JP5571060B2 - 家具に可動状態で支持されている可動家具部のためのロック式放出装置 - Google Patents

家具に可動状態で支持されている可動家具部のためのロック式放出装置 Download PDF

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Description

本発明は、家具に可動に支持されている可動家具部のためのロック式放出装置に関する
この放出装置は、可動家具部をその閉端位置において制動する固定装置と、可動家具部
を閉端位置から開位置へと移動させる少なくとも1つの放出要素とを含んでいる。この固
定装置は、連結されており、それぞれの係合要素のためにそれぞれ受領要素を有している
少なくとも2つのロック具を有している。
このような放出装置は、例えばオーストリア実用新案AT8882U1において開示さ
れている。そこで開示されている放出装置では、2つのロック具が抽出しの後端に設置さ
れており、それらはトーションバーによって連結されている。この場合、家具の奥行き方
向に必要とされる追加スペースは、不都合であることが判明している。さらに、トーショ
ンバーによる2つのロック具の連結は、前部パネルを傾斜姿勢とする傾向がある。
このような従来技術の現状に鑑み、本発明の目的は、これらの弱点を克服し、容易な維
持管理をおよび調節を可能にするロック(係留)可能な放出装置の提供である。
本発明によれば、少なくとも2つのロック具が同期機構によって作動的に接続されてお
り、その同期機構がそれぞれ異なるロック具に関係した少なくとも2つの連結要素と、少
なくとも1つの同期具とを有しており、これら連結要素が同期具によって可動に連結され
ていれば、前述の目的は達成される。
これらロック具に接続された2つの連結要素と、これら2つの連結要素を可動に連結す
る同期具とを有した同期機構による2つのロック具の連結によって前部パネルの傾斜姿勢
を確実に防止することができる。
この点に関して、本発明の構造的に単純な形態では、少なくとも2つの連結要素が同期
具によって逆関係状態で可動に連結されており、もし同期具が、その上に同期要素を回転
式に不動状態で支持する基部要素を有するなら、2つのロック具の無遊び連結にとって望
ましい。
本発明の別の実施態様では、基部要素は、少なくとも2部材構造であり、主要素と仲介
要素とを有している。同期要素は、仲介要素上で回転式に支持されており、2部材または
同期具が不動状態での取り付けによって固定されるリスクが回避される。
特に好適な安定タイプの実施態様では、同期要素は、歯車であり、同期具は、2つのラ
ックを有している。これらラックは、基部要素上で並進運動するように搭載されており、
同期要素と両側で係合し、連結要素に1端部でそれぞれ接続される。
別の実施態様においては、同期要素は、ダブルアームレバーであり、それぞれの連結要
素に2端部で接続される。
同期要素の特性には関係なく、本発明の別の実施態様では、それぞれ異なるロック要素
と関係する少なくとも2つの連結要素が牽引力及び/又は押出力を提供するように設計さ
れている。この点に関して望ましくは、連結要素は、撓み剛性及び/又は捩れ剛性のもの
であり、このため、連結要素は、棒状または管状であることが望ましい。
本発明の別の実施態様では、固定装置と同期機構が可動家具部に設置され、係合要素は
、家具に不動状態で設置される。特に取り付けが簡単で維持が容易な装置では、固定装置
と同期機構が可動家具部の下側で、好適には可動家具部の前部パネル領域に設置される。
前部パネルと家具枠体との間に残っているギャップであって、放出装置がタッチラッチ
式である状況に合わせた始動のための移動距離に実質的に対応する前部ギャップを調節す
るため、本発明の別の実施態様では、連結されたロック具の受領要素の係合要素に対する
相対位置は、回転運動を並進運動に変換するように設計されている少なくとも1つの変位
装置によって家具の奥行き方向に対して直線的に可変である。好適には、各ロック具は、
受領要素のための変位装置を有している。
この点に関して、もし基部に対して直線的可動に支持された状態で、その上に受領要素
が設置されたスライド部を少なくとも1つのロック具が含んでいれば構造的に単純化でき
る。受領要素の相対位置を変更する変位装置は、スライド部に対して直接的に作用する形
態と構成である。言い換えると、設置者またはユーザは、作動要素を回転させることで工
具を使用せずに前部ギャップを容易に調節できる。
もし、少なくとも1つのロック具が、好適には回転式に支持された受領要素を係合要素
の制動位置において解放可能に固定する阻止機構を有しており、放出装置のロック(係留
)が、少数の部材で可能である特にコンパクトな形態を提供する受領要素のための阻止機
構によって提供されるなら、本発明による装置の安定性と使用寿命に好ましい影響を及ぼ
すことは明らかである。
ユーザによる誤操作による損傷を回避するため、本発明の別の実施態様では、少なくと
