JP2006032566A - 受発光素子モジュール、受光素子モジュール、及び発光素子モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で実装面積が少なく機器への組込が容易な受発光素子モジュール等を提供する。
【解決手段】直方体状の基体11と、略立方体状の受光素子21と、略立方体状の発光素子22と、を含み、前記基体は、前記基体の一面に開口する第一の刳り抜き部13と、前記第一の刳り抜き部から離間させて設けられ前記基体の前記一面に開口する第二の刳り抜き部14とを有し、前記受光素子は、前記第一の刳り抜き部の内部に設けられ、前記発光素子は、前記第二の刳り抜き部の内部に設けられてなる受発光素子モジュールを提供する。
【選択図】図2
【解決手段】直方体状の基体11と、略立方体状の受光素子21と、略立方体状の発光素子22と、を含み、前記基体は、前記基体の一面に開口する第一の刳り抜き部13と、前記第一の刳り抜き部から離間させて設けられ前記基体の前記一面に開口する第二の刳り抜き部14とを有し、前記受光素子は、前記第一の刳り抜き部の内部に設けられ、前記発光素子は、前記第二の刳り抜き部の内部に設けられてなる受発光素子モジュールを提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、リードレスで実装面積が少なく機器への組込が容易な小型の受発光素子モジュール、受光素子モジュール、及び発光素子モジュールに関する。
昨今のPDA、ノートパソコン、携帯電話機などの普及に伴い、電子機器を小型化するための研究・開発が盛んに行われている。電子機器を小型化するためのパッケージング技術としては、CSP(Chip Scale Package)やBGA(Ball Grid Array)などが知られている。そのようなパッケージング技術の一つとして、本出願人らはECSP(Environmentally-considered Chip Scale Package)(登録商標)と呼ばれるパッケージング技術についての研究・開発を行っている(特許文献1、非特許文献1を参照)。ECSPは、リードフレームを使用せず、また、外部接続用の端子は全てパッケージの下面に形成されるため、他のパッケージング技術に比べて一層の小型化が可能である(例えば、特許文献1、非特許文献1を参照)。また、配線に金を使用することができるので、パッケージの鉛フリー化が可能であり環境基準にも適合する。また、トランスファモールド工法のように金型を使わないので製造コストが安いといった利点もある。
このように電子機器を小型化するための各種技術が進展するなかで、PINフォトダイオードなどの受光素子や、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子などの光学素子の小型化についても様々な研究・開発がなされている。例えば、特許文献2には、赤外線方式の光学ヘッドに適用される受光素子と発光素子とを樹脂封止により一体化する技術が開示されている。
特開2002−26182号公報
特開2000−77688号公報
谷 孝行、他4名,「次世代リードレストランジスタ"ECSP"」,三洋電機技報,三洋電機株式会社,2001年1月,NO.1,VOL.33,p.98−105
ところで、受光素子は、果物の甘さ(糖度)測定、糖尿病患者の血糖値の測定、生体や食物、大気などに含まれている水分量の測定、大豆や米などに含まれているタンパク質や脂質、でんぷんの計測など、測定用途にも広く利用されている。このようなセンサとして用いられる受光素子には、被測定物についての透過光や反射光を効率よく確実に受光できることが要求される。また、このような用途に利用される受光素子は、発光素子との組み合わせで利用されることが多く、受光素子と発光素子とが組み合わされたモジュール(パッケージ)についての需要は少なくない。また、昨今、情報通信等の技術分野ではいわゆる組込技術が注目されており、受光素子や発光素子についても他の機器への組込みやすさや実装面積が小さいことが要求されるようになってきている。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたもので、小型で実装面積が少なく機器への組込が容易な受発光素子モジュール、受光素子モジュール、及び発光素子モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうち主たる発明は、受発光素子モジュールであって、直方体状の基体と、略立方体状の受光素子と、略立方体状の発光素子と、を含み、前記基体は、前記基体の一面に開口する第一の刳り抜き部と、前記第一の刳り抜き部から離間させて設けられ前記基体の前記一面に開口する第二の刳り抜き部と、を有し、前記受光素子は、前記第一の刳り抜き部の内部に設けられ、前記発光素子は、前記第二の刳り抜き部の内部に設けられてなることとする。
また本発明の他の一つは、受発光素子モジュールであって、前記基体は、第一のセラミック基板の上に第二のセラミック基板を積層してなり、前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部は、夫々、前記第二のセラミック基板の所定位置を穿孔することによって形成されていることとする。
また本発明の他の一つは、受発光素子モジュールであって、前記第一の刳り抜き部の前記第一のセラミック基板の上面には、入力電極、出力電極、電源電極、及び接地電極を有する増幅素子が載置され、前記第一のセラミック基板上面の前記受光素子が接触する部分を含む第一の領域に導体が塗布され、前記第一の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の前記発光素子が接触する部分を含む第二の領域に導体が塗布され、前記第一の領域及び前記第二の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第三の領域に導体が塗布され、前記第一の領域、前記第二の領域、及び前記第三の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第四の領域に導体が塗布され、前記第一の領域、前記第二の領域、前記第三の領域、及び前記第四の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第五の領域に導体が塗布され、前記受光素子のアノード電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記受光素子のカソード電極は、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記発光素子のカソード電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記発光素子のアノード電極は、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記増幅素子の入力電極は、前記第一の領域に塗されている前記導体に導通され、前記増幅素子の出力電極は、前記第四の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記増幅素子の電源電極は、前記第五の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記増幅素子の接地電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、前記第一のセラミック基板の下面には、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通する第二の端子と、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通する第三の端子と、前記第四の領域に塗布されている前記導体に導通する第四の端子と、前記第五の領域に塗布されている前記導体に導通する第五の端子と、が設けられてなることとする。
また本発明の他の一つは、受光素子モジュールであって、直方体状の基体と、略立方体状の受光素子と、を含み、前記基体は、前記基体の上面に開口する刳り抜き部を有し、 前記受光素子は、前記刳り抜き部の内部に設けられてなることとする。
また本発明の他の一つは、発光素子モジュールであって、直方体状の基体と、略立方体状の発光素子と、を含み、前記基体は、前記基体の上面に開口する刳り抜き部を有し、前記発光素子は、前記刳り抜き部の内部に設けられ、前記刳り抜き部の内側面及び底面には光を反射する物質が塗布されてなることとする。
本発明によれば、小型で実装面積が少なく機器への組込が容易な受発光素子モジュール、受光素子モジュール、及び発光素子モジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
==第一実施形態==
まず、本発明の第一実施形態の受発光素子モジュール1について説明する。図1A乃至図1Cに本発明の第一実施形態として説明するECSP(登録商標)による受発光素子モジュール1の構造を示している。このうち図1Aは、受発光素子モジュール1の内部構造を透視して描いた斜視図である。図1B及び図1Cは、夫々、図1Aに示す受発光素子モジュール1の一部の構造を省略して描いた斜視図である。また、図2に受発光素子モジュール1の平面図及び内部を透視した側面図を、図3に受発光素子モジュール1を下方(−Z方向)から眺めた図を示している。
