JP5583055B2 - ダブルデッキエレベータの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、ダブルデッキエレベータの制御装置に関する。
超高層建物などでは、上下方向に複数のかご室を連結構成することで大量輸送が可能なダブルデッキエレベータが用いられている。
ダブルデッキエレベータは、昇降路内をメインガイドレールに沿って上下摺動するかご枠と、このかご枠内部にサブガイドレールに沿って上下摺動する上かご室及び下かご室とを備え、かご枠は巻上機の駆動シーブに掛け渡されたロープに吊り下げられ、巻上機により駆動される駆動シーブの回転力とロープ他端部側のつり合いおもりの重量とによって上下に走行する構成となっている。
ところで、ダブルデッキエレベータは、メインガイドレールの各階相当位置ごとに着床検出板が設置され、一方、かご枠上部には上下方向に所定の間隔をもって非接触式の例えば3個の着床検出スイッチが設けられ、かご枠が目的階に停止する際に全数の着床検出スイッチのオン信号を受けて、目的階の停止位置と判断する。
また、ダブルデッキエレベータでは、隣接する上下階に不揃いな階間距離が存在する関係から、かご枠に上下かご室間の階間距離を調整する階間調整機構及びこの階間調整機構を駆動制御する階間調整制御部が設けられている。
階間調整制御部は、予め制御盤又は当該階間調整制御部に各階ごとの階間距離を規定する階間距離テーブルが設けられ、かご枠が減速して目的階に停止するとき、階間距離テーブルから目的階の階間距離を取り出して階間調整機構を駆動制御し、かご枠内の上かご室及び下かご室が隣接する上下階床に一致するように着床させている。
特開2004−168530号公報 特許第4194864号公報
ところで、従来、保守員が定期的に各階ごとの階間距離の調整を行う場合、かご枠内の上下かご室を所定階に着床させた後、保守員が上かご室及び下かご室に乗り、それぞれ着床階とかご室の着床レベルのずれ量をスケールで測定し、該当階の着床ずれ量(補正量)をノートなどに書き込んでいく。そして、建物全階の測定を終えた後、階間距離テーブルに規定する各階の階間距離を着床ずれ量に基づいて補正し、再度、かご枠を移動させながら各階の着床ずれ量を測定し、微調補正を行っている。
その結果、各階の階間距離の補正作業が煩雑、かつ、長時間にわたって行う必要があり、作業効率が非常に悪いなどの問題があった。
そこで、本ダブルデッキエレベータの制御装置は、各階ごとに測定された床ずれ補正量に基づき、各階に対応する階間距離を簡便、かつ、効率的に補正することにある。
上記課題を解決するために、発明の実施形態によれば、 上かご室及び下かご室を搭載したかご枠の走行制御を行う走行制御手段と、予め階間距離テーブルに規定される階ごとの階間距離に従って、前記上下かご室間の相対距離を調整制御する階間調整制御部とを備えたダブルデッキエレベータの制御装置において、
前記上かご室及び下かご室のかご操作盤にそれぞれ設けられ、前記かご枠の走行停止後に実測される前記上下かご室と各停止階の床面との床ずれ補正量が入力される床ずれ補正量入力手段と、この各床ずれ補正量入力手段から入力される2つの床ずれ補正量から階間距離補正量を求め、前記階間距離テーブルに規定される前記停止階に対応する階間距離に加えて補正後の階間距離とする階間距離補正処理手段とを備えた構成である。
各階の所定位置にかご枠を所定位置に停止させるための概略構成図。 第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置を示す構成図。 第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置のうち、各階の実測された床ずれ補正量を入力するためのかご操作盤の一例を示す図。 各実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置における一連の処理手順を説明するフロー図。 図5のステップS3−1(S3−2,S3−3を含む)に示す階間距離補正処理例をより具体的に説明するフロー図。 第2の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置のうち、各階の実測された床ずれ補正量を入力するためのかご操作盤の他の例を示す図。 第2の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置の機能構成を示す図。 図6のステップS13,S15による床ずれ補正量の入力処理例を説明するフロー図。 階間距離補正処理を模式的に表した図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は各階の所定位置にかご枠を停止させるための概略構成図、図2は第1の実施形態に係るダブルデッキエレベータの制御装置を示す構成図である。