も1つのロック具は、係合要素の制動位置にて阻止機構によって受領要素が固定されてい
ても可動家具部の無損傷開動作を可能にする可動状態で連結された少なくとも2部材を含
んだ過重負荷時安全機構を有する。
本発明の別の実施態様では、過重負荷時安全機構は、互いに回転式に接続されており、
第1端位置と第2端位置との間で回動する2部材を有している。それらの間では、保持装
置が作動し、回転式に接続されたそれら2部材を解放可能に保持するか、第1端位置に戻
す。
この点で、少数の部材を有した技術的に単純な形態にするには、受領要素が基部要素と
、基部要素に可動に接続されたロック要素とを有していれば有利である。阻止機構は、基
部要素に対して作用し、可動に連結されている過重負荷時安全機構の少なくとも2部材は
、受領要素の基部要素とロック要素である。
本発明の概念の活用は、可動家具部の片側のみに、阻止機構、過重負荷時安全機構およ
び変位装置を有したロック具が提供されていても可能ではあるが、本発明の1好適実施態
様では、各ロック具は、阻止機構、過重負荷時安全機構および変位装置を含む。
本発明の別の実施態様では、放出装置または放出要素がロック具に設置できる。
放出装置または放出要素が可動家具部または家具の固定装置とは、別々に設置されてい
れば単純構造で安定する。放出装置または放出要素が可動家具部である抽出しのガイドシ
ステムに設置されていれば(好適には家具枠体上に設置されていれば)特に有利である。
本発明は、さらに請求項1から25のいずれかに記載のロック可能な放出装置を有した
家具にも関係する。
本発明のさらなる利点と詳細は、添付図面で図示されているいくつかの実施例を利用し
て以下で詳細に説明する。
図1は、可動に支持されている可動家具部を有した家具を図示する。 図2aは、本発明の1実施例に従った、家具の奥行き方向に変位できるように搭載された受領要素を図示する。 図2bは、本発明の1実施例に従った、家具の奥行き方向に変位できるように搭載された受領要素を図示する。 図3は、可動家具部のガイドシステムの家具枠体レールを図示する。 図4は、放出装置の分解図を図示する。 図5は、係合要素の1実施例を図示する。 図6は、第1実施例による、2つの相互に連結されたロック具を含んだ固定装置を備えた可動家具部の下側の斜視図である。 図7aは、可動家具部の異なる位置にある図6の実施例の平面図である。 図7bは、可動家具部の異なる位置にある図6の実施例の平面図である。 図8は、第2実施例による、同期機構によって連結され、過重負荷時安全機構を有した2つのロック具を備えた固定装置を有した可動家具部の下側の斜視図である。 図9aは、異なる位置にある図8の実施例の可動家具部の下側を図示する。 図9bは、異なる位置にある図8の実施例の可動家具部の下側を図示する。 図10は、第1実施例に従った同期具の斜視図である。 図11aは、図10の実施例の平面図である。 図11bは、図10の実施例の平面図である。 図12は、別の実施例による同期具の斜視図である。 図13は、図12の実施例の分解図である。 図14abは、異なる位置にある図12の実施例の平面図である。 図14bは、異なる位置にある図12の実施例の平面図である。 図15は、第2実施例に従った、同期機構によって連結され、過重負荷時安全機構を有した2つのロック具を含んだ固定装置を有した可動家具部の下側の斜視図である。 図16aは、別の実施例による同期具の斜視図である。 図16bは、別の実施例による同期具の斜視図である。 図17aは、別の実施例に従った、同期機構によって連結されている2つのロック具を含む固定装置の上方斜視図である。 図17bは、別の実施例に従った、同期機構によって連結されている2つのロック具を含む固定装置の下方斜視図である。 図18は、図17aと図17bで示す実施例のロック具の分解図である。 図19aは、別の実施例による、2部材で成る受領要素と過重負荷時安全機構とを有したロック具の分解図である。 図19bは、別の実施例による、2部材で成る受領要素と過重負荷時安全機構とを有したロック具の斜視図である。 図20aは、図19aと図19bで図示されているロック具を備えた本発明の別の実施例の一部を図示する。 図20bは、図19aと図19bで図示されているロック具を備えた本発明の別の実施例の一部を図示する。 図21aは、別の実施例による過重負荷時安全機構を有した受領要素の斜視図と分解図である。 図21bは、別の実施例による過重負荷時安全機構を有した受領要素の斜視図と分解図である。 図22aは、別の実施例による、異なる位置にある図21aの実施例の平面図である。 図22bは、別の実施例による、異なる位置にある図21aの実施例の平面図である。 図23aは、別の実施例による、過重負荷時安全機構を備えた受領要素を図示する。 図23bは、別の実施例による、過重負荷時安全機構を備えた受領要素を図示する。 図24aは、異なる位置にある図23aの実施例の平面図である。 図24bは、異なる位置にある図23aの実施例の平面図である。 