JP5582024B2 - 内燃機関のピストン構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に適用されるピストンの構造に関する。
一般に、自動二輪車や自動車等の車両に用いられる内燃機関では、シリンダ内に設けられたピストンの往復運動がコンロッドを介してクランクシャフトに伝達され、クランクシャフトが回転することで、車両の走行が可能となる。
上記のような内燃機関に用いられるピストン71は、図6に示されるように、ピストン71の頂面72を構成するクラウン部73と、このクラウン部73の外周から下方に向かって延びるスカート部74と、クラウン部73の裏面79に設けられて中央部にピン孔75が設けられた一対のピンボス部76(図6では、一方のピンボス部76のみが表示されている。)と、を備えており、上記したピン孔75に保持されるピストンピン77によって、ピストン71とコンロッドを連結できるように構成されている。
このような構成のピストン71においては、膨張工程(燃料の爆発工程)においてシリンダから受ける反力によってピストン71が変形する問題があった。また、上記したピストン71の変形に伴ってピストンピン77にも応力が生じ、ピストンピン77が変形する問題があった。
上記のような問題に対し、従来は、図6に記載されるようにピストンピン77の両側において一対のピンボス部76間にブリッジリブ78を架設することでピストン71の強度を増加させ、ピストン71及びピストンピン77の変形を防止していた。
ところで、上記のような構成の内燃機関においては、前記した膨張工程において内燃機関に吸収される熱エネルギーにより内燃機関の各部が高温状態となり、ピストン71も常に高温化する。このピストン71の高温化を抑制するために、従来においては、エンジンオイルをピストン71へ向けて吹き付けてピストン71の冷却を行う所謂ピストンジェットが用いられてきた(例えば、特許文献1の「オイルジェット装置11」)。
一般的にピストン71の中で最も高温となり易い部位は、爆発の中心位置に近いクラウン部73の中央部分である。従来のピストン構造では、クラウン部73の中央を効率良く冷却するために、ピストンジェットのノズルに傾斜を付け、この傾斜を付けたノズルからクラウン部73の裏面79にエンジンオイルを吹き付けることで、ピストン71とピストンピン77の間にエンジンオイルを通過させていた。
特開2009−191779号公報
しかしながら、上記したピストン71とピストンピン77の間にエンジンオイルを通過させる構成を、図6に示されるようなピストン71に適用した場合、クラウン部73の中央を冷却したエンジンオイルが、比較的冷却を必要としないスカート部74にまで到達し(図6の一点鎖線矢印参照)、スカート部74を伝ってシリンダに付着する。このシリンダに付着したエンジンオイルは、概ねピストン71に取り付けられたピストンリング等によってクランクケース内に掻き落とされるが、僅かに残ったエンジンオイルがピストン71の上方に形成される燃焼室内に侵入し、内燃機関からの排気ガスに含まれる炭化水素や窒素化合物などの有害物質を増加させる虞があった。
また、従来技術の構成では、ピストン71の製造時において、型抜き後にブリッジリブ78の上方部分(図6の二点鎖線参照)を斜めから切削する加工(窓抜き加工)が必要となり、コストアップにつながる。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、ピストンの十分な冷却を行うと共に、エンジンオイルが燃焼室内へ侵入することを防止することができるピストンの構造を提供することを目的とする。
本願第1発明は、シリンダ内に往復動可能に設けられるピストンと、該ピストンの下方にピストンピンを介して連結されるコンロッドと、を備えた内燃機関のピストン構造であって、前記ピストンの頂面を構成するクラウン部と、該クラウン部の外周から下方に向かって延びるスカート部と、を備え、前記クラウン部の裏面には、該クラウン部の中央よりも一方側のみにリブが形成され、該リブ形成側とは反対側の前記クラウン部の裏面に向かって、エンジンオイルを噴射可能なようにピストンジェットが設けられ、前記リブは、該リブ形成側の前記スカート部の下端と前記ピストンピンの外周面とを結ぶ上下2本の接線のうち上側の接線よりも、下方へ延出して形成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、ピストンのクラウン部の中央にエンジンオイルを通過させることが可能となり、ピストンの十分な冷却が可能となる。また、エンジンオイルがスカート部に付着するのをリブによって防止することができるため、これに伴ってエンジンオイルが燃焼室内に侵入するのを防止することが可能となる。また、クラウン部の裏面に衝突して飛散したエンジンオイルがスカート部に付着するのを確実に防止することができ、エンジンオイルが燃焼室内に侵入するのを一層効果的に抑制することが可能となる。