図1において,1はかご枠2を上下摺動するガイドレールであって、このガイドレール1には各階のかご枠停止位置と対応付けをもって着床検出板3が取り付けられている。
一方、かご枠2上部には着床検出板3と対峙する位置関係をもって例えば3個の着床検出スイッチ4,…が設けられている。各着床検出スイッチ4は、着床検出板3と対峙したとき、例えば光の反射等を受けて着床検出板3を光学的に検出し、オン信号を出力する。
かご枠2の内部にはサブガイドレール(図示せず)に沿って上下摺動する上かご室5a及び下かご室5bが搭載され、各かご室5a,5bの床面が上下階乗場6の床面に一致するように停止させる。
かご枠2には、図2に示すように上下かご室間の階間距離を調整する階間調整機構7及びこの階間調整機構7を駆動制御する階間調整制御部8が設けられている。
階間調整機構7は、かご枠2上部の両端縁部に設置された複数の駆動モータ7a,7aと、各駆動モータ7a,7aの回転軸に連結され、それぞれ中央部分から互いに逆ねじ方向としたねじ駆動体7b,7bと、例えば各かご室5a,5bの両側面壁に取り付けられ、各ねじ駆動体7b,7bが螺挿されるねじ付き筒体7c,7cとを備え、駆動モータ7a,7aの回転方向に伴って上下2つのかご室5a,5bが互いに離反し、あるいは近づくように移動する構成となっている。
かご室5a,5b及び階間調整機構7を搭載したかご枠2は、巻上機11の巻上機シーブに掛け渡されたロープ12の一端部側に吊下され、ロープ12の他端部にはつり合いおもり13が吊下されている。
14は制御盤であって、走行制御部14Aと、階間距離補正処理部14Bと、各階ごとの階間距離を規定する階間距離テーブル14Caを有する記憶装置14Cとを備え、さらに各かご室5a,5bとはテールコード15で接続される。なお、階間距離テーブル14Caは、階間調整制御部8に設けてもよい。
走行制御部14Aは、速度基準パターンと巻上機11の回転速度との速度偏差に応じて当該巻上機11に所要とする回転速度指令(駆動指令)を送出し、かご枠2を上下方向に走行させる。
階間距離補正処理部14Bは、走行停止後の上下2つのかご室5a,5bと上下停止階の床面との床ずれ補正量から階間距離補正量を求め、階間距離テーブル14Caの当該停止階に対応する階間距離を補正する機能を有する。
テールコード15は、制御盤14から各かご室5a,5bに電力を供給する機能と、制御盤14とかご内電子機器との間で必要な情報を授受する機能とを有する。
前記階間調整制御部8は、記憶装置14Cまたは階間調整制御部8に備える階間距離テーブル14Caに基づき、かご枠2の減速時に次の停止階に対応する階間距離に従い、階間調整機構7を駆動制御し、上下かご室5a,5b間の階間距離を調整制御する機能を持っている。
図3は各かご室5a,5b内部のかご操作盤20を示す図である。
かご操作盤20には、行先階ボタン21、戸開ボタン22、戸閉ボタン23、表示部24の他、点検時に開錠する錠付きの点検ボックス25が設けられている。
点検ボックス25は、鍵付き扉となっており、ボックス内部には、少なくとも点検上必要な安全スイッチ類26、点検スイッチ27、補正モードスイッチ28、点検運転時の上昇ボタン29、下降運転時の下降ボタン30及び着床ずれ補正量入力手段31が設けられている。
着床ずれ補正量入力手段31は、例えばデータ入力端子31aに着脱自在に挿入する数値データ入力端末が用いられるが、その他、例えば点検ボックス25内に数値データを入力可能な入力キーボードを設置する構成であってもよい。
次に、ダブルデッキエレベータの制御装置における本実施形態の作用について、図4を参照して説明する。