図25は、別の実施例による、過重負荷時安全機構を備えた受領要素を図示する。 図26aは、異なる位置にある図25の実施例の平面図である。 図26bは、異なる位置にある図25の実施例の平面図である。 図27は、図26aのC部分の拡大詳細図である。 図28は、図25の受領要素の別位置を図示する。 図29aは、通常開操作時におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図29bは、通常開操作時におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図29cは、通常開操作時におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図29dは、通常開操作時におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30aは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30bは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30cは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30dは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30eは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30fは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。 図30gは、ユーザによる適切な操作後におけるロック具の受領要素の異なる位置を図示する。
図1は、可動状態で支持されている可動家具部2を有した家具を図示する。この場合、
抽出しである可動家具部2の開動作は、タッチラッチ機構によって提供される。すなわち
、ユーザは、無把持部(取っ手)形態の前部パネル3に対して力を作用させることで可動
家具部2を家具1の奥行き方向(閉方向SR)に所定の距離だけ閉端位置Eから押し込む
。その結果、放出装置18(図3、4)のロックは、解除され、可動家具部2は、放出装置によって家具の外側の開位置にまで延び出る。
図2aと図2bは、家具1で可動状態に支持されている可動家具部2の下側を図示して
いる。この場合、可動家具部2は、家具1の枠体4に固定的に設置されている枠体レール
13の抽出しレール23により可動に導かれる。前部パネル3の領域で、可動家具部2の
下側25には、閉端位置Eにて可動家具部2を制動(係止)するための固定装置5が提供
されている。固定装置5は、受領要素7を有するロック具6を含む。受領要素7は、少な
くともその閉端位置Eで枠体レール13に静止状態で設置されている係合要素8と係合す
る。
図2aと図2bで示す実施例においては、可動家具部2の閉端位置Eの前部パネル3と
家具枠体4との間のスペースに対応して前部ギャップFを変動させるため、すなわち、タ
ッチラッチ機構のための解除距離を変動させるために、係合要素8の受領要素7がロック
具6の基部11で直線移動式に支持されたスライド部10の上に設置される。ロック具6
は、変位装置9を有しており、それによって係合要素8に対する受領要素7の相対位置は
、家具1の奥行き方向で可変となる。
変位装置9は、回転運動を並進運動に変換するように設計されており、この目的で、回
転式に支持されている作動要素12を有している。その回転軸fは、ロック具6の主平面
と実質的に直交する。この実施例では、作動要素12は、直線移動可能に支持されている
スライド部10に対して直接的に作用する。
前部パネル3と家具枠体4との間に前部ギャップFを有し、スライド部10とロック具
6の基部11との間にスペースAを有した図2aで示す位置からの係合要素8に対する受
領要素7の相対位置は、変位装置9の作動要素12を回転させることで変更できる。その
結果、図2bで示すように大きくなった前部ギャップF’と、小さくなった空間A’とが
得られる。係合要素8に対する受領要素7の相対位置の変動は、両方向で実行され、前部
ギャップF、F’は、スペースA、A’と反比例する。すなわち前部ギャップF、F’は
、大きくなり、スライド部10と基部11との間のスペースA、A’は、その分だけ減少
する。この反対も起きる。固定装置5のこの有利な形態と、前部パネル3の領域における
可動家具部2の下側25の構成によって、工具なしでユーザは、容易に前部ギャップF、
F’を調節でき、閉端位置Eでの可動家具部2の位置を変更できる。
家具枠体4に設置された、あるいは設置される枠体レール13が図3に図示されている
。枠体レール13の前部端部には、係合要素8が設置され、後端部には、放出装置18が
設置されている。枠体レール13は、係合要素8が家具の前部領域に存在するように家具
1に取り付けられている。
図4は、放出装置18の分解図である。図示の例では、放出装置18は、2部分で成る