まず、本発明の第一実施形態の受発光素子モジュール1について説明する。図1A乃至図1Cに本発明の第一実施形態として説明するECSP(登録商標)による受発光素子モジュール1の構造を示している。このうち図1Aは、受発光素子モジュール1の内部構造を透視して描いた斜視図である。図1B及び図1Cは、夫々、図1Aに示す受発光素子モジュール1の一部の構造を省略して描いた斜視図である。また、図2に受発光素子モジュール1の平面図及び内部を透視した側面図を、図3に受発光素子モジュール1を下方(−Z方向)から眺めた図を示している。
受発光素子モジュール1は、受光素子21及び発光素子22が直方体状の基体11、に実装された構造である。図1Aに示すように、基体11は、第一のセラミック基板111の上に第二のセラミック基板112を積層することにより形成されている。基体11には、基体11の上面に開口する第一の刳り抜き部13と、第一の刳り抜き部13とは離間させた位置に形成され、基体11の上面に開口する第二の刳り抜き部14とが形成されている。第二のセラミック基板112の所定位置には、第二のセラミック基板112を上下方向(±Z方向)に貫通する穿孔が設けられており、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14は、上記穿孔によって形成されている。なお、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14は、夫々、基体11の上方(+Z方向)ほど接近する向きに傾斜する斜柱状である。
第一の刳り抜き部13の内部の第一のセラミック基板111の上面には、受光素子21が載置されている。また、第二の刳り抜き部14の内部の第一のセラミック基板111の上面には、発光素子22が載置されている。受光素子21は、PINフォトダイオードであり、発光素子22はLEDである。受光素子21及び発光素子22の外形は、いずれも縦と横の長さが共に厚みの2倍以内の略立方体状である。図4に受光素子21のアノード電極及びカソード電極の位置を示している。同図に示すように、受光素子21は、その上面にアノード電極(p型)211を、その下面にカソード電極(n型)212を有している。図5に発光素子22のアノード電極及びカソード電極の位置を示している。同図に示すように、発光素子22は、その上面にカソード電極(n型)221を、その下面にアノード電極(p型)222を有している。このように、受光素子21と発光素子22のアノード電極とカソード電極は、夫々、上下が逆の関係になっている。受光素子21及び発光素子22の詳細な構造については後述する。
第一の刳り抜き部13の内側面及び底面には、光を反射する物質であるAu(金)がメッキされている。このため、様々な方向から第一の刳り抜き部13の開口に入射してくる光は、第一の刳り抜き部13の内側面や底面に反射しつつ基体11の下面方向に誘導されて受光素子21に入射する。すなわち、第一の刳り抜き部13は、第一の刳り抜き部13の上記開口から入射した光を基体11の下方に誘導し、受光素子21に効率よく入射させるための誘導路として機能する。また、受光素子21自身も、縦と横の長さが共に厚みの2倍以内の略立方体状のため、上面からだけでなくその側面方向から入射する光を最も効率的に取り込むことができる。従って、受光素子21は、第一の刳り抜き部13の内側面や底面に反射しながら基体11の下面方向に誘導されて側面方向から入射してくる光についても非常に効率的に取り込むことができ、微弱な光についても十分な感度を有する。一方、第二の刳り抜き部14の内側面及び底面にも、光を反射する物質としてのAuがメッキされている。このため、発光素子22の外面から様々な方向に出射する光は、第二の刳り抜き部14の内側面や底面に反射して第二の刳り抜き部14の開口へと誘導され、上記開口から出射する。すなわち、第二の刳り抜き部14は、発光素子22から出射される光を効率よく上方に導いて上記開口から出射させるための誘導路として機能する。また発光素子22自身も縦と横の長さが共に厚みの2倍以内の略立方体状のため側面からの発光が最も効率的である。
第一の刳り抜き部13は、第二の刳り抜き部14の内部を通る光に対して遮光されるように形成されている。具体的には、第一の刳り抜き部13は、第二の刳り抜き部14から所定距離離間させた位置に形成され、第一の刳り抜き部13は、第一の刳り抜き部13と第二の刳り抜き部14との間に介在する基体11によって第二の刳り抜き部14の内部から完全に遮光されている。このため、受発光素子モジュール1が、例えば、受光素子21により発光素子22から出射した光の反射光を受光させるようにして測定を行う用途に用いられる場合には、漏れ光の影響がない分、測定精度の向上が図られる。
第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14は、第二の刳り抜き部14から出射し物体に照射されて戻ってくる反射光が第一の刳り抜き部13に取り込まれるように、好ましくは上記反射光が第一の刳り抜き部13に最大限に取り込まれるように形成されている。具体的には、例えば、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14は、第二の刳り抜き部14の開口から出射する光の進行方向(光軸)と、外部から直進して第一の刳り抜き部13の開口に入射する光の進行方向(光軸)とが、受発光素子モジュール1から所定距離だけ離間した位置で交叉するように形成されている。従って、例えば、受発光素子モジュール1が受光素子21により発光素子22から出射した光の反射光を受光させるようにして測定を行う用途等に用いられる場合には、被測定物との間の距離を適切に設定することにより被測定物に照射されて戻ってくる反射光を確実に受光素子21に取り込むことができる。
第一の刳り抜き部13や第二の刳り抜き部14の形状は、例えば、基体11の下方(−Z方向)ほど縮径する円錐状とするなど、上述した斜柱状以外にも他の様々な形状とすることができる。また、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14の側面形状を、受光素子21又は発光素子22が載置されている位置に焦点を有する放物線状とすることもできる。この場合には、第一の刳り抜き部13の開口から入射する光を、エネルギーロスを最小限に抑えて効率よく受光素子21に集光させるようにすることができ、また、発光素子22から出射する光についてもエネルギーロスを最小限に抑えて効率よく第二の刳り抜き部14の開口から出射させることができる。
<受光素子の構造>
次に、受光素子21の構造について説明する。図6に受光素子21の構造を示している。受光素子21は、光吸収層としてInGaAsを用いるPINフォトダイオードである。受光素子21は、n型InP基板610の上にn型InP緩和層611、i型(n型)InGaAs光吸収層612、及びn型InPキャップ層613を順にエピタキシャル成長によって形成し、さらに、n型InPキャップ層613の表面にパッシベーション膜(不働態膜)としてのSiN膜614が施された構造からなる。i型(n型)InGaAs光吸収層612のi型(n型)とは濃度が1×1015cm−3程度と非常に低い濃度であることを示す。
次に、受光素子21の構造について説明する。図6に受光素子21の構造を示している。受光素子21は、光吸収層としてInGaAsを用いるPINフォトダイオードである。受光素子21は、n型InP基板610の上にn型InP緩和層611、i型(n型)InGaAs光吸収層612、及びn型InPキャップ層613を順にエピタキシャル成長によって形成し、さらに、n型InPキャップ層613の表面にパッシベーション膜(不働態膜)としてのSiN膜614が施された構造からなる。i型(n型)InGaAs光吸収層612のi型(n型)とは濃度が1×1015cm−3程度と非常に低い濃度であることを示す。
n型InPキャップ層613からi型(n型)InGaAs光吸収層612にわたる領域には、イオン注入によってp型不純物領域615(受光領域)が形成されており、i型(n型)InGaAs光吸収層612とpn接合が形成されている。p型不純物としてイオン注入される物質としては、MgイオンやZnイオンなどがある。
SiN膜614の所定位置には、電極の取出口となるコンタクトホール616が形成されている。コンタクトホール616には、Ti/Pt/Auからなるオーミック電極617(アノード電極(p型)211)が形成されている。なお、オーミック電極617は、ボンディングワイヤー618が接続されるボンディング電極としても機能する。オーミック電極617はTi/Pt/Auに替えて、Cr/Pt/Au、TiまたはCr/Pd/Au、TiまたはCr/Mo/Auにより形成しても良い。n型InP基板610の下面には、層状のAuGe/Ni/Auからなる裏面電極619(カソード電極(n型)212)が形成されている。
各層は夫々、n型InP緩和層611が0.5μm程度、i型(n型)InGaAs光吸収層612が2μm程度、n型InPキャップ層13が1000Å程度、p型不純物領域615が0.3μm程度の厚みである。また、チップの厚みは130μm程度である。なお、受光素子21は、高さが130μm、縦横が約170μmで縦横が厚みの2倍以内の略立方体状である。
図7は受光素子21を上方から眺めた受光素子21の平面図(チップレイアウト)である。受光素子21の縦横の長さは170μm程度である。p型不純物領域15は110μm角程度で形成されている。受光素子21の上面の所定位置には、60μm角でオーミック電極617(アノード電極ボンディングパッド)が露出している。