まず、保守員が上かご室5a,下かご室5bにそれぞれ乗車した後、点検スイッチボックス25を開錠し、低速運転速度とする点検スイッチ27及び点検補正モードスイッチ28をオンとし、テールコード15を介して制御盤14の走行制御部14Aに点検速度による階間距離補正モードを入力する(S1)。
ここで、予め定める取決めに従って例えば下かご室5bの保守員は、n1階の行先階ボタン21を操作し、制御盤14によるかご呼び登録に基づき、走行制御部14Aが巻上機11に回転駆動指令を出力し、かご枠2をn1階に移動させる(S2−1)。なお、かご枠2をn1階に停止させるためには、前述した例えば3個の着床検出スイッチ4全部が着床検出板3を検出したことを条件にn1階にかご枠2を停止させる。
かご枠2をn1階に停止させた後、階間距離補正処理を実行する(S3−1)。この階間距離補正処理は、詳細には、図5に示す手順に従って処理する。
かご枠2内の下かご室5bをn1階に停止させた後、戸開ボタン22を押して上下かご室5a,5bを戸開した状態とし(S11)、スケールを用いて上かご室5aとn1階より1階上の床面との床ずれ量±Δxunを実測した後(S12)、着床ずれ補正量入力手段31を操作し、床ずれ補正量±Δxunとして入力する(S13)。なお、床面がかご室5a,5bより高いときには+、逆にかご室5a,5bが高いときには−とする。
同様に下かご室5bとn1階の床面との床ずれ量±Δxlnを実測した後(S14)、着床ずれ補正量入力手段31を操作し、床ずれ補正量±Δxlnとして入力する(S15)。
着床ずれ補正量入力手段3から入力された床ずれ補正量±Δxun,±Δxlnは、制御盤14に送られ、例えば記憶装置14Cなどに記憶される。
ここで、階間距離補正処理手段14Cを実行する。階間距離補正処理手段14Cは、以上のようにして床ずれ補正量Δxun,Δxlnを取り込んだ後、上下かご室5a,5bが戸閉すると(S16)、階間調整制御部8が階間距離テーブル14Caのn1階の階間距離xnをxn´として取り出し、下式に従って補正前の階間距離xn´を補正し、補正後の階間距離xnを求める(S17)。
xn=xn´+{±Δxun−(±Δxln)} ……(1)
階間調整制御部8は、求めた補正後の階間距離xnを階間距離テーブル14Caのn1階に対応付けて書替え補正する。
階間調整制御部8は、階間距離テーブル14Caのn1階の補正後の階間距離xnに従い、階間調整機構7を調整制御する(S18)。
引き続き、図4に戻り、n2階、n3についても前述したステップS2−1,S3−1と同様にn2,n3階の床面との床ずれ量を測定し、着床ずれ補正量入力手段3から床ずれ補正量として入力(S13)、前記式(1)の補正後の階間距離xnを計算し、かつ、補正後の階間距離xnに従って階間調整機構7を調整制御する(S2−2,S3−2,S2−3,S3−3(=S14〜S18))。
以上のようにして各階の階間距離の補正処理が終了すると、前記点検補正モードスイッチ28をオフし、階間距離補正モードを復帰する(S4)。
ここで、階間距離補正モードを復帰させた後、n1階の行先階ボタン21を操作し、制御盤14によるかご呼び登録に基づき、走行制御部14Aが巻上機11に回転駆動指令を出力し、かご枠2を目的階となるn1階に移動し(S5−1)、下かご5bをn1階の階床に一致させると、上かご室5aも隣接する上の階の階床に一致する。
そこで、この状態において、例えば3個の着床検出スイッチ4,…が着床検出板3を検出しているか否かを確認し、上下何れかの着床検出スイッチ4がオフであれば、メインガイドレール1に取り付けられている着床検出板3の位置調整を行い、3個の着床検出スイッチ4,…が全部オンするようにする(S6−1)。
引き続き、かご枠2を同様に目的階となるn2階,n3階に移動し(S5−2,S5−3)、着床検出板3の位置調整を行ってかご枠着床レベルを調整し(S6−2,S6−3)、処理を終了する。
なお、図4では、目的階をn1階,n2階,n3階とした例について説明したが、建物のエレベータ乗場の全階について補正処理を実施する。
従って、以上のような実施形態によれば、保守員が上下かご室5a,5bと停止階の床面との床ずれ補正量を実測し、各かご室内の着床ずれ補正量入力手段31から床ずれ補正量を入力すると、自動的に階間距離テーブル14Caの該当階の階間距離を補正するので、保守員がかご室内で簡便、かつ、効率的に各階の階間距離の補正処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