ハウジング21、21’を有する。その中で作用力保存手段19から作用を受け、その上
に提供されたアバットメント22を有した放出要素20は、可動状態に支持されている。
この実施例では、放出装置18のロックは、係合要素8によって実行される。係合要素8
は、可動家具部2の閉端位置では、ロック具6の受領要素7によって制動される。放出装
置18の解除後、すなわち係合要素8がロック具6から解放後、作用力保存手段19は、
除荷され、放出要素20を移動させる。その移動は、アバットメント22によって抽出し
レール23に移されるか、直接的に可動家具部2に移される。
図5で示す係合要素8は、延伸部16の掛留ヘッド17によって枠体レール13に確実
にロック接続される板状の主要素14を有する。掛留ヘッド17とは、反対側である係合
要素8の端部で、板状の主要素14には、ピン15が設置される。ピン15の軸Lは、主
要素14の主要面に対して直角に延びる。可動家具部2の閉端位置Eでは、係合要素8は
、ロック具6の受領要素7とピン15により係合し、可動家具部2は、閉端位置Eで制動
され、放出装置18は、ロックされる。
図6は、可動家具部2の下側を図示する。この例の場合、可動家具部2は、抽出しであ
り、固定装置5は、前部パネル3の領域で下側25に設置されている。固定装置5は、同
期機構24によって連結された2つのロック具6を有している。これら2つのロック具6
は、それぞれ受領要素7を有している。受領要素7は、それぞれ、2本の枠体レール13
上に設置された係合要素8と係合する。この例の場合、可動家具部2は、枠体レール13
の抽出しレール23により可動状態に支持されている。
図7aと図7bは、図6の実施例を可動家具部2の2つの異なる位置で図示する。この
例の場合、図7aは、閉端位置Eでの可動家具部2を示し、ロック具6の2つの受領要素
7は、枠体レール13上で係合要素8と係合する。同期機構24によるロック具6の連結
は、連結要素26によって実行される。連結要素26は、図示の例では、棒状であり、そ
の一端は、受領要素7に回転式に接続されており、他端は、同期具27に回動式に接続さ
れている。
図7aで示す閉端位置Eから、前部パネル3に対して作用力を働かせて可動家具2を家
具枠体4内(閉方向SR)に押し入れると、阻止機構31(図7b)は、解除され、受領要素7と係合要素8との間のロック作用は、除去され、受領要素7は、係合要素8を制動する図7aで示す第位置sから、放出装置18で係合要素8を解放する図7bの第2位置sに回動される。
同期機構24による可動家具部2の両側に設置された2つのロック具6の連結によって
、ロック作用の排除と放出装置の始動とが実質同時的に実現する。この作用は、ユーザが
可動家具部2の閉方向SRに必要な始動力を適用する前部パネル3の位置とは無関係であ
る。
この目的を達成するために同期機構24は、同期具27を有する。ロック具6の受領要
素7は、互いに逆方向関係で移動するように連結された連結要素26によって同期具27に連結されている。
図7aと図7bにおいて図示されている実施例では、阻止機構31の解除後に、右側で
示される受領要素7は、可動家具部2の延伸移動によって右側に回動し、連結要素26に
よって同期具27のラック30を右方向に引っ張る。同期具27の第2ラック30は、図
示の例では、歯車である同期要素29によって図の左側に移動される。図の左側で示され
る連結要素26は、反対に右から左に移動し、左側の受領要素7は、左側に回動する。よ
って反対動作するように連結されている図示の実施例は、動作方向を反転させ、引張力と
押込力とを反転させる。
図8は、別の実施例を示す。ここでは、ロック具6は、さらに過重負荷時安全機構32
を有する。これは、受領要素7が阻止機構31によって係合要素8を制動する第2位置s
において固定されていても可動家具部2の安全な開放を保証する。
この目的を達成するため図9aで示すように、受領要素7は、2部分構造であり、基部
要素43とロック要素44とは、回動式に連結されており、阻止機構31は、基部要素4
3に対して作用する。この実施例の受領要素7の基部要素43とロック要素44は、過重
負荷時安全機構32の2部分を形成する。それらは、回動式に連結されており、第1端位
置と第2端位置との間で回動できる。保持装置33は、基部要素43とロック要素44と
の間で作動する。過重負荷時安全機構32の作動形態は、図30aから図30gを利用し
て以下でさらに詳細に説明する。
図9aと図9bで示す位置にて、可動家具部2の開放は、閉方向SR(図9a)に前部
パネル3に対して始動力を適用することで実行できる。これで阻止機構31は、解除され
、過重負荷時安全機構32の起動は、不要である。他の点では、図9aと図9bの実施例
は、図7aと図7bの実施例に対応する。この理由で細部の説明を省略する。
同期具27の第1好適実施例は、図10の斜視図にて図示する。同期具27は、基部要
素28を含み、同期要素29は、そこで回動式に支持されている。図示の実施例では、同