本願第2発明は、シリンダ内に往復動可能に設けられるピストンと、該ピストンの下方にピストンピンを介して連結されるコンロッドと、を備えた内燃機関のピストン構造であって、前記ピストンの頂面を構成するクラウン部と、該クラウン部の外周から下方に向かって延びるスカート部と、を備え、前記クラウン部の裏面には、該クラウン部の中央よりも一方側のみにリブが形成され、該リブ形成側とは反対側の前記クラウン部の裏面に向かって、エンジンオイルを噴射可能なようにピストンジェットが設けられ、前記リブは、前記スカート部よりも前記ピストンピン側に近接して形成され、且つ、前記ピストンピンの下端と同位置又は該下端より下方へ延出して形成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、ピストンのクラウン部の中央にエンジンオイルを通過させることが可能となり、ピストンの十分な冷却が可能となる。また、エンジンオイルがスカート部に付着するのをリブによって防止することができるため、これに伴ってエンジンオイルが燃焼室内に侵入するのを防止することが可能となる。また、クラウン部の裏面に衝突して飛散したエンジンオイルを、リブで再度跳ね返してピストンピンに付着させることができ、ピストンピンを良好に潤滑させることができる。
本発明によれば、ピストンの十分な冷却を行うと共に、エンジンオイルが燃焼室内へ侵入するのを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンを示す左側面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンの要部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るピストンを示す底面図である。 図4のA−A断面図である。 従来例に係るピストンを示す断面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る内燃機関のピストン構造をオフロードタイプの自動二輪車1に適用した場合について説明する。以下、上下、左右、前後の方向は、自動二輪車1に乗車する運転者から見た方向を示す。
まず、図1を用いて、自動二輪車1の概要について説明する。自動二輪車1には、骨組を構成する車体フレーム2が設けられている。この車体フレーム2は、例えばツインチューブ型であり、車体フレーム2の前部上端に配置されたヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から後下方に向かって延設された左右一対のメインフレーム4と、メインフレーム4の下方に設けられたクレードルフレーム5と、メインフレーム4の後部から後上方に向かって延設された左右一対のシートレール6と、を主体として構成されている。
ヘッドパイプ3には、左右一対のフロントフォーク7が左右に回転可能に支持されている。フロントフォーク7の下端には前輪8が軸支され、前輪8の上方にはフロントフェンダ10が設けられている。フロントフォーク7の上端にはハンドルバー11が左右方向に固定され、ハンドルバー11の左右両端部にはハンドルグリップ12が設けられている。
左右一対のメインフレーム4の間には燃料タンク13が設けられ、燃料タンク13の左右両側を覆うようにしてサイドカバー14が設けられている。燃料タンク13の後方には、左右一対のメインフレーム4の後部上方からシートレール6の上方に亘って運転者シート15が設けられ、燃料タンク13の下方にはエンジン(内燃機関)16が搭載されている。
左右一対のメインフレーム4の後下部にはピボット軸17が架設され、ピボット軸17にはスイングアーム18の前端部が上下方向揺動可能に支持されている。スイングアーム18の後端部には後輪20が軸支され、後輪20の上方にはリヤフェンダ21が設けられている。後輪20とリヤフェンダ21の間にはマフラー22が設けられ、マフラー22の左右両側を覆うようにしてリヤサイドカバー23が設けられている。
次に、図2、図3を用いてエンジン16の概要について説明する。エンジン16は、例えばDOHC式の水冷単気筒エンジンであり、図2に示されるように、上下二分割式のクランクケース24と、クランクケース24の前部に一体成型されて上方に延設されるシリンダ25と、シリンダ25の上方に設けられるシリンダヘッド26と、シリンダヘッド26の上面を被覆するシリンダヘッドカバー27と、を備えている。
図3に示されるように、シリンダヘッド26内には、シリンダ25との間に燃焼室28が設けられている。燃焼室28の後側(図3では右側)には、吸気バルブ30が取り付けられた吸気口31が設けられている。吸気口31は、シリンダヘッド26の後部に設けられたインテークポート32と連通しており、インテークポート32にはスロットルボディ(図示せず)が接続されている。そして、スロットルボディからの混合気がインテークポート32及び吸気口31を介して燃焼室28に供給されるようになっている。上記記載からも明らかなように、本実施形態では、エンジン16の後側が吸気側になっている。
燃焼室28の前側(図3では左側)には、排気バルブ33が取り付けられた排気口34が設けられている。排気口34は、シリンダヘッド26の前部に設けられたエキゾーストポート35と連通している。エキゾーストポート35は、排気管36(図1参照)を介して前述のマフラー22(図1参照)に接続されており、燃焼室28からの排気を、排気口34、エキゾーストポート35、排気管36及びマフラー22を介して自動二輪車1の後方に排出できるようになっている。上記記載からも明らかなように、本実施形態では、エンジン16の前側が排気側になっている。
シリンダ25内にはピストン37が往復動可能に収納され、ピストン37の下方にピストンピン38を介してコンロッド40の小端部41が連結されている(詳細は後述)。コンロッド40の大端部42には、ベアリング43を介してクランクシャフト44のクランクピン45が連結されている。クランクシャフト44の左端には、発電用のマグネト(図示せず)が設けられ、このマグネトを覆うようにして、マグネトカバー39が設けられている(図2参照)。
次に、主に図4、図5を用いて、ピストン37の構成について説明する。なお、図4における上方、下方、左方、右方がそれぞれ、ピストン37の左方、右方、前方、後方に対応している。
ピストン37は有底筒状であり、ピストン37の上端に設けられたクラウン部46と、クラウン部46の外周から下方に向かって延びる前後一対のスカート部47と、クラウン部46の裏面48の前後方向に設けられた左右一対のピンボス部50と、を備えている。
クラウン部46はピストン37の頂面51を構成しており、この頂面51によって燃焼室28の下端が仕切られている(図3参照)。クラウン部46の外周には、環状のリング溝52が複数設けられ、このリング溝52にピストンリング(図示せず)が取り付けられるように構成されている。
一対のピンボス部50の前端部は前側のスカート部47の左右両端部とそれぞれ接続され、一対のピンボス部50の後端部は後側のスカート部47の左右両端部とそれぞれ接続されている。これにより、ピストン37の左右方向中央部には、前後一対のスカート部47と左右一対のピンボス部50で囲まれた空間53が形成されている。なお、空間53の底面は開口されている。
空間53は、クラウン部46の裏面48に形成されたリブ54によって、前側部分55と後側部分56に区画されている。リブ54は、クラウン部46の中央よりも一方側(本実施形態では後側)のみに設けられており、一対のピンボス部50間に架設されている。リブ54は、リブ54形成側のスカート部47の下端とピストンピン38の外周面とを結ぶ上下2本の接線X、Yのうち上側の接線Xよりも、下方へ延出して形成されている(図5の二点鎖線X、Y参照)。更に、リブ54は、スカート部47よりもピストンピン38側に近接して形成され、且つ、ピストンピン38の下端より下方へ延出して形成されている(図5の二点鎖線Z参照)。
一対のピンボス部50の前後方向中央には、それぞれピン孔57が左右方向に設けられている。そして、空間53の前側部分55にコンロッド40の小端部41を挿入した状態で、コンロッド40の小端部41に設けられた小端穴58(図3参照)と各ピンボス部50のピン孔57にピストンピン38を貫挿させることで、ピストン37の下方にピストンピン38を介してコンロッド40が連結されるように構成されている。
ピストン37の前部の下方には、ピストンジェット60が設けられている。ピストンジェット60は、図3に点線矢印で示されるように、リブ54形成側とは反対側(本実施形態では前側)のクラウン部46の裏面48に向かって、エンジンオイルを噴射可能なように、ノズル61の位置及び傾きが調節されている。
上述の如く構成されたものにおいて、燃焼室28で混合気の爆発が起こると、この爆発の圧力(図3の矢印P参照)によりピストン37が押し下げられ、ピストン37にコンロッド40を介して連結されたクランクシャフト44が回転する。このクランクシャフト44の回転が後輪20に伝達されることで、自動二輪車1の走行が可能となる。
また、上記した爆発工程においてエンジン16に吸収される熱エネルギーによりエンジン16の各部が高温状態となり、ピストン37も高温化する。そこで、このピストン37の高温化を抑制するために、ピストンジェット60からクラウン部46の裏面48に向かってエンジンオイルを噴出させ、ピストン37を冷却する。
その際、クラウン部46の裏面48には後側のみにリブ54が形成され、且つ、クラウン部46の裏面48の前側に向かってエンジンオイルを噴射可能なようにピストンジェット60が設けられているため、エンジンオイルがクラウン部46の裏面48の中央を通過する(図5の一点鎖線矢印参照)。これにより、ピストン37の十分な冷却が可能となる。
また、リブ54によって、エンジンオイルが吸気側(後側)のスカート部47に付着するのを防止することができるため、スカート部47を伝ってエンジンオイルがシリンダ25に付着し、燃焼室28内に侵入するのを防止することが可能となる。また、吸気側(後側)に余分なエンジンオイルが供給されるのをリブ54によって防止し、クラウン部46の中央部や前部の冷却効果を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、上側の接線X(図5参照)よりも下方に延出してリブ54が形成されているため、クラウン部46の裏面48に衝突して飛散したエンジンオイルが吸気側(後側)のスカート部47に付着するのを確実に防止することができ、エンジンオイルが燃焼室28内に侵入するのを一層効果的に抑制することが可能となる。
更に、本実施形態では、吸気側(後側)のスカート部47よりもピストンピン38側に近接してリブ54が形成され、且つ、ピストンピン38の下端より下方へ延出してリブ54が形成されている(図5参照)。そのため、クラウン部46の裏面48に衝突して飛散したエンジンオイルを、リブ54で再度跳ね返してピストンピン38に付着させることができ、ピストンピン38を良好に潤滑させることができる。
なお、本実施形態ではこのように、ピストンピン38の下端より下方へ延出してリブ54が形成されているが、ピストンピン38の下端と同位置にリブ54を設けても、上記したピストンピン38の潤滑性能の向上効果を得ることができる。
また、上記の如くピンボス部50間にリブ54を架設することでピンボス部50間の連結剛性を高めることが可能となり、ピストン37の往復運動の慣性力や爆発圧力によるピンボス部50の変形を効果的に抑制することができる。そのため、ピストン37全体の剛性を飛躍的に高めることが可能となり、ピストン37全体の変形量も低減させることが可能となる。
また、上記の如く燃焼室28内で混合気を爆発させると、この爆発の圧力によってシリンダ25からピストン37に反力が生じ、後側(スラスト側)のスカート部47に側圧がかかる(図4の矢印a参照)。これに伴って、空間53の後側部分56の左右両側のピンボス部50を互いに離間させる方向の圧力が生じ(図4の矢印b参照)、これによりピンボス部50の変形が助長される虞がある。しかしながら、本実施形態では、上記した側圧がかかる後側にリブ54が設けられているため、側圧に伴う圧力でピンボス部50が変形するのを効果的に防止することが可能となる。このように、本実施形態では、側圧がかかりやすい後側(スラスト側)にリブ54を設けることで、片側のリブ54だけでも、ピンボス部50の変形を確実に防ぐことを可能としている。
また、エンジン16の排気側は、吸気側と比較して温度が高いのが通常である。この点、本実施形態では、吸気側である後側にのみリブ54を設け、排気側である前側にはリブ54を設けていない。そのため、高温になり易いクラウン部46の中央部及び排気側にエンジンオイルを集中させることが可能となり、エンジンオイルによるピストン37の冷却性能を一層高めることが可能となる。
また、本実施形態では、リブ54をクラウン部46の裏面48に設けており、前記した従来技術において必要となっていた切削加工等の追加工が不要となる。そのため、簡易な製造工程によって、高強度及び高冷却性能を実現可能なピストン37を提供することが可能となる。
本実施形態では図5に示されるように、ピンボス部50の下端とリブ54の下端が略同一の高さになっているが、他の異なる実施形態では、ピンボス部50の下端よりもリブ54の下端が高い位置に来るように設定することも可能である。
25 シリンダ
37 ピストン
38 ピストンピン
40 コンロッド
46 クラウン部
47 スカート部
48 裏面
51 頂面
54 リブ
60 ピストンジェット

Claims (2)

  1. シリンダ内に往復動可能に設けられるピストンと、該ピストンの下方にピストンピンを介して連結されるコンロッドと、を備えた内燃機関のピストン構造であって、
    前記ピストンの頂面を構成するクラウン部と、該クラウン部の外周から下方に向かって延びるスカート部と、を備え、
    前記クラウン部の裏面には、該クラウン部の中央よりも一方側のみにリブが形成され、該リブ形成側とは反対側の前記クラウン部の裏面に向かって、エンジンオイルを噴射可能なようにピストンジェットが設けられ
    前記リブは、該リブ形成側の前記スカート部の下端と前記ピストンピンの外周面とを結ぶ上下2本の接線のうち上側の接線よりも、下方へ延出して形成されていることを特徴とする内燃機関のピストン構造。
  2. シリンダ内に往復動可能に設けられるピストンと、該ピストンの下方にピストンピンを介して連結されるコンロッドと、を備えた内燃機関のピストン構造であって、
    前記ピストンの頂面を構成するクラウン部と、該クラウン部の外周から下方に向かって延びるスカート部と、を備え、
    前記クラウン部の裏面には、該クラウン部の中央よりも一方側のみにリブが形成され、該リブ形成側とは反対側の前記クラウン部の裏面に向かって、エンジンオイルを噴射可能なようにピストンジェットが設けられ、
    前記リブは、前記スカート部よりも前記ピストンピン側に近接して形成され、且つ、前記ピストンピンの下端と同位置又は該下端より下方へ延出して形成されていることを特徴とする内燃機関のピストン構造。
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