図4はダブルデッキエレベータの制御装置の第2の実施形態を説明するかご室内部のかご操作盤20を示す図である。
第2の実施形態におけるかご操作盤20は、図3から着床ずれ補正量入力手段31を削除したものであって、その他の構成は図3と全く同じである。すなわち、このかご操作盤20は、行先階ボタン21、戸開ボタン22、戸閉ボタン23、表示部24の他、点検時に開錠する錠付きの点検ボックス25が設けられている。点検ボックス25には、少なくとも点検上必要な安全スイッチ類26、点検スイッチ27、補正モードスイッチ28、点検運転時の上昇ボタン29、下降運転時の下降ボタン30が設けられている。
さらに、第2の実施形態においては、図7に示すように制御盤14に新たに操作回数カウント手段14D及びカウント結果を表示部24に表示する操作回数表示手段14Eが設けられ、さらに記憶装置14C(階間調整制御部8を含む)に新たにカウンタメモリ14Cbが設けられている。保守員は、かご操作盤20側から所定の操作を行ったとき、操作回数カウント手段14Dがカウンタメモリ14Cbのカウント値を+1インクリメントするとともに、操作回数表示手段14Eがカウンタメモリ14Cbのカウント結果を表示部24に表示する。
次に、ダブルデッキエレベータの制御装置における本実施形態の作用について、図4を参照して説明する。
この実施形態における階間距離補正処理手段14Bは、前述した図4及び図5と同様な処理手順に従って処理するが、特に図5に示すステップS13,S15による床ずれ補正量±Δxun、±Δxlnの入力処理に関して、図8に示す処理手順に従って床ずれ補正量の入力処理を行うものである。
すなわち、床ずれ補正量の入力処理は、床ずれ補正量Δx(=±Δxun、±Δxln)がΔx>0か否か,つまり停止階の床面がかご室5a,5bの床面より高いかを判断する(S21)。
ここで、停止階の床面が高いと判断すると、かご操作盤20の戸開ボタン22を押した状態で、点検ボックス25の上昇ボタン29を床ずれ補正量+Δxに相当する回数だけ繰り返し押す(S22)。
そうすると、上昇ボタン29の操作回数に相当するオン信号がテールコード15を介して送信される。ここで、操作回数カウント手段14Dは、オン信号を受け取ると、カウンタメモリ14Cbに+1カウントアップする。このとき、操作回数表示手段14Eは、カウンタメモリ14Cbのカウント値を読み出し、かご操作盤20の表示部24に表示する(S23)。
一方、ステップS21において、かご室5a,5bの床面が高いと判断した場合、かご操作盤20の戸開ボタン22を押した状態で、点検ボックス25の下降ボタン30を床ずれ補正量−Δxに相当する回数|Δx|だけ繰り返し押す(S24)。その結果、下降ボタン30の操作回数に相当するオン信号がテールコード15を介して送信され、同一又は別のカウンタメモリ14Cbに順次カウントアップしていく。このとき、操作回数表示手段14Eは、カウンタメモリ14Cbのカウント値を読み出し、かご操作盤20の表示部24にマイナス表示する(S23)。
一方、階間距離補正処理手段14Bは、カウンタメモリ14Cbのカウント値を取り込み、図5に示すステップS17と同様の演算式に従って停止階に対する階間距離補正量Δx=((±Δxun)−(±Δxln))を求め、補正前の階間距離xn´に補正する。
因みに、図9は床ずれ補正量Δxun、Δxlnと床ずれ補正量の補正結果を表す図である。
階間距離テーブル14Caの補正前の停止階の階間距離xnをxn´=3500mmとし、このとき、かご枠2が当該停止階に停止した後、スケールにて下かご室5bの床ずれ補正量Δxln=+3mm、上かご室5aの床ずれ補正量Δxun=−5mmを実測した場合、(Δxun−Δxln)=(−5−3)=−8となるので、上下かご室5a,5bの下降ボタン30を(−8/2)=−4に相当する回数|Δx|=|4|分だけ押し操作を繰り返す。その結果、上かご室5aの床ずれ補正量Δxun=−1mm、下かご室5bの床ずれ補正量Δxln=−1となる。
補正式としては、図9の二重枠線で示すように、階間距離テーブル14Caの補正後の停止階の階間距離xn=3492mmとなる。
しかし、各かご室5a,5bの床ずれ補正量xun,Δxlnとも−1mmとなるので、前述したように着床検出板3を1mmずらして対応する(図4のステップS5−1〜S6−3参照)。