期要素29は、歯車で形成されており、2つのラック30が、その中に係合する同期要素
29の両側にて基部要素28のガイド軌道で平行移動するように支持されている。
図11aと図11bは、図10の同期具27の2つの異なる位置の平面図である。図1
1aの位置で開始し、ロック具6の受領要素7の回動によって2つのラック30は、両方
向に押圧または引張される(図11b)。ここで、ラック30の反対方向移動は、回動す
る同期要素29に連結されて同期関係となる。
同期具27を可動家具部2に固定するために基部要素28は、図示の実施例では、スロ
ット形態である開口部34を有する。同期具27は、ラック30の外側端部に提供された
受領開口部35によって連結要素26に接続されている。
同期具27の別の実施例が図12から図14bで図示されている。図12の斜視図で図
示されている同期具は、図10の実施例のものとは異なる。すなわち基部要素28は、2
部分構造である。図12の実施例の分解図を図示する図13で見られるように、基部要素
28は、主要素41と仲介要素42とを有しており、同期要素29と2つのラック30は
、その仲介要素42上に設置されている。
この実施例では、主要素41は、固定手段36を受領するための2つの貫通開口部39
を有している。これで主要素41は、可動家具部2に固定される。主要素41上に設置さ
れている受領要素40は、主要素41に仲介要素42を固定する。この目的でスロット3
4が仲介要素42上に提供される。図示の実施例では、仲介要素42の主要素41への固
定は、ガイドピン38と固定要素37によって実行される。
この構造は、ラック30あるいは、連結要素26が基部要素28の可動家具部2の下側
、例えば抽出しの底部へのネジ留めによる応力を回避させる。基部28の2部分構造のお
かげで、最初の段階では、主要素41は、可動家具部2の下側25に搭載できる。この場
合、仲介要素42を制動するために締付ネジである固定要素37がまず解除され、その締
め付けは、同期具27が可動家具部2へ搭載された後になる。これで同期具27の実質的
に無応力搭載が可能になる。
図14aと図14bは、図12の同期具27の2つの異なる取付け位置を図示する。図
14bで示すように、主要素41と仲介要素42は、調和関係にあり、図14aで示すよ
うに仲介要素42は、主要素41に対して右側に移動される。
図15の実施例は、同期具27の形態において図9aの実施例とは異なる。特に図16
aと図16bで図示するように、この実施例では、同期要素29は、ダブルアームレバー
により形成されている。このレバーは、連結要素26へ接続するためにその両端部に受領
開口部35を有している。
一方、同期要素29は、基部要素28の上に回転式に搭載されている。前述の実施例と
同様に、受領要素7の動きは、連結要素26によって同期具27へと伝達されるが、この
実施例では、連結要素26は、同期要素29に直接的に接続されている。2つのラックと
車歯を利用する実施例の場合と同様に、この実施例でも2つの連結要素26がダブルアー
ムレバーである同期要素29によって逆関係で動作するように連結されている。
同期具27と2つの連結要素26とを有した同期機構24によって2つのロック具6は、
同期的に連結されている固定装置5が、図17aでは、上方から、図17bでは、下から
見たように図示されている。この場合、同期具27の同期要素29は、ダブルアームレバ
ーである。
図17aと図17bの実施例のロック具6は、図18で分解図により図示されている。
ロック具6は、基部11によって可動家具部2(図6)に固定されている。その中でスライド部10は、直線状に可動である。基部11に対するスライド部10の位置変動は、作動要素12を有した変位装置9によって実行される。作動要素12は、回転軸fの周囲を回転するように基部11に取り付けられている。その下側には、スライド部10方向に、スライド部10に搭載されたガイド手段47に作動式に接続された渦巻き状スライドガイド軌道(図示せず)が存在する。すなわち、作動要素12の回転は、スライド部10の直線的変位を引き起こす。
受領要素7は、回転軸dの周囲を回転するようにスライド部10に搭載されている。図
示の実施例では、受領要素7は、2部分構造であり、回動式に支持されている基部要素43と、基部要素43に回動式に接続されたロック要素44とを有している。同時に基部要素43とロック要素44は、過重負荷時安全機構32(図21a)の2つの回動式に接続された部分を形成し、引張バネである保持装置33により接続されている。
図示の実施例では、係合要素8を制動する位置sで受領要素7を制動する阻止機構3
(図7b)は、スライドガイド軌道45を含み、直線移動可能なスライド部10と、そこで回転式に支持され、バネ46(図18)により作用を受ける受領要素7との間で作動する。
ロック具6の別の実施例は、図19aの分解図と、図19bの斜視図で図示されている
。図19aと図19bの実施例は、図18の実施例とは異なる形状の部材を使用している
点でのみ異なる。ロック具6の作動モードは、前述実施例のものに対応する。その理由により、ここでは詳述しない。
図20aと図20bは、それぞれ可動家具部2に設置されている図19bで図示されて
いるロック具6を図示する。ここでロック具6は、係合要素8と係合しており、同期機構
24の一部である連結要素26によって、可動家具部2の反対側に設置された第2ロック
具6に連結されている。
この場合、変位装置9の作動要素12の回転によって、図20aで示される位置から、
前部ギャップF、またはスライド部10と基部11との間のスペースAは変化し、さらに
大きな前部ギャップF’またはさらに小さなスペースA’(図20b)となる。すなわち
、家具1の奥行き方向における家具枠体4内の可動家具部2の位置は、変位装置9の作動
要素12を回転させることでユーザによって容易に調節できる。
図21aから図22bまでの図面で示す実施例おいても2つの回動式に連結された過重
負荷時安全機構32の部分は、受領要素7の基部要素43とロック要素44で形成されている。図18と図19の実施例とは異なり、この実施例では、保持装置33は、2部分構造であり、第1部分50は、ロック装置44上に設置されており、第2部分51は、基部要素43上に設置されている。この場合、保持装置33の第1部分50は、掛留ヘッドの形態であり、保持装置33の第2部分51は、掛留受領手段の形態であり、保持装置33は、積極的(ポジティブ)ロック関係で作用する。
図21aは、保持装置33の開位置における実施例の斜視図であり、図21bは、図2
1aの保持装置33の分解図である。
図22aは、平面図として図21aの実施例の構成原理を図示する。保持装置33は、
閉じられている。言い換えると可動家具部2は、その閉端位置Eに配置されており、ロッ
ク要素44は、係合要素8のピン15(図5)を制動している。可動家具部2を内側閉方向SRに押すことで阻止機構31(図7b)を解除することなく、可動家具部2を開方向ORに引っ張ると、保持装置33は、ピン15がロック要素44に対して発揮する作用力によって開く。すなわち、部材50と51との間の積極的なロック接続は、解除され、可動家具部2は、受領要素7に損傷を及ぼさずに開位置にまで移動できる。
図23aから図24bで示す過重負荷時安全機構32を備えた受領要素7の実施例は、図21aから図22bで示す実施例と類似した形態で作動する。図23aから図24bの実施例は、保持装置33の2部材50、51の特徴において図21aから図22bのものとは異なる。この実施例では、保持装置33の2部材50、51は、相互に引き付ける2つの磁石で形成されている。
非常に類似した実施例が図25から図28に図示されている。繰り返すが、この実施例
は、保持装置33の2部材50、51の性質において異なる。保持装置33の第1部材5
0は、磁石であり、保持装置33の第2部材51は、受領要素7の基部要素43上に存在
する2つのバネ52によって支持されて構成されているループ形態の対極性金属である。
この形態は、次の利点を有する。すなわち、特に図26aと図27で図示するように、
2部材50、51間で分離力が作用するときに2部材50、51間の分離力が増加する。
すなわち、まず保持装置33の部材50、51間の分離力は、部材50が実際に分離する
前に、保持装置33の部材51の傾斜位置に関与する。よって、放出装置の作用力は、増
大し、閉動作時の可動家具部2の反作用は、保持装置33によって少なくとも部分的に吸
収される。
図29aから図29dは、通常開動作時における図20aで示す実施例によるロック具
6の受領要素7の異なる位置を説明する。この通常開動作とは、可動家具部2を閉端位置
Eの背後位置にまでユーザが内側に押すことで係留作用を解除させることである。
可動家具部2は、閉端位置に存在し、ロック具6によってそこに保持されている。そこ
では、受領要素7のロック要素44が係合要素8のピン15を制動し、受領要素7の基部
要素43が阻止機構31によって固定されている。ユーザは、可動家具部2が図29bで
示す軌道位置に到達するまで可動家具部2の閉方向SRに前部パネル3に対して作用力を
発揮する。
可動家具部2の解除位置への移動によって、スライドガイド軌道45により形成されて
いる阻止機構31が解除され、基部要素43が回動されて係合要素8のピン15がロック
要素44(図29c)により解放され、図29cで図示するように可動家具部2は、放出
装置によって開位置に移動される。
図30aから図30gは、ユーザによる誤操作が発生したときの、図20aの実施例で
示すロック具6の受領要素7の異なる位置を示す。この点に関して、誤操作とは、ユーザ
が、係合要素8に関して前もってロック作用を解除せずに可動家具部2を押し込み、可動
家具部2を家具枠体4から引き出すことを意味する。
この点に関して、図30aは、可動家具部2がその閉端位置Eに存在する始動位置を図
示する。図30bで図示するように、可動家具部2が開方向ORに直接引っ張られるなら
、受領要素7のロック要素44は、係合要素8のピン15と接触することで回転軸e周囲
を回転または回動する。特に、この実施例では、引張バネである保持装置33の作用力に
抗して回転または回動する。
図30cにおいて、係合要素8のピン15は、ロック要素44の受領領域48を離れて
いる。ロック要素44は、保持装置33によって戻り回動している。すなわち、引張バネ
は、応力が解除されている(図30d)。従って、この位置で可動家具部2は、開位置に
存在し、基部要素43の阻止機構31は解除されていない。
図30eで示すように、可動家具部2が閉方向SRで家具枠体4の内部に移動するなら
、ロック要素44は、ピン15上に移動し、可動家具部2のさらなる内側移動時に受領要
素7は、図30fのように回動し、阻止機構31は、解除され、基部要素43は、応力が
解除されたバネ46によってピン15の解除位置にまで回動され、可動家具部2は、放出
装置18によって開位置(図30g)にまで移動される。作用力保存手段19(図4)は、移動家具部2の内側移動によって少なくとも部分的に荷重状態となる。
ユーザによる誤操作後に、図30gの開位置は、通常開操作後の図29dの開位置に対
応する。言い換えると、ユーザによる誤操作の場合には、第1段階で過重負荷時安全機構
32が作動し、可動家具部2は、ロック具6がロック解除されていなくとも、第2段階で
可動家具部2が閉方向SRで家具枠体4内に移動する前に、ロック具6の部材、特に受領
要素7に損傷を与えずに開くことができる。受領要素7が係合要素8のピン15に圧力を
及ぼすとき、ロック具6に作用する阻止機構31は、第3段階で解除され、第4段階では
、可動家具部2は、バネ式受領要素7によって再び開位置に導かれる。言い換えると、ユ
ーザによる誤操作後に、再び閉端位置Eとなるために可動家具部2は、2度閉じられねば
ならない。
可動家具部と可動家具部のためのロック可能な放出装置を制動するための固定装置の実
施例は、限定的に解釈されるべきではなく、それらは、本発明の可動家具部の固定装置ま
たはロック可能な放出装置を具現する多数の可能な実施形態の単なる個別例に過ぎない。

Claims (26)

  1. 家具(1)に可動状態で支持されている可動家具部(2)のロック式放出装置(18)であって、
    閉端位置(E)にて前記可動家具部(2)を制動する固定装置(5)と、閉端位置(E)から開位置へ前記可動家具部(2)を移動させるための少なくとも1つの放出要素(20)とを含んでおり、
    前記固定装置(5)は、連結された少なくとも2つのロック具(6)を有しており、
    該2つのロック具(6)は、対応する係合要素(8)のための受領要素(7)をそれぞれ有しており、
    それら2つのロック具(6)は、それぞれ異なるロック具(6)と関係する少なくとも2つの連結要素(26)と、少なくとも1つの同期具(27)とを有した同期機構(24)によって作動式に連結されており、
    前記少なくとも2つの連結要素(26)は、前記同期具(27)によって可動状態で連結されており、
    前記少なくとも1つのロック具(6)は、前記閉端位置(E)である前記係合要素(8)を制動する位置(s )で、前記受領要素(7)を解放可能に固定するための阻止機構(31)を有していることを特徴とする放出装置。
  2. 少なくとも2つの連結要素(26)は、同期具(27)によって、互いに逆関係の動きをするように可動状態で連結されていることを特徴とする請求項1記載の放出装置。
  3. 家具に可動状態で支持されている可動家具部のロック式放出装置であって、
    閉端位置にて可動家具部を制動する固定装置と、閉端位置から開位置へ前記可動家具部
    を移動させるための少なくとも1つの放出要素とを含んでおり、
    前記固定装置は、連結された少なくとも2つのロック具を有しており、
    該2つのロック具は、対応する係合要素のための受領要素をそれぞれ有しており、
    それら2つのロック具(6)は、それぞれ異なるロック具(6)と関係する少なくとも
    2つの連結要素(26)と、少なくとも1つの同期具(27)とを有した同期機構(24
    )によって作動式に連結されており、
    前記連結要素(26)は、前記同期具(27)によって可動状態で連結されており、
    前記同期具(27)は、不動状態に設置された基部要素(28)を有しており、その上に同期要素(29)が回転可動式に支持されていることを特徴とする放出装置。
  4. 基部要素(28)は、少なくとも2部材の構造であり、主要素(41)と仲介要素(4
    2)とを有しており、同期要素(29)は、前記仲介要素に回転式に支持されていること
    を特徴とする請求項3記載の放出装置。
  5. 同期要素(29)は、歯車であることを特徴とする請求項3または4に記載の放出装置
  6. 同期具(27)は、2つのラック(30)を有しており、これらラック(30)は、基
    部要素(28)に並進運動可能に搭載されており、同期要素(29)と両側で係合し、連