この受光素子21は、このように縦横が厚みの2倍以内の略立方体状であるので、その上面からだけでなく、その四つの側面方向からも素子内部(特に素子内部の光電変換部)に光を最も効率的に取り込むことができる。すなわち、第一の刳り抜き部13の開口に入射した光は第一の刳り抜き部13の側面で反射され、様々な方向から受光素子21に入射するわけであるが、本実施形態の受光素子21はこのように側面方向から入射する光をも最大限に取り込むことができるので、第一の刳り抜き部13の開口に入射した光を最も効率よく取り込むことができる。
<発光素子の構造>
次に、発光素子22の構造について説明する。図8に発光素子22の構造を示している。発光素子22は、発光層としてInGaAsPを用いるLEDである。発光素子22は、p型InP基板810の上にp型InP緩和層811、p型InGaAsP発光層812、及びn型InPキャップ層813を順にエピタキシャル成長によって形成し、さらに、n型InPキャップ層813の表面にパッシベーション膜(不働態膜)としてのSiN膜814が施された構造からなる。
次に、発光素子22の構造について説明する。図8に発光素子22の構造を示している。発光素子22は、発光層としてInGaAsPを用いるLEDである。発光素子22は、p型InP基板810の上にp型InP緩和層811、p型InGaAsP発光層812、及びn型InPキャップ層813を順にエピタキシャル成長によって形成し、さらに、n型InPキャップ層813の表面にパッシベーション膜(不働態膜)としてのSiN膜814が施された構造からなる。
SiN膜814の所定位置には、電極を取り出すためのコンタクトホール816が形成されている。コンタクトホール816には、AuGe/Ni/Auからなるオーミック電極817が形成されている。このオーミック電極817上にはTi/Pt/Auからなるメッキ用電極818、金メッキ電極819(カソード電極(n型)221)が形成され、金メッキ電極819にはボンディングワイヤー820が接続される。p型InP基板810の下面には、層状のTi/Pt/Auからなる裏面電極821(アノード電極(p型)222)が形成されている。なお、Ti/Pt/Auに代えて、Cr/Pt/Au、TiまたはCr/Pd/Au、TiまたはCr/Mo/Au、Pt/TiまたはCr/Pt/Au、Pt/TiまたはCr/Pt/Au、Pt/TiまたはCr/Pd/Au、Pt/TiまたはCr/Mo/Au、AuZnを用いることもできる。
上記各層は、夫々、p型InP緩和層811が1.0μm程度、p型InGaAsP発光層812が1μm程度、n型InPキャップ層813が5μm程度の厚みである。また、チップの厚みは130μm程度である。なお、発光素子22は、高さが130μm、縦横が約170μmで縦横が厚みの2倍以内の略立方体状である。なお、金メッキ電極の厚さは、2μm程度である。
図9は発光素子22を上面から眺めた発光素子22の平面図(チップレイアウト)である。同図に示すように、発光素子22の縦横の長さは170μm程度である。発光素子22の上面の所定位置には、約60μm角の金メッキ電極819(カソード電極ボンディングパッド)が露出している。
なお、発光素子22は、このように縦横が厚みの2倍以内の略立方体状であるので、その上面からだけでなく、その四つの側面方向から最大限に光が放射される。そして、各側面から放射された光は、第二の刳り抜き部14の内側面や底面で反射され、上部開口へと誘導されて第二の刳り抜き部14から出射する。このように本実施形態の受発光素子モジュール1にあっては、発光素子22が略立方体状であること、及び、発光素子22が第二の刳り抜き部14の内部に設けられていることにより、発光素子22から放射される光を最も効率よく第二の刳り抜き部14から出射させることができる。
<配線構造>
次に、受発光素子モジュール1の配線構造について説明する。図1Aに示すように、第一のセラミック基板111上面の、受光素子21の下面が接触する部分を含む矩形の領域である第一の領域31には、Au(金)がメッキ(塗布)されている。また、第一の領域31を除く第一のセラミック基板111上面の発光素子22の下面が接触する部分を含む矩形の領域である第二の領域32にもAuがメッキ(塗布)されている。また、第一の領域31及び第二の領域32を除く第一のセラミック基板111の上面の矩形の領域である第三の領域33にはAuがメッキ(塗布)されている。
次に、受発光素子モジュール1の配線構造について説明する。図1Aに示すように、第一のセラミック基板111上面の、受光素子21の下面が接触する部分を含む矩形の領域である第一の領域31には、Au(金)がメッキ(塗布)されている。また、第一の領域31を除く第一のセラミック基板111上面の発光素子22の下面が接触する部分を含む矩形の領域である第二の領域32にもAuがメッキ(塗布)されている。また、第一の領域31及び第二の領域32を除く第一のセラミック基板111の上面の矩形の領域である第三の領域33にはAuがメッキ(塗布)されている。
受光素子21のカソード電極(n型)212は、ダイボンディングによって第一の領域31に塗布されているAuに導通されている。受光素子21のアノード電極(p型)211は、第一の刳り抜き部13の内部に配線されるAu線61(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第三の領域33に塗布されているAuに導通されている。発光素子22のアノード電極(p型)222は、ダイボンディングによって第二の領域32に塗布されているAuに導通されている。一方、発光素子22のカソード電極(n型)221は、第二の刳り抜き部14の内部に配線されるAu線62(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第三の領域33に塗布されているAuに導通されている。
第一のセラミック基板111の下面(基体11の下面)の所定領域にはAuが塗布されており、これにより第一の領域31に塗布されているAuに導通される第一の端子41が形成されている。この第一の端子41は、受光素子21の外部接続用の出力端子となる。また、第一のセラミック基板111の下面における前記第一の端子41が設けられている部分を除く所定領域にはAuが塗布されており、これにより第二の領域32に塗布されている導体に導通される第二の端子42が形成されている。この第二の端子42は、発光素子22の外部接続用の電源端子となる。第一のセラミック基板111の下面の第一の端子41及び第二の端子42が設けられている部分を除く所定領域にはAuが塗布されており、これにより第三の領域33に塗布されている導体に導通される第三の端子43が形成されている。この第三の端子43は、受光素子21及び発光素子22の外部接続用の接地(GND)端子となる。なお、第一の端子41、第二の端子42、及び第三の端子43は、受光素子21及び発光素子22を実装する前は夫々、互いに電気的に絶縁されている。
第一のセラミック基板111の第一の領域31内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第一のスルーホール51が設けられている。第一のセラミック基板111の第二の領域32内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第二のスルーホール52が設けられている。第一のセラミック基板111の第三の領域33内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第三のスルーホール53が設けられている。第一のスルーホール51、第二のスルーホール52、及び第三のスルーホール53には、いずれもW(タングステン)が充填されている。そしてこれにより第一の領域31と第一の端子41、第二の領域32と第二の端子42、及び第三の領域33と第三の端子43が夫々導通されている。このようにスルーホールに導体を充填するようにしたことで、樹脂封止の際にスルーホールに樹脂がモジュールの下面に回り込むことがなくなり、第一の端子41、第二の端子42、第三の端子43を夫々、受発光素子モジュール1の下面に確実に定着させることができる。このように本実施形態の受発光素子モジュール1は、外部と接続するための全ての電極がパッケージの下面内に形成され、全ての電極がパッケージの外形よりも外側に突出しないリードレスな構造になっている。このため、モジュールサイズの小型化が図られ、実装面積の縮小化が図られる。
<製造方法>
次に、以上に説明した受発光素子モジュール1の製造方法について、図10に示すプロセスフローとともに説明する。
次に、以上に説明した受発光素子モジュール1の製造方法について、図10に示すプロセスフローとともに説明する。
まず、第一のセラミック基板111及び第二のセラミック基板112を用意して夫々についてレーザカッターなどを用いて必要な加工を施す。なお、ここでの加工は、第一のセラミック基板111又は第二のセラミック基板112に対して、受発光素子モジュール1の数十〜数百個分の加工を一度に行う。まず、第二のセラミック基板111の所定位置に第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14を穿孔する(ステップ1010)。また、第一のセラミック基板111の所定位置に第一のスルーホール51、第二のスルーホール52、及び第三のスルーホール53を穿孔する(ステップ1020)。
