JP5573922B2 - 電池用電極の製造方法 - Google Patents
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Description
(構成)
本発明は、集電体と、前記集電体の表面に形成された、活物質を含む活物質層と、を有する電池用電極であって、前記活物質層において、比較的密度の小さい低密度領域と、比較的密度の大きい高密度領域とが存在することを特徴とする、電池用電極である。
集電体2は、アルミニウム箔、ニッケル箔、銅箔、ステンレス(SUS)箔など、導電性の材料から構成される。集電体の一般的な厚さは、1〜30μmである。ただし、この範囲を外れる厚さの集電体を用いてもよい。
集電体2上には、活物質層3が形成される。活物質層3は、充放電反応の中心を担う活物質を含む層である。本発明の電極が正極として用いられる場合、活物質層は正極活物質を含む。一方、本発明の電極が負極として用いられる場合、活物質層は負極活物質を含む。
本発明の電池用電極の製造方法は特に制限されず、電池用電極の製造分野において従来公知の知見を適宜参照することにより、本発明の電極は製造されうる。以下、図1に示すようにLD領域とHD領域とで厚さの異なる活物質層を有する電極(1)と、図4に示すようにLD領域とHD領域とで厚さが略同一の活物質層を有する電極(2)とに分けて、その製造方法を簡単に説明する。
集電体の表面に塗布することにより、塗膜を形成し、さらに、所望の溝を有する金型を用
いて塗膜をパターニングすることにより、作製されうる。以下、かような製造方法を工程
順に詳細に説明する。
第2実施形態では、上記の第1実施形態の電池用電極を用いて、電池を構成する。
電解質層17を構成する電解質としては、液体電解質またはポリマー電解質が用いられうる。
バイポーラ電池10においては、通常、各単電池層19の周囲に絶縁層31が設けられる。この絶縁層31は、電池内で隣り合う集電体11同士が接触したり、電池要素21における単電池層19の端部の僅かな不ぞろいなどによる短絡が起きたりするのを防止する目的で設けられる。かような絶縁層31の設置により、長期間の信頼性および安全性が確保され、高品質のバイポーラ電池10が提供されうる。
バイポーラ電池10においては、電池外部に電流を取り出す目的で、最外層集電体(11a、11b)に電気的に接続されたタブ(正極タブ25および負極タブ27)が外装であるラミネートシート29の外部に取り出される。具体的には、正極用最外層集電体11aに電気的に接続された正極タブ25と、負極用最外層集電体11bに電気的に接続された負極タブ27とが、ラミネートシート29の外部に取り出される。
バイポーラ電池10においては、使用時の外部からの衝撃や環境劣化を防止するために、電池要素21は、好ましくはラミネートシート29などの外装内に収容される。外装としては特に制限されず、従来公知の外装が用いられうる。自動車の熱源から効率よく熱を伝え、電池内部を迅速に電池動作温度まで加熱しうる点で、好ましくは、熱伝導性に優れた高分子−金属複合ラミネートシート等が用いられうる。
第3実施形態では、上記の第2実施形態のバイポーラ電池を複数個、並列および/または直列に接続して、組電池を構成する。
第4実施形態では、上記の第2実施形態のバイポーラ電池10、または第3実施形態の組電池40をモータ駆動用電源として搭載して、輸送機関を構成する。バイポーラ電池10または組電池40をモータ用電源として用いる輸送機関としては、例えば、ガソリンを用いない完全電気自動車、シリーズハイブリッド自動車やパラレルハイブリッド自動車などのハイブリッド自動車、および燃料電池自動車などの、車輪をモータによって駆動する自動車のほか、列車、二輪車、船舶、航空機などが挙げられる。
<正極の作製>
正極活物質であるスピネル型マンガン酸リチウム(LiMn2O4)(平均粒子径:1μm)(85質量部)、導電助剤であるアセチレンブラック(10質量部)、およびバインダであるポリフッ化ビニリデン(PVdF)(5質量部)を混合し、次いでスラリー粘度調整溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を適量添加して、正極活物質スラリーを調製した。
