JP5579788B2 - 食品の調味方法 - Google Patents

食品の調味方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5579788B2
JP5579788B2 JP2012141224A JP2012141224A JP5579788B2 JP 5579788 B2 JP5579788 B2 JP 5579788B2 JP 2012141224 A JP2012141224 A JP 2012141224A JP 2012141224 A JP2012141224 A JP 2012141224A JP 5579788 B2 JP5579788 B2 JP 5579788B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sugar
liquid
sugar solution
seasoning
food
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012141224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014003935A (ja
Inventor
隆一 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hisaka Works Ltd filed Critical Hisaka Works Ltd
Priority to JP2012141224A priority Critical patent/JP5579788B2/ja
Publication of JP2014003935A publication Critical patent/JP2014003935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5579788B2 publication Critical patent/JP5579788B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Seasonings (AREA)

Description

本発明は、多数の豆や昆布などの食品原料に調味液を吸収させることによって味付けする食品の調味方法に関し、詳しくは、食品原料に吸収されなかった調味液を次の食品原料の味付けに使用する、すなわち調味液を再利用する食品の調味方法に関する。
黒豆、金時豆などの煮豆、さらに佃煮昆布、魚の甘露煮といったような食べ物は、食品原料が糖液のような調味液に浸漬されることによって味付けされている。従来例として、煮豆の調味方法について、図2を参照しながら説明する。従来例の煮豆の調味方法においては、食品原料である堅い豆が水から煮られることで柔らかくされた水煮豆を使用する。
従来例の食品の調味方法では、処理装置110、糖液調合装置120、糖液混合装置130などが使用される。処理装置110は、糖液を貯留する処理槽111と、処理槽111の内外に昇降するトレー又はケージ(図示せず)とを備えている。そして、処理装置110は、処理槽111に貯留された糖液(以下、「処理糖液」という。)を加熱する加熱機能を備え、処理糖液の水分を蒸発させることによって処理糖液を濃縮させる。
また、処理槽111内には、トレー又はケージによって水煮豆が装填される。この水煮豆は、処理槽111内に貯留された処理糖液に浸漬され、処理糖液を吸収することで味付けされる。また、処理槽111には、所定の濃度に調整された糖液(以下、「注入糖液」という。)を注入するための配管101が接続されている。
また、処理槽111には、水煮豆を少なくとも1回は味付けし終えた糖液(以下、「再利用糖液」という。)を排出する配管102が接続されている。なお、再利用糖液は、処理糖液中の水分が蒸発した後の糖液であるため、再利用糖液の糖度は、注入糖液の糖度よりも高くなっている(濃縮されている)。
そして、糖液調合装置120は、処理槽から排出された再利用糖液と希釈水とを混合し、所定濃度の糖液(以下、「調合糖液」という。)に調合する糖液調合槽121を備えている。糖液調合槽121には、前記処理槽111に接続された再利用糖液を注入する配管102と、希釈水を注入する配管103と、所定濃度に調合された調合糖液を排出する配管104とが接続されている。
そして、糖液混合装置130は、前記調合糖液と新たな所定濃度の糖液(以下、「新規糖液」という。)とを混合する糖液混合槽131を備えている。糖液混合槽131では、調合糖液と新規糖液とが混合されることで、所定液量の注入糖液を貯留する。糖液混合槽131には、糖液調合槽121から排出された調合糖液を注入する配管104と、新規糖液を注入する配管105と、前記処理槽111に注入糖液を排出する配管101とが接続されている。