次に、第二のセラミック基板112について、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14の内側面にAuを電解メッキすることによりAuを塗布し反射膜を形成する(ステップ1030)。また、第一のセラミック基板111について、第一のスルーホール51、第二のスルーホール52、第三のスルーホール53の夫々にW(タングステン)を充填する(ステップ1040)。また、Auを電解メッキすることにより、第一のセラミック基板111の下面に第一の端子41、第二の端子42、及び第三の端子43を形成する(ステップ1050)。また、Auを電解メッキすることにより、第一のセラミック基板111の上面の第一の領域31、第二の領域32、第三の領域33の夫々にAuを塗布する(ステップ1060)。次に、第一のセラミック基板111の上面に第二のセラミック基板112をエポキシ樹脂系接着剤等の接着剤を用いて貼り合わせ、基体11を形成する(ステップ1070)。
ここでセラミック材に第一の刳り抜き部13や第二の刳り抜き部14などの微細な形状を施し、また、これらの内部が互いに遮光されるような構造を形成するには高度な加工技術が要求される。しかしながら、本実施形態の受発光素子モジュール1の場合には、上述のとおり第一のセラミック基板111及び第二のセラミック基板112に対してあらかじめ穿孔やメッキなどの処理を施した後、これらを貼り合わせることにより基体11を形成するようにしている。このため、本実施形態の受発光素子モジュール1の基体11は容易に製造することが可能である。また、基体の製造に際し金型を使う必要がないため、製造コストを低廉に抑えることができる。なお、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14は、第二の刳り抜き部14から物体に照射され反射により戻ってくる光が第一の刳り抜き部13に取り込まれるように、好ましくは上記反射光が第一の刳り抜き部13に最大限に取り込まれるように形成されている。
次に、第一の刳り抜き部13の底部の第一の領域31に、受光素子21の下面(カソード電極(n型)212)をダイボンディングする。また、Au線61(ボンディングワイヤー)により受光素子21の上面に設けられているアノード電極(p型)211を第三の領域33に塗布されている導体にワイヤーボンディングする。また、第二の刳り抜き部14の底部の第二の領域32に発光素子22の下面(アノード電極(p型)222)をダイボンディングする。また、Au線62(ボンディングワイヤー)により発光素子22のカソード電極(n型)221を、第三の領域33に塗布されている導体にワイヤーボンディングする(ステップ1080)。
次に、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14にポッティング等により透明樹脂(例えば、エポキシ系液体樹脂)を充填し熱処理(キュア)を行って樹脂を硬化させることにより、第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14の内側面や底面を被覆する(ステップ1090)。なお、必要であれば樹脂表面を研磨処理する。または金型を使って透明樹脂の上面をレンズ状に形成しても良い。受光素子21の場合には入射する光を受光素子21の位置に収束させることができ、集光効果を高めることができる。また、発光素子22の場合には、発光素子22から出射する光を屈折させ、平行光線として出射させることができる。さらに第一の刳り抜き部13及び第二の刳り抜き部14の開口部にガラスや樹脂製の板を被せることにより受光素子21や発光素子22を保護しても良い。これらステップ1090のバリエーションについては後に詳述する。
次に、以上のようにして多数個分の受発光素子モジュール1が形成された基体11をダイシング装置にかけて切断する(ステップ1100)。以上の工程を経ることにより受発光素子モジュール1が完成する。
図11は、以上に説明した受発光素子モジュール1を用いて構成した回路の一例である。この回路は、被測定物に発光素子22の光を照射してその反射光を受光素子21で受光させ、その出力電流を増幅素子23により増幅し、電圧に変換して取り出すようにしたものである。破線で示した部分は第一実施形態の受発光素子モジュール1によって提供される部分である。この回路は、果物の甘さ(糖度)測定、糖尿病患者の血糖値の測定、生体や食物、大気などに含まれている水分量の測定、大豆や米などに含まれているタンパク質や脂質、でんぷんの計測など各種用途に適用することができる。
また、本実施形態の受発光素子モジュール1は小型のため、上記の計測した結果を、表示したり、フィードバック制御に使用したりするときさまざまな機器に組み込んで利用しやすいというメリットを持つ。
==第二実施形態==
次に、本発明の第二実施形態の受発光素子モジュール1について説明する。図12A乃至図12Cに、本発明の第二実施形態として説明するECSP(登録商標)タイプによる受発光素子モジュール1の構造を示している。このうち図12Aは、受発光素子モジュール1の内部構造を透視して描いた斜視図である。図12B及び図12Cは、夫々、図12Aに示す受発光素子モジュール1の一部の構造を省略して描いた斜視図である。また、図13に受発光素子モジュール1の平面図及び内部を透視した側面図を、図14に受発光素子モジュール1を下方(−Z方向)から眺めた図を示している。
次に、本発明の第二実施形態の受発光素子モジュール1について説明する。図12A乃至図12Cに、本発明の第二実施形態として説明するECSP(登録商標)タイプによる受発光素子モジュール1の構造を示している。このうち図12Aは、受発光素子モジュール1の内部構造を透視して描いた斜視図である。図12B及び図12Cは、夫々、図12Aに示す受発光素子モジュール1の一部の構造を省略して描いた斜視図である。また、図13に受発光素子モジュール1の平面図及び内部を透視した側面図を、図14に受発光素子モジュール1を下方(−Z方向)から眺めた図を示している。
第二実施形態として説明する受発光素子モジュール1は、第一実施形態で説明した受発光素子モジュール1の構成に加えて、さらに増幅素子を実装するようにしたものである。増幅素子は、第一の刳り抜き部13を直方体状に形成し、その内部の所定位置に受光素子21に隣接して載置するようにしている。図15に増幅素子23の外観及び電極構成を示している。同図に示すように、増幅素子23は、増幅される信号が入力される入力電極231、増幅された信号が出力される出力電極232、電源電極233、及び接地(GND)電極234を有する。なお、受光素子21及び発光素子22の構造は、第一実施形態で説明したものと同様である。
第一実施形態の場合と同様に、受発光素子モジュール1の第一の刳り抜き部13の内側面及び底面には、光を反射する物質であるAuがメッキされている。これにより第一の刳り抜き部13の上部開口から入射した光は、第一の刳り抜き部13の内側面及び底面に反射して受光素子21に様々な方向から入射し、第一の刳り抜き部13の開口から入射した光エネルギーを効率良く光電変換することができる。また、第一実施形態の場合と同様に第二の刳り抜き部14の内側面及び底面にもAuがメッキされている。また、第一の刳り抜き部13の内部は、第二の刳り抜き部14の内部から完全に遮光されている。
<配線構造>
次に、受発光素子モジュール1の配線構造について説明する。第一のセラミック基板111上面の受光素子21の下面が接触する部分を含む略矩形の領域である第一の領域31にはAuがメッキ(塗布)されている。また、第一の領域31を除く第一のセラミック基板111の上面の発光素子22が接触する部分を含む矩形の領域である第二の領域32にはAuがメッキ(塗布)されている。第一の領域及び第二の領域を除く第一のセラミック基板111の上面の略L字型の領域である第三の領域33にはAu(塗布)がメッキされている。第一の領域、第二の領域、及び第三の領域を除く第一のセラミック基板111の上面の矩形の領域である第四の領域34にはAuがメッキ(塗布)されている。第一の領域31、第二の領域32、第三の領域33、及び第四の領域34を除く第一のセラミック基板111の上面の矩形の領域である第五の領域35にはAuがメッキ(塗布)されている。
次に、受発光素子モジュール1の配線構造について説明する。第一のセラミック基板111上面の受光素子21の下面が接触する部分を含む略矩形の領域である第一の領域31にはAuがメッキ(塗布)されている。また、第一の領域31を除く第一のセラミック基板111の上面の発光素子22が接触する部分を含む矩形の領域である第二の領域32にはAuがメッキ(塗布)されている。第一の領域及び第二の領域を除く第一のセラミック基板111の上面の略L字型の領域である第三の領域33にはAu(塗布)がメッキされている。第一の領域、第二の領域、及び第三の領域を除く第一のセラミック基板111の上面の矩形の領域である第四の領域34にはAuがメッキ(塗布)されている。第一の領域31、第二の領域32、第三の領域33、及び第四の領域34を除く第一のセラミック基板111の上面の矩形の領域である第五の領域35にはAuがメッキ(塗布)されている。
