と、遮光板41を用いた場合(本実施
例が適用される場合)の反射光15の強度の均一性を比
較するための図である。
【0033】具体的には、図4(参考図)は、レンズ3
の開口部が反射部材13の投影幅L(平行光12の幅)
と同一の大きさとなるように絞り51を設置した図であ
る。光ファイバ2からの出射光が点光源とみなせる場合
には、光ファイバ2から出射される光はQ1で示される
成分だけである。出射光Q1は、レンズ3を通過して、
平行光12となって反射部材13に照射され、そこで反
射され、反射光15となって物体に照射される。その強
度は、図3(C)で示したような、均一な強度分布を示
す。
【0034】しかしながら、光ファイバ2から出射され
る光は、実際には点光源ではなく、面光源であるため、
光ファイバ2から出射される出射光は光ファイバ2のフ
ァイバ面の各部分から出射される出射光成分からなる。
光ファイバ2のファイバ面の端部から出射される出射光
成分Q2は、レンズ3を通過して、平行光12と最大角
度θ2をなして反射部材13に照射され、出射光成分Q1
と重ね合わされる。また、光ファイバ2のファイバ面の
他の端部から出射される出射光成分Q3は、レンズ3を
通過して、平行光12と最大角度θ3をなして反射部材
13に照射され、出射光成分Q1と重ね合わされる。
【0035】即ち、光ファイバ2のファイバ面の各部分
から出射される出射光成分のうち、レンズ3の開口部に
入射する出射光成分は、所定の範囲内の広がり角を持つ
出射光成分に限られる。そのため、光ファイバ2のファ
イバ面の各部分から出射される出射光成分のほとんど
が、レンズ3を介して反射部材13の中央付近に照射さ
れる。ここで、出射光の広がり角は、出射光と光ファイ
バ2の光軸とのなす角度とする。
【0036】従って、反射部材13により反射された反
射光15の強度は、図4(参考図)のグラフに示すよう
に、グラフの中央部の所定の幅Fの部分が他の部分より
強くなり、不均一な強度分布を示す。ここで、横軸は光
の強度を示し、縦軸は検出位置を示している。
【0037】これに対して、図5は、上述したように、
本実施形態が適用される例を示しており、具体的には、
反射部材13の表面に遮光板41を設けるようにした図
である。この場合には、図4(参考図)に示した場合と
比較して、光ファイバ2のファイバ面から出射される出
射光成分のうち、より大きな広がり角を持つ出射光成分
が、レンズ3を介して反射部材13に照射される。
【0038】従って、図5に示した光ファイバ2のファ
イバ面の各部分から出射される出射光成分のほぼ全て
が、反射部材13の遮光板41の開口部に照射されるた
め、反射部材13により反射された反射光15は、図5
のグラフに示すように、図4(参考図)のグラフで示し
た幅Fより大きな、所定の幅Gを有するほぼ均一な強度
分布を示す。ここで、横軸は光の強度を示し、縦軸は検
出位置を示している。
【0039】従って、図5に示したように、反射部材1
3の表面に遮光板41を設置した方が、図4(参考図)
に示したように、レンズ3の表面に絞り51を設置する
より、より大きな幅で、より均一な光を物体に照射する
ことができる。
【0040】図6図7は、レンズ3の焦点位置fに光
ファイバ2の開口部61を設置した場合(図6)の、レ
ンズ3を通過する平行光12の強度と、レンズ3の焦点
fよりレンズ3寄りに光ファイバ2の開口部61を設置
して、デフォーカスさせた場合(図7)の、レンズ3を
通過する非平行光62の強度を比較するための図であ
る。
【0041】図6(b)に示した図は、レンズ3の焦点
fに光ファイバ2の開口部61を設置した場合(図6
(a))に、光ファイバ2から発せられる光が、レンズ
3を通過して平行光12となって照射されるときの平行
光12の強度を示している。縦軸は光の強度を表し、横
軸は検出位置を表している。
【0042】図7(b)に示した図は、レンズ3の焦点
位置fよりレンズ3寄りに光ファイバ2の開口部61を
設置した場合(図7(a))に、光ファイバ2から発せ
られる光が、レンズ3を通過して非平行光62となって
照射されるときの非平行光62の強度を示している。縦
軸は光の強度を表し、横軸は検出位置を表している。
【0043】図6(b)に示された平行光12の幅(反
射部材投影幅R)における光強度の差S1と、図7
(b)に示された非平行光62の反射部材投影幅Rにお
ける光強度の差S2とを比較すると、図7(b)に示さ
れた非平行光62の反射部材投影幅Rにおける光強度の
差S2の方が、図6(b)に示された平行光12の反射
部材投影幅Rにおける光強度の差S1より小さい値をと
ることがわかる。
【0044】このように、光の強度を測定する位置(強