ここで、このような装置を使用して水煮豆に味付けする調味方法の具体例を説明する。まず、168kgの水煮豆(含有水分は100kg)がトレー又はケージによって処理槽111内に装填される。そして、1000kgの注入糖液が処理槽111内に注入され、水煮豆が注入糖液に浸漬される。注入糖液の糖度は、20Bx(ブリックス)に調整されている。
処理槽111内において、注入糖液は、加熱され、水分が蒸発することで、20Bxから30Bxに濃縮された処理糖液となる。そして、処理槽111内の水煮豆は、10kgの処理糖液を吸収することで、含有水分が110kgとなる。また、水煮豆の糖度は、当初、0Bxであるが、処理槽111内で糖液に30分間浸漬され、10kgの糖液を吸収することで、30Bxに上昇する。
そして、処理槽111内の処理糖液は、433kgが蒸発水となり、残りの(1000−10−433=)557kgが濃縮された再利用糖液として糖液調合槽121へ送出される。
再利用糖液は、30Bxに濃縮されているため、278kgの希釈水が糖液調合槽121に注入され、(557+278=)835kgの調合糖液に調合される。0Bxの希釈水が30Bxの再利用糖液と混合されることで、調合糖液の濃度は、20Bxとなって糖液混合槽131に送出される。
そして、処理槽111には、1000kgの注入糖液を注入するため、不足する(1000−835=)165kgの新規糖液が糖液混合槽131に注入される。糖液混合槽131では、20Bxの調合糖液と20Bxの新規糖液とが混合されることで、20Bxの注入糖液が貯留される。
このように、従来の煮豆の調味方法では、水煮豆に吸収されなかった再利用糖液が注入糖液の一部として再利用される。また、堅い豆に糖液を吸収させないで、柔らかい水煮豆に糖液を吸収させることにより、煮豆の表面が収縮しないで、糖液が煮豆の内部まで吸収される。
なお、煮豆その他味付け食品用調理装置及び調理方法についての発明が特許文献1に記載されている。この食品用調理装置では、糖度計及び温度調節計を内蔵した濃縮装置を処理槽(同文献では、煮釜)に接続することで、糖度を調節した糖液を処理槽に送出することができるようにされている。
特開平8−280535号公報
従来の煮豆の調味方法では、処理槽111に貯留された注入糖液を加熱することで処理糖液に濃縮している。処理糖液の濃度は、浸漬装置の能力に依存して調整されるため、ほぼ固定されている。したがって、従来の食品の調味方法では、糖液(調味液)の濃度を自由に変更できないため、食品原料の品種や食べ物ごとに目指す品質に応じて糖液(調味液)の濃度カーブ(処理糖液の濃度が時間ごとに上昇する勾配)を設定することができず、味付けを最適化するには限界があった。
また、特許文献1に記載された調理装置には、濃縮装置が備えられているものの、短時間で糖液の濃度を上げるには、蒸発能力を強化しなければならない。強力な蒸発能力を有する濃縮装置を配備するには、イニシャルコストやランニングコストなどがアップする。
そこで、本発明は、イニシャルコストやランニングコストなどがアップすることなく、調味液の濃度カーブを任意に設定することができるようにした食品の調味方法を提供することを課題とする。
本発明に係る食品の調味方法は、食品原料に調味液を吸収させることによって味付けし、食品原料に吸収されなかった調味液を、次に処理する食品原料用として再利用する食品の調味方法であって、前記食品原料に吸収されなかった調味液を2系統に配分し、一方の調味液を一定の濃度に希釈し、他方の調味液を任意の濃度に濃縮し、所定濃度となるように両調味液を混合し、該所定濃度の調味液を次の処理に使用することを特徴としている。
この食品の調味方法によれば、食品原料に吸収されなかった調味液を再利用する。この再利用する調味液は、希釈された調味液と濃縮された調味液との2系統に配分され、希釈された調味液と濃縮された調味液とが混合されることで任意の濃度に調整され、この混合された調味液が次に処理する食品原料用として使用される。再利用する調味液の濃度は、濃縮された調味液の濃度や液量を変更することで容易に調整することができる。
ここで、本発明に係る食品の調味方法の一態様として、前記濃縮した調味液は、前記再利用する調味液を濃縮した調味液と、別途、任意の濃度に調整された調味液とを混合することにより、任意の濃度に調整されている構成を採用することができる。
この食品の調味方法によれば、食品原料に吸収されなかった調味液から水分を蒸発させることにより、あるいは、膜によって脱水することによって濃縮した調味液が生成され、この濃縮した調味液に、別途、任意の濃度に濃縮された調味液あるいは、糖分や食品添加物などを混ぜる量を調整した調味液が混合されるため、これら別途の調味液の濃度や液量を変更することで、濃縮した調味液の濃度を容易に調整することができる。