受光素子21のカソード電極(n型)212は、ダイボンディングによって第一の領域31に塗布されているAuに導通されている。受光素子21のアノード電極(p型)211は、第一の刳り抜き部13の内部に配線されるAu線61(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第三の領域33に塗布されているAuに導通されている。発光素子22のアノード電極(p型)222は、ダイボンディングによって第二の領域32に塗布されているAuに導通されている。一方、発光素子22のカソード電極(n型)221は、第二の刳り抜き部14の内部に配線されるAu線62(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第三の領域33に塗布されているAuに導通されている。増幅素子23の入力電極231は、Au線63(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第一の領域31に塗布されているAuに導通されている。増幅素子23の出力電極232は、Au線64(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第四の領域34に塗布されているAuに導通されている。増幅素子23の電源電極233は、Au線65(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第五の領域35に塗布されているAuに導通されている。増幅素子23の接地(GND)電極234は、Au線66(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第三の領域33に塗布されているAuに導通されている。
第一のセラミック基板111の下面(基体11の下面)の所定領域にはAuが塗布されており、これにより第二の領域32に塗布されているAuに導通される第二の端子42が形成されている。この第二の端子42は、発光素子22の外部接続用の電源端子となる。また、第一のセラミック基板111の下面の所定領域にはAuが塗布されており、これにより第三の領域33に塗布されているAuに導通される第三の端子43が形成されている。この第三の端子43は、受光素子21、発光素子22、及び増幅素子23の外部接続用の接地(GND)端子となる。また、第一のセラミック基板111の下面の所定領域にはAuが塗布されており、これにより第四の領域34に塗布されているAuに導通される第四の端子44が形成されている。この第四の端子44は、増幅素子23の外部接続用の出力端子となる。また、第一のセラミック基板111の下面の所定領域にはAuが塗布されており、これにより第五の領域35に塗布されているAuに導通される第五の端子45が形成されている。この第五の端子45は、増幅素子23の外部接続用の電源端子となる。
第一のセラミック基板111の第二の領域32内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第二のスルーホール52が設けられている。第一のセラミック基板111の第三の領域33内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第三のスルーホール53が設けられている。第一のセラミック基板111の第四の領域34内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第四のスルーホール54が設けられている。第一のセラミック基板111の第五の領域35内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第五のスルーホール55が設けられている。第二のスルーホール52、第三のスルーホール53、第四のスルーホール54、及び第五のスルーホール55には、いずれもW(タングステン)が充填されている。これにより第二の領域32と第二の端子42、第三の領域33と第三の端子43、第四の領域34と第四の端子44、及び第五の領域35と第五の端子45、が夫々導通されている。なお、このようにスルーホールに導体を充填するようにすることで、樹脂封止の際に樹脂がモジュールの下面に回り込んでスルーホールに入ることがなくなるため第二の端子42、第三の端子43、第四の端子44、第五の端子45を受発光素子モジュール1の下面に確実に定着させることができ、それぞれ対応する領域と低抵抗で接続することができる。
なお、このように、本実施形態の受発光素子モジュール1は、外部接続のための全ての端子がパッケージの下面内に形成され、全ての端子がパッケージの外形よりも外側に突出しないリードレスな構造である。このため、モジュールサイズの小型化が図られ、実装面積の縮小化が図られる。また、受発光素子モジュール1に増幅素子23を実装する構成としたため、外部に増幅素子23を設ける必要が無くなり、受発光素子モジュール1の利便性が向上する。また、別途素子を設ける必要がなく、その分、実装面積の縮小化が図られる。
本実施形態の受発光素子モジュール1は、受光素子21とともに第一の刳り抜き部13に増幅素子23を実装する工程や、増幅素子23に関する配線を行う工程、Auをメッキする領域が異なる以外は、基本的に第一実施形態で説明した製造方法と同様の方法によって製造することができる。
==第三実施形態==
第三実施形態として説明する素子モジュールは、受光素子又は発光素子のうちのいずれか一方のみが実装されるディスクリートタイプのモジュールである。
第三実施形態として説明する素子モジュールは、受光素子又は発光素子のうちのいずれか一方のみが実装されるディスクリートタイプのモジュールである。
図16A乃至図16Cに、受光素子21を実装するECSP(登録商標)によるディスクリートな受光素子モジュール2の構造を示している。このうち図16Aは、受光素子モジュール2の内部構造を透視して描いた斜視図である。また、図16B及び図16Cは、夫々、図16Aに示す受光素子モジュール2の一部の構造を省略して描いた斜視図である。また、図17に受光素子モジュール2の平面図及び内部を透視した側面図を、図18に受光素子モジュール2を下方(−Z方向)から眺めた図を示している。
受光素子モジュール2は、受光素子21を直方体状の基体11に実装した構造である。基体11は、第一のセラミック基板111の上に第二のセラミック基板112を積層することによって形成されている。刳り抜き部15は、第二のセラミック基板112の上下方向(±Z方向)に貫通させて設けられた穿孔によって形成されている。刳り抜き部15は、基体11の下方(−Z方向)ほど縮径する裁頭円錐状である。受光素子21は、刳り抜き部15の内部の第一のセラミック基板111の上面に載置されている。受光素子21のアノード電極及びカソード電極の位置は、図4に示したものと同様である。また、受光素子21の構造は、図6に示したものと同様である。
刳り抜き部15の内側面及び底面には、光を反射する物質であるAu(金)がメッキされている。このため、様々な方向から刳り抜き部15の開口に入射してくる光は、刳り抜き部15の内側面や底面に反射しながらセラミック11体の下面方向に誘導されて受光素子21に入射する。すなわち、刳り抜き部15は、刳り抜き部15の上記開口から入射した光を基体11の下面方向に誘導し、受光素子21に効率よく入射させるための誘導路として機能する。また受光素子21は略立方体状であるので、その側面方向から入射する光を最大限に取り込むことができ、上記開口から入射して誘導されてきた光を最も効率良く光電変換することができる。
なお、刳り抜き部15の形状は、例えば、円柱状とすることもできる。また、刳り抜き部15の側面形状を、受光素子21が載置される位置に焦点を有する放物線状とすることもできる。この場合には、刳り抜き部15の開口から入射する光を、エネルギーロスを最小限に抑えて効率よく受光素子21に集光させることができる。
<受光素子モジュール2の配線構造>
次に、受光素子モジュール2の配線構造について説明する。第一のセラミック基板111上面の、受光素子21の下面が接触する部分を含む矩形の第一の領域31には、Au(金)がメッキ(塗布)されている。第一の領域31を除く第一のセラミック基板111上面の矩形の領域である第二の領域32にもAuがメッキ(塗布)されている。
次に、受光素子モジュール2の配線構造について説明する。第一のセラミック基板111上面の、受光素子21の下面が接触する部分を含む矩形の第一の領域31には、Au(金)がメッキ(塗布)されている。第一の領域31を除く第一のセラミック基板111上面の矩形の領域である第二の領域32にもAuがメッキ(塗布)されている。
受光素子21のカソード電極(n型)212は、ダイボンディングによって第一の領域31に塗布されているAuに導通されている。受光素子21のアノード電極(p型)211は、第一の刳り抜き部13の内部に配線されるAu線61(ボンディングワイヤー)を介したワイヤーボンディングによって第二の領域32に塗布されているAuに導通されている。
第一のセラミック基板111の下面(基体11の下面)の所定領域にはAuが塗布されており、これにより第一の領域31に塗布されているAuに導通される第一の端子41が形成されている。この第一の端子41は、受光素子21の外部接続用の出力端子となる。第一のセラミック基板111の下面の第一の端子41が設けられている部分を除く所定領域にはAuが塗布されており、これにより第二の領域32に塗布されている導体に導通される第二の端子42が形成されている。この第二の端子42は、受光素子21の外部接続用の接地(GND)端子となる。
第一のセラミック基板111の第一の領域31内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第一のスルーホール51が設けられている。第一のセラミック基板111の第二の領域32内には、第一のセラミック基板111を上下方向(±Z方向)に貫通する第二のスルーホール52が設けられている。第一のスルーホール51、第二のスルーホール52には、いずれも導体としてW(タングステン)が充填されている。そしてこれにより第一の領域31と第一の端子41、第二の領域32と第二の端子42、が夫々導通されている。このようにスルーホールに導体を充填するようにしたことで、樹脂封止の際に樹脂がモジュールの下面に回り込みスルーホールに樹脂が入り込むことがなくなり、第一の端子41及び第二の端子42を受光素子モジュール2の下面に確実に定着させることができ、それぞれ対応する領域と低抵抗で接続することができる。