度測定位置)とレンズ3の位置を所定の位置に決めてお
き、開口部61のみをレンズ3の焦点fよりレンズ3寄
りに設置すると、光ファイバ2からの出射光がレンズ3
を介して外側に広がる非平行光62となって物体に照射
される。その強度分布は図7(b)のグラフに示したよ
うに、中心部分の光の強度P2は、図6(b)に示され
たグラフの中心部分の光の強度P1に比べて小さくなる
が、光の強度分布が広げられ、その結果、反射部材投影
幅Rにおける光強度の差S2は、図6(b)に示された
グラフの光強度の差S1に比べて小さくなり、ほぼ均一
な強度分布とすることができる。
【0045】即ち、光ファイバ2の開口部61を、焦点
fよりレンズ3寄りに設置した方が、光ファイバ2の開
口部61を、レンズ3の焦点fに設置するよりも、レン
ズ3を通過した光(非平行光62)は、中央部分での光
の強度は弱くなるが、その強度分布が広げられ、反射部
材投影幅Rにおける光の強度をほぼ均一にすることがで
きる。
【0046】従って、反射部材13により反射された反
射光15の反射光幅B内のどの位置に物体があっても、
物体が反射光15を遮る光量をほぼ同一にすることがで
き、物体の検出感度を高めることができ、物体の大きさ
の検出精度を上げることができる。
【0047】図8は、物体の有無を検出する検出信号を
出力する光検出器の構成を示す図である。光検出器81
に光が入射すると、光検出器81は、入射した光の強度
に対応した大きさの電圧を有する電流を発生し、それが
比較回路82に送出される。比較回路82において、光
検出器81から送られてきた電流の電圧値と、電圧の基
準値発生回路83から送られてきた電流の電圧値との比
較を行う。
【0048】その結果、光検出器81からの電流の電圧
値のほうが、基準値発生回路83から送られてくる電流
の電圧値より大きい場合は、比較回路82に、検出信号
(オンオフ信号)として、例えばオンの信号を出力させ
る。また、光検出器81からの電流の電圧値のほうが、
基準値発生回路83から送られてくる電流の電圧値より
小さい場合は、比較回路82に、検出信号として、例え
ばオフの信号を出力させる。
【0049】このようにすることで、出力された検出信
号がオンであれば、物体がないと判定し、出力された検
出信号がオフであれば、物体があると判定させるように
することができる。
【0050】図9は、物体の大きさを検出する検出信号
を出力する光検出器の構成を示す図である。光検出器9
1は、例えば図9に示すように、光を検知する光検出素
子92を所定の数だけ並べて構成することができる。
【0051】光検出器91に光が入射した場合、光が入
射した光検出素子92のみが所定の電圧の電流を発生
し、それを検出回路93へ出力する。また、検出回路9
3は、各光検出素子92から出力された電流を加算し、
それを検出信号(サイズ信号)として出力するようにな
されている。
【0052】ここで、物体5の大きさと、光検出器91
に入射する光の幅とは対応しており、物体5が大きいほ
ど、物体5によって遮られる光の幅が大きくなり、光を
検知する光検出素子92の数が少なくなる。それにとも
なって、検出回路93へ送られる電流も小さくなる。ま
た、検出回路93は送られてきた電流を加算して出力す
るようになされている。即ち、物体5の大きさに対応し
て、検出回路93が出力する電流値も変化する。
【0053】従って、検出回路93から出力される電流
の大きさによって、物体5の大きさを認識するようにす
ることができる。
【0054】なお、反射部材13の反射面は全反射面で
あってもよいし、金属反射面であってもよい。
【0055】また、発光体としては、レーザ光を用いて
もよいし、その他光を発生するものであれば、何であっ
てもかまわない。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の光センサ
によれば、発行手段から発せられる光を変換手段により
平行光に変換し、複数の反射面を有する反射手段によ
り、平行分を分割反射させ、平行光の幅を拡大させ、か
つ、反射手段の表面に形成される開口絞りにより、発光
手段から発せられる光の略中央部のみが抽出されるよう
にしたので、物体に照射される光の強度を均一とするこ
とができ、物体の有無を検出する感度を上げ、物体の大
きさの検出を可能とし、さらに、その検出精度を高める
ことができる。
【0057】本発明の第2の光センサによれば、発行手
段から発せられる光を変換手段により外側に広がる非平
行光に変換し、複数の反射面を有する反射手段により、
非平行光のうちの投影幅分を分割反射させ、反射光の幅
を投影幅に対して拡大させるようにしたので、物体に照