負極活物質であるグラファイト(平均粒子径:1μm)(90質量部)、およびバインダであるポリフッ化ビニリデン(PVdF)(10質量部)を混合し、次いでスラリー粘度調整溶媒であるN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を適量添加して、負極活物質スラリーを調製した。
金型として、ニッケル箔(厚さ:200μm)の表面に、幅25μm×深さ25μmの帯状の溝が25μmおきに形成されてなるものを用いたこと以外は、上記の実施例1と同様の手法により、試験用セルを作製した。なお、実施例1と同様に、得られた電極の厚さを測定したところ、溝部(高密度領域)の厚さは17μmであり、溝が存在しない部位(低密度領域)の厚さは28μmであった。
上記の実施例1と同様に、各電極の集電体上に、活物質層の塗膜を形成し、これを乾燥させた。
金型を用いずにロールプレス機にかけたこと以外は、上記の実施例1と同様の手法により、各電極を作製した。得られた各電極の厚さを電子顕微鏡写真から測定したところ、20μmであった。
金型を用いずにロールプレス機にかけた後、再度ロールプレス機にかけたこと以外は、上記の実施例1と同様の手法により、各電極を作製した。得られた各電極の厚さを電子顕微鏡写真から測定したところ、17μmであった。
ロールプレス機にかけず、得られた塗膜をそのまま活物質層としたこと以外は、上記の実施例1と同様の手法により、各電極を作製した。得られた各電極の厚さを電子顕微鏡写真から測定したところ、28μmであった。
試験用セルの正極および負極として用いるために、上記の各実施例および各比較例で作製した正極および負極を、ポンチを用いてそれぞれ68mm角および70mm角に打ち抜いた。
上記の各実施例および比較例について、それぞれ10個ずつ同一の試験用セルを作製し、それぞれの試験用セルに対して、30mAの定電流にて10回充放電を行い、その際の放電容量を測定した。また、試験用セルの内部抵抗の指標として、1kHzの周波数での交流インピーダンスを測定した。
2 集電体、
3 活物質層、
4 活物質、
10 バイポーラ電池、
11 集電体、
11a、11b 最外層集電体、
13 正極活物質層、
15 負極活物質層、
17 電解質層、
19 単電池層、
21 電池要素、
25 正極タブ、
27 負極タブ、
29 ラミネートシート、
31 絶縁層、
33 正極集電体、
35 負極集電体、
40 組電池、
42、43 電極ターミナル、
50 自動車、
60 バイポーラ型でないリチウムイオン二次電池、
HD 高密度(HD)領域、
LD 低密度(LD)領域。
Claims (4)
- 活物質を含む活物質スラリーを調製する活物質スラリー調製工程と、
集電体を準備する集電体準備工程と、
前記集電体の表面に前記活物質スラリーを塗布して、薄い塗膜を形成する薄膜形成工程と、
前記塗膜の表面のうち、比較的密度の大きい高密度領域とする箇所に前記活物質スラリーを塗布して、厚い塗膜を形成する厚膜形成工程と、
塗膜の全体に対しプレス処理するプレス工程と、を有し、
前記厚膜形成工程において、前記高密度領域とする箇所と、前記高密度領域とする箇所以外の箇所とが、規則的かつ周期的に存在するように、前記高密度領域とする箇所に前記活物質スラリーを塗布することを特徴とする、電池用電極の製造方法。 - 前記厚膜形成工程において、スプレー噴霧またはインクジェット方式を用いて、前記高密度領域とする箇所に前記活物質スラリーを塗布することを特徴とする請求項1に記載の電池用電極の製造方法。
- 前記厚膜形成工程において、前記高密度領域とする箇所および/または前記高密度領域とする箇所以外の箇所が、電極の厚さ方向から見て点在、線状または網状に存在するように、前記高密度領域とする箇所に前記活物質スラリーを塗布することを特徴とする請求項1または2に記載の電池用電極の製造方法。
- 前記薄膜形成工程において、活物質スラリーを塗布し、さらに乾燥して、薄い塗膜を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池用電極の製造方法。
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