また、本発明に係る食品の調味方法の他の態様として、前記希釈した調味液は、再利用する調味液に希釈水を混合することにより、所定濃度、かつ、所定液量とさている構成を採用することができる。
この食品の調味方法によれば、食品原料が希釈された調味液に浸漬された後に濃縮された調味液が追加される場合において、食品原料の外観不良とならない濃度となるように希釈された調味液を容易に調整することができる。
また、本発明に係る食品の調味方法のさらに別の他の態様として、処理槽内に食品原料を装填し、前記希釈された調味液を処理槽内に注入し、その後、濃縮された調味液を処理槽内に注入する構成を採用することができる。
この食品の調味方法によれば、食品原料が希釈された調味液にまず浸漬されることにより、食品原料が脱水して収縮しないようにすることができ、そして、濃縮された調味液が後で注入されることにより、処理槽内の濃度が所定の濃度カーブに追従するように調味液の濃度を調整することができる。
本発明によれば、調味液を再利用して食品原料に味付けする場合に、再利用する調味液の濃度カーブを任意に設定することができるようにした食品の調味方法を提供することができるため、食品原料の種類や目指す品質に応じて最適に味付けすることができる。
本発明に係る食品の調味方法の一実施形態を示す説明図である。 従来の食品の調味方法の一例を示す説明図である。
本発明に係る食品の調味方法の一実施形態について図1を参照しながら説明する。この食品の調味方法では、図1に示すように、処理装置10、糖液調合装置20、糖液濃縮装置30、糖液混合装置40を使用する。
処理装置10は、調味液を貯留する処理槽11と、処理槽11の内外に昇降するトレー又はケージ(図示せず)とを備え、処理槽11に貯留された調味液を濃縮する機能を備えていない。
なお、調味液としては、食品原料や目的とする味に応じて、水に蔗糖を溶かした糖液、糖アルコールを調合した糖液、食塩や醤油などの調味料を添加した糖液、あるいは食品添加物を混ぜた糖液などから選択される。ここでは、以下、総称して「糖液」として説明する。
そして、トレー又はケージは、下降することによって水煮豆を処理槽11内に装填する。この水煮豆は、処理槽に貯留された糖液(以下、「処理糖液」という。)を吸収する。水煮豆に吸収されなかった糖液(以下、「再利用糖液」という。)は、処理槽11から少なくとも1回は排出される。
そして、糖液調合装置20は、前記処理槽11から排出された一部の再利用糖液と希釈水とを混合し、所定の濃度の糖液(以下、「調合糖液」という。)に調合する糖液調合槽21を備えている。この糖液調合槽21で調合された調合糖液は、処理槽11に注入する糖液(以下、「注入糖液」という。)となる。
そして、処理槽11から糖液調合槽21に一部の再利用糖液を注入し、糖液調合槽21から処理槽に注入糖液を注入するため、両槽11,21には第1の循環用配管1が接続されている。糖液調合槽21には、さらに、希釈水を注入するための配管3が接続されている。
そして、糖液濃縮装置30は、処理槽11から排出された一部(糖液調合槽21に注入されなかった残り)の再利用糖液を貯留する糖液濃縮槽31を備え、この一部の再利用糖液を加熱することによって水分を蒸発させる加熱機能を備えている。再利用糖液は、水分が蒸発することによって所定濃度の糖液(以下、「濃縮糖液」という。)に濃縮される。
そして、糖液混合装置40は、前記濃縮糖液と新たな所定濃度の糖液(以下、「新規糖液」という。)とを混合する糖液混合槽41を備えている。濃縮糖液の液量は、処理槽に注入する糖液の液量として不足しているため、糖液混合槽41には、濃縮糖液と新規糖液とを混合した糖液(以下、「追加糖液」という。)が貯留される。この追加糖液は、所定の濃度で、処理槽に注入する液量で貯留される。
そして、処理槽11から糖液濃縮槽31に一部の再利用糖液を注入し、糖液濃縮槽31から糖液混合槽41に(濃縮)糖液を注入し、糖液混合槽41から処理槽に追加糖液を注入する第2の循環用配管2が各槽11,31,41に接続されている。糖液混合槽41には、さらに、新規糖液を注入するための配管4が接続されている。
ここで、このような装置10,20,30,40を使用して、食品原料に味付けする食品の調味方法について説明する。
食品原料がトレー又はケージによって処理槽11内に装填された後、一定の濃度に調合された注入糖液が、第1の循環用配管1によって処理槽11内に注入される。処理槽11内に装填されている食品原料は、注入糖液によって完全に浸漬された状態となる。濃度が追加糖液よりも低い注入糖液に食品原料が浸漬されることにより、食品原料は脱水して収縮することがない。