このように本実施形態の受光素子モジュール2は、外部と接続するための各端子がパッケージの下面内に形成され、各端子がパッケージの外形よりも外側に突出しないリードレスな構造になっている。このため、モジュールサイズの小型化が図られ、実装面積の縮小化が図られる。
以上、受光素子21を実装した受光素子モジュール2について説明したが、発光素子22のみを実装したディスクリートタイプの発光素子モジュールについても、受光素子21を発光素子22に置き換えることで、受光素子モジュール2の場合と同様の構造を実現することができる。この場合、発光素子22としては、例えば、図8に示したものと同様の構造のものを用いる。なお、発光素子22のアノード電極とカソード電極の位置は受光素子21とは逆であるので、当然のことながらアノード電極とカソード電極の配線は、受光素子モジュール2の場合とは逆になる。
本実施形態の受光素子モジュール2は、発光素子22の実装に関する工程を含まない以外は、基本的に第一実施形態で説明した製造方法と同様の方法によって製造することができる。ここでディスクリートタイプの素子モジュールを例に、上述のステップ1090を詳述する。例えば、図19A乃至図19Cに示すような方法が考えられる。
図19Aに示す例では、第二のセラミック基板112の上面を少々上回る程度の量の透明樹脂71をポッティングにより充填している。これにより透明樹脂71と第二のセラミック基板112との間の接触面積が増えて、透明樹脂71を剥がれにくくすることができる。また、余剰の透明樹脂71の研削により透明樹脂71の表面は容易に平坦化することができる。図19Bに示す例では、金型を使って透明樹脂71の上面をレンズ状に形成している。このようにレンズ状とすることで、受光素子21の場合には入射する光を受光素子21の位置に収束させることができ、集光効果を高めることができる。また、発光素子22の場合には、発光素子22から出射する光を屈折させ、平行光線として出射させることができる。なお、この場合、透明樹脂71は第二のセラミック基板112の上面を少し上回る程度の量を用いてもよい。また、樹脂封止ではなく、例えば、図19Cに示すように第一の刳り抜き部13や第二の刳り抜き部14の開口部にガラスや樹脂製の板72を被せることにより受光素子21や発光素子22を保護するようにすることもできる。以上ステップ1090についてディスクリートタイプの素子モジュールを例に説明したが、複数の素子をモジュール化した第一実施形態や第二実施形態においても全く同様に以上の3タイプを実施できる。
図19Aに示す例では、第二のセラミック基板112の上面を少々上回る程度の量の透明樹脂71をポッティングにより充填している。これにより透明樹脂71と第二のセラミック基板112との間の接触面積が増えて、透明樹脂71を剥がれにくくすることができる。また、余剰の透明樹脂71の研削により透明樹脂71の表面は容易に平坦化することができる。図19Bに示す例では、金型を使って透明樹脂71の上面をレンズ状に形成している。このようにレンズ状とすることで、受光素子21の場合には入射する光を受光素子21の位置に収束させることができ、集光効果を高めることができる。また、発光素子22の場合には、発光素子22から出射する光を屈折させ、平行光線として出射させることができる。なお、この場合、透明樹脂71は第二のセラミック基板112の上面を少し上回る程度の量を用いてもよい。また、樹脂封止ではなく、例えば、図19Cに示すように第一の刳り抜き部13や第二の刳り抜き部14の開口部にガラスや樹脂製の板72を被せることにより受光素子21や発光素子22を保護するようにすることもできる。以上ステップ1090についてディスクリートタイプの素子モジュールを例に説明したが、複数の素子をモジュール化した第一実施形態や第二実施形態においても全く同様に以上の3タイプを実施できる。
以上に説明したように、本実施形態のディスクリートタイプのモジュールは、外部接続するための全ての端子がパッケージの下面内に形成され、全ての端子がパッケージの外形よりも外側に突出しないリードレスな構造である。このため、モジュールサイズの小型化が図られ、実装面積の縮小化が図られる。
また、本実施形態のディスクリートタイプの受光素子モジュール又は発光素子モジュールは、上述のとおり第一のセラミック基板111及び第二のセラミック基板112に対してあらかじめ穿孔やメッキなどの処理を施した後、これらを貼り合わせることにより基体11を形成するようにしている。このため、本実施形態の受光素子モジュール又は発光素子モジュールは、容易に製造することが可能である。また、本実施形態の受光素子モジュール又は発光素子モジュールは、基体の製造に際し金型を使う必要がないため、製造コストを低廉に抑えることができる。
なお、以上の第一乃至第三実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 受発光素子モジュール 2 受光素子モジュール
11 基体 13 第一の刳り抜き部
14 第二の刳り抜き部 15 刳り抜き部
21 受光素子 22 発光素子
23 増幅素子
31 第一の領域 32 第二の領域
33 第三の領域 34 第四の領域
35 第五の領域
41 第一の端子 42 第二の端子
43 第三の端子 44 第四の端子
45 第五の端子
51 第一のスルーホール 52 第二のスルーホール
53 第三のスルーホール 54 第四のスルーホール
55 第五のスルーホール
61〜66 Au線
71 透明樹脂 72 ガラスや樹脂製の板
111 第一のセラミック基板 112 第二のセラミック基板
211 アノード電極(p型) 212 カソード電極(n型)
221 カソード電極(n型) 222 アノード電極(p型)
231 入力電極 232 出力電極
233 電源電極 234 接地(GND)電極
610 n型InP基板 611 n型InP緩和層
612 i型(n型)InGaAs光吸収層
613 n型InPキャップ層
614 SiN膜 615 p型不純物領域
616 コンタクトホール 617 オーミック電極
618 ボンディングワイヤー 619 裏面電極
810 n型InP基板 811 n型InP緩和層
812 p型InGaAsP発光層 813 n型InPキャップ層
814 SiN膜 816 コンタクトホール
817 オーミック電極 818 メッキ用電極
819 金メッキ電極 820 ボンディングワイヤー
821 裏面電極
11 基体 13 第一の刳り抜き部
14 第二の刳り抜き部 15 刳り抜き部
21 受光素子 22 発光素子
23 増幅素子
31 第一の領域 32 第二の領域
33 第三の領域 34 第四の領域
35 第五の領域
41 第一の端子 42 第二の端子
43 第三の端子 44 第四の端子
45 第五の端子
51 第一のスルーホール 52 第二のスルーホール
53 第三のスルーホール 54 第四のスルーホール
55 第五のスルーホール
61〜66 Au線
71 透明樹脂 72 ガラスや樹脂製の板
111 第一のセラミック基板 112 第二のセラミック基板
211 アノード電極(p型) 212 カソード電極(n型)
221 カソード電極(n型) 222 アノード電極(p型)
231 入力電極 232 出力電極
233 電源電極 234 接地(GND)電極
610 n型InP基板 611 n型InP緩和層
612 i型(n型)InGaAs光吸収層
613 n型InPキャップ層
614 SiN膜 615 p型不純物領域
616 コンタクトホール 617 オーミック電極
618 ボンディングワイヤー 619 裏面電極
810 n型InP基板 811 n型InP緩和層
812 p型InGaAsP発光層 813 n型InPキャップ層
814 SiN膜 816 コンタクトホール
817 オーミック電極 818 メッキ用電極
819 金メッキ電極 820 ボンディングワイヤー
821 裏面電極
Claims (30)
- 直方体状の基体と、
略立方体状の受光素子と、
略立方体状の発光素子と、
を含み、
前記基体は、前記基体の一面に開口する第一の刳り抜き部と、前記第一の刳り抜き部から離間させて設けられ前記基体の前記一面に開口する第二の刳り抜き部と、を有し、
前記受光素子は、前記第一の刳り抜き部の内部に設けられ、
前記発光素子は、前記第二の刳り抜き部の内部に設けられてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1に記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部の内側面及び底面には光を反射する物質が塗布されてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1に記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部は、前記第二の刳り抜き部から出射し物体に照射されて戻ってくる反射光が前記第一の刳り抜き部に取り込まれるように形成されてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項2に記載の受発光素子モジュールであって、
前記基体はセラミックからなり、
前記光を反射する物質はAuであること、
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1に記載の受発光素子モジュールであって、