射される光の強度を均一とすることができ、物体の有無
を検出する感度を上げ、物体の大きさの検出を可能と
し、さらに、その検出精度を高めることができる。
【0058】本発明の第3の光センサによれば、発行手
段から発せられる光を変換手段により平行光に変換し、
複数の反射面を有する反射手段により、平行分を分割反
射させ、平行分の幅を拡大させるようにしたので、物体
に照射される光の強度を均一とすることができ、物体の
有無を検出する感度を上げ、物体の大きさの検出を可能
とし、さらに、その検出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光センサの一実施例の構成を示す図で
ある。
【図2】図1の反射部材13を拡大して示す図である。
【図3】図1に示した反射部材13の表面に遮光板41
を設けた、本発明の光センサの他の実施例の構成を示す
図である。
【図4】遮光板41を用いた図3の光センサに対して、
絞り51を用いた光センサの光の強度と検出位置との関
係を示す参考図である。
【図5】図3の光センサの光の強度と検出位置との関係
を示す図である。
【図6】光ファイバ2の開口部61をレンズ3の焦点f
に設置した図である。
【図7】光ファイバ2の開口部61をレンズ3の焦点f
よりレンズ3寄りに設置した図である。
【図8】物体の有無を検出する検出信号を出力する光検
出器の構成を示す図である。
【図9】物体の大きさを検出する検出信号を出力する光
検出器の構成を示す図である。
【図10】従来の光センサの一例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 発光体(発光手段) 2 光ファイバ 3 レンズ(変換手段) 4 反射面(反射手段) 5 物体 6 光検出器 7 比較回路 8 基準値発生回路 11 放射光 12 平行光 13 反射部材(反射手段) 14 全反射面 15 反射光21 入射光 41 遮光板(抽出手段) 51 絞り 61 開口部 62 非平行光 81 光検出器(光検出手段) 82 比較回路 83 基準値発生回路 91 光検出器(光検出手段) 92 光検出素子 93 検出回路
フロントページの続き (72)発明者 堀江 教禎 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−107845(JP,A) 特開 平6−326349(JP,A) 特開 平7−113688(JP,A) 特開 平7−63920(JP,A) 実開 昭63−92307(JP,U) 実開 平4−4289(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01V 8/00 - 8/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を発生する発光手段と、 前記発光手段から発生する前記光を略平行光に変換する
    変換手段と 前記変換手段から照射される前記平行光を分割反射
    し、反射光の幅を前記略平行光の幅に対して拡大する複
    数の反射面を有する反射手段と、前記反射手段の表面に形成され、前記発光手段から発生
    する前記光の略中央部のみを抽出する開口絞りと を備え
    ることを特徴とする光センサ。
  2. 【請求項2】 光を発生する発光手段と、 前記発光手段から発生する前記光を、外側に広がる非平
    行光に変換する変換手段と、 前記変換手段から照射される前記非平行光を分割反射
    し、反射光の幅を前記非平行光の投影幅に対して拡大す
    る複数の反射面を有する反射手段とを備えることを特徴
    とする光センサ。
  3. 【請求項3】 光を発生する発光手段と、 前記発光手段から発生する前記光を略平行光に変換する
    変換手段と、 前記変換手段から照射される前記略平行光を反射する反
    射手段とを備え、 前記反射手段は、 第1の面方向を有する複数の第1の面と、それぞれが複
    数の前記第1の面のそれぞれと、交互に連続して配置さ
    れる第2の面方向を有する複数の第2の面と、第3の面
    方向を有する1つの第3の面により形成され、 前記複数の第1の面は、前記変換手段から照射される前
    記略平行光を入射し、前記複数の第2の面は、前記第1
    の面に入射された前記略平行光を反射させて隙間の開い
    た複数の反射光を形成し、前記第3の面は、前記第2の
    面により形成された前記複数の反射光を出射することを
    特徴とする光センサ。
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