次に、追加糖液が第2の循環用配管2によって処理槽11内に注入される。したがって、処理槽11内には、注入糖液と追加糖液とが混入した所定濃度の処理糖液が貯留される。追加糖液は、処理槽11内の糖液の糖度が任意の濃度カーブに追従するように追加される。したがって、処理槽11内の処理糖液は、最適の濃度に調整される。
そして、この最適の濃度に調整された糖液の一部が食品原料に吸収され、食品原料は、糖液の濃度に味付けされる。また、食品原料に吸収されなかった残りの処理糖液は、再利用糖液として処理糖液の糖度のまま第1の循環用配管1と第2の循環用配管2とに分流し、糖液調合槽21と糖液濃縮槽31とに配分される。
糖液調合槽21に注入された再利用糖液は、希釈水が注入されることで、一定濃度の調合糖液に希釈化される。この調合糖液は、注入糖液として、第1の循環用配管1によって処理槽11に注入される。
他方、糖液濃縮槽31に注入された再利用糖液は、加熱されることで蒸発水が発生し、高濃度の濃縮糖液に濃縮される。この濃縮糖液は、第2の循環用配管2によって糖液混合槽41に注入される。糖液混合槽41には、高濃度の新規糖液が補給されることで所定濃度の追加糖液が貯留される。
糖液混合槽41に補給する新規糖液の液量や濃度を調整することにより、追加糖液の糖度を変更することができる。例えば、糖度が濃縮糖液よりも高い新規糖液が糖液混合槽41に補給され、あるいは高濃度の新規糖液を増量することにより、追加糖液をさらに高濃度にすることができる。逆に、糖度が濃縮糖液よりも低い新規糖液が糖液混合槽41に注入されることにより、追加糖液を低濃度にすることができる。
このようにして、処理槽11に注入する注入糖液の糖度は一定としながら、追加糖液の液量を調整することで、処理槽11内の糖液の糖度を容易に調整することができる。したがって、この食品の調味方法では、食品の品種に応じて、また、目指す品質に応じて食品原料に味付けすることができる。
しかも、処理槽11に貯留する糖液の濃度変更は、追加糖液の濃度を変更することによって行い、加熱することで濃度を変更しないため、処理槽11に貯留する糖液の濃度の調整を短時間で行うことができる。
また、従来の処理装置10は、処理槽11に貯留された糖液を加熱するため、強力な蒸発能力が要求され、また、濃度カーブを任意に設定することができなかった。
しかし、本発明で使用する糖液濃縮装置30は、処理装置10と別体とされ、味付けされた食品を処理槽11から取り出し、次の食品を処理槽11内の糖液に浸漬する作業中において、糖液濃縮槽31内に注入された再利用糖液を濃縮すればよいため、濃縮時間の短縮化を図るための強力な蒸発能力が要求されず、また、追加糖液の追加量を時間ごとに加減することで、処理糖液の濃度勾配、すなわち、濃度カーブを上昇させる方向に任意に設定することができる。
さらに、本願発明で使用する処理装置10は、加熱機能のない安価な処理槽11を備えているため、複数の処理槽11を使用してもイニシャルコストやランニングコストなどがアップせず、複数の処理槽11によって並行して食品原料を調味することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく種々変更することができる。例えば、糖液濃縮装置30を備えず、処理槽11から排出された再利用糖液を糖液混合槽41に注入し、糖液混合槽41において追加糖液の濃度を調整するようにしてもよい。また、処理糖液の濃度や食品原料の種類によっては、処理槽11内に注入糖液を注入した後、追加糖液を注入するのではなく、注入糖液と追加糖液を同時に処理槽11内に注入してもよい。
図1に示した装置を使用して煮豆を調味する具体例について説明する。処理槽11内に168kgの水煮豆(含有水分は100kg)を装填した後、処理槽11内に1000kgの注入糖液を注入し、その後、433kgの追加糖液とを注入する。処理槽11内の水分の総重量は、(100+1000+433=)1533kgとなる。
また、水煮豆の糖度は0Bx、注入糖液の糖度は20Bx、追加糖液の糖度は60Bxとされ、処理槽11内の処理糖液の糖度は32Bx(≒(1000kg×20Bx+433×60)÷1433)となっている。そして、処理槽11内の水煮豆は、処理糖液を吸収することで、糖分が30Bxの煮豆となる。具体的には、水煮豆は、23kgの含有水分が処理糖液中に析出し、残りの77kgの水分中に33kgの処理糖液が混じることで、糖度が30Bx(33÷(33+77)×100)となる。
また、水煮豆から析出した23kgの水分と、水煮豆に吸収されなかった残りの(1433−33=)1400kgの処理糖液とが合わさった1423kgが30Bxの再利用糖液となる。換言すれば、20Bxの注入糖液を1000kg、処理槽11に注入したときに、再利用糖液が30Bxとなるように60Bxの追加糖液を433kg、処理槽11に注入する。