    結要素(26)に1端部でそれぞれ接続されることを特徴とする請求項5記載の放出装置
  7. 同期要素(29)は、対応する連結要素(26)に2端部で接続されるダブルアームレ
    バーであることを特徴とする請求項3または4に記載の放出装置。
  8. それぞれ異なるロック具(6)に関係する少なくとも2つの連結要素(26)は、牽引
    力及び/又は押込力を提供するように設計されていることを特徴とする請求項1から7の
    いずれかに記載の放出装置。
  9. 連結要素(26)は、撓剛性及び/又は捩剛性の形態であることを特徴とする請求項8
    記載の放出装置。
  10. 連結要素(26)は、棒形態または管形態であることを特徴とする請求項8または9に
    記載の放出装置。
  11. 固定装置(5)と同期機構(24)は、可動家具部(2)に設置されており、係合要素
    (8)は、家具(1)に不動状態で設置されていることを特徴とする請求項1から10の
    いずれかに記載の放出装置。
  12. 固定装置(5)と同期機構(24)は、可動家具部(2)の下側に設置されていること
    を特徴とする請求項11記載の放出装置。
  13. 係合要素(8)に対する、連結されたロック具(6)の受領要素(7)の相対位置は、
    回転運動を並進運動に変換するように設計されている少なくとも1つの変位装置(9)に
    よって家具(1)の奥行き方向に対して直線的に可変であることを特徴とする請求項1か
    ら12のいずれかに記載の放出装置。
  14. それぞれのロック具(6)が受領要素(7)のための変位装置(9)を有していること
    を特徴とする請求項13記載の放出装置。
  15. 少なくとも1つのロック具(6)は、スライド部(10)を含んでおり、該スライド部
    (10)は、基部(11)に対して直線的可動に支持され、その上に受領要素(7)が設
    置されており、該受領要素(7)の相対位置を変更する変位装置(9)は、前記スライド
    部(10)に対して直接的に作用するように形態化され、設置されていることを特徴とす
    る請求項13または14に記載の放出装置。
  16. 受領要素(7)は、回転式に支持されていることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の放出装置。
  17. 本放出装置(18)のロックは、受領要素(7)の阻止機構(31)によって提供されることを特徴とする請求項16記載の放出装置。
  18. 少なくとも1つのロック具(6)は、過重負荷時安全機構(32)を有しており、該過
    重負荷時安全機構(32)は、可動に連結されている少なくとも2つの部材を含んでおり
    、受領要素(7)が係合要素(8)を制動する位置(s)において阻止機構(31)に
    より固定されていても、可動家具部(2)の無損傷開動作を提供することを特徴とする請
    求項16または17に記載の放出装置。
  19. 過重負荷時安全機構(32)は、回転式に連結されている2部材を有しており、該2部
    材は、第1端部と第2端部との間で回動可能であり、それらの間で保持装置(33)が作
    動し、回転式に連結されているそれら2部材を解放可能に保持あるいは前記第1端部に戻
    すことを特徴とする請求項18記載の放出装置。
  20. 受領要素(7)は、基部要素(43)と、該基部要素(43)に可動状態で接続されて
    いるロック要素(44)とを有しており、阻止機構(31)は、前記基部要素(43)に
    対して作用することを特徴とする請求項16から19のいずれかに記載の放出装置。
  21. 可動状態で連結されている過重負荷時安全機構(32)の少なくとも2つの部材は、受
    領要素(7)の基部要素(43)とロック要素(44)であることを特徴とする請求項2
    0記載の放出装置。
  22. それぞれのロック具(6)は、阻止機構(31)、過重負荷時安全機構(32)および
    変位装置(9)を含んでいることを特徴とする請求項13から21のいずれかに記載の放
    出装置。
  23. 本放出装置(18)または放出要素(20)は、ロック具(6)に設置されていること
    を特徴とする請求項1から22のいずれかに記載の放出装置。
  24. 本放出装置(18)または放出要素(20)は、可動家具部(2)または家具(1)に
    固定装置(5)とは、別々に設置されていることを特徴とする請求項1から22のいずれ
    かに記載の放出装置。
  25. 本放出装置(18)または放出要素(20)は、可動家具部(2)である抽出し用のガ
    イドシステム内であって、好適には家具枠体(13)に設置されていることを特徴とする
    請求項24記載の放出装置。
  26. 請求項1から25のいずれかに記載のロック式放出装置を含んだ家具。
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