前記基体は、第一のセラミック基板の上に第二のセラミック基板を積層してなり、
前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部は、夫々、前記第二のセラミック基板の所定位置を穿孔することによって形成されていること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項5に記載の受発光素子モジュールであって、
前記受光素子及び発光素子は、夫々、前記第一のセラミック基板の上面に載置され、
前記第一のセラミック基板上面の前記受光素子が接触する部分を含む第一の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の前記発光素子が接触する部分を含む第二の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域及び前記第二の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第三の領域に導体が塗布され、
前記受光素子のアノード電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記受光素子のカソード電極は、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記発光素子のカソード電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記発光素子のアノード電極は、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記第一のセラミック基板の下面には、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通する第一の端子と、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通する第二の端子と、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通する第三の端子と、が設けられてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項6に記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一のセラミック基板の前記第一の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第一のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第二の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第二のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第三の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第三のスルーホールが設けられ、
前記第一のスルーホール、前記第二のスルーホール、及び前記第三のスルーホールには導体が充填されており、
前記第一の領域に塗布されている前記導体及び前記第一の端子は、前記第一のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第二の領域に塗布されている前記導体及び前記第二の端子は、前記第二のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第三の領域に塗布されている前記導体及び前記第三の端子は、前記第三のスルーホールに充填されている前記導体によって導通されてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部の側面は、前記基体の上方ほど接近する向きに傾斜する斜柱状であること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部の側面は、前記基体の下方ほど縮径する円錐状であること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一の刳り抜き部及び前記第二の刳り抜き部の側面は、前記受光素子又は前記発光素子が設けられる位置に焦点を有する放物線状に形成されてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項5に記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一の刳り抜き部の前記第一のセラミック基板の上面には、入力電極、出力電極、電源電極、及び接地電極を有する増幅素子が載置され、
前記第一のセラミック基板上面の前記受光素子が接触する部分を含む第一の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の前記発光素子が接触する部分を含む第二の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域及び前記第二の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第三の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域、前記第二の領域、及び前記第三の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第四の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域、前記第二の領域、前記第三の領域、及び前記第四の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第五の領域に導体が塗布され、
前記受光素子のアノード電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記受光素子のカソード電極は、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記発光素子のカソード電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記発光素子のアノード電極は、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記増幅素子の入力電極は、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記増幅素子の出力電極は、前記第四の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記増幅素子の電源電極は、前記第五の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記増幅素子の接地電極は、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記第一のセラミック基板の下面には、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通する第二の端子と、前記第三の領域に塗布されている前記導体に導通する第三の端子と、前記第四の領域に塗布されている前記導体に導通する第四の端子と、前記第五の領域に塗布されている前記導体に導通する第五の端子と、が設けられてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項11に記載の受発光素子モジュールであって、
前記第一のセラミック基板の前記第二の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第二のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第三の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第三のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第四の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第四のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第五の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第五のスルーホールが設けられ、
前記第一のスルーホール、前記第二のスルーホール、前記第三のスルーホール、前記第四のスルーホール、及び前記第五のスルーホールには導体が充填されており、
前記第一の領域に塗布されている前記導体及び前記第一の端子は、前記第一のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第二の領域に塗布されている前記導体及び前記第二の端子は、前記第二のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第三の領域に塗布されている前記導体及び前記第三の端子は、前記第三のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第四の領域に塗布されている前記導体及び前記第四の端子は、前記第四のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第五の領域に塗布されている前記導体及び前記第五の端子は、前記第五のスルーホールに充填されている前記導体によって導通されてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の受発光素子モジュールであって、
前記受光素子は、
n型InP基板と、
前記n型InP基板の上に積層されるn型InP緩和層と、
前記n型InP緩和層の上に積層されるi型(n型)InGaAs光吸収層と、
前記i型(n型)InGaAs光吸収層の上に積層されるn型InPキャップ層と、
前記n型InPキャップ層よりp型不純物をイオン注入することにより形成され、前記i型(n型)InGaAs光吸収層とpn接合を形成するp型不純物領域と、
を有してなり、縦及び横の長さが共に厚みの2倍以内のPINフォトダイオードであること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項13に記載の受発光素子モジュールであって、
前記受光素子の前記p型不純物領域の上部には、TiまたはCr/Pt/Au、TiまたはCr/Pd/Au、TiまたはCr/Mo/Auのうちのいずれかよりなる電極が形成されてなること
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の受発光素子モジュールであって、
前記発光素子は、
p型InP基板と、
前記p型InP基板の上に積層されるp型InP緩和層と、
前記p型InP緩和層の上に積層されるp型InGaAsP発光層と、
前記p型InGaAsP発光層の上に積層されるn型InPキャップ層と
を有してなり、縦及び横の長さが共に厚みの2倍以内のLEDであること、
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 請求項6または11に記載の受発光素子モジュールであって、
前記導体はAuが含まれていること、
を特徴とする受発光素子モジュール。 - 直方体状の基体と、
略立方体状の受光素子と、
を含み、
前記基体は、
前記基体の上面に開口する刳り抜き部
を有し、
前記受光素子は、前記刳り抜き部の内部に設けられてなること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項17に記載の受光素子モジュールであって、
前記刳り抜き部の内側面及び底面には光を反射する物質が塗布されてなること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項17に記載の受光素子モジュールであって、
前記基体は、第一のセラミック基板の上に第二のセラミック基板を積層してなり、
前記刳り抜き部は前記第二のセラミック基板の所定位置を穿孔することによって形成されてなること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項19に記載の受光素子モジュールであって、
前記受光素子は、前記第一のセラミック基板の上面に載置され、
前記第一のセラミック基板上面の前記受光素子が接触する部分を含む第一の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第二の領域に導体が塗布され、
前記受光素子のアノード電極は、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記受光素子のカソード電極は、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記第一のセラミック基板の下面には、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通する第一の端子と、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通する第二の端子と、が設けられてなること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項20に記載の受光素子モジュールであって、
前記第一のセラミック基板の前記第一の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第一のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第二の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第二のスルーホールが設けられ、
前記第一のスルーホール、及び前記第二のスルーホールには導体が充填されており、
前記第一の領域に塗布されている前記導体及び前記第一の端子は、前記第一のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第二の領域に塗布されている前記導体及び前記第二の端子は、前記第二のスルーホールに充填されている前記導体によって導通されてなること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項17〜21のいずれかに記載の受光素子モジュールであって、
前記刳り抜き部の側面は、前記基体の下方ほど縮径する円錐状であること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項17〜22のいずれかに記載の受光素子モジュールであって、
前記受光素子は、
n型InP基板と、
前記n型InP基板の上に積層されるn型InP緩和層と、
前記n型InP緩和層の上に積層されるi型(n型)InGaAs光吸収層と、
前記i型(n型)InGaAs光吸収層の上に積層されるn型InPキャップ層と、
前記n型InPキャップ層よりp型不純物をイオン注入することにより形成され、前記i型(n型)InGaAs光吸収層とpn接合を形成するp型不純物領域と、
を有してなり、縦及び横の長さが共に厚みの2倍以内のPINフォトダイオードであること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 請求項23に記載の受光素子モジュールであって、
前記受光素子の前記p型不純物領域の上部には、TiまたはCr/Pt/Au、TiまたはCr/Pd/Au、TiまたはCr/Mo/Auのうちのいずれかよりなる電極が形成されていること
を特徴とする受光素子モジュール。 - 直方体状の基体と、
略立方体状の発光素子と、
を含み、
前記基体は、
前記基体の上面に開口する刳り抜き部
を有し、
前記発光素子は、前記刳り抜き部の内部に設けられ、
前記刳り抜き部の内側面及び底面には光を反射する物質が塗布されてなること
を特徴とする発光素子モジュール。 - 請求項25に記載の発光素子モジュールであって、
前記基体は、第一のセラミック基板の上に第二のセラミック基板を積層してなり、
前記刳り抜き部は前記第二のセラミック基板の所定位置を穿孔することによって形成されてなること
を特徴とする発光素子モジュール。 - 請求項26に記載の発光素子モジュールであって、
前記発光素子は、前記第一のセラミック基板の上面に載置されてなること
前記第一のセラミック基板上面の前記受光素子が接触する部分を含む第一の領域に導体が塗布され、
前記第一の領域を除く前記第一のセラミック基板上面の所定領域である第二の領域に導体が塗布され、
前記発光素子のカソード電極は、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記発光素子のアノード電極は、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通され、
前記第一のセラミック基板の下面には、前記第一の領域に塗布されている前記導体に導通する第一の端子と、前記第二の領域に塗布されている前記導体に導通する第二の端子と、が設けられてなること
を特徴とする発光素子モジュール。 - 請求項27に記載の発光素子モジュールであって、
前記第一のセラミック基板の前記第一の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第一のスルーホールが設けられ、
前記第一のセラミック基板の前記第二の領域内に前記第一のセラミック基板を貫通する第二のスルーホールが設けられ、
前記第一のスルーホール、及び前記第二のスルーホールには導体が充填されており、
前記第一の領域に塗布されている前記導体及び前記第一の端子は、前記第一のスルーホールに充填されている前記導体によって導通され、
前記第二の領域に塗布されている前記導体及び前記第二の端子は、前記第二のスルーホールに充填されている前記導体によって導通されてなること
を特徴とする発光素子モジュール。 - 請求項25〜28のいずれかに記載の発光素子モジュールであって、
前記刳り抜き部の側面は、前記基体の下方ほど縮径する円錐状であること
を特徴とする発光素子モジュール。 - 請求項25〜29のいずれかに記載の発光素子モジュールであって、
前記発光素子は、
p型InP基板と、
前記p型InP基板の上に積層されるp型InP緩和層と、
前記p型InP緩和層の上に積層されるp型InGaAsP発光層と、
前記p型InGaAsP発光層の上に積層されるn型InPキャップ層と
を有してなり、縦及び横の長さが共に厚みの2倍以内のLEDであること、
を特徴とする発光素子モジュール。
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