従って、この実施形態によれば、上下かご室5a,5bと停止階の床面との床ずれ補正量を実測し、当該床ずれ補正量に相当する床点検ボックス25の上昇ボタン29、下降ボタン30を当該床ずれ補正量に相当する回数分操作し、図5のステップS17にて階間距離テーブル14Caの停止階の階間距離を階間距離補正量(Δxun−Δxln)で補正するので、保守員がかご室内で各階の階間距離を簡便、かつ、効率的に補正処理することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、予め記憶装置14Cの所定領域に階間距離テーブル14Caに対する補正日時と各階ごとの階間距離補正量(Δxun−Δxln)とを順次記憶していく補正量記憶手段と、かご操作盤20、建物内管理室、遠隔監視センタ等からずれ補正量確認指示を入力し、ずれ補正量変化記憶手段で記憶された補正日時及びずれ補正量(Δxun−Δxln)を読み出して表示し確認するずれ補正量確認手段を備え、階間距離テーブル14Caに対する各階ごとのずれ補正量の推移を確認するようにしてもよい。
なお、上記各実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ガイドレール、2…かご枠、3…着床検出板、4…着床検出スイッチ、5a…上かご室、5b…下かご室、6…乗場、7…階間調整機構、8…階間調整制御部、11…巻上機、12…ロープ、13…つり合いおもり、14…制御盤、14A…走行制御部、14B…階間距離補正処理部、14C…記憶装置、14Ca…階間距離テーブル、14Cb…カウンタメモリ、14E…操作回数表示手段、15…テールコード、E…操作回数表示手段。

Claims (3)

  1. 上かご室及び下かご室を搭載したかご枠の走行制御を行う走行制御手段と、予め階間距離テーブルに規定される階ごとの階間距離に従って、前記上下かご室間の相対距離を調整制御する階間調整制御部とを備えたダブルデッキエレベータの制御装置において、
    前記上かご室及び下かご室のかご操作盤にそれぞれ設けられ、前記かご枠の走行停止後に実測される前記上下かご室と各停止階の床面との床ずれ補正量が入力される床ずれ補正量入力手段と、
    この各床ずれ補正量入力手段から入力される2つの床ずれ補正量から階間距離補正量を求め、前記階間距離テーブルに規定される前記停止階に対応する階間距離に加えて補正後の階間距離とする階間距離補正処理手段と
    を備えたことを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
  2. 上かご室及び下かご室を搭載したかご枠の走行制御を行う走行制御手段と、予め階間距離テーブルに規定される階ごとの階間距離に従って、前記上下かご室間の相対距離を調整制御する階間調整制御部とを備えたダブルデッキエレベータの制御装置において、
    前記上下かご室のかご操作盤にそれぞれ設けられ、前記かご枠の走行停止後に実測される前記上下かご室と各停止階の床面との床ずれ補正量に応じた回数のオン操作信号が入力される点検ボックスの上昇ボタンまたは下降ボタンと、
    この上昇ボタンまたは下降ボタンから出力されるオン操作信号を受信するごとにカウントアップする操作回数カウント手段と、
    このカウント結果をかご操作盤の表示部に表示する操作回数表示手段と、
    前記上下かご室に対応するカウント結果(床ずれ補正量)から階間距離補正量を求め、前記階間距離テーブルに規定される前記停止階に対応する階間距離に加えて補正後の階間距離とする階間距離補正処理手段と
    を備えたことを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のダブルデッキエレベータの制御装置において、
    前記階間距離テーブルを補正した補正日時及び各停止階ごとの階間距離補正量を記憶する補正量記憶手段と、補正量確認指示に基づき、前記補正量記憶手段に記憶される補正日時ごとの階間距離補正量を読み出して表示し確認可能とするずれ補正量確認手段とをさらに設けたことを特徴とするダブルデッキエレベータの制御装置。
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