処理槽11内の1423kgの再利用糖液は、667kgの希釈用糖液と、756kgの濃縮用糖液とに配分される(667+756=1423)。667kgの希釈用糖液は、第1の循環用配管1によって糖液調合槽21に注入される。糖液調合槽21には、333kgの希釈水が注入される。したがって、糖液調合槽21には、(667+333=)1000kgの調合糖液が20Bxに希釈されて貯留される。この調合糖液は、注入糖液として、第1の循環用配管1によって処理槽11に注入される。
他方、756kgの濃縮用糖液は、第2の循環用配管2によって糖液濃縮槽31に注入され、加熱されることで、糖度が60Bxの濃縮糖液に濃縮される。この濃縮によって、378kgの蒸発水が発生し、濃縮糖液は、(756−383=)378kgとなり、第2の循環用配管2によって、糖液混合槽41に注入される。
糖液混合槽41には、60Bxの新規糖液が55kg、補給される。したがって、糖液混合槽41には、60Bxの追加糖液が433kg(=378+55)貯留される。この追加糖液は、第2の循環用配管2によって処理槽11に注入される。
このようにして、処理槽11には、20Bxの注入糖液が1000kgと、60Bxの追加糖液が433kgとが注入され、30Bxの処理糖液が1433kg貯留される。そして、処理槽11内の水煮豆は、30Bxの糖液に浸漬されることで、30Bxの糖度に味付けられる。このようにして、水煮豆の味付けは、再利用糖液を繰り返して使用することで行われる。
なお、前記糖度や各種の重量は一例であることはいうまでもない。すなわち、黒豆でなく金時豆を調理するなど、処理槽11に貯留する糖液の糖度を変更するときは、糖液混合槽41に補給する新規糖液の糖度を変更したり補給量を変更したりする。変更された糖度の糖液に食品原料が浸漬されることで、食品減量は目指す品質に味付けされる。
11…処理槽
21…糖液調合槽
31…糖液濃縮槽
41…糖液混合槽

Claims (4)

  1. 食品原料に調味液を吸収させることによって味付けし、食品原料に吸収されなかった調味液を、次に処理する食品原料用として再利用する食品の調味方法であって、
    前記食品原料に吸収されなかった調味液を2系統に配分し、一方の調味液を一定の濃度に希釈し、他方の調味液を任意の濃度に濃縮し、所定濃度となるように両調味液を混合し、該所定濃度の調味液を次の処理に使用することを特徴とする食品の調味方法。
  2. 前記濃縮した調味液は、前記再利用する調味液を濃縮した調味液と、別途、任意の濃度に調整された調味液とを混合することにより、任意の濃度に調整されていることを特徴とする請求項1に記載の食品の調味方法。
  3. 前記希釈した調味液は、再利用する調味液に希釈水を混合することにより、所定濃度、かつ、所定液量とさていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食品の調味方法。
  4. 処理槽内に食品原料を装填し、前記希釈された調味液を処理槽内に注入し、その後、濃縮された調味液を処理槽内に注入することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の食品の調味方法。
JP2012141224A 2012-06-22 2012-06-22 食品の調味方法 Expired - Fee Related JP5579788B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012141224A JP5579788B2 (ja) 2012-06-22 2012-06-22 食品の調味方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012141224A JP5579788B2 (ja) 2012-06-22 2012-06-22 食品の調味方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014003935A JP2014003935A (ja) 2014-01-16
JP5579788B2 true JP5579788B2 (ja) 2014-08-27

Family

ID=50102314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012141224A Expired - Fee Related JP5579788B2 (ja) 2012-06-22 2012-06-22 食品の調味方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5579788B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54140743A (en) * 1978-04-24 1979-11-01 Ebara Mfg Production of glucose solution with various concentration
JPS5811984B2 (ja) * 1979-09-11 1983-03-05 株式会社 日阪製作所 糖液等のたれ液循環濃縮浸漬装置
JPS6052798B2 (ja) * 1983-04-08 1985-11-21 株式会社日阪製作所 さきいかの製造方法
JP3352133B2 (ja) * 1993-01-18 2002-12-03 株式会社日阪製作所 回転式連続浸漬釜及び回転式連続浸漬方法
JP3139989B2 (ja) * 1998-03-09 2001-03-05 小野食品興業株式会社 加熱調理殺菌装置
JP3579637B2 (ja) * 2000-07-25 2004-10-20 誠 奥村 冷凍濃縮を使用した浅漬けの製造方法
JP2010264349A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Oikosu:Kk 塩水リサイクルシステム、およびそれを利用する塩分リサイクル方法
JP5119311B2 (ja) * 2010-11-01 2013-01-16 梶原工業株式会社 被加工物固さの測定方法及び測定装置、浸漬加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014003935A (ja) 2014-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5579788B2 (ja) 食品の調味方法
CN107259334A (zh) 油炸面条的制造方法以及速食杯面
PH12020550624A1 (en) Process for treating flax seeds to enhance their value as food
CN102940087A (zh) 一种奶油夹心巧克力及其制备工艺
NZ240327A (en) Batch cooking; scrambled eggs; apparatus; steam injected from within a mixture of egg, water and starch
Thorarinsdottir et al. The effects of presalting methods from injection to pickling, on the yields of heavily salted cod (Gadus morhua)
KR101956092B1 (ko) 취반 방법 및 쌀밥
KR101721886B1 (ko) 망고코코넛 잼 제조방법 및 이에 의해 제조되는 망고코코넛 잼
CN104334058A (zh) 用于蒸煮食物的装置
JPS619268A (ja) 即席かき卵の製造方法
CN104146231B (zh) 面制品用调味料及其制备方法
CN104872755A (zh) 一种补锌饮料
JP4324482B2 (ja) 微細発泡米の加工方法及び装置
US245996A (en) Wobthy
CN105661360A (zh) 一种五香低盐咸蛋速成加工技术
Liu et al. Effects of Osmotic Dehydration Vacuum-Microwave Drying on the Properties of Tilapia Fillets.
US11629317B2 (en) System and method for the rapid aging of a distilled ethyl alcohol with RF energy and wood material supporting platform
JP2016182068A (ja) 麺線の熱風乾燥方法
JP5988925B2 (ja) 煮豚の製造方法およびその製造装置
CN106889195A (zh) 一种咸奶油及其制作方法
JP5982032B2 (ja) 炊飯油を用いる炊飯方法
CA2775526C (en) Apparatus and method of preparing beverages
Kind Aspen_Annual_Report_2017-18B_Content. indd
RU2021102354A (ru) Жидкий забеливатель
RU2594784C1 (ru) Способ получения хлебного кваса

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5579788

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees